最新の観てきた!クチコミ一覧

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Sweet Days

Sweet Days

BOCA BoccA

OFF OFFシアター(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/17 (月)公演終了

満足度★★★★

言えないことあるよね!
舞台セット素晴らしく雰囲気良し。
会話の内容は本当によくある話で何となく身につまされる思い。
大人になると学生時代いくら仲の良かった友達でも打ち明けられないことありますね。ほろ苦い気持ちになりました。
ラストのBGMトロイメライと・・・はザ・ラストてな感じで印象的です。

劇作家女子会!

劇作家女子会!

劇作家女子会×時間堂presents

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

女たち
面白い。

ネタバレBOX

「彼女たち」(黒川陽子)
今年結婚するという客(長瀬みなみ)と美容師(佐々木なふみ)の彼氏が同一人物であると分かり、「彼女」としての意地がぶつかりあう…。
傍からみれば、慶応ボーイな彼に二股かけられた女二人の嘘つき合戦。だけど、当事者の彼女らには負けられない戦い。ある意味瀬戸際な彼女らの狂騒が楽しい。年齢がもっと上の設定だったら、もっとダークで血をみる作品になったのかなと想像する。

「Compassion」(オノマリコ)
来るか来ないか判然しない女を待つ男(菅野貴夫)に、1000円でどうと近寄る売春婦な女(阿波屋鮎美)。おまえは誰なんだという男に、女は10,000円で自分の情報を売るという…。
イラつく男としれっとした女の会話が楽しい。体より自己に価値をおく女の設定が面白い。男が、女に切り込んでから話が動く。ふられて相手を殺したという女の悲しさに、男の不安が重なったのか、二人の距離が近づく。そして離れていくサマがいい。中盤ややダレたので10分くらい短くてよかったかも。実直そうな男と、男を自分のペースで動かそうとする女を、両役者が好演してた。

「バースディ」(モスクワカヌ)
夫のバースディを祝うため、ケーキを作る女(直江里美)と、夫の浮気相手の女でイタズラ電話をかける女の話…。
「彼女たち」にような女と女の戦いか。ただ、趣はかなり違う。場所を隔てた戦いを、その場で言い合っているような手法が面白い。

「親指姫」(坂本鈴)
メール代筆屋「親指姫」の佐藤(河南由良)と佐藤の彼氏で同じく代筆屋「こゆび侍」の中島(木内コギト)のメール合戦…。
コメディテイスト。漫画チックというのか。キャラづけや振り、設定がコミカルで笑える。有栖川(菅野)のキャラがベタだけども笑ってしまう。
メールとかラインとかが生活の一部になっている現代を皮肉ったような作品で、踊らされまくる登場人物が滑稽にもみえる。代筆屋である二人も、一方は小説から一方はギャルゲーからの「経験」でメールを打つという、実態のないところに存在しているワケだけど、ラスト実際に対面するという展開がいい。笑えるけど、なかなかピリっとした作品だった。
鴉よ、おれたちは弾丸をこめる

鴉よ、おれたちは弾丸をこめる

さいたまゴールド・シアター

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/06/15 (土) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

暴走老人
前半、説明文通りの展開。
現在は老婆の姿になってしまった、かつての女性達が魅せる終盤の激しい輝きを放つ強烈なラスト。男優達の軽やかな動きと狂言回し的な台詞のやり取りが可笑しい。
過激だけど毅然とした女達の強さと迫力ある刺激的な舞台でした。
このような硬派な演目が、今の時代に合っているかは分らないけどゴールドシアターだから出来る舞台なのかも。
約70分。

ネタバレBOX

終盤、法廷は警察に包囲され強行突入される。警告音が舞台から劇場内を席巻し、そんな中で老婆の孫の青年はなぜ、こういう事をする事になったか説明を試みるもそれもままならず、祖母は優しく彼を包み込む。騒乱の中で銃弾にあう孫。老婆達にとっては肉親より一人の若者=男に見えたんだろうか。
狂わずにいられない極限状態からくる凶暴さ。ネクストシアターのメンバーへ一瞬で繋がる全身全霊からくる迫力が凄まじい勢いだった。

弁護士さんや検事さん達の赤褌ではなく、赤パンツ姿も衝撃的でした。
#12 平原演劇祭 2013 第3部

#12 平原演劇祭 2013 第3部

みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース

宮代町郷土資料館(埼玉県)

2013/06/16 (日) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇文化の発生現場
地元に伝わる「このしろ伝説」を扱った『しじみSF』の部分のセリフに、突然生な言葉が織り込まれる。
【無名性】
歴史以降の伝承世界。
厳然たる書き文字の世界から、いかがわしく、落剥した、統御できない田舎流の世界へ。
ここに何らかの美を見ようとするのだ。
これは私にも結論めいたことは言えない。
一応、演劇のある部分の最前線を形作っていることだけは、間違いない。

キャンベラに哭く

キャンベラに哭く

桃尻犬

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/05 (水) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

今後.....
良い意味でも悪い意味でも「若さ」を感じたステージでした。 屈折やコンプレックスを秘めた登場人物の設定等、今後どんな作品を作っていくのか楽しみな部分も感じられました。

フライング北海道

フライング北海道

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

新宿シアターモリエール(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白すぎです!
みんな個性的な役者で、始終、楽しめました。

マリオン

マリオン

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/06/15 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

役者が良い!
みんな雰囲気があり、いろんな世界を見れました。素晴らしい時間を、ありがとうございます。

A love story

A love story

もしもしガシャ~ン

タイニイアリス(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

怪物的好漢
地下ライブバーの坊主頭で筋骨隆々のママが、来訪者に次々無茶振り。ナンセンスで品が無くて独善的だけど、愛嬌たっぷりのこのオトコ。
現代の劇周辺では生かせないのかね。大昔の浅草芸人みたいな人だよ。
江頭2:50 鳥肌実みたいなパッケージ・ワンイシューものにしては消費されてしまうだろう。
ラスト歌延々が説得力をもってしまう。

ネタバレBOX

仙台時代の公演は知らないのだが、映画作品は見ている。
どくんごツアー以降の関東移転後の第二次もしもしは三本。全部見ています。
そして今回の復活劇。第三次もしもし。
劇としては、テーマを軽く軽くあつかって、ずいぶん最近の劇に近くなっていると思いますよ。コレクライデ、オドロイテ、モラッテハ、コマル。

あと大勢の犠牲者が出た宮城の「荒浜」が登場している。救命道具みたいなものも登場している。泣かせます。
飛ぶ金魚

飛ぶ金魚

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/19 (水)公演終了

満足度★★★★

とても見やすい芝居でした
ストーリーもわかりやすく笑いもあり楽しく見させていただきました。

しあわせの支度

しあわせの支度

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/06/12 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

役者が良い顔です
ストーリーも面白かったです。

ひかる君ママの復讐

ひかる君ママの復讐

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2013/04/28 (日) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しかったー
いやー予想外の内容。タイトルとなっている内容と思いきや、それを上演しようとする劇団の楽屋裏を描いたバックステージモノと、自虐ネタモノ。
面白すぎて40分があっという間だった。楽しかったー。

筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/03 (金)公演終了

満足度★★★

知らないと厳しいか?
思ったよりキャラの作り込みしっかりしてたし、そして元ネタ知ってるから笑わせてもらいました。ただ、元ネタ知らないと面白さ半減かもと感じた部分もありましたが。面白かったです。

「したごころ、」【満員御礼!千秋楽を無事迎えることが出来ました!】

「したごころ、」【満員御礼!千秋楽を無事迎えることが出来ました!】

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/15 (水)公演終了

満足度★★★★

配役は意外だが合っている
なかなか意外性ある配役ではあったが、物語にちゃんと合ってると感じた。それぞれの物語と料理の融合度が弱いかなと感じた部分はあったが、今回も面白かったです。
ただ、ラストはもっと余韻のある終わり方が個人的には好みかなあ・・・

「ラフ~絵のある風景」

「ラフ~絵のある風景」

[DISH]プロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

みました
キュートなはせさんがみれて満足です。

劇作家女子会!

劇作家女子会!

劇作家女子会×時間堂presents

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
だるめしあん推しです。

ライダーになれなかった人のための

ライダーになれなかった人のための

カムヰヤッセン

スタジオ空洞(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

作者の意志がいい
作品に作者の強い想いがあり、それが社会への批評性にもなっている点がとてもよかった。

ネタバレBOX

(内容解説をしないで、感想だけ書いているので、観ていない人にはわかりずらい文章になっています。申し訳ない。)

素晴らしかったのは、最後に中心テーマがグッと起ちあがってくる場面。
それまで、何がテーマなのかよくわからずに進んでいた話が、
川島辰郎(川本直人さん)が堰を切ったように企画案を述べる場面で、この作品の問いかけがグッと浮上してくる。
社会はライダー(ヒーロー)になれなかった多くの人たちで溢れている。その「なれなかった人」の視点から世界を見返すと、その像は全く違うものとして見えてくる。「なれなかった」というのは、夢であり、希望であり、、、それらがかなえられなかったという多義的な意味を持つ。また、かなえられなかった理由も、努力だけが問題とも限らず、環境や、条件や、運など様々だ。

社会は、表面的には、成功者と言われる夢を叶えた人たちの言葉でみたされているが、実際は、思い通りに進めなかった多くの人達によって支えられている。それも、人だけではなく、規格外の野菜の話なども含めて、モノの視点からもその構造をあぶり出している。

この世界観の反転こそ、作者の強い批評性だ。素晴らしい。

また、今自分が立っている場所(就いている職業)も、明確な理由があってそこにいるとは限らないけれど、その根拠を見出そうとするテーマも内包されている。この点も素晴らしい。


だた、序盤は、芝居に入り込めずにいた。
それは、日常に起こり得る、会社の企画会議の一場面という設定なのにも関わらず、役者の演技は過剰であり、そこで交わされる会話もとても芝居がかった台詞のやりとりだったからだ。

おそらく、脚本も演出も役者も、エネルギーを放出する芝居はとても得意なのだと思う。実際、素晴らしかった。だが、表面的なエネルギーを抑えて演技するたんたんとした場面などは、あまり得意でないのかなと思った。
その点がより良くなれば、更にメリハリがつき、そのエネルギー溢れる部分がより活きるのになと思った。

また、テーマが最後に表面化することによる驚きはあったが、表面化してから物語はすぐに終わってしまうので、その表面化したテーマを味わったり、自分の人生と重ねて考えたりなどの時間はほとんどなかったので、少々物足りなさは残った。
ただ、それは上演時間が短かったことにも起因しているかもしれない。

いずれにせよ、おもしろい短篇(中篇?)でした。
HOT  

HOT  

@emotion

STUDIO CREATIVE SQUARE(東京都)

2013/06/10 (月) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

「新・モーレツ社員」に流れる汗
「新・モーレツ社員」ここに極まり。

先日、カレッタ汐留内に ある広告図書館を訪れた。
広告に限った展示スペースがあり、閲覧できる図書館は日本で ここだけだという。
入場無料、予約不要なので、新橋に用事ができれば休館日等をチェックした上で 見学されることを お勧めする。電通本社ビルに隣接したカレッタ汐留内にある施設だから、そちらの「広告」も忘れていない。

最近、リニューアルした広告図書館であるが、昭和の広告ポスターを展示するスペースは 以前と同じままだ。
その中に、「おお、モーレツ!」大文字で書かれた、美女のスカートが“ひらり”と めくれる広告ポスターを発見した。
この「モーレツ!」は、当時の流行語となり、同時代の「モーレツ社員」にも繋がる。
広告ポスターを出した企業は、どこか。
ガソリン大手の出光興業である。

「噴射」の勢いを宣伝したかったらしい。そういえば、「ウルトラマン」を製品のキャラクターに起用し、“シュワッチ!”…「噴射」の勢いを宣伝中だ。

「モーレツ社員」は、「5時から男」とは訳が違う。
会社のため、黒字のため、身を捧げる。

前置きが長くなったが、今回は 新たな時代に相応しいサラリーマンを描く、「新・モーレツ社員」の像に迫るコメディ作品だ。



ー解説ー






コメディ舞台×映像の可能性を感じる、新世代の作品だった。

配役が これ以上、考えられないくらい適役でした。
イベント会社社員・日向の大人女子ぶり、SP・鬼頭の“いかにも感”

何より、ハリウッドスター・マイケル・ホフマンの適役ぶりは尋常じゃない。甲子園球場で走り回る球児くらい、適役です。

実は 今、「適役」と述べたのは、顔について。有村崑(映画コメンテーター)が「この子、ハリウッドスターなんです!」と紹介すれば、写真 撮ります、たぶん。
そして、ダチになったら、言うことでしょう。

「レディ・ガガに会ったら、よろしくね」と。


それくらい、ハリウッドスター風のイケメンなんです。
「大袈裟な」と思う人は、マイケル・ホフマン役の平野正和 で検索を。別のロック歌手も勝手にヒットしますが、“マイケル・ホフマン”を思い浮かべて頂ければ大丈夫でしょう。

なぜ、ここまで一人の出演者をプッシュするのか。
前置きに広告図書館の話があって、しかも題材がイベント会社だから。

「顔について」と限定したのは、舞台では津軽弁を話したためです。


会場まで、京王本線・桜上水駅から徒歩15分かかりました。しまいには、シドニー五輪の高橋尚子選手みたくサングラスを捨てようかと考えました。
まあ、残念ながらサングラスは持ち合わせていなかったので、捨てるフリだけしたのですが(なんてね)。


都内の劇場といえども、徒歩15分は疲れる。下北の駅前劇場なんて、1分ですよ。


乳酸が溜まりました。(ヤクルト販売しようかな)
ただね、…役者さんは 30倍 汗ダクでした…。
「え?本番前に修行してきた?」と勘違いするほど、汗ダク。
Yシャツも 豪雨後の姿に。


でも、作品の設定がジャパンプレミアに登場するマイケル・ホフマンのダミーと、それをねらうスナイパーの対決構造だったので、汗ダクであることが「迫力」を生みました。


「滑ることを恐るな」


コメディとして技術的に爆笑を誘う舞台ではありませんでしたが、この劇団は「滑った先」を目指すのです。

「モンスターハンター」のモノマネで滑っても、やり続ければいいじゃないか。
そう、観客が笑い続けるまでネタ続行だ♡

劇場は、ジャパンプレミアの会場へ変貌。レッド・カーペットを敷き詰め、壇上にはマイケル・ホフマン、共演女優陣の舞台挨拶が開催される。

このシチュエーション、今まで ありそうでなかった。
しかも、舞台挨拶後、スクリーンに自主製作した映画も上映する。

編集の切替、つなぎ も中々で、商業映画にとって必需である多方面のフレームから撮影しています。アクションシーンに至っては、舞台以上(?)に本格派でした。


コメディ舞台×映像

その融合された形としての、ジャパンプレミア試写会というシチュエーション。


イベント会社・社長の台詞



「観客が楽しんだ上で、我々も楽しむ。それが、良い仕事というものだ」



「新・モーレツ社員」は、会社のため、黒字のため、にプラス!
“笑顔”に身を捧げる。
クライアントの、会社の、同僚の、自分の それへ。

あれっ、でも、その言葉って舞台造りにも当てはまりません?、社長さん。




























オセロ

オセロ

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/06/09 (日) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★

音楽がよかった。
舞台での仲村トオルさんが観てみたくて行きました。
★は、3に近い2。

ネタバレBOX

オセロの仲村さんの激しい演技と、イアーゴのいやらしさ、
そしてエミリアが凄く良かったと思います。
生演奏も、派手すぎずお芝居を邪魔せず、
むしろ心地よい音で、とても素敵でした。
でも、山田優さんは、、、
彼女は綺麗だし、スタイルも良いしとても素敵なひとだけれど、
デズデモーナってイメージでは、ちょっとないかなと、思いました。
なんていうかこう、もっと、三つ指ついて待ってるような、
三歩後ろを歩いてついていくような、もろく儚い感じの人がいいな、っていうか。
好みの問題だと思いますが。

開演前と、終演のとき、あと休憩に入るときに、
微妙に「お芝居をしている感」を漂わせたあの演出はなんでしょう。
なんか中途半端な感じがしました。
場面参加の「客に起立させる」演出も、ちょっと使い古し感、というか。。。

あと、やたらと演者の出ハケを客席からしたり、
演者が客席に降りて演技したりしていましたが、
3階席に座っていた私としては、ちょっと見づらかったです。
効率の優先

効率の優先

城山羊の会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/06/07 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

初観劇
普通の人たちのリアルな感じのやりとりが展開されるお芝居かと思ったら、かなりの狂いっぷりで面白かった。専務役の丸谷才一のくだりなどは本当に上手い。また観に行きたいです。

「ラフ~絵のある風景」

「ラフ~絵のある風景」

[DISH]プロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題736(13-161)
17:00の回(ようやく晴れ間が)。16:30受付、開場。舞台間近まで座席、最前列左右、各3席には「見えて欲しくないモノが見えてしまう席」という貼り紙...暗幕の部分で見切れてしまうということでしたが、大丈夫だったと思います。

入ってみると舞台手前、イーゼルに「絵」がかかっています。大石菜穂作「裸婦」。頭にタオル(?)を巻いた裸の女性が、ベッドに横たわっています。頭は右に、右腕を枕代わりに膝を曲げ、白いシーツやカーテン、床。周囲の輪郭はぼやけ、女性の背中には骨格やうなじが陰翳として描かれ、微睡んでいるのか、悲しんでいるのでしょうか。

17:03前説(20本の短編集)、17:08開演~18:57終演。各編にはタイトルがついていて、作品によっては「Part1」「Part2」、あっという間に終わるもの、じっくり語るもの、笑い、喜びに満ちたもの、役者さんたち文字通り総出で熱演。BGMもよく、温かいものに満ちた舞台でした。

(ふたたび)芝居をみるようになるまでは美術展によく行って、じっとお好みの絵を眺めていました。ちいさなハガキの案内をチラシの間に見つけてから、みに行こうと思い、楽日の今夜、みに来ました。「裸婦」、表情が見えない女性、どうみるかは鑑賞者のそのときどきの想いに委ねられているように思えました。

ネタバレBOX

写生大会、一休さん、スケッチ、卒業制作、おじいちゃんの絵日記、原作の森美術館。マンガ家の妄想、観察日記、森の音楽会、画廊にて、お風呂屋さん、紙芝居屋さん、お姉ちゃんの絵本、ともだち、砂浜、ラテ、浅草、モンタージュ、絵のある風景、絵葉書など...でだいたいあってるだろうか...。

「ラフ」=「裸婦」、というセリフを聞くまで気がつきませんでした。
※余談:千葉にある「ホキ美術館」…日本初の「写実絵画専門美術館」。劇場に行く前、リブロ池袋店で「写実画のすごい世界(月刊美術)」を眺めていました。

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