【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました】イける☆この頃
ウンゲツィーファ
新宿眼科画廊(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/17 (水)公演終了
満足度★★★★
役者の個性を活かす演出の妙!
演出と演技が一体となっている。
それぞれの役者の持っているおそらく「素」の魅力を、
そのまま舞台に乗せているという感じ。
当て書きであり、当て演出なのではないか。
その為、役者が全員とても魅力的。
素晴らしかった。
ネタバレBOX
誰しもが少なからず抱えている孤独や不安。
それを安易な形で解消するため、他者に依存する。
恋愛はその典型であり、性行為はその不安を解消する手っ取り早いはけ口となる。
依存は恋愛に限らない、家族、友人、、、買い物、ネット、携帯、テレビ、、、など、誰もが何らかの形で不安のガス抜きをし、ダマしダマし生きている。
まさに主人公もそうなのだが、どこかでそれが許せなくもある。
恋人は一度主人公の元を去った。
その間(1週間)に、彼女は共通の友人と付き合っていた。
そして、また戻ってきて「会ったら、やっぱりあなたが好き」と言う。
彼女にとっては、おそらく誰でもいいのだ、自分の空洞を埋めてくれる相手なら。
だが、それは主人公も同じこと。
そのことに自身が気付いた主人公は絶望に暮れる。
通っていた大学からも除籍処分も受け、未来も見えない。
そして、死のうと思う。
死のうとするが、どうしても死ねない。
そこにバンドをやってるバイト先の先輩が戻ってくる。
そこで「死にたい。でも生きて行こう。」というような能天気な歌を歌いだす。
その先輩の歌のバカバカしさに、逆に主人公は救われる。
自分が抱えていた不安はちっぽけなものだったのだと。
そこで幕。
興味深いのは、登場人物たちが、皆、それぞれに不安を抱ていそうに見えるのだが、その悩み自体やその背景はあまり語られないということ。
多くの人は主人公のように深刻に物事を捉えていないということを批評しているのか。
あるいは、深い孤独や苦悩を抱えていても、それを他人には安易に見せないということを表象しているのか。
いずれにしても、どうとでも解釈できて良いとも言えるが、
単に物語を薄くしているようにも思える。
だが、全体として絶望に対比する形で笑い・ユーモアが現れるのが良かった。それが緊張と緩和の落差を生み、笑いを増大させていた。
特筆すべきは、
意図的な演出か、役者のミスかわからないのだが、
ラストでバイト先の先輩がギター片手に新曲を歌う場面。
彼はうまくギターを弾けずに失敗をする。
そしてもう一度やり直す。
演出の可能性もあるが、観ている側の印象としてはミスをしたように見える。
そこで大きな笑いが生じる。
お芝居という嘘が壊れたからだ。しかも緊張を強いる場面で。
また、同じ場面で、舞台上の他の役者がそのバイト先の先輩の演技に素で笑ってしまったのだ、違う場所にいるという設定なのに。
この普通の芝居で言ったら痛恨のミスも、この芝居では極めて大きな笑いに替わる。
それを可能にしているのは、このドキュメンタリー的とも言うべき役者の「素」が活かされた演技があったからこそ。
それが役者を救ったというよりも、そのアクシデントこそが面白かった。
(これに関して役者を責めるつもりは微塵もない。むしろ、「ナイスハプニング」と言いたい。)
この芝居は、アクシデントが起れば起こる程、面白くなる舞台なのではないか。もっと意図的にアクシデントが起る仕掛けをばら撒いておくのも良いかもしれない。
アクシデントが面白いのではない。虚構が崩れることが面白いのだ。
そして虚構が崩れても、劇空間が崩れない「役者/素」が存在していたから凄いのだ。
とても面白い役者の在り方だと思う。
今はただ遠くからありふれた歌を-
演劇企画ハッピー圏外
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/16 (火)公演終了
満足度★★★
前半の緩さが・・・。
発想は良いと思いますが、”約束”との結び付きに違和感を感じてしまいました。
バルバロッサ(二足歩行兵器)の操縦する源次郎の生き生きした姿が印象的です。
ネタバレBOX
小部屋でバルバロッサ(二足歩行兵器)の操縦法を覚えていた源次郎が実際に操縦し出してから、ラストまでの盛り上がりと約束を果たすシーンは感動的!
親愛なる我が総統【ご来場ありがとうございました!次回は4月!】
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
ソリッド
ソリッドな劇作はいつも通り。舞台美術が工夫されていて、狭い空間でも表現出来るように工夫されているのには感心した。ライティングも重々しくて物語の雰囲気にピッタリ。特にぼんやりと輪郭を崩しながら暗転に入って行くのが上手かった。
ネタバレBOX
浅井伸治は、軍人とかの角のある役柄が似合うのは何故だろうか。同様に岡本篤は篤実な役柄が似合うし、西尾友樹は、優しくて飄々とした雰囲気が良く似合う。この3人の組み合わせで歴史物が何本も作れる訳だと納得。
ただ前回観た『サラエヴォの黒い手』でも感じたのだが、やっぱり外国を舞台とした物語は、最終的に心に刺さりきらない感覚がどうしても残ってしまう。回避しようがないことではあるが、国内題材はもっとガッツリ刺さったのも事実。
流刑の島ー監獄の唄ー
平熱43度
萬劇場(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
怒涛な感じ
「流刑」という刑罰に処せられた罪人の話。この芝居では女性罪人を対象にして描いているが、その女性の扱いには別の意味合いが隠されていた。その真の狙いとは…。
舞台セット、衣装は独特で面白かった。特に彼岸花が咲き乱れていた。そのいわれは、「彼岸(死)」を意味すること。彼岸花の花言葉は、「あきらめ」「再会」「独立」ということで、真さにこの公演を象徴しているかのようだ。
社会・法制度や権力への抵抗という重厚な面を見せながら、その描き方は女性罪人との恋愛が中心になる。硬軟の側面を持たせた内容・演出だが、その行く末は…。
ネタバレBOX
この物語の女性罪人は、看守の慰みものであること、そして子を宿し労働力を得ること。現代で言えば人権蹂躙、権力の横暴といった事になる。
さて、彼岸花には、もう一つ「悲願を達成する」という意味もあるそうだ。だから本公演は、最後まで描ききらず続編を示唆する終わり方になっている。花言葉には「情熱」もあるそうだが、「流刑の島」の未来に大きなうねりが生み出されるのだろうか。
本公演と続編とで完結するのか定かでないが、壮大な物語であり、その表現はエンターテイメントとして優れたもの。
ところで、舞台は流刑の”島”とあるが、台詞には”網走”と具体的な地名があげられていた。当時、網走は”流刑の島”という認識だった?
また、「この夏日に雪を降らせたら、あなたの女になってあげます」とあるが、彼岸花の咲く時期は本公演(9月中旬)の頃からでは…。
今後の公演にも期待しております。
【ご来場ありがとうございました!】「姦~よこしま~」【次回は12月本公演】
ロ字ック
スタジオ空洞(東京都)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
それぞれにチョット下卑たところが
名嘉友美、野田慈伸、山田佳奈それぞれ趣の違う短編作品をオムニバス形式で。それぞれにチョット下卑たところがあり笑わせる構成。雰囲気は違いつつも女性作家の2作には男性では描けないな、という共通点を感じる。
ネタバレBOX
「女の挫折から再生まで」
いきなり傍白連発で、今喋っているのが科白なのか傍白なのか区別つかないカオスからスタートしたのは面白かった。結構哀しい話でもあったからか、爆笑するまでには至らなかった。
「山奥の多部田姉妹」感想
場転でブルーシート敷かれた時からただならぬ雰囲気だったが、梨木智香が出てきて一気に面白くなる。独特の間で猪股和磨に概ね言ってる事がわからない「滑舌」とヤラレて以降、彼女が何喋っても笑ってた。破壊力抜群だった。
「姦ーガール・ガール・ガールー」感想
小野寺ずるが反則レベルのキャラで入ってくるし、日高ボブ美はパワフルそうな外見から意外に線が細く絶妙に不幸というギャップ出してくるし、堂本佳世は、何だかんだで実は一番嫌な女を観せてくる。新生ロジメンの活躍に期待。
ねじまき島エレキテル
アナログスイッチ
シアター711(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★
頑張ってはいたように思えたが・・・
自分には合わなかったなぁと思えた90分
ヒネリが感じられなかったし、あまし心に響くトコもなかったです。
ネタバレBOX
廃墟となった建物のある島の地下(?)秘密施設でアンドロイドの製造運用実験が行われているらしく、そこに開発者の一人息子が父親の奥さんとの騒動が元で3日間預けられ、そこにいたアンドロイド達と過ごし、博士の研究成果を持ち出そうとしたスパイというか裏切り者との騒動を通じて成長したという話でした。
夜間に充電を済ませておけと言われつつも、ネットに上がったスポコンボクシングアニメに興じるアンドロイド達のキャラクターがロボットらしくなく笑えるんだが、チグハグ感を覚えたです。ゼンマイ式の女性型アンドロイドの螺子も背中に生えてて分かり易いのだが、自分的には「神秘の世界エルハザート」゙のゼンマイの鬼神の方がイメージは良いです。はたまた先の「戦隊モノ」の”悲しみのセンキ”さんみたく折りたたみ式の方が現実的だよなぁとか思えたデス。ノートPC見てるアンドロイド達ですが、ロボットならケーブル銜えるとか耳にでも挿すとかして欲しかったなぁ(某メイドさんはプリンターのケーブル耳に挿して脳内映像プリントアウトしたりしてたしなぁ(^^) という何か自分的には、いまいちな設定での物語の進行が甘く感じたんです。 少年の夏の日の経験での成長物語は様々な話があり、上手に良いトコ取りするだけでも物語が深くなったりするのに、お笑い系コント集に終始した感じを受けました。まぁ粗筋に突っ込ではいけないらしい(^^)ので、いいのかなぁ・・・これで。
舞台セットは廃墟風な感じ、ほぼ満席でした。
開演時間は5分遅れ。
先生のオリザニン
劇団俳優座
三越劇場(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/27 (金)公演終了
満足度★★
キャストを変えて、もう一度!
目の付け所は、素晴らしいですね。
歴史という砂の中から、よくぞ!発掘して来たものだと思います。
読み物としてなら大宅壮一NF賞も夢じゃなかったんじゃないでしょうか?
ただ、芝居は「読み物」ではありません。
どんなにネタと台本が優秀でも、作り手に実力がないとアカン!
この芝居観て思ったのは、作り手側が「鈴木梅太郎博士の苦労話」を持って来た時点で満足してんなぁ〜って事。
加藤剛や知り合いが出演してるだけでお腹いっぱいな人とか、観劇自体が非日常の方なら場の雰囲気に呑まれちゃって「とりあえず感動!」みたいな(笑)
でも、あくまで「いち芝居」としてしか観てないと、役者の演技はせいぜい30点でしょう。
全くもって、役者が育って無い事を露呈してました。
だって、「明治」という時代も人も何も表現できてないんだもん!
特に女優は、戦前の女性の持つ品も知性も育ちの良さも何にも無い!
栗原小巻が辞めるのも解るような気がします(だって、彼女と正反対な女優ばっかだもんな…)。
役作りくらいしろよ!何にもリサーチしてないだろ!
役者がアホなら、演出が教えたれや!
演出家は、書店員じゃありません。
「マイナー名著」掘り出して来るだけじゃ駄目なんです。
ただ、台本は良いので劇団/演出/キャストをみんな変えて再演して欲しいですね!
西川信廣あたりが演出したら、読売演劇大賞狙えるかも…(笑)
あと、観劇料ボッタクリ過ぎっ!
実力が、観劇料に見合ってません!身の程を知りましょう。
知人の招待だから行きましたが、身銭を切るなら同じ三越劇場でも新派の方がクオリティ高いです!
嘘でしょ?(半笑)
SORAism company
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
ショートストーリーだけど
小ネタのオンパレード!でも、全体でもひとつのストーリー、気楽に楽しませてもらいました!!
親愛なる我が総統【ご来場ありがとうございました!次回は4月!】
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
人間
新人演出家コンクールとはまた違ったイメージでした。現在それぞれの立場にたって物事を考えることってできない人が増えているように思います。いつの時代も変わらないのが人間でもあるのかな。「戦争はないほうが良い」とはだれもが思っていると思うのですが。
親愛なる我が総統【ご来場ありがとうございました!次回は4月!】
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
すげぇ。
初見でした。
聞いてはいたが、凄い、すばらしい芝居でした。
はー、勉強になったなあ。
でもおしりは80分でも痛かった。
でもすばらしい舞台でした。
風の吹く夢
THE SHAMPOO HAT
ザ・スズナリ(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
人間臭
ごく日常。でも非日常?。いや普通のことなんだけど…、なんで舞台で魅力的にみえるのか、笑ってしまうのか。好きだなぁ。そしてやっぱり赤堀さんは聖子ちゃんなんだ(笑)
【ご来場ありがとうございました!】「姦~よこしま~」【次回は12月本公演】
ロ字ック
スタジオ空洞(東京都)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
驚いた!
オムニバス三話で、シチュエーションは違うが人間(女性)の建て前が崩壊し本音とエゴだけが炙り出される。その過程が実に上手く、というかデフォルメ感が半端ではない
女性の本音会話であるが、下ネタも飛び交う内容に内心「大丈夫か~」と心配した。と同時に普段面と向かって聞けないエグい話、女性の心の内をそっと覗いた感じである。
素舞台、客席は入口側に簡易雛壇になっている。一話は二人芝居、二話・三話は三人芝居で、基本的には会話劇なはずだが…独特な世界観に見入ってしまった。
因みにタイトル「姦~よこしま~」は、女三人による隠微な空間を意図したのだろうか。それであれば、掴み狙いは成功したようだ。
本公演も期待しております。
非常の階段
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★
公演中なので
全文ネタバレに書きます
ネタバレBOX
第一弾は、個人の悪と自由の物語だったが、第二弾の今作はスケールが拡がった感覚。個人ではなく社会組織(家族)が描かれている。自由が故に生まれる社会の歪(悪)。ストーリーの構造は分かりやすいものの、個別事象は深くてわからないこと多数。
広田淳一は自由の反対は平等だと言う。自由社会のルールである法律は公平ではない。公平は相対的で、参加者全てがOKなら公平だが、これが大きな人間社会において公平の実現などあり得ない。難しい…自由社会の課題である不平等。
構成者の多数の支持が得られれば悪は悪でなくなる。劇中、富の流動性を担保するにはオレオレ詐欺も決して社会悪ではないと言う。自由とは、悪とは。考えさせられる。本当に宿題が多くてよく出来ている。
相変わらず舞台美術が洗練されている。影を演出するライティングには毎回痺れるが今作もカッコ良かった。最後には群舞もあり。第一弾のガッツリ会話劇も良かったが、なんとなく踊ってこそアマヤドリという感覚を満たしてくれた。
今作は何んと言っても、主演を務めた渡邉圭介の好演が光った。”弱さ”を演じてのハマり具合が抜群。空気読んで自分を見失う。生きていけない。継続できない。生きている意味が分からない。という心の叫びが素晴らしかった。「非常の階段」は「非情の階段」だった。
劇中に突然、出演者の素のトークらしき場面が挿入されるのだが、アレは一体どういったいどういった意図なのだろうか。正直言って必要ないと感じた。ラストの結構良いところで挿入されたため、気がそがれた。あれが無ければもっと心が騒ついたと思う。
生まれ変わった男
かーんず企画
ザ・ポケット(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
考えさせられるお話
犯罪や死刑が絡む重いテーマでしたが、それぞれの揺れ動く思いや、それを包む雰囲気がしっかり描かれていて、観やすい作品だったと思います。
また暗くなりがちな中、警官や女医さんたちのお茶目ぶりで笑いを誘い、バランス的にも良かったと思います。
一つ気になったのは、エンディングがちょっと中途半端な感じで『もう終わり?』という印象でした。
たぶん観客に未来を決めてもらうと言う趣旨なのかもしれませんが、もう少しハッキリさせた方が良かったのではと思いました。
親愛なる我が総統【ご来場ありがとうございました!次回は4月!】
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
・・・
今公演では、いつも感じる劇団チョコレートケーキの力を感じられなかった。
と言っても、いつもながらの真摯な姿勢に✩は4つ。
ネタバレBOX
私は昨年3月にこの作品を一度見ている。
その時は素晴らしい作品だと感じたが、
今公演では、その強度を感じることができなかった。
演技・演出が大きく変わったのかどうかはわからない。
ただ、既に知っている物語の作品だったために、
私の意識が演技と演出の細部にばかり行ってしまったという部分は大きいと思う。
するとそこにある「間」が非常に気になってしまったのだ。
役者の身体内部から生まれる情動と、その駆け引きによる役者同士のコミュニケーションから生まれる「間」ではなく、外側から演出された「間」のように感じられてしまった。
意図的にやっているようにも感じたが、過剰な演出という気がした。
勿論、ポストドラマ演劇の一方法のように、役者の内面と行為を敢えて分離し、人工的な間を導入するというやり方はありえるが、この作品はリアリズム演劇だと思うので、そういう受け取り方はできない。
感情が爆発する部分も過剰に見える部分が多かった。
とても好きな劇団で、期待値が高かったのも、
厳しく観てしまった要因になっていると思う。
ただ、脚本はとても素晴らしいと思った。
こわくないこわくない
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
まだ公演中なので
全文ネタバレに書きます
ネタバレBOX
育児ネグレクト、児童ポルノ、人身売買、不妊治療、ひき逃げ隠匿、不倫、動物虐待、、、社会の暗部テンコ盛りなのに陰鬱さがないというのが凄い。嫌なものを観せられているのに笑ってしまうというのは、相変わらず凄い。
場転がかっこよ過ぎて震えた。人数が多いことを逆手にとっての場転だが、視覚への訴求が凄まじい。最初観た際には何が起こっているのか一瞬把握できなかったほど。音響も重低音を効かせての禍々しい雰囲気が良かった。
ちょっと残念だったのは、いつもに比べて終盤の展開が分かり易かったこと。普通分かり難いと文句をいうところだが、クロムならではの分からないカオスを楽しみたかった。もっと頭の中を掻き回してもらって、最後に??となるのが好き。
幸田尚子と久保貫太郎が凄まじかった。アレだけ偏ったキャラで出オチ感満載なのに、物語の中で重要なポジションをこなし続けるという難しさ。無茶苦茶技術が必要なはずでやっぱりそういうポジションは古参の劇団員にしか任せられないのだなと感じた。
新しい劇団員候補で印象に残っているのは川村紗也。役柄的にも一番目立つのだが、今作へのハマり方は一番だったと感じる。正直その他の候補については、既存の劇団員に完全に圧倒されていた印象。こういう形でハッキリと差が出るとは思わなかった。
嘘でしょ?(半笑)
SORAism company
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
とても満足です!
公演最終日に観に行きました。SORAismさんらしいテンポの良い掛け合いや奇抜な衣装に笑い、とてもスッキリした気分です。お気に入りは「笠地蔵」と「プリ・マドンナ」で、特にプリ・マドンナの衣装は本当にウケましたw
特別講演ということで、本編のストーリーが少し短いのは残念ですが、どこかでまたロム?のことが観たいなと思っています。
そして公演終了後、座長の塩澤さんと智恵美さんに声をかけていただき、非常に嬉しかったです!また、ネットラジオの掛け合いを目の前で観られたことも非常に嬉しく、公演中はもちろん、公演後もお客さんを大切にしようという気持ちに大変満足しました。
次回は12月の本公演ですね。こちらは内容の濃い本編のみのストーリーになるため、特別公演以上に楽しみにしています。ワクワクしながらその日が来るのを待っています(^^ゞ
谺は決して吼えない
一色洋平×小沢道成
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
「持っている」
この巡り合わせの良さも彼ら二人の才能なのかも。この二人がこの脚本をこの企画で実現するというのが凄い。如何に実力派といえども、役者二人だけではいい公演にはならない。恵まれている。と言うか「持っている」のかな。やっぱり。
ネタバレBOX
須貝英の脚本にはヤられた。振り返ってみれば、成る程となるポイントを上手く配置している。こちらの予測を裏切りつつ確り納得させられた。「あれ」がプロジェクターで映し出された瞬間から観ている者の中で物語が紐解かれて行く怒涛の終盤が凄い。
【激しくネタバレ】終盤の伏線回収による気づきの連続には本当震えた。二人芝居で二人一役!ってなって罰と罪でバツとツミで、蓮見って、連読の語呂合わせなのか!とか、ぐわーっと一気に色々な気づきが押し寄せてきて相当なカタルシスを感じた。
演出を出演の二人で担っている良さと悪さを、両方感じた。まず二人とも相当動けるので脚本が意図している以上の見せ方が出来るのは流石。逆に、遊びが多過ぎると感じてしまう箇所もチラホラ。本人達が楽しくて盛り込み過ぎたかな。という。
これも仕方ないが、対面客席で三列しか奥行きがないのに舞台の横幅が半端なく長い。ほぼ両端に立っての対話があるのだが二人を同時に視界に収められなかったのは勿体無い。三面客席でも楽しめたかも。若しくは円形。青山円形劇場とかアツイ。観たい
二人の演技については、大きなサプライズがある訳がない。ダイナミックな動きだけでなく、引き出しの多さや繊細な表現もきっちり観せてくれた。呼吸や間の取り方がぴったりと合っているのは、流石の盟友関係。
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。
月刊「根本宗子」
テアトルBONBON(東京都)
2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★
ただならぬ雰囲気
千穐楽、開演前からただならぬ雰囲気。受付開始待ちの列が50人を超える人気ぶり。ギッチリ詰まって立ち観まで出る猛烈な熱気で本当に驚いた。根本宗子がメジャーになる瞬間に立ち会えた。と感じた。
ネタバレBOX
上下二層に分割され更にロフト状態にした舞台美術で、物語の大半は下段手前で繰り広げられる。美術をしっかり組んで演出する事にこだわりがあるようで随所に工夫が。下段の奥行きを使った演出は観応えあった。
いろいろな嫌な女を描いているが、自分自身に備わっている要素を抉りだしているようにも。このあたりが根本宗子の凄さ。劇団員の梨木智香すら対象としているのだが、流石に遠慮みたいなものを感じた。
梨木智香が観せる抜群の存在感と独特のテンポが物語のバランスを取っていて、単なる愚痴や怒りの吐き出してはなく「観せるモノ」に昇華させていると強く感じた。彼女がこの劇団に欠かせない理由だと思う。
墨井鯨子、石澤希代子、あやかの担う役柄は、一種の同族嫌悪に近い描かれ方と感じてしまう程に深くエグい。これに3名がしっかり応えている。三者三様に自分のことを「分かっている」と言う語り口が印象的で刺さった。
ラストの「知ってますかっ!」の絶叫連呼は、相当泣けたのだが、会場には笑い声もあり『中野の処女がイクッ』の際のラストとデジャヴ、観る側も千差万別と感じずにはいられなかった。
殺人に至る部分は飛躍しすぎで極度に短絡的な印象。妥協が無さ過ぎて、真っすぐ過ぎる人物描写が気になるが、次作以降一旦恋愛ものから離れるとの事なので、自身でも感じ取っての事かもしれない。
花ト囮
DAZZLE
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
美しい作品。
何度拝見しても、観終わった後に「また観たい」と云う気持ちが湧いてくる。
万華鏡のように次々と変化する、幻想的で、怖いくらいに美しい世界。
ダンスであり、演劇であり、アートであり、またそのどれでもない。
DAZZLEを見る度に、彼らと出会えた幸せを噛み締めます。
来年の坂東玉三郎さん演出の舞台にも期待しています!