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歌喜劇『おしりと御飯』

歌喜劇『おしりと御飯』

マサ子の間男

パブ山形(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

夢現のボレロ
場末感200%の会場で、オジサンたちがこういうタイトルのお芝居をやるということなので、下ネタ度の高い強引な作品かと思ったら、結構上品で趣味のいい、カワイイ笑い満載の90分でした。憎めない。

紅の翼

紅の翼

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

やりたい事を全力でやっている劇団
自分はパロディを愛する方の人間なので大分ここの芝居は波長が合うようです。
てか余程パロディに毛嫌いが無ければ楽しめると思います、オススメ。
また、タイトルやチラシ絵のイメージほどそのままパロディと言うわけではないです。

ネタバレBOX

こちらは細かいネタが多いです。
冷静に考えると進行状は無くても成り立ちそうなのですが、削った方がいいとは思わない、そんな感じ。

自動食器洗い機とか卑怯そのもの。
最初出てきた時、凄い重要なキャラなんじゃないかと思ったのが悔しい(笑)
まさかの途中で意味を持たせたのは脱帽!
帰り道、他のお客さんがドラゴンボール凄い印象に残ったと話しているのが耳に入り笑う。

こちらの劇団は毎回思うのですが、「やりたいことをやるんだ」を自分が知る団体の中で一番感じる気がします。

執拗なメガネネタなど(笑)
今回もありました、メガネタレント、メガネアイドル。
正直、自分は待っていました。
もしなかったとしたら「え、ないの!?」と逆に戸惑ったかと思います。
中毒?
是非、ホンモノのアイドルを倒すくらいまでやっていただきたいです。

萬劇場では結構何度も観ているつもりでしたが、奥のリフトを使ったのははじめて観た気がします。
あんな風になってるんですね。
はじめて観たので、一瞬、ネタの為にワザワザ作ったのか!?
と思いました(笑)
要はこちらならばやりかねない、という評価になっていると!

パロディ成分とか笑いの割合とか好きですが、身体を使った表現も好きなとこです。
今回は飛行艇を目一杯表現しておりました。
身体を使った表現て、ありそうでそんな無い気がするのですよね。

最後、○○させないために落としちゃうと持っていったのも良かった。
飛龍伝

飛龍伝

COTA-rs

シアターサンモール(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

もしも の「闘争」ー狭すぎる三者



「安保闘争とは何だったのか」、国民が抱き続ける疑問に“つか こうへい”という角棒を振りかざし、そして回答すべく演じ切った。


何より指摘しなければならないなはのは、1960年の安保闘争の裏に位置する青春色の人間関係と、二つの 重大なテーマを扱った点である。

チェルノブイリ、福島県で起きた、原子力発電所の溶融事故に他ならない。

1960年の国会周辺で全共闘の委員長として既存のレジームを変えるべく奮闘する椿 (正 かんば)美智子がおり、被災後のチェルノブイリの地を踏む物理研究者としての椿 美智子が いる。
当然、福島第一原発への決死隊を指揮する彼女もいた。


「安保闘争」の名物•ヘルメットと角棒をまとい、日本の明日を変えるべく戦かわんとする青春劇が最も順当な構成であった に違いない。
今作は、そうした昭和の一ページではなく、1980年代のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島第一原発事故 等々に重ね合わせ、まるで現在に繋がっているかのような構成なのだ。


一言でいえば、今も続く「安保闘争」ー「椿 美智子」だろう。



旧「北区つかこうへい劇団」は解散後、有志メンバーが集まり、現在は「北区AKTステージ」として上演を繰り返す。
彼の看板は消滅してしまった。

が しかし、「安保闘争」の流れと同様で、「椿美智子」という “つかこうへい”は 今そこにいる演出家なのだ。

例えば、タップだとか、ダンスだとか、殺陣だとか、鋼鉄のテーマ性の中の 狂った登場人物は、“つかこうへい”だった。
上演したのは 旧「北区つかこうへい劇団」を後継する団体ではないが、今そこにいたのは紛れもなく“つかこうへい”であった。


翻弄される女がいるなかで、性に開放的だった1960年頃の時代を感じた。
終盤にかけ現れたのは、絶対的な三者である。
子供を産んだ母親•美智子と、運動へ身を捧げる美智子の交わりは圧倒的だった。
狭すぎる人間関係、一人が見せる様々な顔が私を引き込ませていた。













四畳半ベンチプレス

四畳半ベンチプレス

小松台東

OFF OFFシアター(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

登場人物
登場人物について個人的印象をネタばれ
欄に書きます。

ネタバレBOX

斉藤正憲(佐藤達)→誠人の友達でプロレス技をかけられる。密かに学校でいじめられているらしい。
中村誠人(松本哲也)→プロレス好きの主人公。通販でベンチプレス購入。
金丸剛士(加藤岳史)→ちょい悪。兄が東京でオペラ歌手を目指している。DVで親にけがさせる。マルボロを吸っている。
黒瀬清人(緑川陽介)→金丸の舎弟的存在。モジモジしている。
押川浩子(墨井鯨子)→引っ込み思案。金丸が好きで誕生日プレゼントを買うが渡せず。
宮本早苗(柴田薫)→中村達より一学年下だが、本当は同い年。曰く付き。セブンスターを吸っている。金丸と付き合っている。
安田信之助(犬塚征男)→中村の家庭教師。芸人を目指していた。自分に突っ込む。童貞。髪型がユニーク。
中村真理子(母、異儀田夏葉)→母子家庭だが、明るく振る舞う。誠人に大学受験して欲しい。
夏葉亭一門会vol.8

夏葉亭一門会vol.8

夏葉亭一門

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/07/29 (月) ~ 2013/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★

さすが
まだ夏バテはしてませんでしたが、夏葉亭一門会楽しかったです。 落語通の人に言わせれば色々あるのでしょうが、話の中での声(台詞)だけでの役の演じ分けはさすがでした! あと、全員での大喜利的なものも観たかったです。

歌喜劇『おしりと御飯』

歌喜劇『おしりと御飯』

マサ子の間男

パブ山形(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★

アカペラ歌喜劇
「歌喜劇」と銘打った、随所で歌が入るコメディー作品で、後に何も残らない様などうでも良い物語を中年男性7人が本気で演じているのが楽しかったです。

ヤクザの親玉の身代わりに刑務所に入っていた男が出所し、裏稼業から足を洗って居酒屋のアルバイトを始める話で、感動させる場面も入れずにひたすら笑いを取ろうとする潔さと緩さが気持ち良かったです。
ドタバタな展開で台詞も大きな声だったのに、うるささが感じられなかったのが不思議でした。
歌喜劇という名の通り、ミュージカルのパロディー的な歌が沢山あるものの、全て伴奏無しのアカペラで歌われ、独特の雰囲気がありました。

馬鹿馬鹿しい内容にも関わらず演技は手を抜いていなくて、それぞれの役者が複数の役をキャラクターをはっきり打ち出しつつ演じて分けていました。
特に松之木天辺さんが演じた、ラジカセから流れる音楽に乗せてホットパンツ姿でベジャール版『ボレロ』を本格的に踊る謎の人物のインパクトが強烈でした。

会場は、赤のベルベット生地の椅子やエンボス柄の壁紙等、古びた昭和の雰囲気が色濃く残る内装のパブで、くだらない内容にマッチしていました。バーカウンターや入口のドアも巧みに劇中に取り込んで使っていて印象的でした。

火男の火

火男の火

「火男の火」製作委員会

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2013/08/06 (火)公演終了

満足度★★★

何とも言えない・・・
まず、席がやや後ろだったせいか、声が聞き取りにくいと感じることが多々ありました。ホールが大きいので難しい問題かもしれませんが・・・
次に、期待していた殺陣シーン。上から目線で申し訳ないのですが、あんなものかな・・・という感じです。ストーリー自体は嫌いではなかったんですが、ちょっと物足りなく感じました。それは自分がまだ子どもだからかもしれません。
ここまで、批判的なことばかり書いてしまいましたが、素敵なところもありました。
照明によるシーンの移り変わりや、感情の動きとともに流れる音楽、個々の役者の演技など、見れて良かったと思います!

新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】

新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】

劇団ズッキュン娘

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

青春
ズッキュンは観るのは2作品目だけど、ちょっとムズムズする感じの青春時代という感じ。特に出演が女性ばかりなので特に。

キャプテンがキャプテンぽくてなかなかよかったのと、
榊さんの「裏表」の切り替えにいつもながら感心した。

(補記)なんかあとからじわじわきたので、満足度変更

(芝居には関係ないけど、上演中、5・6度携帯のバイブレーションを鳴らしている人がいた。たぶん本人は何にも感じてないんだろうなあ。)

ネタバレBOX

新体操のシーンはなかなか上がる。そのままエンディングにいってほしかった。

なぜ上げておいて、最後ズーンと落としてしまったのかが分からない。ものすごくもったいない感じがした。

衣装も演技の時は揃っていたけど、練習時はあまりにバラバラでかつちょっと普通すぎなのが残念。狙いなんだろうか?

ただ観ていて華もあるし、ネタもあるので楽しく観れました。
GHOST IN THE BOX!!

GHOST IN THE BOX!!

PEACE

上野ストアハウス(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いすぎておなかが・・・!!
初めてPEACEさんの舞台を見させてていただきました。普段、舞台はそれほど見る方ではないので、舞台でコメディ?って思ってましたが、ほんっっとに面白いの一言です!
随所に笑いのポイントが散りばめられていて、終止笑いっぱなしでした爆
こんな舞台見るのは初めてです!

ホラーコメディって、こういうことだったんですね!

リピーター割があるということなので、もう一度見に行きたいと思います!

飛龍伝

飛龍伝

COTA-rs

シアターサンモール(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★

うーん、、
正直、よく分かりませんでした。。 スイマセン。。 政治的なところはおいといて、人間の(日本人の?)醜さと愚かさオンパレードという感じはしましたが。笑。 自分の感情を社会正義でカモフラージュするところとか、言動不一致なところとか、権威主義的なところとか。 それが世の中の実相ということなのかもしれませんが。。 あと、こういうタイプの人達が綺麗事言いながら既得権益を守って年金を持ち逃げすると思うとなかなか感慨深いものがあります。笑。 役者の方々の演技は素晴らしかったです!


変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰もが体験し得る世界を
繊細な絹を用いてレースを丁寧に編んで、美しく清楚で真っ白なドレスを作り上げるような・・・限りなく透明感の高い、美しい美しい公演でした。その世界観は決して特異なものではなく、人として普通に生きていれば誰が通る、実体験の恋愛での細やかな揺れを描いたものなのに、不思議と凡庸さや既視感は皆無。その普遍のテーマを繊細かつ巧みな構成力と、役者さん達も実力を最大限の魅力をもって引き出す演出力とで驚くほど完成度の高い演劇として、ほさかさんが全貌を紡ぎ出してくれました。最初は物語運びの素直さ(例えば、「こういう展開になってほしい」「こういう展開になるんだろうな」と思っているとその通りになってしまう・・・つまり、女性の心理に順じている部分)に物足りなさも感じましたが、回を追うごとに磨きが掛かっていく役者さん達の表現力(元々達者で魅力的な方達ばかりなのに、更に。)に感嘆させられて、その物語世界の瑞々しさに吸い込まれるほどの浄化を感じました。自身の体験にも思いを馳せ、色々反省したり懐かしさを覚えたり・・・こんな脚本が書けるほさかさんはきっととても優しい方なんだろうななんて思ったり。

役者さん皆さん、それぞれとてつもなく素敵な方達ばかりで。特に、初めて役者さんとして生の演技を観た葛木英さんがとてもキュート。(今までは「もしも、キミが」「嫌われ松子の一生」「肌」等の商業演劇での女流作家として拝見していたのと、女体シリーズでのUstを拝見したのみでした)ショートにするならこういう髪型がいいな、とかあんな風にポージングが出来たら狙った男性全員落とせるだろうな、とか(笑) 終始熱い眼差しで観させていただきました。物販で買ったツリメラのCD、今では夢中になって聴いてます。

ネタバレBOX

そしてやはり大好きな堀越涼さんに、またも惚れ直してしまいました(苦笑) 女形ではなく、男性としての演技・・・カッコよくてセクシーでキュートで、本当に本当に大好きなのです。短編として何役も演じてましたが、どの役も甲乙つけ難いほど様々な魅力に溢れてて。中でも役者としての力量を見せ付けられたのが、こいけけいこさんと川田希さんを相手に過去と現在を自在に行き来する感情の表現、そしてそれが境界線を失っていく様にこちらも神経が痩せる思いでした。過去の自分を見つめる表情にもずっと釘付けで。はらはらと零れ落ちる涙に色々な思いを抱かされて、まるで恋する乙女のような気分でずっと見つめてしまいました(苦笑)

そして、こいけけいこさんの長身女性の魅力、川田希さんの殺陣のキレにずっと心を奪われていました。日替わりゲストも皆さん素敵で(Aだけ見逃してしまいましたが、、)特に植田くんの園児服姿には劇場が揺れました(笑)。ゲストを受けての大希くんの毎回の台詞も楽しみで(「バイト辞めた」が最高でしたw)、一ヶ月のロングランなのに見飽きる思いは微塵もなく、美味しいワインを一滴残らず飲み干すように最後の最後までしっとりした気持ちで楽しませていただきました。

なお、個人的な事情で劇場に向かうのがちょっと辛かったのですが、空想組曲と涼さんのおかげですっかり元気になれたことに心からの感謝をしています。年間100本ペースで演劇を観ているのですが、丸々一ヶ月を一つの劇団に費やせたことは奇跡のような出来事でした。実は自分の中でのリピート記録になるほど観たのですが、今回客席でお知り合いになった方々に16~20回という方がゴロゴロいらっしゃるので回数自慢ができません(苦笑) いやー、大希くんのファンの方って熱いですね。。彼の爽やかさと高好感度の演技を観ているとそれも納得です。

最後に・・・それでもやっぱりあのカップルは別れちゃうんだろうなと思いました。それもまた人生です。新しいお相手とはそれぞれ幸せになれますように。
Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

Team【F】
①原田明希子さん

ずっとバーのカウンターの中でお芝居をした人はこの人だけでした。というより、バーカウンター内がセットと化してました。原田さん男前でカッコいい。お話的には、もう少し膨らんでもいいかなと思いました。

②岩田裕耳さん

岩田さんのバリトンの美声と演技力、そして堀川炎さんの脚本で現代落語なんて、面白くないはずがない!その期待に違わず面白くて、あまりに面白くてもっと裏切ってほしかったくらい。シリーズ化されてまた観たいと思ったのは私だけじゃないはず。

③永山盛平さん

キャラが変(笑) なんですかその衣装は(笑) 爆笑と苦笑の嵐でした。個人的には、それまで温かかった客席が、リアルな性のエピソードでドン引きしてたのが一番のツボ。

④太田守信さん

待ってました、「最後のお使い」シリーズ。汗をかきながらの熱演に、良い意味での安定感。やはり太田さんを観ないとエムキチという感じがしません(笑) 余談ですが、太田さんの他出演者の方達全員の物真似を観たときは、全制覇してよかったと心から思いました(笑)

ネタバレBOX

岩田さんのすぐ前の客席に今をときめく超天才演出家さんが座っていたのですが、芝居を観るその鋭い眼差しの横顔に、そしてその演出家さんが岩田さんの「話し相手」となった場面でのお二人の真剣な対峙に痺れました。笑
Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

Team【E】
①樋口雅法さん

マリオをプレイしてました。まさかのクリアで終わりました。演出に斉藤マッチュさんがついてると知って吹きました(笑) 楽しかったけど、爆笑してましたけど、演劇じゃないですよね(笑) いやでも楽しかったです。

②井上博之さん

個人的に大好きなハセガワアユムさんの脚本。彼の変態性・・・それはけっしてキモくなく、ある意味爽やか(?)で癖になる類のものなのですが、ちょっとその感覚が演技とマッチしていなかったかなーと思います。。多分井上さんって変態じゃないような、そんな気がします。(って、何を言ってるんだ私は・・・?)

③渡辺慎平さん

いつもその個性とアドリブで爆笑させてくれる慎さん。今回もやはり最初から笑わせてくれる・・・と思ったら、圧巻の「マクベス」。慎さんのがっつり古典での演技を観てみたくなりました。エムキチの過去公演(「2×2」)のときにあまりに面白すぎて「あの人は本当に劇団昴なのか」という感想があったのが印象的でしたが、やはり劇団昴でした。流石です。

④若宮亮くん

江戸川崇さんの脚本で、低い美声を間逆に生かしたキモカッコいいホストコント(褒めてます)。FA1のときにも思いましたが、亮くんのお芝居はギャグの方が私は好きかな、と。そしてこのチームE、最初から最後まで爆笑してました。このチームだけ観ると王道の演劇を求めている人には物足りないかもしれませんが、空間が温かかくてとても楽しい回でしたので、私はお気に入りです。

Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

Team【D】
①榎原伊知良さん

観客を被告に見立てての弁護人役でのお芝居。完成された王道の一人芝居でした。千秋楽、最前列に座ってたら被告人にされました・・・実年齢より若く言っていただいて心の底から嬉しかったです、本当にありがとうございました 笑

②若宮亮くん

4年前、FA1で彼自身が上演した作品の再演。ピンチヒッターでの登板で苦労も多かったそうですが、観客目線でその頃と印象が変わったのは多分彼自身の演技の方向性が変わったからなんだろうなぁ、と。前の方が好きだったかなー。。(ごめんなさい、)

③伊神忠聡さん/善積元さん

お二人とも拝見。同じ脚本でも役者さんによって印象が代わるんだなと思いました。善さんの方を先に複数回観たのですが、何が起こってるのか、どのような状況か・・・創造を膨らませようとするものの、そのどこかフワフワした人格の表現に理解が及びませんでした。。伊神さんの演技は、逆に地に足のついた印象。どちらも個性的で、どちらが好きかは完全に好みの問題だなと思いました。

④堀越涼さん

期待を裏切らない圧倒的な演技と、彼独特の世界観が爆発。文句無しの絶賛です。親しみやすい笑顔での「枕」(落語の手法ですね)で観客をぐっと引きつけて、本編に入る頃には空間は既に彼の支配下。早口で繰り出す趣のある言葉選びの巧みさ、バーの空気を大正時代に変えてしまう醸成の手腕、そして女形であることを最大限に生かした仕草の艶やかさ・・・どれをとっても彼が覇者であることを容易に肯定できる芝居でした。特に千秋楽、決して力み過ぎという意味ではなく、熱量が高く磨きの掛かった演技は圧巻でした。この方はどれだけ惚れ直させれば気がすむのでしょうね(笑)

ネタバレBOX

今回、数年来のエムキチのファン仲間達に、大好きな涼さんのお芝居を観てもらえたことが本当に嬉しかったです。皆さん大絶賛してくれて、ファンとしてこの上なく誇らしくて。初日から見守れたこと、千秋楽にお誕生日を祝えたことも素敵な思い出となりました。幸せな幸せな一ヶ月でした*
絶望と握手

絶望と握手

Bobjack Theater

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★

楽しく
そして、切ないような・・でも、前向きになれるようなストーリーでした。何気なく笑えるセリフが沢山あって、その間が良いので、何度も笑ってしまいました。役者さん達の熱演も好感が持てました。お兄さん役、作家希望の役者さんは、いい味を出していました。友情とか希望とか、色んな事が詰まっているストーリーで面白かったです。

ネタバレBOX

片腕を失ってしまったとしても、お笑い芸人を諦めず、目指してもいいんじゃないかな・・と思いました。
超人テレ娘!

超人テレ娘!

Tricobo

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★

SF
よくできた芝居だと思う。
役者さんの芝居はしっかりしているし、衣装も印象的。

流れもスムースだし、話の伏線がうまく入っている。個人的に好きな細かい工夫や仕掛けもいい。

ただなんとなくもう少しインパクトが欲しかった。So whatの詰めが弱くなんかうまくまとめたという感じがしてもったいない。

もっともっと期待してます。

ネタバレBOX

私が理解しきれなかったからなのかもしれないが、話の本当のメッセージがわからなかったので、各役のキャラクターが気持ちの中に入ってこなかった。

それがもったいない。全部がうまく話としては繋がっているので、それはキレイなんだけど、もっとなんか熱いものが欲しかった。

ただ、最後の年代表示3939になっていたのは、なんかいい気持ちになった。

役では教授と姫の表情が豊かでそれは非常に印象に残った。
WHITE ALI.CE

WHITE ALI.CE

電脳シロアリ・プロジェクト

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★

初めて。
「土の下のりんご」を観ました。2時間超の舞台でしたが、内容は80分で充分かと思いました。
ストーリーは構成が弱いので流れが分かりづらい割にエピソード満載で理解しづらかったです。誰が主役だったのでしょうか?
美術も頑張っているのですが高校生の文化祭レベル。衣装も本当に頑張っているんですが…。
役者もスタッフも全力感あるだけに分かりたかったのですが、世界に入れませんでした。

Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

Team【C】
①氏家綾乃ちゃん

病んだネットアイドルのお話。彼女の個性を生かしたキャラ設定にまず脱帽。そして最初はLIVEかと思っていた映像が、実は録画であること・・・彼女の発する台詞と映像の口の動きが徐々に微妙にズレを見せる様に気付かされたのですが・・・それが「これからどんなことが起こるのだろう」との恐怖を感じさせ、その芝居運びに引きつけられっぱなしでした。初めてがっつり観た38mmなぐりーず以外での演技、素晴らしかったです。そして病んでるけど、一つ一つの台詞は女としてチクチクさせられました。

②佐賀モトキさん

私の中での期待はトップクラスでした。流石の演技力に加え、脚本の共感っぷり・・・それは、他人から見たらどうでもいいことを弾丸のようにしゃべりまくり、挙句は号泣するという(笑) いやー、佐賀さんの魅力全開でした(笑) そして、オカさんのコント以外の作品は初めて観たかも?

③野田麻衣さん

多重人格者と交際して自身も多重人格然として生きる女性の物語。演劇として王道でした。怖いお話でしたが、根底での女性としての思いにやはり共感。あんな風に好きな人に合わせて自分を変えること、私は嫌いじゃないです。ほんと、このチームは色々な意味で「女性」の回でした。

④目崎剛さん

と思ってたら、男性が(笑) 元々目崎さんの作風を知ってる身としては、この上なく「目崎さん」で、展開やオチまで見えてしまいました(苦笑) 下手な芝居と銘打ちつつ、下手な芝居を演じてるよ、でも本当に下手なんだけどね!とか思ってるのがストレートに伝わってきました(笑) 楽しかったです、はい。

ネタバレBOX

佐賀さんの演技中に爆笑していた役者さんが「身内笑いがひどい」と怒られたそうですが、いや、あれは笑うでしょ(笑)
Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

Team【B】
①免出知之さん

FA2のときの頭おかしい感じ(褒めてます)の印象が非常に強かったので今回も楽しみでした。いや、今回も頭おかしかったです(笑) 「通りゃんせ」の変なメロディーが頭を離れません(笑)

②杉浦一輝くん

神風特攻隊として散る青年の物語。刹那を生きるというテーマは元吉さんらしい脚本で、その脚本を日本男児として丁寧に演じてくれた杉浦くんの姿勢が好印象。初演の田中裕二さんも好演されてましたが、私は杉浦くんの方が客席と真っ直ぐ向かい合っている感がして好きでした。次は是非元吉さん自身での再演を希望します。

③吉田能さん

面白いのですけど、よく動いてるのですけど・・・ごめんなさい、満員電車は本当にキツくて毎日その時間は思考停止してるのです(苦笑) 個人的には、お芝居には楽しさを求めたいので・・・本当にごめんなさい。

④立花拓也さん

実に4年ぶりに演技を拝見。いや、大人になりましたね・・・(見た目が)。役者としての苦悩や葛藤を表現した脚本をリアリティある演技で見せてくれて、その誠実な演技が好印象でした。ちなみに元吉さんの脚本は、自身の苦悩を投影したものより「手紙」のような方が好きだなぁ、と。(完全に好みの問題です)

四畳半ベンチプレス

四畳半ベンチプレス

小松台東

OFF OFFシアター(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いです。
お薦めします。
ストーリー的には、ありそうな話ですが細かな
台詞のやりとり、役者さん達の演技、音、
照明、よく作られたお芝居でした。
所々で観客の想像をかきたてます。

ネタバレBOX

宮崎弁は初めてでしたが、違和感はあり
ませんでした。緊張が走ったり、げらげら
笑うお芝居ではありませんが、テンポも
いいし、わたしはこういうの好きです。

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