私は好きです
脚本は素敵だと思います。
前説で「お客様の想像力をお借りします」とお話しされていましたが、途中までは本当にその通り。
でも最後には伏線は回収されて終わりますのでご安心を。
お互いに異なるはずの空間が、停電の夜、月明かりの下に重なり合う。
現実と物語の混在。
しかしながら、見ていて無理もなく、すんなり受け入れられるし、混乱もしない。
素晴らしい(この手の構成は訳わからなくなること多数←私の理解力の問題!?)。
笑わせる所もあり、最後には泣かせる所もあり。
脚本は素敵なのですが、それを役者さんが演じきれていないのが(-ω-;)…うーむ。
掴みは大切です。
公開ゲネとはいえ、あまりにエンジンがかかっていなかったのでは?
後から出てきた役者さんに引っ張られる形で何とか会話になった感じが否めません。
澄子さん、いい人ですね。
あんな空気を持つ人間になりたい。
澄子本人の言動でもそれは分かるのですが、息子や娘の言動からもそれが分かるのが面白いし、素敵。
佐伯さん、神父さん、他の役者さんを引っ張ってくれました。
このまま一時間半続くのかとげんなりしていた私ですが、途中退席または居眠りせずにすみました。