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『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】

『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

45分という微妙な長さをうまく活かせたオーソドックスな人情コメディ
「人情的」なところが嫌みにならず、なかなか良かった。

犬と串からの、いいトスをもらい、きちんと笑わせるところで笑いを取っていく姿勢が見えた。

ネタバレBOX

※黄金のコメディフェスティバル2013のほうにも「観てきた」があり、こちらの劇団のところにもある。
 後々の資料的な意味合いも考えて、こちらにも書くことにした。
 内容は同じ。



「寿司屋ネタ」は、この前の犬と串から、抜群のトスが上がったために、ラッキーパンチのようにオープニングをで観客を温めたのは、運が良かった。
お陰で、その後も観客は笑いやすくなっていた。

その後でも、犬と串の演劇の神様を持ってきて笑わせる貪欲さがいい。ラッキーな寿司屋ネタにさらに被せたことで、生さを感じる。

ストーリーは、娘の彼氏が父親に結婚の承諾を得るという、ありふれたシチュエーションではある(PMCにもあったし)。しかし、単にそこ1本に絞り込むことなく、父親が結婚の承諾を得るときのことや、母親が幽霊が現れるということろなどを、細かく説明しないでうまく盛り込んできたところが、結果的に話を膨らませていった。

つまり、父親が結婚の承諾を得た過去のシーンの再現や、幽霊の辻褄(例えば、なぜ彼だけに見えるのかなど)を見せなかったことで、話が散漫にならなかった。

8割世界のメンバーはいつもとおりに演じていて、いつもだったらハイテンション続きだと、ややうるさく、鬱陶しい感じさえすることもあるのだが、その鬱陶しさがストーリーとリンクしていたので、笑いとなっていた。

そういう中で、ともすればテンションが高いことで、舞台全体が浮つくところをアンカー的にきちんとつなぎとめていた、父親役の凪沢渋次さんと母親役の伊藤摩美さんが好演。彼らも他のメンバーと同様に「観客を笑わせよう」と攻めてきて、テンションを高くしすぎていたら、これだけのいい感じの舞台は生まれなかったと思う。

舞子さんの登場は、前回の作品で、死体役だった舞子さんの登場なのだとは思うのだが、それに何人が気がついたか。前回観ている人がどれだけいるのかということを考えると、そこの部分に乗っかるのはどうなんだろうか。


ただ、残念なのは、タイムをかけたときの、「コメディですよ〜」「面白いシーンなんですよ〜」的な、ぬるいBGM。コメディとか笑いのシーンでこういうタイプの音楽が鳴ると笑いが一瞬で萎えてしまう。ダンスシーンや要所要所には音楽はあってもいいが、あえて、というか逆に変な使い方としてそういう雰囲気を盛り上げる的な音楽の使い方もあるとは思うが、使い方によっては自信のなさを露呈してしまったり、逆効果になってしまうということを肝に銘じておいたほうがいいと思う。
クイニーアマン~言いたいだけ~

クイニーアマン~言いたいだけ~

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

ウルトラ・ナンセンスと言う割には、予定調和な印象
ナンセンス度の切り込みを深く、1つひとつの要素については、もっともっと練って欲しかった。

所々は、笑ったけどね。

「黄金のコメディフェスティバル2013」で嬉しいチームとして参戦。

ネタバレBOX

※黄金のコメディフェスティバル2013のほうにも「観てきた」があり、こちらの劇団のところにもある。
後々の資料的な意味合いも考えて、こちらにも書くことにした。
内容は同じ。

ウルトラ・ナンセンスというだけあって、なかなかいい感じだったのだが、最初に変な妖精のようなブリーフ男が出てくるまでが長い。
そして、出てきてからも、パターンが同じすぎて長くて少し飽きた。

「言いたいだけ」という突っ込みをする妖精的なモノは、ブリーフに変な被り物で、背中に羽根的なものを付けているのだが、なんかどこか別の劇団でこんな変な妖精的なものが出てきたらありそう風体で(ホントにどこかであったかもしれない)、既視感アリな印象がツライ。

出オチ的で一瞬は「おっ」と思ったが、その後に変化も展開もほとんどなく、イイカゲンで、テキトーな感じにしたかったのだと思うのだが、その「イイカゲンで、テキトーな感じ」についてもっと掘り下げて面白くして欲しかった。さらにナンセンス度を上げていかないと、面白くまではなっていかないからだ。あまりにもすぐに思いつきそうな、イイカゲンで、テキトーな感じだったので。

後半、演劇の神様が出て来てからは、もう少しは面白くなってきたのだが、それでも「言いたいだけ」を言っているはずの台詞のバラエティが乏しく、さらにその内容的に「なるほど」思うほどの納得度は低かったように思う。

その「言いたいだけ」の台詞がキモであり、そこが面白くなっていかないとなかなか笑えない。それらしいシチュエーションもあるのだから。

全体的にわさわさした感じで、それが計算ずくでなく単にわさわさしているだけにしか見えず、ナンセンス度の切り込みが足りなく、不発に感じてしまった。
演劇的なアプローチの中にある「ナンセンス」にとどまっていて、あまりにも予定調和な内容だった。本公演とは違う、せっかくのチャンスなのだから、観客をぽかーんとさせるような、ウルトラ・ナンセンスにして欲しかった。

つまり、「言いたいだけ」の台詞で観客に近づきつつ、とてつもないナンセンスで観客を突き放す、そんなバランスとセンスが欲しかったのだ。


モラルさん登場は、すっごく笑ったけどね。

あと、この「観てきた」は、「ナンセンス」って言いたいだけかもしれない。
黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ウルトラ・ナンセンス・コメディ VS オーソドックス・コメディ
「嬉しいチーム/犬と串、8割世界」

ナンセンスな笑いは好物なのだが、今回の軍配はオーソドックスのほうに上げる。

ネタバレBOX

さきほど気づいたのだが、フェスの「観てきた」と当時に各劇団ごとの「観てきた」もある。
これってどうすればいいかな? と思ったのだが、後々の資料的な意味合いを考えると、劇団を検索したときにも、公演の感想が出てきたほうがいいと思ったので、両方に書くことにした。
内容はまったく同じ、になると思う。たぶん。


<犬と串『クイニーアマン~言いたいだけ~』>★★★

ウルトラ・ナンセンスというだけあって、なかなかいい感じだったのだが、最初に変な妖精のようなブリーフ男が出てくるまでが長い。
そして、出てきてからも、パターンが同じすぎて長くて少し飽きた。

「言いたいだけ」という突っ込みをする妖精的なモノは、ブリーフに変な被り物で、背中に羽根的なものを付けているのだが、なんかどこか別の劇団でこんな変な妖精的なものが出てきたらありそう風体で(ホントにどこかであったかもしれない)、既視感アリな印象がツライ。

この妖精的なものは、出オチ的で一瞬は「おっ」と思ったが、その後に変化も展開もほとんどなく、少し退屈。ブリーフ脱ぐのもありがちでつまらない。

たぶん、この造形は、イイカゲンで、テキトーな感じにしたかったのだと思うのだが、その「イイカゲンで、テキトーな感じ」についてもっと掘り下げて面白くして欲しかった。あまりにもすぐに思いつきそうな、イイカゲンで、テキトーな感じだったので。

後半、演劇の神様が出て来てからは、もう少しは面白くなってきたのだが、それでも「言いたいだけ」を言っているはずの台詞のバラエティが乏しく、さらにその内容的に「なるほど」思うほどの納得度は低かったように思う。

その「言いたいだけ」の台詞がキモであり、そこが面白くなっていかないとなかなか笑えない。それらしいシチュエーションもあるのだから。

全体的にわさわさした感じで、それが計算ずくでなく単にわさわさしているだけにしか見えず、ナンセンス度の切り込みが足りなく、不発に感じてしまった。
演劇的なアプローチの中にある「ナンセンス」にとどまっていて、あまりにも予定調和な内容だった。
このフェスは、本公演とは違う、せっかくのチャンスなのだから、観客をぽかーんとさせるような、ウルトラ・ナンセンスにして欲しかった。

つまり、「言いたいだけ」の台詞で観客に近づきつつ、とてつもないナンセンスで観客を突き放す、そんなバランスとセンスが欲しかったのだ。

モラルさん登場は、すっごく笑ったけどね。

あと、この「観てきた」は、「ナンセンス」っていいたいだけかもしれない。

<8割世界『狸のムコ入り』>★★★★★

オーソドックスな人情コメディ。
きちんと笑わせるところで笑いを取っていく姿勢が見えた。

「寿司屋ネタ」は、この前の犬と串から、抜群のトスが上がったために、ラッキーパンチのようにオープニングで観客を温めることができたのは、運が良かった。
お陰で、その後も観客は笑いやすくなっていた。

その後でも、犬と串の「演劇の神様」を持ってきて笑わせる貪欲さがいい。ラッキーな寿司屋ネタにさらに被せたことで、演劇の生(ナマ)さを感じさせる。

8割世界は、後輩の犬と串に感謝しないと(笑)。

ストーリーは、娘の彼氏が父親に結婚の承諾を得るという、ありふれたシチュエーションではある(PMCにもあったし)。しかし、単にそこ1本に絞り込むことなく、父親が結婚の承諾を得るときのことや、母親が幽霊が現れるということろなどを、細かく説明しないでうまく盛り込んできたところが、結果的に話を膨らませていった。

つまり、父親が結婚の承諾を得た過去のシーンの再現や、幽霊の辻褄(例えば、なぜ彼だけに見えるのかなど)を見せなかった、くどくどと説明しなかったことで、話が散漫にならずに、ストーリーに膨らみを持たせた。

8割世界のメンバーはいつもどおりに演じていて、いつもだったらハイテンション続きだと、ややうるさく、鬱陶しい感じさえすることもあるのだが、その鬱陶しさがストーリーとリンクしていて、うまく笑い結びついていた。

そういう中で、ともすればテンションが高いことで、舞台全体が浮つくところをアンカー的にきちんとつなぎとめていた、父親役の凪沢渋次さんと母親役の伊藤摩美さんが好演。彼らも他のメンバーと同様に「観客を笑わせよう」と攻めてきて、テンションを高くしすぎていたら、これだけのいい感じの舞台は生まれなかったと思う。

舞子さんの登場は、前回の作品で、死体役だった舞子さんの登場なのだとは思うのだが、それに何人が気がついたか。前回観ている人がどれだけいるのかということを考えると、そこの部分に乗っかるのはどうなんだろうか。

ただ、残念なのは、タイムをかけたときの、「コメディですよ〜」「面白いシーンなんですよ〜」的な、ぬるいBGM。コメディとか笑いのシーンでこういうタイプの音楽が鳴ると笑いが一瞬で萎えてしまう。ダンスシーンや要所要所には音楽はあってもいいが、あえて、というか逆に変な使い方としてそういう雰囲気を盛り上げる的な音楽の使い方もあるとは思うが、使い方によっては自信のなさを露呈してしまったり、逆効果になってしまうということを肝に銘じておいたほうがいいと思う。
オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

七里ヶ浜オールスターズ「オーラスライン」観ました
 以前、前川麻子さんのおっさん群像劇「モグラ町」シリーズを観て、とんでもなく楽しかったです(二作目は、私の地元でも旅公演されました)。
 加えて、今回は昨年観れなかった「愛のゆくえ(仮)」で麻子さんと共演された赤ペン瀧川先生主宰の公演ということで、どんな方か見るのも楽しみの一つ。


 OPの入り、おっさんメンバーのトリ、森田ガンツさんが入ってきた時点で、勝ち。なんというズルいキャラ(笑)

 それぞれの(ダメな事情を抱えた)大人が集まって、足元おぼつかない若者を巻き込んでのグダグダ劇。
 負けと分かっていても、厳しい現実を突きつけられても、明日へ希望をつなげる自分の人生。
 瞬間最大熱量の高い大人たち(すぐ冷める)にいいように振り回されながら、結局前向きに歩く若者たち 。

 役者もみな巧み。それぞれの役者に当て書きされた、個性的なキャラが組み合わさって、一つの場を作る。
 特に印象的だったのが、いちばん出番の少ない瀧川さんの声と目力…鬱屈したパワーが、終盤の長台詞で炸裂。
 

 ラストシーンは、おっさん全員で…(笑)
 小品だけど、こういう芝居を仕事帰りに常時観られる環境があると、人生に少しでも潤いを与えられると思いました。

ショコメ!

ショコメ!

演劇畑ハッピーナッツ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハマった
ジェイサン日の金曜日とお化け屋敷が笑いのツボにドハマリでした!この二本はオチも予想とはずれて、そっちで来たかぁ~!って感じで楽しめました。

ショコメ!

ショコメ!

演劇畑ハッピーナッツ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

練られてました。
8本とも、おもしろかったです。
ショートというには、ちょっと長いかなと感じるものもありましたが、
それだけのことは、しっかり織り込んでのオチ。
それも、多分こうかなというところに行くと見せかけての、展開と終結。
3人の脚本家さんの違いも出てて、おもしろかったです。

ネタバレBOX

どんなにすごいパイロットかと思いきや・・・
大女優さんを取り巻くやりとり、べただけれど笑える。
男と女の心と行動が、なんとも・・・
実は、ゆうれいでした、ではなく・・・だった。
いいやつ?ジェイソン。
2機の飛行機内でのやりとりが、絶妙に交差。
『声』に注目?ありえないロボット。大文字焼きで爆笑。まだ、これでもかと・・・
喫煙は演技でよかった気もしたが、Wじゃなかったのね。
オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

丁度いいのかも
65分という短い時間だが、場面転換なしのワンシチュエーションだと丁度いいのかもしれない。短いとも長いとも感じさせない。個性的なキャラ設定で演者それぞれが際立っていて楽しめた。

ネタバレBOX

おやじ四人は、それぞれに個性的で技術が高いのは流石。普通の会話の応酬だが、聞き取り易さ、声通りの良さが抜群。中でも森田ガンツが印象的。ある意味役どころろが大きいわゆる大ボケ担当で有川マコトとの掛け合いが良かった。

劇中の設定上では唯一マトモな登場人物の筈なのに、何故か浮いてしまう事で笑いのポイントを作っていく一色洋平も良かった。声張った時のあの独特の雰囲気は彼の魅力のひとつ。あと腹筋拭くギャグは彼の体躯でなければあそこ迄面白くならない。

紅一点の浅野千鶴は、見事にウジウジした女子を演じてた。自分の中でいろいろな思いが交錯して結局前に進めないでいる姿が観ていてイライラする程。それをもっと駄目なおやじ達が後押ししていくという構図にガッチリ効いていた。
黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

嬉しいチーム
テレビ放映が予定されているからかもしれないが、設定されている上演時間45分というのが面白い制約をもたらしている。ショートというには長すぎるけど、きっちり内容を詰め込むには短すぎる。演出・脚本の上手さが求めれている気がする。

ネタバレBOX

犬と串は、こういうこともあるのかという位合わなかった。観るの3回目で初めて。ナンセンスなのは覚悟の上。でも、脱ぐにしても、キスするにしても、食い物ネタするにしても納得感が全く感じられず。45分に詰め込もうとしすぎなのでは?

8割世界は、ハートフルコメディの王道といった感じ。犬と串のネタパクリ混ぜるなどで、通常の観客層と違うことを意識した調整も好感もてる。充分に楽しめたし、一瞬泣きそうになった。ただ、観客に優し過ぎるのか「笑い」が少し物足りない。
イキヌクキセキ~十年目の願い~

イキヌクキセキ~十年目の願い~

NoH-Ra

東京グローブ座(東京都)

2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

「矢口真里 不倫騒動」は一ヶ月前に始まっていた



「不倫騒動」で連日、スポーツ紙や週刊誌の紙面を覆いつくし、ワイドショー番組のVTRに出演し続けた元モーニング娘。のリーダーは?

こう取材陣から問われたとすれば、有楽町駅前の広場にいる歩行者全員が 「矢口真里」の名前を語り出すだろう。

私が「不倫騒動」以前で彼女を目撃したのは、一ヶ月程ばかり遡らなければならない。

もちろん、「芸能リポーター」として彼女の様子を見ていたわけではなかった。

「東京グローブ座」の座席にいる一人の観客として、「矢口真里」の演技を、歌唱を見ていたのである。

『イキヌクキセキ』という3.11後の10年後を見据えた舞台。
津波により両親を亡くした少女は、あの揺れを経験して10年の歳月を経て、中学生を迎えた。

「里親」の家庭では自ら礼節を重んじるものの、“父親”“母親”と打ち解けることは できないままだった。

そんな“娘”を、未だ東日本大震災に沈む“両親”は不安そうな眼差しで見守っていた…。

「朗読」でしか築けない、そういった舞台は 存在する。

微妙なアクセントや、役者が入り込むコンテンツ性において、「朗読」には力がある。

実際、亡き旦那と指輪を無くした口論をぶり返すシーンは、非常な怒り の感情を抱えていた。

そして、終盤に掛け、矢口真里の涙がポツリ、ポツリとステージの床へ落ちていく。
“娘”への温かい感情も そうだが、
東日本大震災を被災し離れてしまった旦那への“愛情”と、その“無念”が純水を額に辿らせた原因に違いない。


私は感情移入によって流れた矢口真里の純水に対し、ある意味では視野の狭い、思いもよらぬアクションを取る一途な女性を感じ取った。

マイナス•イメージのみで こうした評価をしたのではない。
誇るべき一面だろう。

その約一ヶ月後、彼女は私が芸能リポーターの素養を備えていることを証明した。
「思いもよらぬアクション」をしでかした結果、生放送番組を事実上降板したのである。


劇中の主題歌が思い出されよう。



『恋におちて-fall in love』


女の不倫をテーマにえがいた、90年代初頭放送のTBSドラマ主題歌。


「ダイヤル回して、手を止めた」


彼女は手を止めることなく、頬を流れた純水を口に含み、思いもよらぬアクションに出た。


私は、ただただ「朗読劇」の力を知った。

















わたし、▽、festival

わたし、▽、festival

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★

無題794(13-223)
19:30の回(曇)。受付前に着いてしまい階段下で少し待つ...蒸し暑い。19:00受付、入り口側が客席、桟敷、マル椅子、パイプ椅子。舞台には水色模様の布(天ぷら銀河用)が吊らされています。mimimalは4作目になりますが、いつも不思議な感覚に陥ります。ストーリーよりも雰囲気を味わいに来ているようです。ケッタイな道具と動き、大きな器にみえてしまうセリフ(中に何を詰めるのかは観客任せ)、結構、じっとしている(固まっている)役者さん、今夜も健在。

天ぷら銀河は初めてで、こちらもなかなか好みでした。ゴダイゴ(1979..この映画は劇場でみました)とビートルズは世代的にかなりずれているように思うのですが、選曲の基準はどうだったのでしょう。「なぜ未来人」という問いにハッタリでも思い込みでもいいのできちんと意見が欲しかった。お客さんは懸命に考えながらみている(当たり/外れは関係なく)はずなので...

19:23開演前のトーク、5分押し、19:34開演~20:01(天ぷら銀河)~20:34(mimimal)~20:50(アフタートーク)。

すでに、私には好き嫌いを超えた時間になっているようです。

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★

一番後ろ
面白い。

ネタバレBOX

とある有名歌劇団のオディション控え室。

浅野千鶴…オーディション前に帰ろうとするネガティブな女の子。結局運もなかった。
有川マコト…焼芋屋。色々かえたくてオーディンを受ける。
森田ガンツ…殺し屋(サラリーマン)。歌劇団の演出家暗殺のためオーディションを受けるが、浅野のため暗殺を諦める。
本井博之…無職。就職活動としてオーディションを受ける。下ネタ好き。
野口雄介…広告の営業。歌劇団にきられたため、ネタ的意義と反逆精神でオーディションを受ける。
一色洋平…前向きで熱い受験者。皆にダンスを教える。
瀧川英次…歌劇団のスタッフ。話が長い。

長い待機時間での人生論な会話劇。動機は色々あれ、縁あって同室となった若人とオッサンらの考えと悩みが浮かび上がっては沈んでいく。華やかな歌劇団を目指し、滞留しているような人生を歩む人々の思いを静かにユーモラスに表現する。

時間押しまくって森田の順番になるも、森田は浅野に譲る。それでも帰ろうとする浅野に対して、歌劇団スタッフを続ける瀧川が話をする。なんとか決意しオーディションを受けようとするが、出が寝ていて、オーデョションを受けられずじまい。皆部屋を後にする…。
決して人生上り調子でないオッサンらだけど、決して悲観してない爽やかさが魅力。華やかな舞台のステージ裏にも立てない男らの、めげない思考にちょっとだけ前向きになれるようだった。
PADMA vol.5 「戦国BARASHI」

PADMA vol.5 「戦国BARASHI」

Performance team PADMA

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

さらなる進化を遂げた感じ
キャパ400近い劇場でのパフォーマンスはまさに「劇場版」(いや、今までも劇場での公演ではあったのだけれど)。
舞台のタッパを活かした「かつてない」高さからのジャンプや客席通路も使った演出など、あれこれスケールアップ。
ある舞台のバラシと建て込みに来た裏方達が調子に乗って「芝居ごっこ」をしてしまうという構成で、前半はパフォーマンス中心、後半は(パフォーマンスも含まれる)芝居中心としたことにより上演時間時間は115分(休憩10分を含む)と史上最長だったが、体感的には90分程度。
もちろん新ワザやゲストパフォーマーとの複合ワザなどもあり、さらなる進化を遂げた感じ?

ネタバレBOX

今までの人間vsMTBバイクのプロレスタッグマッチに加えて、MTBバイクを馬に見立てて時代劇の殺陣にも使うなんて、本当にバカ!(笑)

また、ゲストパフォーマーのフープマンもフラフープを回しながら縄跳びをするなんて、ムチャをするなぁ…(呆)
銀河鉄道の夜 〜青〜

銀河鉄道の夜 〜青〜

からふる

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/08/19 (月) ~ 2013/08/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

来年また新版が観たい!
銀河鉄道内にほぼ特化した前年版と較べ、お馴染みのあのフレーズから始まる分、原作に忠実になった反面「普通になった」感無きにしも非ずではあるが、その略し方が巧く、また、ラストやケンタウロスの祭りシーンを筆頭とした照明、天の川をモチーフとした装置なども良くて感服。
来年、さらに改めた版とか観たいなぁ♪

クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

近い将来
起こり得るであろうテーマを2つのストーリーが交わる構成で観せてくれ、重い雰囲気でしたが面白かったです!

ネタバレBOX

下界での出来事は時間軸が遡っていくために、つながりの関係で同じシーンが多くでてくるのが少し気になりました。 あと、クローンの問題は現状ではなかなか答えの出せないところがあるので、おとしどころなど難しかったように感じました。
EZ

EZ

電動夏子安置システム

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なしの一作
いやぁーもの凄く面白かった。

メインの投票劇の設定の妙もあるけれど、
父親の事故の真相、工場のトラブル、掛け軸の謎、とどんどん風呂敷を広げ、
それらを1時間以内で見事に畳み、
笑いもしっかりと取ってくるその構成力が半端ない。

とても満足度の高い密度の濃い作品でした。

ネタバレBOX

遺書の内容の是非を問う投票ゲームEZ。
敵味方が目まぐるしく入れ替わる心理戦、手札をすり替えるという分かりやすいどんでん返しの後、
工場で発生したトラブルによって遺産と共に負債まで分配されてしまうという二段オチが◎
それでも明日はきっとくる

それでも明日はきっとくる

I.Q150

塩竈市遊ホール(宮城県)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

母親って、やっぱり凄いなぁ。
 ・・・と思った。
 親不孝者の私には、
 母親を演じた丹野久美子さんのセリフ一つ一つが、
 胸に突き刺さって来た。


 http://ameblo.jp/tc-tama/entry-11595542838.html (Ameba日記)

ネタバレBOX

 それにしても、
 あきおさんの彼女さん、
 「少しだけど」ってクッキーを差し出す時、
 綺麗に倒れましたけど、
 あれは、段取り通り?
 それとも、ハプニング??
ジゼル

ジゼル

萌木の村

萌木の村特設野外劇場(山梨県)

2013/07/30 (火) ~ 2013/08/10 (土)公演終了

満足度★★★★

『ジゼル』の名手,アンナ・パヴロワ,オリガ・スペシフツェワ,アリシア・マルコワ
『ジゼル』の名手,アンナ・パヴロワ,オリガ・スペシフツェワ,アリシア・マルコワ

鈴木晶『バレリーナの肖像』の中では,『ジゼル』を得意とし,それが当たり役になったバレリーナは,三人いた。アンナ・パヴロワ(1881-1931),オリガ・スペシフツェワ(1895-1991),アリシア・マルコワ(1910-2004)である。彼女たちに共通の特徴は,小顔で,手足が細く長く美しい。

『ジゼル』のような物語性を重視し,演技力も必要とするバレエは,やがて,チャイコフスキーの作品に代表されるクラシック・バレエにその場所を譲る。さらに,ディアギレフとニジンスキーによるバレエ・リュスの革命で,完全に忘れさられるかに思えるが,実は,『ジゼル』は,しぶとく生き残り,世界中で愛され,子どもたちの学ぶ古典となっていく。

芸術の芸術たるゆえんは,絶え間ない創造,であろうから,実験主義・前衛主義は必然なのかもしれない。そのことを,チェーホフは,『かもめ』の中で描いている。新しく追求する姿は,どことなく滑稽でもあり,最初理解されないものにちがいない。とりわけ,バレエというものは,総合芸術をめざして,一番大きく変化した芸術であり,複雑である。

クラシック・バレエが,『ジゼル』などと格段にちがう世界になってしまったのは,チャイコフスキーなどの音楽が,高度で複雑,ハイレベルな域に到達してしまったことが,演技を相対的に幼稚なものに見せてしまったこと。さらに,ニジンスキーなどに象徴的に示されるように,男性のバレエが力強く魅力的だったことは,ロマンチック・バレエをぶち壊してしまったこと。そういったことが,あるかと思われる。

なにゆえにであろうか,『ジゼル』は,今度は簡単に消えなかった。おそらく『ジゼル』は,くりかえし上演され,クラシック・バレエや,バレエ・リュスの革命に刺激されて,洗練されたものに変化していったのだ。

パヴロワが,チュチュで踊った写真には,「Anna Pavlova in Giselle wearing a Romantic Tutu.」と書かれていた。バレリーナが,『ジゼル』を演じた時の写真には,魅力的なものが多いと思う。

ディアギレフとは,何者であろうか。彼は,チェーホフの『桜の園』さながらの世界に生きた没落貴族集団の一員である。また,オスカー・ワイルドと同様に,同性愛者としても有名である。芸術は,その過程はともかく出来が良ければいいので,彼らが,文学者として,バレエ革命家として優れていることは,十分認識しないといけない。

ディアギレフの伝記を読むと,最初から,バレエに重大な関心を持っていた人ではない。過去の絵画を蒐集することが,その目録を作ることが,一番の仕事であった時期がある。その後,絵画的な感覚,ピアノを弾き作曲できるなどマルチな能力がバレエ革命家として,開花する。

パヴロワは,ディアギレフの近くにいたバレリーナではあるが,実験主義・前衛主義を嫌っている。むしろ,過去の『ジゼル』などの素朴な物語に,比較的シンプルな音楽,そして,技術的には,正統的で,超高度・ウルトラの技巧に走らない,そういう世界が好きだった。そこでこそ,自分たち女性,バレリーナの美しさが輝くのだ。

オリガ・スペシフツェワ(1895-1991)は,タマラ・カルサヴィーナと,パヴロワと並んで,20世紀初頭の三大バレリーナといわれる。オリガの美貌に,実の母親も嫉妬した。孤児院に預けられ,後に,マリインスキー劇場の舞踏学校に入る。1919年,オリガは,『ジゼル』を踊る。『ジゼル』は,そもそも,心理葛藤のドラマでもあるので,神経質なオリガにはうってつけの作品だったようだ。『サロメの悲劇』もおそらく適役だったに違いない。95歳まで生きたが,精神病院に長く収容されていた。

アリシア・マルコワ(1910-2004)は,マコーヴァと言う愛称を持つ。ロンドンに生まれ,巷のバレエ教室で頭角を現していく。児童福祉法などの拘束があって,10歳になってやっと舞台に立つ。親子でパブロワを崇拝していたが,やがて,ディアギレフに見出される。ディアギレフは,同性愛者なので,女性に興味はなく,さらに,子ども嫌いだったらしい。しかし,マルコワの才能は認めていた。

1924年,マルコワは,14歳でバレエ・リュスの最年少ダンサーとなった。1929年,ディアギレフは,18歳になったマルコワのバレリーナ昇格を決める。マルコワに,『ジゼル』を踊らせようとする。その夏,ディアギレフは死んでしまった。

マルコワは,驚異的な記憶力の持ち主で,一度で振付を覚えてしまうことができたと言う。マルコワは,手足が,並はずれて長く,顔も小さかった。一番の当たり役になったのは,やはり『ジゼル』であった。現在,ビデオ『ジゼルの肖像』に少し面影が残っている。94歳で亡くなる。

参考文献:バレリーナの肖像(鈴木晶),ディアギレフ:芸術に捧げた生涯(みすず書房)

青い月の夜

青い月の夜

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

大人な切ない舞台
開演前のジャニスの歌で、もう引き込まれてしまった感じ。主演お二人の演技が際立っていました。目を見ただけで、感情が分かるってすごい。河合さんは舞台が似合いますね。他の出演者の皆さんもそれぞれ個性的で、途中笑いを挟むシーンでもやり過ぎ感がなく、非常に良かったです。ピュアな子供時代を演じたお二人も素敵でした。ただラストの狂気的な部分、友人は一部納得いかないようでした。私も、少し世界観が壊れてしまった気がしてます。この部分以外、(決して派手ではないですが)とても心に染みいる作品でした。

『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】

『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
めちゃ面白かった。

喜劇なんだけど、しっとりする場面もあり。

一番気に入ったネタをネタバレに。

ネタバレBOX

3人の自己紹介のシーンは大笑いした。というか、腹がよじれるかと思った。
ここまでツボにはいった笑いは10年に一度クラスだった。


Smoker's mail

Smoker's mail

演劇集団若人

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

謎解き
ノブナオが死んだ真相が、紆余曲折(?)しながら、解かれていくストーリーが面白かったです。いつの間にか、自分も一緒に考えていました!面白かったので、役者さんの演技は、もう少し頑張ってほしいかな・・と思いました。

ネタバレBOX

良いシーンでセリフを噛んでしまう場面があったのと、ラストのミュージシャンを目指している女性のギターと歌は、本来なら感動するシーンの筈だと思うのですが、それを壊してしまっているように感じました。

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