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サヴァリー ナトロメイド

サヴァリー ナトロメイド

ブルーエゴナク

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/06/29 (土) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

完成度が高い
作品だったと思う。現在主流の口語演劇でありながら、特殊性を持っている感じ。おそらくこの作品ならいろんな人に勧められる要素があるような、いや、説明が難しいのだけど。 ともかくかなり好きな演劇でした。

ネタバレBOX

それにしても
「サヴァリーナ トロメイド」か
「サヴァリー  ナトロメイド」か悩むw どこかで「サバトロ」と略されていたから前者かな~~w
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

神話と団地
神話的世界と団地内の閉じた世界が繋がった不思議なスケール感を持つ物語を、様々な演劇ならではの表現を用いて描いた作品で、おどろおどろしい中にうっすらとユーモアが存在する独特のテイストが印象的でした。

『古事記』に描かれている不幸な短い一生を送ったマヨワの墓がある丘を造成して団地を作った為に、団地の住民に呪いが降り掛かり、目に怪我を負ったを少年にマヨワ(=目弱)の霊が乗り移る物語で、メインストーリーはそれほど複雑ではないのですが、1人複数役で普通の会話の文体とナレーションの文体が入れ替わりったり、構成も団地の住民のエピソードが断片的に挿入される形なので、複雑に入り組んだ印象が強く、そのことによって独特な世界観へ引き込まれました。

団地の棟を表すアルファベットが振られた縦長のパネルが舞台奥に間隔を空けて立ち、両サイドには様々な楽器を乗せた台が2つずつあり、床面は白いラインでで描かれた長方形によって演技エリアが区切られているという真っ黒のシンプルな空間がスタイリッシュで、その中で展開されるドロドロとした物語との対比が鮮烈でした。

役者達が木の形のポーズをして森の情景を表現したり、人や人以外の生き物を白い布人形で表したり、効果音や音楽を役者の声や楽器演奏で表現したりと、電気的な技術はあまり用いずに人間のアナログな技術で様々な表現をしていたのが、呪術的雰囲気のある物語にマッチしていて効果をあげていました。

所々に素晴らしいシーンがあったのですが、全体としては芯が弱く感じられたのが勿体なく思いました。

魔法のlovin' you

魔法のlovin' you

綜合藝能座家 下衆會

甘棠館show劇場(福岡県)

2013/06/29 (土) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

かんどーo(^-^)o
若い4人の旗揚げ公演、贔屓目は若干あるかもしれないけど、楽しい公演だった。もちろん実力もあると思う。オムニバスでいろんな方向性が見れたので今後の作風の広がりに期待します(*^^)v

マリオン

マリオン

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/06/15 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しい重なりの先にある生々しさ
じつにしなやかに
世界が重なっていきます。
それぞれの世界にすっと取り込まれ、
入り込み、再び戻り、
気が付けば
異なる世界にひとつの俯瞰が生まれて浸潤されて・・・。

絶妙にボリューム感があって、
身体の使い方や歌にも深く捉えられて、
くっきりとしていて、
その物語たちを
一緒に旅してきたような充実感に満たされて。

でもねぇ、舞台から受け取ったものがあまりにも端正に思えて、
受け取ったものの一番大切な何かを見落としている感覚もあったのです。
それが何かに思い当たったのは、
イベントに参加させていただいて、劇場を出た後のこと。

舞台の印象が変わったわけではなく、、
そこに作り手が紡ぎ込んだものに
ふっと想いが巡って・・・。、
一つの暗喩を見つけた気がすると、そこから様々な表現の
新たな意図に思い当たり、
物語にさらなる景色がすっと浮かぶ。

考えすぎなのかぁとおもいつつ、
でも作品に込められたものの、更なる深さに
想いを馳せたことでした。

ネタバレBOX

冒頭、闇の中に男女の会話が生まれます。
男と女とリアカー。
敗戦後、街に現われたというマッチ売りの少女
(客にマッチを売ってその明かりで秘所を晒す商売)と
客のような二人の姿・・・。

やがて、女は話をしたいと言い、男は聴くという。
そして彼女の記憶、旅芸人の世界が現われて・・・。
『天然の美(うつくしき天然)』のメロディーとともに
彼女の記憶が紐解かれていく。
リアカーと太鼓とアコーディオン・・・、
どこかチープで、でもしっかりと作りこまれた音楽に、
刹那の明るさと世界の滅びの気配にただよう哀愁が織り上がり、
そのなかで語られるセイシェルぞうがめの物語が
観客をも、その顛末に閉じ込めていく。

ぞうがめの物語を織り上げる、その表現の細やかさや
身体での空間の造形の確かさに目を瞠る。
そこには、きっと男性が概念でしか理解し得ない
女性が抱く命を育み、繋ぐ想い、
過ぎ行く日々と恋する心、
さらには男性の冒険心と、
記憶の中に生きる時間があって。

物語を語る一座は、
父の望郷の思いとともに旅を続け、
少女はひとりの女になり、
さらには、一座はこの国の廃墟の中に滅び記憶となる。
そうして、彼女は残されて、物語は冒頭に返り、
光景は自らを抱え込んだ女性と、その女性をショウワの遊びでのぞく
男のすがたへと立ち戻って・・・。

そして、表層の部分の、
互いの距離感の中で、男は女の名前を尋ねるのです。

観終わって、しばらくは、三層(とちょっと)の物語にただ浸されていて。
やがて、つながり行きかう物語の刻まれたシーンたちが蘇る。

まずは、互いが再び戻る孤独にとまどうように、
女に名前の聞いた男の気持ちが広がり、
聞かれた女の今が改めて解け、
彼女自身の歩んだ道と、
寓話に織り込まれたゾウガメの一生に重ねられた女性の長い孤独と、
そこに交わろうとする男性の人生のありようの俯瞰が生まれて。

役者達の演技も実に秀逸で、生地を染めて物語を描くのではなく、
一本ずつの糸を紡ぎ、染め、織り上げていく感じがあって。
身体で紡がれる動きも、リズムも、台詞のニュアンスも、感触として訪れる。
それは、やがて、その座標に生きることと女性が普遍的に持つタイムテーブルと
セイシェルゾウガメの物語に描かれた孤独と、それを伝えたいとおもう気持ちとなり、
暗喩がひとつずつ翻り、重なり、
ひとつの作品のボリューム感となって鮮やかに伝わってくるのです。

観終わって、とても美しい舞台だと思い、
やがてとても生々しい舞台だと思った。
その異なる乖離した感覚が、
不思議なことにひとつに束ねられて、
終演後そのからさらに踏み込んだ世界に
幾重にも解けていったことでした。
Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★

サービス満点でした
交渉人のお婆さん、優しい感じで、ぼくの祖母を思い出しました。もうとっくに亡くなってるんですけどね。
演出の方が「とっておきの脚本」だとおっしゃっていたのにも頷けました。
上演後のバックステージツアーもサービス満点でした。

ネタバレBOX

ネット放送の記者たち。人の弱みにつけこんで取材を進める。そのやり方に怒りを覚え、わなわな震えました。その連中が最後には、活躍したりもするのですが、こんな連中死んでしまえと思っていたぼくは、それを素直に喜べなくて。
磁界

磁界

浮世企画

新宿眼科画廊(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/22 (水)公演終了

満足度★★★★

いつもより普通の人物達
登場するキャラはいつもより普通の人物達であるが、その普通さになぜか目を引かれてしまう。
コンビニと蕎麦屋?のシーンがもう一回あってもよかったかなとも感じたが、面白かったです。

ロール&ロール

ロール&ロール

ノアノオモチャバコ

「劇」小劇場(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

前半にもう一工夫
一部のキャラはまさかだったり、ラスト付近の真実が明らかになる怒涛の展開はよかった。ただそれにに比べ、それまでの展開がちょっとゆったりだったかな。
前半にもう少し盛り上げるエピソードがあってもよかったかも。

ブスサーカス

ブスサーカス

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

初演よりくっきり
初演時にはカオスがあったようにも思うのですが、
再演でみると、女性たちの心の闇がよりクリアに伝わってきました。

その顛末を知っていても、舞台に織り上がる世界に強く閉じ込められて。
再演により、初演時からさらに研がれたものがあるように感じました。

ネタバレBOX

6人の役者たちがそれぞれに背負うロールが、
初演の時とくらべて、一段と筋が通った感じがして。
それは、中盤から一気にほどけだす、
キャラクターたちの狂気をより際立たせていきます。

それぞれのどこか醒めた部分と、
かりそめの仲間としての意識と距離感と
その先の猜疑心の現れかたと、歯止めのきかなさに
ぞくっとくるような説得力があって・・。
ロールの箍の外れ方が、しっかりと理をもっているから
ラストのダンスが醸し出すものが、
観る側に奇異に感じられない。
前半の何かが次第に熟していくような停滞感と、
後半のドミノが歯止めなく倒れていく感じの対比に
観る側が受け身を取れないまま、
展開を受け入れるしかなく、
そこに、あのダンスが良く映えるのですよ・・・。

戯曲自体は、極端にあてがきされているわけでもなく、
いろんな役者によって演じ得るものなのだろうし、
演じる役者によっていろんな色が生まれるようにも思うのですが、
だからこそ、この座組での上演の力が
とても卓越しているようにも思えて。
「ブス」を演じるひとりずつの役者の、異なるロールの紡ぎ方や作り出すテンションの強さや美しさにも強くひかれて。

初演時に感じた良さに留まらない、作品の進化を感じ、また、作り手のキャスティングの力にも改めて感心したことでした。





MASTER IDOL

MASTER IDOL

u-you.company

Geki地下Liberty(東京都)

2013/06/18 (火) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

目の保養(^з^)-☆
出演されている女優さんがみんな可愛くて、目の保養になりました☆
それだけでも、観る価値あったかも〜

ネタバレBOX

登場人物は、
多重人格のアイドル、医師、看護師、アイドルの別人格である12人。
アイドルの脳内でそれぞれの人格が互いに議論したり、嫌いあったり、そそのかしたり…という展開が面白かったです。
所々笑える箇所もあって楽しめたんですが、少し長く感じたかも…。
もしこれで女優さんが可愛くなかったら、満足度半減かもしれません(笑)
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと怖い!
演出に新鮮さを感じた。
説明文程度の予備4知識では理解しにくいところが多かった。
宗教的な雰囲気もただよりちょっと怖い。

al

al

演劇海賊フリバティ団

APOCシアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ハッピーエンドで良かった!
役の名前などが、わかりづらかった点もありましたが、ムックルが出てきて話に集中できるようになりました。最後はハッピーエンドでよかったです。

虚像の持つ希望が歩き回るよう

虚像の持つ希望が歩き回るよう

劇団オトナイ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★

遅れてくる人が多すぎです。
残念なことに、その人たちを誘導?するのにバタバタして、集中できませんでした。

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ワクワクしました。
ストーリーが飛ぶため、自分の頭で整理するのが少し難しかったです。しかし、動きや効果音全てのレベルの高さに圧倒されました。演出が素晴らしい!

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な世界
正直、ストーリーはよくわかりませんでした。

しかしながら、俳優たちの奏でる音(声も)や動きがとても印象的で、何か夢の世界に居るような気持ちになりました。


ネタバレBOX

そんな幻想的な世界の中で、一番記憶に刻まれたのが「ドラゴンとコアラでドアラ~」の歌でした(笑)

五ノ井長谷雄巡査のキャラが濃すぎです。

イノシシは、夢に出そうです。
班女/弱法師

班女/弱法師

shelf

d-倉庫(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ひとまず満足
三島文学は未読ですが、そのdeepな世界に触れてみたいと思い足を運びました。そしてその内容は余分な装飾や動作を削ぎ落とし、代わりに伝えるべき心象表現のみを際立たせるという意図を持って制作されていたようで、今回の観劇の目的と合致してひとまず満足のいくものでした。劇の中にも思った以上に引き込まれましたが、作品が伝えたいことを自分でどれだけ受け止めることができたかは疑問に思ってます。

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

興味深い演出
視覚的・空間的な部分での演出はとても面白かった。音楽の付け方もとても良かった。ただ「演劇」と思って観てしまうと、脚本や演技が弱く感じてしまった。
だが、「演劇」と思って観ずに、コンテンポラリーダンスか、どこかの国の民族芸能を観るような心づもりで観ていたら、より深く作品世界を感受できたのかもしれない。

ネタバレBOX

視覚的・空間的な演出はかなり面白かった。
音楽も舞台の脇で役者さんたち自身が音を付けたりするのがとても面白かった。生音の強さも感じた。
ただ、芝居自体の演技や脚本は、興味深くはあったけれど、弱く感じた。

だが、「演劇」という固定観念で観ない方が、より深く作品世界を受け止めらたのかもしれない。
インドネシア辺りの民族芸能の現代版を観たような印象なので。

そう考えると、
実際、『古事記』を元にした物語でもあるし、神話を演じていた訳で。

そういう視点で観たら、印象はだいぶ変わるのかもしれない。
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか凝った演出
舞台の両脇に様々な楽器を備えて、場面を生演奏で演出するのが、とても新鮮でした。
演者の表現は、想像力をかきたてるもので、楽しめました。

はぐれさらばが “じゃあね”といった

はぐれさらばが “じゃあね”といった

ピチチ5

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

才能と人格
太宰作品はあまり知らない。面白い。

ネタバレBOX

津島修治(菅原永二)らが無名の頃、静岡の田舎の酒屋に居候していた際の話とその後の話…。

言葉の面白さと見た目の面白さで、120分飽きずに楽しめる。太宰にしても、宮沢賢治(今野浩喜)、中原中也(三土幸敏)にしても経歴とか知らないが、説明過多なく人物や物語の広がりを感じられる。

太宰と妻・美知子(広澤草)の関係性がたびたび描写される。あれやこれや言い訳がましく理屈を重ねる太宰に、直球を投げ続ける美知子。
そんな太宰とネズミ(中也)の関係性では、双方の人間性が語られる。
ネズミと薬屋の書簡のやりとりでの関係性も面白い。一線ひいたような薬屋を面白くないと(出さない手紙で)両断するネズミ。そしてそれを察知する薬屋。
作家の卵な男同士の摩擦で起こる、どこか哲学的で中身があるんだかないんだかな話。傍からみれば停滞した空気が充満してる内容だけども、コチョコチョ笑わせてくれる演出に、舞台の面白さが生まれてた。

ネズミの「才能で人が集まる人間はそのうちダメになる。人格で人が集まるほうがいい」的なセリフが気に入った。そして、それって併せ持つことができないんじゃないかとも思った。
アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/06/29 (土) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★★

(^o^)
通常勤務の後のへとへとの身体で会場に行きましたが、楽しくて、面白くて、クスリと笑って、引き込まれて、仕事の疲れも吹っ飛びました。
良い物を観せていただきました。ありがとうございました。

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

痛快で見所たっぷり
息をもつかせぬスリリングでスピーディな展開。緊張感溢れるリアリティで引付けて、スキを突いて繰り出される「笑い」で解き放つ。
よくある手法と思っても、役者さんの配役と呼吸もぴったり合って痛快で見所たっぷりのエンターテインメントでした。
それにしても藤堂瞬さん、とても難しかっただろうな。

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