最新の観てきた!クチコミ一覧

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妹の歌

妹の歌

ガレキの太鼓

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

小さな恋の歌
面白い。130分。

ネタバレBOX

一回り上のお姉ちゃんらと一緒に遊んでた、小説家志望の女子高生・道江(万里紗)。憧れの香苗(森岡望)の住むアメリカに、香苗の友人らと遊びにいく。お姉ちゃんらの話を元に書いた小説を披露する緊張した面持ちの道江だったが、香苗は夫・雅俊(酒巻誉洋)と離婚を決めていた…。

序盤の人間関係的な部分、シチュエーション的な部分が飲み込めずってトコにつまずいた。年齢的な差もわかりにくく間宮(工藤さや)と道江は単純に友人かなと。
道江の小説部分はけっこう楽しめた。雅俊の読み上げの抑揚も良かったし。
道江に離婚を言うかどうかを考えるシーンの香苗と雅俊のやりとり自体悪くはないが、長い気がする。内向きなシーンで訴求力に欠けるというか。

年上への憧れ心とそれを受け止める側の心のふにゃっとしたぶつかり合いという感覚。へんにリアリティがある分、舞台的な味付けがもうちょい欲しかった。
7月20日18時追加あり あゆみ

7月20日18時追加あり あゆみ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

人生の重みが現れた『あゆみ』
既に様々な団体によって上演されている柴幸男さんの代表作が青年座の創立60周年に合わせたアレンジが加えられて演じられ、若い役者だけで演じるときとはまた異なる魅力が感じられました。

役者が一人ずつ何もない素舞台に現れ開演前の諸注意をアナウンスして始まり、次第に今回新たに付け加えられた前口上となってそのまま本編に突入し、最後も同様の後口上が加えられていました。

ままごとが2011年に上演したのを観たことがありますが、その公演では役のチェンジのタイミングが小刻みで、フォーメーションや照明によって幾何学性が強調された音楽性とダンス性の強い演出でしたが、青年座版はパフォーマンス色が控え目で、普通の芝居に寄った演出となっていて、より幅広い層の観客にアピールするものとなっていました。
20代から70代までの役者がその年齢のパートを演じるのではなく、生まれてから死ぬまでを平等に演じることによって、特別な事件も起きない普通の人生を描いた物語の普遍性が強められていたと思います。

いかにも「演技しています」感の強い新劇的な演技スタイルに冒頭は面食らいましたが、すぐに違和感がなくなり役者それぞれの個性を楽しむことが出来て、どの様な演出や演技でも形になる、この戯曲の懐の広さを感じました。

河童

河童

DULL-COLORED POP

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★

芝居が難しい。
これは難しい。
何が言いたいのかいまいち伝わらず
少しイライラする。
役者も演出も悪く無い…無いのだが…

次回に期待します。

やめらんねぇ

やめらんねぇ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

コウカズヤの飛躍
TEAM BUZZの舞台「やめらんねぇ」(再演)を観劇。
初演だった前回はとにかく笑いを誘って、いろんな伏線の回収で、最後の纏め方が圧巻で疾走感をこれでもかと見せつけた作品。終わって、あの伏線は何?リピートして、ああこういう事かと気付いて楽しんだ。脚本の勝利。

その中でとにかく「カジさん」の存在感が半端無く、ポスターのインパクトさながらの柱になっていた。
他の俳優さんも覚えていて、個性的な方が多かった記憶。

さて今回。既に2回観劇。
お父さん役の雑賀さん、ママ役の藤崎さんの安定感が抜群で、メリハリや惹き付け方も半端無く、竹井さん演じる組長とのやり取りは、もうこれだけで金払って観るレベル。無駄がないのに遊びがある。
女優の鳥羽さんの笑いの時の間のはかり方も圧巻。

そこにもう芸人にしか見えない加藤良輔さんと、ぐんぐん存在感を増すスチールさんのコンビは、必見。今でも充分だけど、これ楽日とか演技力どうなるんだろうって期待がでかい。
初日のキンコメ今野さん、沖正人さん、昨日のアントキノ猪木さん、中井さんと日替わりゲストも豪華。

18日なんて、あの「リンダマン」深水元基さんが出演!何この豪華さ!
他の方々もキレてて、ヤクザの兄弟、店長、彼女、妹役のあの人あの人もセリフも動きも本当に印象的。終わったあと、誰かにセリフ言われれば、「ああ、あのシーン!」と二度三度楽しめる楽しさ。

あと無視できないのは地味な役なのに、細かいところで「役」を作り込んでくるシロタケシ、服部正樹のコンビ。見逃せなくて、ずっと観てしまう。
カジさんは流石のインパクトと共に、前回はこちらが感じきれなかった底力を感じる。お客さんも含む空間把握力が半端無い!絶対心鷲掴み!!

前回とは違う、別物になっていく。今回は特に全体を演出するカズヤさんの勝利!
何も考えなくても楽しめて、笑えて、ちょっとほろっと来るこの作品。本当に最高。どんだけ会場爆笑してるか!箱が大きくなって、そしてお客さんが増えるほど、この作品は輝く!

お客さんが増えるほど、回を重ねるほど、作品の評価は多彩になってくると思うけど、今後の飛躍への期待もこめ、「今のBUZZ」を十二分に見せつけてる!

ああ、また行きたい!!

スポンジドライバー

スポンジドライバー

フェナントレン・Phenanthrene

調布市せんがわ劇場(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

てれびしょっぴんぐ
伏線がどんぴしゃにはまった後半一気の楽しくてほっこりする作品でした。舞台美術や小道具、衣装が面白いですよ。僕も誰かのヒーローになりたいです。なれるよう努力します!小泉さん可愛すぎるでしょう!初日+初舞台とは思えない演技でしたよ。目が合うたび(合ってないって?)にドキドキさせてもらいました♪

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

期待を裏切らない。
おぼんろには、ハッキリとした姿勢というか、方向性がある。
私は専門家でもなければ演劇に詳しいわけでもない人間だが、それでも強く伝わってくるメッセージを感じる。
若いということは、それだけで美しく、苦しく、残酷だ。
八幡山から出発し、岡山、島根を経ての再びの東京公演。
語り部達の気炎は衰えることがなく、観る人を巻き込んで行く。
物語はより深く、より切なく流れ続ける。

よく、「独特の世界観」という言葉を耳にするが、なるほどこういうものの事かと思わされる。
未体験の方には、1度、劇場に足を運ぶことをお勧めする。
今週末の連休がラストチャンス。

天国の東側

天国の東側

劇団あおきりみかん

エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)

2014/07/20 (日) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

名古屋で観た!
11人の会話劇でどうなるのかハラハラしたけど面白かった!
もう一回観たい!!

【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

なかないで、毒きのこちゃん

王子スタジオ1(東京都)

2014/07/15 (火) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★

なるほど
なるほど、こうきたか。という感じ。

最初に、主宰ってこんな感じの人だっけとびっくりさせられた。

話としては、いらっとするいい話、かな?

ということであとネタバレ。

ネタバレBOX

オープニング

主宰の方って前見たような記憶があって、えっ、と思った。すぐに気づいたけど。
でも知らない人は、一応考えれば最後にわかるようにしてあるけど、まあ、わからないかもしれない。といってもそれがわかって何なんだ、ということですが。

全体としては、面白かったし、1回目の通し稽古のラスト5分ぐらいはうるっときた。

で、個人的に気になった点は、
● ちょっと繰り返しが多い。1回の劇中劇で2回やっているものは2回やるので4回見ている。特に、最後の堀内さんのシーンはそれを繰り返すので6,7回観るイメージ。

●他の方の感想見ていると、なにか伝わるものがあるのかもしれませんが、
1回目と2回目の通し稽古の違いがわからず、再放送を見ている感じ。
やっぱり1回目見てから反芻する時間をおかないと、新鮮みがなく、面白くなくなる。
母親が違う、衣装がついている、というのはあるけど、多少の「ダメだし」で変わった以外、感じられるものが弱かった。(役者経験ある方は違うのかなあ、とも思うけど)

● 各役者さんのキャラ設定がもったいない。最初の自己紹介、稽古中、「休憩時間」での言動、でキャラ設定をしているようにも見えるが、それが一貫性がないというか、話に落ちていないというかそんな感じがしてもったいないと思った。

● 主宰の特定役者への「感情」、演出へのこだわり、など。いろいろ織り込まれていて、おそらく意図的にさらっと、かつデフォルメして入れているのかもしれないが、もっと帰結があるといいかと思った。なんか消化不良。

作風は、いらっとさせつつ、ほほえましいというかホントはハートウォーミングな笑いを入れていくという感じなんだろうか?

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★

考えることを止めてはならない
再演との事ですが、初演からの時間を経て、この時期に再演する意味は
大きいと感じました。あの時から一人ひとりのストーリーは続いていて、
様々な事情や思いを抱えながら、いまも、そしてこれからも、生きていくのですからね。
日本人として忘れてはならない、考えることを止めてもならないと、
改めて問いかけられたように思います。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ココロで、観る。★
私自身としては、観る前に前情報を入れるのが嫌なタイプでして。

ただ、観たい!と、思って頂けるきっかけの一つになったらいいな、
と、そう思う。

おぼんろは、語り部が『物語を紡ぐ』。

演劇、いわゆるお芝居は、色んな形で何度も観ているのだが、
そのどれもと違う衝撃があった。
観た後に、何度も何度も、語り部達の口から出た言葉や、表情や、
音や、風や、その場の空気が、まとわりついて離れない。
音楽的に生きてきた為、落ち着く場所がライブハウスな私には、居心地よかった。

多分、お芝居を観たことない人には、観に行く敷居は高いはず。
一度観ただけだと、うまく消化出来ないかもしれない。
私も、その実、そんな一人だ。

それが、二度、三度と、見る度毎に、どんどん物語の中に入り込む。
5人は魔法の使い手なのかもしれない。

おぼんろの物語は、『観る』だけでは未完だ。
参加者の中で、何度も生まれ、熟成し、完成に近づく。
あなたのココロで、感じて欲しい。
ひとりひとりの物語。
2014年 今夏限定。

今年、観たもの。
★The Rolling Stones(終了)、
★Bob Dylan(終了)、
★劇団おぼんろ『パダラマ・ジュグラマ』(終了...ココロでリピート中)

目的、達成!!








夜のヨーロッパ企画

夜のヨーロッパ企画

ヨーロッパ企画

カフェテコ (福岡県)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/17 (木)公演終了

満足度★★★

*
メンバーは上田さん、諏訪さん、土佐さん、永野さん、石田さん、本多さん。

前回公演ポルカ後の1年の活動を振り返りつつ
昨年の夜ヨロ同様、KBSで放映されている暗い旅を流したり。
去年には無かった試みとしては
リーディングドラマ・イシダカクテルをやったことと、
質問コーナーがあったところ(笑)

「ビルのゲーツ~エピソード0~」を見れたのが嬉しかった!
福岡では放送なかったからずっと気になってたもんで…(笑)

たくさん笑った2時間だった!

鎌塚氏、振り下ろす

鎌塚氏、振り下ろす

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

PART3も絶好調
主演女優に「ともさかりえ」が帰ってきた。
鎌塚氏の父親が登場・・・。
まるで、インディ・ジョーンズシリーズか?というようなスリリングな展開に大満足。全ての小ネタが大団円へとつながる様にはちょっぴり涙がこぼれてしまう。そんな軽快なのに心地よいコメディ。
しかし、ともさかりえのメイド服には本当に感心する。
開場と共に、客席についたが、場内には「威風堂々」が流れている(多分、1曲目なんだろう)。それだけでなんとも優雅な気分になってしまって、開演前に満足して帰ってしまいそうになった。
PART4も期待したくなってしまった。

夕-ゆう-

夕-ゆう-

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱり泣ける平成の新国劇か
まだサタケミキオという名前で脚本を書いていた時代の再々演を見て、再びということになりました。テレビでちょくちょく見かける(気になる)ようになった詫間孝行なる人物に興味が沸いたからでした。
今では随分有名になりましたね。
この劇団の場合は、開場後すぐに席に着くくらい早めに到着することをオススメします。
あと、ハンカチも必須でしょう。
上原多香子が可愛いのなんの。上原多香子がやると前回のいとうあいこがやったのとでは随分印象が変わりましたが、いずれにしてもまたしても、不覚にも「号泣」しそうになってしまいました。

ネタバレBOX

内山理名も名演なんだけど、平成の新国劇と勝手に命名した私としては、最後のシーンの絶叫はもっと会場に轟かせてほしかった(シアターサンモールとサンシャイン劇場の大きさの違いもあるのでやむを得ないのでしょうが)。
あと、夕顔のシーンが前回はもっとリアルに、いい感じだった気がするのですが、今回はちょっと残念な感じもしました。
「廃墟の鯨」

「廃墟の鯨」

椿組

花園神社(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

夏のはじまりの定番
ここ数年、夏の始まりにはきまって「椿組」を見るようになりました。
今回もthe椿組。期待を裏切らない展開です。
暑さ対策は充分に。
毎回、入口上のところを狙って整理券番号若番をgetして会場に入ったのですが、今回はそこは指定席になっていました(^_^)。その席には主演女優のお父さんがいまして、びっくりしました。

ネタバレBOX

野外劇の定番はやっぱり野外劇でしかできない特別な演出があって、今回もやってくれました。
ここでは必ず「舞台裏・・・セブンイレブン・・・通行人まで見せてくれる」。他の野外劇でも舞台の外まではみ出すような気がします。(唐赤テントはそうではないですね。そういえば)。
能登演劇堂の無名塾公演も必ず舞台奥の扉は開けてくれるそうで(私が昨年みたロミオとジュリエットでも見事に使ってくれて満足しました)。川島雄三の「幕末太陽傳」がそういえばそんなエンディングでしたが。芝居でののルーツはなにか気になりました。
残りわずかですが、是非。
女子穴

女子穴

東京マハロ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★

赤ちゃん、エゴちゃん
前回も精子と卵子か?みたいなフライヤーを作っていたので気になっていたんだけど、
今回はまさに不妊治療の舞台だった。

女子の心の穴は子供で埋まるの…?埋まらないの…?

正直、グリッとひねった脚本ではない。でも面白いし目が離せないのは不妊治療自体がそういうものだから。
ただ頑張ってる、必死に生きてるだけなのに、傍目には滑稽だったり同情をかったり。
生物としてただ欲しかった機能なのに欠けてる悲しさ、可笑しさ。
じゃあ何のために私は生まれたんだろう?
生き甲斐が見つかる人も見つからない人もいる。
見つからない人でも残されている最後の砦(人生の保険みたいなやつ)、生殖機能…がない。もう笑うしかないよね。
だって人間だからさ、泣いて、笑うしか、残されてないんだよ。

でももし授かったら?
今度は笑えない現実がやってくる。
出生前診断で判る障害、親としての責任、痛み、重圧、忍耐、後悔…

生めても生めなくても、人はエゴまみれで、エゴに苦しめられて生きてるんだなぁと
じゃあエゴの塊が子供?天使のような顔で笑うのに?

そんなことを観劇中一人でぐるぐるぐるぐる考えてました。

プライム輪舞曲

プライム輪舞曲

クリエイティヴ零-ZERO-

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

三種の神器と金庫の謎
 三種の神器を今更説明するのもなんだが、念の為。天孫降臨の際、瓊瓊杵尊が天照大神から授けられたという三つの宝物のことだ。草薙ぎの剣と一般に言われる天叢雲剣は、熱田神宮に祀られ、玉は、皇居に在る八尺瓊勾玉という勾玉、鏡は伊勢神宮に祀られる‎八咫鏡で、これらが日本の三種の神器である。このうちの草薙ぎの剣は、素戔男尊がヤマタノオロチを退治した時に、その尾から出て来たとされる。今作に登場するのは、この草薙ぎの剣だ。
 所は、とある不動産屋、このビルは大正期に作られたもので、オーナー、石井 由多加は現在、最上階に住みながら、ギャルを使ったデートカフェ、“JKおさんぽ”を経営、本人はオネエであるが、1階に彼の経営する古道具屋がある。先代の祖父が88歳で亡くなった時、石井は、カフェには置いておけないと競馬好きな社長、松木に奇妙な物を預けた。菊の紋章の入った金庫である。
 ところで、この会社には、かつて、役者をやっていた森 修二が居て、彼が主役をやったRock Musical”スサノオ”の舞台は一部に熱狂的なファンを生み出していた。他に同期で数学に滅法強い佐々木、入社半年にもなって客との契約書類一つ作れないボンクラの藤田。売上NO.1のさくや、さくやの営業成績のお陰で置いて貰っていると考えられていて、年がら年中、食べているせいで結果は、体重に現れている姉のまいわ。その他、佐々木の後輩に当たる伊保方は、矢張り理数系だが、鼻の右手に大きな疣があり、頭は良いのだが、目立たぬ存在。この金庫と三種の神器の謎に数学はどう関わるか? この謎解きが、実に面白い。様々な仕掛けのバランスやセンスも抜群といって良い。
(更なるネタバレは、公演終了後)

ネタバレBOX

 事件の発端は、社員が出社してくると見たこともない大きな金庫が、店舗の奥の壁際中央にドカンと鎮座ましましていたことだ。どんなに頑張っても開かない。社長が出社して、金庫預かりの件は、納得がいったものの、開きもせず、大きな金庫は目ざわりなだけだ。そこへ森が営業から帰社。マンションを売った金5千万も持っている。彼は、元役者というだけあってイケメン。まいわは、彼にホの字である。そこで、大きな体で彼を追い掛け、口説きに掛かるが、何時も何かを食べているせいで、口の右下にご飯粒が付いているのを指摘され、体よく逃げられた。彼女は、金庫に貼ってあった紙を剥がして口を拭うのに用いてゴミ箱にそれを捨ててしまった。そして、金庫の扉を引っ張ると、簡単に開いてしまったのである。これ幸いと、客から預かったマンション代金5千万を金庫に入れたが、この金は、次に金庫を開けたら跡かたも無く、無くなっていた。事務所は大騒ぎ、刑事が取り調べに来るが、彼の樹脂から電話が入り、皇宮警察がこの件を担当するから、そちらに任せるようにとの指示が出た。間もなくヘリコプターで到着した皇宮警察は、金庫に貼ってあった紙は封印をする為のものであったことを説明、問題を処理して立ち去ろうとするが、未だ問題が残っていた。現金紛失後、金庫に入った森もまた消え失せていたのである。ここで、数学に強い佐々木が活躍することになる。
幻想時代劇『天守物語綺譚』

幻想時代劇『天守物語綺譚』

東方守護-EAST GUARDIAN-

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2014/07/10 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

子供の頃憧れたお姫様
子供の頃憧れたお姫様に会えるのが東方守護の舞台だと思いました。

賢く、愛らしく、優しく、気高く、強く、美しく、愛し愛されるお姫様。

好きなものは好きだぁぁぁ

男性がいるとやっぱりしまりますね。でもやっぱり女性100%が東方守護かなぁ、と。何回かに一回混合だと
コーヒー、コーヒー、ラテ、コーヒー、みたいで飽きがこなそうです。

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

珈琲の香り。
再演の作品という事ですが今回初めて観劇しました。会話劇が緩やかに繊細に舞台上で流れていくところに観ごたえを感じました。劇中に実際に珈琲豆を挽いて珈琲を入れる時の仄かな香りと、東京では聞き慣れない方言での会話に、全体に柔らかい雰囲気を感じました。題材が震災の事だったので、私自身劇場に着くまでどこか気持ちが緊張していたところがあったのですが、このお芝居を観に来てよかったと、観劇後思いました。

友達

友達

sunday

AI・HALL(兵庫県)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

☆★感性が刺激される作品★☆
最初に劇場内に足を踏み入れた時、
舞台の背面の無地の壁を見た時に
何となく今回は壁かなぁ~とニヤリ(^^)

Aiホールの舞台特長である高さを活かした壁への大きな影絵!
群衆の人やモノのシルエットが重なって美しく映し出される♪
時には情緒的に時には感情的に…

今回は主役で振り付けも担当している長谷川寧さん(富士山アネット)の
影響もあるのかなぁと感じつつ観劇♪
私が富士山アネットを初めて見たのも芸術的に美しく影絵を使っていたので⁈

【Wovzeck/W 演劇ver】富士山アネット
http://s.ameblo.jp/hkhk0720/entry-11625159660.html

有名な戯曲らしいのですが何の情報も知識もないままに観劇♪
内容的にはあり得ない出来事でファンタジー的な内容なのか?
それとも恐ろしい話なのか⁈
色々と頭を巡らせながら想像していました

役者さんもベテラン揃い?で
お父さん役の平林之英さん、祖母役の河東けいさん(関西芸術座)、
子供役の森澤国晴さん(スクエア)、赤星マサノリさんなど
皆さん落ち着いた演技で惹きつけられます
そして主役の長谷川さんも雰囲気のある演技と独特の動きで魅せる♪

何とも重々しい余韻を残しながらの終焉
日常ではあり得ない出来事が起こりうる
それを素晴らしい生演奏の音楽をバックに
不思議な世界へと導く演劇ならではの刺激的な作品!

☆印象に残った役者さん
皆さん貫禄の演技だったのですが
普通の主人公役であるはずなのに
ある意味一番異彩を放っていた主役の長谷川さん!

☆印象的なシーン
音楽も影絵も良かったですが舞台のセットを使ったパフォーマンスも良かった♪

プライム輪舞曲

プライム輪舞曲

クリエイティヴ零-ZERO-

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

黒のエンディング
実はあらすじ読んだときは、もう少し深いお話かと思った。幸せというより人の欲の話。だとしたら、当たり前のみんなが良かった良かったのラストより、人の浅ましさやえげつなさが見えるラストがあるのは、なかなか良いんじゃないかと思う。懐かしの某ミュージカルネタがいろいろ出てきて、かなり楽しかった。少々落ち着き無くドタバタしっぱなしは疲れるが、ストーリー組み立てが面白かったのでオマケで星四つ。

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