
春の遭難者
B.LET’S
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★
よかった
キャラ設定で多少バランスの悪さも感じたが重めのテーマを好演していて見応えありました。
あの背景があって戸締りが出来てないってのはありえませんけども・・・。

燃ゆる
ノアノオモチャバコ
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★
話はボケていたように思える
一人留守番させる夫のために何でも作れるようにと小麦粉を置いてゆく妻・・・・。というラジオCMのような自由度の効き過ぎた物語の展開と見せ方はいただけなかった。「自由過ぎるだろう!」っと夫同様に突っ込みたくなる。何となくと臭わせるだけでネタバレも遅々としていて進行速度と話の展開についていくのに疲れた1時間50分。

星ガール
多少婦人
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/02/13 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了
満足度★★★
欲しがり過ぎ
まずは舞台セットが宇宙船なんだなとひと目で感じる作りで良い。
前半の間延びしてる会話も船内の平和さを表しているのだろう。
医師が船内の一人一人にクスリを手渡す行為がどうも無駄な動きの多さに見えてしまい雑然とした印象を与えていた。
もう少し絞ればメリハリがついて観やすかったと思う。

成れの果て
elePHANTMoon
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/02/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
地味な部屋だが
地味な部屋で繰り広げられるアヴァンギャルドな人間関係。音数が少ないのに、終始テンションコードが鳴ってるような緊張感がパねえ。

かぞく {チケットプレセント応募受付中}
演劇ユニットハイブリッド
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★
内に秘められたもの
3人の男女が食卓でテレビを観ながら食事の最中、気づけば自分の名前も思い出せない記憶障害に陥っていた。
記憶を辿るうちに、どうやら3人は家族だったらしいと・・・。
3人の役者さんはよかったけど全体では長く感じました。

夜桜は散りたがった
劇団天然ポリエステル
タイニイアリス(東京都)
2014/02/06 (木) ~ 2014/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
怖いくらいに感動
まず脚本家に拍手。そして役者さんたち全員に拍手。素晴らしい作品でした。これから注目すべき若手劇団だと思います。

燃ゆる
ノアノオモチャバコ
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
注意 ケータイゲームで時間を潰す方がマシです
これほど不快な思いをするとは。
一応、招待という形であったが、入場を拒絶された。
結局、「メール担当との連絡ミス」が理由だったが、担当者は
「おかしいのはお前だろ!」と心中おっしゃりたい口調(敬語)だった。小馬鹿にされたのである。
「ですから、(この公演は、あなたの目的とは違う)『ノアノオモチャバコ』なんですよ」
その劇団の本公演を観に下北まで
やってきたのに…。悲しい。
しかし、「制作」と「役者」は別物であるという視点に立ち、ぜひ「舞台は見逃してならない」思いから説明すること5分間、やっと調査され、「連絡ミス」をお認めになった。
「だったらチケット購入すれば いいじゃんか!」
この意見も採用できない。
譲れない「筋論」が 存在する。
この一件はひとえに個人的な「人徳の欠如」に起因するため、話を移したい。
役者は「重苦しい空気」を醸し出していた。
「福島第一原発事故」は避けて通れないテーマだろう、と予期はしていたものの、そこに現れた世界はスタジオジブリ『もののけ姫』に共通するファンタジー空間である。
この劇団の新しい演劇様式は、(例えば)「会社組織」というリアリズムに則りながら、人間が裏にもつ「狂気」を身体表現で明らかにしてしまう斬新さ だ。
夕暮れを移す照明、緊迫感を優しく煽る音響、山村(工場、バス停)の閉鎖性をモチーフとする舞台セット…。
それに、岩のような ずっしりとした身体観をもった役者陣が、見事な「溶け込み」を果たしている。
スタジオジブリ宮崎駿が『もののけ姫』を描いても、どこか私たちの住む街とは違う、「外国」を感じる要因に似ている。
宮崎駿は「バブル景気に浮かれた日本人」に対する「怒り」がスタジオジブリを創設させた、と監督引退会見で語った。
その背後に讀賣新聞の影がちらつくが、「対経済社会」への通例批判が「ファンタジー」を製作する原動力となったのである。
この『燃ゆる』は、大企業が地場工場へ「業務提携」を強引に成立させる点や、工場責任者から従業員に対する「強要」など、「経済社会の負」が透ける。
ただ、登場人物の「狂気」を明らかにするならば、決して中途半端にせず、「結末」を提示する責務も あったのでは。(観覧舎『幻夜』のように、あえて解釈を任せる舞台はある)
パズル•ゲームのピースは与えるが、完成した図面を渡さないのは 間違っている。
いや、幕が降りる直前まで、観客は ひたすら待っていたのだ。
二度と この劇団を観る機会は ないだろう。

眠る羊
十七戦地
LIFT(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
きっちりしたお芝居
憲法第9条の在り方など考えさせられました。早稲田のLIFTでしたので、目の前で役者さんの熱演を感じることができました。
最後まで引き付けられた映画のような印象に残るお芝居です(*^o^*)
お勧めです!

ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2014/02/17 (月) ~ 2014/02/19 (水)公演終了
満足度★★★★
異次元世界
上演時間80分。通常の中に異次元世界を垣間見るような感覚。また前衛映画のような印象もある。新装開業の会場でまさしく劇空間そのものか。

ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2014/02/17 (月) ~ 2014/02/19 (水)公演終了
満足度★★★★
わからない面白さ
言葉で表現できないもの。可笑しい。そして脳裏に焼きつく。くすくす、カタカタ、バタン。そう、擬音で表現できるかも~私じゃ無理だけどね。ポストトークも楽しんだのだけどなんか可笑しい(笑)

失望のむこうがわ
アル☆カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
夫婦 って
客席は Lの時に舞台を挟む形である。105分 観客は その大半を役者の背中を見続けることになる。
背中、であるから もちろん表情は見えない。見えないからそのぶんイマジネーションが働く。すると見えないけど見えてくる。もちろんそれは実際の役者の演技ではない。むしろ登場人物に自分の知ってる人物、もしくは自分自身を投影させる、スリルに満ちた作業かもしれない。いや、そうであった。
劇 だけれども 劇的な飛躍のある台詞はないかわりに 他人事はない、いきなり自分の鼻先に指差されたような。しばしば挟まれる沈黙の間、そして観客である私は傍観者から当事者となる
しかし 「熟していない熟年夫婦」の 或る事件と それが引き起こした状況と ふと訪れた和解 それをこれだけリアルな会話劇にしたのが 1975年生まれの劇作家とは!
いや、登場人物は 一組の夫婦だけではない。あとのひとりが誰か、それは舞台で確認してください
最後 思いがけないかたちで 不意の和解
その時の ふう…と 緊張が ほどけると同時に 心から笑った私。
戦いすんで(あと、何ラウンド?)
でも ひとつ何か「突破した」そんな男女の話

失望のむこうがわ
アル☆カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

発明王子と発明彼女
劇団あおきりみかん
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★
観終わった後アレ買いました
私もいつものあおきりさんと違うと思った。
あぁーせつないせつない
わかりやすくせつない
でも悲しくはない。
松井さん良かったです。

あの鉛筆で、不帰の恋文を記す
笑犬
ザ・ポケット(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
心から…
笑って楽しめる公演でした!出演者さんのそれぞれの見せどころがありそれぞれのキャラクターがとても面白かったです。柴田さんの演技はリアルな感じがして、流石だなあと感激しました。(実際に素で笑ってる感じがして)

二代目はクリスチャン
ふれいやプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/01/31 (金) ~ 2014/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★
熱演
役者陣はそれぞれの役にしっかりはまっていて好演でした。ただ、主に教会でのシーン展開だったせいか、見えない(見せない)部分での出来事などのため、ストーリー自体は少し弱くなったように感じました。(今日子と英二の絡みや我慢の限界がくるところ等)

燃ゆる
ノアノオモチャバコ
「劇」小劇場(東京都)
2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
俺は好き!
相反する物事が、時にぶつかり時に調和しつつ話が進んでいく。
確かに観客に考えさせる部分も多かったが、個人的には「観る者に考えさせる芝居」は好きなので、俺は好きな作品だった。

ダークナイトライジング
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2014/02/13 (木) ~ 2014/02/18 (火)公演終了
満足度★★★★
千秋楽を観劇
カプセル兵団さん初観劇でした。あえて何も知らないままで観劇しました。
会話劇と言うことで、激しい立ち回りは少なく、タバコや飲み物で演出してるのかな?って感じでした。悪の組織のあるある的な昔話は、ちょっと分からない部分もありましたが、面白かったです。他の日を知りませんが、日替わりゲストさんのコーナーは、おまかせの時間で、かなり笑いました。緊張の前半にゲストさんのユルい流れから、また緊張のクライマックスで、楽しめました。ただ、タバコNGの人はちょっと辛いかもしれないです。

PIECES
エンターテイメントユニット・liberta
渋谷HOME(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/06 (木)公演終了
満足度★★★★★
最前列でめっちゃ迫力がありました!!
今頃「観たい!」には書けませんので、こちらから。
まず、まっきー(真木乃)さんの、あの衣装と髪型..... とにかく可愛かったですぅ~!! Wild Cardの「桐ヶ谷桜」に続いて、またとても強いインパクトを受けました。1時間ちょっとという、本公演よりも短い時間ではありましたが、めっちゃ面白かったです。あっという間に過ぎてしまいました。終演後のファンサービスも絶対に忘れません。メンバーの方々とたくさんお話できて交流を深めることができました。つぎの6月本公演、やっちゃん(安江代表)も加わってフルメンバーでの公演ですね。とても楽しみです。

身毒丸 Link Project vol.13
Link Project
d-倉庫(東京都)
2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
星3.8(台本に難)
俳優陣、特に主演二人(身毒丸役市川洋平と撫子役花村雅子)の気迫が客席に伝わる。市川は最初のシーンから最後までテンションを落とすことなく、誠実に身毒丸と向き合っていたようだ。最初から苦痛を吐露する冒頭の台詞は心を打つ仕上がり。花村は、蛇女、撫子、継母との変化をつけながら美しい。天井桟敷、蜷川演出のイメージ強く撫子は妖女(怪)の印象が根付いていたが、「美しい」もアリだと気づかされる。撫子を演じるには良い年齢だったのでは。
山海塾石井則仁は、喋らないからこその身体の威圧をよく心得ていた。
実際の寺山台本には無い役で登場しており、台本上その役の登場に禁忌を感じたのは私だけか。石井の存在感を否定しているわけではない。
言葉のある舞台では無言が光る。役者にとっては手厳しい舞台だったのでは。ダンサーや歌のバランスをとっていたのは佐藤沙予だ。
これだけダンサーを使うのだから、役者が必要なのかも今後の課題ではないだろうか。
チームの纏まりはあったと感じた。
同方向を向く、慢心しない、は、観る者の心を埋めてくれる。

夢も希望もなく。
月刊「根本宗子」
駅前劇場(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
2014年の初泣き
カレと同居している主人公の「あの時」と「今」。
それを対比…というより併行的に見せるシカケによりかなり残酷な印象。
がしかしそれがクライマックスで実に効果的で「今年の初泣き」を奪われる。
偏見も含めた個人的な価値観、好みなどから言えば「1本の芝居としてのまとまり(あるいは「完成度」?)」は前年の『今、出来る、精一杯。』に軍配を上げるが、本作は装置も含めた見せ方と構成がそれを補って余りある、的な。
それにしてもダメ男の描き方、容赦ないなぁ(笑)。
が、その一方で、ある行動の理由(?)をきっちり解析して(本人の口から)説明させているのがまたスゴい…ってかお見事!