
やみらみっちゃ
熱帯
駅前劇場(東京都)
2014/01/29 (水) ~ 2014/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★
小説のような人生
本編中の台詞にもありましたが、まさに波瀾万丈な人生、観させてもらいました。四迷の人生と残した三編の小説のダイジェスト的な4つの物語で四迷のすべてが描かれていました、小説の部分はタイトルが映し出されて始まるのですが「平凡」以外は時代背景等が似ているのと、同じ役者が別役で登場していたりしたため、若干本編(四迷の人生)と混同してしまいそうになりました。四迷の残した作品は、活字としては意義のあるもののようですが、内容自体は特筆さを感じなかったので、もう少し四迷の人生部分を厚く観せてもよかったかな!?とも、感じました。カルチャースクールを使った導入、構成は良かったです!!

Girls, be a mother【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★
脚本の一考を
前半が少し長すぎ、まだるっこしかったように思います。後半やっと芝居の面白さが伝わります。与謝野晶子役の辻さんをはじめ役者さんたちの演技はさすが素晴らしいものでした。全体的には面白かったのですが、今ひとつ物足らなさも感じました。よくできた脚本ではありましたが、もう一考の必要がありそうです。

ロミオとジュリエット
東京バレエ団
東京文化会館 大ホール(東京都)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
若さ溢れるロミオとジュリエット
ロミオとジュリエットの若さが魅力的に描かれた振付・演出で、基本的にはクラシカルな雰囲気の中に所々でモダンなセンスが感じられる親しみ易い作品でした。
この版オリジナルの要素である旅芸人一座の存在が効果的に用いられていて、物語に深みを与えていたのが良かったです。
ジュリエットが修道僧に会う為に教会へ向かうシーンでは、それまで常に舞台上にあったセットが全て引っ込み、上手から下手、下手から上手へとひたすら走り続けるだけで、そのシンプルな演出が逆にジュリエットの思いを鮮烈に表現していてインパクトがありました。
決闘のシーンもダンス的な表現ではなく本気で剣をぶつけ合っていて迫力がありました。
第1幕の舞踏会のシーンや、第3幕のティボルトの葬列、舞台奥を横切る旅一座の移動式舞台、仮死状態のジュリエットが安置される墓地等、視覚的に暗かったり黒色が多く使われている場面がまるで絵画の様で美しかったです。
振付は演技性と運動性のバランス良く、物語を味わいつつ視覚的な快楽も楽しめました。ロミオとジュリエットのパ・ド・ドゥではリフトが多用されていたのが印象的でした。『ロミオとジュリエット』を基にした『ウエストサイド・ストーリー』を思わせる振付があったのが興味深かったです。
布を多く使った衣装が多く、群舞で一斉に脚を上げたり回転すると光景が鮮やかに切り替わるのが印象的でした。
ジュリエットの母を踊った奈良春夏さんの硬質な美しさが際立っていました。

天召し~テンメシ~
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/10 (月)公演終了
満足度★★★★
芝居はバランスが…
つくづく芝居は、バランスだと思った。脚本や演出は上手いし、キャストも頑張っていた。
しかし、20年位の経過があるだろうが時代や状況変化が伝わらない。真剣勝負の緊迫感も表現しきれていない(これが重要)。また他の人も書いているが、キャストが多いため無理やりな場面があるような…(若手育成は分かります)。
一つ一つの演劇要素は上手いが、それらが融合しきれていない。魅せてくれたが、「感動した~」という満足感が足りない。
「ラビット番長」の公演としては、少し物足りない。

乾杯の戦士
ホチキス
エビス駅前バー(東京都)
2014/02/04 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

ザ・シガールーム
THE ROB CARLTON
元・立誠小学校(京都府)
2014/02/07 (金) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
やはりロブさん、ハズレ無し
スカイエグゼクティブ、ヒュメドポワソンに続いての3連勝。安心して観ていられました。今回は暖房が入っていて快適でした。

あの町から遠く離れて
A級MissingLink
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★
あらすじは説明できないけれど
チケプレで招待いただき観に行きました。行ってからトライアル公演だと知りました。
静かにすすむ会話劇。小さなカフェスペースに簡素な舞台装置。小さな空間はそのまま船のなかにいるようでした。
陸から離れ逃げ場のない船がもつ少しの息苦しさを感じ、静かにやりとりされる会話がより一層深く。けれど重苦しくはない。暗くもない。不思議。深い海に漂うゆるやかな重みとでもいいましょうか。
誰かにどんな話だった?と聞かれてもうまく説明できないけれど、感触の残る作品。本公演はどんなのだろうと気になっています。

娘たちのうたわない歌
坂本企画
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2014/01/25 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
知らなくてもいいこと
娘たちは『歌』を知らなかった。でも不幸ではなかった。しかし『歌』を知ったことにより、欲望がでてきて歯車が狂う。それが儚くもあり、美しい。贅肉のない舞台で素敵でした。

Dear friends (大阪)
劇団6番シード
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
ほんわか
やっと観れた6番シードさん。コメディではあるけれど、どこか自分らしくいるにはとうしたらいいか?を問われていたような気がした。つねつねの、きちんと落ち着くまでの過程は時間がかかっても納得いくものであればいいのでは?と感じなくもなかった。また大阪でやって欲しいなと思いましたm(_ _)m

春の遭難者
B.LET’S
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★
同性として
とても重く心が苦しくなるようなお話です。
しかしいろいろと考えさせられるお芝居でした。
約2時間、芯のある演技にあっという間でした。

ウチの親父が最強
梅棒
HEP HALL(大阪府)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
幸せ
本当に素晴らしかったです!いいものを観せて頂きました。
見せ場の連続で、楽しすぎて90分があっという間でした。
観終わった時、とっても幸せな気持ちになり。
これは何度も観たい!もう一度行くのが楽しみです

天召し~テンメシ~
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/10 (月)公演終了
満足度★★★★
主役は誰だっけ?
とてもよくできていたけど、田島名人があまりに強烈なキャラな上に、役者もうまいので、なんだか主役がかすんでしまった気がする。田島とその娘とのほのぼのしたやりとりもよかった。以下、ネタバレ

幸福な職場(再々演)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
「ありがとう」と、思わず言いたくなるような作品
東京フェスティバルは社会派の劇団だと思う。
それは、現在の社会に対して厳しく問い詰めるということではなく、もっと身近に自分たちと、現在の社会について考えてみようというスタンスである。
今回も、障害者雇用という視点から、「働くこと」について考えさせられる。
笑って、ボロ泣きしながら観た。

くしゃみ
演劇組織KIMYO
ナビロフト(愛知県)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/14 (火)公演終了
満足度★★★★
NICKらしい
劇団員が全員作演をするといううたい文句でしたが、それゆえか雰囲気の違う作品がたくさん観れて面白かったです。
シリアスな作品とコメディ的な作品がどのプログラムにも入っていたのがバランス良いなと感じました。
個人的にはBプログラムの2作が実は裏で繋がっていたことに鳥肌が立ちました、あと、CプログラムのThe Talking Drumが好きです。
劇団員ひとりひとりの味を感じられた公演だったので、次回公演が楽しみになりました!

テン・カウント・ゴング
ひらさわひさよし&フルタジュン プロデュース
シアター711(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
ボクシングというスポーツにあまり興味がなかった自分ですが、
作品全体のレベルが高いので、ぐいぐいと引き込まれていきました。ストーリー全体の流れとして、上手に緩急をつけているので、楽しく観ることが出来ました。それにしてもボクサー役の方は相当な練習量を積まないと、あれだけの動きはできないですよね?本当にすごいと思いました。

幸福な職場(再々演)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
丁寧に作られた良質な作品。
この公演についての説明書きで「この脚本を高校生が上演したりもしている」ということの意味が観劇してよくわかりました。
自分とは違う誰か(他者)のことを、あまり理解しようとせず、関係を閉ざすようなことはよくあるとは思うのですが、この作品はそれに対するひとつの答えを提示してくれてるように感じました。
演出、演技、舞台美術等、大変丁寧につくられているのが感じられました。派手派手しい演出などはないですが、とても良質な作品だと思いました。

コンダーさんの恋
明治座
明治座(東京都)
2014/01/02 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

娘たちのうたわない歌
坂本企画
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2014/01/25 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
戦争が無くなる日は来るのだろうか
戦争が無くなる日は来るのだろうか この地に歌が、満ち溢れる日が来るのだろうか、とても難しい課題ですが、見てみたい。 その時まで私は生きているだろうか。

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★
西遊記
劇団初見でした。四角いリング状の舞台なので、どの席に座ろうか悩みましたが、始まってみたら立ち回りが激しいし、四方のお客さんを考えて演出されているので、どの席からでも充分に楽しめると思います。
ダンスや殺陣の迫力が凄く、圧倒されましたが、戦っているシーンがとても多いのでストーリーがあまり頭に入ってこなかったです。まあ、ストーリーはシンプルなので混乱等はしませんけどね!
衣装が良くて特に四神の女の子達の衣装がめちゃくちゃ可愛かったです。それぞれにキュートだったりセクシーだったり視覚的にも楽しめました。
セリフが聞こえづらい部分があり少し残念でした。
劇中のお客さんを意識したセリフや終わった後に撮影タイムもあってお客さんを楽しませる事を考えて作られているのを感じました。

贋作・好色一代男
少年社中
紀伊國屋ホール(東京都)
2014/02/04 (火) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
15周年おめでとうございます!
初日観劇。
大入り満員で当日券は連日長蛇という、観客の期待たっぷりの本作は15周年記念第三弾とのこと。
豪華絢爛な衣裳に身を包んだキャスト陣の群舞は圧巻。皆しっかりと少年社中色を揉みこまれながらも持ち味が立っていて、各キャストのファンも満足するのではないかと。
役者さんについてはネタバレBOXで(ネタバレはありません)。