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ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
リング舞台なのでどの席で観ても楽しめる。
芝居も殺陣もダンスも本当にかっこいい!
1回観たらまた観たくなる!そんな作品です!
終演後の撮影会も魅力的ꉂ(˃̤▿˂̤*ૢ)'`

毒舌と正義

毒舌と正義

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/12 (木)公演終了

あっという間の1時間50分…教育現場をサスペンス

「教育新生」は国民が渇望する夢だ。

小中一貫校を制度化し、「箱」を改革していく。これは「教育崩壊」を あくまでもテープで継ぎ接ぎするようなモラトリアムに過ぎない。

毎日教壇に立ち、生徒を指導する「最前線部隊」としての「教員」が この問題の責任者だ。「教職は一般企業の仕事とは違う気がするんですよね」というセリフもあったが。
仮に、「日教組を ぶっ壊す」が「教育新生」への最速手段だとすれば それは一大国民運動となりえる。





修学旅行中の生徒同士の暴力沙汰。
「教育新生」どうこうより、大人のための組織論を学べる舞台だ。

転任教師と教頭の「嫌み」と「嫌み」合戦は、まるで朝日新聞社説のような「頭の良さ」だった。古城氏には脚本構築力がある。もっとも、「築」は鉄筋コンクリート製のガチガチな建造物を指す。


タイトル『毒舌と正義』のうち、「毒舌」といえば故 立川談志だろうか。彼は こう述べている。
「アタシは絶対的に正しい人間だと思ってる。なぜなら“おれは間違ってるんじゃないか”と常々思ってますからね」

対極は役人連中である。

役所は未就学児にも解読できるだろうな「絶対的に正しい」スローガンを公共施設に貼っている。言語を「取り繕う」ことが この国では「公の証明」だ。

「みんな」とか、「地域」とか、「元気」とか、「明るい」とか。こうした文章は「ひらがな官僚作文」と呼ぶ。「ゆるキャラ」も ある種、作文がキャラクター化したプロパガンダだ。

議員への政策案に「等」を散乱させることで「裁量権」を得ようとする役人連中は「私」のコンピュータ付き野生動物だろう。官僚作文は 典型例である。また、関係ないが、外務省は日米首脳共同声明の文章に「軍事コミットメント」を高頻度に載せるなど、英単語を 過剰輸入する傾向がある。




しかし、立川談志からすれば 「公」(絶対的な正しさ)を ひらがな や難解な漢文調で証明(定理化)しようとする役人連中は まさしく「愚の骨頂」なのである。



追記あり

赤鬼

赤鬼

こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

赤鬼は,演出もすごい。出演者の動きも機敏で気持ち良い。
青山円形劇場で,『赤鬼』(野田秀樹)を観た。これは,素晴らしかった。円形になっているので,反対側がはっきり視野にはいる。みんながみんな食い入るように,観劇している。たまたま初夏の疲れが出たため,自分は不覚にも最後の方で一瞬眠気に襲われたが,だれ一人そのような状況に陥ることはなかったようだ。

赤鬼は,演出もすごい。出演者の動きも機敏で気持ち良い。赤鬼プロジェクトというのがあって,本作品は,言葉の壁を越えて,国境を越えて大ヒットしたものらしい。西洋の文明が世界を覆い尽くすこと,それが「進歩」だと思う考えもあるだろう。しかし,赤鬼ロンドン公演では,日本語で,日本的なものが十分通じるという例を残した。

お話は,赤鬼と島の娘が心の交流があったというものが核になっている。赤鬼は,来島すると同時に,赤子をさらって洞窟に隠れる。なんとか説得し,子どもを奪還すると,島の重鎮はすぐに殺処分にすべきと主張する。老婆たちは,赤鬼を食せば,長生きできるかもしれない,と主張する始末だ。

島の娘は,赤鬼と手真似で交流を始める。次第に,会話が成立する。海の向こうの世界は,どうなっているのかしら。いつか,赤鬼からそのようなことも教えてもらえる。赤鬼は悪い人ではないだろう。しかし,娘がフカの肉であると無理やり食べて,元気になったものの,どうも赤鬼の肉であったことが発覚し,彼女はショックで自殺してしまう。

野田秀樹による,『赤鬼の挑戦:ロンドンへの道』2003の本を読んだ。日本語の芝居を,イギリス人の俳優と行うことになる。なにも,西洋文明が,世界を覆い尽くすのが進歩とはいえない。西洋社会がいつもわれわれの先をいっているのだろうか。治外法権や,関税自主権はなんとか欧米に改善させたが,そこに文化的不平等は執拗に残ったのだ。

「肉体と詩の交点に芝居は生まれる」同じ演劇観を求めて,仲間をさがす。『赤鬼』そのものは,ロンドン留学から戻った1996年に,富田靖子,段田安則と,アンガス・バーネットと日本で上演された。1998年夏に,ロンドンで,『赤鬼』のためにワークショップを始める。「誇張と省略で演劇空間を作る。リアリズムではない。」と説明した。

自分の台本には,コトバ遊びが多い。上演には翻訳はつきものだが,日本で文学と呼ばれるものの半分は実は翻訳文学であって,翻訳語は特殊な性質があるのだ。シェークスピア演劇でも,その本来のコトバを十分に把握して観劇できるようなことはありえない。日本人にとっては,翻訳家の存在がたいへんな比重を占めているのが日本の演劇なのだ。

英語で,日本語の芝居を上演することは難しかった。ワークショップの劇場選びも困難が続いた。ロンドンで役者は探した。ダンスのときには体を使う役者も,セリフばかりの芝居では,余計に頭を使うことになろう。一度会っただけでよい役者かどうか,わからないこともある。要求することについて来られる役者は思ったほどいない。

『赤鬼』出演のサイモン・クレガーは,ミズカネ役だった。彼は,気が短くて,ペットボトルを投げていた。子どもの喧嘩が始まる。演出家は私だ。私が決める。
2003.1.31.ロンドン『赤鬼』公演の初日となった。

演劇関係の本には,まれに「制作」と呼ばれる,演劇の周辺をささえる仕事関係がある。目立たないが,これは結構大事な部分である。野田秀樹をある時期引っ張っていった女性に,北村明子という名がときどき出て来る。85年から,劇団夢の遊眠社の営業マネジメントを担当。その後,「NODA・MAP」をたちあげる。98年からは,「シス・カンパニー」。

確かに,役者を売り込むこと,劇団の段取り・進行について,裏方でささえる仕事は地味であるが,貴重なものだと思う。無名の役者をどう売るか。テレビに使ってもらうにしても,舞台で見てもらうべきだ。役者たちにも,小さな役でも現場で認めてもらうべきと指示する。妙なプライドは捨てた方がいい。実力に役がつく。ワンシーンでもがんばれ!

野田秀樹に対して,役者として舞台に立つことより,演出に専念することをすすめた。ここでは,オリジナル脚本より,既存の戯曲を優先させる。集客についても,動員数をまず正確に予測するようにする。使う劇場もそこで決まって来る。問題は,少しあふれるくらいが良くて,最前列に空きがあるのはまずい。今回,青山円形では,追加なので空きあり。

プロデューサーと演出家で,企画会社「NODA・MAP」をたちあげ,年に一回プロデュース公演を行うことにする。劇団であれば,出演はほとんど劇団員が中心である。プロデュース公演には,劇団員はいない。キャスティングは,ゼロからのスタートとなる。ワークショップというものを,役者の動きを見るために多用し始める。

役者と,演出家と,脚本と,劇場を組み合わせて提案し,稽古場に入れ込む。企画力の強い,面白い芝居が出来上がっていく。ロンドンから野田が帰国してからは,「シス・カンパニー」は,野田作品以外に比重が移り,2008年には,北村は,「NODA・MAP」から撤退し,野田秀樹と距離を置くようになっていく。

興行の世界は前近代的な世界だと北村は思った。そこは,でっち奉公の世界となんら変わらない。労働条件もひどいものだ。北村は,演劇など観たこともない役人相手には,企画書とはべつに,プレゼンに力をいれた。プレゼンそのものが,芝居のようなものだ。言葉に命を吹き込む。言葉のリレーをいている人間どうしは,生きているのだから。

彼女は,ビジネスの世界にはちがいないが,演劇の制作には,人脈は必ずしも必要とは考えなかった。計算が先行する人間関係を抱え込むことは,制作において足かせになる。マネージャーは,役者の現場になどいって,彼女の背中をぴしゃっとたたいて,落ちつかせることもすべきでない。現場は役者のもの!役者はそこで自分で戦うべきだと。

舞台経験のない役者は,舞台で鍛えられるのが一番いい。失敗を恐れることはない。役者は,観客に向けて,どれほど心を開くことができるか,まるごと,自分を見せることができるのだろうか,北村は,そこが大事だという。恥をかく場所を見つけ,経験の積み重ねで,役者自身が強くなると主張する。

演劇の現場は,トラブルがつきもの。出演者の健康がまずある。役者は,チームワークで仕事をしないと成立しない集団にいるのであるが,個々は,ほとんどが自己中心的な,われこそが天才!という性格ばかりとなる。演出家が厳しく役者にダメ出しをし過ぎて,芝居が崩壊していくなら,その組み合わせを決めた自分に責任はあるのだ。

北村語録から。飽きっぽい自分には,毎日作るものがちがう芝居の制作があっていた。何かあって,何かを失うことになっても,人生というものは不思議なもので,思わぬ別の価値を獲得するものである。始まったものが終わる,必ず舞台の幕は下がる。あとは,頭の中にしか,なにか残らない。それだって次第に色褪せていくだろう。それが芝居の良さ。

参考:だから演劇は面白い(小学館)

ネタバレBOX

演劇関係の本には,まれに「制作」と呼ばれる,演劇の周辺をささえる仕事関係がある。目立たないが,これは結構大事な部分である。野田秀樹の高校の先輩で,東大劇研から,劇団夢の遊眠社をたちあげたとき,劇研の部長であったのが,高萩宏であった。彼は,紀伊国屋書店の洋書部にも少し勤務したようだ。

彼の本によると,演劇では,プロデューサーは,制作(X製作)と書く。彼の時代意識では,まだ,誰かに片手間にまかせておくものだった。区切られた空間と時間の中で,物語を作り出すのが,演出家であって,演劇と社会の出会い作りが,制作なのだと。当時,彼にとって,隣の劇団は敵だった。いまのように気楽に友情出演はなかったのかも。

当時,劇団員のチケットノルマは,30枚。10枚ごとに,三回の分割入金は,事前に完了するのは50%ほどだった。当時の野田秀樹は,彼に,演出家は,役者の下僕に過ぎない,と主張していたという。スタッフがいて,役者がいて,そのあとに,演出家?野田秀樹は,北村明子の助言で,演出家に専念するが,それまでは,俳優でもあった。

役者には,嬉しそうにしろとか,怒れ!とかだけ言うのはまちがい。ちゃんと,技術的な指導ができて,ほんとうの演出。固執するところがやはりないと困る,芝居が中途半端になりかねない。方法論はあった方がよい,ないと演出も生き詰まる。といった感じの趣旨を手記に残しているようだ。なるほど,ねぇ。

北村明子は,女優から,制作のプロになっている。これに対し,高萩宏は,野田と共同演出などをしていたが,やがて,制作に専念するようになった。演劇の三感動パターン。もう一度見たい!もっと,みんなに見てほしい!そして,自分がそこで,出て活躍したい!若い劇団の制作の最大の壁は,良い劇場の確保である。

赤鬼現わる!

もともと,高萩宏は,劇団四季の演出部にも合格していた。そのとき,営業部に進む宮島恵一とであっている。PSDいう会社にいた宮島恵一に劇団夢の遊眠社のマネジメントを,あれこれ考えたうえで,まるまる委託する選択をする。(遊び・眠る・夢見る,あるいは,Play/Stage/Dramaを意味した劇団夢の遊眠社が持った会社が,PSD。)

とんびは,野田秀樹であろうか,その妹で,赤鬼と心を通わせるようになっていく,あの女は,高萩宏であろうか。赤鬼は,劇団四季の回し者だから,宮島恵一だったのかもしれない。ギャラの査定・配分でアバウトな,あの女は,税金のことやら何やらすご腕の,赤鬼に飲み込まれていく。

81年夏から83年春までのことは,あの女はほとんど覚えていない。たぶん自分の居場所が限りなく縮小されていく中で,うつ病にでもなっていたのだろう。赤鬼は,あの女が拾って来たのだ。赤鬼を守ってやらないといけないが,自分自身が壊れていく・・・ミズカネは,どっちでもいいじゃないか・・・あいつは死んだ!おまえは生きた。という。あいつは赤鬼なんだから。赤鬼は追放!

参考:僕と演劇と夢の遊眠社(日本経済新聞社)
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

ワーサルシアター(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

5人の呪文
“絶対的な欠落と喪失の世界にあって、譲れない物を探し求め守る”という
おぼんろの価値観がドラマチックに展開する。
話がシンプルな分、登場人物の変化する内面が魅力的で共感を呼ぶ。
役者の力量でここまで魅せることに感動した。

ネタバレBOX

未来の世界には食べられる自然の食物は存在せず、生き物は皆飢えている。
工場で飼育されるニワトリを狙って、飢えた2匹のキツネが忍び込むが
そこで出会ったのは生まれたばかりのヒヨコ、そして
冷徹な工場長と、生き延びるためにメンドリを装う一羽のニワトリだった。
出荷される運命にあるニワトリたちは、今日もコンテナに乗せられて行く…。

衣装をつけた役者5人が案内してくれるいつものおぼんろスタイル。
演劇は日常の延長線上にあって、しかもある時を境に非日常に切り替わる。
その境界線上にある微妙な時間が楽しめるひととき。

ストーリーはシンプルだが、その分登場人物の変化を追うのがメインになる。
情け容赦ない工場長(さひがしジュンペイ)の、奥行きのある表情と台詞が素晴らしい。
冒頭から時間を遡る構成で、彼が単なる悪役でないことは判るが
声にだんだんと疲労感や迷いが滲み出してくるあたりがとても良かったと思う。

生きるためにオンドリである事を隠し、メンドリを装うリンリン(高橋倫平)の
愛情表現が切なくて泣かせる。
“オネエ”な芝居なら世間にあふれているが、作り過ぎない自然な女らしさがあり
笑いを超えた説得力あるラブストーリーになった。

病気の兄弟に栄養のある物を食べさせたいと、
仲間のキツネと一緒に工場へ忍び込むキツネメグメを演じたわかばやしめぐみさん、
途中から業を煮やしてひとりで決行しようと決める時の表情に迫力があった。
追いつめられた者の必死の闘いが、哀しくなるほど迫って来る。
生歌もとても素敵だった♪

もう1匹のキツネトシリモを演じた藤井としもりさん、
いい加減で嘘つきで軽やかなキャラクターを生き生きと演じて素晴らしい。
彼の変化がストーリーを牽引すると言ってもいいだろう。
生まれて初めて自分を信じてくれた相手は、食べてやろうと思っていたヒヨコだった、
というセンチメンタリズムをドラマチックな行動で完結させる。
おぼんろの価値観を体現するキャラクターとして、その変化が鮮やか。
「どうしてうまくいかないことばっかりなんだ!」(たしかそういう意味)
という台詞が忘れられない。

工場で生き伸びたヒヨコ、タックを演じた末原拓馬さん、
無垢で世間知らずで、信じては裏切られる純な役はやはりぴたりとはまる。
ラストはやっぱり泣かせるなあ。

作品全体としては、「ゴベリンドンの沼」の“負の存在”、“人の悪意”等のダークさや
「ビョードロ」のジョウキゲンのような強烈な設定に比べると
みんながいいヤツでややインパクトが弱まった印象か。
その分登場人物の内面に集中出来たのは役者陣の力だと思う。

演出的には少し“走り過ぎ”かな(笑)
ゴベリンドンのような上下の動きを一度観てしまうと
2階部分が一ヶ所だけであとは平面を走るだけ、というのが普通に見えてしまう。
過去公演の記憶と期待値という厄介なものと闘わねばならないわけで
会場や客席の問題も含めて、そのハードルは常に高いままだろうと思う。

久しぶりに5人集結という高揚感が伝わってくるような公演だった。
「パダラマ・ジュグラマ」という呪文の意味、それはそのまま
おぼんろのメンバーが日々胸にいだいている言葉ではないかと思った。


パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

ワーサルシアター(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

いろいろコナレテきたように感じました
良くも悪くも角が取れたような感じを受けました

でも好き嫌いはハッキリと別れそうだなぁ~と思えた約2時間

***いつも通りに写真・録音・動画などOKな舞台です***

(フラッシュなど使用しなければ問題無しということで、
画面暗くすれば上演中のつぶやきもOKであります(^^)

(今回地図見てロードサイクルで劇場まで行ってみました~(^^)
(東京は結構平たいので何とかなるものだなぁと感心したデス)

ネタバレBOX

だいたい進行と舞台イメージが定着してきて、
前口上なんかも巧みに引き込める雰囲気が出てきたように思えたです。

今では定着した感のあるダークファンタジーな話に、
観客席を4分した通路を役者さんが駆け巡ります(おぼんろ定番ですね)。

今回はオチに希望がある感じで個人的に気に入りましたが、
食糧難で鶏だけが出荷されるという物語背景が説明不足かねぇと思った。
水とかどーしてるんだろう?
大地が毒で満ち溢れてるという設定だったのに~。
せっかくいつも通りに弁士さんも出すのであれば、
上手に物語背景と設定を観客に伝えるべきではないかな?

苦言を申し上げると、
東京での公演は小劇場文化(?言い切ってもよいですか)あるので、
お座布団での観劇も苦とはしないかもしれないが。
これから地方の公演も行かれるというのであれば、
高齢者さんとか来ることの配慮に、そろそろ座席=椅子の手配など。
いろいろ考えを巡らせる時期に来ているのではなかろうか?
とか思ったデス

お話は鶏舎の話ですね。
大地の毒とかいうよりもシンプルに外を知りたかった籠の鳥とした方が、
いろいろ話や考えを伝えやすかったんじゃないかしら?
【耳のトンネル】CoRich舞台芸術まつり!2012春グランプリ再演

【耳のトンネル】CoRich舞台芸術まつり!2012春グランプリ再演

FUKAIPRODUCE羽衣

吉祥寺シアター(東京都)

2014/06/13 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかったです。
とてもあたたかかったです。随所に下ネタをまぶしながらの妙ジカル。

ちかちゃん、ちかちゃんて誰かとおもったら内田慈さんですか、読めんわ。

歌人の枡野さんがなぜ出ていたのかは僕には謎です。

○ぼんろみたいに押しつけがましくない。

素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

すべての劇団員、必見
架空の劇団を軸に「演劇愛」を訴えるシリーズは定番化している。
必ずしも小演劇界の実情ではないが、やや誇大広告的に「こんな話がきた」「任せてくれと頼まれた」ーその展開は まるで「ジャパニーズ・ドリーム」である。


『劇団天然ポリエステル』「劇団寂し部」第二弾。で、なぜ「すべての劇団員、必見」か。それは、女を捨てたわけでもないのに「演劇と結婚」したことにされたアラサー主宰(=小島 菜奈子)の生き様にある。

「卵子減らして、それで、それで、いい作品つくってんだよ!」


この台詞は女優の視点とは違う。もし、お化粧し、ドレスに身をつつむ役が放ったら露骨すぎる。「裏方」の代表にしか その資格がなかった。
この作品、劇団ではなく、(世間が烙印する)「負け犬」の応援団だ。


さらに 「○○と結婚」を夢想すると、「お笑い」が検索ランキング一位である。女性お笑いコンビ「オアシス」大久保氏は本気で「男なら誰でもいい」を結婚条件にしている。
また、お笑いの世界も大変厳しいために「辞める」女性が ほとんだ。

「昨年、芸人を辞めちゃいまして…。今は普通に事務系の仕事やってますね」

昨年4月の段階で都内オーディションに出場していた女性コンビの一人。たしかツッコミ担当だった。

「○○と結婚」するのも「茨の道」に変わりないようだ。



(ある女子大学生は「結婚は女の逃げ込み場」と表現している)

ネタバレBOX

プロデューサー・柳(=やんえみ)のハスキー・ボイスが、劇団の逼迫したリアリティを不意に提供している。
王子(=泊太 貴)も、一般男性とMr.アンパンマンを華麗に両立させた演技をしていた。「二次元しか愛せない」を告白するシーンは「アキバ感」が乏しかったが。
同居人〜それでも朝はやってくる〜

同居人〜それでも朝はやってくる〜

劇団裏長屋マンションズ

ブディストホール(東京都)

2014/06/10 (火) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

思った以上に登場人物多かった!
なのに書き分け上手に理解できました。
ただちょっとシェアハウスの構造とか間取りとか部屋数とか
浴室やWCの説明や掃除などのリアリティを提示して欲しかったかな。

話的には人生ってホントいろんなことがあるよなぁって、
思える群像劇=2時間強の作品でした。

ネタバレBOX

口うるさい年配の同居人に若者たちが悪戯などを仕掛けるのですが、
「常識の欠けた行動は諌めるべき」と熱弁振るうオジサマはカッコよかった。

その熱量か台詞に感じ入ったのか、観客席後列で時々私語をしていたオバサン3人組が静かになったのには感動できました(^^) (上演中の私語は非常識と理解できたのかしら?)
素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

素人おもしろい!!
たくさん笑いました!!
先が読めない展開で、すっかりストーリーに引き込まれてあっという間の1時間半でした。
また、見に行きたいです(^-^)

さみだるる、世界

さみだるる、世界

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1135(14-173)
19:00の回(晴)。18:30受付、ロビー開場。18:49開場、4面の客席、いつもの客席からみて右柱の横にしました。この会場で違う場所に座ったのは初めてで、客席頭上のスタッフがみえますね。18:55前説(65分)、19:00開演~20:09終演。

どこかで観たダンサーたち...とずっと感じていたので終演後、舞台監督にお訊きするとニチジョの方とのこと。

調べると2013/9のシアター21フェス「Step Up vol.48」に「ヒールレスハイヒール」に出ていらっしゃいました(岩佐さん、風岡さん、迫田さん)。村田さん、磯村さんは2014/3「シアター21フェス vol.95 "春編"」。もっと前「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(2013/5)」に岩佐さん、風岡さん、磯村さんが同じチーム。

衣装はセッションハウスのスタッフブログにあるように「セーラー服」、4面囲みの座席、少女らしさでいっぱいの舞台でした。

10分間の「解説付き」告白ダンス、何かを求めているのか不安な中にも好奇心、一枚ずつ重ねてゆき大きな絵になる構成、追いかけっこの間に見える笑い顔。

キャッチ・ザ・レインボゥ

キャッチ・ザ・レインボゥ

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し音楽を絡められたら
サスペンス色があって楽しめるお芝居ではあったのですが

あとはネタバレにて。

ネタバレBOX

芝居観てて、JOJOの杜王町での岸辺露伴と杉本鈴美(れいみ)のストーリーにしか思えないと感じてしまったので・・・・・・



素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

アラサー女性の心情がリアルに・・・・・
実在していそうな話を面白おかしく繰り広げた劇中劇(でいいのかな?)コメディでありました。いろいろ濃い登場人物達が楽しめた1時間50分。

それにしても隣に座っていたオジサマは上演中でも帽子を取らなかったが、
そこは人生の先輩として見本となるような行動を示して欲しかったかな。
(後ろの人の視界の妨げとか物理的な話ではなくマナーとしてね(^^)

ネタバレBOX

書かない脚本家に対して「右手と首から上がついてりゃ大丈夫」と言い切る代表の小西女史がいろいろと凄まじかったです(^^;)

リアルなアンパンマンってのも直接見せられるとインパクト強いものですね

劇団寂し部は次回公演日程も決まったが肝心の女優が手配できなかった・・。が製作岡村ちゃんの人脈で寂し部には勿体ないような某国民的アイドルの出演交渉にまでこぎつけた。のであるが、大手の事務所との関係で女優を出す代わりに期日までに脚本を見せて欲しいと言われる。締め切り1週間!テーマは「姫」として脚本家・柳を缶詰にしてプロットを書かせるも全て使えず・・と思った矢先、書かれたプロットの中の5人の癖のある姫たちが本から現実世界に出てきてしまって王子や幸せな結末を求めてこれまた柳に脚本を書かせようとする・・・どうなる顛末。ってドタバタやってなんとか締め切りは間に合って公演は出来る運びとなるのだが・・・。代表小西女史の苦労は続くのであった(^^) という感じの話です。 ドタバタぶりが楽しめる作品でしたね♪
素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

素人…は面白い!
劇中劇のような…お伽噺の中のお姫様達が現実の世界へ。このお姫様を含め登場人物が魅力的な個性の持ち主だ。じつに楽しいひと時を過ごすことができた。
しかし、思いがけないセリフ…「お姫様(=女性)は主役であることは間違いない。でも王子さまが現われないとハッピーエンドにならない。」…そぅ、あくまで受身なのだ。プロローグとエピローグが結婚式というのが綾か?
一方、貧乏小劇団の厄介な存在・脚本家の柳の自由奔放な行動は、お姫様たちとは正反対のような…。現代女性の結婚観を絡めた女性心理だろうか。いずれにしても表層をさらりと観て楽しめたのでよし!
次回公演も期待しております。


サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

国を思う気持ちや誇り
100年前の世界地図を頭の片隅に思い描きなから、世界昔話を見てたような錯覚。登場人物名も特有の「〜ヴィッチ」名義で、すぐに覚えられないせいもあり事象を追いかけてるうちに終わってしまったが、このお話では、主に青年チームに重点を置いて見てた。
その中でもポポヴィッチの西尾さんとチュブリロヴィッチの岡本さんの瞬時に役を切り替える上手さは見事だった。
国を思う熱意が妄信に変化させるような愛国心を煽る方法は嫌いだが、ラスト場面は現代の世論みたいだなぁと思ったり。
気の緩む隙を与えない舞台だった。
約135分。

キャッチ・ザ・レインボゥ

キャッチ・ザ・レインボゥ

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

情感豊か
都心から少し離れた郊外にある新興住宅地に帰ってきた教育実習生と女子高生との不思議な関係。そこに16年前の殺人事件を追う刑事が絡み…サスペンス仕立てだが、物語は情感豊かで心に響いてくる。細部に拘ると話はご都合的で破綻しているように思う。しかし、公演全体を通してじわっと心の襞に触れてくる。
先に記したが、ストーリーはわかり難い場面(理屈の説明)があるので、もう少し状況説明を上手くして欲しかった。演技は、ベテランと若手の差が明確に見て取れるのが残念だった。
今後は、もう少しストーリーの整合というか、納得が得られるならば、もっと素晴らしい公演になると思う。
次回公演を期待しております。

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

そうだったのか
様々な思惑の絡んだ事件でした。少し説明的過ぎる嫌いもありましたが、各グループの考え方などを知らなくては全体が理解できず、ある程度は仕方ないのかなと思いました。

ネタバレBOX

セルビアの青年将校たちのグループ黒手組とロシアの共産主義革命家のそれぞれの思惑に翻弄され、オーストリア時期皇位継承者を暗殺したオーストリア占領下のボスニアに住む青年ボスニアのメンバーたちの話。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナを併合したオーストリアに反発したセルビアの青年将校グループ黒手組は大セルビア主義を唱え、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを取り戻すことを目標にしていましたが、黒手組と接触したロシアの工作員の情報もあり、ボスニアの人間がオーストリア時期皇位継承者を殺してもそれはオーストリアの国内問題に留まり、オーストリアに打撃を与えつつもセルビアに進行することはないだろうと考えました。

一方、ボスニアの青年ボスニアのメンバーはオーストリアの支配に対して一矢報いるため黒手組と組み、セルビアで訓練を受け、黒手組から武器を調達し、オーストリア時期皇位継承者暗殺を実行することになりました。

黒手組と接触したロシアの工作員は共産主義者で、暗殺によってオーストリア、ドイツ、イギリス、フランス、ロシアが動くであろうことを予想していて、混乱に乗じてロシアおよび全世界で革命を起こすことを目指し、勝手に青年ボスニアのメンバーを帰国させ暗殺の準備に入らせました。

暗殺によってセルビア進行があると知った黒手組ですが、時既に遅く青年ボスニアに計画の中止を命令することはできませんでした。結局青年ボスニアは運も味方してオーストリア時期皇位継承者を暗殺することに成功し、その結果第一次世界大戦が勃発することになりました。

人の名前は覚えにくく、メンバーの内結局誰が皇太子を暗殺したのかもやもやしましたが、言葉での説明の後に再現ドラマを実演してくれたので良く分かりました。リーダーの誰々とか形容詞を付けてくれればそこまで丁寧に再現ドラマをしなくても理解できたのではないかとも思いました。

愛国心の発露の結果なので、何が起こっても仕方ないというような考え方を持っていた黒手組や青年ボスニアでしたが、結局はしたたかな連中にいいように利用されました。自己陶酔は要注意ですね。

同じ地域に異なる民族が住むにはどうしたら良いかとの問がありました。生き残りメンバーが生きていたのはユーゴスラビア時代だったと思いますが、はからずも第二次世界大戦後ユーゴスラビアという大セルビアが実現し、そして現在は完全にバラバラになっていることを考えると、共通の敵が存在すること、あるいは独裁者もしくは敵に支配されることしか答は無いのかなと思ってしまいます。

ところで、『熱狂』のときには当時の髪型にああいうのがあったのかとも考えていましたが、後頭部の刈り方を見ると今どきの斬新な髪型のようで、セルゲイの髪型だけが浮いていました。
キャッチ・ザ・レインボゥ

キャッチ・ザ・レインボゥ

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ない
切なかった。演出が、私の好みに合っていたんだと思います。ラストは、ホントに大好きな感じです。虹の照明が、とても良かった。泣きそうになりました。役者さん方も好演でした。観に行けて良かった。

素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素人
脚本の中から出てくる5人のプリンセスたちが、みんないいキャラで面白かったです。私は特に白雪姫が好きでした。今回初めて見に行きましたが、また次回の公演もぜひ行きたい!と思いました(^_^)

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドキドキしました!
四面リングの舞台は2回目。あの客席と舞台の近さはドキドキが止まらないです。さらに舞台下まで役者様が通るから衣装とか当たるんじゃないかと思うほど近くて、実際ちょっと触れちゃったりして、普通の舞台とはまた違った感覚があじわえ、物語りの中にどっぷりつかれます。四角い白い舞台上にあんなに華やかに時にはダークに一瞬で色がかわり、今回は過去作品もとりいれてあって、曲もダンスも衣装もより楽しく観劇できました。1回や2回じゃ物足りない。出来れば毎日実験都市マーベラスに行きたいくらいです。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだこの高揚感!
私ももったいないからネタバレしない!
とにかく、ハイパーなアクション、ダンス、殺陣、そしてふんだんに散りばめられたユーモア。
まーとにかくめっちゃ楽しいのですよ!興奮するのですよ!
とにかく、体験するべし!
役者さんはもー、動く動く喋る喋る、とにかく演技がしっかりしている上でのエンターテイメント。決して色モノではありません。
数回観て、壮大すぎる物語を読み解くのもいいし、色んな角度から味わうのもいい。色んな楽しみ方ができるのが、X-QUEST。
超絶かっこいい!中毒になります!

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