四畳半ベンチプレス
小松台東
OFF OFFシアター(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
そろそろ
高校生らしい将来への漠然とした不安感などが漂っていました。
ネタバレBOX
宮崎県の高校生の話。
高校生の溜まり場になる部屋ってそういうことかと思いました。学校に近い生徒の家に目を付け、一回遊びに行き、言いたいことをはっきり言わないとズケズケ入り込み、そしてダチや子分を毎日のように連れて行って既成事実にしてしまうやり方。ケッ、そんなヤツが身近にいなくて本当に良かったと思いました。
それにしても、中島淳彦さんの名作『エキスポ』然り、前作『明るい家族、楽しいプロレス!』然り、宮崎にはしっかり者のお母さんがいて幸せですね。
お母さんがいて、家にはちょっとした問題があって、主人公はそれぞれの年代らしい夢や不安を持っていてというパターン、少し慣れてきました。
それとも、プロレスに飽きてきたのかも。
ある家族の血の起源
演劇実験室◎万有引力
東京グローブ座(東京都)
2000/09/20 (水) ~ 2000/09/25 (月)公演終了
満足度★★★★
黒のイメージ
※実際の公演期間は1995年9月20日(水)〜25日(月)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。
ネタバレBOX
で、実際観たのは1995年9月23日。1階で観たのですが、黒いマント&フードで乳母車を押している人たちがいつの間にか通路のそこここにいて何故か「しまった!」と思った覚えが。セリフというよりはなんか、詩のような感じ。家族の話だったけどストーリーらしいストーリーはなくいろんなシーンの連続と感じました。
四畳半ベンチプレス
小松台東
OFF OFFシアター(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
さらば、ベンチプレス!
面倒な人間関係や進路問題に巻き込まれて思い悩む、とある高三男子の肖像。
あの頃を思い出してグッときた。
ネタバレBOX
母子家庭に暮らす主役の男子高校生・誠人が看護師の母親に買ってもらったベンチプレスは、プロレスラーを夢みながらレスリング部員として高校時代を過ごし、部活を引退後は体力作りと幼なじみを相手にしてのプロレスごっこに明け暮れてきたちょっと幼稚な主人公の悩みなき幸福な少年時代の象徴。
そのちょっと幼稚な主人公も高校三年生となったいま否応なく進路問題に直面し、進学を望む母親、その母親が勝手につけたお調子者の家庭教師に進学へのプレッシャーをかけられ、さらには、別段親しくもないのに誠人の部屋を溜まり場にして勝手に家へ上がり込むまでになった図々しい級友達とその女友達に振り回され、それまでには知らずに済んだ人生の苦みを初めて味わう。
ベンチプレスがやがて使われなくなり母親の物干し台と化するのはなにも誠人の怠惰のせいだけではない。“強い男になりたい!”と無心にベンチプレスへ向かう無邪気さを激変する環境が誠人から奪ってしまったのだ。
…という、ちょっと苦い青春譚を抑揚が独特で味わい深い宮崎弁による会話を生かしてユーモラスに描いた好編。
他劇団出演時とは違い墨井鯨子さんが過度なギャグキャラをつけられていないのが新鮮。
それから、女手一つで誠人を育てる肝っ玉母さんを演じた異儀田夏葉さんの演技の素晴らしさ! あひるなんちゃらでしか観たことがなかったけれど、他にもたくさん演技の引き出しを持っている凄い女優であることが本作を観て証明された! 彼女の新たな所属先となったKAKUTAの年末の新作もぜひ観に行かねば!!
タイム・アフター・タイム
天才劇団バカバッカ
ザ・ポケット(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
社会構造と政治
現代版姥捨て山。つまり現代版「楢山節考」である。現代版だから、政府の規制法案なども、共謀罪(戦前の治安維持法と本質的に同じ、自民党はずっとこの法案を通そうとしてきたが、参議院選挙迄は、捩れなどの影響もあって辛うじて成立せずに済んできた。阿保の代名詞のような現首相では、成立させる危険性も高い)を思わせるような法案が出て来たり、中々、面白い。
ネタバレBOX
中盤迄、話があちこち飛んで、纏まりを欠き散漫な印象を強く残したため、展開の面白みがかなり殺がれた。演出で工夫すべきだろう。テキストに手を加えて、エピソードの順番を変えても良いかも知れぬ。中盤以降は、纏まりを見せ、人情を絡ませながら劇団の持つ温かみも健在な所を見せた。
第二クールに差し掛かったという気負いより、自分にできることとできないことを見極め、良い部分を延ばし、弱点を克服すべく精進した方が良いような気もする。
本来、力のある劇壇なので、上に述べたような欠点を感じてちょっと辛めの採点をした。星は三つ。工夫次第でまだまだ伸びる。応援している。
WHITE ALI.CE
電脳シロアリ・プロジェクト
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★
完全に勉強不足
いくら夢の中の話とはいえ、シナリオの論理展開に破綻が多すぎる。夢なら夢で完全にその論理で押すべきだろう。
ネタバレBOX
ドッジソンは数学者だから、”Alice’s Adventures in Wonderland”で用いられているナンセンスにもそのベースに数学の綿密な論理的思考がある。その上でのナンセンスだから、全体のバランスが取れ、エッジも効いた作品になっているのである。話の展開でも、兎穴に落ちて以降のアリスは、体が延び縮みした上、涙の海で溺れかけたりしてアイデンティティーが崩壊する。その後、芋虫から“Who are you?”と問われる。これほど恐ろしいWho are you? の表現は寡聞にして他に知らない。当にアイデンティティーがひっくり返る、非常にシリアスな体験を経た上でチェシャ猫に会う。マッドパーティー参加は更にその後なのである。このような筋運びの順序も無論計算されたものである。
自分は、フランス語で「不思議の国のアリス」を読むまで、この作品がこれ程面白いと思ったことはなかった。因みに、初めてこの作品を読んだのは小学校3,4年の頃で全然面白さが分からなかった。言語芸術としても英語とフランス語は、文法構造も単語もかなり近い。それに比して日本語と英語の隔たりは甚大である。脚本を書いた人は、ヨーロッパの言語でこの作品を読んでいないのではないか?
マッドパーティー参加者のキャラクターについてもイメージの読みが余りに浅い。そもそも、帽子屋が何故このパーティーの参加資格を持つか? 考えているのだろうか? 三月兎は? ネムリネズミは? そしてアリスは? 無論、参加者総てが狂っているのだ。帽子屋は水銀中毒、三月兎は、繁殖期の♂、眠り鼠は、冬眠から完全に醒めきらぬ状態、アリスは、アイデンティティー崩壊による虚脱状態の上にチェシャ猫の実見によるショック等々。
翻案するのも、元ネタを壊すのも自由である。然し、読み込んでから壊すべきだ。勉強不足も甚だしい。
舞台美術は合格、アクションは、まだまだである、あれだけアクションシーンを入れるのであれば、難易度の高いものにして欲しい。演技にもとり立ててみるべき物は無かった。ごく普通である。
林英世ひとり語り2013 中島らも短編集
林英世
エビス駅前バー(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/03 (土)公演終了
満足度★★★
第四夜 21時の回
大阪から続く朗読会。ドリアンを待ちながら・邪眼の二作の読み語り。
らもさん原作。書体や字詰にして読むと、微妙なニュアンスに読めてしまうような箇所も、慣れ親しんだ人が読むとまた一味違う不可思議感を持ち、受け止め方が違ってくる。話に惹き込まれた、濃密な時間だった。
作品朗読は約1時間程度。
その後、ゲストを招いてのアフタートーク的なものあり。
アフタートークまで参加すると帰宅が深夜に及びそうだったので、そちらは不参加。自分の確認不十分だったのが悔やまれる。
タイム・アフター・タイム
天才劇団バカバッカ
ザ・ポケット(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
良かったです!
初見でしたが、ハートフルコメディとあったのと、バカバッカという劇団名から勝手にバカみたいに笑えるものだと想像してたらまったく違いました。ディザスターは重要でしたね。
内容とか色々思う所はありましたが総合的には凄く良かったです。
追いかけて行きたい劇団になりました。
ネタバレBOX
取り上げてる問題が重いのでちょいちょい入るギャグが違和感&笑えない。
コメディとしては微妙。
序盤から泣けました。クライマックスでは号泣。でも、感動ではなく切ない、悲しいという意味での涙で、その後に入ったギャグによって感動はできませんでした。笑えなかったし、そこは素直にホロリとさせて欲しかったなあ。
まあほっこりはしたかもしれないけど。
衝撃のラストは残念でした。あれはいらなかったんじゃないかな。
主人公を軸にたくさんいる登場人物の物語がそれぞれに展開していって、あんなにごちゃごちゃしていたのに最後には点と点がしっかり結び合わさり繋がって、まとまっていただけにあのラストはもったいない。
逆にあれだけのごちゃごちゃをうまくまとめたのは凄いと思う。
主演の木村さんという方の演技は迫力と勢いがあって引き込まれました。
感情が凄く伝わってきて泣けました。
舞台セットや演出も好みでした。
総合的にはとても面白かったです!
新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】
劇団ズッキュン娘
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
好み。
設定としてはよくある話だと思いますが、個性的なキャスト、素っ頓狂なやりとりなど、笑いの要素が私の好みに合ったので楽しめました。さゆりが可愛かったです。
ネタバレBOX
多少、たどたどしさも感じましたが、これが全国常連の強豪大学の話だったら違和感アリアリですが、あのコーチ、あのキャプテンから察するにそういう大学の話ではないと思うので(苦笑)、たどたどしさもドタバタ劇の一貫として許容できました。そういう意味で、設定がよかったですね。
大会直前、チームをまとめるところはもう少し丁寧な方がよかったかもしれません。(「初心忘るべからず」のところでもう一工夫ほしかった)
チーム入場時、これ、沖縄の話だったのかよ!って心の中でずっこけました。それまで沖縄の要素ゼロだったじゃねーか(笑)
そのまま沖縄っぽい曲に乗せて新体操スタートみたいな、やりっぱなしの笑いは好きです。こういうズレた感じは是非のばしてほしい。
私が観た日のアフターは北海道で路上ライブをやっていたというシンガーでしたが、春から秋にかけてライブをし、冬は寒いからお休みという話を受けて、「熊の冬眠みたいですね!」と、さらっと言ってしまう主宰・藤吉さんの姿に、この劇団の笑いの原点を見た気がしました(苦笑)
のぶなが
劇団そとばこまち
ABCホール (大阪府)
2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
新しいのぶなが ダンス 殺陣もいい
のぶなが、雑賀衆の火縄で足を打たれ命を落とす、濃姫(おのう)がのぶながになる、ここまで進めた天下統一 再び乱世になる 強い力で、皆殺しをしてでも、早く平和な社会を作るため 安土城を作る 舞台は半完の安土城に柱 鯱が降りてきて完成する、面白い仕掛け、 明智は、すでに死んでいるのぶながの、帳尻をあわすために、仕組んだ本能寺 反のぶながを一掃する策も入れる。 新しいのぶながでした、ダンス 殺陣もいい 面白い物語 綺麗に作った芝居で、とても面白かった。
ハネムーンメイビー
タイマン
高円寺 ライトサイドカフェ(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
とある夫婦
面白い。
ネタバレBOX
三重に一緒に住む夫婦の話かと思いきや、動物園のライオン夫婦の話という体裁。
タケル(森田祐吏)…代々動物園の中で人気を集めた家系。サバンナがどこにあるか知らない。
百子(笠井里美)…サバンナ生まれの東京育ち。嫌々タケルと結婚となったため、タケルに厳しく当たり子作りもしようとしない。
葉山(斎藤陽介)…飼育員。実はシマウマ担当になりたい? 二匹が子を作らないためエサに媚薬?を入れた。
前半がやや吸引力に欠けたかな。百子が葉山を見る冷めた目つきは好きだけど。
タケルが百子に「好き」と伝えてからが面白い。両親の仲のことがあって「夫婦」に固執する百子の心がだんだんと開いていき、笑顔も見せる。SMAP「ライオンハート」も高らかに歌い上げたり、媚薬肉を貪り、二人眠っての翌朝の会話とか、笑えるとこも多い。半ラブコメというか。
そして、麩菓子の檻を食い破り脱走する二人。葉山は二人を逃がすため嘘をつき、園長に「たぶんハネムーンに行きました」と告げる。小粋な流れが小気味いい。
百子の夫婦観に共感できる。好きだけじゃ信用できない、嫌なとこを言ってという。タケルに「歪んでる」って言われてたけど。
タイム・アフター・タイム
天才劇団バカバッカ
ザ・ポケット(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
恐るべき終盤力!
“ハートフル・ディザスター・コメディ”と銘打たれた本作。
「ハートフル」と「ディザスター」と「コメディ」。
異質な三者はなかなか溶け合わず、一時はどうなることかと思いました。
ネタバレBOX
が、最後は三者を力技でまとめ上げて爆笑のうちに終幕。「とっ散らかったこの話を果たして収束させられるのか!?」とハラハラしながら観ていただけに、話になんとかオチがついて笑いながらカーテンコールを目にした時のカタルシスったらなかったです。
部屋、あります。
fabricant fin
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
すべては母が、ワカメを想う心。
最後のシーン トルルル… ワカコが取る もしもし 切らないで お母さんでしょ 何やってんの みんな心配している 早く帰ってきて シェアハウスは中止 いい流れやったのに・・・ 何か作ろうか クリームシチュウ 冷やし中華 そうめん クリームシチュウ ワカメは、人のつながりを、会話を、じっと見る (ワカメ)わたし 私 ・・・・ テーブルを拭きながら皆を見つめる
そこには、もう新しい家族がいた。ワカメの事も心配している 口うるさくない 新しい家族 最後の台詞 (ワカメ)わたし 私 ・・・ この台詞でボロ泣きになりました。 徐々に壊れていった心が、元に戻る為に必要な時間と場所 母の想いが、ワカメに伝わりの自分を見つめる。このシーンで最高のお芝居になったように思います。
ネタバレBOX
ただいま(大きな手荷物)何これ どういう事 めちゃくちゃ変わっている 携帯で聞く 分かった 分かったから、おなかすいた ワカ、ツナ缶いる? 安かった いらない。 みきちゃん覚えている? 離婚するかも ワカの所は大丈夫? えっ リフォーム すごい何 ドロボー タクボー 幼馴染 工務店を継いだ 母さんが、娘には内緒 いえねえ 母さんに聞いて トルル… ワカ同窓会の誘い 私はいない 父が再婚 嫁10歳若い ワカメ知ってた ワカメ言うな。母さんの住所聞いてない おばさん一人じゃないんだろ タクボー いえねえ 母と何か 知らない知らない ミツコおばさんに聞いてみる、TEL ・・・・ 知らないみたい。 始めまして野上です ワカコさん(握手)リエコさん(握手) 母の再婚の相手? 私より若い? テーブルに3人 気まずい お茶入れる 二人さらに気まずい 麦茶にシロップミルク 動転している。母とは、会って2週間 早い!! 荷物入れていい 母の再婚ではなく シェアハウスだった 4人 (ワカ)認めない おなかすいてない サンドイッチ作った 美味しい? ワカコ 他人とは暮らせない ユカちゃんは野上さんの恋人 母さんが送った中元が返却されてる ワカコの実家 手紙も 赤ちゃんの靴下 いつ? 赤ちゃんは生まれない 昨年 忘れてしまえって 忘れるわけ無い 皆でお茶良いよね 一人は寂しい 孤独死とか考えない、母が心配 長女のところへ行くといってた 私の上に流産した姉がいた、(ワカコ)初めて聞いた 私この子の代わりの母さんが死ねばと言った お茶入れてもらうの久しぶり あの家で頑張ったつもり つもりで けど だめだった(ここで思いっきり涙が出ました 是常さんを選んだこのキャストが最高に良いです)もう無理しなくて良いのよ ワカメの部屋だけそのままや 玄関とか変えてない。(シェアハウスはワカコが寂しくないように、居場所があって 新しい環境で 人に慣れる様に 同居人も選んでいる。すべてはワカメのため)トルルル… ワカコが取る もしもし 切らないで お母さんでしょ 何やってんの みんな心配している 早く帰ってきて シェアハウスは中止 いい流れやったのに・・・ 何か作ろうか クリームシチュウ 冷やし中華 そうめん クリームシチュウ ワカメは、人のつながりを、会話を、じっと見る (ワカメ)わたし 私 ・・・・ テーブルを拭きながら皆を見つめる
そこには、もう新しい家族がいた。ワカメの事も心配している 口うるさくない 新しい家族 最後の台詞 (ワカメ)わたし 私 ・・・ この台詞でボロ泣きになりました。 徐々に壊れていった心が、元に戻る為に必要な時間と場所 母の想いが、ワカメに伝わりの自分を見つめる。このシーンで最高のお芝居になったように思います。
永遠の別れは永久の果てに
空想天象儀
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
チカラの入り方と抜け方
三部作の最終章、イマと過去を交錯させながら壮大なスケールの物語に終止符を打った手腕は認めるが、力の入り過ぎた感が無きにしも非ず(140分の長尺だし)。
一方、随所に入る「力を抜いた(=緊張感をフッと緩和する)」笑いの部分は好きだなぁ。
ところで、長めの上演時間を意識してか冒頭場面の台詞が1.5倍速再生のようで聞き取りにくいが、冒頭こそノーマルスピードでしっかり聞き取らせておいて、観客の気持ちを掴んでから徐々にスピードアップした方が良いのではないかしら?
新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】
劇団ズッキュン娘
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
内向的な人への応援歌
客席から客観的に鑑賞するよりも、感情移入してナイーブな少女マンガのように楽しむべき作品。新体操の場面は相当練習した様子、大したものだ。
タイム・アフター・タイム
天才劇団バカバッカ
ザ・ポケット(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
作風に変化
上演時間95分。作風が変わったが、人情は健在。説明が多すぎるのと、タイムをあまり感じないのが残念。政治の責任=有権者の責任には同感。
超人テレ娘!
Tricobo
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
さすが早大劇研
学生演劇でここまで出来るのかと、感動しました。
Weekly1【溺れる金魚】
アヴァンセ プロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
魑魅魍魎の住む金魚鉢
男児の「遠くへ行きたい」という声が押したのは、サスペンス狂想曲をセットしたままのCDラジカセだった。
坂上忍氏プロデュースの今作『溺れる金魚』であるが、映画を舞台化した作品らしい。
私は 映画館のスクリーンに映された方を知らないので、対比で あれこれ語ることなど 至難の技だ。
ただ、同じ下北沢の地図を広げれば、つか こうへい脚本の『蒲田行進曲』が舞台化され、評判を得たばかりである。
『溺れた金魚』にも『蒲田行進曲』にも 共通するのは、展開において「節」という区切り が存在し、終盤へ向けて 緊迫が高まる点だろう。
豊島区の遊園地で遊んでいた父親、母親、子供の、若い一家団欒。子供=男児が、突如として“誘拐”された「事件」を機に、その狂想曲は始まる。
CDラジカセのボタンを押したのは、やはり 男児の「遠くへ行きたい」であった。
人間を、単純な在り方として決して描かない演出を徹底していた。
あらゆる登場人物に複数の顔が見え隠れし、「演説」のような絶叫する姿さえ 一つに過ぎなかったのである。
これほど、「ぶつける」ことを否定し、混乱させるものと位置づけておきながら、しかし それに“賭ける”演出も ない 。
悲壮感漂う ラストには、思わす呑み込まれてしまった。
この読後感を 何と表現すれば いいのか。
漠然とした感情は、観客へ仕掛けられた狙い なのだろう。
鬼灯町鬼灯通り三丁目
劇団桟敷童子
西新宿成子坂劇場(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
安定
この規模の公演で、かえって劇団の作風が際立ち、本質がわかってくるように思いました。
とにかく安定感がありました。
ワンパターンというか、手管はこちらもわかっているのだけど、その上で楽しむという楽しみ方を、この規模だと素直に楽しめます。
ゲッコウテラス【満員御礼!】
劇団ゴールデンタイム!
明石スタジオ(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
役者はよかった
内容というか、誰が誰なのか理解が難しい。
殺陣は、何回も切られているのに生きているのはおかしい。まぁ、お芝居なのだから、そこがいいのか。
みんな一生懸命で、最後の方はよかったです。
役者のみなさんはがんばっていました。セリフも入っていたが、脚本をもう少し分かりやすくすればよかったのではないか。はじめの方は、ほんと観ていてつかれる。
「Short Sweet Story 夏の特別編」
ガールズミュージアム
シアターサンモール(東京都)
2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
Bキャスト
夏らしい話のオムニバス、初々しさは残るものの良かったのではないでしょうか!? 演技をすると光る子が何人かいました。 それぞれの話の合間も次の話に繋がる内容で進行具合はさておき、意図は感じられました。 夏の特別編ということで、男子目線的にいえば水着シーンが見たかったです!