
ヒア・カムズ・ザ・サン
スカイロケット
博品館劇場(東京都)
2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
スカイロケット、すごい。
キャラメルっぽいテイストもありですが、充実した有川先生の世界がとても素敵な舞台でした。
人気作家の実力を感じる、見ごたえある作品になっていました。
パラレル具合も面白い。キャラメルボックスのヒアカムも観ているはずだけれども、上書きされてしまいました。(苦笑)
第1弾を観なかったことを後悔しましたし(DVDを観て。)、第3弾も期待。
また副読本の充実振りといったら、私が舞台を見始めて最高のクオリティです。これは素晴らしい!

月見草一夜 ツキミソウヒトヨ
soulstory
遊空間がざびぃ(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1034(14-073)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。ここは久しぶり、入ってみると周りが暗幕で覆われていてだいぶ印象が違います。入口側が客席、ベンチシートと椅子席(ひな段)、下手に卵型で妖しげな明りを放つもの、やや上手に「柱(ここも暗幕で覆われています)」。
18:55前説(アナウンス)、トイレ待ちでややおし、19:05開演~20:30終演。こちらは初めてで、風戸さんが出ていらっしゃるので観に来ました。ADの組。4話の朗読と各話毎のダンス。命が時を超え、姿(生態)を変え、何度となくめぐり合うお話。
朗読がガイド役となり幻想的な舞がよりいきいきと伝わってきます。BGMは録音されたものですが、和太鼓は実奏、力強く感じられ、衣装や仕掛もとてもよい雰囲気を醸し出していました。
ようやく風戸さんのダンスを観ることができました、次回は7月の公演で。

虚像の礎
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
生きること、考えること
初めての劇場で、初めてのユニットの演劇に触れるとき。この「初めて」への期待と、少しの不安が心地好し。
で…、本作、
重く、深かった…です。
「繁栄」「ヒューマニズム」「争い」をキーワードに。
人の価値が数値化、可視化された近未来において、人々が織り成す虚像と実像の狭間を埋めるものとは? その人生を豊かにするものとは?…何か。
鬼気を帯びた俳優陣の迫力に、普段は使っていない脳をぐるぐると掻き回され、「考えろ」と突き付けられる140分。
とりわけ、林田麻里さんの「心」の表現には、感情を鷲掴みに。ホント震えました。
こういった趣の作品との「初めて」は、とても幸せなものとなりました。
この機会を活かし、人生に深みを加える作品と出会っていきたいものです。
考えなくちゃ、ね。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい~!
下ネタもあるけど。。星新一氏のショート・ショートを彷彿とさせる、汗だくな疾走感溢れる熱い芝居。
笑ったり、ぞっ。。としたり、ぐっ。。ときたりする、感情のジェットコースター体感劇♪
ダンス、アクション、パロディと盛りだくさん。
大人がお馬鹿なこと(褒め言葉)を全力でやるかっこよさが好き♪

異能怪談的公演「赤異本」
劇団た組
仙行寺(東京都)
2014/03/10 (月) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
闇に響く怪異
怪談の朗読劇というのは初体験でしたが、シンプルな中にも、狭く暗い会場の特性を活かした「音」の活用がとくに印象的で、ゾワッとすることしきりでした。闇の中、小さな灯りのボーッと照らし出す演者さんたちの輪郭が、それぞれの観劇者にそれぞれの想像の中の実像を投影させて、恐怖を体感させる。いえ、ネタバレしないように書くのが難しいですが、例は悪いかもしれませんが、お化け屋敷のライドに乗ってバタンがたんギャーという音の中を突き進むような、そんな面白さがありました。また見てみたいです。・・・そういえば、撮影会なんですが、終演後カメラを出して撮ろうとすると、何度やってもおかしな音をたてて記録されず、挙句縦に引き伸ばされたような奇怪な画像がモニターに写ったりと・・・

江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
なんだかんだで
色々とチャレンジはされていたが、どれもこれも中途半端になってしまったごった煮な公演でした。もっとシンプルに物語を表現出来ていたらグッとくるものになったのではないでしょうか?

イエドロの落語 其の壱
イエロー・ドロップス
新宿カールモール(東京都)
2014/03/08 (土) ~ 2014/04/11 (金)公演終了
満足度★★★★
機動力増
古典落語3編をアレンジしイントロとアウトロを付けて1つのストーリーに仕立てる新手法により全体的なまとまりが出てきた感じ。
二人芝居となり以前より身軽になったことから地方も含めて、イベントの出し物や老人ホーム慰問など、いろんな所での公演が可能なのではないか?とも思う。

『恋煩いのなおし方』『紙風船』
トレモロ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
岸田作品で「まさかのアレ」
1編目(「恋煩い…」)がトレモロにしては極めてオーソドックスで「ありゃりゃ?」と思っていたら、まさかの岸田で「アレ」を…。(笑)
しかし考えてみるとメインの人物2人が普通に芝居をしている中、1場面専属の3人がバックグラウンド的に「アレ」を演るという新手法、本編の状況に適合して鮮やか。確かに走り出した列車感があったもんなぁ。

新しい等高線
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

これから…。
見上げたボーイズ
博品館劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
脱 老人ホーム?
『見上げたボーイズ』にしては珍しく、多数の高齢者が客演する。
もちろん、演劇に年は関係ないと思うが、セリフといい、立ち回りといい、スピードといい、オリジナルキャストとの「格差」が目立った。
話の骨格はよい。
「老人ホーム」に入居することになった74歳の“演出家”と、介護職員として働く23歳の“彼女”、そして娘を心配し毎日来館する“義理の父親”との三角関係は爆笑必至だろう。
ただし、合間にタップダンス等の演出が挟まれるのだが、これはシチュエーション・コメディに専念した方が、物語の展開に集中しやすい環境だったのではないか。
また、介護職員を「ボランティア精神」に位置付け、入居者への虐待といった負の面を追うアプローチも皆無だった。おそらく身体機能低下、認知機能低下の軽微な高齢者が集う「老人ホーム」なのだろう。
しかし、ハートフル・コメディを目指すばかり、残念ながら論証的な「現場」ではなかった。
タイトル『これから』も、恋愛に限定したことだとすれば、高齢者への「偏見」と「差別」を助長しかねないと思う。
ここで、舞台となった「老人ホーム」を考えてみたい。
沖縄県から北海道まで老人ホームは建っているが、「即ゼロ」にすべきだ。
中京大学の武田邦彦教授は その著書で「子が親の世話をするのは自然界のなかで人間だけだ」と述べている。
身体機能、認知機能が衰えた高齢者を、国が約25兆円の税金を投入し、若い世代が 労働力をもってして その「ケア」をするというのは、少なくとも「自然の摂理」に反する。
もっとも、「子が親の世話をする」が道義的に崇高な「人間らしさ」だとすれば、カネで雇う「介護職員」は反倫理だろう。
讀賣新聞社主筆・渡辺恒雄氏のように、90歳近くであっても頭脳明晰の「現役」はいる。
老人ホームという施設で、日本経済を支えてきた高齢者が第三者との関係において「童謡」を歌ったり、初歩的なゲームを楽しむ姿は「尊厳を奪う光景」である。
若い世代が(道端の)(健常な)高齢者女性に対し、まるで少女のような話し方をしていると、私は「無礼」に感じる。
実は「尊厳ある老い方」こそ、世界一の長寿大国に求められる社会構造ではないか。
「高齢者介護」は、基本的に家庭内で完結されなければならないと考える。これは心理学的にも ある程度の説明は可能だ。
介護職員が「善いことをしている」と自認してしまえば、それは心理学的見地からいうと「モラル・ライセンシング」に移行する。
「モラル・ライセンシング」とは、「善いこと」をした分だけ、「悪いこと」をしたくなる性質をいう。ベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル)が詳しい。
血縁者、恋愛、金銭見返り、または縁故を除く「依存関係」は必ず破綻する。たとえ雇用されていたとしても感覚が麻痺するはずだ。(ここでは介護職員と被介護者を指す)
「老人ホーム」=「介護福祉」はマクドナルドのように合理化されたシステムだが、思想背景としての「宗教」がなければ、それは破綻する運命にある。
本作『これから』は、そうした「破綻」がハートフル・コメディに隠されていたように思い、問題提起が ほぼ なかったのが残念だった。

パリ・オペラ座バレエ団2014年日本公演『ドン・キホーテ』
公益財団法人日本舞台芸術振興会
東京文化会館 大ホール(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
期待通り
上演時間2時間45分、休憩2回。キトリ代役の代役のフルステーはちゃきちゃきした動きでアメリカ的な感じ、この作品には合っている。長いバランスはキューバのヴァルデスを思い出した。エイマンはソテやトゥールで会場を沸かすことができるので、あとは硬い表情を何とかしてほしい。また、ヌレエフ版で消耗したためか、肝心なコーダで跳躍力が落ちてしまった。それはそれとして、期待通りのよい公演だった。

江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てよかった
素晴らしかった。120分という上演時間はやや長かったですが、最後まで飽きさせない作りになっていました。どんな発想からこんな物語が出てくるのか不思議です。意外性もあり、切なさもあります。
役者さんはさすがの演技力。生演奏の音楽(兼、効果音)も良く、小劇場演劇という雰囲気も良かったです。
自分の公演準備で忙しい中、かなり無理して行ったのですが、観てよかったです。

空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―
松竹
新橋演舞場(東京都)
2014/03/05 (水) ~ 2014/03/29 (土)公演終了
満足度★★★★
初スーパー歌舞伎
冒頭から沢瀉屋さん達と口上述べる蔵さんや福士君、白塗りのノリが良く見えるw 色男は化粧映えするんだな。
一幕と二幕、日本古来の仏教や宗教や政観を前川流に静かに見せた感じなのに対し、一気に動きを見せた三幕の大立ち回りと大量の紙吹雪には、つい興奮してしまいましたw。歌舞伎をそんなに見ている方ではないけど、とても楽しめました。面白かったです。
浅野さんの奇天烈おババは伝統芸の領域、屋号が佐々蔵屋の蔵さん、大見得というより小見得だがキマッており、衣装もきらびやか、二幕の黒地に稲妻様のデザインはbigサンダーチョコのデザインみたいだったがw
福士君の、朗らかさや良い見せ場もあったがもう少し彼の役柄を見てたかった。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑った
上演時間110分。15前からプレパフォーマンスあり。ショートショートで引き出しが多い。増田赤カブトはすごかった。マフラーはマジ?

仮面狂想曲
戯六遊
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
ザ・サスペンスです!
面白かった!ストーリーも伏線のの張り方も良くできてると思った、
ただ、初日だからかちょっと硬かったように見えたけど、それを引いても充分OKでしょう。
どうせならもう少し怪現象的恐怖をあおるような演出があってもヨカッタカナ?と思うけど、
あくまで個人の感想です。ハイ!
あの、「なんでも屋さん」はシリーズ化もできそうな人物像でとっても好きなキャラクターでした。

ダンデ
企画団体シックスペース
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
「若者」を、タンポポの綿毛に載せて。
ヨーロッパには「仮面舞踏会」が開催されてきた歴史がある。
貴族たちが派手な仮面を身に、素顔を隠したまま踊り、そしてアルコール類を嗜むパーティだ。
オペラ『こうもり男爵』は そうした 男女が出逢う場を活用した「大人のドラマ」だろう。
仮面を身につけた紳士は、タキシードを着用している以外、全く変わらない「マネキン」だろうか。
そうではないだろう。
「声」が一人ひとり違う。
短髪白髪の紳士に、「あちらのテーブルのワインをお持ちしましょうか?」と訪ねたとしよう。
もし、その紳士が あの「声」で「白ワインを二、三本」「できるだけ白ワインで」と返事をしたら、それは間違いなく久米宏だろう。
要するに、ヨーロッパは「声の文化」なのである。
クラシック総合情報メディア『BRAVO!』によると、オペラの音域は最低でも6段階があるという。
「オペラに登場する歌手たちは、声の高さや質によって役を決定されます。男声は、高い方からテノール、バリトン、バス、女声はソプラノ、メゾ・ソプラノ、アルトに分けられます。これは単純に音域のみによる分け方で、この他に音色による分け方があります。レッジェーロ、リリコ、リリコ・スピント、ドラマティコなど、軽さ、強さで声質を表わし、登場人物の性格や年齢、役柄に最適な声質の歌手をあてます。」(「オペラの基礎知識」より)
私自身、昭和音楽大学でオペラ史に詳しい有田 栄 同大学教授の話を伺ったことがあるが、本当は さらなる複雑音域があり、「カストラート」と呼ばれる高音域を発声するため、昔は少年歌手が去勢されたらしい。
これが、ヨーロッパの「声」に対する こだわりである。
私は『ダンテ』原作は把握していない。だが、この「声」に対する信仰的な連帯は ヨーロッパ文化であった。
「ミサの時間」は、場所を離れた三人のSNSユーザーがタブレットに流れる「ユリ」の「声」を聴きながら、ヒップホップダンスをする行いだ。時は2018年だという。
※ネタバレ箇所
また、本作は「青春」ではなく、「大人」だが、いずれにせよ、クライマックスへ至る「ドラマ性」を より表現しえる手段は なかったか。アプローチすべきだ。
音響、照明を排する「颯爽とした会話空間」の試みは、未来の若者に映す「ポスト3.11」として理解できた。
役者陣が何というか、「群像」をニヒリズム的に演じており、時折「想い」は 伝えるのだが、それが「関係打開」へのキーとなっていることは 一種の示唆である。
さて、鍵穴はあくのだろうか。

ロストマン ブルース
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
ロストマンブルース
企画演劇集団 ボクラ団義さんの脚本、演出の久保田さんの作品ということで観に行ってきました。
とても、久保田さんらしい作品で、心ポカポカして自然に泪が零れてきた素敵な作品でした。
サネさんの生ピアノが聴けて、ボクラとは全く違うサネさんの役も魅力的。
フォンチーちゃんの演技のすごさを改めて実感。
本当に、まだ観劇されてない方には、ゼヒとも観ていただきたい舞台です。

これから…。
見上げたボーイズ
博品館劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

新しい等高線
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
そういえば、そうでした。
地図をよく見ます。
といってもそれはスマホの地図アプリのことであって、
見たいのは道順を確認するための道路地図であって。
その向こうに地図を作る人たちの思いがあることをすっかり忘れていました。
以前の地図には、そういう思いが溢れていたのでしょうね。
静かな演技でも、静かな演技だからこそ、しっかり届くいい作品でした。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】
らちゃかん
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
最後までウルトラマンとウルトラセブン!
終演後も頭の中はウルトラマンとウルトラセブンの曲だらけ。
それもそのはず、始まる前、暗転時、と流れっぱなし。
舞台への集中切れ気味。
アイムホームとは違ったもので個人的にはいまいちでした。
永峰さんの歯切れ良い台詞まわし印象的!