新宿コントレックスVol.11 公演情報 Aga-risk Entertainment「新宿コントレックスVol.11」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    玉石混淆
    「演劇×笑い」を自認する劇団・ユニット・個人を公募し、オムニバス形式で行っている、コントライブ。
    4団体が参加。

    ネタバレBOX

    まず、バーゲンセールという、アイドルユニット(?)が前説に登場。
    微妙な年齢層な2人組の女性が、キンキラのアイドルっぽい衣装で出てきたので、それ自体がギャグかと思っていたら、そうでもなかったみたい。
    彼女たちのMCがあまりにも雑すぎて……ライブにも暗雲が。

    例えば、彼女たちのMC聞いていると、今回登場の団体のこともまったく知らないで立っていることがわかる。
    当然、リサーチしておいて、それをMCして盛り上げるのがあんたらの役目だろうに、と思う。

    1.38mmなぐりーずと津和野諒 ★★
    退屈。
    例えば、開店以来3人しかお客が来たことのない飲み屋で、出てきたNO.1の女の子がおじさんだった、そして、チェンジすると出てきた女の子も客をもてなしてくれない、というように、話もたいして面白くないし、演技にしても、演劇だったら怒るレベル。
    雰囲気でうまく落としたい感じなのだが、それならば、演技がうまいことが前提で、間やタイミングも考え抜いてやらないとダメだろうに。
    海苔のカードゲームは面白くなりそうだったが、やはりオチが、うまくない。


    2.小野寺ずる ★
    苦痛。
    瀕死の夫を前にした妻という設定で始まるのだが、笑ったのは年齢を言ったときぐらいで、いつまで経っても面白くなっていかない。短時間なのだからぐいぐいいってほしい。
    台詞が面白くないし、一人芝居自体もピンとこない。
    さらに、シモネタに展開していくのだけれど、それが面白くならないので、苦痛だった。
    ダンスへ展開してもたいして面白くならず。
    さらにダメ押して、一人芝居にもう一人足して、それが蛇足で変な感じにグダグダで終わったという印象。


    3.MU ★★★★
    演劇的。MUらしい作品。
    きちんとセット的な大小の道具が、より演劇的な雰囲気を出しすぎていた。

    いつものMUに近しい雰囲気があるのが、それは本公演で見られるので、この作品ではなく、コントを上演して、もっとはっちゃけてほしかった。
    もちろん、笑いは多めだったけど。

    台詞のいちいちが気が利いていて、考えられていることがよくわかる。
    夫婦の微妙な感じが、奇妙な空気の中で現れてくるという、とてもMUらしいくていい作品なんだけど、これはこういう場ではないところで見たかったというのが本音。
    各シーンにじっくりと時間をかけて見せたほうが作品も活きたと思う。
    もしこれが、演劇の短編を集めた企画だったら、もっと光ったとな、と。

    大久保千晴さんが良かったのだが、全体的にわさわさしている感じの中だったので、良さが活きてこなかったのも残念。

    そして、何より、まだ余韻が残る、MUの舞台終了直後に、例のMCの2人が「どうもー」みたいな大きな声のテンションで出てきて雰囲気をぶち壊したのには、殺意さえ覚えた(笑)。

    ついでに言えば、高校生が出てくるのだが、ひと目で高校生とわかるほうがバカバカしくて面白かったと思うのだが。


    4.アガリスクエンターテイメント ★★★★★
    大笑いした。
    さすがに自分たちの企画だけあって、つかみから面白いコントを見せてくれた。
    ディスカッション的な展開は、前回の『ナイゲン』を思い出した。

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    2014/01/29 07:58

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