最新の観てきた!クチコミ一覧

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カルテット

カルテット

劇団スパイスガーデン

大塚レ・サマースタジオ(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

スパガーを身近に感じられる
劇団員4人が音楽にまつわる4つの話を元に、芝居の中で歌ったり演奏したり恒例のことをっやったりする番外公演でした。本公演では出来ないような演出が見られたり弾けっぷりもすごいので、かなり素に近い劇団員が見れると思います。会場も小さめで最後列でも3列目だし最前列は役者まで数十センチの時もあるので本公演の舞台よりずっと身近に感じられました。

ダークナイトライジング

ダークナイトライジング

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2014/02/13 (木) ~ 2014/02/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

最高!!
今回は、17日(月)以外全て観てしまった私。
毎日ゲストが違っていたので、大首領役が本当に毎回楽しみでそしておおいに笑わせて貰いました。
前回の会話劇で、次回も絶対に観ようと思っていた作品だったのですがやはり今回も最高でした。
終わりながらも、もう次回作も楽しみにしたいです。

グッド・バイ

グッド・バイ

メイシアタープロデュース

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

グッド・バイ
土曜日15時の回を観ました。疲れている方が多いように感じました。キレのある方とちょっとお疲れの方がはっきり分かった気がしました。お恥ずかしながら、約半数の役者さんを存じ上げなかったのですが、同じ人に見えて、前半は役柄を把握することができませんでした。面白いのですが、やはり一段上のものを求めてしまいます。山崎さんには、悪い芝居の次回作を期待したいと思います。

流れゆく庭-あるいは方舟-

流れゆく庭-あるいは方舟-

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

臨場感あり!
これまで観たワンツーワークスの作品の中で一番ではないかと思いました。

ネタバレBOX

豪雨が続き、水かさが増しつつある中で、過去の経験や人間には自分に都合のいいように考えてしまう習性があり、また空振りのときの市民からの批判を怖れるあまり、避難勧告、さらには避難指示を出すタイミングが遅れがちになる難しさが良く理解できました。常々、強い意志を持って職務に臨まないといけないことが分かります。

マスコミの在り方についても考えさせられました。パレスチナのレポートをまとめる方が重要と考える記者の言動には違和感を覚えましたが、それは川が氾濫することを初めから予想していたためのことで、その場に居合わせたらどう対処したであろうと考えると簡単に笑い飛ばすのは失礼なことです。

それにしても、観光バスの屋根の上に乗って助かった37人の話をしていたにも拘わらず、まさか記者クラブや防災対策課の部屋にまで水が来て、机を積んで難を免れる事態になろうとは想像もしておらず、観客の私も自分に都合のいいように考えていたのだなと猛省しました。

ただ、この劇団特有のスローモーションダンスはもう飽きました。特にスタート時のダンスだけは全くもって要らないのではないかと思いました。

当日は3.11、終演後、全員で黙祷しました。
「カレー屋の女」 2013→2014ツアー

「カレー屋の女」 2013→2014ツアー

ココロノキンセンアワー演劇部

タイニイアリス(東京都)

2014/03/10 (月) ~ 2014/03/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

命を繋ぐ女性は強し
平日は14:00開演が多い中での15:00開演、その意味が分かりました。3月11日14:46、全員で黙祷を捧げました。

ネタバレBOX

震災後、多くの劇団が東北を訪れ、ほっこり系のお芝居を上演したそうですが、ブラックなものもあっていいのではないかということで、地元劇団ココロノキンセンアワー演劇部によって本作品が選ばれ上演されたそうです。

女性だけが住む島における男性にとっての幸せか不幸か、ブラックな出来事を描いた話。和歌山県にかつてあった遊郭の島、女護ヶ島を想像しながら観ていましたが、本作品の作者佃典彦さんが名古屋出身ということを聞き、さもありなんと思いました。

島に生息する足の長い蚊に刺されると男性は病気に罹って死に、女性は死にませんが男の子の胎児は母子感染によって死産になってしまうようで、島には女性しかいません。男性は常によそから調達するため近親交配を避けることができ、良くできた道理だと思いました。

それに伴い、用済み男性は簡単に殺され、カレーの具にされてしまうのかなと最初思いましたが、蚊に刺されて病死するまでは島全体の女性から大事にされ生殖活動に勤しむことができると考えるとまんざらでもないのかもしれません。

娘たちよりもお母さん役の女優さんが一番肉感的だったのが印象的でした。

命を繋いでいくのは女性、精子さえ得られればそこそこの男であれば誰でもいい、新国立劇場『まほろば』も思い浮かびました。
異能怪談的公演「赤異本」

異能怪談的公演「赤異本」

劇団た組

仙行寺(東京都)

2014/03/10 (月) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

様々な怪異が
初日の公演で観て参りました。

原作に忠実にいくつものお話を語るという形式で、派手な立ち回りなどがあるものではなかったのですが、ひしひしと仄暗い恐怖が伝わってくる、そんな舞台でした。
場所も池袋駅から近いお寺ということで雰囲気も完璧です。

上演前と上演後に写真を自由に撮って良い、という時間が設けられており、各々写真を撮っていたのですが、何枚もおかしな写真が撮れていました。
そのため、いわゆる視える方は寄ってきすぎてしまい、逆に大変かもしれません・・・
怖いものがお好きな方は是非。
個人的には夏の怪談の時期にも外のお話や再演を観てみたいと希望しております。


虚像の礎

虚像の礎

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

劇作家は「心の専門家」……
……らしい。

初めて知った。

力作ではある。
どこまで、どう本気なのかはわからないのだが。

ネタバレBOX

「劇作家は「心の専門家」だ」という台詞が何度も出てくる。
しかも劇作家と自称する自分自身の口からだ。
笑いそうになったが、劇場内は誰も笑わない。
ギャグでも劇作家という存在に対する揶揄でもなかったらしい、ということがラストでわかる。

「劇作家は「心の専門家」だ」を聞いて、てっきり自らの理想の中でしか生きられない(自称)「劇作家」のストーリーかと思った。

彼は「本気」で劇作家であるから自分は「心の専門家」だと思い込んでいるようだ。
それを強く主張して、他人の気持ちにズカズカと踏み込んでくる。

彼はいつもまるで「批評家」のように、「他人事」の視線で熱く語る。

妹と、DVな妹の彼が、心の病であると知ったときに、劇作家の彼は、自分は「心の専門家」なのに気がついてやれなかったと悔やむ。

妹はDVの彼と別れたが、ストーカー行為をされている。
それに対して劇作家である兄は、「会って話をしろ」と言い出す。
妹が暴力を振るわれていたのを見ていて、さらにSNSでさの彼が暴力的なツイートをしているのを確認したのにもかかわらずにだ。
「警察を」の指摘に対しては「警察は彼らの恋愛に対して他人だ」と言う。それは、劇作家のお前もだろう、と心の中で突っ込んだ。

また、こちらがあちらに仕掛けた「争い」から、あちらから来た難民たちには仕事がなく、生活するためには軍隊に入るしかない、つまり、彼ら難民(移民)たちは、自分たちの仲間と殺し合いをさせられる、と知り合いのあちらから来た男に言われると、「それは心の問題だ」「お金と命とどちらが大切なのか」「彼らは弱いからだ」「自分の心に従えば人は、人を殺すことをしない」「みんながそうすれば争いはなくなる」という主旨のことを言い出す。

なんだそれ? 
と思った。

「争い(戦争でしょ)」で殺し合うのは軍人ではない。確かに実際に殺し合いをしているのは、戦場にいる軍人だが、それをさせているのは上の人間だ。

同じ地方の人間だから殺し合わないのではなく、いずれの戦争であったとしても(侵略された場合は違うとは思うが、それでも)相手を殺したいと思って戦場に出かける人間はまずいないと思う。
争い(戦争)は、戦場で戦う人(軍人)の「心の問題」ではない。
軍人が自分の心に従ったとしても争いがなくなるわけではなく、自分の心に従って相手を殺さなかった軍人は、相手か上から殺されてしまうのだ。

銃を持って政治家の秘書を撃ちに来た男に対して、劇作家は「今現実に自分が銃を持っていることに支配されている」「心の中は人殺しをしたくないと思っているはずだ」「だから心に従え」みたいなことを言う。
それは変だ。

だって、「銃を持って、秘書を射殺しようと思った」という「今」のことにフォーカスしても意味がないからだ。
つまり、「秘書を射殺しようと思い、銃を構えた今の自分」までにたどりつくまでのプロセスには何度も自分の心との対話があったはず。だから「今の状態」だけを指摘してもしょうがない。
それで説得されてしまう男もいるのだが。

簡単に考えると、「心から相手が殺したいほど憎いと思って」いる人が、「現実には銃など構えていない場合」も「自分の心に従え」と言うのだろうか。

つまり、劇作家の言っていることは、自分の都合のいいような解釈だけで、普遍性がない。その場で思いついたことを、まるで正論のように振りかざし、言ってるようにしか聞こえない。
それは、自分の目の前で起こっていることが「自分のことではない」からだ。
「他人事」なので、「批評家」のように相手の気持ちや行動を断ずる。

精神科の医者らしい男に対しても、上から目線で接するし。

自分に直接降りかかってきそうなとき(あちら側の男の父親を連合軍に引き入れた結果、悲惨な目にあったというエピソードを聞いたあと)には、薬に手を出しそうになって、現実逃避をしかける。

他の登場人物たちは、自分のできる範囲で懸命に生きている。
そこに「心の専門家」であると自称する劇作家は、踏み込んでくる。

さらにラスト近くで、テロによる爆破が鳴り響く中で、「これは音楽だ」「自分たちが信じることが現実になる」と力説していたが、それは「虚構に逃げろ」ということなのだろうか。

どこまでも現実が見えない男である。
この「劇作家」という人は。

彼は両親のお陰で今の生活が維持できているらしい。
演劇を続けるためには、やっぱり「助成金」も欲しいらしい。

ラストには、何か劇作家である彼に対して大きなしっぺ返しがあるのかと思ったらそうではなかった。
争いをやめるための席に、「重要な人物」として参加を求められる。

ここまで来ると悪趣味だ。というか、ブラックコメディ。

どうやら彼は「こちらより前にあちらで評価されている」らしい。
そして「彼はこちらでも評価されるべきだ」ということまで言われている。
まさか、それって、この作品の劇作家自身のことではないだろな。

つまり、「ほかのところではそれなりに評価されている僕」は「なぜ社会ではあんまり評価されていないのだろう」「評価されて当然だ」と思っていて、それを劇中の劇作家に演じさせた、わけではないだろうね。

この作品では「人から評価」されることがキーワードのひとつだ。
その評価は人によっては、SCVという数値であったり、愛情であったり、名声であったりする。
それを劇中の人物たちは強く主張する。恥じらいもなく、言ってのける。

どうやら、日本に似たこの場所は、劇作家の頭の中にある楽園のようだ。

そこでは劇作家は、「心の専門家」と言われるらしい。
そこでは劇作家は、親のスネを齧っても創作活動をすることは尊いらしい。
そこでは劇作家は、人々の心を浄化してくれる。
そこては劇作家は、人々に必要とされ、敬われるらしい。

日本の劇作家が、そういう楽園だけを頭の中に描いているとはあまり思いたくない。

劇作家の話なのにそれを演じた役者さんの台詞が危うい。
噛んだり、言い間違えたりしていて、なんとか台詞を言っているレベルだった。
その設定もあるのだが、そういうわけで彼には思い入れをして見られない。

議員秘書とその妻の台詞と演技は、まるで翻訳劇を三越劇場(失礼)で観ているような錯覚に陥らせるほど、オーバーで「演技してます」感たっぷりで少し冷めた。特に最初のほうで秘書とその妻がキッチンでする会話と演技には苦笑した(秘書が妻を後ろから抱きしめるとか・笑)。
その議員秘書は、ノーネクタイ、丈の合わないスーツ、ボサボサ頭と、およそ議員秘書とは思えない格好だった。

ほかの登場人物たちが、きちんとした衣装で、イメージ通りすぎるほどの、型にはまったパターンの衣装と演技なのに(特に宗教指導者に至っては、魔法の国からやって来たような衣装)、彼だけは違うということに違和感を感じた。

その中にあって、ヘーラを演じた林田麻里さんだけは、光るものがあった。特に彼との関係が露わになるシーンにおいて。

多くの言葉を重ねながら、「演劇」の限界、劇作家という人種の傲慢さを描いた作品、あるいは「観客への挑発」ならば、お見事だと言いたい。
私は見事に挑発された。

劇作家が何度も言う「物語」というキーワードは、井上ひさしさんの『太鼓たたいて笛ふいて』で使われていたほうが鮮烈だった。それを劇中の劇作家の発見のように何度言われても。

劇中では「繁栄とヒューマニズム」は「相反するもの」として述べられている。確かにブラックと呼ばれる企業もあるが、それは相反することはない、ということは今はもうすでにわかってきている。それなのに、それを声高に言われてもなあ、という気がする。「蟹工船」じゃないんだから。

と、いろいろ書いてきたが、2時間を超える作品でありながら、最後まで見せきったのには拍手をしたい。力作ではある。
荒野の家

荒野の家

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/02/07 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

水素74%「荒野の家」観ました
 水素74%、そこまで注目している訳でもないのですが、すでに二回観ています(なんの因果か)。
 「不機嫌な子猫ちゃん」を観た時は、これ観て自殺した若者いるんじゃないか?と打ちひしがれたなあ…。
 「謎の球体X]は、古屋さんが本当にアブない人に見えた。。。

 京都・ソノノチ観劇ついでのハシゴの計画、吹田・「グッド・バイ」が繋がらず、他を探したら、よりによって水素が大阪公演(´Д`)



 安定の人間不信と吐き気感。。。

 引きこもりの30息子を軸に、出入りや状況で常時変化するパワーバランス、夫婦や親子の共依存のシーソー。
 自分しか頭になく相手の顔色を伺う、利用・支配・独占を求める家族(愛)。

 自分が傷つきたくないための臆病な未決断と、結局自分の都合だけで誤った決断。バランスの崩れがやってくる…
 ときおり一瞬見える光も当てにならず、外来者もすべて歪んでいて、正気を保つための手がかりが見つからないまま迎える終焉…。
 後に残るは荒野のみ…


 他の方の指摘どおり、言われてみれば、日米や右左などの風刺とも受け取れるけど、私はすごく身近な具象劇として(不条理劇とすら思わない)、普通に受け止めてしまいます…



 この後ソノノチを観に行って、劇団の方に水素の感想を聞かれたので、「ハイバイを三倍に濃縮した感じ」と答えたら、うまく伝わりました。。。

 キャラの出入りや状況の転がり方など、作劇はとても分かりやすいです。
 しかし、観る人によって見えるものがまるで違うだろうし、精神的に共感できる人には精神汚染や転移などの症状が出る恐れが高いです。

 なのであえて、舞台を初めて観る方にはお薦めしません。
 観るなら自己責任で(爆)
 そういえば、年配のお客さん(隣の館の、復興チャリティーコンサートに来たらしい)が多かったけど、大丈夫だったしらん。。。

留鳥の根

留鳥の根

伏兵コード

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

私は、個人の問題と言って逃げてはいないだろうか。
 今回舞台セットが場面ごとに分かれて配置されており とても観やすかった。  最後 議員活動に熱心な男が、首を吊るシーンは、初演にはなかったように記憶いたします。 食べる事にも困る夫婦 投げつけられた千円札で逃げ道がなく夜行バスに乗る夫婦、 警官は、できる限り努力する 現実と理想の中で混乱する、混乱した時に子供のころのミッキーマウスの歌が聞こえる。 議員の男に、つくす女は混乱して急に暴れだす 警官とともにでっち上げの放火騒ぎを作る 考える おかしい 徐々に自分を取り戻す。 夫婦は都会で横断幕をかがげて世間に訴える。 議員活動に熱心な男は個人責任という 夫婦の訴えで世間が注目 逃げ場のない男は首をくくる。 今の社会を 何も飾らずに描いた作品。

私は、個人の問題と言って逃げてはいないだろうか、と考えてしまう。   

『オリオン座最終興行』

『オリオン座最終興行』

妖怪大縁会

ターミナルプラザことにパトス(北海道)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

演劇集団RE第4回公演『オリオン座最終興行』
おかげさまで、今回も無事に終了することができました。
収益より20,000円、募金箱より19,300円、合計39,300円を「福島の子どもたちを守る会・北海道」に寄付することができました。
ご協力いただいた皆様、ご来場いただいたお客様、ありがとうござい

公式サイトにて、記録集を公開しておりますので、ご覧下さい。
「鷲掴み劇場」http://washizukami.ina-ka.com/

MOON

MOON

廃墟文藝部

G/Pit(愛知県)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

廃墟文藝部「MOON」観ました
 ミソゲキ・プレ公演など、名古屋で注目上昇中の劇団が、ついに本公演。(私も初めて。主宰のコンタさんとは、飲み会などでお会いしてるけど)


 
 涙ぐんだり吐き気がしたり、本当にいい舞台だった。


 事実と異なるデフォルメはあるが(当日パンフでもお断りが)、人の顔の見分けがつかない(俺だ俺)「相貌認知症」を軸に、キャラやエピソードなど効果的にピースがはまる精神劇。

 家族、愛、幸福。 という表面。
 その裏で蠢くアイデンティティ、存在理由、他者からの認知。

 危うく繋がった状態から、いずれは壊れる運命の世界。


 噛み合わせの狂った嫌悪感あふれる世界を、ディープでないお客さんにも丁寧に見せる、時系列操作や外部の正気の軸などの親切設計。
(京都など、TPOによってははしょれるかも)

 
 最初から題材が分かっているためもあって、役者の表情(顔や身体)の繊細さに注目が行く。
 主演女優のかわいらしい笑顔や、彼女を囲む人々のほがらかな様子。
 そこを時折掠める陰、観ているうちにだんだんと…


 人間はみんな嘘つき、ペルソナ、多重。
 終盤に繰り広げられる、美しく悲しい無惨絵。

 これが初の本公演とは…とりわけ指摘したい欠点が見つからないという脅威。。。
 いちおう五つ星・初めて観る人にもオススメとしますが、その際は吐かないように気をつけましょう。
(終演後コンタさんに「吐きそうになった」と言ったら、「吐かせるところまでいかなかったのは失敗でしたねえ」と ガクブル)



 なお、この翌日に大阪で観た、水素74%「荒野の家」も、心の傷が育んだ自己愛など、狂いを抱えて崩壊へ向かう家族を描いていました。(こちらは、精神劇というよりは具象劇か)
 これに較べたら、ハイバイ「て」なんて、全然救いがあるぜ。(「ヒッキー」は当初ダークENDだったらしいけど 汗)

 家族を疑うのは、演劇の宿命なのでしょうか…(人のことは言えない(´Д`))




ねこのすむ町

ねこのすむ町

ストーリーテラーズ

竹林閣(東京都)

2014/02/22 (土) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

新ワザもアリ
児童文学ど真ん中、な作品を工夫して見せて毎度ながら楽しい。
あ、今回は導入部があるのが新しいか。
2編目は宮沢賢治作品に通ずるモノもあったな。

ピノキオショー

ピノキオショー

CAPTAIN CHIMPANZEE

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

キャプチン・マジック
感情を抱くロボット、殺人ロボットなどハードSFの題材を児童文学タッチのマイルドな衣でくるんだ上に時事ネタから芸術論までさらっと…いや、しれっと盛り込む欲張りよう(笑)。
なのでSF的な部分や時事ネタ(兵器輸出とか)、芸術論(そのまま描くのでなく、想いがプラスされて初めて「芸術」とか)なんかワカらない子供でもキャラクターや物語の流れで十分に楽しめるだろうし、大人は大人でテーマなども含めて楽しめるという。
さらにロボの霊、刑事の勘、誰も逆らえない女などいくつかの反則ワザ(笑)まで使っていながら全体としては成立してしまうキャプチン・マジック、参った!
あと、鉄腕アトムを想起させるところも複数あってニヤリ。

「カレー屋の女」 2013→2014ツアー

「カレー屋の女」 2013→2014ツアー

ココロノキンセンアワー演劇部

タイニイアリス(東京都)

2014/03/10 (月) ~ 2014/03/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1032(14-071)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。昨晩に続き2回目です。過去公演写真を見ると舞台の様子が違ってきています。本作では震災によって押し流された瓦礫のような「東北の新聞(実物)」。今夜戻るとおっしゃっていたので新宿から高速バスだったのでしょうか。3/11(火)14:46、ビルの外を眺めていました。そこにあるのは穏やかな日差し。この日、このみなさん、この作品、それをもう一回観ておきたいと思って来ました。

ネタバレBOX

原作を読んでみてからと思うのですが、男の子を産むためなのであれば、すぐに「あれ」して、「鍋」「埋葬」してしまうのはどうしてでしょう。
転がり続けるひとたち

転がり続けるひとたち

すいません劇場

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

きしくも この日に
フライヤーの


小難しいアート系の演劇ではなく、昭和の加齢臭がするような人情劇。見終わった後に残るモノの「たしかさ」。それは作っているスタッフや役者が持っている人情臭さだと思う。(CMディレクター 中江和仁)

この言葉を読んで 気になって予約した


また フライヤーの面を飾る 12人の役者さんたちの写真が 皆 役者っていうより市井の人間の顔をしている


フライヤーから 苦手だけど好きな人情話を予想して観ることにした私だった。それはさすこーし裏切られる。この日だから いやこんな日本だからの演目。知識人ではない。財界人でも立派なひとでもない。自分の足場で精一杯働いて悩んで笑って怒ったりしながら明日を信じるひとたちの「足場」を崩したのが あの 3・11


起きてしまったことは もとに戻らない。でも 「絆」なんていうゆるいキャッチフレーズだけでは前に進めない。まず私が目を覚ますこと。

ネタバレBOX

小林くんと こもりくんがからむ場面が私は好き

「からむ」って言葉は 好きじゃないけど。

小林くんは あのあと 気持ちを再生できたのだろうかさそれとも…


いろんなことを考えさせてくれた。

罪もないひと、なんていないかもしれない。だが日本に住むそんなわれわれが 自分の明日を信じる権利はある
S高原から

S高原から

こまばアゴラ演劇学校“無隣館”

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

静寂の会話劇◎
Bチームを観劇。「S高原から」を観るのは今回が初めて。上質な舞台でした。

感情的なセリフや演技(表情)を排し、ただ”空気”と”間”で登場人物たちの様々な想いを表出させていく展開は見事でした。まさに会話劇のお手本のような作品だった。

上演時間:約1時間40分

新しい等高線

新しい等高線

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

満足度★★★★

地図屋の抵抗
東京にある地図会社の、昭和15年から終戦の20年夏までの5年間を描いた作品。
戦争中、国力を示す地図は国策の名の下、いとも簡単に書き変えを命じられた。
ユニークポイントらしい史実に基づいたストーリーに市井の人々のエピソードが絡む。
そのエピソードのバランスが、観ている私の興味と微妙にずれているように感じた。
私の知りたい事はひと言の説明で終わってしまい、
逆に会話のテンポが滞るように感じる場面があった。
時代とリンクした説得力あるテーマの選択はまさにユニークで新鮮。

ネタバレBOX

「色彩堂」は先代から続いた地図会社である。
社長(佐藤拓之)始め先代の頃から仕える森田(植村朝弘)ら社員の目下の悩みは
国の指導で軍需工場を“公園”とするなど地図を書き換えなければならないことだ。
さらに全国の地図会社は廃業届を提出して、政府のコントロールの下
一つの組織に統合されることになる。
戦局の変化に伴って市民の暮らしも否応なく変わって行く。
軍需景気、満州、特高、疎開、そしてヒロシマに原爆が落ちて終戦へと向かう中
地図屋の秘めた抵抗が初めてことばにされる…。

社員3人が皆住み込みで働く会社の雰囲気が温かい。
そこへ加わったお手伝いの純子(水田由佳)が
素直でよく働くが、ことばを発しないという設定が象徴的だ。
どうやら東北なまりを咎められたかして口を閉ざすようになったらしい純子は
ここへ来てから文字を覚え、さらに地図を描く技術も身につける。
「美しい等高線を描くので、戦争中僕が徹底的に教えたんだ」と
社長はひと言で説明するが、私はその事情が知りたいと思った。
自分に自信がなく無知で素朴な存在であった純子が
“美しい等高線を描く”と判ったいきさつや、特殊な技術を習得していく成長の過程こそ
その後の日本と重なるような気がする。

冒頭純子が連れて来られた時の会話が少しもどかしく、なかなか始まらない感を覚える。
特高に引っ張られた社員の事情も不明で(確かに特高は理由が無くてもやるのだろうが)
彼が本当に不敬罪に当たるような行為をしたのかどうか
私の見落としかもしれないが、それまでの彼の態度からして唐突な印象が残った。

軍の命令により終戦直後の地図を作るため、社長と共にヒロシマへ行くことになった時
思わずことばが口をついて出た純子に、社長が語りかける。
「これからは自分の言葉で話せばいい」
もはやどこからも規制されず、自立して自ら語り始める日本を象徴することばだ。
終戦の半年前、社長と内務省官僚(平家和典)が本音で話す場面も印象的だ。
地図屋の仕事に対する誇りと、関東大震災の時の哀しみをくり返すまいと言う
悲痛な思いが吐露されて、地図の持つ別の意味を考えさせる。

濃く熱く人情120%の森田を演じた植村朝弘さん、
巧いしそのキャラもテンションも私は好きだが、見慣れるまで少々浮いていたかも。
受ける社長が淡々として落ち着いた物腰だから余計そう見えてしまうのかもしれない。
誰からも信頼され相談される、とても魅力的なキャラだけにもったいない気がする。

ほとんど台詞の無い純子を演じた水田由佳さん、
丁寧な表情と視線が良かったと思う。
ひとつこれは脚本のことだけれど、終戦後の場面で違和感を覚えた。
お手伝いさんが雇い主の前でテーブルに突っ伏して寝たりするだろうか。

フライヤーも当日パンフも、等高線を思わせるストライプの色が美しい。
年表と1場~5場を解り易く示したページも親切で嬉しい。

「コントロール出来ないものをコントロールしたがる」政府の愚行が
再びくり返されようとしている今、
「物語は作るのではなく、発掘するもの」という作・演出の山田裕幸さんの姿勢が
端的に表れた作品であり、その危機感を私も共有したいと思う。
ヒロシマへ行った後、地図屋の戦後はどんなものになったのか、
そして地図は、どのように時代を写して行ったのだろう。





眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 

眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2014/02/14 (金) ~ 2014/03/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

宝塚不滅感!
ずいぶん久々の宝塚。それもあまり星組にはご縁がないので、どなたも存じ上げない中での観劇でした。

題材に惹かれて観に行ったので、楽しめるかしら?と幾分半信半疑でした。

でも、わあ、宝塚ってやっぱり凄いわ!と、改めて感じ入ってしまいました。

主役のお二人がとても素敵で、久々に、ラブシーンで、うっとりする感覚がありました。

100周年記念ということもあるのでしょうが、宝塚ファンばかりの客席には、最初、アウエイ感も正直ありましたが、最近、何を観るのか、誰が出ているかも知らない観客に占拠されている劇場で観劇している身にとっては、こうして、楽しみに劇場に参集している観客に取り囲まれて観る芝居は、ある意味、新鮮な喜びでもありました。
聖地だなあ!という感慨。

小池修一郎さんによるオリジナル作品のようですが、芝居の流れとしては、「エリザベート」を彷彿とする作りでした。
もちろん、ナポレオンとジョセフィーヌの恋愛事情に主軸が置かれてはいますが、ナポレオンの足跡も、スピーディに辿り、芝居運びが安定していて、さすが小池さんのお仕事!だなと感心しました。

キャストの演技力、歌唱力共に、及第点の方が多く、宝塚、しばらく低迷しているように感じていましたが、復活した感が、自分の中ではありました。

時々は、宝塚もいいものだなと思いました。

ネタバレBOX

ナポレオンの息子が、士官学校時代からのナポレオンの腹心の部下である老マルモンに、父親の足跡を語らせる形で、芝居が進行して行きます。

マルモンの回想が、士官学校での雪合戦から始まるのは、斬新でした。
計略を練って、ナポレオン達下級生が、上級生に圧勝するという筋立てが、面白く、導入として成功していました。

そこから発して、ジョフィーヌとの出会い、恋愛、家族との軋轢などが、ナポレオンの世間的な活躍や出世物語と並行して、テンポよく語られて行きます。

幾つか、耳馴染みのよい楽曲がリフレインされて、初めて聴く曲にも関わらず、幕間や帰路に自然と口ずさんでいたりしました。

ナポレオン失脚の後で、老マルモンが歌う曲には、ちょっと涙を誘われました。演じている英真なおきさんの歌唱は心に沁みました。

ただ、若いマルモンを演じる紅ゆずるさんと、あまりにも体型が違うのは、同一人物に思えず、ちょっと興ざめな部分もありましたが…。

ルーブル美術館に飾られている、有名な絵画をそっくりそのまま舞台に再現した、戴冠式のシーンは、圧巻でした。

全体的に、セットも凝っていて、素敵でしたが、ただ一つ気になったのは、ナポレオンが、皇帝の権利を失うことに承諾する調印の際のテーブルの移動。
いきなり、舞台後方から、まるで宙乗りのように、テーブルが押出されて来て、出て来る時はそっと流れるように舞台前方に現れるからまだいいのですが、ナポレオンがサインした後は、ギシギシと音を立て、舞台後方に戻って行く様は、ちょっと失笑ものでした。見えなくなってもいつまでも、舞台裏で音を立てていて、せっかくの雰囲気が台無しでした。

それに引替え、宝塚ならではのレビュー形式のカーテンコールで、最後に、全員が、振っていたNの文字が美しく輝き、ため息が出ました。

どうやら、星組は相当、実力者揃いのようだし、柚希さんと夢咲さんのコンビは、見た目にも美しく、声にも魅力があるので、また、興味深い作品があれば、是非観たいと思いました。

やっぱり、宝塚って、夢があるし、ファンの皆さんの様子を拝見しても、あー、永遠に不滅だわと、感じ入るばかりでした。
星ガール

星ガール

多少婦人

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/13 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了

満足度★★★★

もう少し前半に匂わしても
個人的にはタイトルから予想した通りいろんなガールだった(笑)。前半わりとのんびりな雰囲気で進んでいくが、後半あることによりガラリと雰囲気が変わるが、前半小出しにそれを匂わして、少し何かありそうとちょっと緩急変化があってもよかったかな。

HOME SWEETS HOME 【ご来場ありがとうございました】

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青春事情

ザ・ポケット(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

ゆったりした時間
メインの話はある意味王道だが、変に捻ってないから先を考えずとも安心して見ていられる感じ。また、サブエピソードもメインの話に上手く絡めていた。
お店の雰囲気と同じ様に、優しくゆったりした時間が流れ、過ごすことが出来ました。

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