
ケンゲキ! 宮沢賢治と演劇
シアターオルト Theatre Ort
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/03 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
「想稿 銀河鉄道の夜」
「想稿 銀河鉄道の夜」を観劇しました。
ラストのシーン、八代進一さん演じるカムパネルラがジョバンニに別れを告げるシーンが印象的でした。
銀河鉄道の夜、実はきちんと読んだことがなかったので、読み直してみようと思います。
他の作品とも見比べたかったのですが、一度しか伺えず残念…!

Broadway Musical 『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』
ニッポン放送
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2014/04/04 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
キレッキレのダンスとノリの良い音楽♪
ノリノリのラテン音楽とキレッキレのダンス!
元気をもらえるミュージカルでした♪
ラップを始め、歌詞が聞き取れなくて、集中が切れてしまう場面があったのが少し残念でしたが、
日本人がやるには向かなそうな作品をよくぞここまで!と思わせる完成度で、拍手を送りたくなりました。
特に、前田美波里さん演じるクラウディアおばあちゃんの優しさにホロリとさせられました。
そして、個人的には、ウスナビの名前の由来がツボでした。

恋する、プライオリティシート
タンバリンステージ
吉祥寺シアター(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!
見所はたくさんありましたが、まずかなり印象に残ったお二人の感想から。
ずっと会場隅でピアノを奏でるお姉さん(山口紗貴さん)。
ピアノで物語を進行し、突っ込みを入れ、笑いを取る。
徹底して語らずとも、あの存在感は凄い。
失礼ながら脇役の人かと思ってたらとんでもない。
後半の大主役だった、結婚に踏み切れずに悩むお姉さん(高宗歩未さん)。
高宗さんの表現する悲しみ・苦しみ・そして笑い。
決して下品ではないものの、ある意味女を振り切った演技に思わず圧倒。
この人の熱い演技に一番泣かされました( ;∀;)
重いテーマと思いきやコメディで、コメディと思いきやかなりしっかりとしたお芝居で、ここまで真剣にガッツリと真面目にお芝居を見せつつも、自然な流れで笑わせる脚本が凄い。
そしてそれをかなりの早いテンポで2時間飽きさせずに演じきる役者さんも凄い。
お見事!と脱帽させられる素敵な舞台でした(^^)

ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)
『ガチゲキ!!』実行委員会
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/04/09 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
全チーム観たかった
自ら招いた金欠で だるめしあんvs日本のラジオしか観れず残念。わかりやすさ、スカッと感なら だるめしあん 日本のラジオ、かなり集中して観ていたつもりだったが あのブチッと音のしそうな幕にはなんだか納得いかん
丁寧に始まったのになんだかもったいない… 終演後 主宰が「今回のガチゲキで拍手をもらったのは2回だけ」と自嘲ぎみに言ってたけど あのブチッ幕に対する異議だと思うのです
楽しめたかどうかなら だるめしあん と思いますが あえて ひたひたと人間のわかりにくいダークな部分を追おうとした 日本のラジオの健闘は称えたい
ということで 両方に票を入れました

ぬれぎぬ
アマヤドリ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/04/01 (火) ~ 2014/04/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
対話の難しさ、尊さ
「悪」に対して真摯に、真摯に向き合っている作品。その作品作りの姿勢に感服しました。
役者さんの演技も素晴らしく、舞台設定や囚人二人の述懐についても、納得はできなくても、「そういうこともあるかもしれない」と思ってしまう危うさがありました。
「対話」という営みについて考えながら観させていただきました。
月並みな言葉ですが、とっても面白かったです!次回作も楽しみ!

坊's WAR頭〜ボウズウォーズ〜
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2014/04/15 (火) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★
見るべき対象を失う
登場人物が多すぎて、誰をメインで見て良いのか分からなくなる。
とりあえず、四人くらいしか名前は憶えられなかった。
カーテンコールで数えたら、20人くらい出てた。
ストーリーも目的や戦う理由がぼんやりしていて、見所が薄い。
どこを見て楽しめば良いのか、良く分からない舞台だった。

Heal your shoes
office HOMME / team Genius bibi
ワーサルシアター(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
(*゚▽゚)ノ楽しみました。
bibiの楽しい空気感が好き。お笑いよりのアドリブタイムも。泣ける話ですが、キャラは面白い人ばかり。慌てふためく可愛らしい深華さんが観れて良かったです。

ピーポウ
演劇組織KIMYO
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2014/04/12 (土) ~ 2014/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★
演劇組織KIMYO「ピーポウ」観ました
クセックACT稽古が休みになり、急遽月曜夜の千秋楽へ。みごとに演劇の知り合いだらけ(笑〉結局、全ての回が満員御礼。すごいや。
まさに、昨年公演した王子小劇場の空気を連想させる、ハレの場的雰囲気。
歴史や土地、国家のあり方など、世界観や物語には、不足やご都合な点もあるけれど、それでも二時間の上演時間には負けていない印象。
設定や整合性を語るのが目的ではないから。
女性の権利を訴え革命を起こした本人が、女性を「こうあるべき」と決めつけ「産む機械」扱いしていくのが深い。
個人的には、代用人間とでもいうべき三人のあり方に注目。
映画「ブレードランナー」のレプリカントを連想。(宮谷さんがルトガー・ハウアー?ww) 彼らだけを抽出した小舞台も観てみたい。
レビューショーのようなダンス、他に類を見ない照明など、いまの、舞台上の状況を魅力的に見せる演出。
ある意味歌舞伎的かも。
観てて勝手にスモークマシンを導入したくなった(笑〉
身体を酷使した、クセックACTを思わせるシーンも。
宮谷さん、クセックと同じく身体表現に特化した山の手事情社(東京)が好きだそうだし、いっそクセックに出演してみては?
必ずしも自分の趣味ではないけれど、観ることができてよかった舞台でした。
KIMYO、次はアイドルグループを演出するとのこと。なるほど納得。

Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1074(14-113)
18:30の回(ときどき小雨)。17:33受付(整理券あり)、18:00開場。ここは初めて、入って左(6列くらい、席数からするとメインの客席)と右(3列)のL字配置、役者さんに近い右にしました。入り口に近い6席が遅れてきたお客さん用、一番奥に「関係者席」。中央にソファ、椅子、その間に丸く、藁でしょうかラグのように敷かれています。壁沿いに、椅子、照明、ハンガーコート、書棚(文庫、写真集?)、デスク、絵(ポットとカップの静物画)。
「R10-07B(2011/4@楽園)」からで5作目になりました。「楽園」の「右」で3作観ているので本作も気がつかないうちに「右」にしていたのかなと(終演後)思いました。
18:34開演~20:43終演。
推理物...ずいぶん前、推理小説ばかり読んでいたことがありました(主に新本格派)。文字の場合、自分のペースで物語を進めたり、前に戻ったりできるのでよかったのですが、お芝居ではそうもできずどちらかというと苦手な(嫌いだということではありません)ジャンルです。誰が何して、ホントはこうして、ところが真実は...というあたりですね、途中で引っかかってしまうことが多いので。
本作、静かに終ってしまいましたが、(個人的に)期待していたのは、驚天動地...言葉にならない「真実」のようなものでしたのでちょっとずれを感じてしまいました。
想像(解釈)による各ピースの再構築というフレームはとても面白かったです。

片腕・少年・水晶幻想
台湾・日本国際協同企画川端康成トリロジー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/21 (月)公演終了

月雪の娘SPECIAL EVENT
ムーンビームマシン
世界館(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
どんなもんかと思ったけど・・
行ってみたら気軽な雰囲気でとても良かった。
荒削り版?DVDも買ってみた(笑
本公演が仕事とかで行けなくても、こういうのがあると良いよね。
出演者がツッコミを入れながら映像を気楽に見れるし、
DVD買ってあとでゆっくり見れば堪能も出来る。
すごくいいプランだと思いました。
ただ、本公演を見たことがない人は・・イメージ出来ないと思うんで実際の公演を見たほうがいいとは思うけど、当たり前かもしれないけど。

うまくいえない
新人同盟
G/Pit(愛知県)
2014/04/12 (土) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
新人同盟「うまくいえない」観ました
廃墟文藝部「MOON」、水素74%「荒野の家」、刈馬演劇設計社「76をめぐる暴言」…このところ立て続けに観ている家族劇が、またも登場。
訳ありの三姉弟、各々の立場が育んだ心の壁が入り組む関係性や、会話の齟齬が、常に緊張感をお茶の間に醸す。
(舞台上の三人のみならず、会話に出て来るだけの家族・親類らにも、それがありありと感じられる〉
冒頭の会話では、岸田國士や平塚直隆(オイスターズ〉を連想。
そして、そんな細部を吹っ飛ばす、理屈ではない「家族」の繋がりを感じさせる全体像。
心のつっかえがすっきり解消されるのではなく、それぞれのあるがままを
それまでよりも少し大きく受け入れて落ち着くラスト。
絶望に沈むのでも、一筋の光を求めるのでもない、これからも普通に生きていく姿。
経験の浅い彼らが、自主公演でこれだけ心を揺さぶる舞台を送り出した事に驚嘆。
あと、地元の演劇WS以来6年のつきあいになる台越くんは、演技はまだまだだけど朴訥なキャラで得しててずるいと思いました。
(←人の事言えるか)

Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

紙風船文様4
カトリ企画UR
新宿眼科画廊(東京都)
2014/04/11 (金) ~ 2014/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
女性の感性と交わる岸田戯曲
開場時から終演まで、奇を衒うことなく、実直に、
でもしっかりとメリハリを紡ぎ描かれていく「紙風船文様」に
しっかりと取り込まれました。
そして、終わってみれば、これまでの同作品とは異なる、女性の想いの質感がしっかりと残っていました。
役者の刹那ごとを緻密に作り出す力に加えて、演出の戯曲を取り込み描く力をしっかりと感じることができました。

リターン☆プラネット on stage
baghdad cafe’
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/21 (月)公演終了
満足度★★★
もうちょい
もっと言いたいことはズバッと言ったほうが良いよ。
「・・どんなふうに書いたらオブラートに包めるかな?」
とか考えてる間に人生終わっちゃうよ。
これは大阪の人の採点じゃなく、東京の人ならこうしたらっていう採点で(苦笑
いいところはいっぱいあったのに、惜しい惜しい。

Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
生命の価値と愛
「Y」というタイトル、やっと謎が解けましてほっとしています。物事には360度いろいろな見方があるもの。立場によって、考え方の違いによって、あらゆる真実が錯誤する。120分という長丁場でしたが、とても楽しめました。ひさしぶりに、三島由紀夫を読みたくなりました。

ゆめの泉と泥濘
生活図鑑
pit北/区域(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
退屈はせずとも
70分という時間ですから退屈することはないのですが,登場人物に共感できるものはなく,したがって冷静に客観して舞台を観劇しました。ポップでキュートでアンハッピー,なるほどね,そういえなくもないけれど・・・。タイトルの「ゆめの泉と泥濘」というのは,この芝居をよく表しているとは思います。

あいまいな、サイ
ムシラセ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
追記
昨日の書き込みの追加☆
ナンセンスって言葉は誤解まねくかもしれない
別々の世界 と思われてるものが 実はつながってる みたいな
(私も そう思いはじめています)
100パーセントの絶望なんてない
絶望させてるのは人間なんだな そんなこと考える

片腕・少年・水晶幻想
台湾・日本国際協同企画川端康成トリロジー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/21 (月)公演終了

Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
微小部分などちょっと・・という感じもあったが
おおむね好みな話であり楽しめた作品でした。
2時間予定が10分以上オーバーしたり開演時間遵守は無理だったりと
タイムスケール等いろいろ創意工夫が必要かなとは思えたが、
熱意と表現に星の数は大盤振る舞いしてしまう(^^)舞台でありました。