
グロテスク
楼蘭
東演パラータ(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/24 (月)公演終了
満足度★★★★
無題1041(14-080)
19:00の回(曇)。18:30受付(2階に上がって )、開場(下におりて)。この会場は2年ぶり(3.14の「宇宙船」2012/1)。「説明」によると、ここは教会。正面にやや見上げるかたちで建物の外壁、装飾が施され、幾分奥へ傾けてあることもあり、実際より立体的に見えます。両側にステンドグラス、屋上への階段。下手、テーブルと椅子。上手、ピアノ。白が基調、薄汚れた雰囲気。椅子席のひな壇、高低差あり観やすい配置。不気味に低いBGMが唸る。
19:05役者さんお二人による前説(90分)、19:10開演〜20:51終演。上埜さんが出ていらしゃるので観にきました(2012/7@上智大公演からで3作目)。
「ノートル=ダム・ド・パリ」をモチーフにしたとあり(読んだことがなくほとんど知らなかったので)終演後にわか学習…異形のものの蠢きがよく出ていました。
こちらは3作目で、あらためて劇団のことをみると、大畠さんは日藝なんですね。今月、日藝に関係するお芝居(「etecolza」「鮭スペアレ(こちらはトークゲストで)」)も3作目だったのですが、3/20にみた「チームホッシーナ」の保科由里子さんも「日本大学芸術学部(音楽学科)」でした。

Gangster Report
劇団スクランブル
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかくおもしろい
とにかく面白かった。
複数の絡み合う人間模様をもっともっと観ていたい感じでした。
内容も非常に練られており、とてもよい作品だとおもいます。

LET IT BE レット・イット・ビー
フジテレビジョン
東急シアターオーブ(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
40曲ビートルズの曲
シアターオーブで観覧するのも初めて。ポール・マッカートニーのライブに行って知ったこのライブミュージカル。一気に40曲のビートルズの曲が聞けるライブに満足。最後の方はサラリーマンのおじさまもノリノリになって楽しんでいた。

現代能楽集 初めてなのに知っていた
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2014/03/16 (日) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
能と無意識の冒険による身体の存在感
燐光群の作品は、ハシムラ東郷以来十作以上を拝見しているのだが、無意識を敢えて舞台化した今作、最も、能に相応しい舞台になっているのではあるまいか? 能を良くご存じの方々には、教科書的と見られる部分があるかも知れないが、現在、小劇場演劇を観る観客の多くは、能や歌舞伎の舞台を殆ど観ていないのが実情である。無論、小劇場でも数多く演じられる、三島 由紀夫の近代能楽集のうちの何本かは演劇ファンの多くが観ていようが、本格的な能を観ている観客は、矢張り少ない。
当然、前提となる知識が不充分という実情がある。歌舞伎にせよ、能にせよ、前提となる知識なしに分かる程単純な芸能でもあるまい。第一、科白の言葉や表現法が違う。舞台の様式も異なれば、表現に対して、観る側の反応もまるで異なる。能では、終演後、拍手などは一切しない。唯、観客は現実に戻るだけである。元々、其々の芸能の生まれた状況、も社会システムも異なるのだから、そんなに簡単に分かるわけも無い。一方、優れた芸術作品というものは、その根底に深い人間への洞察が必ずある。その深さや鋭さが普遍性と呼ばれるものの正体だろう。何れにせよ、本作は、無意識の分かり難さを追求する中で、演じている役者個々人が、何かを体得してゆくような、身体のリアルが秀逸である。その為、妻が夫に言う科白、「ちゃんと迷ってください。ほんとうにご自分を見失ってみないと私を見つけることはできません」という言葉が生きてくるのだ。ところが、この夫は、死んでいるハズなのである。更に、デジャビュに対する差別と癩に対する差別が重なってくる。その差別の中で、見えなくされてきたものを、今作は掘り返している。その掘り返し作業が、何処ともハッキリはせぬ、瀬戸内海の小島、歴史的に其処に閉じ込められ、断種手術迄強制された歴史と実際には、其処までの差別はなかったであろうが、その能力の程度次第では、軍事に利用されかねないエスパーとしての恒常的デジャビュ体験者を重ねることで、想像・創造される世界を、能の持つ結界によって可視化した身体運動として提示した所に、この舞台の凄さがある。

流れゆく庭-あるいは方舟-
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
「植民地」為政者の裏切りと阿る馬鹿
水から少しずつ熱を加えられて茹で上がってしまうカエルの話があるが、基本的にはアレ。どんなにカシコぶった所で所詮、一般的な人間の頭脳など、その程度のもの。F1事故の3年前に初演という作品で、或る意味予感していたような部分がある。だが、この「国」の為政者の無能は今に始まったことではない。無能という表記はこと為政者に限っては間違いで無脳と書いた方が現実を映している。ハッキリ言ってそういうレベルだからだ。パニックを恐れて云々抜かす前に、己を知れ、と言いたいが無脳な相手にそれを言っても意味が無い。まあ、そういう連中を「お上」と押し頂いて自らの主体性を誤魔化すことに夢中な大衆も無論、悪い。天災は、そのことを気付かせる為に起こったのかも知れない。だとすれば、この作品は、この後起こった人災に対する天才的な警告だったわけである。
色々な意味で面白い。

ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」
TBS
日生劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
10年後のクリスティーヌ
最初から最後まで楽しめる作品となっている。クラシックの音楽だけではなく音楽の幅が広い。特にクリスティーヌの声がとても美しかった。

Play with Music OUR BLUE PLANET
DGC/NGO 国連クラシックライブ協会
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・大ホール(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/19 (水)公演終了
やることの重要性などは理解できる
でも内容は御粗末でありました
学芸会みたい・・・・
個々の出演者は良いとは思うが、
統括者(?演出家)がまったく仕事して無いように思えました。
観客のマナーもずいぶん悪かったと感じました
(高齢な方が多かったようですけどねぇ)

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
初物コメディ・・・
あってなかった気がしました・・・・・
妙なハイテンションと騒がしさは似つかわしく無いように思えたです。
・・・・それなりに無難にはまとまっていた90分

Play with Music OUR BLUE PLANET
DGC/NGO 国連クラシックライブ協会
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・大ホール(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/19 (水)公演終了
「持続可能性」という、あたらしい つながり方を
「地球憲章」は、(知識人が イニシアティブをとり)人類が初めて平和、人権、教育、環境、経済を包括的に条文化した、かけがえのない知的遺産だと思う。
グリーンランドの雪融け現象が、遠くの地にある日本の海水浴場を消滅させているとしたら。(8mの海面上昇を もたらすらしい _同公演の『環境サミット』で知る)
デトロイトの工場地帯からでる排気ガスが、ニュージーランドに住むこどもたち に紫外線対策用サングラスを装着させなければならない原因だとしたら。
アマゾン川流域の森林破壊が、地球に住む70億人の『宝』である生物多様性を滅ぼしているとしたら。
世界は“つながってしまっている”のである。
環境破壊で、また紛争で。
21世紀を建設する私たちは、この
“負のつながり”を、“正の つながり”へCHANGEしなければならない。
そして、“想像”しよう。
目の前で お腹をすかす高齢者の先に、アフリカのこどもたちを。
板チョコレートをあげる、大切な 恋人の先に、空爆に怯える市民を。
“想像”しよう。
“つながり”を持とう。
経済だけが、グローバルではない。
私たちは この地球に暮らす限り、水を、緑を、資源を 、これからも分かち合わなければならない“一員”である。
国連というのは、一般人にしてみれば謎が多い組織だろう。
UNHCR日本事務局長(母国はヨーロッパ)がクリスチャン音楽家の難民支援コンサートに来賓した際、「お祈り」する時間に どう対処したか。
私も含め 参加者が敬虔に 祈るなか、彼は頭をたれることもせず、手を合わせることもしなかった。(イスに座っていたが)直立不動である。
国連組織の責任ある立場の職員は、全ての宗教・宗派から独立していなければいけない存在らしい。
ちなみに、生え抜きの国連日本人女性職員としては最も上層部を経験した池上・日本大学教授から ちょびっと単位を貰った身だ。
国連についての基礎知識は 把握しているものの、職員という立場での宗教は どうなのだろうか。
いや、少なくとも、パブリックな場所だと、やはり自らの「信仰」を封印する必要があるようだ。
「環境省ですか?」「文科省ですか?」「外務省ですか?」「厚生省ですか?」
国連クラシック協会・小池さんに よると、省庁の直轄公演だと噂された歴史があるらしく、それを振り返った。
どの機関が主催か。そんなことは どうだっていい議論だ。
「地球環境」は、一人ひとりの手に直接、関係するテーマである。
私たちが 所管者だし、行動する当事者に等しい。
アマゾン流域で進む、伝統農業を活かした「持続可能 新農業」にスポットを当てる。
この公演では触れられていなかったが、ブラジル日系人が新農法を開発し、大統領を絶賛させた例もある。
記事タイトル【大統領から国家表彰受ける=パラー州=トメアスーの小長野さん=森林農法の小農普及貢献で=ルーラ「日本人だからできた」】 ニッケイ新聞 2010年12月10日(※サンパウロ市 日系人向けメディア)
[諸先輩の80年にわたる苦闘の歴史のおかげです」。首都ブラジリアの大統領府講堂で1日、国家統合省による「地域発展国家表彰」の授与式が行われ、パラー州トメアスー移住地の小長野道則さん(52、鹿児島)に第2部門賞がルーラ大統領の手から渡された。ニッケイ新聞の電話取材に対して、小長野さんは「15年間、小農のためにコツコツとボランティアをしてきたことをゴベルノ(政府)が見ていてくれた。この表彰は一生の宝です」と感無量の様子で感想をのべた。]
日本から渡った移民者が、地球の裏側・ブラジルで、飢餓や差別に苦しみながらも、現在、その役割を評価する声が政財界などに多い。このことは歓迎したい。
舞台は、このようなサクセス・ストーリーを、貿易流通企業社員、現地ブラジルの農業組合経営者を 通して描かれる。
「ダーク・ワールド」を象徴とした歌・ダンスが彼らを取り巻くわけだが、 嫌悪感を抱かせず、それでいて「排除すべき世界観」を明確に区別したパフォーマンスであった。
私は尾花輝代允 先生のバイヴォリン演奏と、若い世代によるバレエを楽しみに鑑賞している。残念なことに可憐なバレリーナの登場は叶わなかった(プロのバレリーナは出演)が、日本舞踊の「粋」に触れられた。
観客の こうした楽しみを、もし非常灯が奪ったとすれば、私は次回以降の消灯を希望する。
ビジネスマンと「地球環境」のマッチングは意外に思われる方も いるだろう。しかし、これは「価値観」の選択である。
「地球憲章」前文は こう記す。
「私たちは、いま生まれつつある地球共同体のために、倫理的基盤となる共有の価値観を、早急につくらなければならない。」
「地球破壊」か、あるいは「Earth Charter in Action」なのか。
この「価値選択」を、ビジネスマンに込めたのである。
ネタバレに「地球憲章」全文を掲載したので、興味のある方は ご一読を 勧める。

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~
鈍牛倶楽部
駅前劇場(東京都)
2014/03/07 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
今時の若者の人間模様
最近上り調子にある、とある小劇団の稽古場が舞台。次の公演に四谷怪談を予定し稽古に励んでいるが、その劇団内で起こる劇団内恋愛やら、確執やら、稽古場見学から見える雑多な人間模様が面白い。
この調子で行くと最後はどうなるんだろうと思ったら、唐突な爆発させた〆方にビックリ。
演劇関係の内輪ウケになりそうな話だったけど、興味深い演目でした。
役者では、吉牟田さんや滝沢さん、駒木根さん、児玉さん、藤木さん等々が印象に残った。
約105分。

DOLL 後ろむきな人生の前むきな歩き方
劇団天動虫
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
(^-^)
かなり動きの激しい、元気なお芝居でした。舞台装置も衣装もかわいかった。
登場人物がそれぞれキャラが立っていたんですが、チラシも置きパンも、今ひとつどの役の子なのかわからない。オレンジとピンクのオニャノコ、すごく好き。元気がもらえる舞台でした。

シンフォニー・イン・3ムーヴメンツ/大フーガ/Jessica Lang 新作
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
シンフォニックバレエ
上演時間2時間、休憩2回。バレエ団の公演らしくクラシック寄りの振り付け。音楽を除いて作品自体は結構コンテンポラリーと思う。最近の新国はプログラムが硬直化しているので小劇場を活用するなどしてもっとチャレンジしてほしい。五月女遥はきれがよく潔いダンサーで注目した。2時間の公演で休憩50分ではあまりにバランスが悪い、休憩1回にして開演を遅らせたほうが平日でも客がもっと入るだろう。

妖精チャックと迷子の太陽
劇団SE・TSU・NA
枚方公園青少年センター(大阪府)
2014/02/22 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
この会場が、子供たちでいっぱいに
この会場の枚方青少年センターが、子供たちでいっぱいになっいた、 毎年 子供たちにとって 色んなことがあっての積み重ね 観に来る人の積み重ね 子供たちが作るお芝居が、地域の文化になっているのでしょう。 今だけでなく、この子供たちの中で、何十年と残る 思い出の出来事でしょう。
このようなイベントが、それぞれの地域で生まれて育ちますように!!

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
名曲誕生秘話(笑)
クラシックの名曲をテーマにナンセンスコメディーを紡ぐという東京イボンヌ、
組み合わせのあまりのギャップに想像がつかなかったが
これがバカバカしくて可笑しかった。
赤ちゃんがえりのシューマンにホラーのようなその妻クララなど
あっと驚くキャラのオンパレード、圧巻は貫禄ありまくりのジョルジュ・サンド。
ショパン、大変だったんだね。
でもあそこまでしなければ自分の気持ちが解らないなんて、
やっぱり君はお馬鹿さんだ♪

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
音楽ネタ
あれだけピアノを弾ける人が劇団にいるなんて、大活躍してもらうしかないでしょ。今後しばらく、ピアノ・リサイタルでこの3人の曲を聞くたびに、このステージを思い出して吹き出し笑いしてしまいそうです。

シンフォニー・イン・3ムーヴメンツ/大フーガ/Jessica Lang 新作
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめたっちゃ楽しめたけど、
存外、自分はああいうものに関してのリテラシーとかってないのかもなあとか思ったり。
ポワントでああいうコンテンポラリー的な動きやってるのとか、どういう見方をすればいいの?これ、みたいな。
3作品の中だと、『暗やみから解き放たれて』は、ハッとさせられる瞬間がいくつもあったりして面白かった。照明の美しさも印象的。これからも躍り込んでいってほしい作品だと思った。
『シンフォニー・イン・スリー・ムーブメンツ』で生き生きと踊るダンサーの姿もよかった。「やっぱりストラヴィンスキーを生で聴くのは、それだけで楽しいモノがあるなあ」とも。曲を予習してから観にいくべきだったかも。
『大フーガ』は、すいません、途中何度も舟をこいじゃいました・・・^^;

S高原から
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
A~C
行間がたっぷりある脚本なので、
それぞれの役者の立ち姿、
表情の癖を舞台の上に持ってきたときの印象で、
人物が随分変わる。
Aチームだとこのようにしか読み取れない気が、
ということが、Cチームだとこのように読み取ったのかな、とか、
例えば舞台の上に3人の役者がいる時、
台詞を発する役者の台詞に合わせて
アイコンタクトなしにもう二人の役者が微妙にシンクロする動きなど、
単純に観るとCチームの方が若干完成度が高かった気もするけれど、
後から観たのも大きいかもしれない。
Bも観たら、それぞれの役者がいろいろ遊んでいるのが分かってきたので、
どれが一番と言うのはつけにくい気も・・(苦笑
どちらにしろこの舞台、
セット自体が観客に背を向けるシーンが多いことからもうかがえるように、
役者がどれだけ背中で語れるかが勝負の分かれ目と言っても良いかもしれない。
役者の数だけ物語がある稀有な舞台と言っても良いように思う。
既にAチームが終わったのでアレだけど、
出来れば3チームすべて観ることで、
物語よりかは
役者それぞれの持ち味が非常によく分かるし、
誰がまだまだで、誰が役者として完成されつつあるのかが
手に取るように分かるように思う。
それが割とシンプルな役柄であったとしても。
ちなみに、男優に比べると女優の方が、
服装で役柄を自由にアレンジできて自由度が大きかった気がする。
その中で、Cの水野拓氏と折原アキラ氏は男優ながら、
男優の中ではとりわけ変×変をアッピールしていて(笑
とりわけ印象に残った。
女優は非常に巧くキャラを使い分け、引き延ばして、
レベルが高いのが分かった。
男優は際立ったキャラがシスコン兄と看護人男で、あとは実は女性の引き立て役に徹するシーンが多かったのがちょっと不利だったかな。
A~Cを通してみて、この舞台のメインは女性陣なのかな、という気がちょっとした。
それが脚本のせいなのか、役者のチームによるのかはちょっと良く分かんなかったけれど(笑

Gangster Report
劇団スクランブル
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
ブラックな笑い
社会的な黒い部分、人としての黒い部分、黒い部分でほぼ物語が構成されているのに、それを感じさせない事に驚きました。
久しぶりのお芝居、とても楽しませてもらいました。

Gangster Report
劇団スクランブル
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
ストーリー展開と笑いもほどほどにあり
一言でまあまあ面白かったという感じです。
ストーリーがアンジャッシュのネタ的なところもあり、
二番煎じかとは思いますが、それはそれで面白かったです。
話としてはグロいところはあるのに、
それを全く感じさせないところはスゴい!
笑いも所々にあって、とても気楽に力をいれずに
みれる作品かなと思います。

罰符
NAKED SOUL PROJECT
space turbo gallery shibuya(東京都)
2014/03/15 (土) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
満足度★★★★
濃密な会話劇
2人のデリヘルによる待機室での会話劇。会場は渋谷区円山町にあるバーでの上演。あまりに雰囲気がありすぎて…これも演出だろうか。
まず、芝居は濃密だ。交わされるセリフには専門的な用語も飛び出し、きちんと取材したことを感じさせる。ストーリーは、デリヘルになった動機から始まり、懐疑、妬みなど、人間の厭らしい面が次から次に描かれる。現実なら辟易するところだが、そこは芝居の世界…それもリアルにありそうなシチュエーションで見入った。脚本・演出・演(艶)技ともよかった。
ただ、暗転の時間が長く感じられ、観る集中力を保つのが大変だった。また、舞台設営は、テーブルとそれを挟んで座る椅子が2脚あるのみ。基本的に、客席は2人を真横から見るため、その位置によっては表情が観にくいと思う。待機室という設定であれば、姿見を置くなど小道具にも配慮してほしいところ。