最新の観てきた!クチコミ一覧

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ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京文化会館 小ホール(東京都)

2013/08/31 (土) ~ 2013/08/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

リストの超絶技巧!
ショパンが素晴らしかった!
しかしショパンもさることながら、リストの超絶技巧練習曲が生で聴けると思わず、びっくりしました。
また、お芝居が間に挟まることで、マリー・ダグーの生涯は本当に華やかでドラマチックだったこと、不倫横行の時代にあっても愛人の子を出産するなどということはなかなか珍しかったのに、リストの子を3人も出産したこと、また一番びっくりしたのは、リストとショパンとドブォルザークとワグナー?は同い年だったらしいことなど、色々勉強にもなりました。また機会があれば伺いたいです。皆さんにもお勧めです。

宇宙の旅、セミが鳴いて

宇宙の旅、セミが鳴いて

梅パン

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2013/08/29 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★

うーん…
テンポが良いというかテンポが一定というか…。
テンポが無駄に良いから台詞が会話に聞こえないなぁと。
コントみてるみたいで不自然だった。
とりあえず私の好きなタイプではなかった。
話自体はなかなか興味深い内容だった気がするけど…。

僕にしてみれば正義

僕にしてみれば正義

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

大きな仕掛け
確かに大きな仕掛けでだった。こまかいところはネタバレBOXへ。ちなみにこのタイトルを見て殿様ランチ公演の「正義について」を思い出したのはボクだけだろうか。

ネタバレBOX

居間は地震でひっちゃかめっちゃか。窓の外の枝も相当揺れてる。しかし物置と物置に立てかけてあるスコップは微動だにしてないのはどうしてなんだろう?何か狙いでもあったんだろうか?とっても不自然だったので。
僕にしてみれば正義

僕にしてみれば正義

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

うーん
お芝居としては、あらゆる面でスゴイと思いました。演技も見応えあったし、舞台美術なんかも凝ってた。
けど、個人的には好みのタイプではなかった。
なんかテーマが難しいからかな。正義って、サンデル教授のおかげで数年前に随分湧いた。劇では、自分が正義だと思っている人が次々出てきて自己主張し、他の人から一言で否定されて、を繰り返す。
片桐さんが何となく話の中心的存在で、素晴らしかった。
神戸さんは、箱庭の舞台にはミスマッチに感じました。ごめんなさい。
須貝さんは、箱庭最後ということで、スズナリは満員ぎゅーぎゅーでした。客席には多くの著名な役者さんの姿も。カーテンコールでは拍手が鳴り止まなかった。

ネタバレBOX

片桐はづきさんが、ずっと聞いていた機械が何なのか気になって仕方なかった。冒頭の地震のシーンは、迫力すごい。
たけくらべ=TK Club

たけくらべ=TK Club

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/29 (木)公演終了

どこまでも、どこまでも、「男目線」だった



それは、アングラの駐車場にしか咲くことのできない、可憐な踊子達だった。

太平洋戦中の、「国家」が蜘蛛の巣のように人間関係を窮屈にした時代性。
あるいは、敗戦後の、「国家」の網の目から脱した後に込み上がった「騙された」の感情。

舞台の構成からいえば、前半で後者の感情を扱い、後半で前者の関係性を扱ったということになる。

何と ややこしいのか。


普通、先に戦中の話を進めて、それが戦後へつながる方が分かりやすい。
ところが、この舞台は敗戦日本で営業中のCLUB周辺に出没する故人を掘り下げなければならないため、戦中日本(大陸中国)の話を繰り広げる構成を取った。

これは、アングラからの、戦中日本からの、反戦メッセージかもしれない。


エロティシズムを理解する舞台を、多くの観客は待望している。
現実の状況でいえば、若手劇団はエロティシズムを避け、それをもって「普遍性」だと考えたいようだ。


歌や踊りのパフォーマンスは、評判のほどエロティックでは なかった。
過激さ を述べたいわけじゃない。

私が述べたいことは、肝心の演技の部分で、身体から沸き上がったエロティックな感覚である。
戦中日本(大陸中国)、あるいは敗戦日本でしか描けない、荒廃した中の「匂い」「駆け引き」は現代の私たちからすれば、気品溢れる姿だった。

ところが、虫眼鏡で じっくり観察する舞台とも 100m離れた位置に あった。


テンポの早い、F1のサーキット並み の展開を 一部 見受けたのだ。


エロティシズムが、高速で現れる。
それこそ、鉄則のエンターテイメントなのだろう。



ゴッド☆スピード♯ユー!

ゴッド☆スピード♯ユー!

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ゴッド・スピード
チケット代2200円のままなら次回も観る。

ネタバレBOX

北朝鮮的な話から、荒川だかを海に向かって進む「ママ」とかの話へ繋がる舞台。リーディングってことで、セリフが投影されているので、何言ってるのかわからんということはない(なかったら聞き取れない箇所も多かったと思う)。

みょうちくりんな構成とネタで、結構坦々と舞台は進行する。そのくせ飽きないのが不思議。75分くらいの短さってのもあるけど。あと、なぜか、ちょっとかっこいいと感じてしまった。

北朝鮮の話(だけでなくその他もろもろ)はよくわからんが、「ママ」の話は気に入った。その際映された、昭和のヤラセ番組な映像が笑った。
『贋作・五右衛門』

『贋作・五右衛門』

東方守護-EAST GUARDIAN-

SPACE107(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★


豪華で美しく、そして切ないストーリーでした。ラストシーンの美しさは、今も鮮明に焼きついています。そして切なくて涙が出てきました。色々な愛の形・自分の使命があるんだなぁと思いました。笑いを誘うシーンも沢山あり、衣裳も素敵だし、コテコテの時代劇でもなく、正に幻想的時代劇といった感じでした。本当に美しく素敵な舞台で、大満足でした!未だにラストシーンの余韻が残っています。

ブルーコードボードヴィル

ブルーコードボードヴィル

ハードレインオープンカフェ

シアターグリーン(東京都)

2000/11/22 (水) ~ 2000/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

スーパー4ジャンクション参加劇団 だったらしい
※実際の公演期間は1995年11月22日(水)〜26日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年11月26日。
2本立てでした。観て感じたことはちゃんとしたお芝居だな、ということ。ただ、共感できない。それは物語的にというよりは、表現方法の問題。恐らく「静な演劇」が流行っているなかでは流行ってない部類の演技に感じました。勿論これが好きという人もいるのだろうけど。好みが分かれそうな気がしました。
知覚の庭

知覚の庭

遊園地再生事業団

青山円形劇場(東京都)

2000/11/17 (金) ~ 2000/11/23 (木)公演終了

満足度★★★★

青山演劇フェスティバルで観ました
※実際の公演期間は1995年11月17日(金)〜23日(木・祝)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年11月23日。
大学の裏庭(?)での話。かみ合ってるようなかみ合ってないような会話。学生が大麻を育てるとか、育てないとかいう話だった。静かな、ちょっと妙な雰囲気。観て感じたことはドラマティック指数(?)を極力抑えようとしてるんじゃないかとういうこと。そこら辺の想像は観る人にお任せします、と言われてるように感じた。
アナログスイッチ④『火を吹くのはやめた』【満員御礼!ありがとうございました!】

アナログスイッチ④『火を吹くのはやめた』【満員御礼!ありがとうございました!】

アナログスイッチ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

小ネタのセンスも抜群!
明るくて、可愛くて、メッセージ性もあり素晴らしかったです。

ネタバレBOX

小ネタのセンスが良くて明るい感じで笑いっぱなしでした。

いきなり靴と靴下を脱いで足湯に浸かるとぼけた女性隊員、組織の制服で集合するはずがセーラー服で来てしまった女性隊員、やはり学ランで来てしまった学者風隊員と、初っ端からツカミはOKでした。

真面目ではあるが振れ幅の大きな女性隊長さん、お調子者、ゴジラを感じてピクピク痙攣してしまう女性隊員など色々いましたが、その中でも特に宝探し役の山下征志さんは役者としての対応力、ノリの良さも抜群で、彼の存在がこの作品の成功の大きな要因の一つだと思いました。

大震災の被害状況を目の当たりにして自然の猛威にショックを受けたと小さなゴジラは言っていましたが、恐らくゴジラは同じ放射能を扱う立場の当事者として放射能が人類へ及ぼす害の大きさに改めて気付かされ、人類にもこれ以上原子力を扱うことの無いようにとの強いメーッセージを発信するためにウラン鉱脈の上で寝込んだのでしょう。

シアターグリーン学生芸術祭Vol.7のトリを飾る作品とのことでしたが、トリに相応しいとても素晴らしい作品でした。
『贋作・五右衛門』

『贋作・五右衛門』

東方守護-EAST GUARDIAN-

SPACE107(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

宝塚風女一座
場内係の人が座長と同じくらいキリッとしていました。

ネタバレBOX

皇女と狐の神との間に生まれた子が後に五右衛門となるが、狐の神に憑依され、不死の狐の怨念がこれ以上世に影響を及ぼさないようにと、策を練って義賊仲間とともに相果てる話。

宝塚風でもあり、宝塚では絶対扱わないようなボーイズ・ラブもありました。

怪我で降板した役者さんの代わりに、4回の練習で完璧に代役をこなした役者さんがいてなんて聞かされるとグッと来てしまいました。
ミッドナイト☆サイクリング

ミッドナイト☆サイクリング

マーブル局

盛岡劇場 タウンホール(岩手県)

2013/08/31 (土) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

結実!
入ってすぐ、何かが始まるワクワクを感じたのは、久々です。

作演出の中村君のこれまでやろうとしていた事(目論見)が、いい塩梅で、的確に、わかりやすく、客席へ提示され、とてもよかったと思います。

とくに、前半の「外」へ開かれた雰囲気は、ここしばらく味わったことのない、爽快さでした。

滅多にない、瞬間(公演)に立ち会えたような気がします。

ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京文化会館 小ホール(東京都)

2013/08/31 (土) ~ 2013/08/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

入場時の不手際あったが
舞台作品は素晴らしい出来であった♪
音楽家達の当時の格好での演奏が良いイマジネーションくれました
舞台上にはピアノと当時のっぽい椅子やテーブルなどを配置して、
衣装も豪華に仮面舞踏会風な登場人物達が名曲を奏でてくれました。
それにしても綺麗な金髪のショパンは受けましたー(^^)

10分休憩挟んで全2幕→2時間越え

客席は、ほぼ満席であり。
日頃覗きに行っている小劇場の観客の、
平均年齢の3倍近い年齢層っぽかったです。

音楽鑑賞に重き置く人には評価高くて、
当時の生活舞台の再現としての芝居期待した人は評価低い。
という結果が出るものでしたなっ♪

ゴッド☆スピード♯ユー!

ゴッド☆スピード♯ユー!

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

理屈抜き、体感的に、面白く
説明に書かれた内容通りの舞台なのですが、
説明を読んでも、
現出する空間の肌触りがまったくわからないのが凄い。

緩く深くスタイリッシュなあっという間の時間でした。

ネタバレBOX

今回は、役者たちの語る言葉が、
スクリーン上に羅列されたものを読む、
リーディングの態になっていて。
そこには意外な効果があって、
表現される内容が、
役者の語り口や所作とともに、
空間の立体感になっていく感じが
とてもキャッチーで面白かったです。
これを何気なく、いともたやすくといった感じで実現していく
役者たちの底力も凄いなぁと思う。

その感覚の延長線上で観る、
懐かしいTV番組の舞台上のコピーには、
素敵なグダグダさ感ともに
一種の不思議な奥行きが感じられたことでした。

そうそう、前半の、古典落語の「笠碁」と「ゴドーを待ちながら」が
ドミノ倒しのような束ねられ方など
上手いなぁとおもう。

著しく好みが分かれる舞台なのかもとは思うのですが、
個人的にはモロにツボでございました。

ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

ダグー伯爵夫人のサロンPartⅡ

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京文化会館 小ホール(東京都)

2013/08/31 (土) ~ 2013/08/31 (土)公演終了

満足度★★★

声楽独唱は最高
ソプラノ,バリトンの声楽独唱,ピアノ2名の若手演奏家の演奏は聴き応え十分。これは期待以上だったわ!これだけだったら☆5つ上げてもいい。でも,受付の対応のまずさ(係員のいい加減な案内で長蛇の違う列に並ばされ,最終的に違う列だと言われ,受付でも時間かかるし,開演前に入場の際の不手際について謝罪あったが,謝罪のあったことは評価できるものの,言い訳にしか聞こえず,結局20分以上遅れで開演)は立腹ものだし,芝居は学芸会並み(パガニーニ役は進行なのか話をするが,噛むし,間違えるし,ヴァイオリンも大したことないし,その他の役者もどうかと思うものがちらほら)で,サロンの雰囲気を出したかっただけなら演劇とは言えないよねと思ってしまう。仕方がない,芝居を観に行ったのではなく,若手演奏家の演奏を聴きに行ったと思って納得しよう。

夏休みには屋根までとべた

夏休みには屋根までとべた

劇団晴天

調布市せんがわ劇場(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

夏休みには、屋根までとべた
またまた、劇団晴天の、若くてエネルギッシュな舞台に感動!!
おじさんもおばさんも、若者たちも、
多くの人たち、幅広い年齢層の人たちに、
是非是非観てもらいたい話でした。

脚本、面白かった!!
キャスト、素晴らしかった。
制作スタッフの皆さん、ありがとう!!

今日も、観に行きます。
千秋楽楽しみです。

RE:1k 【公演終了!】

RE:1k 【公演終了!】

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/05 (木)公演終了

満足度★★★

この役者にも注目!
今回は太田守信さんが脚本を書かれるということだけで観に行くことにしたのですが、やはり役者として他の方の作品に出演されている太田さんを観て、断トツ上手いな、この人、という印象を受けました。これは他の人が演技がどうとかそういうことでは決してないです。

そして今回改めてもうけものだったなぁというのが「駄目なダーウィン舎」所属の「山岡太郎」さんを知ることが出来たってことです。

彼は2作に出演されていたのですが、独特の存在感を発揮していました。
また出演していた2本目のネタに関しても、おお、こうくるか、というのが途中からわかってくるのですが、楽しめました。

【終演。ご来場ありがとうございました】Q& ~近藤プロデューサーの最後の問題~

【終演。ご来場ありがとうございました】Q& ~近藤プロデューサーの最後の問題~

RebornTrouperPassion企画

APOCシアター(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった!
とてもよく考えられた脚本で、おもしろかったです。

ネタバレBOX

【Qハコの中にあるモノを答えろ】  ← 公演の説明の文章にヒントが隠されていたんですね。
「もう半分、殺してくれませんか!?」

「もう半分、殺してくれませんか!?」

劇団ステラビア

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/08/31 (土) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しめる
 喜劇的要素を入れた世話物。落とし所をキッチリ押さえたシナリオできらりと光る物を感じる。タイトルの意表を衝くインパクトに内容、その展開も負けていない。舞台美術のセンスも良い。今後の活躍を期待できそうだ。最高評価は、センスの良さに対してと将来性。

遺作

遺作

ENBUゼミナール

RAFT(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドッペルゲンガー
 ドッペルゲンガーが現れることで有名な「歯車」をベースに、このような地平を含む考察を射程に収めながら現代を生きる“ユートピア”という名の劇団の専属劇作家及び演出家のダイアローグを核に[The Fool],[Gate-A],[Tiny Sleepiness],[Wonderland]の4作がオムニバス形式で綴られる。因みに[The Fool]のみは、小プロットが複数回に分けられて全体の流れの影響を受け、且つ与える関係の中で演じられるという特殊な位置を閉めている。

ネタバレBOX

 仕事机に突っ伏している劇作家は筆記具を手に持ったままである。演出家が訪ねてくる。
 その後、暗転すると1人の老婆が座っている。政府関係者が、立ちのきの要請に来ている。というのも、この辺りは、、自治体が、交付金欲しさに誘致を認めたので塵処理場が出来ていたのだが、処理能力が追いつかなくなって結局、今では、有害ガスや土壌汚染、地下水汚染が広がり人の住める状態ではなくなったので住んでいた住人を別の場所へ移動させる為に役人が来ているのであった。然し、年寄りの中には、他所の土地へ行っても生きてゆけないと移住を拒む者もあり、その説得に来ているという訳だ。だが、どうしても出てゆかないという老婆に、出て行かせたい役人の衝突は出口なし。役人は、終に老婆相手に動けなくなる程の暴力を奮う。(死んだと解釈した方が、作品の解釈上は興味深い。というのも面白い演出が控えているからである)
 [Gate-A]は、2人の人物が悪魔の前で対話を交わす作品だが、天国へ行けるような内容の話をすること、それが、悪魔に“良し”と判断されれば天国へ行け、でなければ行けない、という設定だ。「蜘蛛の糸」を連想する方も多かろう。然し、結果は、2人共に天国へは行けない。1人は、総てを他人の所為に転化し続けており、注意されても一切改めなかったことによって。もう1人は、それを批判するだけで、矢張り注意されても天国を目指せるような表現は一切できなかったことによって。其々が、其々に相応しい現世に戻されるのだ。前者は、その行いによって最も苦しむ状況へ。後者は、批判される苦しみを味わい続ける場所へ其々行くことになる。
 [Tiny Sleepiness]は、夢と現の話であるが、登場する人物の総てが寝ている誰かの夢に見られているかもしれない、という不気味な世界。アイデンティティーが魔術を含めた得体の知れない主体に由って脅かされる不気味を描く。
  [Wonderland]は、足の悪い母は1階に。2階には、息子が住んでいる家の話だが、息子は、天井裏が騒がしかったので調べに行ってみると鼠の国に迷い込んでしまい、其処で鼠社会の様々な習慣を見、それに慣れてから人間界戻ったものの、人間界には馴染めなくなってしまっている自分を発見、鼠世界に戻りたいと願っている。而も、現在、それは、精神病院の収容患者としてなのだ。
 再び、[The Fool]が登場するが、劇作家は睡眠薬で自殺を仕掛け、あわや、という所に演出家が訪ねて来て偶々一命を取り留めた。だが、作家は、何も信じることができない。つまり生きて行く為の条件を欠いているのである。演出家は言う。それでも、何か信じるモノを持て、と。信じようとすることを選ぶことによって己を救うことにも繋がると。最終的に、作家も友の言葉を信じ生きて行こうと決意する。



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