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テネシー・ウィリアムズ短編集vol.1

テネシー・ウィリアムズ短編集vol.1

ネリム

池袋スタジオネリム(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★

いい財産になりますように。
演出の深寅芥さん曰く「テネシーウィリアムズの珠玉の作品群は、間違いなく俳優として『財産』になる。」と参加者に伝えている、とのことですが、
その思いの通りに各人の中でいい財産になるようにと願います。
意義のある企画だと思いました。


須山造さん、面白そうな素材ですね。

命名騒動!

命名騒動!

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

千秋楽を観劇。
アットホームで微笑ましい舞台でした。真面目な話をしている最中に唐突に割って入って来る60年代TVバラエティ風の歌謡シーン(シャボン玉ホリデーみたいな)。ある意味シュールで斬新でした。

ただ突き抜け方がまだ足りない。真面目なところは大真面目に、おバカなところは、もっと徹底的にバカやってもらえるとすごく面白くなったのかなぁと。

終演後の橋本康史氏のライブはとても心地良く感動的なひと時でした。


上演時間:60分+休憩10分+ミニライブ30分

てんぷくトリオのコント

てんぷくトリオのコント

こまつ座

あうるすぽっと(東京都)

2014/06/19 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

「ステージ」が窮屈なコントたち
「希代のコント師」我が家を迎え、“放送作家”井上ひさし氏と「てんぷくトリオ」の活躍したテレビ黄金期を偲ぶ。


我が家(及び役者)による「てんぷくコント」は時系列的にいえば60年代後期から70年代前期に該当し、80年代『花王名人劇場』に端を発した「漫才ブーム」の笑いとは ギャップがある。「紙芝居」のような簡略化と予定調和だ。それを、2010年世代のコント師が原作どおり舞台化するだけならカラー版の再現映像だろう。
この消費税率10%時代の「空気感」に どう対処し、笑いを獲得していくのか。
井上ひさし氏亡き後の「台本」が色褪せても その「字」は変化しない。同氏と「絆」がある『こまつ座』、それにコント監修を担当したラサール石井にしても頭を抱えたことだろう。
しかし、我が家が披露したコント集は あくまで「2014年のコント」だった。


「ブーゥムゥ〜ブ、チン!!」

我が家、役者勢のコントが「オチ」を決めた度、軽快なラッパと鈍い金属音が鳴り響く。いわゆる「ピンスポ」がコント師たちを照らし、おどけた「変顔」を静止画のように披露。そこで拍手喝采という一連の流れがある。

「ピンスポ」の調光は神宮球場の「ナイト・ゲーム」である。そのため、芝居の劇場空間を否定する「イリュージョン」でもあり、同時に観客は その「変顔」に何とも恥じらいの感情を味わう。


「おおらかな70年代」ー「マクドナルド化する社会」も、「スターバックス資本主義」も、「ユニクロ・ワン・ワールド」も、この頃の日本人は知らない。
経済学者・ピーター・ドラッカーが、1969年に発表した著書『断絶の時代』の中で「今日のグローバル企業は、経営陣も技術陣もグローバルである」と指摘していた世界経済の潮流下、日本は ちょうどコンピュータ・管理システムが導入される分岐点にあった。


NHK『お笑いオンステージ』コーナー「てんぷく笑劇場」放送作家だった井上ひさし氏は この「分岐点」を テレビ局で過ごす。

週20本連載の多忙ぶり。

「身内が亡くなった」井上氏の嘘をテレビ局スタッフが間に受け お見送りしてくれた逸話、果ては「備品」の管理体制に至るまで、「おおらかな70年代」と それが崩れていく「外堀」を描く。


こうして「てんぷくトリオ」のコント集と井上ひさし氏の「自伝」を交互に観ると、「切り替え」のテレビ的な編集作業である。
また、幼稚的な題材にも今のテレビ番組で けっして放映できないだろ「死」がある。
オチにしか この「シュールな笑い」は登場しない。

『クレイジーキャッツ』『コント55号』『小松正夫』『ドリフターズ』にはなかった、井上ひさし氏の書く「笑い」。
「死」そのものが「笑い」だから 不謹慎だともいえる。


この「世代間ギャップ」が「てんぷくトリオのコント」の限界である一方、2010年世代の我が家が それを披露することで新旧折衷の「次世代コント」へバージョン・アップしてくれるのだ。

ネタバレBOX

もっとも、市川しんぺー を筆頭に役者勢もテレビ黄金期の動き回るコント師だった。芝居で 押したり捻ったりしたら「進行」が滞るだろう。しかし、コントは それすらも「笑い」であり、『てんぷくトリオのコント』をオマージュする その猛演に改めて敬意を表したい。
NO GOAL【ご来場ありがとうございました】

NO GOAL【ご来場ありがとうございました】

青春事情

駅前劇場(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/07/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

GOAL!!
実際に行われているという「ホームレスワールドカップ」に参加するまでの「さすらいジャパン」こと日本代表が描かれていた。
登場人物一人一人の個性が魅力的に表現されており、退屈も全くしない。尺もちょうど良い感じ。
素晴らしい物語だった。

ネタバレBOX

理由があってホームレスになっている人達が、サッカーを通して社会復帰を目指す。
問題がいくつも起きる。それでもそれを乗り越え、ワールドカップに出場する。
言葉にすれば簡単。でもそれが美しいし感動した。
二度目になるがやはり個性が魅力的に表現されているのが良い。
誰が、どんな人なのかを教えてくれる。実在人物から取ったらしい登場人物だが、それぞれが生きている。
台詞の間の取り方もまたニクい。照井(ジョン・テリーがモデル?)さんの電話の所なんて普通に泣きますよ。
日常生活で大事なことも教えてくれた。
相手の受け取りやすいパスを出すこと。本音だけの、力任せのパスではダメだということ。
生きる為には、もがくべきなのだということ……etc。
残念ながらチームは勝利を挙げる事が出来なかったようだが、最後の試合、最強のスペイン代表から一点を奪う。
その感動のゴールシーンを観劇するこちら側の想像に任せてくれる所に、これまたやられた。泣ける。きっと、皆でめちゃくちゃに抱き合って喜んだんじゃないかな。
人生にはゴールを設けるべきではない。
でもとにかく、「さすらいジャパン」が挙げたゴールを、心から祝福したい。
ロベルト・バッジョの名言が好き。
桜×心中

桜×心中

BLACK★TIGHTS

世界館(大阪府)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★

泣けました。
外道丸の最後の笑顔に、本当に泣けました。

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1153(14-201)
20:00の回(曇、雲の色が濃い)。19:15受付(整理券あり)、19:31開場、L字の客席(パイプ椅子、各3列)、そこかしこに舞台装置、部材、工具、脚立、照明はほとんど外したのか一か所にまとめて。客入時BGMなし、95分との案内。
20:00前説...ここから歪んだ世界に誘い込まれてたことに気づくのは少しあとのこと、21:35終演。

横手さんのお名前があったので観に来ました。「ユメミルヘヤ(2012/5@RAFT」からで3作目になります。「説明」にある「津山三十人殺し」については「十七戦地」の「獣のための倫理学」を観て少し知っている程度。

当パンの配役図がよくできていてわかりやすい(上ジャージ、下ジャージ...そのもの)。

「限定パンフ付」にしたところ、豪華写真集と台本のセットでした。
津山事件にまるまる沿っているいるのではないものの、気がつかないうちににじみ出てくる狂気がS.E.などないなかで演じられました。

ジャージ組の三澤さん、西山さんのまったく異なる性格設定がとても面白かったです。

横手さんはずっとすわり通しで、表情を変えないながらも不気味。

ネタバレBOX

いろいろ雑記

で、動機は何だったのかな…と思う、劇中、特に語られることはなくジャージ組以外は死んじゃったのでしょうかね…。

外からの殺戮者、内側からのどす黒い意思、「城戸」さんはなぜターゲットになったのか、二人いたと言ってなかったかな?

葉は大麻あたりか、この施設で栽培して、さばいたりもするんだろう。本筋とどう絡むのか。

都井は何をやらかしたのか、何十人だと、周囲は大騒ぎじゃないのか。

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

アングラアングラ!
ばっちりアンダーグラウンド。
こういうの凄い久しぶりかもしれない。
そして面白かった。


ちなみに「女子高生」「津山事件」程度のキーワードだけ頭にある状態でかなり新鮮に観れたので観る可能性があるかたは極力、情報を入れない方が良い、と自分は思う。

ネタバレBOX

「女子高生」「津山事件」って言ったら出落ちと言えるくらい展開読めるけど大丈夫?
って思いながら行ってるのですが、やられた。

時間一杯使って殺し合いするんでしょって思うじゃないですか!

え、このペースで全員死ねるの?
って途中、身も蓋もない事を考えながら観ていました。


女子高生っぷりが面白い。
皆さん、お幾つですか、と疑問に思うぐらい女子高生でした。
女子高生どころか何年生なのかも自然に映ったので素晴らしいのでないかと。
ちなみにパンフ買ってきてバスの中で広げて見ようと思ったのですが、女子高生の写真集状態なので如何わしさが半端なく、そっと閉じましたヽ('ー`)ノ

あーここも王子小劇場なのか、と思うほど、使う団体によって印象が変わるのが良い。
そしてどこも使い方が面白いんですよねー。
こちらは、見えないとこでも声だけで芝居して、おっと思った。
冒頭でそう思えて、そこから引き込まれたんだろうなー。

また客に耳を傾けさせるぼそぼそとした話し方、良かった。
ぎりぎり届く声量でもあんな風にやればありなんだなー!


なかなかぞわぞわ来る物があった。
ただ単純に人が死んでるからとかではなく、人の何気ない狂気と言うか。

最後の暗転の時、「あ、今、これ客席に殺されにかかったら笑える」
とかわけの分からない事を考えていました。
あの暗転は怖かった。
これは明らかに自分が狂っていますかねヽ('ー`)ノ


ちなみに、観劇直後、の自分のツイート↓
。。やばいな。


日本のラジオ「ツヤマジケン」
面白かった。これは感想を書くわけにはいかないので関係ないことを。
そのうち、暗転中に客を殺しちゃうとこが出てくるんじゃないか。
そしたら苦笑いしながら殺されるしかない。

と言う妄想を抱いたヽ('ー`)ノ
花組エキスプレス『あほんだらすけ26th

花組エキスプレス『あほんだらすけ26th

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、最高な集団です
私のなかではほぼベストなメンバーによる26th。
絶妙な間は、劇団の歴史を感じさせるものがあり、さすがです。
平日限定レジェンドネタは、もう芸術の域です。

大森さん、畳の上での正座、お疲れさまでした。
まいどさん、村田さん、いちゃつきながら楽しそうに蕎麦食べてましたね~
能見さん、美江さんも入れて、また来年。ぜひ。

「稽古場日誌」を帰りの車内で読んでみたら、笑いが止まらず、皆さんの芸なのかありのままを見せられたのか分かりません。

Freak box -the:FINAL-

Freak box -the:FINAL-

姫君

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ミステリーショータイム♪
多彩なキャラクターが登場し、某テーマパークのショーにも負けないダンスを織り交ぜながらのステージ、妖しい雰囲気も合わせて楽しめました♪
ただ、このシリーズ初めて観たせいもありますが、ストーリーや設定を理解するのに時間がかかり、後半やっと把握できた後も最後にどんでん返しありと(笑)、その点はちょっと中途半端になってしまったかな...(^^;

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

東宝

シアタークリエ(東京都)

2014/06/21 (土) ~ 2014/07/03 (木)公演終了

満足度★★★★

歌よし、キャラよし、細やかな演出
当初、観劇予定がなかったのですが、配役変更で一気に興味がわきまして、行ってみたら、大正解!!
どうしてみんな騙されちゃうんだろう…?と思いましたが、主役フランクの愛されキャラを松岡さんが好演でした。
サブキャラさんもアンサンブルの皆さんも本当にスキルが高い♪
天才詐欺師の話なのに、爽やかで温かい気持ちになれたのは、今井さんと演出荻田さんのなせる技ではないでしょうか。
個人的には、トリオが、最高に頑張ってくれてました♪
詐欺にかかったようにリピートチケットをゲットしてしまった…

花咲く通りに君が舞う【ご来場誠にありがとうごさいました!】

花咲く通りに君が舞う【ご来場誠にありがとうごさいました!】

ラフメーカー

新宿眼科画廊(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★

繊細な…
日常を坦々と描いているが、印象に残らない。登場人物の皆が善人で心優しいが、”何か“ピリッとこない。
芝居は、ジャ-ナリストになる修行のため、裁判記録を書く青年と、彼を取り巻く人たちの10年にわたる交流を描いた物語だ。演出が、あまりに平面的で感情移入出来なかったのが残念だ。
脚本での山場設定と演出の妙があったら、と思う。
今後の公演を期待しております。

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

興奮の幕末サスペンス
役者各々の素晴らしい熱演であっという間に感じられる公演だった

今公演から始まったスタンプラリー、初景品が五回目というのは少し不満

ネタバレBOX


今井よ、土方に言われただろう「何があっても護れ」と、、、
「もうよい、もうよい」ではないわ!、と思った(´∀`)

あと、Confettiには【上演時間 約2時間15分】とあるが実際は2時間3~40分
ステキなハプニング

ステキなハプニング

円盤ライダー

鶯谷・HOTEL SHERWOOD(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

とっても良質な舞台でした。
ストーリーのメリハリがはっきりしているし、観客をずっと飽きさせないストーリー展開や、出演者全員の演技はとても良かった。すっかりこの団体のファンになってしまったかも。

透明少女

透明少女

怪傑パンダース

新宿村LIVE(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見の劇団でしたが、とても良かったです。
ストーリーも予想以上におもしろかったですし、出演者のキャラクターもはっきりしていて、楽しかったです。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

ルネスホール(岡山県)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/28 (土)公演終了

満足度★★★★

百聞は一見に如かず
 なんたって、都会の小劇場系の公演を岡山で観る機会は限られているので、この公演を実現させてくれた全ての人々にまずは感謝。無論「おぼんろ」は初体験です。井の中の田舎者がなんか言ってるよ、と笑って許して下さい。

 まず感じたのは、とても観客(参加者)に対するサービス精神が強い劇団だという事。常連・リピーターを最優先。客入れの段階で俳優(語り部)が案内してくれて、早くも観客に接してくれる。客いじりや全員参加の掛け声はその都度変わる模様。上演中の撮影録音は全てOK。客出しでは2ショット・サインも好きなだけ。ここまでされたら悪い気はしない。どうやったらマンネリにならず一回一回、楽しんで貰えるかを、常に工夫している。「客に媚を売ってる」という批判もあろうが、私的には◎。

 そして、パワフル。桟敷席の間に造られた花道を縦横無尽に走り廻り、でんぐり返る。皆、汗だくで、それでも台詞は息を切らさず、きっちり言い切る(歌は一部口パクだった様だが)。これは本当、感動モノでした。難を言えば、走行中の事故防止の為、劇場内が明るい時間が多い。なので、他の客の顔など関係ないものも目に入って、その分緊迫感がちょい薄れる。でもこれも集中力を鍛えれば乗り切れる・・・カナ?

 んで、ヴィジュアル面はというと、これは結構ポイント高し。舞台の造りも面白かったし、ボロ布を裂いて作った様な衣裳、岡山市民には「うらじゃ」で馴染深い地下足袋。そして金色の髪・白塗りにクラウンの様なアイメイク。何だか昔絵本で見た様な幻想的な光景が広がっていました。言葉で説明するのが難しいのですが、劇団四季の「ユタ」や「CATS」が好きな方にはおススメかもしれません。

 最後に、この独特のカラーは恐らく好き嫌いが激しく別れるだろうという事。病みつきになって通いつめてしまう人がいるのも頷けるし、馴染めなかった人が拒絶するのもなんとなく解る。だから、「おぼんろ」行こうかどうしようか迷っている人は、他人の書いたレビュー読み漁って頭で損得考えるより、一度だけ劇場に足を運んで、自分自身の目で耳で肌で、舞台に触れた方がいいと思うのです。

ネタバレBOX

 星1個マイナスの理由

 これも好みに拠る所が大きいのだけれど、最も引っ掛かったのが、観劇後、心に残るものが「暗い」事です。
 “信じれば願いは必ず叶う”、“世界がどんな状況でも、何が何でも笑ってやる”等、末原さんの信念がテーマとして伝わっては来る。でも、現実世界の“うまくゆかない部分”の描写が妙にリアルで丁寧なので、むしろそちらの方が後味の悪さとして尾を引いてしまう(訴えたい気持ちは解るが・・・)。ついでに、“一人一人の力ではどうしようもない”という諦めみたいなものが根底にあって、タックが起こしたささやかな奇蹟は3匹と1人のちっぽけな自己満足に終わってしまって、冷静に現状を鑑みると明るい要素は全く無くって、お先真っ暗な終末が待ち構えているとしか思えない。文句無しの大団円や世界を変える英雄譚が必要だとは言わないが、「お友達を連れて来る」事を躊躇せざるを得ないし、トラウマになりそうで子供には見せたくないという気がするのだ。
モモンガ・コンプレックス⇄珍しいキノコ舞踊団『Togetherさ。』

モモンガ・コンプレックス⇄珍しいキノコ舞踊団『Togetherさ。』

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★

振付家交換
かつて指導者と教え子の関係だった2人が、お互いが主宰するカンパニーに振り付けるという企画で、近い作風ながら異なっている部分も見えて興味深かったです。

『Free 草原に立つ。』(振付:白神ももこ、出演:珍しいキノコ舞踊団)
客席が明るい状態でダンサーが1人ずつ静かに入って来て始まり、明確なストーリーはないものの、気不味い人間関係をユーモラスに描いていて楽しかったです。伊藤千枝さんのソロが短くもインパクトがありました。

『健康的ピープル』(振付:伊藤千枝、出演:モモンガ・コンプレックス)
挨拶と自己紹介から始まり、伊藤さんの生演奏(電子パーカッションと声)に乗せて踊り、ダンサー4人がアカペラで他愛もない内容を歌うパートを経て、また冒頭の挨拶から伊藤さんの演奏で踊るシーンまでが繰り返される構成で、タイトル通りの健康的な雰囲気がありました。

『モモコン Works』(振付:白神ももこ、出演:モモンガ・コンプレックス)
旧作をミックスした内容で、ハエに扮した白神さんのソロに他のダンサーが全然脈絡の無い感じで絡む、突拍子の無い展開がコミカルでした。

『キノコ Works』(振付:伊藤千枝、出演:珍しいキノコ舞踊団)
旧作をミックスした内容で、伊藤さんのしっとりしたソロの後、他の5人のエネルギッシュなダンスが続く構成でした。『Rhythm of Life』で踊るパートは他の公演でも何度か観ていますが、相変わらず高揚感が素晴らしかったです。

両団体ともメンバーが女性だけで脱力的なユーモア感があり、動きのヴォキャブラリーも共通する所が多いながらも、4つの組み合わせから振付家、カンパニーそれぞれの特質が感じられましたが、お互いを振り付けたことによる意外性や面白みはあまり感じられませんでした。
伊藤さんも白神さんも笑い無しでも魅力的なダンスを作る人だと思うのですが、相手のカンパニーに気を使ってかウケ狙いを意識し過ぎている様に感じられたのが残念でした。

ほとんど色を用いず、複雑なこともしないで空間に変化を生み出していた照明が美しかったです。

少年期の脳みそ

少年期の脳みそ

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2014/06/20 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
学生時代を思い出し、懐かしく、面白かったです。役者さん達の微妙な表情や動きが可笑しくて、大笑いというのではなく、クスクスッと何度も笑ってしまいました。皆、キャラクターを好演していて、こういう人っているよなぁ(いたよなぁ)と、しみじみ思いました。自分もそこにいるのではないかと錯覚を覚え、もっと現場(?)を観ていたい気分になりました。面白かったです!

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

カッコいいぜよ
坂本龍馬。板垣退助も桂小五郎も特徴が似ていました。

ネタバレBOX

竜馬暗殺の謎解きをスピーディーに展開していく手腕はさすがでした。

見廻組も龍馬暗殺を計画していましたが、大政奉還させた後の国家運営を徳川家抜きで考えていた薩長にとっては、徳川家も含めた形で推し進めようとした龍馬が邪魔で、薩長の意向を受けた中岡慎太郎によって暗殺されたというのが真相でした。

門閥にとらわれることなく、適性のある人が活躍すればいいと思いつつ、そうも行かないのが人間社会であることを理解していた龍馬でした。

いつものことですが、2時間半は少し長過ぎると思います。
つぎとまります・初夏

つぎとまります・初夏

劇団肋骨蜜柑同好会

pit北/区域(東京都)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

なんというか
あの流しそうめん機から出ている振動音にいい感じにしびれました。先に進むことってなんなんだろうねぇ。

よれた僕らの水平思考

よれた僕らの水平思考

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

ぽんプラザホール(福岡県)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽
初演もすごく面白かったけど、たぶん3倍くらい面白くなってると思う。
絶対に大学生に見えない大学生も数人いたりしてw
それもすごく面白かった。

ネタバレBOX

アフターイベントが観客を楽しませようというものばかりでわくわくしてしまう。演技力的なことだけでなく公演として非常に成功している。ガラコレに一度行くとはまること請け合い。

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