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月刊小玉久仁子 7月号

月刊小玉久仁子 7月号

ホチキス

こった創作空間(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

小玉久仁子ファンはゼッタイに観たほうがいい!
って、ファンならそんなこと言われなくても観るよね。

ネタバレBOX

前作『クリエイタアズハイ』での、ゆるキャラ役が記憶に新しい、ホチキスの看板俳優の一人、小玉久仁子さんの一人芝居。

以下タイトルは覚えてないので、そんな感じのものを書いた。

<ウエディングドレスの女>
照明が点くと、小玉久仁子さんがウエディングドレスで舞台にいる。
ウエディングドレスなのに、結婚式の司会だと言う。
なぜ彼女がウエディングドレスなのかは、徐々にわかってくる。
コメディタッチの作品。

幕切れは少しわかりにくかったのでは? 
最後にダイナマイトを手にしていたということを、もっと印象づけたほうがよかったのではないだろうか。
全体的には、やや想定内の展開だけど笑った。
これはいい滑り出しだ。


<似顔絵>
警察の取調室。
警察の制服姿の小玉久仁子さんが、連続放火魔の目撃者であり、放火魔が火を点けた家から女性を助けた男に、犯人の特徴を聞きながら似顔絵を描いている。
スケッチブックを使った漫談風な部分があったので、てっきりそっち方向で責めていくと思っていると、その女性警官が、思わぬコトを口走り始める。

なにしろ戯曲がうまい。途中からの展開に大笑い。
それをグイグイ押してくる小玉さんのうまさもある。
観客は、そのグイグイのストーリーに、グイグイと引きずり回される。


<長い略歴>
小玉久仁子さんが、まずは自分の名前から自己紹介を始めるのだが、観客が「???」となっている間に、気がつくと一気に江戸時代に飛んでいる。そしてあれよあれよという間に……。

これはなかなかの物語。
感動的であり、先の2本のコメディタッチのものとは異なる。

わずか数十分で、女性がつなぐ命の歴史、血のつながり、を見せてくれた。
手ぬぐいのような、ちょっとした小道具で、一瞬に登場人物を変える演出のスピーディさ、それを見事に演じ切っていた。細かいところが実に丁寧だ。

ラストが、この芝居の最初の自己紹介に、ぴたりとつながる。
その、つながる一瞬、自分の名前の漢字を読み上げる、タイミングやテンポ、すべてが完璧だったと思う。
その一瞬は鳥肌モノ。


<ウルトラ母>
『クリエイタアズハイ』を彷彿とさせるキャラもの。
怪獣退治をするスーパーマン的な母。

この前に「母」(女性)でつなぐ、個人の歴史を見せたにもかかわらず、母がラストの大破壊。
「ったく、もー」と思ってしまった(笑)。

まあ、観客笑顔のラストで短さがいい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

芝居が始まる前(観客は、芝居が始まったと思っていた)に、小玉さんご本人からの、前説・注意事項があったのだが、芝居めいていて、なかなか楽しめた。

また、各パートの間は、壁に文字を投射し、「連続・幕間小説」なるものが行われたが、芝居とはまた違う雰囲気の内容で、これも面白かった。
内容のうまさで、芝居を壊すことなく、音楽でつなくよりもいいアイデアだと思った。こうした場合、よくあるのが音楽でつなぐ手法だが、音楽だと、その間に観客が素に戻ってしまうので(わざとそれを意図する舞台もあるだろうが)、そうならないように、うまく気持ちを維持させくれた。

作・演は、ホチキスでも作・演をしている、米山和仁さん。
彼は、小玉さんと高校時代からずっと一緒だったらしい。

ホチキスでもずっと一緒なので、彼女のことを良く知っているのだろう。
その米山さんが、小玉さんの良さを200%見せてくれたと言っていい。

ホチキスの本公演での演技とは、少し違った角度でも小玉さんの力量を見せてくれて、小玉ファンでなくても十二分に満足のいく内容であったと思う。

初日ということもあり、小玉さんは、やや緊張気味だったが、回を重ねることでどんどんよくなっていくだろう。
しかし、小玉久仁子という女優さんは、やっぱりうまい人なんだな、と改めて感じさせてくれた企画だった。

月刊と言いながらも毎月やるわけではなさそうだが(?どうなんだろうか?)、このレベルならば、次回も楽しみだ。
次は一人芝居だけでなく、二人芝居なんていうのも面白いかもしれない。

初日は、ダブルコールとなった。そんなことは小劇場ではなかなかない。しかも短編だし、一人芝居だし。
それだけ面白かったということなのだ。
Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
とにかくお見事な舞台だった。宇田川美樹が凄い良い。もちろん,他の役者さんもいい。2時間10分の長丁場も集中が途切れることはない。ホント見事な20周年第1弾公演であったと思う。この劇団の芝居は,どんなストーリーであっても,どんなジャンルであっても,いずれもドキドキに溢れていて,ほとんど完成していると言ってよい。今後の公演も多分を外すことはないんだろうと思う。ただ,逆にこの劇団,今後どんな進化をしていくんだろうなぁといった期待には乏しいのかもしれない。いい意味で裏切られれば,それは嬉しいのだけれど。そんな思いはともかく,今後もこの劇団の芝居は,絶対面白いので,できる限り観ていきたいと思っている。

佐世保バーガーズ

佐世保バーガーズ

東京パイクリート

劇場MOMO(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑った♪笑った♪美味しかったぁ☆
楽しかったです!!

佐世保バーガーズの深夜に集う
都会の妖精たちの
なんて、愛らしいこと!!

いえいえ、ファンタジー作品ではないですよ。
でも、登場する人物たちの
何とも言えない素朴で純粋な生き様を見ていると、
どの人も、
観客の心を癒やしてくれる妖精そのもの♪
愛すべきキャラクターたちなのです!

彼らが繰り広げる会話劇のキラキラ☆
まるで、びっくり箱を次々と開けるかのように、
笑いが飛び出す、飛び出す♪
私は確か、10秒に1回は、爆笑していたと思います♪

それに、内容も、なかなかどうして!
深い☆

私は、ハンバーガーと演劇と映画が
こんなにも密接に繋がっている関係にあるとは、
この舞台を観るまで知りませんでした!

それに、映画の題名だけ聴いて、
こんなに涙が溢れてしまったことも
初めての経験です♪
だって、その羅列は本当に、「美味しい」のですもの!

脚本も次から次へと笑いと人情味の爆弾を潜ませ、
俳優の方々の、あ・うんの呼吸!

この舞台は、あらゆる場面にちりばめられた、
極上の「美味しさ」で出来ていることを知りました。

なぜなら、観劇後、
お腹も心も、
あのジューシーなミートとフレッシュな野菜を、
噛めば噛むほど甘みの出る、柔らかなバンズで挟んだ
佐世保バーガーを味わった満足感に包まれたのですから!

心から楽しませていただきました!
ありがとうございました☆



stick

stick

創作集団Alea

明石スタジオ(東京都)

2013/07/04 (木) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

設定の面白さ
 山奥のロッジに心中に失敗したカップルがやってくる。が、これが、ヘテロのカップルではない。だが、彼らはまだ、その不思議性に於いてこのロッジのオーナー夫婦、料理人、他の客らに比べて可愛いものである。
 登場人物のキャラクター設定が非常に面白いので、余り、リアリティーに拘らなければ、別の展開も可能だろう。但し、役者陣はもう少し役柄の勉強をする必要がある。特異なキャラクターばかりなので、被差別者の意識についての勉強をキチンとすべきなのである。その辺りの屈折が、殆どの役者に気付かれてもおらず、演出も気付いたのかどうか? 殆どの役者の人物造型が、単純に過ぎた。というより表現し切れていない。とはいえ一所懸命にトライしている。楽しんで観ることはできる。

Evergreen Online/EDIT

Evergreen Online/EDIT

ALTERNAIT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

これは!
 .hack//を知ってる人が見たら絶対楽しいと思います。
 個人的に見所は、現実世界の人物とネット上のアバターを別の役者さんが演じているところ。互いのキャラクターが微妙に重なっていたり違っていたりしながら、2人で1つの人物を描き出しているところが、戦隊モノの変身ヒーローの変身前と後みたいですごく面白かったです。
 あと、作りこまれたお衣装で、まさに眼前にゲームの世界が広がっているように感じられたのも楽しかったです。出口で白魔さんを近くで見ることができたのですがマジ天使でした!!!
 行こうか迷ったなら、断然行くべき作品だと思います。

ネタバレBOX

 チラシや題名にある爽やかなエバーグリーンとは仮の姿。実際は前半後半で.hack//で言うところの腕伝からGUくらいまでの落差があります。このGU部分がいい!主人公の病んでる姿のリアリティが凄まじかったです・・・そんな中で杞山さんの演じるキャラクターが言う「様と呼べ」というセリフがかっこよすぎたので、patchesの人は必見です。
 また、そういう主人公を取り巻くネトゲ仲間が実は顔見知りだったというご都合展開はまあ予想済みだったのですが、この作品では正体が不明なキャラクターの本当の姿こそが物語の真髄、という仕掛けが面白かったので、最後まで目が離せません。
ウィーン・ミュージカル・コンサート2

ウィーン・ミュージカル・コンサート2

梅田芸術劇場

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★★

夢のようなステージに酔いしれました
2008年の大坂のみのコンサートを行きたいよと項垂れて過ごした東京在住ミュージカルファンにとっては、実に待望のコンサートでした。

それに、今回のキャストは、歌声はもちろんのこと、ビジュアル的にも素敵な方ばかり。

目にも耳にも麗しい素晴らしいコンサートでした。

回替りアフターボーナスショーというのが、毎回必見要素満載なので、できれば、全回制覇したい気分。

帰宅後、千秋楽のチケットも買ってしまいました。

今日も、2階席、3階席、ガラガラでもったいないと思いました。

安くチケットが買える立場の方、どうぞ、ウイーンミュージカルを観たことがなくても、是非いらして下さい。知らない歌でも感動できること、保障します。

ネタバレBOX

「ダンス・オブ・ウ゛ァンパィア」、「ルドルフ」、「モーツアルト!」からが1幕、「ロミオ&ジュリエット」、「レベッカ」、「エリザベート」からが2幕。

その上、今日の公演のボーナスショーは、ディーバスペシャルと銘打ち、マヤさん、アンネミーケさん、オクさんの3人のディーバの饗宴。

「エリザベート」でも、この3人のシシィが同時に楽しめる贅沢な構成。

マヤさんの抜きん出た伸びのある歌声、アンネミーケさんの可憐で美しい容姿、オクさんの迫力ある熱唱と、どのエリザベートも、魅せて聴かせてくれました。

男性キャストも、歌、容姿、表現力ともずば抜けた方ばかりで、アンサンブルのダンスも抜群。

本当に、非の打ちどころのないコンサートを満喫しました。

若い女性客が、異口同音に、「日本の歌えないエリザを観たばかりだから、夢のよう」と感激していました。

それにしても、韓国のミュージカルスター、オクさんの「レベッカ」には圧倒されて、怖いくらいでした。

トート役の初来日のマークさんも、素敵で、ルカスさんとの「闇が広がる」は、圧巻でした。
『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

千両みかん・屋上庭園
落語はもうそのままでもおもしろいのに立体的な動きも加わり楽しさ倍増でした。

屋上庭園は演出力で魅せる味わいのある作品でした。

こういうのが観られるならまた行きたい。

ネタバレBOX

スタジオ空洞までの道筋、ファミマを目印にするとファミマが3店ほど近距離で現れるファミマトラップに・・・まあネタバレではないが!!
なめくじ劇場LIVE

なめくじ劇場LIVE

なめくじ劇場

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★

シュールでいいね~@@
映像ありの、ブラックありのお笑いLIVE~
お客さんとの一体感が良かったです。。

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

なんかもううまく言えないんだけど・・・
泣きそうなくらいに心に響いた。

ネタバレBOX

物語的にうまいなってのは当然の如く思ったんだけど、それ以上に役者さんたちの熱の入り用がすごくて、宇田川さんなんてもうやばいくらいにババァで、畠山さんがすごく可愛くて、土屋さんがすっかりおじさんで、小沢さんがさらにダミ声で、椎名さんが年を重ねてさらに綺麗になっていて、樋口さんがやけに太っていて・・・ああ、人生ってなんなんだろうって思いながら・・・

けれど気づいた時には目からしょっぱいやつが出ていた。

正直言って、なんかもう6番シードなんてでかくなりすぎて、俺の6番シードじゃねぇよ、知らねぇよ、なんて思っていたりもしたんだけど、ってゆーか、そもそも俺の6番シードじゃねぇじゃん別に、とか思いつつ・・・けれどまぁ、やっぱり好きなんだなと、6番シードが1番好きなんだなと、こりゃもう1番シードだなと、そんなことを思いながら、腫れた目で家路に着いた吉祥寺の夜だった。
不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議の国
初英国ロイヤル。面白い。180分。

ネタバレBOX

アリス(サラ・ラム)のボーイフレンド・ジャック(フェデリコ・ボネッリ)がタルト泥棒の冤罪で追い出されてしまい、一方のアリスは不思議の国に迷い込む。そこにはヘンテコなキャラたちが住んでいて、ハートの騎士(ジャック)が、やっぱりタルト泥棒の容疑で追われていた。厳しいハートの女王の裁判で処刑されかけるも、アリスの助けでハートの女王は転落し、難を逃れる。そして、家の前で目を覚ますアリスは、ルイスキャロルにスマホで写真とってもらって、ジャックとともに出かける…。

コミカルな調子とドロっとした調子が交じり合って、いい感じ。衣装や舞台美術の彩りもいいし、セットがドンドン変わっていき飽きない。アリスの落下シーンとか映像の工夫が効いてるし、二幕のラストの処刑斧のインターバル表示とか庭園の植物とか色々と粋な作りが好印象。

3幕のハートの女王のシーンは大いに笑えた。いいキャラもってきたなと。アリスは表情が良かったかな。3幕はドタバタ逃走劇なシーンもあって、もっと活躍するシーンがあっても良かったかな。ファッション的にもかわいかったけど。

ポップでコミカルな作品だけど、フリはかっこいい。音楽も好み。世界観を色濃く演出した舞台に満足した。
私と彼氏とその彼女

私と彼氏とその彼女

演劇ユニット キャッチ.コム

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

タイトルそのまま
学校生活中心に描かれている中で「彼女の大事な場所」が切り離されているようでちょっと戸惑う。

途中忘れてたが、そういやキヨコの物語だったんだなあと思い出すラストシーンはよかった。

アイベツリク~俺がお前を愛してやる~

アイベツリク~俺がお前を愛してやる~

オフィス・ナカジ

相鉄本多劇場(神奈川県)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫力が伝わってきた
前半の劇団風景は、少しゆるい感じで、笑いありでしたが、
山田コウジ(大久保圭祐)さんが登場したあたりから少し空気が変わって
劇団員が演じる『鬼と一輪の花』では、空気が一変したように感じました。
殺陣のシーンは、すごかったです。
迫力もあったけど、形が綺麗だと思いました。
劇中劇の衣装もセンスがあって見ごたえのある舞台でした。

わたしは浅瀬で溺れています

わたしは浅瀬で溺れています

激情コミュニティ

atelier SENTIO(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

わたし以外も溺れています
テーマは面白いけど、そぎ落とし過ぎでは?ちょっと勿体なぁ。

グッドバイ

グッドバイ

バストリオ

SNAC(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★

舞台芸術の新潮流の一つを観る
バストリオは、メンバーが遊園地再生事業団(宮沢章夫氏の
演劇ユニット)に客演したり、参加していて気になってました。

この間の『ユリイカ』の特集で、佐々木敦氏がナカゴーや
ブルーノプロデュースらと一緒に注目の劇団としていたのが
今回の鑑賞に直接つながった形です。そうか、こういうのが
最先端を行く「演劇」「舞台芸術」の一つなんだ、と、腑に落ちる
部分がありました。

ネタバレBOX

本作の元となった太宰治『グッドバイ』(新潮社)は、不勉強
ながら未読なのでハッキリとはいえないですが、そこから
台詞を拾って、自分たちの言葉と有機的に結び付けることで
多分、太宰の時代から私たちが生きる時代まで変わることの
ない「グッドバイ」の持つ意味を一本にまとめ上げようと
試みたんだと思います。

時折挟み込まれる劇団側で作った台詞は少し壮大で、感傷的で、
そしてロマンチックだと思いました。多分、書いた人は
純粋な人なんだと思う。「人は死んだら、重量だけがそこに
残る」という台詞は、真実を衝いていて面白い、と感じました。

SNACの、内部だけでなく、外まで縦横無尽に使って行われる
舞台は、ただただすごいな、と。SNACの前って、普通に人が
通っているし、現にじろじろ見られていたし。役者にとっても
負担にならなかったのかな。

人の動かし方や小道具の扱い方に、遊園地再生事業団、もっと
いうと、宮沢章夫氏の影響は見て取れますが、かなりの部分、
物語性を排除しているため、演出の自由度は飛躍的に高まった
反面、なかなか観ている側の感情を揺り動かして、引き込むのは
難しいのでは、と感じました。

時間が約70分ということでしたが、そういうこともあって、実際には
2時間の舞台を見せられたような気がしました。そこが何とかなれば。。

本作を評価する、ある一つの指標となっている佐々木氏の
『批評時空間』(新潮社)もまだ未読なので、それを読んだ後、
再度、この作品を考え直していきたいと思います。
GHETTO/ゲットー

GHETTO/ゲットー

空間製作社

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

難しいですね。
ミュージカルのユダヤ人迫害の話は重すぎる。
終演後も思わず、歌詞とメロディが自然と口ずさむ曲がない。
もっとリプライズでの歌を取り入れる必要あり。
舞台セットおよび照明に変化必要。映像使用も部分的にあっても良いと思う。

Pride -プライド [傲慢] -

Pride -プライド [傲慢] -

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/08 (月)公演終了

満足度★★★★

初見でしたが楽しめました
人物相関は完璧に把握は出来てなかったんですけど
スクリーンをこんな風に使うのかと驚きでした。OPもかっこよかった。
長台詞が多かったんですけどテンポの悪さとかはなく噛むシーンもあまりなかった。ただ早いので反芻してたら置いてかれます。
檜山役の方がよかった。全体通して長いですが面白かったです。

流れんな

流れんな

iaku

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★

密度の濃いお芝居でした。
いろんな課題が詰め込まれたすごい公演だったと思う。
いろんな賞を取られてる作家さんの作品、という先入観なしでも
自然にうなずける、自然に涙する作品だった。
また福岡での公演をお待ちしています。

ネタバレBOX

アフタートークで初めて横山氏を拝見しました。
思った以上に若い方でびっくり。しっかりしてるな~~~
そして、きららの池田さんがむちゃくちゃ可愛くて(〃▽〃)
闇とルシフェリン

闇とルシフェリン

田中美沙子

調布市せんがわ劇場(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題750(13-176)
19:30の回(曇、風強い)。予約返信のメールには「19:00より受付開始」とありましたが、もっと早くから受付していたようです。開場は19:00、下手に「ベッド」、舞台両脇に2段重ねのスピーカー。田中さんは2作目で、前回もおなじ此処で「うぶ毛しっぽと白髪まつげ(2012/6)」。19:32前説、19:34開演~20:33終演。とても刺激的で面白かったです。

ネタバレBOX

「ルシフェリン」というコトバを知らなかったので調べてみると・・・ホタル、深海魚、微生物などが起こす生物発光の源。なるほど!確かに!

ベッドはただの置物ではなく、白い「モノリス」のようにみえるし、「骨」のシーンとあわせると「2001年宇宙の旅」にみえてくる...。タイトルにあるように「闇」をうまく操り、肉体の陰影、舞台に映る影、モノクロの空間。実体、その影、その後ろのベッドに浮かぶ人像、この3重の連なり、ここで「ツァラトゥストラ(カラヤン/ウィーン・フィル)」が鳴り響いたら...

光が届かない深海、明か/暗か、深遠な宇宙空間、ベッドに輝くのは大星雲。

原始生物~殻を持ち歩み始め~立ち上がり~無限の世界へ。
Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★

さすがの安定感
前回公演同様ベタのバランスもいい
笑いや感動成分もあり
主演の方や劇団の方の演技力も素晴らしい
ただちょっと長くて僕は中盤だれました
でもトータル的に素晴らしい公演、劇団であることは間違いないです

アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/06/29 (土) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★

いまひとつでした
トリッパーはよくあるネタ

ネタバレBOX

アガリスクのは客演の方の声がでかすぎて不快だったのと
頭をぶつけるトラブルから帽子が見える設定にして帽子を好きに変えるのはいいが最初の設定を崩すのがちょっと早い気がした
コーヒーの方は初見でしたが合いませんでした

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