最新の観てきた!クチコミ一覧

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保母、処女

保母、処女

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/06/29 (日) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

明日は、BAR「夢」へ!
本当に素晴らしかった。

4年前に初めて観た時は、女の子のお遊び程度かと思ってたし、劇団名?も軽い感じがしたけど、実際に観て見たら真面目にやっていた。ブログやらインタビューやらで、彼女の本気度は理解していた。

最近の客演の内容も良かったけど、BAR公演だけは観ていなかった。

今回初めて観たBAR公演は、たった40分ですが、まさに生の現代演劇だった。無駄な部分は一切無しで、必要な部分は全て入っていた。BARと言う空間もうまく使い、彼女の日常の断片の中に入り込んでしまったような感じになるほど、ナチュラルだった。他の2人の女優も演技に見えぬほどナチュラルでキュート。舞台人としてのレベルも高いし、脚本も素晴らしい

百聞は一見に如かず、明日一日しか公演が無いので、体感したい方は、観に行ってみてください。絶対に損は無いと思います。

予約した方は、絶対にドタキャンなどしないであげて

ネタバレBOX

地図片手にBARを探し受付に行ったら、本人がチケット販売もぎりもやって、前説もやって、舞台もやって。久々に観たけど、ナチュラルな良い娘さんです。演技だけでなく、公演周りを全て自分でやってるところに、好感がもてた。
天国の東側

天国の東側

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★

微妙
 奇妙なシチュエーションでの役者さんの軽妙な掛け合いや小ネタは充分に楽しみました。訴えかけんとするテーマも嫌いではないのですが、色々と腑に落ちないところも多いです。奇妙なシチュエーションのオチも肩透かしぎみに感じられました。
 本来、単にエンターテインメントに徹して、細かいことは気にしない類の作品なら、相応に評価は高く出すのですが、作・演出の方の実績から期待していたレベルはそんなものではなかったので、相対的に低い評価になってしまいました。何度も見れば発見もあるかもしれませんが、実質はそんなこともできないので、個人的に消化不良です。

ネタバレBOX


しかし、アレが劇中劇で、作中の作・演出が誰なのかに思いを巡らせば、 「実は合理的なのかも」 と思ったり・・・誰得ですが(笑)
星の結び目

星の結び目

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

着実にステップアップ
いつも通り、美しい作品でした。今回は役者の力量にも魅せられました。

大胆さと透明感を兼ね備えた福寿奈央。
現在から過去を行きつ戻りつ、波瀾万丈な人生を表現した渋谷はるか(文学座)、早変わりも見ものです。
大西玲子の演じた幼女・生娘も秀逸です。もちろん男優陣も。
劇場が大きくなった分、芝居全体もスケールアップした感じです。
キュンとなりながら、ホームドラマを観ているように面白く、堪能しました。

記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★

テーマは良いのだが
テーマ設定もキャラ設定もとても良いと思うのだが、役者さんの演技力にバラつきがありすぎて、内容に入る前に耐えられなくなってしまった。また、話の内容も残念ながら2時間やる内容には思えなかった。何名かの役者さんは非常に良かったためにもとても残念な気持ちになった。ダメな演技のキャラ設定だったら申し訳ないけどじぶんには合わなかった。しかしながら、劇団としてのホスピタリティーは素晴らしく、舞台に真摯に向かう姿勢も良いので、次回作に期待したい。

ネタバレBOX

冒頭の不幸自慢までは結構良かったのだが、中間あたりからは、テーマが"消える"ことを中心にしたいのか、"死生観"を中心にしたいのかが、ぶれてきた感じがして、悪い面ばかりが目について、飽きてしまった。
夕-ゆう-

夕-ゆう-

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

宗生丸!
タクフェス「晩餐」に続いての観劇。時代設定に懐かしみながら笑い、結末に泣きながらも楽しく観劇。ライブ内山理名さんのダンスは必見!

ネタバレBOX

人を好きになる想いはそれぞれで正解はないと思う。キャラを観ていて自分はあのタイプだったと思いながら見ていた人、多かったんじゃないだろうか。
「夕」にはもどかしさを感じたがラスト近くで「夕」ほど己を知り、一番正直なんだろうと感じた。元弥に向けた告白は何年も胸に秘めた「恋文」のように思えて涙した。
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

観るべし
PMC野郎は、私のような凡庸な人間の期待なんてものの遥か上の方からぶっ込んで来るからたまらない。しみじみ思うのは、本当に脚本がいい。そして、役者さんたちの底力!ネタバレできないけど、あのシーンをあの演出で!あの動きで!演じきっちゃう!?凄すぎる!そして、どんなにふざけようとも、根幹にしっかりと感動がある。
本当に素敵な劇団!

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

ディテールに神が宿る。
BY黒澤明。


※千秋楽後に内容を書き直しました。

ネタバレBOX

といいつつとりあえず一つだけ。
冒頭のチャゲアスの小芝居は、作家の趣味なんでしょうか?
くだらないと思いつつも大爆笑してしまいました。
青いうさぎとか芸が細かすぎる!!


千秋楽おつかれさまでした。
レビューを見るだけで「大当たり」だったことがうかがわれます。
本当に面白かったです。
私が見た今までの舞台の中で間違いなくベスト3に入ります。

一言でいえば
「しゃべることができるようになってしまった犬が少女を好きになってしまったばっかりに人と出会い人に飲み込まれて利用されながらも愛を貫こうとするラブストーリー」
と、解釈しています。

初見の団体さんだったので、被り物とか、決して上手というほどではないダンスや歌の時は「どうなっちゃうんだろう」といささか不安もありましたが、実はこの日、連日のワールドカップ観戦で完徹で伺ったのに、最後まで1秒たりとも眠気は襲って来ず、1ミリも目が離せない舞台でした。

大まかなストーリーはオーソドックスすぎるほどのベタなラブストーリーで、
その上に中国だのしゃべる動物だの戦争だのと、全く違う要素をてんこ盛りにし、早い展開で観客をぐいぐい引っ張り、あれよあれとという間に、ラストで出て来る「手足のない日本兵」でした。
そこで当然展開は見えたのですが(夢オチ)、では一体ゴルバチョフはどこに戻るのだろうと思ったら、なんと、

とくにうまくもないなあと思って見ていたキャバレーの踊りと歌ですよ。

もう全くそういうつもりじゃなかったのに、思わず泣いてしまいました。
結構ガーっと涙があふれてしまいました。これは快感です。
ちなみに人の舞台で泣いたのは初めてです(笑)
「よりによってなぜこのシーンで泣いてしまうのか」と思いましたが、隣の女性もかなり泣いていたので(というか、結構泣いてる人が多かった)、作家としては当然計算だろうと思います。


面白いと感じる作品は、最終的にディテールがあることだと思います。
今回の舞台では、「鋼鉄の卵を産むにわとり」「手足を欲するトカゲ」「椅子と結婚するマッサージチェア」という三人のキャラクターに、神が宿っていたのだと思います。
この三人はストーリーに大きく関係しているわけではなく、にぎやかしな感じ、しかも被り物ですから、ぱっと見ると「あははは」で終わるのですが、実は全編通じてそれぞれが訴えていることがあります。
「自信」「願望」「癒し」です。
あえて被り物で観客の目をそらしていたとしても、作家の意図は十分作品に反映され、そこが最終的に感動に繋がっているのだと感じました。

クレオパトラの妙な存在感も、舞台上にいるだけで笑ってしまったし、それに負けないカエサルも、ラストに衝撃の姿で登場して全部持っていく感の謎の男も、細部にわたって役者の魅力が光っていました。

もう一度見たいと思いましたが、中日すぎたくらいでほぼ売り切れていました。評判ってすごいんだなあと思いました。
またぜひ見たいと思います。


おとこたち

おとこたち

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

若井風生きることを信じた、125分
前半は笑いがさえないぐらいのおもしろさに対し、後半は、シリアスっぽくほんとに若井秀人さんの作品なのかと感じましたね。東京芸術劇場シアターイースト だからできたこその傑作だった、125分でした。

Anytime.Anywhere

Anytime.Anywhere

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

熱演でした
ダブルキャストの空チームを観劇しました。テーマが重く、観終わった後は、何だかモヤモヤした気分でした。加害者も被害者も、そしてその周りの人達も苦しむ事を考えると、毎日起こっている沢山の事件や事故で、どれだけの人が苦しんでいるんだろう?と何とも言えない気持ちでした。役者さん達は、皆熱演していて迫力がありました。他の方も書かれているように、確かに好き嫌いは別れる舞台かな?と思いました。後味は良いとは言えませんが、役者さんの熱演、そして考えさせられる良い舞台だったと思います。

銀河ホテル~たまプラーザ店

銀河ホテル~たまプラーザ店

とくお組

座・高円寺1(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

同時並行
あれ、なんでこれ誰も書いてないんだろう。

うーん、面白い。
ザッピング系?
同時平行の面白さ。
こういう系統の久し振りです。

これこそ、まさしく何度観ても面白い作品だと思うので、もっと公演期間長くても良かった様に思う。
ただ、意外に分かりにくいとかはなかったので、その辺り大丈夫な様に意図して作られてるかもしれないな、と感じた。

ネタバレBOX

アイツ(お掃除ロボ的な)の動きの滑らかさに驚いた。
あれ、今回出番少なめですか?と思ったらそういうことか!

冒頭のツアー客到着の混乱は芝居で観るのはちょっと新鮮だった。
開演前に当日パンフを細かく見ない方なので、この人数出るのか!
と騙され?た。
ゲストとかもいたのねー。
NIGHT JASMINE 2

NIGHT JASMINE 2

DANCETERIA-ANNEX

横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(神奈川県)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/04 (金)公演終了

満足度★★★★★

面白かったー
内容がとても面白かったです。ハラハラドキドキしました。役者さん一人一人の個性が出てて、全員が魅力的でした!!にゃ!

許されざる者

許されざる者

シンクロ少女

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

人間の弱さ
少人数で密度の濃いシンクロシーン、観てて嬉しい。下世話な覗き見たい欲求をしっかり満足させてくれる物語、楽しかった、たくさん笑った、本当に上手い。でもリアルにありそうだなって思わせる説得力が要所に散りばめられてるから、弱さ故の過ち、、怖いなぁ。

ネタバレBOX

冒頭から、流れる音楽に合わせて歌って演技するシンクロ(?)があってテンションあがる。物語は2組の夫婦のスワッピングの話。劇中「こんな関係、ありえな過ぎて物語にもならない」みたいなセリフが出てくる。でも、人間の弱さと、そこから一歩踏み出してしまった人達の描き方がうまいので、そのありえなさが気にならない。むしろ、こういう風になってしまう人もいるかもしれないと思わせてくれる。そして何より、下世話な気持ちで人の不貞や泥沼を覗き見る背徳感がたまらない。不快にもならず、でもドキドキする絶妙なバランスだと思う。

笑いに関しても巧妙で、夫婦間のスワッピングを正当化するための「ご飯とみそ汁」ばかりの生活だと飽きるけど、たまに「ステーキ」を食べると気持ちのバランスが取れる。みたいな話から、みんなが食べ物の話かスワッピングの話かわからなくなる感じもたまらない。グッと物語に引き込まれていると、ヒョイッと突き放して、笑いに転嫁させるのもうまいなぁと思う。ドーナツとか、水谷豊の出てるドラマとか、シングルマザーとか、キーワードもうまい。ジーッと相手を見つめて無視する場面、好きだった。

もちろん、劇団の持ち味のシンクロが2組の夫婦によって濃厚に展開されるシーンは、ただただ感心して、酔いしれる。

ラスト、自分が許されざる者になった時の、やるせない感じ良かった。でも、誰にしもある弱さと、そこから転げ落ちる感じは、もしかすると明日は我が身かもってゾッとしたりもする。
エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

INUTOKUSHI

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

やっと観れた!
昨年のコメフェス以来でした。本公演だから比較はできないでしょうが、10倍くらいよかったです。次回公演も楽しみです!

記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

「記憶」=「思い出」とはなんですか? 
前回の「I was born.」を超える衝撃を受けました。
死後の世界を舞台に、死者たちが不幸自慢を繰り広げるという奇抜な設定ではありますが、現世の人に忘れられてしまうと消えてしまう…というちょっと切なさもあるストーリー。
脚本・演出を手掛ける町田一則さんの「マチダ・ワールド」はさらにパワーアップ。詩的でありながら、笑わせられ、挑発的な言葉の雨を浴びながら、「生きる意味」を考えさせられました。
いわゆる「演劇」の既成概念を打ち破ろうとするマニンゲンプロジェクトの試み。個性的で、魅力的な役者さんたちと作り上げています。
あなたにとっての「記憶」=「思い出」とはなんですか? 日々の生活の中で、なんでもないほんの一瞬に幸せを感じていた「あの頃」を思い出させてくれることでしょう。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほど
草の根行動(笑)でこの公演を知り、うっかり見に行って、うっかりおもしろかった。
物語構築のセンスがあり、なんでもありなところに妙な説得力があり、楽しめた。
コメディ劇団にありがちなせりふが聞き取りにくい、ということもなく、マイムがしっかりしている、などなかなか基本をおさえた力のあるカンパニーだと思った。
なににしろ、脚本がいいよね、と思わせるのはまれだが、今回久しぶりに作家の力を感じた。

多々、つっこみどころはあるのだが、最初から最後まで楽しませていただいた。
(このつっこみは一般公開はしません、どうしても知りたい方はメッセージでリクエストしてください)
主人公の少女の無垢な演技に心打たれ、シベリアンハスキーはこんな耳でかかったら、凍傷になるだろう、とつっこみつつこんな犬が友達だったらうっとおしいけど幸せだろうな、と思った。

☆の減点分は、痛すぎなとことイタイが続きすぎたところ。

ネタバレBOX

クィーンの歌がよかった。
キングのアドリブの設定はすごくおもしろかったが、やや設定倒れか?惜しい。

ニワトリ、トカゲ、マッサージチェアの設定がばかばかしくも切なく、魅力的だった。
特にニワトリの芝居が安定していて、この人が出てくると安心して見ていられる感があってよかった。
途中でマッサージチェアの可動部分の向かって左側が動かなくなって心配したが(この仕掛けは無条件に爆笑した)また動き出してよかった。
子どもが生まれたのをせりふでは触れずにわからせてくれた(このエピソードはいい)センスは今回の舞台の中のピカイチ。
トカゲの足が再生したところもちゃんと出してくれたところもいい。
(この手のことがスルーされてしまうと一気に後味が悪くなる)
小さいスーツの設定も私的にはつぼ。

手作りの回り舞台なのか?
なかなかうまく使っていて場面転換などをかなり自由にできて芝居のテンポのよさに貢献していたと思った。
天国の東側

天国の東側

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★

あおきりみかん「天国の東側」観ました
【※注 まだ未見の方は、ネタバレBOXを絶対に見ないでください】



 開演前のホワイエは、大学生、高校生だらけ。あおきりみかんの公演は、学生演劇部の集まりの場でもあるのだなあ(遠い目)

 鎖で繋ぎ合わされた11人が、終始舞台上に。
 それぞれが役割を持ったり、もめ事を起こしたり。

 ダンディさが何故か笑いを誘う花村広大さん、かわいいのにおもしろい近藤絵里さんが、安定の切れ味いい存在感。
 今回客演の椎葉星亜君は、あの気配り細かく大胆に迫る芝居が、あおきり勢の中で非常に新鮮。あおきりメンバーとお互いに刺激を与え合えるといいと思います。



 …で、今回かなり不満があるのでネタバレBOXに(あおきりで二回目)。
 他地域公演もあるので、書こうかどうか迷ったのですが、観劇一週間も経って書けないというのもおかしいと思うので。

 かなりのネタバレもあるのでくれぐれも、未見の方や、あおきりの批判が嫌いな方は読まないでください。
(ちなみに私のあおきりベストは、「湖の白鳥」「よく聞く。」「サーカス家族」です)

ネタバレBOX

【※あおきりみかんに、ただ 「笑ってジーンとしたい」 を求めている方は読まないでください】









・テーマは、「人と人との繋がり」なのか、「親子の絆」なのか。
 後者のキーパーソンが、終盤になってほとんど予兆なしに正体を明かし中心軸に。(それに触れた台詞や予感はあったけれど、作劇や演出では感じず)
 結果、前半でいろいろかき回した前者のテーマはうやむやに。


・「ここまでがユートピア」や映画「S」のような現実世界の社会実験なのか、牢獄のようなイメージの本当の天国なのか、昏睡状態の中で疑似体験している脳内世界なのか、観ていて無意味に迷い、世界観が見えない。
(物語中でも迷わせている。美術は、どれとでも取れる雰囲気)
 キーパーソンの特質のために、さらに混乱が。


・フラットな空間に出てくる固有の地名が唐突で、逆に現実感が感じられない。他地域公演ではそこの地名になるのか?掴みネタとして。
 唯一の地元以外の地名が出てくる台詞、鹿目さんには申し訳ないけれど取ってつけた感が。


・後半で盛り上る共同作業や部活が、、前半で小ネタ群のひとつとして出そうなレベル。前半であれだけ苦戦した課題(これもあやふや)をそれでクリアされても納得いかず。


・鎖の意義に? もっと、感情や関係性につながった身体表現、あるいは集団プレイで効果的に見せるのかと期待していたのに、取りあえず引っ張って転んでみました感…


・本筋から外れた小ネタ(役者の佇まい等)ばかりが、若い観客にウケていた…


・群集劇かと思ったら個人の物語。個人劇と思ったら群集劇だった「ここまでがユートピア」と真逆。その結果、広がりそうに見えた世界がしぼんだ…そこでキーパーソンとなる2人にも、キャラクターの強度が感じられない。他の人々は、結局作劇の都合に合わせた脇役。


・「作劇の都合」というのも、劇中で起きる出来事に関してかなり重要なキーワード。これはさすがに書けない…



 毎回観てるだけに。今回はかなり残念でした…仙台・東京公演では少しでも解消されてほしいです。

許されざる者

許されざる者

シンクロ少女

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

やっぱシンクロ少女面白い!
どんな物語なのか,予備知識はなかったが,シンクロ少女の過去の公演が面白かったので,期待して行った。そして,現実には納得も出来ないし,あり得ないとは思うものの,やっぱ超面白い。2時間弱,物語に囚われたようで,最後まで目が離せなかった。名嘉友美,やっぱスゲエ。

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高の5話100分(数字使ってみました)
第1話「スコアラー」
男に点数をつけるモテない女ふたり。いるなぁ、あるなぁ笑。しかし、佐瀬恭代がこんな役を・・・(衣装込みでウケる)※コメディ

第2話「ゾロ目のお告げ」
時間、レシートetc.・・・あ!そろった!なんかいいことありそう!←こう思うのはなんでかな?その答えはこのお芝居に。おおお!4484が懐かしい!※ほのぼの&笑えるファンタジー

第3話「ロス」
損か得か?そりゃ得がいいに決まってる。でも待って!その「得」ほんとに得?その「損」ほんとに損?経済用語「機会損失」がわかりやすく描かれた5454らしい作品。だが、今回は「らしい」とばかりも言ってられない・・・?※涙あり、笑ありのヒューマンドラマ

第4話「不安の偶数、終わりの奇数」
「人ひとり÷2」=「人ひとり×2」。春陽漁介の工藤佑樹丸を使ったそんな実験的演出が必見※サスペンス(嘘)

第5話「ゼロサム」
カードを使った、10分?いや5分?なのに壮大なドラマ。私は3回観てやっと半分わかりました。一回ですべてがわかる人は凄いと思う。挑戦してほしい※エンターテイメント

ちょっとそこに座りなさい

ちょっとそこに座りなさい

劇団Q市街

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★


引っ掛けなのか本音なのか、気になった一ヶ所だけを除いて良く出来た脚本だと思いました。

ネタバレBOX

ああ言えばこう言う、友人を巻き込んでのドタバタはあるものの、カップルの喧嘩と仲直りに終始するのかと思っていましたが、彼氏のお姉さんと彼女のお父さんという具体的な家族が絡んでくることによって、何となくの絵空事から俄然地に足の着いた展開に移行して面白くなりました。

彼はお姉さんに一人暮らしをして自立するための引っ越しだと言い、彼女はお父さんに結婚を前提に同居するとそれぞれが嘘をついていたことからのドタバタコメディは見どころがありました。

彼女のお父さんはすぐそこまで来ているのに、舞台上に登場させることなく話に絡ませたのは上手い手法だなと思いました。

パヒュームに似ているというネタがありましたが、彼女が似ているのは矢口真里さんだと思いました。

ところで、隣人の黒人を説明するシーンがあり、黒人の身体的特徴について色々挙げ、最後に「黒人は黒い」という台詞がありました。そして即座に若い女性客の笑い声が響きましたが、私は笑えませんでした。

人種差別に対する作家さんの認識が甘いのか、客を試そうとしているのか分かりません。あるいは黒人は黒い自体全く気にする必要がないのかもしれませんが、少なくともそこで笑うのは、塩村都議の発言に対するセクハラヤジに同調して笑った他の都議会議員と同じで、差別に対する認識が甘いのではないかと思わざるを得ませんでした。
記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

死後の世界は賑やかだった
賑やかな幽霊の(?)お話。死因も様々な登場人物達が、口々に自分が一番不幸で悲惨な人生だったとアピールする場面が面白かった。一人一人の人生はしんどそうなのに、端から見ると妙に滑稽なわけです。「あなたの人生なら、私いけるわ」 この台詞に尽きるわー!という感じ。
途中にある芝居稽古のシーン(お芝居をやろうという展開なのですよ)が長く感じたけど、これはある人物の過去へと繋がる伏線のため? ちょっと唐突な印象だった。
生きている人に忘れられると、存在が消えてしまうらしい彼ら。消える事は恐い。それは分かるのだけど、誰かが今でも死を哀しんでいるからその存在がある。それはとても残酷なことで、残された人の辛さを想う台詞があまりなかったのが、個人的に少し残念でした。

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