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性病はなによりの証拠

性病はなによりの証拠

ブラジル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

厳しいようだけど・・
ミドル氏に同意(スミマセン

2006年のルデコ「ダイアナ/疚しい理由」あたりはとても新鮮だった気がしたんだけど・・。

ネタバレBOX

遭難しているという状況で動きが制約されているのは、
本当に難しいだろうし、それを敢えてやろうという心意気は素晴らしい。

でも、もう少し役者を減らして動けるようにして、
ルデコみたいなとこで観客の間を駆け抜けるスピード感があった方が、
作品として演出家には合ってるのではないかと思ったりする・・。

途中から心象風景とか言って、船なくなって役者が自在に動き始めるとか、なんか無かったのかなぁ・・。

ルデコのスピード感が見るたび思い出されるだけに本当に惜しい。

ラストのほんの一瞬でもいい。

目の前の船なくなって、平気な顔して役者が自在に動き出すとか(天国?夢?
ちょっと期待してたんだけどなぁ・・(苦笑


役者さんはそれぞれとても素晴らしかったと思います。

舞台が狭いお蔭で?
気持ち悪さも(苦笑
不穏さも可笑しみも、
間近でみる表情から至近距離で体感できたと思います。

それだけにもう一歩・・。
呪い

呪い

ジェットラグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

呪い
原作がお笑いの人だけあって、笑いを含んだ呪い、怖さは少なかったですが面白かったです! でも、朝起きたら「いなり」になっていたら怖いですよね!?

ネタバレBOX

ラストの愛と呪いの対決も良かったです!
小宇宙

小宇宙

フジフォー

atelier SENTIO(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

無題923(13-362)
13:00の回(晴)。12:30受付、開場。ジグソーパズルのピースのようなチケットに靴を置く場所の番号。舞台中央、四角い箱の椅子が逆Tの字に、周辺には青い照明を受け、水を張ったプラチックの容器、一つだけ中に何かが入っていて、そこにはピンクの照明、BGMにピンクレディー、天井真ん中に電球、周りに薄いカーテン(白/黒)。

「生活図鑑」手塚さんのお名前があったのでみに来ました(生活図鑑では河合さん客演「ラフレシア(2013/10)」をみに行きました)。当パン、(作・演出))山下さんが大学3年生と書いていらっしゃるので、みなさん、大学生(日大?)でしたでしょうか。※来週、@江古田でのダンス公演(卒業制作)に行きます。

12:56前説(60分)、13:04開演~13:58終演。

感想です。
SENTIOは壁が白く、そこに白い衣装...非日常という意味では「黒い」舞台と同じかもしれませんが、視覚が白に固定されるので演出が難しいのではないかと思っています。想像力を刺激し、「色」を変え、「非」なる時間へ引き摺り込むものは「物語(作)」と「役者さん」。世代がずいぶん離れているので(経験的に)同期できる部分が少ないことは自覚していているのでそのギャップも観劇の一部だと思っています。

「生活図鑑」の次回作は4月とのこと...4月は人事異動の季節...そろそろかと思うのですが、大丈夫でしたら。

ネタバレBOX

どういう状況(時間、場所)なのかあいまいなままお話が進みます。大学生、売れないスナック(系列店は繁盛しているらしい)でのアルバイト、白い仮面の母親、母への抵抗(?)、耳のないパン(はちみつ?)、イヤホン、受験勉強(拓殖..)、セックス、繰り返されるコトバ、肉親の死...ゆっくりとかき回されてゆくかんじ。それぞれ何かを現しているようで、それをつかむのが難しい。

喫煙シーン(必要でしたか?)がありますが、多くの劇団は前説でそのことを告知するなりしています。たばこ、酒が必要な(手放せない)理由まで踏み込むとよかったと思います。

会場が少し寒く感じました。

ちょっと追記します。
古今集「われを思ふ 人を思はぬ むくひにや わが思ふ人の 我を思はぬ」、帰ってから調べてみました。これを冒頭に持ってきたということは、本作のテーマなのでしょう。でも、知らなかったので素通りしてしまいました。もう少しゆっくりと、区切って、言葉にして、ここは2回繰り返してもよかったのではないかと思いました。

時間の推移、場所の転換がはっきりしないところがあり、お話の進み具合と自分の中の展開とを合わせるのに手こずりました。

他のお芝居でもそうなのですが、(セリフ、シーン)繰り返しが苦手なので、どうしても、その部分で「なぜ繰り返すのだろう」と余計なことを考えてしまいました。

みんな死んでいる、と言って…目覚める…始まりと終わりが、同じ場所(舞台中央)にしているのは「みく」の小宇宙を現していている…と思うのですが、せっかく地球儀(に見えたので)があるのだから、そこにも照明を当ててみると効果的だったように思います。
ナイス・コントロール

ナイス・コントロール

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしいスタートダッシュ
いきなり、そう来たかあでした。

ネタバレBOX

つどいに集まった面々。記念写真の後、いきなりスイッチオン。素晴らしいスタートダッシュでした。

ホークスの育成選手という微妙な立場の彼は、途中あまり絡まなかったのでいずれ表に出てくるとは思っていましたが、まさか恋人が殺されていて、犯人がいて、そこまでやっていたとは驚きでした。

生の世界に戻るか、死の世界に行くかを選択するにおいて、最初は戻りたいと思っていても次第に死を受け入れていく過程が、彼らの場合様々な事情はありますが、不治の病に罹った人が辿る心の動きを数字の変化で表しているようで興味深かったです。

飲み物の種類で、一応マイナス思考者と呼びますが、その人数が知れるのはグッドアイデアでした。インチキ宗教で儲けるよりも、老いを食い止める方が嬉しいという本音も良く分かります。アイドル歌手の蝿の歌も良かったです。

最大の疑問、それぞれがここに来た理由も明らかになりました。全員一致で地上に戻るのオチは分かっていましたが、過去を清算しないといけない人もいて生きていくのもシンドイですね。とても良くできていました。面白かったです。
ウルトラマリンブルー・クリスマス

ウルトラマリンブルー・クリスマス

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

クリスマス
初めて観たのですが、、、心理的にズシっとくるものを感じました。笑う所もあるのですが、終盤のあのシーンは観ていてとても苦しくなった。もし、自分という人間がいなかったら世の中はどうなっていたか、、、生まれてくるには意味がある。生かされている事に意味がある。などとかんじながら、親に感謝したいと思います。そしてアフタートークは裏話などが聞けてとても楽しかった☆

FAB FIVE THE MUSICAL

FAB FIVE THE MUSICAL

WATERBEAR LLC

六行会ホール(東京都)

2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ビバ青春!!!
青春ミュージカルドラマ・・・そのものの舞台でした
歩の葛藤、空の葛藤、、
二人を取り巻く友人たち、、、
チア部の奮闘、、、、
凄く良かったです。
舞台上で本当にバスケをするということも、
チア未経験の女子の本格的なチアの模様など、
どれも、感動で、どのくらいの練習量だったかびっくり!!
全員でリズムな№のダンスは圧巻でした!!
久しぶりに、また観たい!!って思える舞台でした
再演、DVDなど絶対希望します!!!

青春デッドヒート!!

青春デッドヒート!!

斬撃☆ニトロ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

両方観て!
1本でも内容はわかるのだけど。やはり2本とも観ないと本当の面白さはわからない。DVDが出るみたいだけど生で観てこその迫力!!今日が千秋楽、まだ間に合う!観てない人は應典院に急げ!!!
物販でのくじ引きも楽しいよ。娘は今西刑事さんの私物が大当たり(笑)

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

バンタム節
『C.C.C』はクリスマスらしいファンタジーっぽさもありつつ、人が人に支配される事への屈辱や妬みなども描かれつつ、知らず知らずに守られていた事という事実を知った時のある種の落胆など、どうあるべきかを問われた気がする←あくまでも個人的解釈。あの一家はあの三人にも守られていたのではないかとも感じなくもない。『クロッシングマナー』はスピンオフ的な感じ。本編やほかの作品との絡みも混ぜつつ、少し謎を残し、ループでもう一度本編を観たくなるようになったつくりは、ちょっとやられた感があった。東京進出初の公演。いい船出になったと感じています。次回作はリメイクしての再演なのかはわかりませんが、それもまた楽しみとなります。

光のない。(プロローグ?) <演出: 宮沢 章夫>

光のない。(プロローグ?) <演出: 宮沢 章夫>

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/11/30 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

能とパンクで語られる死者の声
福島の原発事故に触発されて書かれたイェリネクさんの難解な戯曲が、5人の役者の声を通すことによって、意味が分からないにも関わらず感情に訴え掛けるものとなっていました。

原作を読んでいないので、そもそも「登場人物」という概念のない戯曲かもしれませんが、登場人物達を死者と捉え、死者が現れる演劇として代表的な能の舞台を模した、土を盛った舞台となっていて(客席も正面だけでなく脇正面が設けられていました)、そこにディレイが掛けられた台詞の断片が響き合う中、津波で流された流されたことをイメージさせる、ボトルや家電や日用品が持ち込まれる混沌とした場面から始まり、その後は横あるいは斜めに一列に並んで台詞をリレーして行くことを中心に進行する構成でした。基本的にモノローグ的な台詞が続き、時折対話風になる時は少々コミカルな味わいもありました。ほとんどBGMが用いられない静かな雰囲気が支配的で、数分の間、台詞も言わずにゆっくり歩くだけの静謐なシーンもある中、2回大音量でパンクロックが流れるシーンがあり、インパクトがありました。

宮沢さんの前作である遊園地再生事業団『夏の終わりの妹』でも用いられた、単語の順番を入れ替えて言う手法が多用されていて、他の人が言った台詞を語順を変えて繰り返すことによって、文章としてではなく単語の連なりとして迫って来るものがありました。吃りながら語られる「私は紙とペンを失ったので、ことばを伝えるためには頭で覚えるしかなかった」という台詞が異様な雰囲気を生み出していて切実さを感じました。「この上演は失敗する」という台詞が、生きている人が死者を表彰することの難しさを感じさせました。

照明がとても美しく、客席側からほぼ水平に照らすことによって真っ白な背景に役者達のシルエットが映し出されるのが印象的でした。

Dear friends (東京)

Dear friends (東京)

劇団6番シード

劇場MOMO(東京都)

2013/11/29 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

観に行ってよかった
チラシが気に入ってなんとなくで、観に行ったんだけど、想像以上の面白さにビックリしました!
常に笑わされ続けておまけにそのまま、泣かされてしまいました。
もう一回観にいきたかったな。

個人的に座敷童がツボです。

やれんのかっ!?

やれんのかっ!?

劇団龍門

明石スタジオ(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

突出した演技力
筋や設定はベタなのかもしれませんが、場面展開が巧妙で、笑いあり、涙あり。それによって引き出された役者陣の演技力も素晴らしかったです。

ネタバレBOX

説明せずとも見た目で裏設定がわかるオオハラレイコさんの悩みのくだりは余計で、
ストリーテラー兼道化役のまま、ほかの従業員がなぜあの場で働いているかを掘り下げたほうがすっきりしたかも。
レイコさんはコメディリリーフとしてこれ以上ない存在だったので。
なんて、ちょっと思いましたです。
星降る闇にピノキオは、青い天幕(サーカス)の夢を見る

星降る闇にピノキオは、青い天幕(サーカス)の夢を見る

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

修飾過多
 ご存じ、ピノキオの天幕旅団版だが、コオロギが狂言廻しを務める。

ネタバレBOX

 然し、シナリオに書かれた説明文は、矢鱈に修飾語が多く、それで詩的イメージを喚起しようとの意図は分かるのだが、逆効果である。何故なら、修飾語ほど腐り易い言葉は無いからである。詩は、最も高度な言語表現である以上、この程度の事に気付かないのは拙かろう。形容詞の使い方を本当に豊かにしたいのであれば、Baudelaire”Les Fleurs du Mal”がお薦めだが、無論、原文で読まなければ意味は無い。
 また、矛盾語法も多用されているが、矛盾語法を用いなければならないような必然性が弱い為、説得力に欠ける。


虹色の涙 鋼色の月

虹色の涙 鋼色の月

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

すいません、ベストコンディションで観たら最高の舞台でした
(2回目の感想失礼します。)
すいません、何はともあれまずは前回の感想で自分が思った事、
観た(つもりになっていた)ものについて勘違いなど多々あった事、
それらをベストな状況で観劇しなおしたら改めて気付かされました。

「前回の感想ごめんなさい」と謝りたい気分です。
(申し訳ないのですが、前回の感想は確かに前回の感想なので
メンテせずに残し、こちらに今回の感想で書かせていただきます。)


OVER SMILE(Play.Againの方)を2回観劇した時から思っていたのですが、
ボクラ団義の舞台には
1.「初見の楽しみ」と更に
2.「2度観(目)の楽しみ」があるな、
と今回もやはり思わされました。

初見では複雑怪奇な物語が展開され紐解かれていく
(観客自身が理解していく)様に驚きを覚えながら観劇し、

そして2度観ではネタをひととおり知ったがゆえに分かる、
初見では気づけなかった役者陣の一挙手一投足、演出その他に
込められた更なる伏線などボクラ団義の舞台の芸の細やかさに
更に驚きを覚えながら感激してしまう、
という楽しみ方があるのかな、と。

特に今回は1回目は椅子のせいで否定的な気持ちになっていたのか、
「いつも通りよく出来ている物語/舞台、だが…」のような
自分に合わなかったかのような感想を持ってしまっていたのですが、
今回ちゃんとベストな状態で観なおしてみたら全然違う感想を
抱いた事に自分自身も驚きました。
(残念なのは今回「初見の楽しみ」が椅子のせいで奪われた事でしょうか…)

※ ただ、確実に前日よりもお芝居が更に良くなっているような気もしました、
  これは劇場慣れなどといったものなのか、
  あるいは舞台公演中も演者の皆様日々精進されている
  成果なのでしょうか?


話は変わりますが、CoRichの感想欄だけで僕と他の方1件、
SPACE107の前席(X~Z)の辛さについて指摘していました。
(=実際は他にも多くの方があの椅子に辛さを感じて、
この劇の本当のポテンシャルを楽しめていなかった
可能性があると思います。)

次回公演もSPACE107を使うとの事で、
僕らが次回前席に座らなければいいというだけの問題ではなく
ハンズで売ってる600円ちょいのクッションをつけるなど
なんらかの対応をとっておいた方がよいのではないでしょうか?
(椅子ごときの為に舞台の感想が変わるなんて
(申し訳ない話ですが)もったいなすぎます。)

ネタバレBOX

前回の反省を活かし今回は携帯用クッション持参で参りました。
空気を入れるタイプ(かなり携帯性にすぐれる)も
持ってきたのですが、ぽっちゃり系な自分が座る事で
これがパンクなどしたら舞台自体が壊れてしまうとの恐れから
こちらの実戦投入は避け普通のクッションタイプのものを使用しました。

多少席の狭さは気になるもののお尻、脚ともにすごく快適でした。

※ もしかしたらクッションのせいで自分の座高が上がり、
  後ろの人の観劇の妨げになっていたかも知れません。
  そうだったらごめんなさい!




で、舞台の方ですが、初見ではなくアフターパンフレットも
本格的パンフレットも読んでの2度観でしたが、
やはりボクラ団義は面白かった、完全に気持ちを持ってかれた、
という感じです。


・ まず驚かされたのは、初回は普通に観てしまっていた冒頭から
  もう表情や身振り手振りで伏線を張りまくっていた、という事実でした。


  最初にルナからイセが海の色を聞かれた時の表情、
  若干の間と返答自体に含まれたニュアンス的なもの、
  それがイセも色盲、更にはジンの息子であった事に
  ついての伏線であったとは・・・
  (初見では、ミナトから指摘があった時初めて
  「ああ、そういえばそんな事言ってたような」程度しか
  記憶していませんでしたが、それがこんな形で
  最初から細やかに演じられていたとは思いませんでした・・・)


  そして、予見の力を使う際のあの片目を隠すポーズ、
  これがジンに始まり、その死をきっかけとして
  ルナ、カイ、最後にはイセまで、
  (予見の力の説明が出る中盤よりもかなり前から)
  物語が展開する際にたびたび表現されていたとは・・・


  あとこれは完全に単なる見落としでしたが、
  カラブリは剣なりなんなりいろんなものを空振りしてたんですね( ´ー`)


・ ミステリ部分について、
  初回を(ダメなコンディションで)観て、
  アフターパンフレット、本格的パンフレットを読んで、
  それでもまだ理解しきれない
  (物語としてそこだけ成立していたかどうか疑問になっていた)
  部分があったのですが、
  ベストの状態での二度観で、やっと長の死、少女の証言、
  そこから生じる矛盾、
  その後の各人の行動、第二第三の殺人、
  すべての真相について
  劇中の内容が自分の中で腑に落ちたような気がします。

  単純に初回のコンディションが悪かったからか、
  あるいは今回は結構難解なお話だったのか、どちらだろう(??)


・ 色々な箇所で少しずつ涙腺に来るものがあったのですが、
  イセとジンとの最後の別れだったか、
  あるいはイセが第二第三の殺人の容疑をかけられてしまう
  無声芝居の場面だったか、
  あるいはルナがニホンの少女の話を聞き、それに対して
  自分は何も出来ない事を悔いる(恥じる?)場面だったか、
  どこかの場面で確かに泣いてしまいました。
  (泣いたり笑ったり喜怒哀楽の感情を表に出す事や涙を流すのは
  健康にいいなどと言いますが、こうやって舞台上の役者の演技や
  役柄などに気持ちを重ねて自分の感情を刺激してくれるのも、
  役者と観客とが同じ空間で演じ、それを観劇する
  お芝居の良い所だと思います。)


・ 1つの大きな物語(メインストーリー)の中でいくつもの人達
  それぞれの物語も同時に展開している事に改めて気付かされました。

  ・ 「美しい雪、では雪とはいったい?」という失われた過去から来た
    自分の名前や「孤島」「南海」「東の月」などの謎の言葉に興味を持ち、
    そして殺人事件を追う邏卒でありストーリーテラー的な役割を果たし、
    最後には捜査日誌は航海日誌となり、
    綺麗な雪、その雪降る国ニホンへ向かうミユキの物語

  ・ 殺された長ジンとイセ、そしてジンとサカイガワの間に
    隠されていた物語
    (まあ、これはメインストーリーですね)

  ・ (今回もやっぱり気になった)
    愚直なまでに母と自分の正義を信じていたのに、
    自分が悪事の片棒を担がされていた事を知り、
    そして殺されそうにまでなって
    悪と権力への欲へ落ちてしまった、サンゴ

      ミチサキがどの場面でサンゴの手にかかったのか
      初回はイマイチ分からなかったのですが、
      2度観でウエシマと組み合っている所を
      ミチサキごとなで斬りにするサンゴの姿を
      見て、「ああ、こういう形だったのか」と
      分かりました。
      母親を盲信し続けた若者の悲しい形の親離れ、ですかね。。。

  ・ 海へ出たい、海に立ちたいというあこがれをイセ同様に持ちつつも
    島のしきたりに従い海辺での釣りと素潜りだけで漁をしてきた
    漁師たち、そして仲間の死とそれに対して何も出来ず
    逃げ出したイセへ怒りをぶつけ、
    イセが宮へ乗り込む時には「俺たちは何もしない」
    と言いながらも加勢にかけつけ、
    最後にはそれぞれの適正を活かして海へ乗り出していく
    仲間思いの漁師たち

    そしてサンゴに殺されてしまったアキカゼの無念・・・
    (網の話だけ最後なんか笑いのネタになってましたね。゚(PД`q。)゚。)

  ・ 新たな造船技術を求めて孤島へ辿り着き、
    それが引き金となって島中を争いの中へ落としてしまった原因でもあり、
    そしてみんなに「みんなが乗れる大きな船を作って島を出よう!」
    と大演説をぶって、
    ただ刀、武器を作る為だけに鉄、鋼を叩き続けたウツセミや
    とにかく金の為に立ちまわるゴンドウ達を説得したクッキー

    初回はイセの海にかける情熱が一番目立ったのですが、
    今回はクッキーの大演説シーン(それぞれにかける言葉の1つ1つ)が
    かなり記憶に残りました。

  ・ 「古代の兵器を復活させた、この島はもう終わりだ」と
    争っていたカイやサンゴを止め、「自分はこの島に残る。
    まあ、残った者達もしばらくすれば仲良くなるだろう」
    と、この孤島に残る道を選んだ
    (ジンの最後の願いである「後を継いだ」ともいえる?)
    サカイガワ(とヒラセ)

  その他にもカイやエミリの物語も・・・


・ (いつもそうだったのかも知れませんが)
  お芝居中に入るダンスに、
  物語の先の展開などを予兆させたものと
  物語のシーンの一部としてのものと
  そういう使い分けがされていた事に初めて気づきました。


・ 笑いを取りに行くべき部分と、ここは取らないでおく、
  という部分の使い分けがすごい、と感じました。

  「サスペンスファンタジー」とは言ってもボクラ団義、
  ちゃんと観客みんなの笑いのツボは押さえてますよ、
  と物語中に多々織り込まれる笑いのネタ、
  しかし、ここぞという場面では「笑わせに行く事もできるが!?」
  と観客にも思わせながら、しっかりシリアスな劇にしていたり、
  という笑わせる部分とそうでない部分の緩急の付け方が
  これまたうまいなあ、と
  (「サスペンス」としてちゃんと成立させられる
  絶妙な笑いの配分だったと思います。)


・ (これは初回も感じたのですが)
  例えば群衆での殺陣については実際は相手の身体の離れた所で
  止められた刀を剣戟の音と観客(自分)自身の想像力を働かせて、
  「ここでは壮絶な争いが繰り広げられている」とイメージしていた
  つもりなのですが、

  イセ(竹石さん):カイ(沖野さん)の1:1の戦いで
  「やっぱりこの2人の殺陣は映えるな!」
  と思わされたら更に続くカイ:サンゴ(加藤さん)の殺陣もいい、
  更に・・・と

  これらの時は想像力の力を借りるまでもなく迫力が違う、
  剣と剣が本当にぶつかりあいかわしあいしているのが観ていてわかる、
  この凄さは今回のキャスト全員の修練の賜物でもあるのでしょうが、
  やっぱり沖野さんがすごいのかな、と

  あのダイナミックかつアクロバティックなアクションを観ると、
  「(本人否定の)アクション俳優」の名に恥じない
  素晴らしい殺陣でありアクションだと思います。

  沖野さんが絡むと殺陣の迫力が変わる。。。


・ 初回観劇時は多分歌詞が頭に入っていなかったのでしょうが、
  火矢に沈みゆく船に合わせて
  ローズインメニーカラーズさんの

×  「しーずーみーゆーくー、船を見ーてるー」

12/11ツイッターでご本人に指摘されました(´∀`*)
  「沈んでく船を見て」

  という歌詞が、13年前の楽曲とは思えないほど
  ピッタリマッチしている事に驚きです
  (脚本/演出も13年前にこのシーンを考えて作った(笑)という
  ローズインメニーカラーズさんもスゴイ!)。

  だからあのタイミングであの楽曲が入り、
  歌の盛り上がりに合わせ、物語の更なる展開を仕込んできた、
  という事か、と納得と驚きです。


・ 前説で、今回とうとう出演者陣から大神さんだけでなく
  客演の宇野さん(でしたよね?)も投入されましたが、
  やっぱりアドリブで笑いを取るのが上手いですね。

  大阪人のDNAにはいつでもどこでもボケとツッコミと
  笑いのネタが取り出せるアドリブ神経のようなものが
  組み込まれているのか、と感心(というか感嘆)しました。



【以下、すいません、勘違いしてた、気持ちが変わった部分】
・ 長ジンがサカイガワに「もう楽にしてくれ」と確かに言ってました。
  昔兄弟で争っていた事を前振りにした上で、
  死に際の苦しみの中でジンは確かに
  「もう楽にしてくれ」と、弟サカイガワに懇願して、そして・・・
  の行為でした。
  確かに最後に手を下したのはサカイガワ、で物語すっきりしてますね。

  ただどうして女邏卒ミユキが2人が兄弟である事と
  手を下したのが本当は誰か、という所まで推理できたのか、
  については、更に観劇しないと分からない謎ですかね。。。


・ 「虹色の涙」は決してイメージとして弱くない。
  イセにのみ予見の力が残りルナは色を感じる事が出来るようになった
  (と推測される)、

  アヤブキが「色の分からない姫にも、色調の違いで楽しめるように」
  と仕立ててくれた虹色の船の帆、

  そして争いの中破滅に向かう島を何も出来ずに脱出した後悔と
  これから向かう未知の国への期待その他色々なものが
  感極まった瞬間のルナの涙、

  エミリが「帆の色は何色に見える?」と聞いた時に
  「涙で見えない」との事、

  この虹色を見つめた涙を指して「虹色の涙」、

  パンチは十分でした。


  ただ、順で言うと「鋼色の月 虹色の涙」なのかなあ、とか思ったり


・ OVER SMILEの世界との繋がりは「イイ!」と思えてきました
  ・ (OVER SMILEの物語で)
    世界が争いに滅び、ニホンに逃げ延びた一部の人々が更に争い、
    いつしか3つの色に分かれて更に争いは続き、
    しかしその争いをたった1人の少女が終わらせた、
    というクッキーの説明に対して

    同じ少女でありながら何もできない自分を責めるルナ

  ・ そして、真犯人が分かったはいいが、それが元で島を分けての
    争いになってしまい、
    漁師イセは父親である長ジンの
    「ルナやその他の人を守って島から脱出して欲しい」という願い、
    自分の仲間である漁師その他の人々もこの争いから助けたい、
    そして何より長く禁じられ知る事もなかった海とその外の世界について、
    島民として漁師として1人の若者としてのあこがれから
    海へ出る、クッキーのいた国「ニホン」を目指して

  ・ イーストムーンの人々は元々戦火のニホンを逃れて、
    孤島イーストムーンへ渡ったというクッキーの説明に対して、
    ニホンでの言葉を名前に持つそれぞれの人々のニホンへの憧れ

  そういう色々な意味をあわせると

  やっぱり東の太陽「ニホン」とその更に東の孤島「イーストムーン」、
  この物語がつながるのは意味がある事なのかな、
  実際舞台上の各人と同じ気持ちで考えた時、
  クッキーの言う「ニホン」は憧れの地であり、
  そのあこがれの「ニホン」がOVER SMILEの舞台であった
  あの世界である事からOVER SMILEを観劇した人にとっては、
  「憧れ」「新天地」など色々なイメージを膨らませる
  (膨らませやすい)材料になるのかな、という意味で
  やはりOVER SMILEとつながる事は良かったと思います。


以上長々とすいません。
大阪公演頑張って下さい。


PS.すいません、忘れてました。
  第二第三の殺人の後イセがミユキの元を訪ね、
  犯人はカイである、カイは次にイセかルナを狙う、ルナが危ない、
  と言った瞬間にスポットライトが移り、
  カイとルナの会話、そしてカイのルナを殺そうという決心
  (幸いエミリが現れた事で回避されましたが)
  こういったストーリーの流れ流れでの上手な場面の転換に
  「TVドラマを観ているかのようなテンポの良さ、シーンの切り替わり」が
  これまたすごいな、と思いました。
  1つの舞台の中でほんとにいくつものシーンを使い分け、
  そしてその切り替わりのテンポがほんとにいい、
  こういった上手さもボクラ団義流舞台の強みだと思います。
EgofiLterの犀

EgofiLterの犀

EgofiLter

MAREBITO(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

圧力・・・

政治的なメッセージや価値観の多様性などを演劇的手法で見せた、とゆうことのようですが、自分には少し難解だったかな。
もっと気楽に、会場の雰囲気も楽しんで観れば良かったのかも・・・・

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

メッセージいっぱい!
長編作品『Crossing,Christmas,Clearance.』観劇 130分
劇名からは考えられないようなスリルとサスペンス、そしてファンタジーが合わさった素晴らしい舞台でした。
脚本とても良かったと思います。話のつながり、人間関係の妙、どんでん返し、
そして、メッセージとしての家族愛、サンタクロースを信じる童心、正義感、
それとは裏腹の汚く醜い感情などなど。随所に興味深い台詞表現あり。
銃声とてもリアルでその度にハッとしてました。
皆さん言葉がはっきりしてて、聞き取り易かったです。
特に栞菜さんはまさに適役で素晴らしかったです。
 

ネタバレBOX

レニーがカルロに信じてもらう為、裏切者のカルロの手下を殺すところ、
カルロから見れば、レニーを試す場面は圧巻でした。
互いの心理関係と行動の表現印象に残りました。
虹色の涙 鋼色の月

虹色の涙 鋼色の月

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇しました
ボクラ団義さんは初観劇。
紹介され行ってきましたが、ストレートプレイで休憩なしの3時間は少し疲れました…
ですが、内容自体は面白かったです^^

観劇前に知人の出演者からリハがギリギリでヤバい…と聞いていたのですが、細かいトチリは初日には付きものなので仕方ないかと思いました。
ヒロインの女の子も非常に可愛いですし、副座長の殺陣が素晴らしかったです。

星降る闇にピノキオは、青い天幕(サーカス)の夢を見る

星降る闇にピノキオは、青い天幕(サーカス)の夢を見る

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

結構楽しめたが今ひとつ詰めが甘いような気もした
なかなかにユニークなピノキオの解釈で納得できたが、
もちっと見せ方に工夫が欲しかったかなぁと思った約70分でありました。

ネタバレBOX

寒い小雪の散らつく晩に空き家と思って入った家で、
コオロギは壊れた操り人形から話を聞きます・・・・・。

モノローグで自分の話しをする人形の生涯を見せていく手法なのですが、
普通にドラマ仕立てにしてあって、できればピノキオの自我が芽生えたところとか1人称で語られた方が巧くダークさとか出易かったのでは?と感じたのです。

何となく感じたのがピノキオの大きさでして、
原作でも言及は無かったと思うが。
でかくない?操人形としても?なんか理由の一言欲しかったかな?とか
単に木彫りの人形として、あやつり人形と言わんでもと思ったデス。

不思議な木を見つけたゼペットが人形として彫り上げたとかした方が納得

木の人形が行ける学校にも何か言及欲しかった・・・
(小うるさいな~我ながら(^^)

でいろいろ冒険したピノキオがゼペットの元に戻るのだが、
先に寿命の尽きたゼペットの家で壊れるまで生活していたピノキオ。
動けなくなり話を終えた人形は、
久しぶりに邂逅した一夜限りの友人に自らの終焉を託して幕となります。

舞台セットも天幕=サーカス風で面白く
小道具の使い方や見せ方にプラスして笑える要素も入れてるのだが
もっと練り込み要素を加えて深読みできる情報などを台詞に盛り込んで欲しかったかなぁと感じました。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★

かっこいいです
『Crossing,Christmas,Clearance』『クロッシング・マナー』両作品2回ずつ観てきました。どちらを先に観たほうが良いかは人それぞれなんですが、私は番外編→本編の順で観て「あぁ、ここであの出来事かぁ」とわかりやすくしっかりリンクされてます。男性陣みなさんハマリ役でかっこいいです。銃口を各々に向ける場面が何度かあるのですが、微妙にズレがあるので、それがスチャッ!とキレイに揃うとまた迫力も増しそうです。しかし良かったです!2回ずつ観て正解だった!!
しかし、物販がひどいと思います。あると聞かされてた物が初日から2日ぜ2なく、なぜ間に合わせられなかったのか、そこは不満しか残りません。正直、悔しいです。

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

栞菜(かんな)サンがいいね
『Crossing,Christmas,Clearance.』鑑賞。

これが、「ノワール演劇」とゆうことなのかな!?

過去の上演作品を全て観たかったと悔やませるクオリティの高さ、エンターテイメントとして見所一杯で楽しい!!

ネタバレBOX

着地点として、ファンタジーで行くのか、暗黒街のギャングモノとして押し切るのか、多少のゆるさが出てしまったかも。
話に引き込まれて、観ていて期待感も増してゆく中、エンディングでは、さほど感動の大波に見舞われることはついに無かったのが、残念。

時折、感情移入してじんわり涙が浮かんでくる素敵なシーンがある、といった具合。
これで、最後はしっかりと感情が高揚し、感動で身が打ち震えるまでいければ満点だった。(私の周囲の女性は何度も涙を拭っていたのですが・・・)
ラムール・ペルデュ~ジゼル~

ラムール・ペルデュ~ジゼル~

ラ ダンス コントラステ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

現代版
コンテンポラリーではあるが、バレエと大筋はほぼ同じでクラシックのパも多いので、バレエファンでも楽しめるだろう。ジゼル役の伊藤さんの表現はお見事。なんとなくヴィヴィアナ・デュランテに似ている人だ。出演者皆さんはさすがバレエダンサー、一流の踊りだった。バチルドやヒラリオンの扱いが面白く、「ジゼル」であることを承知の上で好みを言うと、もっと明確に群像劇に仕立てあげると、一層深みを味わえたと思う。

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