オレンジの迷信行動
ナイスコンプレックス
サンモールスタジオ(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★
意欲的な姿勢に敬意
至近な事件を扱い、しかも「練りに練った」構成にしていることの、劇団の意欲に頭が下がります。この事件は、あまりにもマスコミ、「世論」(この言葉も曖昧ですが)に振り回され続けていただけに、それをどのように展開させるかと興味を持って魅せていただきました。
両天秤にかけたものにしてしまったのかなと、やや不満足な点はあるものの、逆に言えば、バランスのとれた劇となったのではないでしょうか。
その展開の仕方も、ノンストップの切り替えで、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
俳優さんの演技も、先に指摘されていた「気になる噛み方」の方の存在もわからないほど。きっとここを読んで必死に練習したのではないでしょうか。
私には、むしろ「絶叫」の方に、ちょっとばかり「うんざり」してました。そんなに声を嗄らすまで叫ばなくてもいいのに・・・
あとは、内容の感想です。
ネタバレBOX
光市の事件は、安田弁護士の選任、橋下氏の「やめさせろ」発言と、その後のバッシング現象、実名本の出版、一気に死刑制度存続に対しての感情的な世論の形成など、私たちを冷静にさせることなく、むしろ翻弄されつづけてきた事件だと記憶しています。
私は「人間の判断は間違えるものだ」「冤罪は常につきまとうものだ」という理由から、死刑制度は廃止すべきだと考えています。もちろん被害者家族の感情も無視できませんし、死刑がなくなることで犯罪がはたして増えることはないのか、などということも心許ないものなのですが。
あ、劇に戻ります。箇条書きに印象を。
①前半の「法学入門」。賛否両論あるでしょうが、これはこれで私には序章としてよかったと思いました。「罪と罰」、この二つを混同している風潮がありますよね。それに対する警鐘という意味でも価値はあったと思いました。
②老婆の誕生日を「5/3」にしたので、てっきり憲法の権化と思っていましたが、劇団の方に聞いたところ「死刑制度」とのことでした。聞き間違いだったのかもしれませんが、観ている客には、もっとすっきりとした演出でもよかったのでは。
③最後の台詞が「死には死を」のような内容だったと思います。これは別の台詞にしないと、せっかくバランス感覚で展開していた劇が、一気に「死刑は当然」に傾いてしまいます。ここはもっと含蓄のある言葉にしてはどうかなと思いました。
とはいえ、観劇のあとで、光の事件、死刑制度について、あらためて学び直そうという意欲が湧いてきました。
私にとってこんな気持ちにさせることは、観劇後になかなかないものです。
ありがとうございました。リピーターになりますので、次回も期待しています。
ヒーローズ
少年社中
劇場MOMO(東京都)
2013/08/08 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
濃い!
俳優さんたちのお顔立ち、メイクがとっても濃かった!
お芝居のスタイルも全力投球の濃さでした!!
ネタバレBOX
ゲリラ雷雨にも中央線トラブルにもメゲズほぼ予定通り開演・・こちらがメゲソウでした泣。ほとんどが女性客で長年のファンといった趣。そのためか笑いの沸点が低く少しおおげさなくらいウケテいたという印象が否めず。最後までこのまま続くのかな~~と、思っている内に・・終わってしまった。役者さんたちの立ち位置のバランスが良くて、一人ひとりのキャラが際立っていたため、客席からとても見やすかった。ただ、人類の破滅っていう緊迫感が少し伝わりにくかったかも、、難しい内容でもまとめられるところは、役者さんたちの技量、個性によるところも大きいと思わされた。さすが15年のキャリア。チームワークの良さも素晴らしい。その良さを生かせるようなアドリブとかあったら、さらに面白味が出そうだと思いました。長谷川さんのプロローグは私的には、本編より面白かったです。
鮟鱇婦人
万博設計
ウイングフィールド(大阪府)
2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
千田さんの圧倒的な役者力!
劇場であるウィングフィールドの
真ん中の通路まで椅子が増設される程のお客さん満員御礼!
千田さん良かった~♪
冒頭の落語ネタでの死神のシーンが
本物の噺家さんみたいに上手過ぎるので魅入ってしまった!
千田さんの表情豊かで緩急をつけた演技
役によっての切り替え方が凄く上手で
話しの過去と現在の転換がよく分かり話しがスムーズに入ってくる
木を縦に並べて丸く開けた窓のセットもシンプルだけど象徴的
最後まで千田さんの圧倒的な役者力を魅せつけられたお芝居!
一人芝居の面白さでもある役者さんの魅力が存分に伝わった作品
最後はもう納得のダブルコール!
緊張から解けた解放感と大きな拍手で
感極まった表情の千田さんのVサインが愛嬌たっぷり(^^)
しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
ワーサルシアター(東京都)
2013/08/08 (木) ~ 2013/08/13 (火)公演終了
満足度★★
老いと別れ
こちらの劇団はこのようなテーマの作品が多いように思う。本作はハウスクリーニング屋と老女とのなにげない機微を坦々と描く。少し平板で、シャボン玉にかけた思いがもう少しのような気がした。
蝶を夢む
風雷紡
シアター711(東京都)
2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
名コンビ
シリーズ化誕生!
ネタバレBOX
探偵野崎淳之介と宿の女将お駒さんコンビのシリーズ化。
伯爵家乗っ取りのために跡取りの娘を殺された伯爵未亡人が恨みを晴らすための大量殺人。
探偵は前回と比べると積極的に関わっていました。しかし、基本的には事件の経緯が描かれるスタイルでしたが、重厚な悲劇譚を堪能しました。
次回作も楽しみです!
『ハニカム狂』
少年王者舘
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2013/08/08 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
少年王者舘「ハニカム狂」観ました
「ハニカム」とは、ハチの巣に見られる六角形構造の意味。
今回の舞台は「6匹のハチと3輪の花のドタバタ」というイメージか。
序盤の、場面をリフレインしながら等比級数的にコテコテに激しく押すノリが、いつもよりムチャでかなり好き。
いつもより出演者が少ない分、ひとり一人の役者に目が行く。特に女優三人は明確にタイプが分かれて、ちょっとギャルゲー的w ダンスシーンも、一つのオブジェが蠢いているような印象。
最後に空間を取り分ける印象的な舞台美術の都合か、空間に対して映像が苦しそうにも見えました。ともあれ、いつもの王者舘クオリティを集中して見せてくれました!
ベッキーの憂鬱
ぬいぐるみハンター
駅前劇場(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/14 (水)公演終了
満足度★★★★
痛いくらいの青春コメディ
初めはどうなるんだろうと思いきや気づいたら夢中になってた。
池亀さんの舞台は始めてみたが、テンポも好きだし飽きさせない疾走感があった。
個人的にはゾンビちゃんがどストライクでずっと目で追っちゃってた・・・
役者さんはみんな魅力的でした!
ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
役者に!舞台に!魅了された!
単純に理屈抜きで楽しめた作品です。
楠世蓮ちゃんと小田あさ美ちゃん目当てで行った初めての舞台だったのですが・・・・
こんなに楽しい110分はなかったです。全ての役を好きになってしまいました。魅力的な台本と役者さん、素晴らしかったです。
オレンジの迷信行動
ナイスコンプレックス
サンモールスタジオ(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★
己の位置
18歳1カ月で母子殺人事件を起こした光市母子殺人事件の被告と被害者家族、捜査関係者、司法関係者を巡る話である。法や、法哲学が擬人化されている為、始め若干戸惑うかも知れないが、面白い作品ではある。
ネタバレBOX
まあ、法などというものは、運用に限って言えば、基本的に為政者を守る為のものであって、例外は無い。細かい事件についてはそうでない例は無論、たくさんある。然るに、政治的に重要だと彼ら、為政者が判断した場合には、無論、例外など無い、という一般則の例外を為している。即ち、通りの良いことばで言い直すならば、茶番に過ぎない。そこに、産経だの、読売だの、大衆の目線をアメリカの実際に行っているダーティーな側面に向けさせない為に機能しているメディアが、事実をキチンと検証し、幾重にも裏を取って確認し、更に専門家などに意見を聞き、無論、一次情報を持つ者への綿密な取材を通して複数の証言を取る。だが、日本のメディアの殆どが腐りきっているので、事実ではなく、当に正反対のでっち上げ、例えば、警察発表などを垂れ流しにするだけなのである。自分が、ここ迄ハッキリ述べるには、無論、絶対的根拠を持っている。知りたければ、個人的に連絡をくれれば教えよう。但し、スパイは御免蒙る。連絡を頂いた場合は、信用できるか否か確認させて頂くので悪しからず。
原発関係で言うならば、現在、最も正確な報道をしている関東エリアの新聞は東京新聞である。キチンとした報道をする為に、関係記者クラブを脱けた。国は、その後、新聞社には通常決してやらぬレベルでの税関係の圧力を掛けている。
読んでいる諸君らに、覚悟があるなら調べてみるが良い。本当のことを。ホントには、何が起こって居るのかを。最高裁は最も酷い。地方裁判所の判断が、圧倒的に正しい場合が多いのだ。一例を挙げておこう。
現在問題になっているオスプレイについてだ。日米地位協定では、飛行高度の最低は、平均150mになっている。が、何故、最低高度が平均などと訳の分からない言い方になっているのか? 答えはハッキリしている米軍のオスプレイ運用マニュアルでは60mである。そして、日本国の航空法で、この高度は認められていない。つまり、違法である。憲法云々も大切だが、運用上、日本国憲法より上位の扱いを受けているのが、日米地位協定という日本被植民地化の協定であることを知っておくべきである。一方、日本の右翼とされる連中は、民族主義者などでは断じてない。民族主義者であれば、今述べたことは是認できまい。彼らは、只の政治ゴロ、アメリカの日本に対する権益を守る犬に過ぎない。この事実もきちっと認識しておくべきである。裕仁の戦争責任についても無論である。8月15日、ラジオ放送を流す迄、裕仁は、大日本帝国臣民の唯一の主権者であった。従って、法的に東京裁判で弾劾されるべきは、裕仁1人であったはずである。この辺りの論理を誤魔化し、その点について指摘して来た我々の意見を発表させず、終には、この国の倫理、哲学、思考の根本をなし崩しにした、その根本原因は同根である。臣民よ、臣民意識を掘れ、未だ、臣民でしか無い己を先ずは知れ! その上で、勉強せよ。己の頭を用いて悩め、悩み抜いて得た物を検証せよ、その結果、間違っていたと判断したら、それまで盲信していた思考形態を捨てよ。その上で、バイアス無しに、誤魔化さずに視よ。そして、再度、信用できる物だけを集めて検証した上で、そろりと参れ。この程度が、入り口である。後は、己自身でやれ。それなりの力も覚悟もあるはずである。
この程度のことを言わせ得る内容であった。面白い。
Cracker x Jacks
劇団禄盟漢
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2013/08/11 (日) ~ 2013/08/13 (火)公演終了
満足度★★★★
逆転に次ぐ逆転
一流を自称している仲良し3人組。1人は、どんな金庫も数十秒以内に解錠、一人は、美術品など高級品の目利きに長け、残る1人はIT技術に長ける。この3人に別々の依頼主から、同じ邸を襲う案件が発注された。然し、そこは、フリーランスの盗みのプロである。何時何処で仕事をするかは互いに明かさない。いつも通り、ブラフを並べお決まりのジョークで漫才宜しく臍で茶を沸かしている。
ネタバレBOX
ところで、実際、仕事に入って見ると、3人が同じ邸、同じ時間帯に鉢合わせ、盗みの依頼は総て、由緒ある美術品や宝石、ダミーも置いてあるので、鑑定眼が必要である。無論、3人の中には、鑑定眼のある者は居る。従って真贋を見抜くのは容易い。然し、本物は4点、仲間は3人、美術品や宝石であるから分轄する訳にはゆかない。分け前で揉めることになった。
だが、3人に依頼した者達を統括しているボスが居た。彼女は、依頼された3人の関係を良く知っており行動パターンを読んだ上で罠に掛けたのであった。その上、彼らに約束した報酬を払わずに済むよう、更に優秀と定評のある犯罪者を使って、3人に失敗をさせ、プロとして報酬を要求できないように仕組んだしなシナリオを練り、それに嵌めたのである。
だが、一流を自任するだけのことはあった。警察に踏み込まれる寸前、依頼主に頼まれた対象は総て、元に戻し代わりに、頼まれてはいなかったが、邸の主が、秘密裏に隠しておいた現金を頂戴した。担当デカは、証拠不十分で容疑者をパイにせざるを得ず、上司から大目玉を喰らったばかりではない。当然、これから先の可能性の総てが潰えた。彼は、ボスに文句を言うが、後の祭り。ボスはボスで、最後に放った刺客を裏切ったことを悟られ、彼にも裏切られることとなった。
その後、粋な出会いと同盟が成立するが、具体的な内容は観てのお楽しみだ。
非常の人 何ぞ非常に ~奇譚 平賀源内と杉田玄白~
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2013/07/08 (月) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
マキノさん作・演出+佐々木蔵之介さん、岡本健一さん、篠井英介さんの競演!
「エレキテル」の平賀源内と、「解体新書」の杉田玄白の
波乱に満ちた男同士の友情と嫉妬と葛藤の物語。
マキノさんによる、この二人の関係の変遷が熱く語られました。
私の大好きな三人佐々木蔵之介さん、岡本健一さん、篠井英介
さんの競演、男優5人のチームワーク、奥田さん、篠井さんに
よる複数の役の演じ分け、もちろん篠井さんによる女形、
ときに可笑しく、ときに残酷に、でも語り口は軽妙に、
熱いけれども史実は冷酷に、この作られ方はあくまでも
プロフェッショナルです。
それにしても男色が普通に文化?遊び?として存在していた感じが
実にうまくさらりと描かれていて興味深かったです。
いや、そっちの興味という意味ではなくて^^;)>
オレンジの迷信行動
ナイスコンプレックス
サンモールスタジオ(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
初こめ
自分にとってとても興味深い内容でした
もともと裁判ものが好きなので、この事件の問題を痛感させられる内容になってあました
ネタバレBOX
それだけに森田さん以外の役者さんがもったいない
まだ煮詰められてないのでしょうが、もったいないと感じました
森田さんは本当に素晴らしかった!!
色々考えたさせる内容は好みですので、改めてこの事件をしりたいと思い出ました
そこで、王たちはいなくなった
劇団回転磁石
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★
パワーがすごい
すっごい個性的!でもキャラクターや感情描写がリアルで楽しめました。客席にまで熱く訴えてくるパワーというか、若さが迸る舞台でした。
初めての劇団さんですが、楽しめました!
スウィーティ ドム
演劇組織KIMYO
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/12 (月)公演終了
開演30分押し・・
あと、自分のところだけなのか、空気がこもっているのか
熱中症気味になったのか、
息苦しくなって気分が悪くなってしまった。
公演時間100分+30分余分に息苦しい中おしこめられれば、そりゃ気分も悪くなるわな(苦笑
ひょっとしたらセットが高くて一部空気の流れを遮っていたのかもしれない。
気温だけじゃなく空気の流れが悪いと、
観客席の一部の空気が澱んで息苦しくなるのでなるべく狭い空間に
高いセットは作らない方が良い(特に夏季など
空気の流れが悪いと26度でも普通に熱中症で搬送される人も出てくる。
いつも思うことなのだけれど、
別に事故など無くても、
・途中からでも入場しやすい座席配置
・30分くらいだったら遅れて入ってきても十分に物語を理解しやすい構造にする
ということを常に意識しておくことが重要だと思う。
気のせいか、特に地方の物語重視の若手劇団に見られることのように思うのだけれど、
出だしの10分くらいで観客の注意を惹こうとテンションを上げて、
そこを見ないとサッパリ入っていけない(と想像できる)
劇の構造は非常に多いように思う。
仕事もあれば事故もあるのは当たり前なので、
多少遅れても入りやすい、理解しやすい構造を事前に整えておくことは、
特にこれだけ気候が不安定になると必須のようにも思える
(ちなみに自分は正規の開演時間に間に合いました
そうすればわざわざ開演時間を遅らせる必要もないし・・
勢いの力を借りなくても、
語りと演技が十分に巧みであれば
観客を惹きつけることは可能であると自分は思う
(逆にそこに技術の差が現れる
初見の劇団だったけれど最初から物語も入り込みやすかっただけに、
最後の方で暑さで意識が朦朧として息苦しくなり気分が悪くなってしまったのが残念。
スウィーティ ドム
演劇組織KIMYO
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/12 (月)公演終了
満足度★★
白い雨
舞台的には楽しめた。客だしの挨拶もしっかりしてた。
ネタバレBOX
電車遅延といえども開演30分押しは疲れた。難しい判断だけど。15分押しの段階で相当に人は入ってたし。
開演前に役者が、9:10頃終演になる、予定のある人は出てっても大丈夫、しょうがない、というようなことを言ってたけど、何がほんとにしょうがないのかとても疑問。
シークレット・ブーツ
curate246-T
新宿シアタートップス(東京都)
2000/10/04 (水) ~ 2000/10/11 (水)公演終了
満足度★★★★
二人芝居
※実際の公演期間は1995年10月4日(水)〜11日(水)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。
ネタバレBOX
で、実際観たのは1995年10月10日。結構前の方で観ました。
二人芝居の中に、色々なシーンが出てきておもしろかった。ロードムービーっぽさは感じなかったけど。二人が色々なものになっていくところが良かった。そういや何でタイトルこれだったんだろ。
cocoon
マームとジプシー
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/08/05 (月) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
「生きる」ということ、すなわち、「走る」こと、「走り続ける」こと。
100の言葉をつなげても、この作品から受けた印象・体験は語ることができない。
演劇でしか表現できない手法で、「戦争」を、そして「生きる」ということを語りかけてくる。
いや、語りかけるという生やさしいものではなく、両肩をつかまれ、ガクガクを揺さぶられるように、訴えてくる。
そして、「戦争は悲惨だ、残酷だ」というメッセージにとどまらず、さらにもう一歩、その先へ、現代に生きる者たちへ、「生きる」ことのメッセージを送っていたと感じた。
ネタバレBOX
この作品は、いわゆるストレートプレイの演劇とは違い、独特な演出で作品を見せる。
例えば、過剰な繰り返し、例えば、同じシーンをアングルを変えたり、例えば、回想シーンとは別の、時間を前後させる方法や、時間や空間のレイヤーを重ねていく手法など。
時間や空間のレイヤーを重ねていく手法では、オリジナルの戦争・沖縄戦に巻き込まれた少女たちを描くだけでなく、現代にまで広げていく効果もあったと思う。
これについては、先のほうで書く。
いろんな手法を使うのだが、それによって単にスタイリッシュな印象の中に物語を閉じ込めてしまうのではなく、逆に、ストーリー、テーマ、そして登場人物たちの鮮明にさせていく。
冒頭、女子高生たちの日常を、同じシーンの繰り返しの中で描いていく。
繰り返すことで、リズムが生まれ、弾けるような会話と若さが溢れて見える。
それは、生きていることを実感させる。
毎日同じような日々が繰り返されていくことと、実はそれこそが、愛おしい毎日であったということの確認でもある。
そして、それがやがて訪れる非劇を際立てていく。
さらに、先生の「教師として……」の台詞、生徒たちのそれぞれの台詞や、人物紹介が後半に効いてくる。
物語の内容(原作の内容)を知っているだけに、最初のシーンから、ぐっと重いモノ感じていた。
「生きていたい」と叫ぶ、最初のほうのシーンですぐにクライマックスがやってきた。
しかし、これはあくまでも序盤であり、同じ台詞をスポットを浴びて同じように叫ぶシーンがラストにも訪れるのだが、当然、まったく感じ方が違ってくる。
物語が進んでいくことで、役者がどんどん登場人物になっていくからだ。
それは、この作品に限らず、どんな演劇や映画でもあることなのだが、先にも書いたように、回想シーンとは違う感覚で、時間が前後しながらエピソードを挟み込んでいくことの効果も大きい。
そのことで、例えば、「猫のももが死んだときに涙が出なかった」という台詞、例えば、「どんな人だったか思い出せない」という台詞などが、別のシーンに現れ消えて行くことで、より「意味」が出てくる。同じ台詞の繰り返しなので、実際はわずかな台詞と登場人物の情報のはずなのに、「知っている」感覚が生まれ、より身近である感情も生まれてくる。
同じような衣装の少女たちに、それぞれの「顔」が見えてくる。
このあたりは、こうした戦争モノのストーリーの常套手段でもあるのだが、そういうあざとさは感じなかった。
のめり込んで観ていたからだろうか。
別の時間や場所のシーンを重ねることは、単に戦争に巻き込まれる前の楽しいエピソードと、沖縄戦での悲惨な状況、残酷さをクローズアップさせるだけに機能しているわけではない。
現在のどこかの中高一貫の女子高生たちの日常と、沖縄戦で学徒隊として兵士の看護をしている女学生たちが、時空を超えて、クロスしていく。彼女たちの台詞は、すべて現代のそれのままということもある。
ここは、過去・歴史が単なる点として存在しているのではなく、「現在と地続き」であるということを強く印象づけ、さらに「生きる」ということを軸に、現代に生きる若者たちの「生きる」をも炙り出していたように思う。
つまり、ラスト近くで円陣になって自決しようとする少女たちが発する言葉「それだったら死んだほうがまし」(正確な台詞ではないが)は、今の世界でも自ら命を絶とうとする人の言葉に重なるのではないだろうか。それは、「生きたい」「生きたい」「生きたい」と叫ぶサン、「生きたいと思うことはいけないのか」という台詞、そうした思いがありながらも自ら命を絶つ人の姿と重なる。生きにくさのある世界。
沖縄戦の中で、「生きたい」と強く願った少女たちは、その意思に反して銃弾に倒れたり、病死したり、自決の道を選んだりする。現代の日本でも、「生きたい」と強く思っていても、何らかの障害で自らの命を絶ってしまうこともある。それは両方とも「意思に反して」なのではないか。追い詰められ、意思に反してそういう道を「選ぶしかなかった」人たち。
戦争中と現代では違うではないか、と思う人もいるとは思うのだが、当の本人にとってはその重さは変わりないと思う。
したがって、最初からずっと発せられる「ここはどこなのか」「いつの時代なのか」にこれらがリンクしてくるのだ。
「戦争は悲惨である」、もちろんそうだ。
しかし、この作品ではもう一歩踏み込んで「生きる」ということに焦点を当てたのではないだろうか。
「生きる」ということは理屈ではなく、「生きる」ということなのだ、ということ。
うまい言葉は見つからないが、「意味」じゃなくて「意思」なんだということではないかと思う。すなわち、「走る」こと、「走り続ける」こと。
ラストで学徒兵の少女たちが沖縄の南の海岸を目指して走る姿は、「生きる」ことに向かって走っている姿であり、映像で延々と続く道、沖縄の風景、青い空は、残酷に見えてくる。
しかし、「走らなくては辿りつかない場所」が「生きる」という場所だということなのだろう。
「生きるために走る」。しかし、それが叶うかどうかの確約はない。
だけど、走る。立ち止まらずに走る。あまり考えすぎずに走る。
それが「生きる」ということなのだ。
すなわち、「生きる」ということは、「走る」こと、「走り続ける」ことだ。
タイトルについて少し触れると、「繭」が、少女たちを守る、学校、ガマと象徴的に使われ、主人公のサンをいつも守る同級生の名も「繭」になっていた。
原作では、同級生の繭の秘密と、「繭」の意味にこの舞台とは少し別の意味合いも持たせていたと思うのだが(男は「白い影」も含めて。舞台ではラスト近くで繭は「ボク」と言っていた)、この舞台では「繭」の意味をさらに効果的にとらえ、「生きる」という決意で「繭」から脱皮していく少女を表現していたように思えた。
劇中で使われていた今日マチ子さんのイラストはこのための描き下ろしだった。
ロビーに原画が展示してあり、それを1つひとつ観ていくと、舞台が蘇った。
繭のように白くて丸い当パンもいい感じ。
歌のシーン(ギターを使うところ)もグッときた。
これは、まったく別次元の話だが、劇中で何かの幼虫が嬲り殺されていたように見えた(映像)。表現の手段としてそれは「アリかナシか」と言えば、私は「ナシ」だと思う。特にこういうテーマの作品だけに、ショッキングは、観客の脳内にわき上がるほうが大切ではないかと思うからだ。
バイバイ
演劇集団よろずや
ABCホール (大阪府)
2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
津田さんの人柄が滲み出てました♪
家族や友達、チームメイト、球団の方との絆、それは津田さんのお人柄あってのことだと思いました。
だからこの作品が生まれたんだなと思いました。
精一杯、生きぬいた野球人生の感動する物語でした。
Tower
ラーメンズ
道新ホール(北海道)
2009/05/21 (木) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです
とにかく、笑える 何も考えずに笑える
インフィニティ・エイト
劇団SE・TSU・NA
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
少しついて行けず。。
始めは、現代っぽい話しで女の子達もよくある設定で楽しく見てたのですが、途中変身してからのストーリーで説明があり、難しい言葉がたくさん出てきてその辺で混乱してしまい、きっとその部分を理解できればもっと楽しめたかなともったいないなぁと思ってしまいました(^_^;)