最新の観てきた!クチコミ一覧

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月を泳ぐ魚

月を泳ぐ魚

etecolza

LIFT(東京都)

2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1033(14-072)
19:00の回(強い風と雨)。18:30受付、開場。

入ると床に「穴」があって地階が見えました。此処はたぶん4回目ですが、初めてです。下から見上げると吹き抜け状態です。階段側が客席で、ベンチシートに椅子席(4列)、少々窮屈、満席模様..みなさん日芸の方か??

白い「箱」が3つ、白いカーテン、正面奥は薄地。

18:50前説..平岡さん。平岡さんは、生活図鑑の「凹」、白昼夢「ラフレシア」と本作で3つ目。篠原さんは「小宇宙」を観ていたのですぐわかりましたが、國島さん=「アコ」、加賀さん=「ムツ」という配役でしたでしょうか。

19:06開演..雨音~20:11終演、雨は弱まっていました。

小学生の女の子3人、今の3人。殻を砕き、自分と世界とを認識し飛び立つその時、自我との対話。

未知のものに対する怖れ、迷い、戸惑い...記憶の片隅にその痕跡が残っているかどうか、という自分には少々眩しい内容でしたが、わからないというものではありませんでした。

スカーフの巻き方で役柄に変化をもたせていましたが、もっと大胆にやってもよかったのでは。

篠原さんの「描画(大胆さ)」は面白かったです。

次の生活図鑑、lulu(セッションハウスの「D ZONEフェス」はすでに「プロジェクト大山」を観ていて他の作品もできるだけ観ようと思っています)も行けるようでしたら。

ネタバレBOX

3人とも似たような衣装だったので、実は「ひとり」なのではないかと思ったりしました。迷い悩む「自分」に語りかける「理性」と「感性」のような構図を。これはいくらなんでも考えすぎですかね。
江戸系 諏訪御寮

江戸系 諏訪御寮

あやめ十八番

小劇場 楽園(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

宗教というより
拝み屋のお話ではあるのですが、宗教というより、日本の民話をベースにしつつ、今の家族を描いたものというのが私の解釈です。ユニットの命題通り、本当の幸せを考えるきっかけになるんじゃないかな?

ネタバレBOX

前回の『淡仙女』でもちゃぶ台のある居間が描かれていました。ちゃぶ台を囲む家族って、何があってもやっぱり幸せなんだろうと思います。そして、若者は恋をして、また家族をつないでいくのです。
春平役美斉津さん、本当に初めて恋をした高校生でした。
『はちみつとクローバー』で人が恋に落ちる瞬間を初めて見たという台詞がありましたが、冒頭その台詞が浮かびました。鬼の話とか、宗教団体の経営とか、いろんなことが語られたけど、私は春平クンのはかない恋だけで胸がいっぱい。堀越さんの思惑どおりです。
『他人の目』『自分の耳』2つの愛+2つの孤独

『他人の目』『自分の耳』2つの愛+2つの孤独

T-PROJECT

小劇場B1(東京都)

2014/03/13 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

「静」の会話劇は思った以上に難しい劇だと思いますよ
3/13(木)19:00 「他人の目」観賞

はっきり言ってしまって「まあまあ」という評価しかない。
会話劇(それも少人数)は思った以上に
演者の技量が要求されるモノだと思います
(笑いを取るにも泣きを誘うにも)。

小劇場B1改装記念公演に当ててくる以上
それなりにレベルの高い作品で来るものと
思っていたのでちょっと残念でした。

まあ、それとは別にアイドル声優「寿美菜子さん」が
お芝居デビュー(既にデビュー済み?)を果たす、
という事でそっちへの興味が先に立ってしまったのですが…

ネタバレBOX

アイドル声優ユニット「スフィア」の高垣さんは
数年前から舞台活動をしてるとして、
それ以外の3人(戸松さん、寿さん、豊崎さん)、
それぞれがそれぞれ2014年に違う劇団/お芝居に参加する、
舞台デビューを果たす、という事で気になってはいました
(財力が尽きて豊崎さん舞台は取れませんでしたが…)。

ただ、
・ 小劇場B1は初観劇なのですが「小さい箱」かつ
  それ以上に観客との距離が本当に近い接近舞台
  (慣れない人にはそれ自体がハードル)

・ くの字

  │
  │観 舞台
  │客   
  │ 観客
  └────

  という(もう1つの小劇場と同じ)特殊な構成

・ (劇場を見て分かりましたが)会計士のオフィスを主とした
  3人の会話劇、という「静」の舞台

という事で、舞台歴の長いベテラン勢

※ ベテラン勢も声優/脚本家などマルチタレントの集まりだったのですね

はともかく、寿さんはそこに「ちゃんとついていけるのかな?」
という不安はありました。




冒頭、会計事務所に何故か忍び込んでいる探偵
(前の探偵がエレベーターから落ちた為後を引き継いだという)、
そこへ帰り支度をしに来た会計士。


会計士は、若さと美貌にあふれる妻と結婚したのは良かったが、
それから数年、当初は自分から教わるもの全てに感動してくれていた妻が、
今では自分への興味を失っているのが態度に現れ、
「浮気をしているのではないか!?」という疑念に
探偵を雇って調べさせていた、との事でした。

この2人の会話劇が冒頭20分近く続くのですが、
申し訳ない話、探偵役の方の噛み/トチリが多すぎます。
(元々それなりの勢いを持ってしゃべるその口調と
合わさってのものなのでしょうが…これは最後まで続きました。)


そして、観客の方も(自分と同様?)単に寿美菜子さんの
初舞台を観に来た、演劇自体に興味がない、という人達が
多かったのではないでしょうか?

※ 拾うほどではないネタにも過剰に笑い、
  舞台の空気について「妙なテンション」だな、
  と感じていました。


そして、探偵は「奥さんには気になる男性がいる、その方はすごく
紳士的でかっこよく~云々~」のセリフを残して、
妻の登場により追い出され、
次は妻と亭主(会計士)の2人の会話劇です。


最初は旦那に「花を飾ってあげようと思ってきたの!」
などテンション高くふるまう妻ですが、
旦那から「気になる男がいるんだろう」などと問い詰められ、
それを白状する流れに。


この内容が先の探偵が言っていた人物像とはまったく異なり、

もうずばり『さっきの探偵の事じゃん!』

と小さな盛り上がりを見せた時、会場は爆笑の渦になりました。


そしてドアの外に探偵が隠れていた事から、
とうとう3人そろっての修羅場舞台が始まります。

・ 自分が気になっていた人が実は「旦那に雇われた探偵」で
  あった事に怒り、そして悲しむ妻

  ※ この場面、妻は悲しみにソファへ飛び込みますが、
    ソファへ飛び込むまでの寿さんの表情は
    はっきりいって「笑い」入っちゃってました。
    多分お芝居的に感情の切り替えについていけなかったのかなあ、と。。。

・ 自分が雇ったはずの探偵に妻の心を奪われていた事に怒る亭主(会計士)。


そして、場面は探偵と妻の2人舞台に。

・ 妻は元々フィーリングだけで生きる友達達と共に生きてきた。
  そこへなんでも「新しい、自分の知らない事/世界」を
  教えてくれる旦那が現れた。それはとても幸せな事だったが、
  いつの間にか妻自身が教養その他を身につけ、
  旦那との関係が先生と生徒からそうではない関係に
  なってしまったのが今回のすれ違いの原因、と。

・ 探偵の語る「他人の目」(探偵としての自分を外に置いた第三者の目)。

・ 言葉はかわさないまでも、
  妻とそれを追う探偵、
  そして時に逆転し探偵とそれに案内される妻、
  その関係に探偵は今まで欲していたものを手に入れた気分だと言う。

・ 自分は探偵として人を悲しませるような仕事ばかりしていた、
  この仕事もきっともう終わりだろう、
  最後に「他人を幸せにしてみたい」という探偵。

  そして、亭主の事をまだ愛しているのなら、
  自分(探偵)と妻とでこの3週間やってきた事
  「追いかけっこやらなんやら」と同じ事を旦那にやってみるんだ!、と。


という事で、
・ 妻は部屋を飛び出し

・ 旦那(会計士)も秘密のネタから探偵の指図に従わざろうえず
  妻を追う

という形でこの物語は終了します。




(海外ベースと思われる)お話自体はきっと”それなりに”面白いものなのだと
思います。

しかし、

・ 探偵役の噛み、トチリが多すぎる

・ 寿さんが声はともかく、表情その他お芝居に入りきれていない

という事で、一人孤軍奮闘する会計士をよそに
このお芝居は「まあまあ」という感想しか、
自分には抱けませんでした。


※ はっきりいってしまえば、
  いきなり「静」の3人芝居、という難しい舞台に立つよりも
  寿さんにはまず、普通に大人数で物語が動く「動」の芝居に
  立ってもらいたかったかな、と思います。
  (自分はアイドル活動はどうでも良い派なので
  今後の舞台活動に期待したいです。)


※ あとは、3人全員、これが会話劇である、という事をもっと念頭に置いて
  「表情」による芝居に注力すべきではないか?
  と思います。
  動かない分(かつ演者と客席が近い分)、
  観客は3人のその表情の移り変わりから物語の展開を
  感じ取ります。


そういう意味で、
・ 寿さんの舞台デビューに向いた舞台ではない
  ※ 単に朗読劇などやってればそれこそ1000人それ以上でも
    すぐに感動に引き込めたと思いますが、
    あえて「お芝居」を選んだからにはお芝居としての成立が第一だと思います。

・ 小劇場B1の改装記念公演として向いた舞台ではない

と自分は思ってしまいました。


PS. 舞台が終わって前説担当が
  「Tシャツ販売してます、色は紫です!(紫はスフィアでの寿さんカラー)」
  と言った時、会場はめっちゃ湧いてましたが、
  自分は「盛り上がりのない舞台」を観た後でめっちゃテンション下がってたのもあり
  今更アイドル声優売りで盛り返そうとかやめた方がいいんじゃない?
  とちょっと情けない気分でした。


つまんない舞台は書く事ない、といいつつ結構書いたな( ´ー`)
いやあ、寿さんの可愛さはとんでもなく伝わってきましたけどね、
目も合わせられないレベルで。
でも、舞台ってそういうもんじゃないですから。
美より何より演じる事で何かを伝えるもんですからー!
ドール・チェンジ

ドール・チェンジ

劇団SwanLake

中野スタジオあくとれ(東京都)

2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

(^-^)
記念日から引っ張って行かれるにはちょっと強引な気もしましたが、引き込まれました。
役者さんたちの熱演も素晴らしかった。
泣きました。
・・・ちょっと客席が暑くて、汗だくになったのが辛かったです…。

マンガタリLIVE第7号~FAMILY~

マンガタリLIVE第7号~FAMILY~

マンガタリ編集部

天満天六・音太小屋(大阪府)

2014/03/09 (日) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見。
思ってた以上に、めっちゃ楽しめましたっ♪ハマリそうですぅ~♪で、なぜか、高校時代放送部でのラジオドラマや朗読等々、コンクールの事を思い出してしまいました。レベルも内容も全く違うのに。普通のリーディング、朗読劇では思い出さないのに。これもマンガタリの魅力!?ww次回も日時、タイミング合って、観に行けたらいいなっ。

Jack moment.

Jack moment.

バンタムクラスステージ

萬劇場(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^0^)/ 本日の昼、観ました☆
面白かったです。
人情味あふれる、
クライム・サスペンス☆
役者さんたちの個性が光り、
カッコイイです!
ギャング映画好きには、
たまらない面白さ♪
観劇日記をブログに書きました。

舞台ラズベリーボーイ

舞台ラズベリーボーイ

Smile Earth Project

俳優座劇場(東京都)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

イケメンキラキラもの
こういう舞台の場合、上手い下手より、いかに観客を沸かせるか、自分をアピール出来るかが勝負!!そういう意味では体を張った体当たりの舞台と言ってもいいと思う。アドリブに素の笑いなどもこういう舞台では逆に観客を喜ばせる。ラストのライブ、もう少しボリュームが欲しかった。

ロストマン ブルース

ロストマン ブルース

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

煮込みの足りないビーフシチュー
なんというか・・・煮込みの足りないビーフシチューのようで・・・ 出演者も舞台上の空気もなじんでいないように感じました。硬いお肉に、まだ火が通りきっていないジャガイモ、シチューの味も素材になじまず絡まず・・・例えるならこんな感じです。舞台後半に入ったというのに、まだまだという感じ。稽古時間が短かったのか?出演者各々の間に無駄な空気が溢れていて、ひとつになじんでいない。各々せめて自分とペアになる相手ぐらい、もう少しなじんではどうだろうか?親子に夫婦、姉妹などもいるというのに、全員が他人のようだった。期待の久保田脚本もいつもほどの冴えが感じられず、残念。

[新制作] 死の都

[新制作] 死の都

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★

幻影
ベルギーのブルージュを舞台に、妻を亡くした男が現実と夢の間で思い悩む姿美しい音楽と美術で描いた作品でした。

妻の遺品を入れた箱(ハンス・メムリンクの『聖ウルスラ伝の聖遺物箱』を引用していました)や写真と赤いバラの花が大量に置かれた部屋に、妻そっくりの踊り子が訪れて心を惑わされるものの最後には現実を受け止める物語で、幻想的な展開が印象的でした。

元々の指定があるのか、このプロダクション独自の演出なのかは分かりませんが、黙役が演じる妻の幻影が常に舞台上に存在することによって、三角関係が明確となり分かり易かったです。妻の声が遠くから聞こえてくるシーン(実際には踊り子役がステージの外で歌い、妻役は口パク)が幻想的でした。
第2幕は本来は第1幕と異なる場所ですが、同じセットの中で演じられ、照明と背景で雰囲気を異ならせていたのが良かったです。

舞台美術が素晴らしく、ブルージュの街並みの航空写真に模型を組み合わせた背景がパースペクティブの消失点が散在していて、リアルでありながら非リアルな、空間が捩れた様な不思議な感覚がありました。

後にコルンゴルトがハリウッドで映画音楽の作曲家として活躍することを予感させる、ゴージャスで流麗な音楽が美しかったです。
主役を演じたトルステン・ケールさんはあまり調子が良くなかったのか、声量が弱く感じられる場面が多く、ラスト直前でも声がひっくり返っていまって少々残念でしたが、全体的には演奏も良かったです。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】

らちゃかん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ウルトラマンが持ち回り制
ウルトラマンが持ち回り制の時代になっても

大衆の興味は、噂の真相、だったりする

のが、人間の性なんでしょうねぇ。

Jack moment.

Jack moment.

バンタムクラスステージ

萬劇場(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

まるで映画のような2時間
シリアスものはちょっとと思っておりました。そして上演時間2時間10分と当日劇場で案内されて「おお」と怯んだのですが、あっという間の2時間10分でした。

まるでハリウッド映画のような雰囲気を漂わせ、ドラマティックでもありつつ、笑いもしのばせている作風。初めて拝見させて頂いた劇団さんだったのですがまた一つ好きな劇団が増えたようです。

東京に拠点を移されたということで次回は黄金のコメディフェスティバルで拝見できるのを楽しみに待ちたいと思います。

新しい等高線

新しい等高線

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

地図に賭ける想い
休憩なし1時間50分。
膨大だろう量の調査と、そこから紡ぎ出された緻密な舞台だった。

色彩堂社長・小林清治の『地図』に対する想い、情熱、誇りがよく伝わってくる作品。
いや、想いとか情熱とか誇りとか、そんな簡単な言葉では表しきることはできない。
当時の時代背景、そこに生きていた人々の思い・考えを明確に提示し、その中に在ってなお揺るがない信念。それは地図職人としての誇り故、そして“地図が読める”故。
当日パンフレットの年表と連動しており、親切な冊子でした。

舞台上の柱に備えつけられた一輪挿しが、この家の空気というか、雰囲気というか、そういうものを全部表しているのも良い演出でした。

役者さん達がとても美味そうに酒を酌み交わすので、私もお酒を買って帰ったほどでした。

ネタバレBOX

一番印象に残るシーンはやはり、清治と政府官僚の三浦が会話する第四場でしょう。
それそれが、それまで周囲に明かしてこなかった本音を吐露し合う。それまで静かで穏やかだった清治が声を荒げるシーンもここ。
本当、良かったです、清治役・佐藤さん。

色彩堂社員森田役・植村さん。見慣れれば問題ないのだけれど、最初はキャラが浮きすぎでした。これは周囲にも問題があるのかなぁ?

第五場で純子が机で寝てしまう、というのは、それだけ清治との距離が近づいたというのを表したいためだと思うのだが、私には受け入れられず。
ここまで台詞が無いのに、よく表現してくれました。

もう一つ、社員山下は大日本帝国軍の兵士になれなかったのをもっと前面に出して欲しかった。今の状態だと、本当に「普通の人」。若い男達は皆戦地に行っている訳で、兵役に就いていない男なんて有り得ない。見るからにガリガリだとか瓶底眼鏡でも舐めるように見る、とかあっても良かったのでは。
ごきげん!?アキラ

ごきげん!?アキラ

骸骨ストリッパー

ザ・ポケット(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

余韻が残る🎵
全体的にテンポが良く、歌あり踊りありでとても楽しめました!歌詞はなかなか過激なものも多いけれど(笑)、繊細で美しいメロディーにのせて歌われると、素敵すぎてついつい自分でも口ずさんでしまいます。
キャラもなかなか濃いのが印象的で、皆さん一人ひとりがご自分の役を大切に演じていらっしゃるなぁ〜と感じました。
素敵な舞台を観せて頂きました!
東京まで足を運んで良かったです。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】

らちゃかん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

前提と想像力
ある前提を元に想像力を巧みにするとこうなるというところが素敵です。役者さんたちも巧みでした。

ネタバレBOX

光の戦士は宇宙から派遣されて来るのではなく、特殊生物対策委員会から選出されたこの星の人間が一年交代で素性を隠して任に当たるそうです。

光の戦士によって倒された異星人型特殊性物の後片付けをする処理課の日常や光の戦士の素性を明らかにしようとする専門誌の記者との攻防を描いた話。

ウルトラマン系のテーマソングを流しながら場面転換する様はアメリカンコミックアニメのようでしたが、暗転時の音楽のスピードの割にはお茶の間の風景のようで全体に盛り上がりに欠け、スピード感も感じられませんでした。
虚像の礎

虚像の礎

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★

観てきました
まず、 思っていたよりも 真面目なお芝居で ズシリときました。
現実社会でおきている問題なので とても重いです。

気軽に楽しめるものではなく、 考えさせられる舞台ですね。

個人的には、 こういうジャンルよりも  もう少し 面白おかしいお芝居が好きなので…  そういった意味で満足度は低めです。。

最 終 回

最 終 回

麻生夢想

荻窪小劇場(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

最終公演とは勿体ない
今は便利屋的な仕事をしているかつてのヒーロー達の物語。
出だしはコミカルながら中盤以降は熱血系に転じる展開はさすがきだつよし氏の直系の後輩。
ストーリーテリングも巧みだしキャスティングも的確だし、これが最終公演とは勿体ない。
が、クライマックスで音楽の音量は大きいわ、怒鳴り気味だわで台詞が聞き取りにくい…どころかほとんど聞き取れないのは惜しい。盛り上げたい気持ちはよくワカるんだけれどね。
なお、「あれだけ闘ったのに次のシリーズが始まればこんな扱い…」というヒーロー達の言い分に「ランボー(1作目限定)」を思い出す。

糸、巡礼、失うこと

糸、巡礼、失うこと

アムリタ

北品川フリースペース楽間(東京都)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/26 (水)公演終了

満足度★★★★

マイルドな「ドグラ・マグラ」?
一言で表現すれば「マイルドなドグラ・マグラ」?(私見)
生まれ出ずる前に双子の妹と描く人生(胎児の夢)、死ぬ前に見る人生の走馬灯、一族の女性のDNAに刻み込まれた記憶などが渾然一体となった世界として観る。
ズームイン、ズームアウトするように子供から老人まで自在に変わったり、各世代の同一人物が居合わせたり…な「時空のねじれ・交差」的な表現も面白く、と言うか好みで脳内であれこれ想像・補完して楽しんだ。(「2001年宇宙の旅」を連想したりも)

フォーク

フォーク

劇団ロオル

明石スタジオ(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

表現方法
女性のみでこのような表現が出来るのかと感心させられました。
色々な要素が詰まった物語(人魚伝説も?)で、やや前衛的な演出。衣装のイメージは統一され、実験的な作風でした。
ラストがわかりにくかった(何が起こった?)ので、そのあたりがはっきりすると、もっと良かったです。

ネタバレBOX

客入れから役者が舞台に横たわっていましたが、そのまま芝居に入るのかと思ったら、暗転していったん全員ハケてしまいました。あれは何だったのでしょう。
ロストマン ブルース

ロストマン ブルース

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

どっちかに寄せたら
う〜ん、惜しいってのが正直な感想です。主人公があの感じなら前半シリアスで通すか主人公をギャグに絡めないようにして、ストーリーそのままなら主人公をもっと崩しても良いのかな?という印象です。後半にかけては伏線回収とテンポが良くなって面白かったです☆

ネタバレBOX

岡村さんと知幸さんのコンビと知幸さんと熊谷さんのコンビが良かった。知幸さんの演技がアレなのは身代わり演じてるので納得、あの違和感の出し方好き。また演奏パートで知幸さんと熊谷さんが細かい芝居してるの笑ったなぁ。伏線の張り方はモロ久保田さん節、最初のジャズのシーンが記憶を失うきっかけの一つとはねー。って考えるとやっぱり前半シリアスでいいかも、少なくとも全員揃うまでは。主人公とオーナーだけでやると笑えないかも
虚像の礎

虚像の礎

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

劇作家の力
政治、移民、戦争からドメスティック・バイオレンスまで、現代社会に見られる様々なスケールの問題を織り込んだ、考えさせられる内容でありつつ、さらに劇作家の存在意義についても意識させられる挑発的な要素もありました。

近未来の日本を思わせる世界が舞台で、人の価値は数値で判断され、隣の地域との争いが起きているという環境の中で「心の豊かさ」について悩む人々の姿が劇作家の男を中心に描かれていました。
多くの要素を物語に組み入れる手腕は素晴らしいと思いますが、盛り込み過ぎに感じられ少々技巧が鼻に付きました。

劇作家が自らを「心の専門家」と呼び、問題解決の糸口を与える特別な人物として描かれていて(モダニズム〜ポストモダニズムの名作家具が並ぶ舞台美術の中で、彼の部屋だけがクラシカルな家具だったのも象徴的でした )、作者の中津留さんの劇作家としての志しの強さと共に、自己賛美的な面も感じられ、釈然としない印象が残りましたが、当日パンフレットの文章を読むとその様な反応を見込んで作ったことが書いてあり、「虚構」に上手く乗せられてしまったのかもしれません。

役者達の演技がリアルで緊張感があるドラマに引き込まれましたが、映画や小説でも表現が出来る内容に感じられ、個人的には演劇という形式ならではの表現がもっとあっても良いと思いました。

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