
月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」
ホチキス
スタジオ空洞(東京都)
2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

いなづま
梅パン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
回り舞台の試み
3畳ほどの舞台を挟んで両側に観客がいる。しかも舞台が回るのです。新しい試みですが、舞台の安定が悪くずいぶん揺らぎ、気になりました。新しい試みというのは面白いのですが、この形式にはリスクも伴います。まず、2方向に正面が設定されますので、役者の顔が重なったり、後ろ向きだったり、声が届かなかったり、工夫はされているのですがこのような形式をとる必要があったのかと疑問に思いました。ストーリーは前半は眠くなりそう、でも後半に入ると、面白さが出てきます。ラストシーンは少し物足りなさが残る幕切れでした。

ワーディゲートパークの沈黙
メガバックスコレクション
ART THEATER かもめ座(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
現実とは?
1年ぶりのメガバックス。Bチームを観劇。当パンによると1年前に観たブラックルーム同様にダークな内容とのこと。そうきたか、という内容。終盤に入り、終わるかな、と思いきや「えっ、マジか」の連続。舞台美術も凝っている。お目当ての前川史帆さんは、立ち姿がキリッとしていて、堂々たる演技。Aチームも観てみたい。

『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
事実を基にしたフィクションの難しさ
故若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」がフェイバリットムービーの一つである自分には成程こう言う解釈もあるかあ、大胆な発想だし、意外性のある展開だなあと感心しきりでしたが・・・

人生快速
ネコ脱出
「劇」小劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
駅長さん
序盤はあまり好きになれなかったですが、
中盤から感情移入して、最後には目頭が熱くなりました。
真面目なシーン、おバカシーンのメリハリがあって非常に面白かったです。
観終わった後に前向きな気持ちになれる作品ってホント好きです。

ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
たくさん笑ってツッコミどころもいっぱい
演出も面白く役者も熱演でした。(特に菊池美里さんと永山盛平さん)
ただストーリーの先が読めてしまう展開だったのでそこだけ残念だったかな。

犯行予告
劇団肋骨蜜柑同好会
サブテレニアン(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

地面と床
チェルフィッチュ
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2013/12/15 (日) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
地面と床
あまりに身近な内容で共感しどおしでした。こんなにわかった気になるのは早とちりじゃないかと不安になるほど。その意味では『ZERO COST HOUSE』と似てるかも。そしてサンガツによるオリジナル音楽が素晴らしかったです。

プッチーニのラ・ボエーム
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
異文化のミクスチャーを浴びる
黒人出演者によるマリンバとスティールパンの生演奏と、野性的なダンスと歌声で、プッチーニ版とは全く違う音楽体験ができました。イタリアのオペラを黒人が英語で歌い、日本人の私がそれを理解して楽しんでいること自体に、感動をおぼえました。

ツレがウヨになりまして
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
見るべし
ツレがウヨになりまして』 ゲストの野間易通さんの『「在日特権」の虚構』を読みこんだのだろう。
ネトウヨネタがツボにはまった。
しかし、いつものアゴラ劇場と客層が違い、小太り、短髪、眼鏡、革靴にジーンズの客が多かったのは、ネトウヨとカウンターどっちだろう?

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
素晴らしい作品
これは観ておくべき作品だと思います。
JACROWメンバーになった谷仲恵輔もいるし、私も過去に出させていただいていて、身内を褒めるようで恐縮だけど、その谷仲も含め全員がその役にしか見えなくて全部の役が好きになってしまうなんて経験なかなかなかったからです。
奥様、もう日曜で終わりですってよ!

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
「うれしい悲鳴」のみ観劇
「うれしい悲鳴」のみ観ることができました。(太陽とサヨナラ観れなくて残念)
ひょっとこ乱舞で観てるからか、物語はスッと入ってくる感じで、また入ってくる感もあるとは思うが、初演より面白かっ た。ただ、やはりちょっと長いと感じるので、再演だからこそ短くする工夫をして欲しかったかな。

『ブスの魔法使いと決め神様』『しまぁ~ん共和国LIVE』
しまぁ~ん共和国
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/10/30 (水)公演終了
満足度★★★
少し描き足りないか
ラストあれはあれでもよかったが、結局魔法使いと決め神様、それぞれの存在が何だったのとも感じる部分もありなので、そのぞれのバックボーンをもう少し描いてもよかったかも。後、魔法使いと決め神様が今まで在知らないのはなんかちょっと納得いかなかったかな。一方が新興勢力ならわからんでもないが。
とは言え、なかなかには面白かったです。ただ、有料パンフレット買わせたい部分もあるとは思うが、配役表が無いのはマイナスではあるが。

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待を超えて
毎回、この劇団さんには素晴らしいお芝居を観せていただき、今回も期待に違わぬ良い作品でした。
大正時代という短く、あまり馴染みの無い時代がいかに形作られ、また時の天皇が歴史の闇に葬り去られていく様がよくわかります。フィクションであるとはいえ説得力があり、リアリティを感じさせます。とてもシンプルな舞台装置ですが、役者さんの演技力によって、そこが激動の明治~大正~昭和へと時間が変化するのは圧巻でした。
客層が年齢層高めだったのですが、できれば若い人にこそ観て欲しい作品です。

仮名手本忠臣蔵
遊戯空間
浅草木馬亭(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/21 (土)公演終了
満足度★★★★★
役者のリーディング堪能!
流石と言わざるを得ない。魂のこもった役者の台詞回しは、自然と表情や仕草に演技を感じさせる。十一段通しての作品はやはりひと味違う。
六段目、十段から十一団の流れはとても印象的。
効果音の太鼓の音は心打たれます。

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
語りあえる作品!
人としてそして天皇として…。生き抜くこと。愛?。考える。仲間と観ればそれぞれの視点があり白熱した談義となる。「嫌い!」という意見出てきても当然。それだけ語り合える作品はあまりない気がする。そして何よりこの作品はフィクションであるということ。私はその自由さが好き。

永遠の存在者【ご声援ありがとうございました!】
劇団ゴールデンタイム!
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/21 (土)公演終了
満足度★★★★
100年後
100年後、とある家族に起こった不思議な告別式。永久保存が可能になったと原理的には考えられる体組織と最先端技術を組み合わせて、新たな亜世界をヒトは構築した。(追記2014.1.3)注:終わり方は自分の拝見した他に2通りあるそうだから、都合3通りの終わり方があるということになる。

アルバローザの花嫁
ミュージカルグループMono-Musica
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
ジタン
シナリオ、歌、踊り、振付、曲、編曲など何れも高いレベルで、キャスティング、演出、演技も良いのだが、ジプシーの踊りに関してだけは、やはり、これだけ、高いレベルのグループでも踊り切れないのか、と改めて感じる。命を燃やす、野性的で危険な印象が無いのが、最大の理由で、品が良すぎるのである。この点は、被差別民であるロマ族の真似はできない、と言われても致し方ないか。(追記2014.1.2)
楽日に体調を崩した方が居られた由。お大事に。

灰色の蝶
株式会社Legs&Loins
Geki地下Liberty(東京都)
2013/12/17 (火) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
好きかも
間宮夕貴目的で
気楽に観劇しに行きましたが
いやよかったね。
話も演出も出演陣もよかった。
ただ最後の最後
あれはどう解釈していいのか自分にはわからなかった。
次回作もキャスティング次第では是非観に行きたいと思った。

プッチーニのラ・ボエーム
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
力強い歌声
19世紀のパリを舞台にした『ラ・ボエーム』を現代の南アフリカに置き換えた作品で、設定や物語だけでなく音楽もアフリカンなアレンジが施されていましたが、過度に軽薄な感じにはならずに芸術性と娯楽性のバランスが良くて楽しめました。
アパルトヘイトについて触れる演出もありましたが、政治的な面に重点を置き過ぎず、また小手先の演出にも頼らずに歌手達の歌と演技で求心力を生み出していたのが良かったです。音楽の終わり方が原典とは異なっていて、少し明るさが感じられる響きだったのが、このプロダクションの雰囲気に適していたとは思うものの、中途半端に感じました。
当日パンフレットに記載された文章によると、南アフリカでは結核で亡くなる人が未だに多いとのことで、ヒロインが結核で死んでしまう物語がただの悲しいお話ではなく、リアリティーのあるものとして感じられるものとして演じられているということが印象的でした。
音楽的にはオーケストラ部分を舞台の両サイドに位置するマリンバ+スティールパン+合唱に置き換え、リズミカルな伴奏音形となっていましたが、歌のパートは原典通りで本格的なクラシックの歌唱法に則っていて聴き応えがあり、合唱もパワフルで魅力的でした。
冒頭を含め、所々でプッチーニとは関係がないアフリカ音楽が演奏される箇所があり、ノリの良さが楽しかったです。
途中に印象的なダンスシーンが何度かありましたが、それ以外の場面でも歌手も器楽奏者も演技ではなく自然に音楽に合わせて動いている感じが見ていて気持良かったです。