最新の観てきた!クチコミ一覧

97521-97540件 / 189934件中
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

いつものグダグダ感が
無くなったのは残念だけど、音楽とダンスをバランスよく使ってスピーディーで感動的な内容になっていた。旧満州の話から戦後まで、氏の歴史観が鮮明。ギャグ満載の中にも骨太な感じが・・・・・。あれ?この感じってどこかで見たかな。犬のゴルバチョフの表情が秀逸。不覚にも涙が・・・・。

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

一気に落とされました。
序盤は、だめ教師にイライラさせられ
女子たちの密かな行動に可笑しさもあって
だけど、隅っこには常に不確かな怖さも居て
乾いた空気管の中、淡々と展開されていくと
突然に死の火蓋が切って落とされ
寒気がする位い急に悲劇に変わっていく
最後はここまで綺麗に掃除されちゃうと
なぜかスッキリしてしまうのが不思議でした。
ただ、なぜ彼女が選ばれたのかなぁ?
考えちゃいけない事がなにか引っかかるのでした。

TRIP!!!新撰組

TRIP!!!新撰組

斬撃☆ニトロ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

歴史が変わる。 少女が前向きになる。
 時を超える 今と違い生き方にこだわる人たち 負けるのも解っていても突き進む 繰り返すシーン 後半物語が締まってくる。 歴史が変わる。 少女が前向きになる。 面白かった。

 ゲストの かのうとおっさん けだるい雰囲気で。

ネタバレBOX

 時を超える 今と違い生き方にこだわる人たち 負けるのも解っていても突き進む 繰り返すシーン 後半物語が締まってくる。 ゲストの かのうとおっさん けだるい雰囲気で。

前説 かのうとおっさん 次回公演 ハワイ 東京公演 東京の方 1人いた.
ここまでだ 斬る シャキーン
まみの事が好き 進学どうすんの 同じとこ 変 高3 それなりに
熱い 考えても・・・ 走るか、・・・ // 悪い筋肉 良い筋肉 ファー、 土方さん 原田 斉藤 尾関 大変だー 残党が集まっている 北と南に分かれて突撃 迷いこむ// バーン 起きた 怖かった 倒れてる 起き上がる ボーズ 日本人か 服はイギリスの軍服 一度見た アキラ セーラー服で走ってた 近藤 壬生浪士組 シャキーン! 金さん 遊び人の金さんが来た。 もう大丈夫 帰る 女を置いて 歌 分かっちゃう系 中岡 斬りましょう。  ここは京の都 松平です めっちゃ偉いです  未来から来たの アキラさん私達の行くすえ 知ってる  明治 戦争 私達どうなる おおぎりコーナー 粛正君 タライ 壬生浪士組 名がかっちょええ  新しい名 全日本ボディビ
ル・・・ ガン!! はい 中岡 三年B組 ガン!! ばんち さん ・・・ガン いきおいつけてる かっちゃん バーミャン  ・・・新鮮組になる。  幕府がどえらいおふれを出したようです まちゅおか冷却計画 カン カンカン ・ ・ 大政奉還 ははは・・ アキラちゃん 外行ったら切られる  ここにいたらいいよ // 新鮮組だ アキラちゃんがいた日本には外人いた 不審者は切れ 走る 走る 帰ろうぜ 現在の夢 // 大政奉還信じねえぞ 俺たちは 無意味 今晩 祇園で お疲れ様会 ユニホーム的な なんで聴いてくれない 幕府が終わって明治 アキラは危険 土方さん が怒るの当然 //船を軽くする為に捨てられた 流れ着いた // 中岡 吉田松陰 適 2回捕まった 中岡と龍馬と説得した 池田屋 新鮮組出撃 殺陣が上手い 龍馬は銃 ばんバン 新鮮組が
なぜ 変わっている // ここ 土方さん 会津 あたしのせいだ 言ったから // こんな所じゃ 終われねえ // ここの事好き 将来 先のやり残した事 止めなきゃ // 吉田松陰 こっちにつけ 助けるのは それしかない 誠の旗 私達は新鮮組 なぜ闘う きのみ きのまま いつ どこかで 戦って死ぬ 武士にとって 大切 明治 大正 昭和 どんどん駆ける 良いの 良くねえ だから戦う 大切な事たくさんあるよ 俺に強い日本にする 私は分らない 止めたいのに わけわからん。
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

100分に収めたのは素晴らしい。
古川日出男の小説に昭和のギャグ漫画のキャラクターをぶちこんだカンジ。客入れ時の時事ネタコントも含め、良くも悪くも古臭い。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上の見応えありました
前へ踏み出た感のあるお芝居でした。それも空気は戦前の張りつめた中にあって、退廃ロマンあふれる世界や自国民の監視をする国。その中で翻弄される愛すべき犬。僕には、辛らつな警告のように思える。いつか来た道を反省無く繰り返す愚を繰り返してはいけない。

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

もっと見たくなりました
春陽作品を舞台で観るのは何回目だろう??
観るたびに新しい!と思っているけど(新作なので当たり前ですが)、今回のはいつになく新しい世界をのぞけたような気がしました。
客演が3人というのも大きいのかもしれません。
短編5本なんて、絶対好きなのとそうでもないのがありそうなものだけど、全部おもしろかった!順番もテンポも長さも、すべてが絶妙で、心地よい興奮のまま観終わることができました。

全部好きだけど、「スコアラー」が一番好きかな。
テーマもよりリアルで身近だし、榊さんの、自然体の高飛車感がとても気持ちよかったです。
嫌なヤツだけど、ズバズバ言いたいこと言ってジメジメしてないところがイイ!意外に素直なところもカワイイと思いました。
私は舞台特有の、「ちょっと芝居がかった感」がたまに苦手だったりするのですが、彼女の演技はとても自然で、すっと入ってきました。

ユキマルさんの「ゾロ目~」の悪魔と「不安の偶数~」の大学デビューしそこねたイタい男の子も好き。ちゃんとカンジ悪くてちゃんとウザい。演技の幅が広いなーと思いました。
なんといっても今回一番の注目は佐瀬さん!
衣装も絶妙でした!佐瀬さんにも新しさを感じました。
もっといろんな佐瀬さんを見てみたいです。

かと言ってベテラン勢が印象に残らなかったかというとそんなことはもちろんなく、安心して観ていられるからこその笑いや、考えさせられる部分が多々ありました。
舞台の小道具もちょいちょい凝っていて、それを発見するのも楽しかったです。

なんだか今回はほんとにいろんなものがぎゅーっと凝縮された濃厚な舞台でした。濃厚でありながらあっさりと食べられて、おいしい余韻にひたっているような感じ。
この日はアフタートークもあって、劇団員のみなさんのいろんな一面や裏話が見られて、得した気分です!それを踏まえてもう一回観たい!と思いました。
そしてなにより、仲いいなーと羨ましくなりました。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだこれ!?すごくない!?
今回お誘いいただいて、初めてポップンマッシュルームチキン野郎を観劇してきました。
大変失礼ながら、もっとキワモノ的な舞台を想像してしまっていましたm(_ _)m
しかし…いやいや…なんだこの劇団!凄い!ホント凄い!!
後からじわじわきてます(笑)
これはハマるかも…ってかハマった!
時間が合えばもう一回行きたいなぁ(*゚▽゚*)

ネタバレBOX

オープニングから、コメディーかと思いきやめちゃくちゃハードな内容。
胸が締めつけられたかと思ったら次の瞬間には爆笑!
前半なかなか気持ちがついていかなくて軽くパニックおこしてました(笑)
でも段々とその空気に慣れてくると、なんともクセになるこの感じ(//∇//)
本当にあっという間に時間が過ぎてしまっていて。。。
まだ公演中なので詳細は避けますが…
ラスト、楽しく素敵なシーンなのに、涙が次から次へと溢れてきて…止めることができませんでした。
とてもとても辛くて悲しいけど、なんだかあったかくなる、そんなお話でした。

誘っていただいて、思いきって観に行って、本当によかった!!!
そして…ゴルバチョフにモフモフしたい(≧∇≦)
記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

観にいきました。
お墓はどうするとか、お葬式はどうするとかっていう話がでると、よく「死んじゃったらおしまいだよ」という結論になります。でも、もしこんな世界があったら、そういう言葉では片付かなくなってしまうかも。あれこれ未練たらしくなってしまいそうだと思いました。自殺で亡くなった人が多かったのが、観ていてちょっと重くて、息苦しくなってきました。川を渡る前に、こんな世界があってもいいですね。次回公演も楽しみにしています。

「6月のパンティ」

「6月のパンティ」

モーレツカンパニー

Geki地下Liberty(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

善人ばかり
オネエが弟の結婚式に「兄貴」としてか「お姉」として出席するか、というストーリー。その心の葛藤と働くバーの仲間・常連客との交流が温かく、また微笑ましい。また、舞台セットも下北沢のバーの雰囲気をよく醸し出していた。そのセットは中央にカウンター席を、上手・下手にテーブル席を設え、店内以外の状況をテーブル席で表す。暗転が少なく場面転換が効率よくできていたと思う。また、暗転の際に流す曲目は、バーのカラオケで聞くような選曲で、観客の集中力を欠かさない。実に見事な演出であった。
さて、フライヤーにあるパンティの色がピンクであったが、実は6月のパンティは…。男女問わず、相手を思いやる優しさに心打たれた。
今後の公演も期待しております。

許されざる者

許されざる者

シンクロ少女

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

バイアスの絶妙な力加減
これまでにも、作り手の、人間がコアに抱いているものの少し不器用な現れかたへの表現には、強く心を捉えられていましたが、
今回は、そこに更なる描き出しのしたたかさを感じる。

観終わって、単なる物語の顛末に留まらない、登場人物の根本を暴き出すようなその切っ先に深く捕えられました。

ネタバレBOX

冒頭のシーンこそ、どこか捉えきれない薄っぺらさを感じたのですが、
物語が歩み始めると、キャラクターたちに紡がれる絶妙にバイアスのかかった実存感にたちまちにとりこまれてしまう。
隣り合ったマンションの2組の夫婦、
どちらの夫婦もちょっと普通とはことなっていて、
それがちょっぴり奇異で滑稽で、
0でも次第に息のつまるロールたちの情景に鈍い感触を感じたりも。

でも、なんといっても、その先に作り手が仕掛ける、
そんな登場人物たちの互いの内なる想いを抑える箍の外し方目を瞠る。
役者たちが、物語の歩みと共に
丁寧にさじ加減を変えながら、
したたかに隠し、時に大胆に晒し、やがて当たり前の如く溢れさせるものが、表層の男女の態をそのままに、一歩ずつ互いからの縛めをほどき、
建前と本音の衝立をはずし、
それぞれのコアの表層をさらけ出していく。

やがて訪れる仮初の一体感には、
仮初のたおやかさが描き出す同床異夢の平安さがあって。
そして、御心のあるがごとくに(Let it be)のままに
留まることができず
さらに解けていくものへの凄しさに息を呑む。
女性の、そのDNAに紡ぎこまれているがごとくの欲望や
男性の理性の内に収めきれないような嫉妬心。
同床異夢のその先には、束ねられバラける男女の顛末が置かれて。

それを受け入れる男と、受け入れえなかった男。
べたな言い方をすれば男の度量が問われる踏絵の先で、
シーンは冒頭に繋がれる。
最初は、どうにも薄っぺらいと感じた同じシーンに編みあがる、
観る側を圧倒するような奥行きに深く取り込まれて。

終わって、逃げようのない禍々しさと、行き場のなさと、それらをどうすることもできないことへの達観が手をつないで降りてきたことでした。

舞台の語り口は、実は、塗りこめるようではなく、
むしろ、どこか醒めて、淡々としているような部分もあって、意外に軽い。
でも、そのコンテンツの深さに観る側をしばりつけない軽質さが、
舞台にしたたかに仕掛けられた
男女のありようの剥ぎだしをしっかりと受け取らせているようにも思えて。

これまでも、人が生きることや男女のありようの生々しさを、
独特の質感で描き出してきた作り手が、
その表現の語り口をさらに研ぎ、
作劇の手練をさらに洗練させたように感じたことでした。
記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

はじめて劇場で舞台を見ました
死んだ人の世界のお話が舞台になるとどんなになるか期待して観劇に臨みました。難しい話かと思いましたが、内容もわかりやすく観劇初心者の私にはよかったです。また、次も見に行ってみたいと思いました。

第11回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭

第11回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1159(14-207)
14:30の回(曇)。14:00受付、その少し前に着いたのですが、屋外で何やらパフォーマンス…数人の男女が牛歩…長い時間をかけて建物の2階へ。

14:21開場。ドアをくぐると立っている。また、舞台にも人がいて、じっとしている。上手のセットはキーボード?

正面スクリーンに魚をさばいている映像。入口で手渡された資料「ルイーズ・フォンテンの物語」に目を通す。風琴工房の「国語の時間(2013/2)」も強制的に「ことば」を学ばされた人たちのお話でした。

14:32下手より一人の女性が舞台へ、演台のようなものの前で映像と同じ動作、続いて髪を切られる者、バリカンで刈り上げられる…丸刈り、衣服を剥ぎ取られるのは「強制」を現しているのではないだろうか、そして半裸でじっと立たされるだけ。

そして女性は語る。

奥に位置する者はナイフでヴァイオリンを弾き、音楽を奏でないヴァイオリンは床に叩きつけられ砕け散る。

手前に座っていた唯一の少女はバケツを持っていて、中には数匹の魚。女性は魚をさばき、切り落とされた頭は台の上に置かれ、瞬きしない丸い死んだ「眼」は客席に向いているが何も見ていない。

歩行器、杖、台車に捕まりながら客席から舞台へ上がる者たち。

床に倒れたままマイクに語り続ける者。

下手奥、何十本と吊らされたナイフの下で動く者。

映像はどこまでも続く家の様子を単調に映し、アコーデオンを抱えた全裸の者はノイズを発しながら客席までやってくる。

15:17終演、20分の休憩。

15:36「今日のニュースです」で開演〜15:52終演。

今日は、ここに出ている大石さんを観にやって来ました。「ClubC」解散(2013/9)後、振付作品や客演作を観ましたが、フルダンス公演は久しぶり。「ClubC」ではお揃いの衣装をつけていて、本公演は普段着(ネクタイ着用もあり)+古事記らしい衣、で新鮮。終演後、ちょっとご挨拶。

劇中、「ふげん」「もんじゅ」の語源に触れ「普賢、文殊という菩薩」であることを知る。

最後は清水さん。ゆったりとした動きと縦に流れるような白い衣装。帽子をアクセントにしたり、和太鼓の音でしょうか。「木咲耶姫花」。「コノハナサクヤヒメ」は開座の公演名で何度か目にしていて、以前「祭氏」の公演(2013/2&ST)で古事記を題材にした時、少し読んだのですが、すっかり忘れていました。16:04終演。

その後、ロビーで座談会。質問というよりは、ご自身の感想を述べる方が多く、ちょっと残念。通訳の方は頑張っていました。

ポーランド広報センターのサイトに行って「シアターアマレヤ」の映像を観ました(YouTubeには他にも映像あり)。「ポーランドについて」の「文学」に「スタニフワフ・レム」の名前(解説はない)。「ソラリス」ポーランド語原典からの翻訳を買ったのは2004/9なのに…未読(ハヤカワの文庫は読んでます)。

8/2から「イーダ」の上映が始まるので観たいなと思うけど…上映館が少ない。

評価ですが、個々のパフォーマンスはとても良かった思うものの、この日の3つの組み合わせが(個人的に)しっくりこないので、全体としての評価にしました。

南北オペラ~水下きよしの歌声が蘇る!~

南北オペラ~水下きよしの歌声が蘇る!~

花組芝居

セーヌ・フルリ(東京都)

2014/06/21 (土) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

あぁ!本当に楽しい!
去年のHON-YOMI公演で、普通の本読みではないことはわかっていたけれど、去年は去年、今年は今年の、全くベクトルの違う作品で、全く異なるHON-YOMIでした。
でも、いずれにしろ、とてつもない臨場感で、
気付けば自分も、その物語の中に入っているようで、山賊になったり、茶摘み女になったり。

使われている言葉は、現代語ではないのですが、別に古典が得意というわけではない私でも、すんなり聞いていられるのは、台詞のリズム感のよさと、仕草と声色の雰囲気からなのでしょう。

前回も思ったのですが、本当の女の人以上に「女」に見える凄さに脱帽でした。七綾姫が本当にかわいくて。役者さんの本来の姿の上に、なんだか一枚、面がついたように、別の顔が見え隠れするような感じがしました。

また次回も期待しています。

原点進化劇場『怪談・にせ皿屋敷』

原点進化劇場『怪談・にせ皿屋敷』

RUP

青山劇場(東京都)

2014/06/19 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★

純愛物語だと思いました
青山播磨に惚れました。
誰かに惚れて、誰かに感情移入できると、
その舞台は本当に面白くなる。

お菊と播磨さまの関係がなんとも切なく、
播磨さまの思いがお菊にしか見えないのが本当に辛く。

何が正しくて、何が間違いなのか、
何が嘘で、何が本当なのか、
どうすることがみんなにとって一番いいのか、
”みんなにとって”一番いい、なんていう方法が本当にあるのか、
様々な問いかけを舞台の上から
発せられているように思いました。

毎回、異なるゲストが呼ばれていたこの公演、
私が観た回は、矢崎広さんがゲストでした。
発表のときの「他」が気になっていたのですが、
なんと客席にいらしていた柿喰う客の中屋敷さんが連れだされて、
なんとも楽しい一場面を盛り上げてくださいました。

死んで現れる幽霊よりも、
生きている人の噂話、生きている人の思い込み、
そういうもののほうがよっぽど怖いと改めて気付かせてくれる舞台でした。

星の結び目

星の結び目

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/09 (水)公演終了

満足度★★★★

静かに
毎度感動を覚えさせてくれるが、青☆組 の芝居はとても丁寧に作りこまれている。派手さはまったくないが、かといって地味かというとそんなことはない。
時代時代にいろいろなことが起こるが、それでも時は流れ、人も少しづつ替って行く。見終わって心が清らかになった。

狙いなのかもしれないが、かごから顔を出しいるねぎが少しへたったのが気になってしまった。われながら情けないい。

保母、処女

保母、処女

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/06/29 (日) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

定期的に観たい!
バー公演はお手軽だけどしっかり楽しめるのでどれも好きですが、「保母、処女」は本公演がギュッと詰まった感じで特に好きになりました。

根本さんはらしさ?が出ている感じで、梨木さんは純で、大竹さんは可愛くてドキドキしたでござる。

sasukeに出るような感じでやさぐれていた大竹さんが本当に可愛いのか次回出演作「猫のサロン~家族のはなし~」で確認して報告したいと思います(笑)

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

前説から楽しい
バカバカしさ満載な作品かと思っていましたが、ストーリー展開など見応え十分でした!
あと、前説?も旬な感じで楽しめました。

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ良くあっという間の100分!
「数」をテーマにするうえで切っても切れないのはやっぱりお金。
お金に関する春陽節と独自の死生観が見事に融合していました。
そんな中でもまるで異なる5つの物語、チャレンジしてます。
限られたリソースの中でそれをこちらに感じさせない工夫もあり、
本当にいい劇団だなぁと実感させられます。

客演はいいですね、いつものメンバーとはまた違う化学反応が楽しめます。
これからも期待しております。

星の結び目

星の結び目

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!!!
目頭が熱くなりました。

ネタバレBOX

南京陥落の前辺りから少しずつ勢いがなくなった氷屋を営む吉永園の当主一家や奉公人たちの話。

戦時色が濃くなると贅沢品が排除されるようになり、氷屋という商売が次第に成り立たなくなっていくことは分かっていても、日々の仕事を真面目にこなしていくしか方法がなく、結局は有事を乗り切ることはできませんでした。

初演も観ており、そうだったそうだったと筋立てを思い出しながら観ていましたが、今回の方が感動したように思います。次第に没落していく様や、経理担当の榎本が出征するシーンなどはジーンと来ました。

みんなどうなったんでしょうね。

「お味噌汁の具を買いに」、同じネギの入った買い物かごは戦前には女中さんが持っていたものです。晩御飯のメインディッシュのはずなのに、魚や肉が買えないことを味噌汁の具という言葉で見栄を張ったとすれば、戦後のこの状況が完全には受け入れられない静子の心境が窺えます。

ストーリーテラーも兼ねた福寿奈央さん、大活躍でした。ストーリーテラーを使う手法はあまり好きではないのですが、すぐに梅子やその叔母さん役に戻っていくのでさほど気にはなりませんでした。「星の流れに」を地で行ったような時を経ての幸せに本当に良かったと思います。

荒井志郎さん演じる次男信雄が初代甚五郎を演じたところは跡取り問題の難しさを垣間見せてくれました。長男に家督を相続させるのはお家安泰のためには当然のことですが、外で生ませた次男が長男よりも自分に似ているとなると、一瞬の迷いぐらいはあったのでしょうかね。

5月に観た『殺風景』で、大倉考二さん演じる長男が20~30年前の売春バーに出入りしていたお客とそっくりで、父親からすると実の子でないことが一目瞭然にも拘らずフツーに長男として扱っていたのを思い出し、二役の妙を再確認しました。

奉公人の桂吉に我が子として育てられた吹雪と、芸者の小雪の二役を演じた小瀧万梨子さんは、脳天気な動と無口で艶っぽい静の使い分けが素敵でした。

戦争で死んだ人もいれば生き残った人もいるでしょう。本当に気になります。せめて静子と榎本ぐらいは幸せにしてあげたいと願います。
CHULINA!! -ちゅ~りな-

CHULINA!! -ちゅ~りな-

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

テレビ笑い学園ドラマ的!
歳を考えるとラストシーンは正直観ているほうは恥ずかしいですが・・・。(笑)
”ちゅーりな”は南米圏のスラングで”カワイイ”という意味です。

ネタバレBOX

大きな声もさることながら、ちょっと聞き取りづらい部分が多かったです。
私の詩集を売るor配るブス猫先生の妹の登場切ないですね!

このページのQRコードです。

拡大