最新の観てきた!クチコミ一覧

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猫のサロン~家族のはなし~

猫のサロン~家族のはなし~

猫の会

ひつじ座(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★

クツシタの夜
淡々と進む話と舞台上のルックスのギャップがたのしかった。

ダル

ダル

演劇組織KIMYO

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★

んな
最後まで聞き耳立てていましたが。

ネタバレBOX

新興実業家で町の実力者であるドーカス家の策略によって、事故として処理されたものの実際にはドーカス家に反目していた住人たちが殺されるという事件があり、そしてその後、何者かによってドーカス自身が自室で射殺されました。犯人が判らないまま数年が経ち、ドーカスの息子コブが町に戻ってきたという噂を聞いた殺された住人たちの子供たちが集まって、コブが自分たちを親の敵として狙ってくるのではないか、逆恨みを避けるため逃げた方が良いのではないか、そもそも犯人は誰だったんだということになって事件の真相を推理し始める話。

現場の状況からコブは犯人ではあり得ないという結論になりましたが、真実は父親を憎んでいたコブが射殺して、殺された住人の息子でありコブの友人でもあったマーが金を持ち逃げしていたのでした。

役者全員が交互に青い帽子を被ることで過去のカブをそれぞれ表現していました。盲人が象を撫でるような話のお芝居は何か観たような気もしましたが思い出せませんでした。

聞きそびれたのか、ダルという言葉は一回も聞きませんでした。アフタートークでダルはだるいから来ているとのことでしたが、上演中はコブの話を聞いていても常にいつダルが出てくるのかと気になって、コブの分析に集中できていなかったのも事実です。

脚本を書き始める前に題名が決まるとはいえ、ダルという題名でギターを弾いているチラシを見せられ、しかもですよ、マー君がいてダルが出てこないなんてどういうことって思います。マーがみんなをミスリードしたように、作演さんも意図的にミスリードしていたとしたらちょっと卑怯です。コブじゃなくてダルって名前にすればいいじゃんとも思いますが、それじゃあダメなんでしょうね。
ミュージカル「ミス・サイゴン」

ミュージカル「ミス・サイゴン」

東宝

帝国劇場(東京都)

2014/07/21 (月) ~ 2014/08/26 (火)公演終了

満足度★★★

今ひとつ・・・
駒田さん、知念さん、上野さん、岡さんの回。
ミスサイゴンは初観劇。
残念ながらエンジニアの存在が、今ひとつ私には伝わって来なかったなあ。
上演時間2時間45分。

ネタバレBOX

知念さんのキムは、なかなか良かった!
岡さん演じるジョンも。
自分の中に、役柄がスッっと入ってきた。

駒田さん演じるエンジニアはきっと重要な役柄なんだと思うが、私にはこの役柄必要?と思えてしまった。。
アメリカンドリームも。。。

もう1回観劇した方が良いのか迷うなあ。
世界的に評価されているミュージカルなのだから。

ヘリコプターに乗り込むシーンは目を惹いた。
ここは迫力あり、良かった!


シャッター通り商店街

シャッター通り商店街

演劇集団プラチナネクスト

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★

政治の貧困
 の結果が全国に多発するシャッター通り商店街である、などという本質的なこともちらりと組み込んだシナリオで、基本的には、コメディータッチnエンタメながら、肝要な点は押さえたシナリオだ。残念だったのは、カム役者が何人か居たこと。同時に、キャラクターの一人に優秀な地方公務員なのだが、芝居大好きなキャラクター寅太が登場し、小劇場のみならず、総ての芝居を志す人々の想と夢見がちなその在り様を温かい目で観ながらも、ちょっと”ナ~ンチッテ”している点が気に入った。寅太を演じた高森 秀之さんの演技も秀逸。

ネタバレBOX

 終演後、謎の女が分からない、と話していた観客が居たが、自分は、神だと解釈した。商店街再興の種を撒いたから彼女(神)の役割は終わったのである。星は、カム役者がいなければ4つ差し上げたい所だが、3つ。全体的に、多くの人に観てもらうエンタメとしてのバランスは良い。
ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高
キレキレのダンスと歌唱力。言葉がよく聞き取れる。
生演奏だったらさらにもりあがるのになー。
楽しめました。

おせっかい母ちゃんリビングデッド

おせっかい母ちゃんリビングデッド

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

電線のスズメ
 まだ、昭和のある頃、ヘンテコな落ちのジョークが流行った。そのうちの一つが、電線にスズメが4羽とまっていました。誰かが空気銃でそのうちの1羽を撃ちました。確かに当たったのに、スズメは4羽とまったままです。なぜでしょう? というものであった。答えは

ネタバレBOX

 ”根性があったから”というものであった。本作はこのように強い、母の駄目息子を思う気持ちがベースになったゾンビものなのだが、まあ、話の内容、そのシュールな展開については、観て頂くとして、母の心配した息子の内面は、ドラスティックなレベルでは進展していない。この辺り、今後、長く劇団を続けてゆくつもりならば、真剣に検討する必要があろう。その為には、もっと、母的なものから、距離をとる必要も出てこよう。男の子に生まれて、これほど困難なことは、他にないかも知れないが、その困難に敢えて挑んで頂けたらと思う。
牛乳地獄act.12「冥土ダイバー×明日まで待てない」

牛乳地獄act.12「冥土ダイバー×明日まで待てない」

牛乳地獄

千種文化小劇場(愛知県)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

大変充実した二本立て!!! 大満足です。
 だいぶんツボにはまりました。
 二本立てですが両作に共通した感想として・・・、集団というものをかなり効果的に使った 舞台ならではの演出はダイナミックでした。印象的だったのはモブで本来背景となるべき役者さん達の演技。非常に密度濃く生き生きとしていいて、話の渦中の主役たちの演技に集中できないほど(笑)、すんごい目移りして楽しかった!

 ■「冥土ダイバー」は全体としてかなりきれいに纏まった脚本で、良い意味でストレスなく観れました。さすが再演するだけのことはあります。もちろん笑いのツボもしっかり押さえられ、かなりの良作です。楽しい時間を過ごせました。

 ■一方「明日まで待てない」は一転サスペンスで、楽しさという意味では「冥土ダイバー」に遅れをとりますが、今時の漫喫風刺的な描写から一転非現実な漫画的(笑)展開になるのは意表をつかれました。ただ、主役達の感情・思考の流れに付いて行けるほどの描写がやや足りないと感じられ、個人的には感情移入するまでには至らなかったのが僅かの不満です。もしかしたら、これは周りの脇役達の存在感が強くて、相対的に主役の存在感が薄まっているからなのかもしれません。メリットがデメリットにもなる・・・バランスの問題なんですかね。

 ■ただ、充実した楽しい時間を過ごせたのは間違いありません。二作の間の繋ぎも工夫してあり、単に二作見る以上のまとまりを見せたのも好印象です。

盆がえり

盆がえり

演劇集団よろずや

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

それぞれの気持ち
本家であるが為、両親がなくなった為、家を出ている為、生き残った為、後ろめたさがある為。いろんな想いが交差して、本音を隠している。それが素直にいいた時が一番いいのだろうけど、人であるが故、そこは気を使ってしまう。生き残った罪悪感、跡取りをおしつけた後ろめたさ。なにも気にせず、自分らしく生きられるのがいいのだけれど。人への想いとはなかなか、難しい感情なり。

Golem &Treseses

Golem &Treseses

kakakikaku

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2014/08/02 (土) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

kakakikaku「GOLEM&TRESESES」観ました
 人体という高度なギミック。
 手触りで確かめる自他。
 連動する多数の身体と視線。

 読経のような音楽や闇の多い照明と相まって、全体が秘教の神事のよう。

 なんだか久しぶりに、これ以上言葉になりきらない。
 えらい物を見てしまった気分。

The Flower 花を枯らさぬ、罪と罰

The Flower 花を枯らさぬ、罪と罰

坂本企画

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

言葉の紡ぎ
毎回思う事。言葉の紡ぎ方が綺麗で、この表現の意味は?と考えたりしますが、それが心地よかったり、あのシーンとこのシーンの繋がりが見えたりで、今回も頭を悩ましながらも楽しませてもらいました。永遠に枯れない花。永遠とは何ぞや。それを求め続ける人の欲求とは何ぞや。限りある命だからこそ美しくあるものなのだが、果たして枯れない花はそれを越えられるのか、、、と勝手に思いました^_^;

ワラドール~7人の勇敢な冒険者たち~

ワラドール~7人の勇敢な冒険者たち~

星の女子さん

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

星の女子さん「ワラドール」観ました
 地下アイドルばりの人気を誇るw所属女優三人が、交代で主役を務めるドール三部作・第二弾。



 今回は、「七人の侍」「オズの魔法使い」をモチーフとしつつも、昭和歌謡に舞踊にと、めっさ北村想さん系アングラエンターテインメント。

 もう少し、会話など相手への反応のテンポが良ければ、終始笑いが絶えない仕掛けになってたかも。
 その点、まったくふざけないにも関わらず、狙ったとおり確実に「間」で笑いを取るベテラン・二宮さんやお笑いタレント・ハヤシユウは偉大。

 と言っても、「あのゆるさが好き」という声にもうなずけるのでした。(東京でいえば、ワワフラミンゴみたいな位置づけ?)

 後に何も残さない、海でカカシが見た、辻褄の合わない奇妙な夢。
 舞台に常時存在する、女性の白い片腕。(猟奇)


  私にとってはやはり、星女子三人娘の身体が一番の見所(お人形りさささん・ふわふわすーじー・ロボコップたなはし)。
 みな、うまく役にはまっている。

 そして、名古屋演劇界の新星・ダイゴシ君が相変わらず朴訥な素でおいしかった\(^o^)/ 
 しかし、いつまでもキャラだけではやっていけんぞ(ブーメラン→グサッ)



 ドールシリーズも、残すはいよいよあと一作・「カナドール」のみ。お楽しみに!

オセロー&オテロ

オセロー&オテロ

スタジオアーキタンツ

セルリアンタワー能楽堂(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/09 (土)公演終了

満足度★★★★

言葉と動き
シェイクスピアの『オセロー』とそれをオペラ化したヴェルディの『オテロ』を2部構成にしていて、安易に歌とダンスのコラボレーションの様な形にせず、それぞれのジャンルの様式を尊重した公演となっていました。

第1部はヴェルディ作曲のオペラ『オテロ』の抜粋を中心にした構成で、イヤーゴのモノローグで始まり、オペラの中でイヤーゴが歌う部分をピアノ独奏に編曲した曲の演奏があり、その後にオテロとデスデーモナのアリアが演技付きで演奏されました。
能楽師の津村禮次郎さんが演じるイヤーゴは一音一音を引き伸ばす能の台詞回しはあまり用いていなくて、言葉が聞き取り易かったです。言葉の繰り返しが効果的に使われていました。
デモーニッシュな楽想のピアノ独奏はオテロとデスデーモナの歌の楽想との対比を意図したのだと思いますが、そこでドラマ性が途切れてしまっていた様に感じました
オペラは能楽堂の空間を活かした立ち位置で、何も舞台美術が無くても視覚的に美しかったです。小さな空間でピアノ伴奏だったので無理に声を張り上げることも無く、繊細な表現を楽しめました。

第2部は最終幕の場面がダンスで演じられ、ドラマティックでスピード感のある鋭敏な振付が格好良くて魅力的でした。
森優貴さんと酒井はなさんは一つ一つの動きが美しく、言葉が無くても感情が伝わってきました。難しそうなリフトでも危なげな所が無く、物語の世界に引き込まれました。
津村さんは第2部にもイアーゴーとして出演していて(第1部は装束的な衣装だったのに対して、第2部ではスーツ姿でした)、こちらでは一言も発せずにダンサー2人と同様な動きをしていて、70歳を超える人とは思えませんでした。
音楽はドミトリ・ショスタコーヴィチ、マックス・リヒター、アルヴォ・ペルトといった20世紀以降の作品が用いられ、第1部のヴェルディの叙情性とのコントラストが鮮やかでした。

能、ピアノ、オペラ、ダンスのそれぞれをじっくり楽しめる贅沢な公演でしたが、ピアノ独奏が無い方が、言葉をフィーチャーした第1部と、動きをフィーチャーした第2部という構成が明確になったと思います。

さよならをあげる

さよならをあげる

Borderline

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1202(14-250)
19:00の回(曇)。18:29受付、開場。入って右に舞台、L字の客席(入って左側がメイン)、パイプ椅子+クッション。下手、手前に(よく公園にあるような)ベンチ、奥は白い部屋にベッド、花、キャンバス、通路を挟んで上手、手前、オフィス用のテーブル、奥にソファと4つのポイント、床は色を変えた通路、ベッドの上部に映像、作品イメージと役者紹介。

18:55前説、19:03開演~20:31終演。旗揚げ「狂伽一閃(2013/4@pit北)」を観ていて、本作で2作目。

水野さん、鮭スペアレ「かあいい~(2013/2@DECO)」に出ていらしたのですね、「JK Monster(2013/7@サンモールS)」「ロストセブンティーン(2013/10@王子)」も観ていました(!)。「鮭」はみなさんメイクしていらしたので誰が誰なのか分からず、主宰の中込さんですら別のお芝居にトークゲストでいらしていたとき観に行きましたが開演前に声をかけていただくまで気がつきませんでした。

ひとつの舞台で、4つの場所の切り替えを、お話の流れと照明で巧く進行させていました。今回も役者さんたち好感、「美郷」が向かう消失点、周りの人々の空間も少しずつカタチを変え、寄り添うように流れてゆくのを感じました。

終盤、屋上での会話にやや違和感を覚えたのですが、「美郷」を演じた小菅さんの絶妙の演技がお芝居を支えていたように思えました。

ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

劇団東京乾電池

ザ・スズナリ(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★

夢か現実か?
昨日のことが本当にあったことなのか…?夢の中のことなのか…?昨日っていつだ!?笑って、ジーンときて…。ゴドーには来てほしくないなぁ、いつまでも繰り返してほしいかも、と思えたゴドーを待ちながらでした。

ネタバレBOX

綾田さんの舞台上での存在感が素敵すぎる!やはり積み重なっているものを持っている、舞台が好きな方なんだなぁ~って感じました。
明日の天使たちへ

明日の天使たちへ

ワイアールジャパン

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★

9日(土) 19:30 Bチーム
チケットプレゼントで拝見させて頂きました。
1時間50分退屈する事無く楽しめました。

朝日のような夕日をつれて2014

朝日のような夕日をつれて2014

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/07/31 (木) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

感涙!
オープニング、YMOのアノ曲がかかった瞬間、全身にトリハダ!!
そのままラストまで舞台上の役者と一緒に疾走した感じデス(笑)

Look At 山!

Look At 山!

天晴

SPACE EDGE(東京都)

2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★

飛躍せず
粗忽長屋<頭山<ミカバンド。原作の落語からの飛躍がなく残念。島田さんと多賀さんの魅力で、どうにか成立したカンジ。

殉職の夢を見る

殉職の夢を見る

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なしの○
観劇後、アンケート用紙に“アフリカン寺越の演技”をまた観たいと思えば○、
そうでなければ×をつけて、○が過半数なければ次の舞台は無いものとする、
という崖っぷち企画。

もし×でも、また仕切り直して新たに企画を練り上げるまでだと思うが
ご祝儀アンケートではなく、文句なしの○をつけた。
題材の選び方が巧いのと、脚本の完成度が高いことが理由。
開演後まもなく、この小さな空間の役割と人間関係がすんなり理解出来て
話の展開にずいっと入り込める。

閉鎖的な社会における特異なキャラクターに寄り添うスタンスが優しく
作者の取材の賜物だと思うが、役者陣も難しい設定によく応えて素晴らしい。
例によって“善い人・悪い人・普通の人”の境界線をクールに描く視点が鋭く
この点でも進化していると感じた。

ネタバレBOX

ゴールデン街の極小空間は、病院内にある畳敷きの粗末な警備員室になっている。
ある日警備員(アフリカン寺越)が、患者のひとり蛭田(橋本亜紀)の自殺を
未然に防いだことから、この部屋には蛭田を始め、瓜生(澤原剛生)、鵜飼(森由月)ら
患者が出入りするようになった。
警備員はあの日から子どもの頃の夢だった警察官になることを目指して勉強している。
しかし医師の星川(末廣和也)、看護師(村田明子)は、ある葛藤を抱えて
患者たちに日々に接していた。
次第にここでの仕事に意義を見いだし始めた警備員の心に変化が訪れ、
それが思わぬ事態を引き起こす…。

自殺願望の強い患者が入院する精神病院が舞台である。
患者のひとりを演じる橋本亜紀さんが秀逸。
幻覚に苛まれる姿を人に見せたくないという心理、
先に退院してシャバへ帰って行く仲間に対する微妙な心理が伝わってくる。
“きっと死んでしまう”自分を抑えむ姿が痛々しく切なく、思わず泣けてしまった。

終盤、“子どもの頃から弱い人をいじめてきた”医師と
“子どもの頃助けられなかったから今度こそ警官になって弱い人を助けたい”警備員。
実は“弱い人より優位に立っている自分を確認したい”という点で
大して変わらないのだ、と指摘されて愕然とする。
この境界線上に、社会の多くの人がひしめいているのが現実なのだ。
境界線上にいる大衆のひとりとして暗澹たる思いにとらわれた。

ちょっと唐突な印象を覚えたことがいくつかあって、
コミュニケーションが取れなかった患者鵜飼が退院を前に急に饒舌になったこと。
警備員の心の変化を見て自殺してしまう、蛭田の行動に飛躍が感じられたこと。
彼女の死を医師が解説するというあのまとめ方はちょっと残念。
蛭田の変化は解ったが、その理由を蛭田の言葉や態度で伝えて欲しかった。
院長と話し合った末、驚きの方針を決定した医師と看護師の
使命感と現実の葛藤があまり語られなかったこと。
これらのプロセスがもう少し丁寧に語られたら、より説得力を持っただろうと思う。

澤原剛生さん演じる患者の切羽詰った粗暴さ、
大切なものの守り方を知らないままそれでも守ろうとする素朴さが良かった。
医師役の末廣和也さん、
いつもながら“嫌なヤツだけど実は単なる悪人じゃない”的なキャラが巧い。
そして警備員役のアフリカン寺越さん、
何かが正しいと信じて猪突猛進する男を演らせたら天下一品、
その純粋さゆえに盲目的であり、物の見方が一方的なキャラが見事である。

ラスト、自殺を止められた蛭田が初めて警備員室を訪れた日の
再現シーンが素晴らしかった。
警備員にとっては希望を得た日であり、
蛭田さんにとっては新たな苦痛の始まりの日であった。
人は誰も“照り返し”で救われることがある。
誰かの努力する姿、誰かが変化する姿、その理由の一端を担った者として
その姿を見ていると嬉しくて幸せな気持ちになることがある。
だからそれを一方的に断ち切られると、途方に暮れてしまうのだ。
人は様々なかたちで誰かに頼って生きているのだと、今さらながら感じた舞台だった。

「犯罪者」「宗教」「精神病院」と来た作・演出の鮒田直也&アフリカン寺越のコンビ、
次はどんな切羽詰った男を描くのか、楽しみでならない。




ワラドール~7人の勇敢な冒険者たち~

ワラドール~7人の勇敢な冒険者たち~

星の女子さん

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

遊び心を素直に楽しむべし?
前作、すごくダークな雰囲気が漂っていた印象だったのですが、だいぶん薄まっていて、歌ったり踊ったりのエンターテインメント性が前面に出た感じでした。色々味付け変えられたようですが、元々、色んなベースのお話や時代設定をキメラのように繋ぎあわせているので、正直、世界観を掴み切れておらず、観ていてモヤモヤがぬぐい切れないですが、遊び心はふんだんにあるので、素直にそれを楽しめば良いのかな~というところです。脇を固めるベテランの役者さんの演技が光ってました。

Dominantmotion[ドミナントモーション]

Dominantmotion[ドミナントモーション]

劇団アルクシアター

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★

笑って泣けました。
いきなりミュージカル的な感じで始まり、時折そんな場面が出てきます。
主人公はテレショップの社長さん。
自社でテレショップの番組を作っちゃうとこなんかは、ジャパネットたかた的みたいな???
社員に歌と踊りをさせ、そのレッスンも自社でするんですけど、歌の先生もダンスの先生もめっちゃ笑える~~~ぅ。
特にダンスの先生はオカマ的!?(ダンスの先生って意外とみんなそんなとこあるよね)

今でこそ売り上げをバンバン上げてる会社の社長だけど、20年前は..............................。
で、現在と20年前を行ったり来たりの舞台となっている。
表で流れる音楽も裏で流れる音楽も全部生演奏の舞台とかで、すごい!!
始まる前に横の方で初日はみんな笑いに笑ってくれて...............って言ってたんで、笑える舞台なんだ~ぁと思っていたら。
確かにダンスの先生には大いに笑わせていただきましたが、最後には泣かされました~~~ぁ。
え~っ、そんなこと聞いてないよ~~~~ぅ。
で、泣いてたのは私だけ???
でもちょこっと感動してウルウル涙しました。

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