グロテスク 公演情報 楼蘭「グロテスク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題1041(14-080)
    19:00の回(曇)。18:30受付(2階に上がって )、開場(下におりて)。この会場は2年ぶり(3.14の「宇宙船」2012/1)。「説明」によると、ここは教会。正面にやや見上げるかたちで建物の外壁、装飾が施され、幾分奥へ傾けてあることもあり、実際より立体的に見えます。両側にステンドグラス、屋上への階段。下手、テーブルと椅子。上手、ピアノ。白が基調、薄汚れた雰囲気。椅子席のひな壇、高低差あり観やすい配置。不気味に低いBGMが唸る。

    19:05役者さんお二人による前説(90分)、19:10開演〜20:51終演。上埜さんが出ていらしゃるので観にきました(2012/7@上智大公演からで3作目)。

    「ノートル=ダム・ド・パリ」をモチーフにしたとあり(読んだことがなくほとんど知らなかったので)終演後にわか学習…異形のものの蠢きがよく出ていました。

    こちらは3作目で、あらためて劇団のことをみると、大畠さんは日藝なんですね。今月、日藝に関係するお芝居(「etecolza」「鮭スペアレ(こちらはトークゲストで)」)も3作目だったのですが、3/20にみた「チームホッシーナ」の保科由里子さんも「日本大学芸術学部(音楽学科)」でした。

    ネタバレBOX

    モノトーンの背景に、さまざまな色が交じり合います。舞台左右と客席中央通路、3方向と屋上からの展開…空間を縦横に使ったお話。

    使われている音楽(当パンによると)13曲。歌そのものは生の声なので(スピーカーを通した)バックの音楽とは、どうしても質的に違って聴こえてくるので…マイクで拾うようにできたらよかった…。

    ガーゴイルが語り手のように思える。
    白い像だったら江古田キャンパスにある「サモトラケのニケ」がいいな。

    副司教とエスメラルダの確執(あれから10年も)はもっとドロドロに描いても。

    花守も、内に異形の(身の毛もよだつ)何かを宿しているのではないかと思って観ていましたが、あっさり通り過ぎてしまった感じ。産まなければならなかった「何か」。

    エスメラルダ役の鈴木さん、大胆にしてふてぶてしく、淫靡で享楽…アッパレ。

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    2014/03/20 09:20

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