最新の観てきた!クチコミ一覧

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雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★

ちょっと長い・・
良くできて入るんだけど、ちょっと長い・・105分?

次の面白い山?に行きつくまでに息切れしてしまう感。

流れをそのまま切り取っているから、
その時々で
「あれ、このヒトこんなキャラだっけ?」
という不可思議さを味わえるところは非常に技巧的と言って良いと思う。

その切り替えがあまりに唐突で自然に見えるので、
ある意味この前のアゴラ公演の青☆組よりレベルは高いかも・・。

ただ、役者の演技のレベルの高さを知っているがゆえに、
あえてこうした切り取り方にしたかった演出家の誘惑も理解できる気はするのだけど、
ある意味、古典的なドラッグ小説にも通じるこうした主題は使い古されたもので、
そこには新たな光を当てる必要はあったと思う。

現代口語演劇では、こうした混沌は見慣れないものだけれど、
映画や小説・音楽では既にはるか先を行っているため、
どうしても既視感が拭えず、
集中力が持続しない(苦笑

最低でもバロウズ並のカットアップ、
時間軸の混乱・虚実の混沌が欲しかった。

ネタバレBOX

最大の不満としては、
「なぜカエサルを登場させなかったのか?」
ということに尽きると思う。

トレインスポッティング的な映画だったら、
絶対あのピラミッドの最上部をこそげ取ってきた土片から
カエサルが出てきたと思う。

演劇でそこまでやるのは不可能にしても、
それまで妄想の産物と思われてきたカエサルのリアルな実在の証拠が出てくれば、
「そもそもこれは現実のインド?」
あるいは神話の世界に近いところで生きている世界の多くの国々のリアルを描き出すと言う別の意味あいも出てきたように思う。

そういった描写が一切なかったから、
結局、絵葉書と同じような美しい風景をみて感動するだけで
同じ民族同士で異国で固まるだけの日本的な若者、という縮図から抜け出せず、
異国をまたにかけた設定ながら、
日本にいる以上の息苦しさ、救いようのなさを舞台上で露呈するだけとなってしまったのではと思う。

別にそれだけの舞台も良いとは思うが、
それだけのために105分は長すぎるように思う。

センチメンタリズムと言われてもしょうがないと思う。

しかもインドに行ったことのない多くの日本人にとっては実感することのない。

途中から、いつカエサルが出るのかと思って待ってしまった。

観客が待つなら、出してもばちは当たらないと思う。
ショコレ06

ショコレ06

演劇ユニット『MOSH(モッシュ)』

テアトルBONBON(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

やはりお芝居って日に日によくなるものなんですね
(2連投すいません)タンバリンズ編に続き、
サロペッツ編観てきました。
今日はちゃんと演技で笑わせてくれたし
(トラブルもあったけど)、
最後ちょっと笑いの空気に飲まれて
グダった(噛み、とちり多々発生)のを
除けば良かったと思います。
会場はまたまた爆笑の渦でした。
「笑いたいな」「笑わせてほしいな」なんて気分の人には
きっとオススメの舞台だと思います。

ネタバレBOX

昨日のタンバリンズ初演では、
噛んだりとちったりの連続を
笑いでごまかすような空気があり(グダグダする、という感じ?)、
「ちょっといただけない」と思ってしまったのですが、
今日は前説からメインキャストの皆様を中心に
結構力(りき)入ってて、いい演技だったと思います。

そうして演技の方が良くなると不思議な事に
「昨日は笑えなかった」お芝居についても
ちゃんと「面白い」と思えるからあら不思議。
ちゃんと全編にわたって「笑えるお話」だったと思い直しました。

最後の方、演者さん自身が笑いに飲まれて
とちりだしてしまったようでしたが( ´ー`)
(多分明日明後日とタンバリンズ、サロペッツともに
またまた良くなっていくのでしょう。)

自分は「一発芸や単発のコント」的なものよりも
「物語」があり、その中に笑いのテイストが
少しずつ込められているものの方が好きなので、
短編集の中でも

・ カメラマンのお話(笑いなしですが、演技として良いと思いました)

・ 教室のうん●のお話(笑い話として良くできているかと)

・ 半分田さんのお話
  (倍返しの人のドラマ観てないので顔ぐらいしか
  ネタは分からなかったのですが)

  昨日より今日の実際に土下座の半分田さんを
  踏んじゃうぐらいの方が、
  より憎しみが溢れてて良かったです。

・ かくれんぼ(シリアスな大人の物語のようで、実際子供のかくれんぼだった、
  だけど子供の心の中も実際は大人と同様どす黒いものがあるのかも・・・)

とかが気に入りました。


ただ、タンバリンズ、サロペッツとも
(知ってる演者さんは3人ぐらいしかいないのですが)
結構個性的な演者さんを色々集められているので、
もう少しその個性を活かした配役/短編を入れて欲しかったかな、
という気がします。


昨日が☆3つで今日は「良くなってたな」と思ったので
本来なら☆4つなのですが、
「好みの問題」という事で☆3つにさせてもらいました。

多分、「笑い」が大好きな人からすれば
☆4つ5つな舞台だったのかも知れません。


あと、即興芝居の1発目、ひさびさ即興芝居がちゃんと
成功するのを観れたので良かったです。
(2組目もあと5秒あれば、立派な女性楽器が・・・)
ツキシロノムコウ・流転

ツキシロノムコウ・流転

ゼータクチク&ACTACTION by TEAM HANDY

ワーサルシアター(東京都)

2014/01/25 (土) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

秀逸な物語構成
チャンバラ・アクションにはそれほど興味がなかったが、
鐘下辰男作品を一度観てみたいと思い観劇した。

チャンバラ自体は興味の薄い人間をも虜にするということはなかった。

芝居の脚本構成がとても秀逸だと思った。
なんでも解り易くすることが是とされる風潮の中で、
一見物語がすんなり掴めないが、劇の進行とともに徐々にその全体像が見えてくるという作りには驚かされた。その具合が絶妙だった。

内容も、元は同じ集団だった者たちが二つの陣営に別れていがみ合うというテーマが、今日の政治状況、社会状況へのメタファーのようにも受け取れ、とても刺激的だった。

電磁装甲兵ルルルルルルル

電磁装甲兵ルルルルルルル

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ソングあり
上演時間70分。タイトルの発想が面白い。いつもよりはストレートな笑い。結構歌唱力があった。

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #10:WITCH 星降る庭と13人の魔女

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #10:WITCH 星降る庭と13人の魔女

セブンスキャッスル

上野ストアハウス(東京都)

2014/01/05 (日) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

これが……聖杯戦争。(違います)
他の人狼ゲームに比べると、設定がぬるいと言うか、"死"や残虐性が薄く、登場人物が、《マギアクリスタ》に"ならねばならない理由"も弱い気がしました。
お芝居としての世界観やキャラ立ちが、もちっとシリアス・必然性があると良いかと思います。
もちろん、人間勝利のエンディングが"あの形"である以上、どっかの「聖杯戦争」や「血だまりスケッチ」的な演出はしにくいとは思いますが、
オドロオドロシイ演出があっても魔女っぽかったかと思います。

人狼ゲーム自体は経験がほぼ初回なので、あの時のゲームが好ゲームか否かはわかりません。ですが、「矛盾を解体していく」というより「誰を信じるか」に翻弄され、楽しかったです。

シャーロック ホームズ ~ アンダーソン家の秘密 ~

シャーロック ホームズ ~ アンダーソン家の秘密 ~

東宝芸能

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★★★

浦井ファンは必見です!
初日に観た友人から感想を聞いていたので、あまり期待せずに行きましたが、劇構成には、やや注文したくなる箇所が多いものの、キャストが皆さん素晴らしく、特に、浦井さんの演技力アップには心底感嘆致しました。

浦井さんファンは、これを見逃すと、後悔されることになりそうです。

浦井さんがどこかで語っていたように、観終わると、究極の愛の物語だったことに気付きます。ストーリーの予想がついていたにも関わらず、ちょっと泣いてしまいました。

一幕は、他の事件の紹介が長かったり、楽曲も単調で、わざわざ歌わなくても、台詞で済むのではと思う部分も多かったのですが、2幕は、心理描写も深みが増して、ソロの楽曲にも感動的な要素が多く、見ごたえある展開を楽しめる作品になっていました。

それにしても、浦井さん、初舞台からほとんどの舞台を拝見していますが、歌も演技も、実力をメキメキつけられて、一ファンとしても、本当に嬉しくなりました。

橋本さんも、後半のシャーロック、とても素敵でした。一路さんも、今までになくチャーミングな役柄で、若々しく魅力的でした。

韓国では、第二弾も上演されるようなので、日本でも是非シリーズ化してほしいと思いました。

橋本さんが、「犯人がわかっても、楽しめると思うので、また来て下さい」とおっしゃっていましたが、はい!また観に行きます。今度は、全部わかった上で、役者さんの演じ分けを堪能して来る所存です。

ネタバレBOX

浦井さんの、双子の演じ分けが本当にお見事でした。後年、「ジキルとハイド」をなさったら良いのではと思うくらい。(そして、精神面では、3つの演じ分けも、注目すべきところ)

二幕の、シャーロックのソロナンバー、とても胸に沁みました。犯人の目星がついて、このまま真実を追求してそれで正解なのかと、逡巡する内容の歌で、かつての様々な事件の真相が暴かれた後の悲劇を例示する歌詞が印象深く、心に残りました。「レ・ミゼラブル」のバルジャンが、自分に間違えられ裁きを受ける人のために、自首すべきか悩む歌に似て、人間の苦悩が鮮明に語られる名曲でした。

浦井さんのソロナンバーにも、素敵な歌曲が多かったように思います。
それにしても、彼はいつの間に、あんなに歌唱力がアップされたのでしょうか!高音までしっかりと出て、もはや不安のない歌い方に、心から感動してしまいました。

浦井さんの今後のご活躍が益々楽しみでなりません。
童貞キューピッド

童貞キューピッド

レティクル座

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了

満足度★★★★★

実はかなり原典に忠実
沙翁の「夏の夜の夢」を現代語訳?超訳?し「すげーワカり易く」かつ「面白可笑しく」しての上演。
が、実はかなり原典に忠実で翻案というより脚色の範囲内か。
言わば沙翁の時代のノリや価値観を現代のそれに置き換えた感じ。
また、素舞台での上演というトライアル公演のルールを逆手にとって(?)のトイレの個室やアフリカの動物たちの肉体表現や5箇所の出ハケ口(やキャットウォーク)を使った多彩かつスピーディーな演出も鮮やか。
さらにラスト、タイターニアスから報酬として媚薬を分け与えられたパックが自分をソデにした妖精に使おうとして「こんなの愛じゃない!」と言い放つのが秀逸。原典への批判…は大袈裟にしても疑問に恐れ入る。
なお、タイトルだけで判断すると翻案もののようだが、内容的には翻案までいかずむしろかなり原典に忠実なことから「超訳・夏の夜の夢」とかのタイトルで構わなかったのではあるまいか?とも思う。

摩訶不思議でふざけたコメディーミュージカル『豚デレラ』

摩訶不思議でふざけたコメディーミュージカル『豚デレラ』

『劇団 もより駅は轟です』

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了

満足度★★★★

2014年観劇初め
下世話な部分(ワハハ臭?)に賛否ありそうながら軽演劇っぽさもあるミュージカル風味の長編コント芝居。
しかしあれだけ個性的な…いや、毒のある(爆)面々をよく御したなぁ、βさん。
比較的懇意な長身女優お二方はハマリ役的で、口字メンかわわ嬢も「あの人」がモデルの役を好演…いや怪演か?(笑)(←褒めているつもり)
星はお年玉も含めて4つなるも芝居を初めてご覧になる方には「どちらとも言えない」ないし「お勧めはしない」か?
それにしても単に遠近法を利用して奥行きを感じさせるだけかと思っていた下手の階段、本当に昇降に使うどころか奥の口から出入りまでするとはオドロキ。

母乳とブランデー

母乳とブランデー

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/26 (日) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

これはオススメ
第一回公演にしてかなり面白い。出て来る役者が皆個性的で、ずっと舞台に釘付けでした。
年齢関係無く楽しめる舞台、時間があればもう一回観たいなぁ。

The Gold Rush

The Gold Rush

DANCETERIA-ANNEX

The Glee(東京都)

2014/01/24 (金) ~ 2014/01/24 (金)公演終了

初見でした
初めて伺いましたが、良い声してらっしゃいますね。
きれいな高級感のあるライブハウスでしたが、アットホームな公演でした。

ネタバレBOX

うーん。
初めて観たのがライブ公演だったからなのかもしれないけど、セルフマネンジメント下手な印象を受けました。
たかがライブと思わないで、演出家立てたほうが良い。
ライブハウスにふさわしい演出とか見せ方って物があるし、せっかくの照明機材とかも活かしきれてない。
2ステやるなら、構成とかも考えたほうが良い。
やりたいこと詰め込むと、曲数多すぎるし、お客さん的にキツイ。
もっとMCはしょるとか…ピアニストにつなぎふってたけど、可哀想だなあと。
メドレーの前後の曲までつなげるのは、そもそもどうなのか。
曲順もなあ・・・。
1曲目は緊張してたからなのか、ステージングとかすごくもったいなかった。
4,5曲目からはのってきたのか、いいなと思えた。
1部を観て最初の方は微妙だったけど、後半は面白かったので、2部もきいていこうという気になった。

でも、2部は発表会って感じで、早く帰っても良かったなって感じでしたね。
とりあえず、英語の歌は歌わないほうがいいかも。
自作のものは良かったけど、それ以外の曲は、なんで歌っていらっしゃるのか分からないし。
スタンダードや大曲を歌うなら、正直、持ち歌以上に歌いこんでほしい。
まあ、すでにファンの方には嬉しい公演だったと思います。
ろりえの鬼

ろりえの鬼

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

ふざけとヒューマニズムのスペシャリスト。
1.何をやらかすか分からない。
2.でもとにかく破壊力は抜群。
3.迂闊に親しい人と観に行くと気まずくなる。

それが個人的なこれまでのろりえの印象。今回に関しては3を撤回したい。チラシの通り、親や家族と観に行っても良いかも。

広い会場で大きな舞台美術に慣れた感覚で観始めると視覚的には薄味に感じるかもしれないけど、役者の旨味はいつもの如く。思ってもいなかった角度から刺激的な味わいが攻めて来ます。
内容的にも話の流れ的にも洗練されていて分かりやすいです。未見の人にもオススメしやすい。自分が「お薦め!」をクリックしたのは割りと久し振り。既にろりえが好きな人にも、過去にろりえが好みに合わなかった人にもお薦めします。どの駅からも遠いので劇場までの道が不安ならタクシーを使うべきかも。チケット代にその料金を追加しても満足に至る作品だと思います。

ネタバレBOX

普段より大人しいかと思ってたから嵐ネタのブラックさがツボだった。小劇場から大きなところに行く過程でジャニーズとの仕事をする人も多い中、敵に回しかねない発言をかますリスキー具合が大好きでならなかった。一方で高校生の観劇0円を実施しているろりえ。これで「嵐の悪口言ってた!」なんて本気でキレてつぶやく高校演劇部員がいたら、お前バカかと言いたい。あったらあったで彼らはそれもネタにしてくれるだろうけど。
どうしよう、これから嵐を見る度に寺山の顔を思い出したら…。
雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

観て楽しかった
  よくできた劇でした。登場人物5人のセリフがよく書かれていて役者の人物表現は各々の個性を際立たせて上手でした!
  今まであったのぞき見公演は劇の中に取り込まれるかもしれないという恐れとためらいがあったので見たことはありませんでした。今回、入場すると客席と演技の場に境がなくて、どうなることかと少し緊張しましたが、劇が始まると気にならなくなりました。目の前の役者のやり取りに集中してしまい、そういう自意識がなくなりました。
  外国にいるからこそ多いに感じる事はあります。日本という根っこから離れたことで自分の過去と未来について、根を持たず縛るものから解放されて考えをあちらへこちらへとめぐらします。自由で楽しくて、そして頼りなく切ない想念です。その揺れ動く心がよく伝わってきました。見てよかったです。次回はのぞき見公演を敬遠しないで見ようかな、、、

ネタバレBOX

   登場人物中最年長の近藤さんには、日本に好きな女性がいて彼女の臨月が近いとのこと。女性は近藤さん以外のまったく別の男性と結婚していてもちろん生まれてくる子供は近藤さんの子でない、と聞いた他の登場人物は
生まれる前に近藤さんは日本に帰って女性に会うべきだと強い声でけしかけます。それは、5人のだれもが日本に果たすことができないものを残してきていると思われて、さらにはそれをいったん放ってきたけれど、帰国して現実に対峙しないといけない時がいつか来ると感じたからではないかと思った。
  そのように、外国での想念は楽しくて儚く切ないものでもあると思わせられて涙が静かに出ました。
レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

何となく良い話だったが
久しぶりの観劇。残念ながら、あまり楽しめませんでした。もっとスッキリ話を進めた方が面白かったと思うのです。途中で乱入してくる賑やかしのキャラクターを「おふざけ」として楽しめれば良かったんでしょうけれど、そもそもお話から浮いてしまう賑やかしのキャラクターというものが必要なのか、という点に疑問が。本線に必要ないけど、その人物を楽しめる、というレベルまで昇華されていなかったというのが正直な印象です。

劇読み!Vol.5   ご来場ありがとうございました。

劇読み!Vol.5 ご来場ありがとうございました。

劇団劇作家

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/28 (火)公演終了

満足度★★★★

プログラムH『背徳的ジャスティス』 を観劇
プログラムH 『背徳的ジャスティス』作東京たつみ、を観ました。
内容は60分と短かったものの、とても面白かったです。
ドラマリーディングというジャンルを初めて観ましたが、主に声のみで、あれだけドラマチックな演出ができるとは思いませんでした。
大変面白かったです。

異邦人

異邦人

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2014/01/20 (月) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

遅くなりましたが…
観てきました。シンプルで洗練された舞台でした。
文章だけでは説明し難い雰囲気を、ストレートに迫力をもって見せてくださいました。とてもよかったです。

まめ芝。その陸

まめ芝。その陸

まめ芝。事務局

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2014/01/24 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

無題982(14-021)
19:30の回(晴)、19:00受付、開場、19:29前説(斉藤さん)。
①蛻皮表演 19:32〜19:58
②Aqua mode planning 20:05〜20:41
③1+1の兎団 20:48〜21:24

「蛻皮表演」は、11月に「SENTAKU type02」(これも短編)を観ました。
今日はさらにスピードをあげています。表がいつの間にか裏になっていたようなお話(混乱物語)。

「Aqua」(リーディング)は初めてですが「ジョニーは戦場に行った(未読)」に近いのかなと直感、いい感じで終わり…(拍手)…かと思ったらオチがついていました。この部分は必要だったのかな…と、お客さん(私だけかも)を混乱させながらの締めはどうかなと思いました。せめて暗転しないとか、冒頭に仕掛けを置くとか。

「1+1」(リーディング)では、「土神ときつね」は残念ながらあまり情感が伝わってきませんでした(もう少し柔らかく、ゆっくりと読むのがいいのではないかと思いました)。「おぎん」は、さすが斉藤さん、なかなか聞きごたえがありました。「ボレロ」はだいたい15〜17分くらいだそうですが、どうやって収めたのでしょう?

よぶ

よぶ

STAND FLOWER

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

事故後の、この様な立場での出来事
 先輩は強烈な印象の写真を求める。 しかし自分の彼女の死の写真についてはコメントをしない できない。 同行の夫婦 親子それぞれが自分の家族を守ることだけの発言で向井を責める。  昔は、もっと 思い合ってた のだろうか? 小さな事柄で、この様な不条理、この様な立場での出来事の方が日常に多いのではないだろうか。 面白い芝居でした。
 私の年齢による目のせいかもしれませんが、 照明が暗すぎる様に感じた 上手い役者さん達ですから、もう少し明るくして細かな動作 芝居が見えても良いのでは?

ネタバレBOX

 舞台は、4面囲み舞台 四角い舞台が2段 1段目と2段目の段差30cm廊下の様に1人が歩けるくらいの幅 舞台4ヶ所の頂点に照明2個づつ 
 おーーい おーーい おおーーい (應典院のひびく舞台で、ひびく様に、誰かを呼ぶように、叫ぶように)おおーーい。。。。 私とあなた 何をした 誰かが 誰かが 私はあなたに何をした 時には・・・ だれが・・・ ことわりが・・・ 俺はそれでも それでも それでは、オレは(倒れる) // ちょっと起きいや ちゃんと布団に入らんと、 今日は打合せ 8時 間に合わへん 夜の8時 間に合う 姉ちゃん心配したで コーヒー パン どうしたんん 残業? コーヒー入れる事に関しては・・・・ 言い残した感、パン ジャム 打合せ 栗原くん お母さんから絵ハガキ チリから お姉ちゃん行ってきます。 // 20年有って無いお母ん 向井君は何やってる。 日常 仕事の話はしない レストランへ行った 美味しかった お前 あなた もういいやろ、 写真 コンテスト良かったらおごって もらう。 御馳走さん // トルルル ムカイか 駅で拾ろたろか ほな あとで // 写真撮る 送る 配達 四角い舞台の1段目外を 走る届ける受け取る。ISO上げや 良いの取れた これとか、 いま配送の仕事している 体当たり営業 契約取れている 休みに教えて 写真、もしもしナミ 映画観ない 後輩の親と3人で映画を観る 予告編が一番好き // 絵葉書 喜ぶ あんたも 送り ほめられる? おこられる? 写真で感心してもらって 頭なでてもらうねん こわ!!マザコン!! // 写真 投函 四角い舞台を回って届ける //  カップル 満員電車 半年日本に居る 揺れる電車 柳井 今夜うち来る チビを見てくれてありがと、 // 町 雑踏 写真 何げない風景 皆撮ってるねん // ちりの民だ 写真の仕事 向かいの撮った写真見せて下さい 母より 違う 構図ばかりが上手い 何を見せたい 512 584 どちらか送ったら 厳しい意見  柳井の無事にカンパーイ 話せ 6万 だめやん 33歳手遅れ いつまで姉ちゃんに 甘える 今は? 撮ったら金取れ その辺でいいやん 好きな写真を趣味 仕事としての写真 他の仕事ならある 来い、 あいつはレストランで責任者 写真やめてるやん 1年待って 俺はお前の親じゃない。 走ってくる あんた あほみたいなやつ呼べ オレの彼女 若い彼女面白いよ、今日は泊っていく 布団で寝ないと風邪ひくよ 向井が帰ってくる どなた 柳井の彼女2人に手こずる // 写真撮りに行こう (想いで) 軍艦島 恐山 グアム  軍艦島へ  柳井先輩 海外 ただで行ける ヒッチハイクで行く 男3人 車止まらない。// お前写真はムリ 他の部署 頑張れ 応援する 写真撮影旅行 楽しい旅行 柳井先輩の彼女と向井が仲が良い 疑う 柳井の彼女やで、姉が注意 なだめる周り 彼女にも怒る 雨の中 柳井先輩の彼女と向井が写真を撮る 崖の近く 危ない大丈夫 2人落ちる 助ける 飛び降りれない 止める家族 助けが遅れる 彼女が無くなる。
事情聴取が終る 事故として扱われる。 同行の友人家族は、向井を非難 先輩の彼女と変な事して落ちて、旦那もショック受けてる 息子のショック受けてる 変な事は何もしていない、撮影の時間を見たらわかる、ずっと撮り続け、見せろ いや 見せる 死んだところも撮っている 消せ!! 何を取っている おかしいぞ、 周りは責める。 先輩が写真を観る どこかに出したか 出していない 黙っている先輩。 // 場面は、最初の叫ぶ場面へ  おーーい おーーい おおーーい (應典院のひびく舞台で、ひびく様に、誰かを呼ぶように、叫ぶように)おおーーい。。。。 私とあなた 何をした 誰かが 誰かが 私はあなたに何をした 時には・・・ だれが・・・ ことわりが・・・ 俺はそれでも それでも それでは、オレは

 私の年齢による目のせいかもしれませんが、 照明が暗すぎる様に感じた 上手い役者さん達ですから、もう少し明るくして細かな動作 芝居が見えても良いのでは?
 先輩は強烈な印象の写真を求める。 しかし自分の彼女の死の写真についてはコメントをしない できない。 同行の夫婦 親子それぞれが自分の家族を守ることだけの発言で向井を責める。  昔は、もっと 思い合ってた のだろうか? 小さな事柄で、この様な不条理、この様な立場での出来事の方が日常に多いのではないだろうか。 面白い芝居でした。

サ××ド・オブ・ミュージック

サ××ド・オブ・ミュージック

SOM企画

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/01/11 (土) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★

SOM企画「サ××ド・オブ・ミュージック」名古屋凱旋公演観ました
 あいちトリエンナーレ2013での初演から3ヶ月、愛知芸文20周年記念公演「金の文化祭」での参加者合流から数えれば、じつに一年以上にわたるこの企画も、これでついに一区切り。


 私も出演した「金の文化祭」演出・杉原邦生おーじがゲスト出演の回を観ました。(この前日に、京都造形大「転校生」で会ったばかりw)
 客入れでは勢い余って一番乗り。(主にafterimage勢から)無駄に大歓迎がww

 初見が、大阪・藝術中心カナリヤ条約の、廃工場を活かしたコンパクトでどこか猥雑な空間だったので、愛知芸文小ホールの、やや広めできれいな空間ではどうなのかと思っていたけど、これがゆったりと美しくて意外にいい。



 空間が反映してか、主人公の脳内空間の色合いがより濃く感じられる演出に。
 希望を奪う現実に怒り抗い、非力で負け続けても、なお自分の方法で戦い続ける創作者。
 
 大阪に比べ広く整った空間を余さず動く身体と言葉。特にダンスは、こちらの方が空間とかみ合っている印象。ダンスと演技のリンクも、より意図がはっきりしていた。

 今回あらたに加わった生演奏のミュージシャンも、より舞台の「今ここにある感」を強調。漆黒の空間と相まって、ニットキャップシアター「少年王マヨワ」を思い出した…。


 ただ、演出で変更した箇所は、初見の観客には分かりにかったか?(私には、意識の混濁のようでよかったけど) さらに詰めが必要な気が。
 
 変わり続けていることと、稽古が長かったためか、不完全燃焼だったり少々ダレているように見える面も。
(むしろアウェイの大阪の方が受けていた場面も多々。愛知は再演だから仕方ないか…?)


 とはいえ、一年以上、未知の領域に対し何度もスタンスを変えて挑むチャレンジと熱量には脱帽。
 創作としてはまだまだこの先があるのでは!?と、今後にも期待したい企画でした。お疲れ様でした!

 

 あと、ゲスト・おーじは、初めて観客をスタンディングさせた(笑)
 名古屋ラブを謳ったハッピを着て湘南の歌を歌いながら京都土産・八橋を客席にばら撒くカオスっぷりww
 終演後には、演者や観客の金文メンバーで集まって記念撮影 ヽ(´∀`)ノ
 
 その後は芸文・唐津絵里さんと、ぞろぞろ金文お茶会。
 ああ、つくづく長い祝祭の日々!!


レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族愛!
初めて観ましたが、笑えて泣けて、とても素敵なお芝居でした!特におじいちゃんの歌のシーンにはグッと来ました。

母乳とブランデー

母乳とブランデー

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/26 (日) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

うまいっ!
ストーリーはかなりベタなのだけど、芸達者な役者さん達が個性的なキャラクターを演じていて、引き込まれてしまいます。ちゃんとホロッとさせてくれるしね。しかし小林さやかさんはイイですな、惚れちゃいます。

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