最新の観てきた!クチコミ一覧

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支線ガード下・始発

支線ガード下・始発

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題868(13-307)
19:15の回(曇)。(18:15受付開始)18:35会場着、受付(整理番号付)、18:45開場、黄色い整理番号札を受け取っている方(?)優先、その後、整理番号順10人ずつ。ガード下、飲食店の裏、小さな広場。BGM、車、バイク、列車。薄汚れた壁、昼なお暗そうな街の片隅、風雨にさらされた家と家、フェンス、ポリバケツ、赤いコーン。18:55ライヴ〜19:15開演〜21:16終演。いつもの生活に挟まれた「特別な一日」をめぐるドタバタでひたむきで、懸命で、何より信じ、支え合う者たちの物語でした。

ネタバレBOX

増田恵美さんのドレス姿…よかった。たくさんの花が咲いたようなシーンでした。
エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

HEP HALL(大阪府)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

爽やかでした。
思っていたより爽やかで素敵なお話でした。
エゴ・サーチって聞くとネットでの悪い部分を思い浮かべてしまってました。

爽やかと思えたのはキジムナーの存在があったからかもしれません。

話の構成や演出は好き。
ワクワク、ちょっとハラハラしたしあっという間の2時間でした。

ネタバレBOX

小田切ミホ役の小野川晶さんがとても印象に残りました。
伊阪達也さんの後半の伏線回収のところは興奮しました。

あの階段だけの美術でそれぞれのシーンがイメージ出来て面白かったです。

骨なしチキンの骨がないあのポーズが良い!!


「十九の春」がオープニングとエンディングに流れてましたが
何故この曲を使われたのかお聞きしたいです。
ちょっと合わない気がして。


別の思い入れが個人的にあるのでそう感じてしまったのかもしれません。


消息のわからないカメラマン、田中さんの行く末が気になる最後でした。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

【太陽とサヨナラ】観劇
アマアマファンタジーという感じでした。

ネタバレBOX

戦争か災害かで親を亡くしたり子を亡くしたりした人々が新しい家族を構築して生きている集落での話。

砂嵐が頻繁に起こる集落にやって来た謎の生命体は恐竜のような動きをしていましたが、実は太陽でした。住民が少しエネルギーをわけてくださいと言っているところを見ると、自然エネルギー重視を謳っているようでもありました。

太陽さんありがとう、あと50億年頑張ってください、そして水素の核融合反応が終わったら赤色巨星になって地球をも包み込んで我々地球上の生き物全てを滅ぼしてください、みたいなラストのメッセージは、太陽にも寿命があっていずれ地球は滅亡するという私の憂鬱の種と同じだと共感はしましたが、あまりにも情緒的でストレート過ぎて子供っぽくて、小っ恥ずかしくなりました。

当日パンフレットに元ダンサーの盛りを過ぎた娼婦とあったマダラ役の田中美甫さんは今が絶頂期という感じで全然盛りは過ぎていませんでした。とても可愛くて嬉しい限りなのですが、こういうのって作家の意図に反していてやはり役作り失敗と言うのでしょうか。
三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★

正攻法
正攻法の「三人姉妹」。

演技・演出もきちっとしているので、正攻法の「三人姉妹」が見たい人にはとても良い舞台なのだと思う。

私にはその点が物足りなく思えたが、これは好みの問題なのだと思う。

3≒1

3≒1

劇団芝居屋かいとうらんま

御浪町ホール(岐阜県)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

台詞噛みすぎです
一つのホテルの中で、現在*過去*未来が同時進行します。

あの人物は本物だったのか、詐欺師だったのか?
私の理解力の問題なのか、敢えて分からなくしているのか?
今は今なのか、過去なのか?
この入り交じり方、成立させるのはすごい。

しかしながら、弱い、話の繋がりや動機が。

千里眼さん、あの空気を演じるのは彼にしかできないのではないかと。
あの「開いています」は耳に残る。
Wキャストということなので、もう一人の方も見てみたかったです。

お父さん、詐欺師という役柄で色々な人物を演じていらっしゃいました。演じきりました。
役者陣の中で良い意味で飛び抜けていました。

SEX,LOVE&DEATH~ケラリーノ・サンドロヴィッチ短編三作によるオムニバス~

SEX,LOVE&DEATH~ケラリーノ・サンドロヴィッチ短編三作によるオムニバス~

公益社団法人日本劇団協議会

ザ・スズナリ(東京都)

2013/10/18 (金) ~ 2013/10/22 (火)公演終了

満足度★★★★

贅沢な小劇場作品
超がつくほどではありませんが楽しめました。2時間強の余暇と考えれば良質な時間を過ごしたと言えます。ラブワゴンの運転手。着眼点が面白いですね。

ガラ版 夢見る機械

ガラ版 夢見る機械

ガラ劇

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

冒頭シーンは圧巻!
全方向舞台の観劇は初めてでした。
自分の席が舞台(というより「劇場」)のほぼ中央だったのですが、自分が役者さん達の中にいるというのは不思議な感覚ですね。

前説兼世界観の説明も自然で、その流れからそのまま本編へ突入。
あのような前説も初めてで新鮮でした。

冒頭の役者陣総出のシーンは圧巻の一言!
ここで心を奪われてしまいました。
あれは1ヶ月経った今も忘れられません。

現実と仮想世界が入り混じり、至る所で不可思議な事件が起こるところまでは楽しんで観られました。
しかし、後半(ウサギが出てきた辺り)から話の内容が複雑すぎて付いていけませんでした。
なのでいくら涙を誘う(らしい)展開でも泣けないし、それぞれがアツく「私は機械!」と叫ぶラストシーンも分からないから白けてしまいました。

色々設定が多すぎましたね。
当日パンフレットの半分が用語解説で埋まってましたからね。

エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

HEP HALL(大阪府)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ネットの中のもう一人の私
 「エゴ・サーチ」とは「インターネット上で
自分の本名やハンドルネーム等を検索する事」である。
他人からの評価を気にするのが人の常、誰しも
エゴ・サーチをやった経験があるはずだ。
 試しに拙者の本名をエゴ・サーチしてみた。拙者
自身のFBが紹介されるだけ。同姓同名の人物も
ヒットしない。珍しい名前らしい。悪い評判が無く
安心した反面、良い話も無いので面白くない。
影薄いなあ、と少し落ち込む。
 
 この物語は、一言で言うと「ネットという仮想世界と
現実の世界とが混沌と入り混じった中、善意と悪意に
翻弄される人々を描いたミステリー」だ。 
 主人公・ケンジは、30前の小説家の卵。
彼が書いた読者の魂の奥底にビシッと響く熱く美しい
短い文章が女性編集者の目に留まる。彼の才能にほれ込んだ
彼女はケンジに小説を書いてみないか、と声をかける。
彼には漠然とだが書きたいものがあったので、
彼女の依頼を引き受ける事にしたのだが、筆はなかなか前に
進まない。
小説は、一人の女性が沖縄の離島に降り立ちキジムナーと
呼ばれる妖精と出会う、という導入部でストップしていた。
 ある日、女性編集者からネット上でケンジのブログを
見つけたと聞き、エゴ・サーチして見てみたが
彼自身それを書いた覚えが全くない。
同姓同名の人物が書いているのかと思いきや、作者の
プロフィールを見ると、ケンジと生年月日、
出身地、経歴に至るまで全てが同じであった。
 ブログには、昨日ケンジがハリーポッターのDVDを
観たと書かれていたが、実際彼は全く観ていない。
日々の細かい内容は、彼のあずかり知らぬ事ばかり。
 誰かのイタズラか?だとしたら何の目的で?
 彼はこのブログの作者を探り出そうと決意する。
 
 物語には他にも、「ネットであなたの夢を叶えます」と
謡う怪しいベンチャー企業の経営者、その宣伝文句に魅かれ
ネットでの成り上がりを目指すフォークデュオ、ネット上に
恥ずかしい写真を拡散させられた苦い経験を持つOL、
塩○瞬のように出会った女性を手当たり次第口説きまくる
イケメン等が登場する。
 それぞれが、我々観客と同じようにネットで見せる自分と
現実世界で見せる自分の二面性、会う人ごとに違う自分を
演じ分ける多面性に苦しんでいる。
 物語が進むにつれ、一見何の関係もないこの身に
覚えのないブログと小説の中の女性とキジムナーとが、
そして全然面識すらなかった各登場人物達が、
複雑にもつれた糸が解けるかのように繋がっていく。
 そこで、ケンジに隠された驚くべき過去が明らかに
なるのであった。

 果たしてこのブログは、誰が何の目的で作ったのか?
 ブログと小説の中の女性達との関係は?
 ケンジの隠された過去とは?

 拙者は当初、ケンジに悪意がある人物が彼になりすまして
ブログを書いているのでは、と推理した。
 ツイッターで有名人になりすました偽者が、ある事
無い事を呟き、本人のイメージダウンを画策したという話を
何度となく聞いたからだ。、
ネット上を跋扈している自意識が肥大化し、被害妄想の塊の
ような連中が、ケンジの何気ない普通の言動に勝手に
傷付き、怒り、一方的に報復しようという秘密の企て
なのではないのか。
 逆に、ケンジには隠された悪の顔があり、その被害者が
彼を陥れるために仕掛けた罠なのではないのか。
 拙者は色々と先行きを予測してみたが、
この物語はそんな陰気な展開にはならない。
観客が考える展開を、演出と脚本を担当した鴻上尚史さんは
軽く飛び越え、物語はもっと奥深く遥か彼方に進展する。
 
 言うまでもないがネットはあくまでも道具。邪気のある者が
使えば凶器になるが、懇情のある者が使えば、良い方に
無限大の可能性が広がる。
 ネットには、時代や場所を越えて人と人とを結び付ける力が
ある。あの人に自分が伝えられなかった思いを、
自らの本当の気持ちを、時空を越えて届ける事が出来る。
その思いは、時として人の心を激しく動かし、人生をも
変えてしまう。
 この物語のラストは、ネットの持つそのような大きな
可能性によって、それぞれの登場人物達が、
これから生きていく道を見つけ、新たなる一歩を
歩む勇気を振り絞っていく。そんな彼らの姿に観客は
心を鷲づかみにされる。
 同時に、仮想社会と現実が複雑に絡み合い真実が
見えづらい今の時勢の中で、ネットがあろうと無かろうと、
いつの時代、いかなる場所でも人間が生きていく上で
大切なものを気付かせてくれる。
 昨今自意識過剰な人達が大騒ぎしているネットを舞台に
した物語で、これほど清々しく心揺さぶられるとは、良い
意味で予想を遥かに裏切られた作品に出会えた事に幸運を
感じずにはいられないのであった。

足跡、終わりなく、呼吸まで

足跡、終わりなく、呼吸まで

ポムカンパニー

OFF OFFシアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★

苦悩の先には!
良く解らなかったのですが、抗らうことが先の光を見出すのですね!

月光カノン

月光カノン

劇団ジャブジャブサーキット

ザ・スズナリ(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

私は好きです
脚本は素敵だと思います。
前説で「お客様の想像力をお借りします」とお話しされていましたが、途中までは本当にその通り。
でも最後には伏線は回収されて終わりますのでご安心を。

お互いに異なるはずの空間が、停電の夜、月明かりの下に重なり合う。
現実と物語の混在。
しかしながら、見ていて無理もなく、すんなり受け入れられるし、混乱もしない。
素晴らしい(この手の構成は訳わからなくなること多数←私の理解力の問題!?)。
笑わせる所もあり、最後には泣かせる所もあり。

脚本は素敵なのですが、それを役者さんが演じきれていないのが(-ω-;)…うーむ。
掴みは大切です。
公開ゲネとはいえ、あまりにエンジンがかかっていなかったのでは?
後から出てきた役者さんに引っ張られる形で何とか会話になった感じが否めません。

澄子さん、いい人ですね。
あんな空気を持つ人間になりたい。
澄子本人の言動でもそれは分かるのですが、息子や娘の言動からもそれが分かるのが面白いし、素敵。

佐伯さん、神父さん、他の役者さんを引っ張ってくれました。
このまま一時間半続くのかとげんなりしていた私ですが、途中退席または居眠りせずにすみました。

毎公演当日券あり:夜明けに消えた

毎公演当日券あり:夜明けに消えた

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2013/10/18 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

聖人への道
人間のもつ醜さ、狡さ、欲望、裏切り、弱さ、など盛り込んだ人間の姿を見せて貰った。
人はそれらを克服しかつ、信仰心をもち続けること、愛する心をもって生きること
が聖人への道なのだろう。
役者陣の演技はさすが、舞台セット、衣装とも素晴らしかった。

この世の楽園

この世の楽園

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

大好物
単なるクソメンならどうでもいいのですが、ストーカー気質の男の嫌らしさには本当にイライラさせられました。でも大好物です。

ネタバレBOX

粘着質でDV、ストーカー気質の男と逃げると何をされるか分からないので付き合い続けている女、妻が別の男と逃げた婚姻届を出していない関係の夫婦、そして仮面夫婦の三組のカップルのゴタゴタの様子と、三組のそれぞれの男を拉致し、女たちに殺してあげると迫る謎の男の話。

他人事なのでイライラを楽しんでいましたが、三鷹ストーカー殺人事件があったばかりでもあり、ああいう男に付きまとわれたら本当に大変だと若く可憐な女性に同情しました。

若い女性はこの際殺してもらいたかったようですが、結局は正論を通す仮面夫婦の妻が警察に通報したということなのでしょうか。

アフタートークで作演さんやゲストの方が随分と3.11の地震と津波のことに拘っていましたが、私は3.11のことは全く眼中にありませんでした。それよりも、仮面夫婦の夫はぐっすり寝ていて地震に気付かなかったということと、仮面夫婦の妻も地震の話題におやっという表情をしたことが気になりました。

警察の事情聴取があったのは謎の男が接触してきた翌日、即ち男たちが開放された日なのでしょうか、あるいは翌々日、気持ちが落ち着いてからなのでしょうか。翌日解放後にすぐあったとすれば、仮面夫婦の夫は拉致されていても平気な顔して寝ていたことになりますが、もし翌々日だったとしたら、夫婦は地震にも気が付かないほど揺れていたのではないかと、意外や意外ということも考えられると邪推しました。
月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

ホチキス

スタジオ空洞(東京都)

2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

にんまり。しんみり。
前説でしたたかに客席の空気を和らげて本編へ。笑いを取るだけ取って切なくもさせる。…と言うとすごく王道なんだけど、実際それが出来るのは技術力があるからこそ。特に前説で空気を和らげるのはセンスの代物。最高のおもてなし。肩を張らず余計な事を考えずに楽しめる時間でした。
シリアスに重きを置いた小玉さんの姿を観るには、ゲストライターが良い仕事をしてくれています。

ゲストアクター村上誠基氏との演目は必見。何ならこの二人で新たにユニットを組んで欲しい。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★

違和感?
作風が変わったように思いました。

群舞が減り、セリフ重視になったような・・。詩的でリズミカルなセリフ回しは相変わらずだと感じましたが、肉体を使う場面が小さくなった分、そもそもの作風としてキャラクターの感情があまり丁寧に描かれていないため、セリフの上滑り感が出てしまったように思います。
キャラ毎に見た場合にシーンからシーンへの感情が繋がっていない。また、脚本上の必要性以上に意味が無いキャラが多いようにも感じました。役者は好演されていたと思います。

観たばかりの印象でしかありませんが・・
また追記します。

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇史に残る公演。
三劇場同時公演。しかも三つの劇場とも登場するキャストは同じとのこと。
つまりある劇場で、はけた役者は次の瞬間、他の劇場に登場するのである。1本だけ観ても十分面白いが、この登場人物が、同時刻に他の二つの劇場にも出演していると思うと、それだけで十分ミステリードラマである。

ともかく前代未聞の公演。
そして電夏にはいい役者が揃っているなあと改めて痛感。

Jのめぞん du Soleil

Jのめぞん du Soleil

男肉 du Soleil

シアター711(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

男肉
チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。120分。

ネタバレBOX

管理人さん(吉川莉早)が管理する一刻荘に団長が入居する話と魔界のルシファー?と戦う話。

笑える。面白い。パワフル。

ノリのいいBGMでダンスを繰り広げ、120分突っ走る。ジーパンに上半身裸な男たちのダンスがこんなにも熱いとは。ラップも聞き取りやすく、ストーリーやキャラもシンプルで(あとばかばかしくて)好感触。嘘っぱちでなく、エネルギッシュで高揚感に溢れた舞台。そして変にかっこいい。いいもの観れた。

あと、福井菜月の忍者ハットリ君?の笑顔が素敵。
この世の楽園

この世の楽園

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

無題867(13-306)
20:00の回(ほんの少し雨)。19:38会場着、受付、中へ。入ってすぐ右横「C」、奥が「A」、右手が「B」。奥から時計回りに。全席指定、コの字型の客席、舞台はテラス(?)、白いテーブルと椅子。床も木材。いつのように客席自身が息をひそめているように感じます。椅子がきしむ、空調の響き、ヒソヒソ声、BGMなし。19:55前説(80分)、19:59舞台上のシート(奥の席へ)を回収、20:01開演~21:22終演。

4つの力 (重力、電磁力、強い力、弱い力)のうち、常に「強い力」で構成される高木さんの作品。加えて極限までの重力によって空間も時間も歪む、が、それは相対的であって自分はそのことに気がつかない...そんな印象。

ネタバレBOX

身勝手な男、認めたくない男、内側にしか向かえない男、それぞれの女。ひとり異質な青年。現実にはありえないだろう突風のようなお話。

とみやまさんは「サンプル/女王の器」、「tumazuki no ishi」もそうだったか...。
佐々木さんは「劇作家女子会」。

青年は何だったのかな。竜巻みたいに周囲をかき回して去って行った。台風一過などとのんびり構えていられないのが男女の関係か。
三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

旅団という、ひと時のウォッカと三姉妹
チェーコフの代表作『三人姉妹』だが、ロシア人の民族性を緻密に描いていたように思う。

ネタバレBOX

俳優は ほとんど1m80cmを超す長身である。ロシア人男性の平均身長かもしれない。
そこで足元を見ると、やや【シークレット•ブーツ】らしき黒革の靴を履いていた。
当然、プロポーションの よい俳優が粒揃いなのは 間違いない。
だが、靴の底を上げ、ロシア人男性(それもインテリゲッチャ)の風貌を形作った のは リアリズムである。

本の淵がアーチを描くようなセット。まるで20ページ飛ばしてめ
くり進める時間の経過だった。
後ろ姿を見せる ことが、そのページへ まだ記されていないことを告げる示唆である。

三姉妹こそ主役だろう。一方、旅団軍人の【哲学】めいた 雰囲気も特筆すべき。「二百年、三百年先の未来 は どうなっているのか…」を考察する 会話は、色褪せないメッセージとして突き刺さる。

なぜ、このような【哲学】を交わすのかといえば、それはウォッカと階級に他ならない。
登場人物は「県議会議員」や「中学教師」等の地位を喧伝する。そして、ウォッカ瓶を呑み(たぶん)、互いの不平を突く。これは、階級的地位をアピールしながらも、完全に肯定しえない(「県議会議員」など典型)二面性の【本音】を現す。
【哲学】の会話を聴けば、階級という仮面を被った上のウォッカという本音である。


軍笛鳴り響くなか、三姉妹が「別れ」を共同で語るラストの場面。
チェーコフ代表作『三姉妹』の名場面でもある。
終わり、終わらない、生活の静かな営み…。
一人ひとりの独白を組み合わせると壮大な【哲学】である。 むしろ 、三人の関係性で捉えた点が新たな魅力の舞台だったのだが。
とある家族の輪舞曲

とある家族の輪舞曲

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

アドリブ小劇場(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★

*やや淡白でしたが・・
幸せ3部作の3作目とのことでしたが、劇団初見でも楽しめました。

ネタバレBOX

高原のホテルのロビーに於ける、ほんのささやかで拙い愛情表現が交差するワンシチュエーションドラマ。

*例えば、田伏チーフと井上サン、高谷サンの絡みではもう少し踏み込んだ、どろっとした表現が好みかな。
たすけて青春ピンチヒッター2京都インフィニティ

たすけて青春ピンチヒッター2京都インフィニティ

WET BLANKET

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/09/21 (土) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★

ちゃんと作らないとおバカにはならない
久しぶりに観たWET BLANKETの舞台は、いくらおバカなエンタメ活劇が狙いだとはいえ、あまりのいい加減さとどうしようもない幼稚さについていけず、観続けるのが苦痛という舞台だった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

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