ごきげん!?アキラ
骸骨ストリッパー
ザ・ポケット(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかくパワフル!
内容はおぽんちだが、細かいところまで計算された笑い。個性あふれる役者たちがその魅力を遺憾なく発揮。音楽、照明のレベルの高さは見逃せない。細部にまでこだわった、客を巻き込んでの演出もニクイ。さらに・・・麗子さんの動きは怖すぎて笑えるという不思議な感覚を味わわせてくれた。今回が旗揚げということだが、次はどんな手ごまを出してくるのか、大いに期待したい。
ある冬の朝、Kは
タテヨコ企画
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/10 (月)公演終了
満足度★★★
八百屋丸見えの位置で観劇
大学時代のテニスサークルのメンバーの死によって集まる当時の仲間たち…な物語。
抽象舞台が瞬時に具象に換わる(場所設定も含む)鮮やかな冒頭でツカミはオッケー、以降、現在と学生時代を往き来する展開に引き込まれる。
後半にやや中弛み感もあるが、最後に主人公が復縁した妻に言う「時々“貴方は生きている”と言って欲しい。自分も言うから」という台詞(大意)が胸を打つ。
しかし三方客席のうち、横から観る位置にしたら八百屋で演ずる役者がモロ見えで、その苦労が偲ばれたのは良かったような良くなかったような…。
ゴーストライターズ!!
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
傑作ふたたび
笑いとハラハラドキドキの配分が絶妙。
また、一件落着の後にもう一波乱ある…と言うよりむしろそちらがキモで、実はそれまでは入念に伏線をはっていた、な構造が鮮やか。
ボクラ団義を初めて観たのが本作(の初演)ということによる刷り込みもあり、今まで観た中で一番好きな作品かもなぁ。
「カレー屋の女」 2013→2014ツアー
ココロノキンセンアワー演劇部
タイニイアリス(東京都)
2014/03/10 (月) ~ 2014/03/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
片道切符
離島には、女ばかりが住んでいる。登場する女達は、カレー屋を営む一家の祖母、カレー屋のお上とその姉、お上の娘3人と舞台上には出て来ないが、姉の娘、店員らだ。今作で最も大切な要件は、この島は孤立しているということだ。そして、基本的にこの話は、3.11とも3.12とも繋がりは無い。原作は、和歌山県沖の島を舞台にしていると聞いた。然し、どういうわけか、東北の方々が演じると3.11、3.12が色濃く出ているように感じられたのである。同じシナリオなのに何故、こうも違うのか? (追記2014.3.18)
ネタバレBOX
初演の舞台を拝見しているわけではないのでハッキリしたことは分からない。然し、3.11の後、川崎に住む自分は、3.12(福島第一原発人災)をより深刻な問題として考えて来た。放射性核種が実際に飛来して来たということもある。食物連鎖最上位に位置する人間の一員として、様々なレベルで汚染された食物の最終摂取者として、生体の体内濃縮のことも考え乍ら摂取する必要があるということもある。(御用学者は、このような見解を認めていない)
然し、我々は既に知っている。この「国」では、本当のことを言うとパージされる。だから出回っている情報は、情報源が、政府だとか、一流のレッテルを貼られた大企業の場合は、嘘であるか加工されていると考えてよいということを。被災地の方々は、日々、このような体験をなさっている。自分が、2011年3月16日頃までには大筋を総て把握していたので、メルトダウンが起こっている可能性を含めて、身の周りの人間には、放射能の拡散予測データをメールに添付して拡散していた。無論、拡散データは、スピードによって得られたものではない。フランス在住の友人が、ヨーロッパで核に反対している物理学者、医師、市民団体などの予測データを送ってくれたのである。3月13日か14日には、そのメールが自分の下に届いていたので、原子力研究室などのデータ、議論を含めて自分なりに情報を収集後、拡散したのである。
だから、政府関係者や、大手マスコミの発表より、爆発直後に現地入りした知り合いのジャーナリストからの情報や、普段から情報が正確な人々からのデータだけをコアに、また仙台で地元の人達の脱出を開始した研究者から、齎される生情報などを頼りにして来ている。新聞社では東京新聞の記事を基本にしている。何故なら、一番まともな記事を書き、読者が知りたいまともな質問をした為に、記者クラブを抜けることになったからである。この後、国税庁が徹底的に経理方面から東京新聞をいびった、という話も聞いている。ことほどさように、この「国」の民主(・・)主義(・・)というのは、実体を持たない偽物である。
このような経緯を含めて、情報そのものを疑う必要が、あるのである。実は、3年後の現在迄に起こるだろうと予測したことの大筋は、残念乍ら、総て的中している。被災者の難民化と二重、三重の分断と差別である。無論、被災地へ帰ろう、帰れの大合唱も、人々の被ばく等歯牙にもかけない官僚や政治屋しかいない「国」のことであるから、頼るだけ無駄というのが、これも残念なことではあるが覚悟しておくべき原点である。水俣やカドミウム汚染、御嵩町産業廃棄物に纏わる事件等々、上げればきりが無い。薬剤エイズ事件などでもBSE問題などでも、国や担当官庁の無責任な対応はみての通りである。基本は、国など一切信用するな、である。実情を知っている倫理的人間なら、殆ど、総ての人が、自分の意見に賛成してくれるであろう。そのような闇を照らす作品である。
新しい等高線
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
これからのこの国の姿
ほぼ、大東亜戦争の時代を描いたハズの今作が、自分には、これからのこの国の歩みのように見えて仕方が無かった。
ネタバレBOX
戦前の治安維持法より悪質な秘密保護法と言う名の情報隠蔽法が強行採決されたばかりで、今年は、共謀罪も狙っている自民党だから、当然、こういう懸念も出てくるわけだ。実際、この「国」の為政者ときたら、何らパースペクティブもないまま、阿保としか言いようのない選択を平気でしておきながら、一切、知らぬふりでしゃあしゃあとしているわけだから、また国民をミスリードすることは大いにあり得ることだ。その好例が原発再稼働へ舵を切っていることである。公約など最初から守る気もないことは、今迄の安倍や石破、菅らの発言を観ていれば明らかである。
日独伊三国同盟を締結後の1940年11月から敗戦を迎えた1945年8月迄の足掛け6年間を地図出版社・色彩堂の動向を中心に捉えた作品。長引く対中国戦線で、日本は、かなり疲弊していたが、1941年8月のアメリカの対日石油輸出禁止などの動きは、硬直化した政治、軍に対英米の戦争を選ばせた。敵性言語の禁止とかで、ゴールデンバットの名も金鵄に変わり、野球などでも英語が排除されてゆく。これも阿保な話だ。孫子を持ちだす迄もなく、本当に勝つつもりなら、どんどん、英語を学んでその思考法のプラス・マイナス、特徴などを分析することが先決だろうに。対米英開戦反対派を押し切り、宣戦布告もせぬまま12月8日には、真珠湾攻撃が為され終に大東亜戦争が始まる。然し日本軍は緒戦を制したのみで翌1942年6月初旬ミッドウェー海戦で大敗を喫して以降、急速に制海権、制空権を失い、物資の調達や輸送さえまんろくに行えなくなった。戦死兵の数も日本軍は、戦闘による死者より病気や飢えで亡くなった兵の方が多いと言われる程だった。状況は悪化の一途を辿ったのである。1943年2月初めにはガダルカナルからも撤退。内務省は3月、本土決戦を見越してか単なる物資不足からか地図会社統合を要請、国家統制をどんどん強めていった。4月には山本 五十六も戦死。以後、連戦連敗。犬死にする為だけに万歳突撃などを繰り返し(1945年2月硫黄島での戦闘を除く)、1944年7月サイパンが陥落してからは、B29 の航続範囲に東京も入り、連日のように空爆に遭うようになる。
社員の永井は、広島で一人暮らす母から弟を奪った赤紙の理不尽に天皇のばか、と手紙に記し、書き送った件で不敬罪を適用され特高に引っ張られた。それも、父亡き後、本人は、出征して障害者となり、最後に残っていた弟迄、赤紙一枚、一銭五厘で招集されたのが原因であった。郷里広島の実家は、母一人で守らねばならなかったのである。優しい彼は、それを怒ったのだ。その結果の不敬罪であったが、特高に連れていかれた当初、誰が、彼を連れ去ったのか、何があったのかも分からず、住み込み社員やお手伝いの純子らが、探し回って見付けられなかったのみならず、特高に引っ張られたと判じた後も、罪状すら分からなかったのである。
秘密保護法という名で情報隠蔽法が強行採決された後、これからの日本は、総動員法が施工されていた頃の日本にそっくりという不気味な予測をしながらの観劇であった。
「CHERRY BLOSSOM FRONT345」より4編
宮城教育大学演劇部
Quarter Studio(クォータースタジオ)(宮城県)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/03 (月)公演終了
満足度★★★★
お疲れ様でした!
もう十日もたったんですねー。おもしろかったです!
3月3日ということでひなあられでも陣中に送ろうとしたのに、近くの西友で売ってなくて、残念(笑)
全編通して脚本の面白さがすごい伝わってきました。謎の作家のところをもう少しすっきりさせてもよかったかもですが。
ジョンさんはじめ、卒業される方は、おめでとうございます! お世話になりました!
(とんぺーの男ヨリ)
Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
分相応の人生を!
音楽や銃声などの効果がとてもリアル加えて照明の技術が素晴らしい!
ストーリーの組み立て良く、しかも深みがあり面白かったです。
シカゴの利権をめぐってギャング内抗争は息をのむほど迫力がありました。
一瞬は輝いても、時期が来たら元の木阿弥。
死んだら何にも残らない、人生は儚い!
風雲!チキン野郎城2
ポップンマッシュルームチキン野郎
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2014/02/18 (火) ~ 2014/02/18 (火)公演終了
満足度★★★★
今更だけど
楽しかった・・・・!日帰り強行でしたけど全然苦にならなかったですね。
久しぶりにお腹が痛くなるくらい笑いました。まじめにふざける皆さんが大好きです!!!前回の短篇集でされた1作品もやってくださって、思わず泣きそうになりました。ほんの10分前までひどくふざけてたのに・・・!
次回の短篇集が楽しみでなりません!
「カレー屋の女」 2013→2014ツアー
ココロノキンセンアワー演劇部
タイニイアリス(東京都)
2014/03/10 (月) ~ 2014/03/11 (火)公演終了
満足度★★★★
天国か地獄か?
面白く観劇できました。
ブラックコメディは余韻を残すので良いですね。
東京ではなかなか観られない作風で興味深かったです。
アフタートークの東北地区の演劇事情も聞けて良かったです。
ネタバレBOX
カレー大好きですが、さすがに人間の内臓入りは勘弁!
世話好きの女たちの家畜になり蚊の餌食になるか、厳しい現実に戻るか悩ましいです、ハイ((笑)
Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
見応えはありますが
バンタムクラスステージさんは前作のCCCに続いて2作目。そして『Jack moment』の初演は特に観ていないため、この物語は初見です。
確かにハードボイルドでかっこよく、見応えはあったのですが、詰め込みすぎかなぁという感じは否めませんでした。
照明の使い方や、音響に関してはとても好みです。
ネタバレBOX
物語の中での場面の切り替わりが凄く多かったように思えました。
登場人物が多いため、描かなくてはならないことが多くいのでしょうか。しかし、その割に結局あまり目立つわけでもなく死んでしまうキャラも多い気がします。
個人的に、ボクサー周りの三人が少し使い捨てのように感じられて残念。
場面の切り替わりが多い故に場転で暗転しないのかなぁ。
この物語は、いっそそれこそ映画にしたほうが良くなるのでは…なんてと思ったりもしてしまいました。演劇ならではの良さをそこまで感じることが出来なかったです。
それと、これは私の知識不足でも有りますが、事前の予備知識が必要だなぁと…。
映画監督名だったり役者名だったり、既存の戯曲の内容だったり(今回は「ゴドーを待ちながら」とか)…。
知らなくても物語にはあまり差し支えないですが、ピンと来ないのはなんだか寂しいですね。観る側としても、もっと勉強します。
良かったところもありました。
特に、フロッグ(土屋兼久さん)と彼の父親(ガラかつとしさん)二人のシーンが三回位合ったのですが、そこは素晴らしかったです。グッと来ました。
☆2にしようかとも思ったのですが、ひとつは土屋さんに。
ちなみにマッデン(徳永健治さん)が個人的に凄く好き。
銃器はやっぱり素晴らしいです。
それと、蛍光灯のような照明などを使い、場面に合わせていろいろと使い分けていたのはとても好みです。
トンボイ!!
劇団ヘロヘロQカムパニー
シアターサンモール(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
満足度★★★★
初ヘロQさん。
上演時間二時間強、長さを感じさせない、上手く構成された舞台だったと思う。
初日ということで、多少のカタさ、セリフの噛みはあったけど、ベテラン俳優陣の渋い演技が良かった。
作品の話ではないが、前の観客が、頭をひっきりなしに左右に動かすので、視界が遮られて、見えない箇所が多々あった。私も無意識にそんなことをしていないか、自分の観劇マナーを省みようと思う。
月を泳ぐ魚
etecolza
LIFT(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1033(14-072)
19:00の回(強い風と雨)。18:30受付、開場。
入ると床に「穴」があって地階が見えました。此処はたぶん4回目ですが、初めてです。下から見上げると吹き抜け状態です。階段側が客席で、ベンチシートに椅子席(4列)、少々窮屈、満席模様..みなさん日芸の方か??
白い「箱」が3つ、白いカーテン、正面奥は薄地。
18:50前説..平岡さん。平岡さんは、生活図鑑の「凹」、白昼夢「ラフレシア」と本作で3つ目。篠原さんは「小宇宙」を観ていたのですぐわかりましたが、國島さん=「アコ」、加賀さん=「ムツ」という配役でしたでしょうか。
19:06開演..雨音~20:11終演、雨は弱まっていました。
小学生の女の子3人、今の3人。殻を砕き、自分と世界とを認識し飛び立つその時、自我との対話。
未知のものに対する怖れ、迷い、戸惑い...記憶の片隅にその痕跡が残っているかどうか、という自分には少々眩しい内容でしたが、わからないというものではありませんでした。
スカーフの巻き方で役柄に変化をもたせていましたが、もっと大胆にやってもよかったのでは。
篠原さんの「描画(大胆さ)」は面白かったです。
次の生活図鑑、lulu(セッションハウスの「D ZONEフェス」はすでに「プロジェクト大山」を観ていて他の作品もできるだけ観ようと思っています)も行けるようでしたら。
ネタバレBOX
3人とも似たような衣装だったので、実は「ひとり」なのではないかと思ったりしました。迷い悩む「自分」に語りかける「理性」と「感性」のような構図を。これはいくらなんでも考えすぎですかね。
江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
宗教というより
拝み屋のお話ではあるのですが、宗教というより、日本の民話をベースにしつつ、今の家族を描いたものというのが私の解釈です。ユニットの命題通り、本当の幸せを考えるきっかけになるんじゃないかな?
ネタバレBOX
前回の『淡仙女』でもちゃぶ台のある居間が描かれていました。ちゃぶ台を囲む家族って、何があってもやっぱり幸せなんだろうと思います。そして、若者は恋をして、また家族をつないでいくのです。
春平役美斉津さん、本当に初めて恋をした高校生でした。
『はちみつとクローバー』で人が恋に落ちる瞬間を初めて見たという台詞がありましたが、冒頭その台詞が浮かびました。鬼の話とか、宗教団体の経営とか、いろんなことが語られたけど、私は春平クンのはかない恋だけで胸がいっぱい。堀越さんの思惑どおりです。
『他人の目』『自分の耳』2つの愛+2つの孤独
T-PROJECT
小劇場B1(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
「静」の会話劇は思った以上に難しい劇だと思いますよ
3/13(木)19:00 「他人の目」観賞
はっきり言ってしまって「まあまあ」という評価しかない。
会話劇(それも少人数)は思った以上に
演者の技量が要求されるモノだと思います
(笑いを取るにも泣きを誘うにも)。
小劇場B1改装記念公演に当ててくる以上
それなりにレベルの高い作品で来るものと
思っていたのでちょっと残念でした。
まあ、それとは別にアイドル声優「寿美菜子さん」が
お芝居デビュー(既にデビュー済み?)を果たす、
という事でそっちへの興味が先に立ってしまったのですが…
ネタバレBOX
アイドル声優ユニット「スフィア」の高垣さんは
数年前から舞台活動をしてるとして、
それ以外の3人(戸松さん、寿さん、豊崎さん)、
それぞれがそれぞれ2014年に違う劇団/お芝居に参加する、
舞台デビューを果たす、という事で気になってはいました
(財力が尽きて豊崎さん舞台は取れませんでしたが…)。
ただ、
・ 小劇場B1は初観劇なのですが「小さい箱」かつ
それ以上に観客との距離が本当に近い接近舞台
(慣れない人にはそれ自体がハードル)
・ くの字
│
│観 舞台
│客
│ 観客
└────
という(もう1つの小劇場と同じ)特殊な構成
・ (劇場を見て分かりましたが)会計士のオフィスを主とした
3人の会話劇、という「静」の舞台
という事で、舞台歴の長いベテラン勢
※ ベテラン勢も声優/脚本家などマルチタレントの集まりだったのですね
はともかく、寿さんはそこに「ちゃんとついていけるのかな?」
という不安はありました。
冒頭、会計事務所に何故か忍び込んでいる探偵
(前の探偵がエレベーターから落ちた為後を引き継いだという)、
そこへ帰り支度をしに来た会計士。
会計士は、若さと美貌にあふれる妻と結婚したのは良かったが、
それから数年、当初は自分から教わるもの全てに感動してくれていた妻が、
今では自分への興味を失っているのが態度に現れ、
「浮気をしているのではないか!?」という疑念に
探偵を雇って調べさせていた、との事でした。
この2人の会話劇が冒頭20分近く続くのですが、
申し訳ない話、探偵役の方の噛み/トチリが多すぎます。
(元々それなりの勢いを持ってしゃべるその口調と
合わさってのものなのでしょうが…これは最後まで続きました。)
そして、観客の方も(自分と同様?)単に寿美菜子さんの
初舞台を観に来た、演劇自体に興味がない、という人達が
多かったのではないでしょうか?
※ 拾うほどではないネタにも過剰に笑い、
舞台の空気について「妙なテンション」だな、
と感じていました。
そして、探偵は「奥さんには気になる男性がいる、その方はすごく
紳士的でかっこよく~云々~」のセリフを残して、
妻の登場により追い出され、
次は妻と亭主(会計士)の2人の会話劇です。
最初は旦那に「花を飾ってあげようと思ってきたの!」
などテンション高くふるまう妻ですが、
旦那から「気になる男がいるんだろう」などと問い詰められ、
それを白状する流れに。
この内容が先の探偵が言っていた人物像とはまったく異なり、
もうずばり『さっきの探偵の事じゃん!』
と小さな盛り上がりを見せた時、会場は爆笑の渦になりました。
そしてドアの外に探偵が隠れていた事から、
とうとう3人そろっての修羅場舞台が始まります。
・ 自分が気になっていた人が実は「旦那に雇われた探偵」で
あった事に怒り、そして悲しむ妻
※ この場面、妻は悲しみにソファへ飛び込みますが、
ソファへ飛び込むまでの寿さんの表情は
はっきりいって「笑い」入っちゃってました。
多分お芝居的に感情の切り替えについていけなかったのかなあ、と。。。
・ 自分が雇ったはずの探偵に妻の心を奪われていた事に怒る亭主(会計士)。
そして、場面は探偵と妻の2人舞台に。
・ 妻は元々フィーリングだけで生きる友達達と共に生きてきた。
そこへなんでも「新しい、自分の知らない事/世界」を
教えてくれる旦那が現れた。それはとても幸せな事だったが、
いつの間にか妻自身が教養その他を身につけ、
旦那との関係が先生と生徒からそうではない関係に
なってしまったのが今回のすれ違いの原因、と。
・ 探偵の語る「他人の目」(探偵としての自分を外に置いた第三者の目)。
・ 言葉はかわさないまでも、
妻とそれを追う探偵、
そして時に逆転し探偵とそれに案内される妻、
その関係に探偵は今まで欲していたものを手に入れた気分だと言う。
・ 自分は探偵として人を悲しませるような仕事ばかりしていた、
この仕事もきっともう終わりだろう、
最後に「他人を幸せにしてみたい」という探偵。
そして、亭主の事をまだ愛しているのなら、
自分(探偵)と妻とでこの3週間やってきた事
「追いかけっこやらなんやら」と同じ事を旦那にやってみるんだ!、と。
という事で、
・ 妻は部屋を飛び出し
・ 旦那(会計士)も秘密のネタから探偵の指図に従わざろうえず
妻を追う
という形でこの物語は終了します。
(海外ベースと思われる)お話自体はきっと”それなりに”面白いものなのだと
思います。
しかし、
・ 探偵役の噛み、トチリが多すぎる
・ 寿さんが声はともかく、表情その他お芝居に入りきれていない
という事で、一人孤軍奮闘する会計士をよそに
このお芝居は「まあまあ」という感想しか、
自分には抱けませんでした。
※ はっきりいってしまえば、
いきなり「静」の3人芝居、という難しい舞台に立つよりも
寿さんにはまず、普通に大人数で物語が動く「動」の芝居に
立ってもらいたかったかな、と思います。
(自分はアイドル活動はどうでも良い派なので
今後の舞台活動に期待したいです。)
※ あとは、3人全員、これが会話劇である、という事をもっと念頭に置いて
「表情」による芝居に注力すべきではないか?
と思います。
動かない分(かつ演者と客席が近い分)、
観客は3人のその表情の移り変わりから物語の展開を
感じ取ります。
そういう意味で、
・ 寿さんの舞台デビューに向いた舞台ではない
※ 単に朗読劇などやってればそれこそ1000人それ以上でも
すぐに感動に引き込めたと思いますが、
あえて「お芝居」を選んだからにはお芝居としての成立が第一だと思います。
・ 小劇場B1の改装記念公演として向いた舞台ではない
と自分は思ってしまいました。
PS. 舞台が終わって前説担当が
「Tシャツ販売してます、色は紫です!(紫はスフィアでの寿さんカラー)」
と言った時、会場はめっちゃ湧いてましたが、
自分は「盛り上がりのない舞台」を観た後でめっちゃテンション下がってたのもあり
今更アイドル声優売りで盛り返そうとかやめた方がいいんじゃない?
とちょっと情けない気分でした。
つまんない舞台は書く事ない、といいつつ結構書いたな( ´ー`)
いやあ、寿さんの可愛さはとんでもなく伝わってきましたけどね、
目も合わせられないレベルで。
でも、舞台ってそういうもんじゃないですから。
美より何より演じる事で何かを伝えるもんですからー!
ドール・チェンジ
劇団SwanLake
中野スタジオあくとれ(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
(^-^)
記念日から引っ張って行かれるにはちょっと強引な気もしましたが、引き込まれました。
役者さんたちの熱演も素晴らしかった。
泣きました。
・・・ちょっと客席が暑くて、汗だくになったのが辛かったです…。
マンガタリLIVE第7号~FAMILY~
マンガタリ編集部
天満天六・音太小屋(大阪府)
2014/03/09 (日) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見。
思ってた以上に、めっちゃ楽しめましたっ♪ハマリそうですぅ~♪で、なぜか、高校時代放送部でのラジオドラマや朗読等々、コンクールの事を思い出してしまいました。レベルも内容も全く違うのに。普通のリーディング、朗読劇では思い出さないのに。これもマンガタリの魅力!?ww次回も日時、タイミング合って、観に行けたらいいなっ。
Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^0^)/ 本日の昼、観ました☆
面白かったです。
人情味あふれる、
クライム・サスペンス☆
役者さんたちの個性が光り、
カッコイイです!
ギャング映画好きには、
たまらない面白さ♪
観劇日記をブログに書きました。
舞台ラズベリーボーイ
Smile Earth Project
俳優座劇場(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
イケメンキラキラもの
こういう舞台の場合、上手い下手より、いかに観客を沸かせるか、自分をアピール出来るかが勝負!!そういう意味では体を張った体当たりの舞台と言ってもいいと思う。アドリブに素の笑いなどもこういう舞台では逆に観客を喜ばせる。ラストのライブ、もう少しボリュームが欲しかった。
ロストマン ブルース
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
煮込みの足りないビーフシチュー
なんというか・・・煮込みの足りないビーフシチューのようで・・・ 出演者も舞台上の空気もなじんでいないように感じました。硬いお肉に、まだ火が通りきっていないジャガイモ、シチューの味も素材になじまず絡まず・・・例えるならこんな感じです。舞台後半に入ったというのに、まだまだという感じ。稽古時間が短かったのか?出演者各々の間に無駄な空気が溢れていて、ひとつになじんでいない。各々せめて自分とペアになる相手ぐらい、もう少しなじんではどうだろうか?親子に夫婦、姉妹などもいるというのに、全員が他人のようだった。期待の久保田脚本もいつもほどの冴えが感じられず、残念。
[新制作] 死の都
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/24 (月)公演終了
満足度★★★★
幻影
ベルギーのブルージュを舞台に、妻を亡くした男が現実と夢の間で思い悩む姿美しい音楽と美術で描いた作品でした。
妻の遺品を入れた箱(ハンス・メムリンクの『聖ウルスラ伝の聖遺物箱』を引用していました)や写真と赤いバラの花が大量に置かれた部屋に、妻そっくりの踊り子が訪れて心を惑わされるものの最後には現実を受け止める物語で、幻想的な展開が印象的でした。
元々の指定があるのか、このプロダクション独自の演出なのかは分かりませんが、黙役が演じる妻の幻影が常に舞台上に存在することによって、三角関係が明確となり分かり易かったです。妻の声が遠くから聞こえてくるシーン(実際には踊り子役がステージの外で歌い、妻役は口パク)が幻想的でした。
第2幕は本来は第1幕と異なる場所ですが、同じセットの中で演じられ、照明と背景で雰囲気を異ならせていたのが良かったです。
舞台美術が素晴らしく、ブルージュの街並みの航空写真に模型を組み合わせた背景がパースペクティブの消失点が散在していて、リアルでありながら非リアルな、空間が捩れた様な不思議な感覚がありました。
後にコルンゴルトがハリウッドで映画音楽の作曲家として活躍することを予感させる、ゴージャスで流麗な音楽が美しかったです。
主役を演じたトルステン・ケールさんはあまり調子が良くなかったのか、声量が弱く感じられる場面が多く、ラスト直前でも声がひっくり返っていまって少々残念でしたが、全体的には演奏も良かったです。