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ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

31日マチネを観劇。
おぼんろの本公演を観るのは今回が初めて。素直に応援したくなりました。

小劇場演劇が抱える”ジレンマ”に打ち勝つ突破口になって欲しい。

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★

全力!
面白かったです!最初の過激な感じから、どんなラストになるのかと思っていたら、とても温かいラストになっていて、すごいなぁと思いました。そして色々な妖怪達が個性的で楽しかったです。面白くて、あっと言う間に時間が過ぎました。ただ、個人的にエロイのはいいのですが、グロイのは得意でないので、その部分が「・・・」でした。皆さん全力で演じ、舞台が始まる前から、客席を楽しませようとする全力さに感動すら覚えました。とても良かったです!

兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】

兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★

常に人生の明るい面だけを見よ!
私も嫌なことがあった時に口ずさむ歌だ。個々の登場人物は面白いが、家族に見えず。途中から虚構と現実が混乱してきた。人形たちはきもかわいいが、芝居中の役割が不明。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

観にいかなかったら、後悔した
装置をもっと上手く使えるのではないかと劇中なんどか集中力がとぎれたものの
器用な役者さんたちの技術が魅力的でした。

話は簡単に租借したくない不思議な感覚を受けましたので、しばらく余韻を楽しみたいと思います。

池田成志さん目当てで行きましたが、どなたにもおすすめします。
ぜひご覧になってください。

ネタバレBOX

もっと装置と池田さんをきもちわるく使って欲しかった。
照明の変化と
装置の色味と衣装にこだわりは伺えたが
2時間ごえの観劇には退屈にも思えた。

岸田國士原作コレクション

岸田國士原作コレクション

オーストラ・マコンドー

black A(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

岸田國士C
演出に惹かれての観劇。
愛に悩む女性の一人芝居「モノロオグ」
濃厚で作られた空気に引き込まれ続けます。

愛故の哀しさ二人芝居
艶やかでそこはかとなく漂うエロチズム。

Astronomer (アストゥラノマ) ~正しい嘘・ガリレオ・ガリレイ~

Astronomer (アストゥラノマ) ~正しい嘘・ガリレオ・ガリレイ~

One on One

d-倉庫(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

初one on one
現代の問題に歴史上の人物とおとぎ話の主人公を絡ませた世界。
ミュージカルを謳うに相応しい歌声とダンス!
衣装も大変可愛らしく、遠路はるばる観に行って良かった。

チェンジ・ザ・ワールド

チェンジ・ザ・ワールド

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かった
テンポ良くとても面白かったです。主要な役はもちろん、脇役も含めて各キャラクターが立っていて(特にDJ AD!)、小刻みに入るギャグに笑わされ、最後まで楽しめました。あえて言うなら、シャークさんの凶暴な姿がイメージできず、昔の片鱗がもう少し見たかったです。
バンドメンバーのその後が気になるなー、と思ってしまうほど、見入ってしまいました。良い劇を見させていただきました。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは凄いぞ
イキウメは、一種SF的な仮設フィクションの世界を描くが、今回の設定も極めて興味深い。そして、それに動かされていく人々の描き方が巧妙で、2時間を少し越える芝居の中で、息をも継がせない展開と緊張感が見事である。このところのイキウメ作品では大窪人衛が面白い役割を演じているが、今回もなかなかの存在感である。ゲスト的存在の池田成志の演ずる役割も、彼ならではのものである。とにかくスゴイ舞台だった。

全長50メートルガール

全長50メートルガール

踊れ場

RAFT(東京都)

2013/05/21 (火) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

確かに会話劇
池亀三太は、ぬいぐるみハンターでは割りとブッ飛び系の芝居をやるのだけれど、この踊れ場では様々な試みをしている。今回は、23歳田舎女子5人が深夜のファミレスでとりとめもない会話を続ける形で物語が繋がれるけど、最初の4人のキャラクターが定まったところに、「あーぽん」ことあやかが登場し、このキャラが周りの4人にとってもブッ飛んでいて、なかなか手に負えない、という展開。3つの大きなフィクション(ありえない設定)を加えて、それらをまとめる作りは楽しい。ファミレスのウェイトレス役の中園も、一見マトモながら実は結構変なキャラで、全体として楽しい舞台だった。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

なぜか
いつもイキウメさんの演劇には、勝手にダマされて、本当にそんなことがあるんだと真剣に思い込んだりしていましたが、今回はあまりにもスケールが大きすぎていつものように勝手にダマされることはありませんでした。この感覚の演劇はここでしか観れないだろうなと思います。

て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/05/21 (火) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ざわざわ
冒頭から終始、心がざわざわしていました。生きていてわかり合えないのは当たり前だと心でわかっていても、分かりあいたいと思うことがせつないだと感じさせる芝居でした。

恋する日本語

恋する日本語

PROMAX

Hakuju Hall(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/05/30 (木)公演終了

満足度★★★★★

超・素敵な芸術鑑賞となりました(*^^*)
 映 画「おくりびと」の脚本家、小山薫堂氏の恋愛集「恋する日本語」をもとに、溝口肇氏のチェロ&紺野紗衣氏のピアノ演奏と吉瀬美智子さんの朗読。

玉響(たまゆら)や僥幸 (ぎょうこう)、垂り雪(しずりゆき)など、聞いたことはあっても意味を知らない美しい日本語を、恋愛エピソ-ドとともに意味を語りその言葉にイメージし た曲が演奏されるというものです。

例えば垂り雪は、“屋根や木の枝から落ちる雪”のこと。
吉瀬さんが「彼と初めてのクリスマス、雪山のロッジで…」と語り、その後中島美嘉さんの “雪の華”が演奏されました。
言葉の語りと演奏曲の数はそれぞれ14。休憩無しの1時間20分程です。

最後に語られた言葉は“相生(あいおい)”。
“夫婦が一緒に、ずっと長生きすること”だそうです。

「ホリデイ」や「ノッティングヒルの恋人」などの恋愛映画に使われた曲が多く、チェロの本格的な生演奏は初めてでしたが、吉瀬さんの優しい朗読・紺野さんのピアノの音色と重なって本当に素晴らしく、心が洗われるようで、涙が出そうに感激しっぱなしでした。

溝口肇さんは世界の車窓からや、ドラマ「星の金貨」の音楽を担当した超有名なチェロリストです。 吉瀬さんは7ヶ月位でしょうか、かなりお腹が大きく、お顔も二の腕もお胸もボリュ-ムUPしてふっくらになってました!それでも黒の袖なしロングドレスを上品に着こなし、TVのまんま、笑顔が素敵できれいですう~♪10分位アフタート-クがあり、何度も笑顔が見れました。
「世界一美しい妊婦、吉瀬さんです」と紹介されていました。
美人女優のオメデタ中の姿なんて普通見れないでしょうから、貴重です。
吉瀬さん、小さなお子さんに絵本を読んであげているような、既にお母さんのお顔と雰囲気だなあと感じました。胎教にも良く、お腹の赤ちゃんもきっと喜んでいたでしょうね。

私は母親が病気で亡くなっていて、残念ながら“阿伽陀”は発見されず父親と“相生”にはなりませんでしたが…、
どのくらい長く一緒にいたかではなく、どう生きたかだ。お母さんは幸せな人生だったはずだと信じます。

帰宅したら日テレの番組「美の旅人」の視聴者プレゼントで当選した賞品が届いており、奈良・興福寺の御朱印帳でした。開くと阿修羅像の絵が描いてあり超素敵!そして、ピアニスト紺野紗衣さんは美の旅人にテ-マ曲を提供している方!必然のような偶然(?)で、本当に素敵な夜となり、魂が少しピカピカになった気がします。

このような良質な舞台がもっともっと公演されて欲しいですね。



不道徳教室

不道徳教室

森崎事務所M&Oplays

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★

幻想のような現実、あるいはその逆
岩松了の作・演出作品は初めてで、意外な印象を受けた。幻想的というか、詩的な空気感。時間軸の交錯も多く、付いていくのが大変だったが、必死で付いていきたいと思わせるもので、物語が進むにつれてどんどん引き込まれていく。台詞の一つ一つが、実に丁寧に練り込まれている。工夫が凝らされた舞台装置も見事。役者陣では、大森南朋はもちろんだが、二階堂ふみの狂気と存在感にも驚かされた。趣里、大西礼芳も、黒川芽以も単なる引き立て役ではない。

ただ、一般向けの娯楽作品というよりは玄人向けのアート作品。クスリとさせられる場面も少なくないが、難解さのほうが先行する。ミーハーな気分ではなく、覚悟をもって観に行くべき。パンフレットは800円と手頃な価格設定にもかかわらず充実しているので、これは購入必須。

月の岬

月の岬

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題721(23-146)
19:30の回(曇、終演後は雨)。18:45受付(チケットに整理番号あり)、19:00開場。こちらは初めてで、この作品がどういうものかも知らずに観劇。途中から不思議な感覚が押し寄せ、目の前の輪郭がぼやけ、凝らしてみると「違う」ものがみえている…そんな印象。置き換わったのではなく初めからそうだったような気がする。聞こえるのは。セミの声、波の音。時間を置き忘れたような生活、お茶、つきまとう男、話がずれている学生たち、お茶、夫婦間の距離、水。またみてみたい作品でした。

ネタバレBOX

決して楽しそうでも、幸せそうでもない、噂話、教職、満月、満ち潮、男と女、姉と弟…。2回目からはまた印象が違ってくるのでしょうが、初回、整理が難しいと感じました。それは、前半部分で普通の生活が、普通に描かれているため、舞台に意識を固定するのに少し苦労した。さらに、そこで腰を落ち着けてしまっていたので、その後の変容に戸惑う。

登場人物を動かしているもの、それぞれが抱えているもの。

なぜ、避け、襲い、離れて行く…?

ミーツ

ミーツ

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇における想像力
想像力による思い込みと思い違いによって起きる出会いと別れの物語が、演劇ならではの見立ての手法を用いて、独特のピュアな世界観で描かれていました。

追手に追われている(と思い込んでいる)男のエピソードと、生き別れになったその妻と息子のエピソードが、前半では学芸会的なテイストゴチャゴチャと描かれ掴み所がない感じでしたが、想像の中で会話が出来た化け物が、想像されることを拒否して動物的な鳴き声しか発さなくなるシーン辺りからコミカルな雰囲気の中に切なさが浮かび上がって来て、いつの間にか強く引き込まれていました。

1つの物に違う役割を与え、シーンが変わると瞬時に別の物として扱われる手法が楽しかったです。見立てに用いていた物が倒されたり崩壊することによって、その物自体に戻る場面が何度かあり、インパクトがありました。
途中でままごとをするシーンがあり、想像力を使って行う遊びと演劇との相似性が端的に描かれていて印象的でした。

普通の演劇ではBGMは劇中の登場人物達には聞こえていない設定で、シーンの雰囲気を高める効果として用いられるところを、この作品では歌モノに関しては小道具的に扱われていて、登場人物達が音楽が流れていることを認識して反応するのが独特でした。そのことによって、歌モノを使うときにありがちな「ダサさ」が無くなっていました。

ダンサーの水越朋さんは身体表現がメインの役を演じるかと想像していたのですが、普通に台詞を喋り(声も良かったです)、ロロの世界観に合っていてチャーミングでした。もちろんダンスの見せ場もあり、幸福感溢れるダンスが素敵でした。
被り物で表情が見えず、台詞の半分以上は鳴き声だったにも関わらず感情が伝わってきた小橋れなさんの演技も魅力的でした。

ケラさんをゲストに迎えたアフタートークも内容が充実していて楽しめました。

さよならの唄

さよならの唄

企画演劇集団ボクラ団義

六行会ホール(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

究極の押し付け
3時間弱の長丁場ではありましたが比較的集中できました。

ネタバレBOX

過去の後悔をやり直すツアーということで、参加者一人ひとりの過去をやり直していったら時間と精神的苦痛で大変なことになると心配していましたが、とある脳死患者と臓器移植事件に絡んだ当事者や周辺者の話に収束していったため、今回はそれほど長くは感じませんでした。

実際にはやり直しではなく、幽霊となって過去に戻り、誤解していたことや自分の知らなかったことを見つめ直すことで、反省したり納得したりして心を穏やかにするのがツアーの目的でした。

複数の過去があり、複雑な話をまとめあげる能力は大したものだと思いましたが、心の安寧が大切なのか命が大切なのかの究極の選択、というよりも究極の押し付けによって結局は参加者全員が死んじゃったわけで、誰かの自分勝手な思い込みで殺人が許されるのかとも思いました。

死神のサービス付き職務執行と言ったところでしょうか。
ミーツ

ミーツ

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ロロ「ミーツ」観ました
 「20年安泰。」で初めて観てから2年…やっと本公演を観ました。あの中でも、私にとってはかなり特異な演目でした。


 子供や大人、様々な妄想の交錯。夢の中のような掴み処のなさ。
 としか、言いようがない…
 やはり、パーツひとつ一つは単純に楽しめるけど、全体を統合して解釈するのが難しい(考え過ぎ?)。私の中で、ロロを観て語る文脈がいまだ欠けているらしい…(名古屋・B級遊撃隊や演劇組織KIMYOに対しても言える) 素直に観れば分かるもののかしらん…

 クローゼットの使い方がいい。障害物、隠れ家、高い場所。
 着ぐるみも、一発で非現実的な存在と分かっていい。
 
 関係性、間、場の変化など随所に目を見張るところあり。何気なく古典的所作をさらっと出したりと、懐が深い(昼に観た木ノ下歌舞伎を彷彿とさせる)。


 今回も分からない事は多かったけれど、機会があればまた観てみたいものです。(範宙遊泳みたいに、名古屋公演やらないかなー)


さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-

さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-

範宙遊泳

STスポット(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/15 (水)公演終了

満足度★★★★★

身体と映像に世界を編み上げて
映像との融合ということであれば、
これまでにもいろんな試みがあったと思うけれど、
文字や色、さらには映像が
ここまで生きて役者達とともに世界を組み上げていくのは
はじめてみました。

なにせ映像や画像ですから、
当然役者と異なる印象や切っ先があって、
でも、それらのパフォーマンスに抗うのではなく、
むしろそれらと細微に呼吸をあわせニュアンスを作り物語を広げていく、
ロールの不思議な実存感にがっつりと捉えられてしまいました。

ネタバレBOX

映像を取り込んでのお芝居ということであれば、
前回公演でも試みがあって、
すでに、そのときに、壁面に映し出されるものが、
物語を切り出し、エッジを与えていくことに
驚いたのですが、
今回は、そこから更に一歩どころではなく、
一足跳びに何段もの表現の進化があって・・・。

色があって、それは場のトーンを醸し出す。
その場は役者達によって編まれ、
ツートンに色がそめらると、
人物の想いもふたつの質感を撚るように編まれていく。

文字は、場の雰囲気に硬質な感触を与える。
それが会話として現れると、
役者達の想いのふくらみが際立ち、
情景として使われると(たとえば「朝」という文字が群で場を包むと)
それは、観る側にとってステロタイプな肌触りとなり、
そこに、この表現だからこそのロールの感触が映える。

風景にロールたちが置かれ、
役者たちの影が風景に実存感を与え、
只のロールではなく、風景から切り出されたロールが
観る側の印象となって存在する。
役者達の身体が紡ぎだすニュアンスが、
映像にとっての影となり、
風景と、そのロールの想いと、場のなかでの座標のようなものが
その際立ちの中にひとつの立体感として訪れて息を呑む。

さらに、文字や映像にパフォーマンスが生まれて。
そこにマージする役者たちの身体や醸される想いの感覚が、
新たな動感とともに、
観る側の既存の感覚の縛めを解きいて。

もし、役者達が素舞台・素明かりの状態で演じたとすると、
もっと生々しく実体を伴った感覚として訪れるであろうものが、
映像とともにあると、
不要な混沌や曖昧さが削がれ、
鋭利に研がれた肌触りが生まれ、
一方で削がれたり丸められたからこそ現れる感覚を伴って
観る側につたわってくる。
視座やフォーカスを、
素で見えるものとは異なる位置に定められたような感覚もあって、、
ルーズなつながりや、やわらかく不可避に訪れる感情や、
流れる時間の肌触りが
常ならぬ、でも奇異ということではなく、
観る側に不思議に寄り添った
ナチュラルな感覚の新たな表情として刻まれていくのです。

その視座やフォーカスだから見えるもの、
たとえば、
ミミズの世界にしても、
「あ」の喪失やおおきな「あ」の存在にしても、
平面的なものが立体となり、
立体的な感覚が平面の風景に収まることも
その視座だと馴染み
シーンたちがルーズに繋がることも、
普通に過ごす時間ではロジックの如く平板に感じられる風貌が
この世界では別の感覚に落とし込まれ、
その新たな立体感に凌駕されてしまう。

また、表現の手法もさることながら、
様々な印象のひとつずつが塊としてではなく、
糸の如くなって舞台に細微に編み上げてられていくことで
さらに訪れる感触や広がりもあって。
それは、舞台にあるがごとくにあるものでありながら、
これまでに感じたことのないものとして織り上がって。
息を呑みつつ、
でも、力むわけでもなく、
刹那から外れて思索を巡らせるわけでもなく、
「こんな感覚が生まれ、世界が見えた・・・」と
素直に驚き、とても自然な感覚で浸潤されたことでした。

作り手の、この進化の先には何が生まれてくるのかが、
とても楽しみ。
焦ることなく、でも、期待を込めて、
わくわくしていようと思います。
蒲田行進曲

蒲田行進曲

インソムニア

Geki地下Liberty(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

必見な舞台!
よくぞあの舞台でこの作品が蘇った!!な感動。迫力あり、笑いあり、ホロっと泣いてしまったり、2時間弱の中たっぷり詰め込まれていました。プロデューサーであり小夏役をみごとに演じた佐竹海莉さんの「蒲田行進曲」に対する強い思いが伝わってきました。

蒲田行進曲

蒲田行進曲

インソムニア

Geki地下Liberty(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです☆ 本格の舞台! 主役級の演技の上手い役者さんたちのコラボとでも言うような劇♪ 映画や舞台の【蒲田行進曲】を知らなくも、充分に楽しめます☆ 例の「階段落ち」はどうなるのか・・・?! どんな演出なのか・・・?! 知ってる人はワクワクしながら観るのも良いですよね! 観劇日記をブログに書きました。

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