満足度★★★
重かった
IRAというと当日パンフに書かれたあった脚注事件とジャガイモ騒動、イギリス、位の認識。
今作は米国が舞台、30年近い年月を費やし、IRAに関わるメンバーの隠れ家と日常生活と活動について話は進む。高い理念に基づいて入った集団で得たものと失うもの、淡々と進み、見終わった後ではどこか絶望感や虚無感のようなものに覆われた。
各時代で体型や口調や貫禄等、の経年変化も面白く、内野さんと小林さんとの対峙場面は緊張した。
各役者さんのその世界に引きずり込ませる迫力のようなものは良かったんだが、まだ上演間もない所為か多少ぎこちなく見えた場面もあり。
森さん演出だから、舞台も日々変化するんだろう。淡々とドライに描いているようにも思えたが、後半に見たらもっと濃厚な舞台と変化しているのかも。また、男性メンバーに焦点を当てている為、男性の感想はもっと違ってくるのではないか、と漠然に思った。
休憩込み約3時間。