最新の観てきた!クチコミ一覧

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世迷言

世迷言

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★

やっぱ苦手でした
柿喰う客のお芝居は2度目。
1度目で、苦手だと思ってもう行っていなかったけど、
篠井さんが出るということで、今回行ってみましたが、
やっぱり苦手でした。

まさに、御伽草子で、
なのに、衣装は全然古典でもなんでもなく、なのにそれがオシャレ。
舞台も、無駄がなくスッキリ、
役者陣も、期待した座組だっただけあって、観応えあるものでした。

面白くなかったということではないです。
私が、苦手、ということ。

ネタバレBOX

私が苦手なのは、
SEXや、生理的な描写を、直接的に描く(みせてしまう)こと、なんです。

柿喰う客に限らず、そういうシーンがあるとだめです。

もっと、みせないで、魅せる方法、って、
あると思うんだけどなぁ。
ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★

私好きなんです
面白い。100分。

ネタバレBOX

いわゆる西遊記な話だけど、なぜか別の孫悟空(塩崎こうせい)らが登場したりシーンが戻ったりと、時間と空間が捻じ曲がった世界になっていることに気づく。三蔵法師(大野清志)が、孫悟空と旅を続けたいと願ったことから暗黒面に落ち、ブラック三蔵法師となったことが原因と分り、孫悟空らはB三蔵法師へ戦いを挑む…。

終盤のB三蔵法師との戦いは熱い。終始涼しげなB三蔵法師がめちゃかっこいい。殺陣が多いのでラウンド客席でも気にならないし、全体的に見易さに配慮されてるのが好印象。小道具も安っぽくなくて良い。
三蔵法師の心(人間の心)の闇を描き、孫悟空の理解と人情で一段上に持ち上げる展開もストレートに響くが、ここらへんに焦点をもっと当てて構成してくれたらなお良かった。ドラマ性というか。
幸福レコード

幸福レコード

Bobjack Theater

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/02/06 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

ほんわかじんわり
Aチーム観劇。人は年を重ねると、愛だけでは生きていけないことも、白馬に乗った王子さまはおとぎ話の中にしかいないことも知ってしまいます。でも、だからこそ、貧しくても愛溢れる毎日をおくる宮坂夫婦を見てほのぼのとしたり、池内のキザなセリフを聞きながら自分をヒロインに重ね合わせてうっとりしてみたり、ほんのひと時、現実を忘れて夢を見たいのかもしれません。この物語に登場する人たちは、時間に限りがあることを知って、皆大切なものや自分の幸せに気が付いていきます。私たちは、普段そういうことをあまり考えずに暮らしていますが、この作品を見て、毎日の生活の中の小さな幸せを日々大切に生きていこう、と改めて思いました。完全ダブルキャストということで、次回はBチームのお芝居を楽しんできます。

幸福な職場(再々演)

幸福な職場(再々演)

劇団 東京フェスティバル

駅前劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

きたむらさんの思いを
役者が熱演し音楽と舞台美術もよく終始うるうるでした。「幸福な職場」がもっともっと増えるように、年齢性別を問わず沢山の人にみてもらいたい素敵な作品でした。

Rと無重力のうねりで

Rと無重力のうねりで

マームとジプシー

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2014/02/10 (月) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鍛えられた身体から生まれるもの
初日を拝見。

以前の舞台で見た男優たちの、
顔つきや身体の変貌に驚愕。
その容貌や動きの先には、
観る側が理屈ではなく体感的に受け取りうる
ニュアンスや奥行きがありました。
またその男優たちに埋もれることのない
女優たちそれぞれに研がれた「演ずる筋肉」にも惹かれる。

観る側が置かれた物語への視座も
変わった気がする。
シーン一つずつの印象にしても、その構成にしても、
作り手のここ数作のような全体の俯瞰に置かれるのではなく、
直接投げ込まれてくるような感じがあって
観終わっても、
従前の作品のような息を詰めて見つめ浸るような感じではなく、
刹那の感覚がより強く残りました。

初日ということで、
今後、いくつかの部分の精度はさらに研がれていくのかもしれないし
表現のいろんなパーツは
もっとつながり束ねられるのだろうという予感もありつつ、
刹那ごとの表現の感触に心奪われ、
舞台を取り込まれておりました。

ネタバレBOX

この公演のために、男優たちは相当期間ボクシングジムに通ったらしい。
その成果は実に顕著で、
シャドーボクシングやスパーリング的なシーンはもちろんのこと、
切り出された時間の端々にまで、その佇まいや容姿が醸し出す
観る側を引き込む確かな力が生まれていて。
概念ではない存在のリアリティが、
単に彼らがボクシングをなす時間の感覚に留まらず
鍛え、動き、パンチを交し合い、少しずつ戦うことを覚えていく感触を観る側に伝えていく。
そこには、作り手がこれまで作品の中に繊細に紡ぎ続けてきた、女性たちの肌理をもった時間の感触には表しえない、研がれた役者達からシンプルにやってくる男性としての大雑把さや、薄っぺらくても捨てられない矜持や、不器用さや、持っていきどころのない痛みがあり、加えてそれらの記憶の滅失があって。

また、女優たちも、男性たちの動きに凌駕されることなく、身体にも醸す想いにも切れを持ち、観る側が委ねるに十分すぎるクオリティでシーンにシチュエーションを作り、時間を編み、ニュアンスを差し込んでいきます。
狂言回しとして舞台を担う役者の力は圧倒的だったし、ラーメン屋のシーンなどにも圧倒されたし、男性を乗り換えていく女性のナチュラルなありようや、父母の元に別れる刹那の温度差なども、女優たちによって旨く研がれていたと思う。

音にも同じ時間を異なる心情の色に染める力があり、照明もしなやかに空間に場を生み、映像も時に遊び心を持ち、場の枠組みを作り、密度をコントロールして。
ボクシングになぞらえたRoundの表示と場を裏打ちする月の表示の混在は、ちょっと観る側の感覚を絡まらせたりもするけれど、
それも含めて彼らの過ごした時間のフレームを作るような洗練があって。

開くのがもったいなくなるような美しい当日パンフレットに書かれていた作り手が自らのジェンダーを描くことは、相乗的に作品とは一味違う場ごとの新たな果実となり観る側に供されていたように思うし、そのことによって、作り手の描くものに、従前の作品のクオリティから一旦塁に戻り再びタッチアップするような新たなパワーやトーンが生まれていたようにも思うのです。

やがて、舞台には、やはり当日パンフレットに書かれていたとおり、
役者達が描き出した時間の先に、
作り手が「無重力」と呼ぶ感覚が紡がれていきます。
ノックアウト時の意識が肉体から外れていく感覚のごとく
あるいは冒頭にも綴られた海の風景の中に重ねられた、
沖に微かに見える岩礁へ泳ぎ続ける時間の長さが、
流されるなかで一気に訪れる感覚は、
ラストシーンに至るまでに描かれたものをフィリングとしさらに、踏み出し、
作り手が描こうとした刹那の感触に重ねあわされて。
それは、作り手がこれまでの作品ごとに精度を研ぎ観る側を凌駕してきた
時間を切り取り、あるいは俯瞰する視座からの更なる歩みであるように思え、
終盤の役者がおりあげるものの内側には、
いくつものフォーカスを持った浮遊感が垣間見える。

ただ、初日において、訪れたその感覚については、
作品が織り上げたエピソードの内側に留まり、
観る側として概念の積み上げから離脱するまでには
至っていないようにも感じられました。
切り取られたものに惹きつけられ、
表現としてのありあまるような秀逸を感じながらも、
紡ぎ出された浮遊感が観客自らの感覚として溢れ出すためには、
舞台からさらに受け取るべきなにかがあるように
思えたことでした。
ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

初X-QUEST観劇
殺陣もダンス最高(^o^)/

Girls, be a mother【アンケート即日公開】

Girls, be a mother【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

重々承知で
幽霊物と分かって観に行ったわけですが、やはりスッキリしませんでした。

ネタバレBOX

インチキ霊感商法を暴いたのは良かったのですが、所詮は幽霊物、しかも幽霊と話ができる一番安直なやつでした。

女性の権利や労働者の権利を踏みにじるパワハラディレクターをやり込めたのは良かったのですが、隠し録りも証拠集めとしては大切ではあるとはいえ、考え方を改めさせたというわけでもなく、スカッと解決とは言いがたいものでした。

ディレクターが投げ捨てた空き缶がバウンドしてカゴの中に入ったときは客席内でどよめきの輪がジワーっと広がりました。偶然か狙い通りか、いずれにせよ驚きました。
アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★


今回初のダルカラでした。みなさんの演技はうまいし本もしっかりしているので見入ってしまい、噂通りの劇団だと感じた。
 一番ビックリしたのは客の多さです。そんなに関西で公演してないのに人気の高さに驚きました。

- かさない -

- かさない -

COoMOoNO

キッドアイラックアートホール5階(東京都)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題997(14-036)
15:30の回(曇)。14:50会場(4階踊り場)着、受付(すでにお二人いらしゃいます)、15:13開場。入口で靴を脱ぎ席へ。ミニ椅子2列、その後にベンチシート席。前々作「-しがない-」の時よりふた周りくらい狭くなっていました。いろんなモノが置いてあり、ソファ、テーブル、キッチン(鍋、コンロ、秤、オーブン、冷蔵庫…)、電話台、カメラ。缶詰、TV/DVD、マンガ(ブランコ)に雑誌(FUDGE)。でも食べ残しがないのはどうしてだろう?

「Heart of Darkness(闇の奥)」が背表紙のタイトルを客席に向けて置いてあるのは、何かの暗示でしょうか…ウィキペディアをみるとコッポラによって「翻案」され、『地獄の黙示録』として映画化された、とあります。

15:36、女が一人入ってきて、コートをかけ、留守電を確認、冷蔵庫を開けて水を飲む〜17:13終演。

ある温度以上に上がらない空間。前に観たときと同様、繰り返される日常。玄関を開ければ、多少、外の風が室内をかき回すが、それは一瞬のこと。夢との対話、記憶との対話。

雪合戦…は知りませんでした…「戦争」。

次回、4月に公演予定あるそうなので、日程が合えばまた。

鍋の具材は毎回違うのかな…

こりっちに登録されている公演名、1作を除いて最後が「い(イ)」。これはASIAが初期の頃の「A」に倣っているのかな…「ASIA」〜「AURA」。



ネタバレBOX

繰り返し…日常の、ほぼ無意識の領域での行為だったのか(「しがない」にもこの様式がありました)。

やっぱり、窓から外へ出ました。

上階の住人は、外の世界の脅威を現す、と言ったら考えすぎか…
許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

たどり着けるか
お初の劇場には、迷う心配が常にある。

間違いです。まだ観てません。

登録済みのため削除できませんでした。

作家編を見てきました。
作家を取り巻く面々の話、ありそうだなぁというのが感じれましたた。上野さんの作品は何度か観ていますが、今作はかなり好きな部類です。
出ている役者さんが、その役割にぴったりとフィットして、演じるという感じではなく、普通の日常を見させてもらっているような感じでした。
セットも気に入りました。(特に変わっているわけでないのですが。)

劇場の場所はとてもかりやすく、すぐにたどりつけました。(これでは迷いようがないところでした。)

真夏の夜の夢(再演)

真夏の夜の夢(再演)

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2014/01/18 (土) ~ 2014/03/01 (土)公演終了

満足度★★★★★

面白い
単純に面白い。中高生だけでなく、静岡にいる人は見なきゃ損だと思う。
静岡の人はSPACがあり羨ましい。

銀河鉄道に乗ったサギ(★満席となりましたので受付を終了致します。有難うございました。)

銀河鉄道に乗ったサギ(★満席となりましたので受付を終了致します。有難うございました。)

劇団真怪魚

調布市立つつじヶ丘児童館ホール(東京都)

2014/01/26 (日) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

犬も歩けば詐欺に当たる?
昨今、作曲家の詐欺師まで出てくるご時世です。この作品は的を射てるなと感じました。
私は兄が宮沢賢治のファンだったこともあり、この劇の世界観が心地良く、人情味溢れた部分にも共感できました。また味が濃く凄く正義感に溢れている作風だなと思いました。

ネタバレBOX

劇中ずっと声だけの出演だった方が、最期に顔出しで登場して歌まで歌われたのはサプライズでした。
今回はスタートと言う事で、今後作風に合った歌なども出てくるといいなと思いました。
国民の映画

国民の映画

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2014/02/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

備忘録
再演だし、色々賞取ってるし、いまさらクチコミという作品ではないのだろうけど、自分の記録として。

実在の人物に外見からして似せようとする三谷演出。特に、ヒムラ―の段田安則、似すぎ(笑)
ゲーリングの渡辺徹は、ただでさえ太ってるのに(失敬)、さらに胴巻き。、元帥杖を振り回して登場。
小日向ゲッペルスは、足の引きずり方が自然すぎて、私は「あっ、小日向さん怪我しちゃったんだ」と勘違いした。(ゲッペルスがそうだったという知識はあとから聞いた)

笑いもあるが、ラスト一転して重苦しい。
その落差が上手いんだろうけど、個人的にはモヤッとした。好みの問題。

新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役の秋元才加が良かった。
AKBにいる時から、この子は美人で頭いいと思っていたが、やっぱりアイドルより女優としてのほうが魅力的。これからも期待。

ネタバレBOX

「権力者が芸術を愛する事は罪か」というゲッフペルスの問いに、ゲーリングが「罪じゃない。が、芸術から愛されることはない」というセリフが印象に残った。
月雪の娘

月雪の娘

ムーンビームマシン

ABCホール (大阪府)

2014/02/07 (金) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

バランス
ムーンビームマシンさんの公演は何度が観させて頂いていますが、本当にSarahさんの紡がれる物語は個人的にツボにハマる。おそらく今回もツボに入る物語に加え、魅力的な出演者陣ということでかなり期待しての観劇だったのですが、少しもったいない感じが観劇後残りました。芝居と歌やダンスのバランスや、物語における起承転結に費やす時間的なバランス、そういったものが少し自分の感覚に合わなかったのかなと思いました。(後日ネタバレ追記予定)

ARCHITANZ 2014 2月公演

ARCHITANZ 2014 2月公演

スタジオアーキタンツ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2014/02/11 (火) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★

バラエティーに富んだ4作品
実力のあるダンサー達によってタイプの異なる4作品が上演され、ダンスの様々な魅力が感じられる公演でした。

『Opus 131』(振付:アレッシオ・シルヴェストリン)
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲に乗せて踊る抽象バレエで、ネイビーのシンプルなチュチュを着たダンサー達が幾何学的に踊る、スタイリッシュな作品でした。基本的にはクラシックな感じの振付ですが、重心の移動の仕方や動きの組み合わせ方によって現代的な雰囲気がありました。照明の変化もあまり無くてメリハリが弱く、少々長さを感じました。

『マノン』より寝室のパ・ド・ドゥ(振付:ケネス・マクミラン)
ロバート・テューズリーさんと酒井はなさんによる愛の喜びに満ちた情感豊かなダンスでした。動きの切れが良く、リフトや相手に飛び込むのがスパッと決まるのが気持ち良かったです。マイムや表情といった演技的な面も魅力的でした。短い演目ながら、ちゃんとしたセットがあったのも良かったです。

『HAGOROMO』(振付:森山開次)
能楽師の津村禮次郎さん、ガムラン音楽のデワ・アリットさんとのコラボレーションによる能の『羽衣』をアレンジした作品で、調和を乱すことなくそれぞれの存在感が現れていて、神秘的な美しさを感じました。白と黒、光と闇の対比が静謐な雰囲気の中で描かれていました。小道具として用いられた薄い布がまるで生きている様に宙を漂う姿が印象的でした。

『火の鳥のパ・ド・ドゥ』(振付:マルコ・ゲッケ)
再びロバート・テューズリーさんと酒井はなさんによるダンスで、男女とも同じ動きをして役柄を感じさせずドラマ性の無い振り付けにも関わらず、とてもドラマティックに感じられる不思議な作品でした。痙攣的な動きが多用されていてポーズも妙なのですが、美しかったです。この振付家の作品は今回初めて観たのですが、他の作品も観てみたくなりました。

天召し~テンメシ~

天召し~テンメシ~

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/06 (木) ~ 2014/02/10 (月)公演終了

満足度★★★★

緊張の芝居が欲しい
お初でした。将棋をどう舞台で表現するか・・・・・気になった舞台。おぉこう来るかと予想以上に見応えのある舞台でした。特に舞台という板にしっかり乗った真剣氏・師匠、そしてこの二人に食らいつく主役。登場人物が多いという方もいるようだが、将棋をさす者の背負うもの、かかわるものという背景を見せるなら、これくらいでもいいかと思う。ただもう少し将棋の場の緊張感は欲しい。無言の芝居があってもよかったのではないかと思う。

呑象

呑象

THE REDFACE

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★

力量の差
絶賛する方が多い中、こんなことを書くのは気が退けるが・・・。出演者の熱は感じた。が、どうも空回りしている感もあり、うまく各々が絡まっていない気がした。時々出てくる笑いネタ、どうにもやり捨てに思える。説明台詞が多いのも少しわずらわしい気がした。しかし榊原氏の舞台になじんだ芝居には感嘆!!:現代もので観たいものだと思った。

乾杯の戦士

乾杯の戦士

ホチキス

エビス駅前バー(東京都)

2014/02/04 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

大雪の中観劇
小さな場所で少人数の公演だったので
非常に贅沢な気分を味わう事ができました。
とにかく役者さんが近い!
座る場所によっては若干見えづらいところもあったのですが、
ちょっと癖になりそうなので是非またやっていただきたい。

「雪の中ご来場御礼粗品」なる心尽くしも嬉しかったです。

ネタバレBOX

男がひとり、店に駆け込んでくる。
カウンターのバーテンダーに尋ねると、
ここは「あの世とこの世の間にあるバー」だと言う。
その言葉で自分の身に起こったことを悟る男。
そのバーではあの世に行く前に、
自分が会いたい人物3人と乾杯をする事になっているという・・・。

・一人目
お笑い芸人時代の相方。
男が突然姿を消したため、違う相方と組み現在は売れっ子芸人に。
ただし現状に満足しておらず男のことを今でも慕っている。
男の方もネタを手紙で送り続けている。
姿を消した理由を尋ねるも言葉を濁される。

・二人目
戦隊ヒーロー時代の仲間(ピンク)
男はゲンカイジャーという戦隊でレッドをしていたらしい。
姿を消したのは地球を守るためだった。
敵を倒し戦隊は解散したものの、
男は燃え尽き症候群で、現在はDVDのパッケージに紙を入れる仕事をしている。
ピンクは仲間を集めて再度戦隊を結成したいと考えている。
二人とも相手を憎からず思っている。

・三人目
母親
女手ひとつ、水商売で育ててもらっていたが
折り合いが悪く音信普通になっていた。
話すうちに男も自分の過去を語り始める。
実は死因は戦いの中での爆死だと判明。

最初、謎が多いまま話が進んで行き、
話が進むに連れて段々と背景が分かってくるのですが
いきなり戦隊ヒーローなんていう設定が出てきて驚かされました。
そして、コメディーで進むのかなと思っていると
母親とのやりとりでは泣かされるという
最後まで気の抜けない芝居でした。

個人的には戦隊ヒーロー設定がツボ。
でも加藤さんはレッドよりもブルーっぽいと思います。
ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白くて切なくて、かっこよすぎる。
衣装もきれいだし、ダンスも殺陣も見とれちゃいます。
ステージが近いので、いつも以上に迫力があるのです。
一度最後まで見ると、もう一回観たくなる。

とにかく、終わって欲しくない劇です。
出来る限り、観に行こうと思いました(*゚∀゚)=3

---これから見る人へ
プロレスのリングのように、四方に客席があるので
何処に座ろうが迷うけれど、どこでもちゃんと観れるので安心。
ただ、お目当ての役者さんが居るのなら話は別w
・・・男性陣はわからないが、女性陣は方角によって役が決まっているので
席は決めやすいかと思われます。

姫首輪

姫首輪

チャイカ

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

難しいお芝居。 上手い演技。
それぞれの物語 首枷があり自由に動けない、もどかしさを感じた。 難しいお芝居を出演された皆さん、とても上手い演技でした。  

ネタバレBOX

それぞれの物語 首枷があり自由に動けない、もどかしさを感じた。 難しいお芝居を出演された皆さん、とても上手い演技でした。  

『皮膚と心』
 できものが酷くなる 女は自分に自信がないが、肌の白さに自信 亭主に対して揺れる女心 自信のある肌にダメージを受けることへも不安感 自分で自分を追い詰める 女心 皮膚科へ 診てもらうことにも抵抗がある 酷くなる 病院へ 注射で治る。 不安と痒みを演技でとても上手く出ていた。

『トイレの穴子さん』
今回は観ておりません m(_ _)m

『少女地獄』
 ピアノを弾く老人バーテン記者をしていた 黒焦げの少女 ミス黒焦げ事件と世間は騒ぐ 同級の少女との関係 校長に脅され強要された関係 同級の少女が焼いた 局部を中心に少女を焼いた、校長の罪を公表する記者 そして今 話を聞いていたのは、校長か? ぞっとする ホラーな物語。

『来たぞジャイアン』
 子供の頃の思い出嫌なことで押しつぶされそう そこへジャイアン 気にしない 地下鉄の先頭車両の前に行きハンドルを出すあたかも運転している様 先頭に立ってみた ワクワクする 対向車両にジャイアンがお互い敬礼する。自分のしたいことを閉じ込めて 常識 非常識 自由な少年の心が見えた。 

『来訪者』
 話をしているのは、記憶の中 ホントは誰もいない。 彼もいない。
事故の記憶とショックが少女に見せる幻の物語に観ました。

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