Day By Day 公演情報 劇団かさぶた「Day By Day」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    日常とはこれほどまでに滑稽なものだったか!
     シナリオの視点、役者の技量と演出の上手さで、何げない日常生活はこれ程画期に満ち、馬鹿馬鹿しく、おかしなものなのが良く分かるコメディーだ。中盤以降、ラスト迄の笑いのトーンが似通っている為、やや食傷する点が無いではないが、この点にあと少し捻りを加えることが出来れば、更に面白くなろう。ラストの落ちも上手い。
     拝見したのは傘チームだ。

    ネタバレBOX

     照之と詩織は、例年、紅白歌合戦の勝敗を見て、其々の買いたい物を買う賭けをやっている。紅組が勝てば、その年は詩織が望んでいた物を買い、白組が勝てば照之が望んでいた物を買うわけである。そんな訳で、大晦日に紅白を見ることは、欠くことのできない行事になっていたのだが、どういうわけかいきなりTVが映らなくなってしまった。電器屋に電話を入れるが、大晦日の夜でもあり、而もレシートも保証書も見付からずに修理を断られてしまう。そんなバタバタ騒ぎの最中に、突如、詩織の妹、あずみがやって来た。彼女は現在役者を目指して東京で暮らしているのだが、自分が主役を演じることになり、主婦役なので姉を訪ね、泊まり込みで夫婦生活を取材する目的であった。詩織はそういう目的ならば、泊まらせる訳にはゆかない、とあれこれ断りの理由を述べるが、その騒ぎの最中、隣室で同棲している裕次と美鈴が歯を治療して欲しいと駆け込んでくる。歯医者で働いている詩織なら何とかしてくれると思ったのである。然し、詩織は受付や、簡単な補助作業をするだけなので、治療はできない。偶々、妹の持っていた正露丸を虫歯に詰めて急場をしのいだことがきっかけで近所付き合いが深まることになった。そこへ照之の友人、関根と柴田が訪ねてくることもあって珍妙な大晦日から三が日が展開する。

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    2014/01/26 01:43

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