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Breathe One's Last

Breathe One's Last

演劇集団ザ・ブロードキャストショウ(SABカンパニー)

ABCホール (大阪府)

2014/04/04 (金) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

後半まで辛抱。
前半は、今までのあらすじや状況説明が多くて、楽しみにくいです。
後半には、やっとストーリーが一通りわかり、
お芝居も会場全体を使い、出演者も多く迫力ある舞台です。

舞台 新耳袋3

舞台 新耳袋3

タンバリンステージ

ザ・ポケット(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

怖くて面白い、怖面白い(こわおもしろい)作品(それも物凄く)
4/4(金)観劇。
ボクラ団義久保田唱さん作/演出+団員多数出演という事で、
僕自身まったく不得意なジャンルである
「オカルト/ホラー系ミステリ」の舞台に初めて手を出してみました。

原作小説「新耳袋」は超有名らしいですけど
そもそもこのジャンルを避けてた自分は全く知らず。
(耳袋(みみぶくろ)と耳朶(じだ)を間違えてたくらい。)

このジャンル、自分の人生でほんと数回ぐらいしか手を出した事がありません。
(多分「世にも奇妙な物語」が自分のハードルの限界(だと思ってました)。)

それでもラジオその他で久保田さんが
「自分自身怖いのが苦手だからただ怖くはしない」と
言ってたので信じてみたら

「なにこれ超怖い!」

「スゴイじゃなくて凄い!」
って凄惨な方の漢字を使いたくなるような怖さの残る作品でした。

(終わった後原作者木原先生と演者数人の笑いあり恐怖ありの
トークショーがありましたが、自分は今観たばかりの物語の
実感が頭よりも身体に残っていたのか小刻みに震え続けていました。)


しかし、メインは恐怖体験話ながらも
各演者のキャラ(役どころ)がほんと全員立ってる上に

シンプルなセットに対して音響/照明などの演出も凝りまくっていて、
そして物語自体もスゴク(こっちはカタカナ)面白くて
小ネタで笑わせ、泣かせ、そして癒やし(これは自分の勝手な感性?)まで
含んでいて、本当に盛りだくさんな恐怖体験でした。
やっぱり怖い(((( ;゚д゚))))

久保田さん作品といえば初見で驚き、二度見で更に驚かされる、
そんな噛みごたえがあると思っている自分は、
ツイッターでネットの評判を聞いてすぐ追加予約しましたが、

今日観たこのお芝居をもう一度観れる
(しかも今日がかぶりつきで明日は全体俯瞰)という事で、
「いやあ、今回かなりの当たり作品で二度見出来るなんて
これまた最高だな!!」と怖いながらも思います。

ほんと怖いんだけど面白い、怖面白い(こわおもしろい)、
としかいいようのない作品、

ジャンル初体験、という事もありますが、
☆でいったら5つじゃなくて6つか
それ以上の体験をしたと思います。
───────────────────────
4/5(土)18:00観劇(ソワレ、でいいんだよな)

ネタバレ以外の特記事項としては、
今日はちょっとミスが目立った(昨日はミス0ぐらいに思えたけど)。

軽い噛みぐらいならともかく、
一度演者さん2人の会話で完全に(どちらかの)セリフが
(頭から)飛んだようで、下手すると舞台が壊れる
(+観客側も集中切れる)かと
ちょっと違う怖さを味わった。。。

まあ、その後挽回出来たので問題なしかな。

ネタバレBOX

4/4(金)観劇。
──────────────────────────────
新耳(3/3)袋なのに獅子(4/4)の日!
関係ありませんね。


オチで救うのがボクラ団義、
オチで救わないのが新耳袋、
この言葉を書きたくてずっと帰宅中頭の中で復唱してました。


ネタバレでしかも今回物語がすごく濃厚/濃密な感じで展開したので、
感想だけを散文詩(感想ポンポン書くのは散文詩って言わない?)的に
書いちゃいます。


どの物語にもオチに必ず泣きや救いを持ってくるのが
企画演劇集団ボクラ団義の舞台公演だと思ってます。


しかし、今回他劇団参加した作/演出久保田唱さんは
どの物語にも救いじゃなくて「救われない…」を持ってきた
(というか原作者木原さんが、ですかね?)。


1.ある女性のマンションでのエレベータ恐怖体験から
  そのマンション内で起こっていた連続失踪→殺人事件を
  発覚させ解決した、と思わせて最終的にそれだけで
  物語は終わらず女性(姉)でなく妹を救えなかった、という事件
  (いったいあのマンションには更なる何があったんでしょう(((( ;゚д゚)))))


2.海岸崖での恋人同士の痴情のもつれによる

  彼→彼女の突き落とし事件、

  から始まる彼女の霊の登場、
  そして突き落とし事件の真相、

  更にそれでも成仏しない彼女について

  「彼女は彼に伝えたい事があるのでは!」
  という希望的観測(?)に基づいて
  上司の指示を振りきって独走したヒロインに対して、

  事実は彼女に取り憑き死に至らしめた霊と全く同じで
  (同じ感情を持っていたからこそ取り憑かれた)、
  彼女自身も自分の彼に対しての浮気の疑念と恨みつらみ、
  裏切りに対して共に死のうとしていたのを、
  (先に同じ場所で殺されていた霊に)
  邪魔された事、そして彼と浮気相手に対しての怒りから成仏しなかった、
  という救いようのない事件


3.ある家に同居する姉妹夫婦に対して、
  転落死殺人の被害者女性の霊の理由不明な呪いによる
  「男達」(亭主/同居人/子供)の呪い殺し(呪殺)、
  そしてそんな被害者女性の霊にも救いを、
  と願ったヒロインの衝撃のラスト


ほんと、本来なら本舞台を観て「スッキリした!」とは
まったくいかないオチの連続だったと思います。


でも物語として面白い、各演者のお芝居が面白い、
小ネタで笑わせられ、小ネタに驚かされ、小ネタに泣かされ、
そして癒やしまで感じてしまったという。。。
その上で骨太の本筋が面白いからこそ、最後まで集中して観れた(ハマれた)、と。
(新耳袋は今回初めて観劇しましたが、
この絶妙な配分があったからこそ、新耳袋3は
心に残る名作になったのだと思います。)


・ 三田寺さんの生前説(「せいぜんせつ」じゃなくて「なままえせつ」)に
  「萌え」という感情をひさしぶりに感じました。

・ 進撃の巨人林野さんの寡黙なようでいて、
  ボケの多い特殊課警視キャラに笑わされた上で、
  霊に対してのヒロインへの警鐘に
  色々なものを考えさせられました。
  (結局の所、この世に怨念を持つ霊と分かり合うなんて無理だ、
  という締めなのでしょうか?)

  同時にストーリーテラー的な立ち位置でもあり、
  「新耳袋」(小説)に対して
  「本には”扉”はあっても”出口”はない」
  が印象的でした。

・ ヒロイン木本さんの「オカルトを否定」しながらも
  それを実際体験して捜査を進めていく自分(その熱血ぶり)、
  そしてそれぞれの霊達に対して上司の静止を振りきってまで
  「善意」でもって向かっていって
  それが全て裏目に出てしまうという
  恐ろしくも悲しい物語展開に恐怖と涙しました。

・ 恒松あゆみさん(警視正)の役柄ゆえの落ち着きと
  美声に癒されました。

・ 沖野さんの独特すぎる霊媒体質キャラに笑わされ、
  引かされ、驚かされました。

・ 三田寺さん&ヤマケンさんコンビの喫茶店での
  三田寺さんの萌えメイドぶりにこれまた癒されました。

  三田寺さんと沖野さんの「ホットティー or コーヒー」についての
  やりとりに笑わされました。

  何作品か三田寺さん観てますが、「こんなに可愛いのか!!」
  という驚きを持ったのは本作が初めてですね。

  そして、コーヒーへのこだわりすぎるまでのこだわりと
  いつまでも塗りたてペンキの匂いの残る店、
  のその理由がやっぱり新耳袋。。。

・ そして、演者全員の笑いの小ネタに笑わされました。

・ 霊とそれに関る人たちの物語と衝撃の展開に
  驚かされ、恐怖させられました。

  ※ すごいのは観客への恐怖のあたえ方、観せ方が1つじゃなく
    いくつものバリエーションに富んでいた事です。

  (あれ?さっきと同じ事書いてるな)

  1.では、マンション殺人事件でそもそも
    存在しない地下へ降りるエレベータには
    女性だけでなく男性も乗っていた、という事、
    それが伏線となり
    事件解決と思わせておいて
    更なる霊事件で妹が殺されてしまう、という後引きの悪さ。

  2.では、霊に取り憑かれ彼を殺そうとした為、
    彼に崖から突き落とされた女性、
    しかし実は霊に取り憑かれる以前から
    彼の浮気に疑念を持ち、彼を殺そうとしていた、
    そして霊になった後もその浮気相手である仕事の同僚の元を
    49日間ずっと離れなかった、という物語の締め方

  3.では、たまたま姉妹夫婦の同居人が、
    殺人犯に殺された女性が「彼(殺人犯)」にあげようとしていた(?)櫛を
    拾ってしまったが為に

    殺された女性の霊を呼び寄せ、
    単に男というだけで旦那、同居人と次々と呪い殺され(呪殺)、

    ※ 同居人が実際霊に飛びかかられ殺される際の照明演出
      (あの演出の呼び方は「フラッシュバック」で良かったんですかね?
      あるいは「フラッシュライト」?)
      がすごく怖かった。
      本物の怨霊のようでした。


    それに対して、殺された女性の霊の気持ちを理解しようとするヒロイン、
    その善意につけ込んで女性の霊はヒロインに取り憑き
    「本当の思いの丈」を振りまき、
    彼を最後に殺した女性をも殺そうとした所を
    霊媒体質の沖野さんに止められる。

    そして、更に物語は進み、
    ヒロインは捜査一課へ戻り更に出世するが、
    「オカルト」の存在を認め、
    「また特殊課へいつか戻りたい!」と警視に伝え、
    物語としての(一応の)ハッピーエンドを見せるのか、

    と思わせた所で、更にオチのオチに、
    姉妹の子どもたちもその後殺されていて、

    更にはヒロインのバックに入っていた櫛、

    そしてヒロインに襲いかかる(本当に恐怖の)怨霊、
    という救いようのないオチ、締め

・ 物語の恐怖とその他のネタ比率、
  8:2ぐらいですかね、
  しかし、苦手だと思っていたジャンルも
  物語が良く出来ている上で
  演者、演出も良いと
  「面白い物語」として観る事ができた事に驚きました。
  
  怖いんだけど面白い、また観たくなってしまう、
  ほんと何度も言いますが
  怖面白い(こわおもしろい)
  物語でした。

  最初は物語自体は恐怖もの、という事でそこにはほとんど期待はなく、
  久保田さんの伏線たっぷりの脚本/演出と
  その回収の流れさえ観れれば良いかな、
  程度に思っていたのですが、
  見終わった感想としては

  「今年度No.1作品」
  「☆をつけるなら5つじゃなく6つ以上」
  「ジャンルに関わらず良いものはやはり良い」

  という事を見せつけられました。

・ DVD買おうっと( ´ー`)


以上、散漫な感想でした。
明日も楽しみだーヽ(´ー`)ノ
───────────────────────
4/5(土)18:00観劇

・ 二度見して思ったのは、1日目は「全部いい!」の一言で
  アンケート終わってしまったが、全体的に何よりも
  お芝居ならではの「音」全般(BGM、SEそして演者さんの大絶叫)、
  それに合わせての暗転がとても怖さを煽ってるな(上手い)、と思った。

  2度使ってたけど、2度とも(知ってても)
  身震いするようなシーンだった。
  (木本さんも言ってたけど)


・ 物語として、上司の静止を振り切ってまでの
  ヒロインの善意と熱意が
  逆に負の連鎖を産んでヒロインを苦しめていく展開は
  シュールというかダーク、まさに救いのない怪談話だと思った。


※ 前回の感想で1つ間違えてたけど、「櫛」じゃなくて「髪飾り」、
  それを崖から突き落とされ殺された彼女が呪いを込めて
  彼(犯人)宛てに流したものが渡りわたって
  彼女自身を呼び出し悲劇を生み出していたのだった。。。


・ 恐怖とその他の比率8:2とか思ってたけど、
  展開を知った上で恐怖慣れしてくると
  久保田さんの「ただ怖くはしない」の説明通り、
  結構笑いと癒やしも織り交ぜていたように思えた。

  特に各編の始まりは必ず喫茶店から展開し、
  三田寺さん+ヤマケンさんの癒やしキャラが
  絡んできてたし。

・ トークショーで沖野さんが言ってたけど、
  芝居の流れで自分メインのパートじゃない時の行動は
  アドリブで色々やっていた、との事。

  以前もヤマケンさん竹石さんそれぞれが
  色々久保田さんのメイン脚本の範疇外で
  「観客を楽しませる工夫」を試していた、
  という話を聞いたけどやっぱり
  その脚本任せでなく「どこまでもお客様を楽しませよう」と
  更に上を目指すスピリットはとても重要だなあ、と思った。

・ トークショーで三田寺さんのトーク時以外の挙動を観ていて
  お芝居含め「天然キャラ」なのか、
  と何か納得した。
  今度発売するDVD第二弾、というのがHな感じでなければ
  ぜひ購入したいなあ、癒やしだなあ( ´ー`)

  あと、恒松さんの癒やしボイスな朗読会もぜひ行きたいなあ。


最後に
新耳袋1、2では、怪談ものを取り扱うTV番組やお芝居特有の
トラブルが本当にあったらしいけど、
このまま何事もなく千秋楽を迎えられますように(-人-)

そしたら4も観に行こうっと。
喇叭道中音栗毛

喇叭道中音栗毛

楽団鹿殺し

AI・HALL(兵庫県)

2014/04/10 (木) ~ 2014/04/12 (土)公演終了

満足度★★★★★

期待を裏切らない
期待を裏切らない面白さでした。
ちょっとほろっとくる場面もあり、考えさせられる場面もあり。
さすがです!

【沢山のご来場、誠にありがとうございました!】「面影橋で逢いましょう」「それではみなさん、さようなら」

【沢山のご来場、誠にありがとうございました!】「面影橋で逢いましょう」「それではみなさん、さようなら」

ラフメーカー

JOY JOY THEATRE(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

それではみなさん、さようなら
好きな状況設定の1つである「踊り場タイプ」またの名を「待合室タイプ」、この世とあの世の合間でのオハナシ。
キャラ合戦の如き前世での行動吟味を経ての「判決」に「自殺ならともかく重過ぎないか?」と思うもその内容を聞いて納得。
それどころか、病死や事故死も含めて親よりも先に逝くのは不孝であると気付かされる。生きねば!

グローブ・ジャングル

グローブ・ジャングル

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2014/04/04 (金) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

僕の劇団
第三舞台は、憧れの劇団だった。
大人気でなかなかチケットを取れず、
唯一見ることができたのが、
「朝日のような夕日をつれて」だったと記憶する。
素晴らしいシナリオ、テンションの高い芝居、
大会場の観客が呼吸をともにするような感覚。
鴻上尚史のエッセイで紹介された、
お客さんの感想からは、
劇団とその観客が切磋琢磨する様子が伝わってきた。

けれど、僕がやっと東京での日々を手に入れた頃、
第三舞台はその活動を停止してしまった。

鴻上尚史が若手の劇団を作ったと聞いて、
見に行ったことがある。
「天使は瞳を閉じて」だったと思う。
ああ、シナリオが素晴らしいと感じた。
その後、同じ劇団を何度か見るも、
言葉と演技に魅了されながらも、
どこか上滑り感を覚えていた。

けれど今日、その「虚構の劇団」
演じる「グローブ・ジャングル」は素晴らしかった。
初めて見たとき、容姿先行の感のあった
小野川晶は主演女優の風格が漂っていた。
美しさの中に凄みとコミカルが同居していた。
これまで劇団を支えてきたコアの俳優と、
新人・客演が相まって、複層的な深みがあった。

かつての第三舞台が観客とともに歩んだように、
僕もこの劇団と真剣勝負してみたいと思う。

Re:verse

Re:verse

アヴァンセ プロデュース

本多劇場(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

こ、これは・・・・
確かに問題作だ~。この舞台上で展開されるように、人が知りたくなかった真実、触れる必要の無かった事実に迫るという行為自体は、報道においても、日常的な会話においても確かに大きなタブーなのだろう。ただ、大きな悲劇に見舞われた後、様々な形で生き残った人間にとって、告発され、認識し、告白するという試練は、これからも生きていくためのステップを踏み出すために、避けては通れないイニシエーションなのだということをこの舞台は教えてくれる。私たちが被災地の報道に対して感じる鬱憤、義憤、モヤモヤ、進まない復興への苛立ちのおおもとは、実はこんなところにあったのだ、とショックを受けた。
無かったことにはできない判断ミス、ほんの少しの悪意、コントロール不可能な生存本能、人はこれらと向かい合って初めて自分というものを知り、よろめきながらも前へ進める。見つめること、告白すること、それはなんと私たち日本人が普段ないがしろにしている行為であることか。「過ぎてしまったことを言っても仕方がない」「今更そんなことを掘り返してどうする」という文化の中では対応しきれない大きな悲劇もあるのだ。しかしそれは、あまりにも私たちの日常から遠く、理解不可能な感覚だ。毀誉褒貶こそこの作品に対する最高の賛辞だと思います。

ネタバレBOX

ミニマムな効果音が効いていました。ああ、これはこうあるべきなのだ、と話の展開にしたがって製作者の意図が伝わってくる。壁に映る、粗い流れ気味の映像は緊迫感と現実感を増幅させ、すごい演出効果があった。演出として素晴らしい完成度の高さだと思います。観劇中ずっと、キリスト教の教会に必ずある、人ひとりがやっとはいれる小さな告白室が脳裏に浮かんでいた。ああ、あれはこういうことだったんだな、とストンと腑に落ちた。告白というのはたった一人に対して為されても、千人に対して為されても同じ苦しさなのだということに。
きゅうりの花

きゅうりの花

ハイリンド

小劇場B1(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

テンポのよいリズム感のある舞台
 コメディ系の作品ですが起承転結がはっきりとしているというわけではありませんのでストーリー性重視の方にはなにか物足りなさが残るかもしれません。しかしながら、それぞれ悩みや問題を抱えている登場人物たちが絡み合っていく様を笑いを交えながら自然な感じで普段の生活にあるような会話の中で展開させてゆくその手法はとても見事でありまたそれをうまく活かすような演出がされていました。コメディ系の作品では、会話のリズムや間の取り方がとても大切になってくるのですが、ハイリンドのメンバーや客演の皆さんはこの間の取り方が実に絶妙で、ちょっとしたしぐさや表情の変化で微妙なその場の雰囲気や人物感情をうまく表現されていたと思います。

ネタバレBOX

 下北沢 小劇場B1は初めていった劇場なのですが、今回の作品では会場全体を上から眺めるといわば直角二等辺三角形の斜辺方向に舞台が、等辺の二つの方向に客席が配置されていてなかなかユニークでおもしろい舞台設置だと思いました。

Re:verse

Re:verse

アヴァンセ プロデュース

本多劇場(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

次のインタビュアーは 私たち自身 かもしれない





東日本大震災を報じるニュースは「美談」に終始してしまったのではないか。


支援物質に行列を作り、暴動すら発生しない日本人を「世界中のメディアが賞賛した」らしい。


ただ、そうした「美談」に隠れ、仮設住宅内での家庭内暴力が 多数あったこともやはり事実である。


ジェンダー活動家Aさんによると、既婚男性を中心に「震災と失業に伴うストレスからアルコール依存症に陥った」例が報告されたという。 その解消方法こそ暴力であった。

福島第一原発が放出した放射線物質から子供を守るため、県在住の母親が「疎開」する例も「美談」とは いかない。

どういう視点で「人の本性」が伺えるのかといえば「被災者同士の敵対心」である。

これは、津波に、または原発事故に呑まれた被災者同士が助け合い、明日へ向かい復興する「美談」とは180℃違う。


いわき市から新宿区内に疎開(2012年 当時)した元薬剤師・女性Bさんは こう教えてくれた。


「言いたくはないですけど、20キロ圏内の住民は一人につき20万円補償金貰ってるそうですね。赤ちゃんも含まれています。一家4人だとしたら月100万円なんです。結構、いい金額ですよね。
家に帰れない苦しみもあるとは思いますが、わたしたち20キロ圏外の住民は1円も補償金貰ってません」


この女性Bさん に「被災者同士、『がんばろう、日本』の精神で助け合いなさい!」と批判するのは簡単だろう。
だが、これが「被災者」のリアルな姿だという真実を忘れてはならない。



坂上忍氏はバラエティー番組等に出演し、「潔癖キャラ」が浸透したタレントである。
最近だと「処世術本」も出版した。

坂上忍氏の「生き方」、それは「孤立を怖れない」だと思う。

本舞台は東日本大震災より一年経過した架空の「茨城沖大震災」を描くわけだが、「美談」なる和紙を破り捨ててしまう人間ドラマであった。

キャスト陣が「感情移入」させる迫真であり、やや本多劇場のキャパシティだと(座席次第で)表情を把握できないが、効果的照明ピッチのためその「空間」は味わえた。


人間は「利益第一主義」である。

あらゆる行動において、自らの短期的、長期的利益を保持するのが「本能」である。

でも「ええじゃないか」。

坂上忍氏の冷たいぬくもり

英霊だヨ!全員集合

英霊だヨ!全員集合

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★

てんこ盛りで大人数なのによくできてる!
たいてい大人数でてくるやつは
バタバタでまとまりがなくなりがち。
なのにここまで、ちゃんとまとまっているのが不思議。

それにしても最近の演劇の傾向は
たいてい戦争への警告か、安倍政権への風刺ばかりのような気が
してならない。(私が見ているのが偏っているのかも)

ここまでうっぷんがたまっても、どこにも書かれない政府への不満。
地下芸人の愚痴と、片付けていたら
この先、間違いなく足元をすくわれますよ、安倍さんは。




ネタバレBOX

解散公演が初見。
売れなかった!と言っていたけれど
これほど面白いのに、なぜなんだろうと考えてみた。

いつもかどうかは知らないけれど
オカマ、白いブリーフは一般的には飛び道具。

そしてドリフでまとめるのは
とてもまとまりやすいと思うし、わかりやすいし、面白いけれど
オリジナルじゃないと言われがち。

オカマ、ブリーフといった笑いを好む人、
もしくは、すべり台など体をはった笑いを好む人は、
残念ながら、政治の風刺とかは好きじゃない。

つまり
よくまとまっているように見えながら
実は、ターゲットの違う笑いを混在させてしまっている。

オカマとぬるぬる滑り台と政治を一度に理解できる人は、
笑いの許容のアンテナを他方向にたくさんもった人だけ。
つまり一部の人間にしか受けないということ。

個人的には、メンバーが優男的に粒ぞろいすぎて
個性の際立った役者がいなかった印象が強い。
(濃い役者=オカマ役ではない)
10年の間に濃い役者が育たなかったのが残念である。

舞台 新耳袋3

舞台 新耳袋3

タンバリンステージ

ザ・ポケット(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

\(^O^)/
とても面白かったです!!
でも怖くて「わっ(><)」ってなりましたm(_ _)m
ゾクゾクしてドキドキする展開で観ててハラハラしました!!

記者会見+爆音上映会

記者会見+爆音上映会

ツリメラ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/04/01 (火) ~ 2014/04/01 (火)公演終了

満足度★★★★

オトナの「ホンキの冗談」
ある意味でウルトラマンにおける偽ウルトラマンの回、的な NICONICO 登場編て、「ホンキの冗談」が楽しい。
また、上映会は音質・画質とも大変良いことにビックリ。2m×3mくらいのスクリーンに映写しても非常にクリアだもんなぁ。
なお、受付で香典袋を用意して来なかったことを悔いたのは言うまでもない。

きゅうりの花

きゅうりの花

ハイリンド

小劇場B1(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

陶芸の妙
あれよあれよという間の1時間45分。キュウリ夫人のアナウンスも観劇のエッセンスとなりました(笑)1。フライヤーの冒頭に記載されていた「縁」を何よりも大切にしているメンバー4人。丁寧な演技が印象的でした。随所に登場する陶芸作品がストーリーを緩和させたり、緊張感を醸し出したりと、いい塩梅に存在していて、最後まで楽しむことができました。

THE ベンチ

THE ベンチ

ドリームボード

劇場MOMO(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★

良かったです。
様々な人々の人生模様が、面白く切なく演じられ、面白かったです。
人の数だけドラマがあるんだな・・としみじみ感じました。
音楽も良く、舞台の後方に映し出される桜やスカイツリーが綺麗で雰囲気が出ていました。
役者さん達は、演技力に差があるようにも感じましたが、皆好演していたと思います。舞台以外でも、今後の活躍を期待したいと思いました。
面白かったです。

きゅうりの花

きゅうりの花

ハイリンド

小劇場B1(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/07 (月)公演終了

みなさん達者!
シュールな笑い満点の戯曲に達者な役者さんでもう面白い事間違いナシ。押しと引きが絶妙でちょっと切なくなってみたり、笑わされたり、くるくると表情を変える役者さんのように、こちらも思わずくるくると表情を変えてしまう。ハイリンドと土田さんって合うなー。

ネタバレBOX

でも難点を一ついえば、このニューオープンな劇場。段差が低いのか前の人とかぶって舞台の真ん中が全く見えないことがしばしば。せっかくの熱演かつ、かなり面白いので、細かい表情まで見たいのに見えないもどかしさ‼︎解決策はあるのかなぁ。
きゅうりの花

きゅうりの花

ハイリンド

小劇場B1(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

オススメです!
ハイリンドさんの舞台を観劇させていただくのは2度目ですが…

面白い。

台詞のかけあいも、間も、暗転のタイミングも絶妙!
登場人物もとても個性的ですが、彼らの関係性など共感できる所もあって、友人に会いたくなりました。
終演まではあっっっという間で、もっと観ていたかったです。

客席と舞台が1つになっていたと思います。
観客側もその場の一員になっているような、同じ世界に生きているような感覚を受けました。
客席から思わず出た「可哀想…笑」は、皆の心を代弁してくれていたと思い私も笑ってしまいました。

まだ観た事がない方や、観ようか迷っている方がいらしたら、是非観てみて下さい!
足を運ぶ価値ありです!

(なんだか上からな物言いで失礼しました。でも本当に面白いです)

IN HER THIRTIES

IN HER THIRTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/03/27 (木) ~ 2014/03/31 (月)公演終了

満足度★★★

男の私は女心の解らない所もある。
おはよう 早い 合コン どう? 水虫 茶殻で・・・ 芝居始まり前の雰囲気から皆が、入ってくる 皆が席に着く。
 仕事 恋 転勤 若い自分は、将来の自分を知らないところがある えっ 彼 どこまで っていうか どこまでが・・・ そんな高校生みたいなこと 結婚 仕事で東京へ 離婚 母が病気 大阪へ 面接を受けている 若い自分と 意見が2分することも 最後 39の自分と30の自分が話す 化粧だけは落して寝なさい!! 飲みに行ってくる どうぞ 頑張れ!!

麗らかは。結婚 出産 えっ 彼 どこまで っていうか どこまでが・・・ そんな高校生みたいなこと、どこまで うふふふふ 片桐慎和子さんの独特な雰囲気が良かった。

やっぱり 女心の解らないところがある、男の私が観るより 女性の同世代の方が観れば、もっと入り込めるのだろうと思う。

かのうとおっさん TOKYO PLAYERS COLLECTION完全乗っかり企画  『IN HIS THIRTIES』も楽しみ

ぬれぎぬ

ぬれぎぬ

アマヤドリ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/04/01 (火) ~ 2014/04/23 (水)公演終了

満足度★★★★

心理を映す会話劇!
表面的な気持ちと奥底にある気持ちの違いを表現しながら、立場のよって使い分ける見せ方は印象的。
有島役笠井里美さん難しい役上手く演じられていました。良かったです。

ネタバレBOX

印象的シーン数場面。
有島と門田の接見での門田の犯罪者ならではの身勝手な論理をとうとうと説く場面。
有島の妊娠相手による対応の会話で、事実婚の夫の向井が有島に求めることとポイントがずれかみあわない上に本音を言わない場面。
有島の勤め先である派遣会社の人員削減の件で、有島と出向で来ている正社員村田の気持ちのうらおもて。
門田に妹を殺された姉の門田に対するストレートな表現と、それとは裏腹な事件を探る冷静な分析。
有島が門田から本当の話を聞きだすために行った方法は見事!
「ハッピーハードラック」

「ハッピーハードラック」

演劇集団イヌッコロ

テアトルBONBON(東京都)

2014/04/01 (火) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★

大物ロッカーのイメージ作りとしては?
コメディとして登場人物のギャグの掛け合いは面白かったのですが、どうも設定が私には不自然でした。

ネタバレBOX

大物ロック歌手t2がイメージ作りの為、使用しないのに麻薬を買っていたという設定が私には不自然で、ロッカーのイメージ作りなら他にも方法あるのかなぁ・・・。
このご時世、その筋の人と関わり合うだけで芸能生活の破滅に繋がりますので危険すぎます。
東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』(ワンバイゼロ)  NEW VERSION エピソード1&2&3

東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』(ワンバイゼロ) NEW VERSION エピソード1&2&3

キューブ

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2014/03/24 (月) ~ 2014/04/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

【エピソード3】鑑賞
かーいい

ネタバレBOX

香帆とイサキがメインで、1×0というSNSに少し迫るサスペンス仕立ての回。

ゼペット博士は殺さないといけないのか、トゥービーコンティニュー。

エピソード4が二葉、エピソード5はウサキとラコちゃんということは分かりましたが、ラコちゃん本当に辞めちゃうのか心配です。
Re:verse

Re:verse

アヴァンセ プロデュース

本多劇場(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

グイグイえぐる
重たい話、大きな舞台でも映えました。

ネタバレBOX

東日本大震災のちょうど一年後に起きた茨城沖大震災の津波で家族や児童や消防団仲間を失った人たちの話。

初演のときはどうだったか覚えていませんが、今回、黒地の衣裳にワンポイント赤とか黄色とか緑とかの小物を加えることで連れ同士が分かり易くなっていました。黒一色に拘ることもないと常々思っているので良かったと思います。

インタビューにより、誰かを犠牲にして助かったと噂されている人たちが集められたことが分かり、犯罪に問われることは無いにしろ、確執、子育てや介護の疲れなど日々の潜在意識がとっさに、あるいは用意周到に働いて死なせたことが明らかになる過程は見応えがあります。

一理あるような風なところが何とも言えません。

全くどんな話か分からない時点での、兄弟喧嘩の仲裁から夫婦の離婚話に繋がっていく導入部は素敵でした。そして、その母親だった女性が家族を捨てて家を出たことで自分一人だけが生き残ったという傷の重さから、同じような人たちの心境を知って心を整理してみようとドキュメンタリーを企画したことが明らかになりました。

結果、さらに家庭や自己が崩壊するケースもありましたが、前向きになった人たちもいて、それが救いでした。

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