
月を泳ぐ魚
etecolza
LIFT(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1033(14-072)
19:00の回(強い風と雨)。18:30受付、開場。
入ると床に「穴」があって地階が見えました。此処はたぶん4回目ですが、初めてです。下から見上げると吹き抜け状態です。階段側が客席で、ベンチシートに椅子席(4列)、少々窮屈、満席模様..みなさん日芸の方か??
白い「箱」が3つ、白いカーテン、正面奥は薄地。
18:50前説..平岡さん。平岡さんは、生活図鑑の「凹」、白昼夢「ラフレシア」と本作で3つ目。篠原さんは「小宇宙」を観ていたのですぐわかりましたが、國島さん=「アコ」、加賀さん=「ムツ」という配役でしたでしょうか。
19:06開演..雨音~20:11終演、雨は弱まっていました。
小学生の女の子3人、今の3人。殻を砕き、自分と世界とを認識し飛び立つその時、自我との対話。
未知のものに対する怖れ、迷い、戸惑い...記憶の片隅にその痕跡が残っているかどうか、という自分には少々眩しい内容でしたが、わからないというものではありませんでした。
スカーフの巻き方で役柄に変化をもたせていましたが、もっと大胆にやってもよかったのでは。
篠原さんの「描画(大胆さ)」は面白かったです。
次の生活図鑑、lulu(セッションハウスの「D ZONEフェス」はすでに「プロジェクト大山」を観ていて他の作品もできるだけ観ようと思っています)も行けるようでしたら。

江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
宗教というより
拝み屋のお話ではあるのですが、宗教というより、日本の民話をベースにしつつ、今の家族を描いたものというのが私の解釈です。ユニットの命題通り、本当の幸せを考えるきっかけになるんじゃないかな?

『他人の目』『自分の耳』2つの愛+2つの孤独
T-PROJECT
小劇場B1(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
「静」の会話劇は思った以上に難しい劇だと思いますよ
3/13(木)19:00 「他人の目」観賞
はっきり言ってしまって「まあまあ」という評価しかない。
会話劇(それも少人数)は思った以上に
演者の技量が要求されるモノだと思います
(笑いを取るにも泣きを誘うにも)。
小劇場B1改装記念公演に当ててくる以上
それなりにレベルの高い作品で来るものと
思っていたのでちょっと残念でした。
まあ、それとは別にアイドル声優「寿美菜子さん」が
お芝居デビュー(既にデビュー済み?)を果たす、
という事でそっちへの興味が先に立ってしまったのですが…

ドール・チェンジ
劇団SwanLake
中野スタジオあくとれ(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
(^-^)
記念日から引っ張って行かれるにはちょっと強引な気もしましたが、引き込まれました。
役者さんたちの熱演も素晴らしかった。
泣きました。
・・・ちょっと客席が暑くて、汗だくになったのが辛かったです…。

マンガタリLIVE第7号~FAMILY~
マンガタリ編集部
天満天六・音太小屋(大阪府)
2014/03/09 (日) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見。
思ってた以上に、めっちゃ楽しめましたっ♪ハマリそうですぅ~♪で、なぜか、高校時代放送部でのラジオドラマや朗読等々、コンクールの事を思い出してしまいました。レベルも内容も全く違うのに。普通のリーディング、朗読劇では思い出さないのに。これもマンガタリの魅力!?ww次回も日時、タイミング合って、観に行けたらいいなっ。

Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^0^)/ 本日の昼、観ました☆
面白かったです。
人情味あふれる、
クライム・サスペンス☆
役者さんたちの個性が光り、
カッコイイです!
ギャング映画好きには、
たまらない面白さ♪
観劇日記をブログに書きました。

舞台ラズベリーボーイ
Smile Earth Project
俳優座劇場(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
イケメンキラキラもの
こういう舞台の場合、上手い下手より、いかに観客を沸かせるか、自分をアピール出来るかが勝負!!そういう意味では体を張った体当たりの舞台と言ってもいいと思う。アドリブに素の笑いなどもこういう舞台では逆に観客を喜ばせる。ラストのライブ、もう少しボリュームが欲しかった。

ロストマン ブルース
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
煮込みの足りないビーフシチュー
なんというか・・・煮込みの足りないビーフシチューのようで・・・ 出演者も舞台上の空気もなじんでいないように感じました。硬いお肉に、まだ火が通りきっていないジャガイモ、シチューの味も素材になじまず絡まず・・・例えるならこんな感じです。舞台後半に入ったというのに、まだまだという感じ。稽古時間が短かったのか?出演者各々の間に無駄な空気が溢れていて、ひとつになじんでいない。各々せめて自分とペアになる相手ぐらい、もう少しなじんではどうだろうか?親子に夫婦、姉妹などもいるというのに、全員が他人のようだった。期待の久保田脚本もいつもほどの冴えが感じられず、残念。
![[新制作] 死の都](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/390/stage39029_1.jpg)
[新制作] 死の都
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/24 (月)公演終了
満足度★★★★
幻影
ベルギーのブルージュを舞台に、妻を亡くした男が現実と夢の間で思い悩む姿美しい音楽と美術で描いた作品でした。
妻の遺品を入れた箱(ハンス・メムリンクの『聖ウルスラ伝の聖遺物箱』を引用していました)や写真と赤いバラの花が大量に置かれた部屋に、妻そっくりの踊り子が訪れて心を惑わされるものの最後には現実を受け止める物語で、幻想的な展開が印象的でした。
元々の指定があるのか、このプロダクション独自の演出なのかは分かりませんが、黙役が演じる妻の幻影が常に舞台上に存在することによって、三角関係が明確となり分かり易かったです。妻の声が遠くから聞こえてくるシーン(実際には踊り子役がステージの外で歌い、妻役は口パク)が幻想的でした。
第2幕は本来は第1幕と異なる場所ですが、同じセットの中で演じられ、照明と背景で雰囲気を異ならせていたのが良かったです。
舞台美術が素晴らしく、ブルージュの街並みの航空写真に模型を組み合わせた背景がパースペクティブの消失点が散在していて、リアルでありながら非リアルな、空間が捩れた様な不思議な感覚がありました。
後にコルンゴルトがハリウッドで映画音楽の作曲家として活躍することを予感させる、ゴージャスで流麗な音楽が美しかったです。
主役を演じたトルステン・ケールさんはあまり調子が良くなかったのか、声量が弱く感じられる場面が多く、ラスト直前でも声がひっくり返っていまって少々残念でしたが、全体的には演奏も良かったです。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】
らちゃかん
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
ウルトラマンが持ち回り制
ウルトラマンが持ち回り制の時代になっても
大衆の興味は、噂の真相、だったりする
のが、人間の性なんでしょうねぇ。

Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
まるで映画のような2時間
シリアスものはちょっとと思っておりました。そして上演時間2時間10分と当日劇場で案内されて「おお」と怯んだのですが、あっという間の2時間10分でした。
まるでハリウッド映画のような雰囲気を漂わせ、ドラマティックでもありつつ、笑いもしのばせている作風。初めて拝見させて頂いた劇団さんだったのですがまた一つ好きな劇団が増えたようです。
東京に拠点を移されたということで次回は黄金のコメディフェスティバルで拝見できるのを楽しみに待ちたいと思います。

新しい等高線
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
地図に賭ける想い
休憩なし1時間50分。
膨大だろう量の調査と、そこから紡ぎ出された緻密な舞台だった。
色彩堂社長・小林清治の『地図』に対する想い、情熱、誇りがよく伝わってくる作品。
いや、想いとか情熱とか誇りとか、そんな簡単な言葉では表しきることはできない。
当時の時代背景、そこに生きていた人々の思い・考えを明確に提示し、その中に在ってなお揺るがない信念。それは地図職人としての誇り故、そして“地図が読める”故。
当日パンフレットの年表と連動しており、親切な冊子でした。
舞台上の柱に備えつけられた一輪挿しが、この家の空気というか、雰囲気というか、そういうものを全部表しているのも良い演出でした。
役者さん達がとても美味そうに酒を酌み交わすので、私もお酒を買って帰ったほどでした。

ごきげん!?アキラ
骸骨ストリッパー
ザ・ポケット(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
余韻が残る🎵
全体的にテンポが良く、歌あり踊りありでとても楽しめました!歌詞はなかなか過激なものも多いけれど(笑)、繊細で美しいメロディーにのせて歌われると、素敵すぎてついつい自分でも口ずさんでしまいます。
キャラもなかなか濃いのが印象的で、皆さん一人ひとりがご自分の役を大切に演じていらっしゃるなぁ〜と感じました。
素敵な舞台を観せて頂きました!
東京まで足を運んで良かったです。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】
らちゃかん
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

虚像の礎
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★
観てきました
まず、 思っていたよりも 真面目なお芝居で ズシリときました。
現実社会でおきている問題なので とても重いです。
気軽に楽しめるものではなく、 考えさせられる舞台ですね。
個人的には、 こういうジャンルよりも もう少し 面白おかしいお芝居が好きなので… そういった意味で満足度は低めです。。

最 終 回
麻生夢想
荻窪小劇場(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
最終公演とは勿体ない
今は便利屋的な仕事をしているかつてのヒーロー達の物語。
出だしはコミカルながら中盤以降は熱血系に転じる展開はさすがきだつよし氏の直系の後輩。
ストーリーテリングも巧みだしキャスティングも的確だし、これが最終公演とは勿体ない。
が、クライマックスで音楽の音量は大きいわ、怒鳴り気味だわで台詞が聞き取りにくい…どころかほとんど聞き取れないのは惜しい。盛り上げたい気持ちはよくワカるんだけれどね。
なお、「あれだけ闘ったのに次のシリーズが始まればこんな扱い…」というヒーロー達の言い分に「ランボー(1作目限定)」を思い出す。

糸、巡礼、失うこと
アムリタ
北品川フリースペース楽間(東京都)
2014/02/21 (金) ~ 2014/02/26 (水)公演終了
満足度★★★★
マイルドな「ドグラ・マグラ」?
一言で表現すれば「マイルドなドグラ・マグラ」?(私見)
生まれ出ずる前に双子の妹と描く人生(胎児の夢)、死ぬ前に見る人生の走馬灯、一族の女性のDNAに刻み込まれた記憶などが渾然一体となった世界として観る。
ズームイン、ズームアウトするように子供から老人まで自在に変わったり、各世代の同一人物が居合わせたり…な「時空のねじれ・交差」的な表現も面白く、と言うか好みで脳内であれこれ想像・補完して楽しんだ。(「2001年宇宙の旅」を連想したりも)

フォーク
劇団ロオル
明石スタジオ(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★
表現方法
女性のみでこのような表現が出来るのかと感心させられました。
色々な要素が詰まった物語(人魚伝説も?)で、やや前衛的な演出。衣装のイメージは統一され、実験的な作風でした。
ラストがわかりにくかった(何が起こった?)ので、そのあたりがはっきりすると、もっと良かったです。

ロストマン ブルース
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
どっちかに寄せたら
う〜ん、惜しいってのが正直な感想です。主人公があの感じなら前半シリアスで通すか主人公をギャグに絡めないようにして、ストーリーそのままなら主人公をもっと崩しても良いのかな?という印象です。後半にかけては伏線回収とテンポが良くなって面白かったです☆

虚像の礎
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
劇作家の力
政治、移民、戦争からドメスティック・バイオレンスまで、現代社会に見られる様々なスケールの問題を織り込んだ、考えさせられる内容でありつつ、さらに劇作家の存在意義についても意識させられる挑発的な要素もありました。
近未来の日本を思わせる世界が舞台で、人の価値は数値で判断され、隣の地域との争いが起きているという環境の中で「心の豊かさ」について悩む人々の姿が劇作家の男を中心に描かれていました。
多くの要素を物語に組み入れる手腕は素晴らしいと思いますが、盛り込み過ぎに感じられ少々技巧が鼻に付きました。
劇作家が自らを「心の専門家」と呼び、問題解決の糸口を与える特別な人物として描かれていて(モダニズム〜ポストモダニズムの名作家具が並ぶ舞台美術の中で、彼の部屋だけがクラシカルな家具だったのも象徴的でした )、作者の中津留さんの劇作家としての志しの強さと共に、自己賛美的な面も感じられ、釈然としない印象が残りましたが、当日パンフレットの文章を読むとその様な反応を見込んで作ったことが書いてあり、「虚構」に上手く乗せられてしまったのかもしれません。
役者達の演技がリアルで緊張感があるドラマに引き込まれましたが、映画や小説でも表現が出来る内容に感じられ、個人的には演劇という形式ならではの表現がもっとあっても良いと思いました。