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ドングリコッコとコッココッコの冒険

ドングリコッコとコッココッコの冒険

市川市文化会館

市川市文化会館(千葉県)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ミュージカル『ドングリコッコとコッココッコの冒険』を市川市民文化会館で観た。
ミュージカル『ドングリコッコとコッココッコの冒険』を市川市民文化会館で観た。このお話は,ハイキングに出かけて,そこで遭難してしまう親子の集団が主役である。夢のような世界にまぎれこむと,森の妖精やら,動物たちが,意外にも楽しい時間を与えてくれる。本当に山の中で道に迷うと,これは,腹もすくし,寒いし,体調を崩し始めるようなことも多く,悲惨だ。しかし,この物語では,親子で森の中で楽しく遊ぶ。

演劇の構成は,比較的良く知られている童謡がいくつか紹介されている。子どもの遊びは,気が付くとテレビ・ゲームのようなものが主になってしまった時代かもしれない。そこでは,塾などに通うスタイルが多いと,集団で縄跳びとか,かくれんぼなどする暇もない。また,街の中では,神社のような遊び場所も減少し,子どもが動きまわることもできない。さらに,子どもだけでどこかで遊んでいる状態が,危険だという考えもある。

演劇・ミュージカルは,まず,固い身体をほぐすことから出発するという人も多い。その点で,早くから,身体全体を十分に使って,ダンスをし,大きな声で合唱するのは,基本的な幼児教育にもなるのだろう。こういったことをしっかりやると,言語による障害ももしかして出にくいかもしれないし,改善されるだろう。また,なんらかの運動をすることは,明るい性格もできるにちがいない。

市民が,参加型で始める演劇・ミュージカルは,こてこてのプロ集団ほど充実はないし,演出効果も比較的単純なものだろう。結局,学生演劇などが,のりで,なんかおもしろいものをやっているのと同じで,自己満足ぽいかもしれない。演劇・ミュージカルに何を求めるかというちがいがそこにはあるが,ずっと観ている人は,いつかは,自分もステージに立ってみたくなるものかもしれない。観るのに比べ演技するのはたいへんだ。

それにしても,子どもを持つ親には,そこそこの責任はあり,緊張感もあるとは思うが,いつも楽しげである。とりわけ,親子で,楽しいミュージカルを作り,近所の仲間に観てもらうのは魅力的な空間だ。子どもは見ているだけで楽しいものだ。人の子どもを見ていると,自分も欲しくなるとも良く言われる。でもすぐ,大きくなってしまう。

スピードの中身(新キャスト)

スピードの中身(新キャスト)

中野成樹+フランケンズ

有明教育芸術短期大学 ホール(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/20 (土)公演終了

満足度★★★★

観る感覚がリフレッシュされる
いつもの如くお芝居を観る感覚で気軽に足を運んで、
受付で受講証を渡されたのにはちょっとびっくり。
公開講座的な扱いだったのですね。

で、中味はといえば、
とても分かりやすく、なるほど感にあふれた演劇トークと
驚きと見応えをもった2本の舞台でした。

ネタバレBOX

演劇2本の感想を

・ 『つながらない点と点、その間に、私たちは生きています』    

芸術教養学科演劇コース現役とOB作とのこと、これがお世辞抜きに面白かった。
平均演劇経験が1年数か月の役者達だそうですが
複雑にニュアンスを組み合わせることは難しくても、
一つの表現を貫く力はきちんと持ち合わせていて
シークエンスをこなしたり、リピートをしたり
バリエーションを少しずつ変化させていったり・・・。

で、そこに織り込んでいくコンテンツがこの上もなく面白い。
難しく組み上げたのではきっと上手く伝わらない感覚が、
ワンショットの会話やバリエーションで
すっと切り出されてくる。
きっと2~3行の台詞やほんの一ひねりだからこそ
訪れるものがある。

舞台のテンションがしっかりと作られていて、
観る側をそらさないし、
役者たちがちゃんと掌に載せている感覚だから
曖昧さがなくエッジも立っていて。

もう、ほんと、見飽きませんでした。

『スピードの中身(新キャスト)』  

作品としては以前にアゴラ劇場などで観たことがあったのですが、
今回はいろんな手練がさらに加わって、
従前に観たものよりもわかりやすくなっていました。

良い意味で作品がシンプルになっていて・・・。
なにか、要所がきちんと整理されていることに加えて、
前回見たときにはなかったシチュエーションごとのちょっとした外連もあって、
シーンというか視座の区切りが分かりやすくなっているというか。
その分、描かれるものもくっきりと伝わってきたように思います。

前回に観たときにも
かなり不思議な印象が残る作品だったのですが
今回は単に作品に描き出そうとしたものを
概念で理解したという満足感に留まらない、
もう一歩踏み込んだ
人が生き死すことへのシニカルな感覚に捉えられて。
なにか、作品の異なる表情を見たような気がしました。

こうやって舞台は幾様にも研がれていくのだなぁと思ったりも。

*** ***

2本立てのお芝居で、
演じる力の多様性と
日頃あたりまえのように観ている
キャリアを持った役者たちの表現の奥行きの凄さを
改めて目の当たりにしたような気もしたり・・・。
冒頭のトークショーのようなレクチャーも
目から鱗が落ちるような話もあって。

演劇としての秀逸さに目を奪われ、楽しみつつ、
演劇に触れる感覚がリフレッシュされたようにも思えたことでした。
ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

純粋に・・
面白い舞台を楽しんだという感じでした。とても面白くて、ずっと笑っていました。ストーリー自体はシンプルなのですが、役者さん達の演技、動き、ボケとツッコミ(?)が絶妙で、本当に楽しかったです。肩肘はらず、純粋に楽な気持ちで観る事ができました。他の方もコメントしていましたが、人を楽しませるというサービス精神が素晴らしいと思いました。大満足の舞台でした!

ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

え~雰囲気はー
’80年代の深夜バラエティーみたいなノリのドタバタコメディーでありました。
楽しめはしましたが、豪華なキャスト使ってやるにはチトと思った話の荒さというか雑さが気になったです。女性教師陣はホント自分が学生ならこんな先生達に教わりたくなるような素敵な方々でありました。こーゆーツクリなら”8割世界”さんが上手に舞台化していたなぁ・・・などと思ってしまいました。
すんません辛口で・・・。でも物販のパンフ購入した分許されて(^。^;)

ネタバレBOX

馬のカブリモノで気づくべきだった→「真夏の夜の夢」がベースでしたのね

先に重厚な先生ものの芝居「最後の授業」みていたので、
たぶん評価辛くなったんだなぁと自己分析。

はなから先生としての能力などが怪しい方々がドタバタやっていたんで、
できれば頭はいいのに行動が御馬鹿という設定で作って欲しかったと。

女性教師の対決は本気みたくて怖いくらいでした

タイトルが先生なのだから、生徒は話だけにして出さない演出にして欲しかったとか。化けさせるのにしても女装ぐらいと常識の範疇の判断して欲しかったなぁとか。伏線も結構生かしてたけど、実力はこんなものではないのでは?と余力を感じましたので要求が大きくなったかなぁ。徴兵で帰国する外人さんも初めの方から教室内に入らせる方が面白くなったでしょうにとも感じた。

先に水着姿を見ていたら不審者のカブリモノ程度では、同僚の教師とすぐに見破るのも普通と思うが。せめて怪物化した同僚さん半裸にせずボロでも着せて欲しかったです。で触ってやっと確認できるとしたほうが自然や。

途中での相関図は判りやすかった

こんだけ頭の回転ゆるい教師達なら、副担集めた2軍職員室とでも明言した方が納得しやすかったなぁ。とかいろいろ突っ込んで見てましたが、ドタバタコメディはこーゆーみかたはよくないのかなぁ・・・・

あーさて”七人のナナ”から10年近く・・・。
でナマ中原さん見れて実は大変嬉しかったのですが、
感想の評価には結び付ける事は出来ませんでした(-_-;)。
(麻衣さんにKY(もう死語かなぁ)な
声かけする観客が1名いてチト不気味に感じたりもしたです)
林家木久扇・木久蔵親子付かず離れず落語会

林家木久扇・木久蔵親子付かず離れず落語会

北鎌倉 お坊さん☆アカデミー

北鎌倉 円覚寺佛日庵(神奈川県)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

友人に誘われ拝聴してきました
で・・・・木久扇さま→大爆笑させてくださいまして大変感謝いたします(^^)
お寺の中の庵にて行われた落語会でありましたが。
前座の木りんさん(192cm!)と木久蔵さんはちゃんと(?)落語<木りんさんは”動物園”で木久蔵さんは”天狗裁き”(羽織脱ぐタイミングは父のほうが上手でしたね)>して下さったのですが(笑)。木久扇さんは自らの落語家への道を話してくださって。経緯からお世話になった各師匠の物真似交えて話されるもので、談志さんやら田中角栄さんやらの物真似が懐かしく楽しく聞けました。
特別付録では、親子対談にて野球選手になりたかった息子と漫画家になりたかった父の人生論が楽しく語られて、とても面白かったです(^^)。
仲入り15分入れての2時間半でしたが、長く感じなかったなぁ~。

TV番組アド街っく天国の「北鎌倉」の回で紹介されたそうで、
満席完売になったそうです。
また今回の会はBSフジで9月ごろ放映予定があるとのことです。
(詳しくは北鎌倉 お坊さん☆アカデミーのHPでも教えてくれるらしいです)

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★★

君臨してほしかった
山本タカさんが演出した劇団鋼鉄村松の「けつあごのゴメス」を観たとき
こてこてテイストをスタイリッシュに仕上げるセンスが素晴らしかったのだが
今回は元の本がすっきりしているせいかスタイリッシュにしたら薄味になった印象。
でも集団の動かし方、緊張感を呼ぶ声を重ねる演出は効果的だった。

ネタバレBOX

舞台中央に3畳ほどの畳の部屋、ここが秋葉原の耳かき専門店になったり
刺青の彫り師の仕事場になったりする。

みなみ(穂高みさき)は耳かき専門店の売れっ子従業員。
生活のため、家族のため、と嫌な客でも我慢して働いている。
次第にエスカレートしてくる勘違い客タカハシ(國重直也)から逃れたい一心で
みなみは同僚から聞いた刺青の店を訪れる。
そして彫り師(草野峻平)から「お前の本性は男を喰う女郎蜘蛛だ」と言われるまま
背中に女郎蜘蛛の刺青を彫ってもらうため通い始める。
そしてこれまでの弱い自分ではないと、タカハシに「もうこれ以上無理」と告げる。
逆上したタカハシはみなみの家へ押し掛け、祖母とみなみを殺してしまう。

実際に起こった耳かき店殺人事件と谷崎潤一郎の「刺青」をドッキング、
秋葉原の無差別殺人事件も絡めて“コミュニケーションに病む”心を浮き彫りにする。

タカハシの“コミュニケーション下手”なくせに“思いこみだけは人一倍”という
典型的な勘違い男ぶりがリアル。
検察官や弁護士の問いかけに対しても都合の良い解釈を展開して
どこまでも自分のことしか考えない困ったちゃんぶり全開だ。
あーいるいるこういう奴…と思わせる國重直也さんが上手い。

ちょっと残念に感じたのは様式美を体現する彫り師の影響が薄いこと。
あれだけ大仰な台詞と動きでみなみを説得して女郎蜘蛛を彫ったのに
肝心のみなみの変化がほとんど見られないので、彼のカリスマ性が失せてしまう。
刺青のビフォー・アフターの変化を、様式美でケレン味たっぷりに見せて欲しかった。
小さな声で客に「もう無理…」と告げる程度では彫った甲斐がないではないか。
さっさと8本の脚を仕上げて、出来上がった彫り物に憑かれたように
君臨してタカハシを喰い物にするみなみが見たかった。
その挙句に殺されて初めて、その死に方も含めて「女郎蜘蛛」な気がする。

アフタートークのゲスト、劇団鋼鉄村松の主宰ボス村松氏が面白かった。
ボスが「彫り師、間違ってるじゃん!」と指摘して客席から笑いが起こった通り
男を喰う前に殺されちゃった感が否めない。

みなみ役の穂高みさきさんに、彫りの痛みに耐えながらも変化していく
女のふてぶてしさや毒気がちらりとでも見えたら良かったが
ちょっとイメージが清純過ぎた印象。
それと、やっぱり美しい蜘蛛の彫り物が見たかったな。
遠山の金さんみたいにきれいなやつ。
だって彫り師が精魂こめて彫ったんでしょう?

客入れから劇中の選曲のセンスもいいし役者の出ハケを自由にする演出も良かった。
様式美とスタイリッシュな感覚の対比も面白い。
複数の役者が声をそろえて台詞を言う演出も、緊張感と暴力的な強さが出て好き。
24歳の山本タカさんが次に何をするのか、私はやっぱりコエキモが気になる。
二都物語

二都物語

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

ミュージカルファンにはどうか?
錚々たるメンバー、鵜山さん演出ということで、個人的に大変期待度の高い舞台でした。

「ニ都物語」は、ディケンズの作品、ということ以外何も知識のない私には、大変筋もコンパクトにまとまり、人間関係もわかり辛くなくて、さすが鵜山さんという感じではあるのですが、ミュージカル作品である以上、必要不可欠な要素がやや足りないように感じられました。

たとえ、どんな内容の物語であれ、ミュージカルである以上、高揚感や、夢見心地になれるシーンや、耳馴染みのある楽曲が必須だろうという気がするのです。そういう要素が、この舞台にはやや不足しているように思います。

でも、そういうミュージカル作品としてのクオリテイを度外視すれば、やはり、期待通りの上質な舞台作品だったと思います。

すみれさんが、身長が高く、それでいて、まだ舞台慣れしていないせいか、舞台上の佇まいに少し違和感を感じましたが、まだ開幕して日が浅いので、これから、進化されるだろうと期待します。

キリスト教精神に充ち溢れた芝居で、三浦綾子さんの「塩狩峠」を読み終えた時のような、深い感動を覚えました。

井上芳雄さんは、相変わらず、ぶれのない好演。浦井さんは、父親になってからの演技に、渋さが加われば、更に説得力が増すのではと思います。

今井さん、橋本さん、濱田さん、福井さん、宮川さんと、熟練の脇役陣が好演される中、楽曲が役を光らせるタイプの岡さんだけが、貧乏くじを引かれたような気がして、お気の毒でした。

難解曲が多い中、すみれさんのソロナンバーだけが、耳に残る美しい曲調でしたが、これが、ワイルドホーンさんの追加音楽でしょうか?

ネタバレBOX

鵜山さんは、ストレイトプレイの演出家としては、私のベスト5に入る大好きな演出家ですが、この作品を演出されるのは、任ではないのかなとも感じました。

ルーシーが父親と再会して二人が歌う場面とかで、普通のミュージカルの舞台では、歌う二人にだけスポットライトが当たる場合が多いと思うのですが、この舞台では、後ろに立って聴いている役者さん達の為所がなく、所在無げな感じでお気の毒になってしまいました。台詞劇だと、聞いている役者も、それなりの演技をできるわけですが、ミュージカルだと、どうしても不自然な気がしてなりません。

それぞれの役者さんが、この作品の役どころをしっかり自分のものにされた時、この舞台は、きっと深みを増して行くものと思います。

終幕になって、ようやく、ミュージカル作品としての見せ場が揃い、シドニーとお針子の女性との間に、心の絆が生まれるあたりから、涙腺が緩んで困りました。

観客の一人が、「リピーターは増えそうにない舞台ね」と言っていたのに、同意ですが、私は、進化を期待して、まだ2回観る予定でいます。

もう少し、メロディラインの美しい楽曲が多ければ、この作品、もっと素敵なものになっていたのにと惜しまれます。
キミが、No.1☆

キミが、No.1☆

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

彼女バージョン
彼バージョンと男女構成を反転させた別バージョン。
ストーリーの骨子は同じままで、台詞回しや演出が男女入れ替えに合わせて多少変更されていました。

こちらのバージョンの方が涙腺刺激度が高めかな。

鈴木区としては久々のがざびぃでの公演。
やっぱりがざびぃで観る鈴木区が一番しっくりきます。

ネタバレBOX

あくまで私の受けた印象ですが、
男女を入れ替えた事による変化は思ったより無かったような気がします。
彼バージョンのイットと彼女バージョンの好実の性格が割と似てたからかな。
二つのバージョンの印象の違いは
各演者さんの個性がそのまま影響しているように感じました。

彼バージョンの方が勢いがありコメディ色が強く、
落ち着いた感じのする彼女バージョンの方がラブ色が強い印象を受けました。
個人的には笑いとシリアスのメリハリがより効いていた分、彼女バージョンの方が好みです。
エリザベス

エリザベス

銀座セゾン劇場

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2000/08/01 (火) ~ 2000/08/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

ジーンズシートで観た
※実際の公演期間は1995年8月1日(火)〜8月30日(水)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年8月20日。銀座セゾン初めて行った。椅子があまりにも気持ちよくて寝たくなる誘惑にかられる。舞台は、美しいの一言。なんだかオペラみたいで(この時はオペラなんか観たことなかったが)、豪華絢爛だった。歌はなかったけど←そらそうだ。女王エリザベスが実は男でしかもホモセクシャルだったという話。これだけのセットと衣裳だと役者が負けそう、と思ったが出演者たちは皆素晴らしかったです。
変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

だまされた
ここでの評価高すぎ。女性客を意識して、女性客を泣かせようとして書いてるだろうことが好きになれない。笑えないくらだないシーンは怒りさえ覚える。

どっきり!成人式~オレもお前も~

どっきり!成人式~オレもお前も~

動物電気

駅前劇場(東京都)

2013/06/08 (土) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

記念公演
面白かったし、笑った笑った。まあ、物語的には少し薄いが、記念公演だからいいか(笑)

フライング北海道

フライング北海道

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

新宿シアターモリエール(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった~
いやーもうアニメでした(笑)面白かった~。また、出した前振り的なモノを、ちゃんと使う展開もよかったなあ。
(三体目が出てきて、あのネタするかと思ったら、それは流石に予想し過ぎだったww)
あのセットはやはり例の三作目を意識したのかな?

劇作家女子会!

劇作家女子会!

劇作家女子会×時間堂presents

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

色とりどり
彼への優位性をかけた女同士の物語だったり、ウザい感じだが、途中から寂しさの穴埋めなのかと感じたり、ちょっとホラーに感じたり、明るいコメディタッチの物語だったりと、なかなか色とりどりの作品で面白かったです。

65歳からの風営法

65歳からの風営法

笑の内閣

NOON+CAFE(大阪府)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/23 (火)公演終了

満足度★★★★

なるほど。
おもしろかったです。

会場はカフェということで狭く、舞台での劇に慣れている私からしては、このスペースでどうするの?という気持ちでした。。。
 ⇒が、やってくれます。魅せてくれます。空間の使い方がずば抜けて上手いわけではないのですが、役者として、演出として、今そのスポットがあたっている部分だけを観客に見せます。(スポットライトの周りを気にさせずに。)本当に、その役者だけを見て、周りを気にさせずに、いろいろな場所(設定上の)でストーリーを進めていました。

この団体は他の作品もそうですが、観客に‘民意‘を問うようなものがあります。今回の場合は、風営法を軸にして、昨今の規制法に対する、疑問や国民のそれらに対する意識を問う投げかけがされていました。いくつかの意見を出しつつ、団体としての答えを提示しています(観客にその答えを強要するのではなく、あくまで提示)。

見所はというか、いいなと思ったのは。。。役者間での呼吸です。意外とほかの劇でもあるのですが、セリフ間の間の取り方ですね。コメディー系は多くが流れるようなテンポで話が進みます。そこが肝だからです。掛け合いの部分などは、相手の話を聞くが、待たずに話をしたりします。ここが呼吸を合わすことができずにいると、観客にこれが‘ただの劇‘であることを意識させてしまします。(しらけ、集中が切れるみたいな状態にしてしまいます。)全部が全部うまくいっていたわけではありませんでしたが、この劇ではよかったです。

そんなかんじ。
楽しめる内容です。
また、機会があれば是非見に行きたいものでした。

*私は知らなかったのですが、ちちんぷいぷいでもとりあげられていたとか。。まあ、赤字公演だったそうですが。

「短夜(みじかよ)」・・非在のものが顕われる/そして再びベルメール・・

「短夜(みじかよ)」・・非在のものが顕われる/そして再びベルメール・・

小林嵯峨

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

踊り続けたい!
まだまだ小林嵯峨さんの舞踏は前進しそうだ!

父

劇団東京ドラマハウス

プロダクション東京ドラマハウス アトリエ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

向田邦子といえば
なんていうか家族ものが多かったような・・

ネタバレBOX

そんなイメージしかなくて行ったのだが、タイトルの父、もそうだが母に関しての作品もあり、じっくり聴くことが出来ました。戦中・戦後の様子を綴った作品もあり、家族という題材にずっと取り組んで来た理由が解るような気がしました。
獏、降る

獏、降る

ハイバネカナタ

小劇場 楽園(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

単に村上ファンです
村上寿子がいい。今回は何と主役。トラウマ抱えながら鳴海と出会い、葛藤しつつ前に進んでいく姿が何とも魅力的。そして声が素晴らしい。方法論・技術論ではなく天性の魅力だけに説明しにくいが、観れば分かる。オンリーワンの素晴らしさ。はい。単にファンです。

ネタバレBOX

全体はちょっと人がごちゃついていて話が長い印象。もう少し収斂させるべきかな。削れる部分はあるのではないかと思う。具体的に何処というのではなく、何か勿体無い気がする。あの狭い空間にもっと凝縮していると緊張感が激増するのではないかと。

志賀聖子と神谷亜美が、実質的にストーリーをドライブさせる役割で印象的。メインストーリーからはちょっと離れているが、升ノゾミの存在感が抜群だった。一度ハイバネカナタ以外でも観てみたいと思わせてくれる。
健康診断百物語

健康診断百物語

多摩美eien表現Ⅰ2013

多摩美術大学、上野毛キャンパス、演劇演習室(東京都)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/23 (火)公演終了

スタイリッシュに描く、“ノスタルジー”




ノスタルジーに溢れるのは、世代の問題ではなかった。


四角いホワイトボードと正三角形のホワイトボードが合体した、スタイリッシュな“演じる場”である。

演劇実習室なる目的の下、設計された部屋で公演が行われたため、奥部には鏡が いる。
背景は、スイカの模様の半分のように黒く、全体のバランスとしてスタイリッシュ極まりない。


題材は、「健康診断」。

学校教育で、大企業の健康組合で、組織•団体で、国の政策で、小さな幼児から杖を付く老人までを管轄に置く、社会セレモニーだ。


スタイリッシュなステンレスの節穴から覗けば、この「健康診断」さえも、ノスタルジーが漂うのだから 可笑しい。

大学の義務診断、国の政策論、『アメリカ横断 ウルトラクイズ』、小学校の放課後。
スタイリッシュな節穴は、「健康診断」という つまらぬイベントを、幅広い視点で見せてくれる。
あまりの幅広さに恵方巻きも 残念がってる だろう。

体操着を着用する女の子、
制服を着用した、女子。


「健康診断」が、時々の社会を記録し、当時の少年少女のノスタルジーとなる。絨毯の臭いを、製造する。


私たちは ともすると、「ノスタルジーは中高年の特権だ!」を考えちだ。
この作品を描いた女性は、大学の「健康診断」に遅刻してしまい、検査できなかったことへの失意で 今回のテーマを思い立ったらしい。
ちなみに、彼女は20代前半である。

ということは、ノスタルジーの臭いを製造する工場に年季など必要ない。
世代を超えて、人々にはノスタルジーが備わっている。
そうした当たり前のことを、スタイリッシュな舞台の上で お知らせしてくれたのが やはり可笑しい。



“キー•ワン”と呼ぶべき一匹のイヌは、幕開けより出ずっぱり だった。

ランドセルを背負う女の子に触れた一幕はあったが、結果、一言も話さぬまま、1時間ほど が経過する。

なぜ、あのような イヌを、「健康診断」に関係がないなかで 傍に置いたのか。
私は、いつか披露された「検便」の 御話へ関係付けたいと思う。
つまり、「健康診断」の日、どうしても用意できなかった少年はイヌを頼る。








未確認未来系少女アスカ

未確認未来系少女アスカ

モエプロ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

直球恋愛ストーリーで楽しめる
初めて観た。恋愛ゲームのお約束シーンみたいなものをつなげながらのおふざけではない直球恋愛ストーリーで楽しめる。オマージュ満載。でも正直全部はついていけない。シナリオとしては80分ではちょっと物足りない、というか納得感が出にくいかな。

ネタバレBOX

率直にいうと主人公の有野いくの完成度の高い可愛さが馴染めない。そもそもろりえの志水衿子観たさというものがあり、彼女の演技の上手さが際立っているのも一因。彼女の頑張るキャラはハマる。なので恋仇に好意的になれないという…(笑)

予想外の収穫は、東銀座晴海。なるほど外部から呼ばれる理由がよく分かった。可愛いのだが際どい。声はいいし、笑うと自然とえくぼが出て、もの凄いいい笑顔作るんだが何か危うい感じ。彼女は今後何度も観てみたくなる。チェック対象が増えたなと。
小野寺の弟・小野寺の姉

小野寺の弟・小野寺の姉

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

優しいお話でした
役者さんに惹かれて見に行った。
バランス良いアットホーム人情コメディって感じだった。
昭和レトロな衣装や美術セット可愛かった。舞台じゃなく深夜のテレビで緩く見ているともっと面白いのかも。
ただ、上演の場所やその他の関係で仕方ないとはいえ、この内容でチケット¥9000〜¥7000はちょっと高過ぎなんではないかな。
約1時間50分。

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