
うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
駅前劇場(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
心温まるヒドイ話
R18指定の特別演出に多少気をそらされましたが、見る側に決して本質を見失わさせない、一本筋の通った強力なストーリーがありました。泣けた!本当に心温まるヒドイ話でした。

許されざる者
シンクロ少女
アトリエヘリコプター(東京都)
2014/07/02 (水) ~ 2014/07/08 (火)公演終了
満足度★★★★
カウボーイ
いつもより粘りけは少なかった気がしますけど、それはむしろ望むところです。
本チラシは作った方がいいんじゃないでしょうか。実はあるんですかね。

ちょっとそこに座りなさい
劇団Q市街
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1158(14-206)
13:00の回(曇)。12:31受付、開場。舞台手前にパイプ椅子が2脚。前田さん率いる劇団の旗揚げ公演。前田さんは役者さんとして4月に「生活図鑑」の公演を観ています(が、はっきりとお顔を覚えていなくてごめんなさい)。役者さん、2年生の舞台だそうで日芸の層の厚さを感じます。
帰ってからブログをみると前田さん、小倉さん..神奈川総合高校ということはttuの山田さんやダンサーの木村さん...と同じですね。
13:00前説(アナウンス、90分)、13:06開演~14:45終演。
ちゃんと「説明」にある通りの物語。お話の構成がよくできていて「二人」の共通の友人(2)、ナオコの父(1)、半井の姉(1)と均等に配し、それぞれの似たような事情が「どっちもどっち」の微妙な力関係を保っていたのではないかと思いました。辻内さんが(個人的にですが)滅法巧く、表情、目線、カラダの動きもよかったと思います。
劇中のフライヤーのひとつは「マニラ瑞穂記」かな?赤い「瑞」の文字が見えたような..
ただ、やはり私も隣人の表現にひっかかるものを感じました。何気ない言い回しになっていますが、このシーンが必要だとは思えませんでした。
当パンによると豊島さんのダンス公演...府中の森では日女の卒業公演を観たことがあり日程があえば行ってみたいと思います。
来週は「美しい呼吸」と「お布団/OFFTON」に。

「6月のパンティ」
モーレツカンパニー
Geki地下Liberty(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しい時間ですよ
観てきました。
終始、笑いあり、ちょっぴりジーンとなり、ダンスも楽しい、
同じお店の空間に居る感じで、あっという間の2時間でした。
とても楽しい時間でしたので、おすすめです。

記憶の水平線-初日完売致しました!-
マニンゲンプロジェクト
シアター711(東京都)
2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★
記憶が難しいかも…
説明文は、力強いメッセージが記載されていたが、芝居はそれを描き切れなかったようだ。そぅ「死んでからもなお繰り返される後悔と愚痴。死んでから考えだしている、生きる意味。という無意味さ」という死後の世界を現世のような考えで描いても無理だと思う。”不幸自慢“にどんな意味があるのだろう。ベタだが、精一杯の”生きる“を全うして、なお現世に未練が…と言うほうがわかりやすい。芝居は演技で状況説明というよりも、セリフでの説明だ。まるで朗読劇のようになったのは残念だ。今後の公演を期待しております。

ツヤマジケン
日本のラジオ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★
後味悪いけど癖になる
観劇直後の感想は「一発で全部分からせるつもりがないのか、かなり難しい作りだな」で、観劇後軽く呑んでたら、少し間を置いてジワジワきた。物語が頭の中でつながってくる。あ、そういうことか。。。が連発。後味悪いけど癖になるタイプ。

神様、あなたの出番です
劇団鳥獣戯画
相鉄本多劇場(神奈川県)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
はしご
相鉄本多劇場で母と二人で観劇。
そのままの勢いで、下北沢スズナリでの公演も予約して、母と二人で、週一観劇となりました。
リピートしたくなるくらい、夢中になる作品でした。
歌って踊って、とっても役者さんたちも楽しそうで。
おひねりやお花の催促は、なれない私には初め、真っ直ぐみられない瞬間もありましたが。そういうものだと思えば、なんてことなく、2回目も見られました。
次回作も楽しみです。

おとこたち
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待通り
ハイバイ観劇3作品目。初めては「て」。次は「月光のつつしみ」。そして今回。
「て」で、とっても素敵な作品、そして劇団だなぁと感動して、「月光のつつしみ」は私にはちょっと、難しい作品だったなぁ。当たり外れがあるかなぁと思っていましたが。
岩井さんの作品が好きなのかなと。「月光のつつしみ」もすごい作品だと思いましたが、好みで言えば今回の「おとこたち」は期待通りで、とても楽しめました。
男女で多少見え方も違うでしょうが、でも、どちらがいいということもなく、どちらも楽しめる作品だと思います。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
駅前劇場(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

ヒネミ
劇団SOFT GEAR
岡山県天神山文化プラザ ホール(岡山県)
2014/07/05 (土) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです。
面白かったです。絶妙なタイミングで繰り出されるギャグに笑わせて頂きましたし。
謎が解けて縺れた糸が1本に展ばされる、という様な痛快感はありません。どっちかっつーと、解んない事だらけです。・・・でも、いいかな、って気持ちになりました。だって小さい頃、大人達の会話の「アレ」や「○○さん家の××さん」って、子供にはよく解らんシロモノだったし、解らんでも構わないシロモノだったもの。今の様に多機能電話もスマホもGPSも無い時代、メモと記憶だけを頼りに生きてた時代、不便だったかもしれないけど、とても愛おしい時代。ちょっと懐かしく思い出せました、私自身も。
「記憶」は確かにあやふやでいい加減で、絶えず移ろう厄介なシロモノですが、それはそれで・・・やっぱイイじゃないの?覚えておこうとする事こそが大切なんですよね?とも。
だから、サスペンスでもホラーでも無く、怖ろしいモノでも無く―――記憶のなかで甦ったゲンイチロウ兄さんはあんなにも清々しく優しかったのでしょう。動くことも語ることも何も許されない亡者が、唯一存在していいのは、生者の記憶の中だけですから・・・。

エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
観客に歩み寄っている
パワーのあるナンセンスギャグを織り交ぜつつ、インナースペースとの葛藤やリアルな人間関係社会性との葛藤を被せた多重構造。前作よりも深みをまして更に観客に歩み寄っている印象。終盤の捻りの効いた展開も楽しめた。

CEREMONY セレモニー
東京デスロック
STスポット(神奈川県)
2014/07/05 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
異化効果・叙事的演劇の発展形?
ポストドラマ演劇の範疇だとは思うが、
脚本も構成もきちんとある。
所謂「物語」のある芝居ではない。
「CEREMONY」とは何か?を様々なテーマを巡って観客に問いかける。
それは同時に、演劇とは何かを問うことでもある。
とても今日的な作品だと思った。
演劇も一つの儀式であるが、かつてのアングラ演劇などは、ある種の虚構空間を現出させることで一つの儀式たろうとした。
それに対して、この作品は、現実と地続きの空間の中で儀式としての演劇が行われる。
その為、常にその表現は、観客の意識によって相対化され続ける。
部分的に観客参加のような部分があったり、幻想的空間が起ちあがりかけることもあるが、その儀式に観客が酔いしれ、浸りきることはない。
現実とは異質の虚構空間、超現実に出会うことこそが演劇の可能性だと思っている人からしたら、「なんだこりゃ」「ただのお遊びじぇねえか」と思う人もいるだろう。
ただ、ここにこそ、演劇の新たな可能性があるのかもしれない。
理屈っぽく言えば、
アングラ演劇の儀式性がアルトーの系譜なのだとしたら、
この作品の相対化の仕方は、ブレヒトの異化効果・叙事的演劇の今日的なあり方とも言える。
ブレヒトの異化や叙事的演劇は、現実への強い批評性に根差していた。それは、体制批判や既成概念に喧嘩を売る刃にもなった反面、時に一義的メッセージに変換されかねない危うさももっていた。プロパガンダになりかねない危うさを。
それに対して、この作品の批評性は緩い。悪く言えばヌルいとも言える。そうは言っても、多田淳之介氏の現代社会への批評的意識は作品の随所に感じられるため、敢えてその緩い立ち位置を選んでいるのだと思う。そうしてできた作品は、緩いが故に、開かれた問いとなる。答えは一つだけではなく、観客の数だけ存在するものに。
上記のこと全て含めて、良くも悪くも、とても今日的な作品だと思った。
私の中でも、評価したい自分と、批判したい自分が混在している。
この緩さが、作者に押し付けられることなく、自分で色々考えられるという意味で、とても「心地いい」と思う自分と、
何か強烈なものが欠如していて物足りないと思う自分と。
【満足度】について、
作品そのものの印象は✩4だけれども、
可能性を模索している、挑んでいるという姿勢を含めて✩5。
(<ネタバレ>は後日追記するかも。)

映画
ワワフラミンゴ
王子スタジオ1(東京都)
2014/06/27 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

へんてこレストラン
柿喰う客
北とぴあ スカイホール(東京都)
2014/06/27 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
テンポの良さとセリフのハーモニー
柿喰う客ならではのテンポの良さとセリフのハーモニーが堪能できる良作。こどもとみる演劇と銘打っているが、そのクオリティは充分高い。とても楽しめた。随所に子供が飽きないような工夫がされている、が、残念ながらそれでも飽きちゃう子はいるみたい。。。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」
鵺的(ぬえてき)
小劇場 楽園(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了
満足度★★★★
新鮮
全く違うタイプの女優が阿部定を演じていて新鮮。どちらかというと可愛いタイプのハマカワフミエが阿部定の美しさを、綺麗タイプの岡田あがさが阿部定の可愛さを観せてくるというのには驚いた。巡り合わせだが、両作とも何故か演者が噛んだり飛ばしたりとミスが頻発して吃驚。

ダンディ•ホット•ステージ
LIVES(ライヴズ)
テアトルBONBON(東京都)
2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★
ダンディー西とザ・ダンディージャックスが解散!?
LIVESの良さは、「おかしくも哀しい」ところにある。哀愁のあるコメディ。
いろいろなことに揉まれながらも、精一杯生きているおじさんたちを、温かい視線で描く。

十九歳のジェイコブ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★
兵庫県立文化会館
シーンごとに美しいなと感じたものはありました。
自分は誰かに感情移入したい方なので、ちょっと合わなかったかな。
西牟田さんの出番が少なかったのも個人的には残念でした

うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
駅前劇場(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
何でもありの大傑作
未来が見通せる犬が主役の舞台という事だったが、それが些細な事に感じられる何でもありの作品でした。まだ、公演も前半なので、あまり書きませんが、間違いなく言えるのは大傑作です!

宵山の音
真紅組
近鉄アート館(大阪府)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かった~。
舞台が近い!
あちこちから役者さんが出てくる。
息をつく間もないくらい物語が進んで行く。
どの役者さんも魅力的でどきどき。
もう1回観たかった。。。

星の結び目
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/04 (金) ~ 2014/07/09 (水)公演終了
満足度★★★★★
天に輝く美しい星を見つけたような作品
ある「家」の、戦前・戦中、戦後期のドラマが丁寧に語られていく。
戯曲も役者も演出も、衣装もセットもすべてが素晴らしい。
お手本にできるぐらいのクオリティ。
演劇好きの人には、どのようなタイプの人にでも、自信を持ってオススメできる作品。