満足度★★★★★
日本人には理解しにくい世界観だが
役者がそれを払拭してくれました。それ以上でも、それ以下でもなく、ただ内野さんをはじめとした役者を観に行けるお芝居。久々にこういうスゴイのに出会えて幸せです。
満足度★★★★
人間ドラマでした
2度目観劇。
初回も感じたが、ビッグフェラーことコステロの生きざまと、彼を演じきった内野さんにのめり込んだ。
はまっていた、というより、彼の演じるビッグフェラーが実に魅力的で、危うく彼を好きになるところでした。
幻蝶やブラックバードの時のダメおやじもいいが、今回のような栄光と崩壊?を至近距離で楽しませてくれて、良かったです。
また、彼のカリスマ性をよりリアルに見せるためには、共演の役者さんの魅力も欠かせません。
普通のバカな会話のすぐ後に、緊張感の走る光景に急変したりして、自分の国を守ることに関して命を賭けて生活している彼ら…の正義が正しいかどうかは別にして、やはりこれは人間ドラマだなと思いました。
人生の中の30年ほどを描く大作。
栄枯盛衰を演じるコステロ内野さん、入隊から最後まで目だたないが忠実なメンバーとしてのマイケル浦井さん、自分の信念と合わせて活動に疑問をもつルエリ成河さん。
また、2名の女優も実力派で素晴らしかった♪
さらに練られることを期待して、★4つ。
満足度★★★
重かった
IRAというと当日パンフに書かれたあった脚注事件とジャガイモ騒動、イギリス、位の認識。
今作は米国が舞台、30年近い年月を費やし、IRAに関わるメンバーの隠れ家と日常生活と活動について話は進む。高い理念に基づいて入った集団で得たものと失うもの、淡々と進み、見終わった後ではどこか絶望感や虚無感のようなものに覆われた。
各時代で体型や口調や貫禄等、の経年変化も面白く、内野さんと小林さんとの対峙場面は緊張した。
各役者さんのその世界に引きずり込ませる迫力のようなものは良かったんだが、まだ上演間もない所為か多少ぎこちなく見えた場面もあり。
森さん演出だから、舞台も日々変化するんだろう。淡々とドライに描いているようにも思えたが、後半に見たらもっと濃厚な舞台と変化しているのかも。また、男性メンバーに焦点を当てている為、男性の感想はもっと違ってくるのではないか、と漠然に思った。
休憩込み約3時間。