最新の観てきた!クチコミ一覧

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TRIBES トライブス

TRIBES トライブス

世田谷パブリックシアター

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/01/13 (月) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

言葉とコミュニケーション
聴覚障害者が中心となる話ですが、健常者/障害者という軸だけではない視点から描かれた、言葉やコミュニーケションやコミュニティーについて考えさせられる内容で、ポップなデザインのチラシとはイメージの異なる、シリアスで重い作品でした。

生まれつき耳が不自由でありながら聾者達のコミュニティーに関わらない様に育てられた男が、聴覚を失いつつある女と恋に落ちることによって新たな世界を知り、今まで抑えていた思いを露にするものの、それがポジティブな面だけでなくネガティブな面も強めてしまう物語で、障害者を扱った作品にありがちな、困難を克服するという展開ではなかったのが新鮮でした。
序盤は翻訳劇ならではの入り込み難さを少々感じたものの、後半は迫真のやりとりが続き、引き込まれました。全体的にギスギスした雰囲気の中で、中嶋朋子さんの最初の登場シーンが幻想的でとても美しかったです。
ジャック・ラカンの学説やオペラといった高尚っぽい話題と度々口にする卑猥な単語のギャップがいかにもイギリスの作品らしく感じられました。

モノトーンでまとめたビジュアル表現がスタイリッシュで格好良かったです。ステージに対して少し角度を振った細い金属製のフレームで囲われた空間が関係の脆さを象徴しているようで印象に残りました。衣装の色に意味を持たせているのも良かったです。
音としての言葉が重要なモチーフとなっている為、物音や音楽の扱いも良く考えられていて効果的でした。

櫻ふぶき日本の心中

櫻ふぶき日本の心中

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

始まってすぐ、
「あ、これはヤバい・・・・」と。まさに「ザ・お芝居」という感じだったなぁ。舞台美術、衣装、演技などすべて素晴らしかったですが、何といっても他の劇団にはないお芝居の毒みたいなものがたっぷりで、こんなものを見てしまっては他の劇団が物足りなくなってしまうのではないか、と本気で心配しています。大衆演劇などのけれん味とは全く違う、お芝居のエッセンスが滴るような舞台でした。ストーリー云々よりも、何というか、持っていかれてしまいました。危ないです。

天啓を浴びながら卒倒せよ

天啓を浴びながら卒倒せよ

綾門企画

アトリエ春風舎(東京都)

2014/01/16 (木) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★

ふーん・・・
実名ツイッターとかラインとかフェースブックとか、そういうのバリバリにやってるような人たちにはこういうのが「切実な問題」なんですかねー。
携帯はガラケー、匿名アカでツイッターやってるようなあーしにはどうでもいい話でした。

いまどき「情報」と「身体」を単純に二項対立させる(少なくともそのように見えた)ってのはどーなの?とかね。
現象学とか身体論とか的に展開させる前振りかと思って我慢して観てたら、そのまんまで終わっちゃってなんかもうガッカリ。
「SNSのある世界」「SNSの登場以前の世界」を作家が自分の頭で考えてない、ステロタイプなイメージで描いちゃってるような印象が。
結局は大学の中の狭い話っていう、「それ以外の世界」はどう捉えてるの?っていう、語ろうとしてることに対しての作品内の世界のスケールのしょぼさも気になったし。(てかさー、「大学の生徒」って言うなー、「学生」って言えー)

綾門さんの脚本、前に観た『止まらない子供たちが轢かれていく』は面白かったから期待してたんだけどなあ・・・。

あと演出の要求に対して役者の身体表現や発声に甘さがかなりあったのもイライラした。セリフと連動しちゃう腕や手の動きとか、かたちとしてアヴァンギャルドなことやろうとしてるってのに、ものすごく「古い」芝居に見えちゃってどうにもうーん。
最後のほう、何言ってんのか全然聞き取れなかったし。

晒場慕情〜恋慕の木遣り唄〜

晒場慕情〜恋慕の木遣り唄〜

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/01/04 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

長く感じた
面白かったが、何か他の作品に比べ時間が長く感じたな。無理にコメディ的な部分(ダンスも含め)を入れてるのが要因か?物語は、振袖大火とより強く繋がってた感じ。
しかし、火事の三郎太とつるの手を握り合ったままとかで逝くシーンの話は切なかったなあ・・・

振袖大火~吉原木遣り唄~

振袖大火~吉原木遣り唄~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/01/04 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

気になったので
やはり他の劇場の物語が気になったので観劇。
こちらは基本吉原での話となり、火消哀歌と比べ閉じた世界での話となってるからか、話の密度はこちらの方が濃いと感じた。(花魁達の美しさもあるが(爆))
なかなか面白かった。

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-

エムキチビート

吉祥寺シアター(東京都)

2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★

最初は少し
最初、予想に反しファンタジーぽい展開となり、展開がちょっと唐突過ぎるなあと感じ、物語の世界観に入り込めない感があったが、この展開が実は父親の若かりし頃の軌跡(ある意味走馬灯だが)と言うのがわかりだしてからは俄然面白くなり、世界観にどっぷりでした。
最終的には大きな愛に包まれた物語と感じた。面白かった。

「ヴェニスの商人」「ポーシャの庭」

「ヴェニスの商人」「ポーシャの庭」

東京シェイクスピア・カンパニー

「劇」小劇場(東京都)

2014/01/08 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

みるべし!!
2本見て、面白さ倍増でした!

女王の盲景

女王の盲景

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2014/01/08 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了


今年初の観劇
ほさかさんの作品は初めて観ましたが、すっかり虜になってしまいました。
次回作も楽しみです!

TRIBES トライブス

TRIBES トライブス

世田谷パブリックシアター

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/01/13 (月) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

言葉
考えさせられることが多い作品でした。
俳優さんたちの演技も素晴らしくて、とても見応えがありました。

人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★

雨、感じました
女性陣の清楚な白いブラウスに古風なフレアースカート、素足という出で立ちがとても色気がありました。ストーリーに関しては他の方々と多いに重なりますので申しません。ひとつの時代を感じさせるちゃぶ台が真ん中に、それを何度も拭いたり、そこでお茶を飲んだり、略さず繰り返される所作の美しさに見とれました。

間の多い芝居を 一番最後列の低い天井に怯えながら観るのは少々辛くはありましたが、役者さんの放つ声が、それぞれに心地良かったです。

開演まで たったひとりの女性スタッフが行き届いた場内誘導をしてくたさってました。初めての劇団ですがまた観たいと思います。

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

満足度★★

期待はずれ
理解出来なかったから再度観たいと思うものや理解出来なくてもおもしろい芝居は沢山あるが、この作品は理解出来なかったからただそのままスルーするだけだ。何度見ても理解できないだろうし恐らく作者も観客には理解を求めてはいまい。終盤リピートのシーンで(私にとって)光明が見えそうになったが果たして見えなかった。こういう芝居を演じる役者はモチベーションをいかにして上げるのか、どことなく不安そうに演技してる演技者たちを見てそんなことを考えた。

夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

これからだろう
そう言って主人公の女の背中をそっと押してあげたくなった。ついでに主宰にもまだまだこれからだぞと言おう。期待をこめて。

ネタバレBOX

前作「デンギョー」で役者として一皮むけたと感じられ今回更に良くなってた大竹にはOLにはならずに役者を続けてほしいと思う。今回初見となった長井の次回作は要注意。泉谷の歌を久しぶりに芝居の中で聞いたが選曲が渋くて憎い。
櫻ふぶき日本の心中

櫻ふぶき日本の心中

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

男と女のおとしまえ
 エンターテインメントとしても楽しめる舞台である。然し、実に様々な要素が織り込まれているので、観る者の関心によって様々な観方が可能な作品である。

ネタバレBOX

 平時に、男は女を守るだろう。だが、非常の際、オトシマエをつけるのは女である。殊に日本の非常時、男の責任の取り方は死ぬことだけのように思われる。このことが、尚の事、人間としての全体について深く考えることを阻害しているのだ。
 江戸時代、心中御法度の時代から敗戦闇市の時代を経て60年代安保、70年代沖縄闘争翌年辺り迄の状況に弄ばれる男女の心中を連綿たる横糸として通し、男女の対応に絡む時の流れ、擬制を縦糸として、男、女それぞれの時代に対するオトシマエ、互いに対するオトシマエとその有効性について、また対応の差異の要因と差異差による発展性について考えさせる舞台である。
 舞台美術では相変わらず冴えた加藤 ちかの、手際が目立つ。舞台上に描かれた桜とも薄赤い花の絨毯ともとれるような、心に沁み入る文様が印象的であるばかりではない。見事な展開が用意されているから期待して観るべし。
 また、原始共産性に於ける共有・共同は何処迄許容できるかについてや、その際、何を具体的に共有・共同の実体として纏まるのか? といった本質的問題が提起されていることも重要である。未だに残る地域もあると言われる若衆宿の伝統的習慣などにも、この発想は連綿と息づいているわけだし、イデオロギー的にも解決されていない本質的問題の一つである。
 更に、闘いの絶えないヒトの歴史に於いて、暴力以外にヒトを纏める力についての考察への非常に示唆的な対応が、女性の持つ融通性や非戦闘的調整能力としても提起されていることが重要である。
『ベルサイユのばら』 -オスカルとアンドレ編-

『ベルサイユのばら』 -オスカルとアンドレ編-

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2013/01/01 (火) ~ 2013/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★

そうだったのか!
宝塚でベルばらを上演するということで行ってきました。
明日海りお演じるアンドレがカッコ良過ぎで、こんな男子いればなぁ…と思いを馳せ、そうか、だから女性達が宝塚にハマるんだなと感じました。
演出もよく、昔演出されたものを上手に活かしつつ、現代にもアレンジという感じがたまらなく良くできていました。
そして、ラストシーンで度肝抜かれました!!!
もう、万人に見ていただきたい、そして度肝抜かれてほしい!

ネタバレBOX

涙が自然と流れるほどの悲劇で、ガチのファンでもない私も宝塚で泣かされてしまうのか〜って思いました。

なのに、なのに…
ラストでオスカル&アンドレが革命時に絶命した後、白い馬の引く馬車で天高く唄いながら舞いあがるシーン!!!
爆笑!大爆笑ですよ、ほんと、欽ちゃんの仮想大賞かと思いました。
それまでの涙かえせーー!
いろいろひっくるめて、面白かったw
不老不死セレブレイション

不老不死セレブレイション

テノヒラサイズ

世界館(大阪府)

2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

空気の事を考えて、息を飲んだ!
ストーリー展開が面白いから、いつも期待して観に行く劇団ですが、今回の作品は、いつも以上に面白くて楽しめました。
あっちへこっちへ誘導される伏線がいっぱいで、時間軸の使い方も、テレビ世代の作り上げたものだなと感心!
終始ストーリーに騙されながら、演出の妙を感じます!

次回も湯浅さんの脚本に期待しています。

Shall we ダンス?

Shall we ダンス?

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2013/11/08 (金) ~ 2013/12/12 (木)公演終了

演出がよかったかな
映画でおなじみなストーリーがどう舞台で展開するのか、気になるところでした。

個性的なキャラクター達を見事に演じられていて、映画で竹中直人さんが演じられていたキャラクターの女優さんは、とてもハマり役で面白かったです。
巨大スクリーンを使った舞台演出は、昔ながらの宝塚とは違い、現代演劇の中でも最先端かもしれないなと感じました。
相変わらす、生演奏には感動です。
ダンスシーンは、歌劇団のみなさんので素晴らしいこと!

 燕のいる駅

燕のいる駅

Theatre Polyphonic

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/01/14 (火) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

最初はのんびりと賑やか
始まりは、駅に取り残された6人が、緩やかで、賑やかで緊張のない展開である。暗転もうまく使っていたように思う。
しかし、そこに1人の青年が加わると少しづつ話が締変っていくる。

今の平和な今の世の中は、いつまで続くのであろうか。観終わって、いろいろと考えさせる中身がぎっしりと詰まった作品であった。

うまく表現できず、間抜けな感想になってしまったが...

櫻ふぶき日本の心中

櫻ふぶき日本の心中

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

ツアーガイドに導かれ
皆さんピタッとハマっていました。

ネタバレBOX

盲目の市たちに導かれながら時代時代の心中を見て回るのは、まるで学習院女子大学で観た『女子大生100年日記』のおっさん版のようで、随分汚いツアーガイドに案内されるものだと思いながら観ていました。

江戸時代の心中で生き残ったお女郎さんの話、戦後まもなくの元海軍の軍人さんと肺病のお女郎さんの話、村の娼婦的役割の娘と学生運動に挫折した青年の話、後で双子の兄妹と知った男女の話等があり、どちらかというと、桜が似合う古典的心中物が中心でした。

派手ではないですが、腰の定まった殺陣はさすがでした。お女郎らしく、軍人崩れらしく、皆さん役柄にピタッとハマっていました。特に、そこそこできるけれども風体の上がらない刑事さんが好きでした。

市たちが途中の寸劇で見せた百両強奪事件についての顛末の解説で、誰がどうした、誰の女房がこうしたとか言われても良く分からず、初っ端の武装蜂起した武士たちの中から逃げてきた男の事情も良く分からずで、この辺りが絡み合ってそうなったのでしょうが、ラストの実は盲目ではなかった市たちの斬り合いが良く理解できませんでした。

やっぱ見えていなけりゃ人は斬れませんよねぇと、そこんところは妙に納得しました。
人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

彼女独特の世界観
素敵だった!何度か泣かされた。ひとことでは言い表せないが、小夏ワールドに魅せられたのだ。家族愛、郷土愛・・・・・ 愛とエロスの切ないせめぎあいを小夏さんならではの感性で描いてくれた。

櫻ふぶき日本の心中

櫻ふぶき日本の心中

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

ユニークな作りが楽しめました
オムニバスのようで繋がっている話を上手に見せておりました♪

自分好みの細かい小道具選別など、
使い方・見せ方がカッコ良かったなぁと思った1時間50分。

ネタバレBOX

初日の終劇後はロビーにてビール提供などもしておりました
(毎回恒例の事のようです)

音楽は珍しいダブルネックのギターの生演奏であります
~かっこよいです~

ラストシーンの美しさに星一つ追加しますが出演者コメント付きのパンフで、
桜吹雪が舞台で必ずありますと分かる内容はボカシてもよかったんじゃないのかしら?
(毎回の公演でやってたりするのでいいんでしょうか?)

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