
おせっかい母ちゃんリビングデッド
ぬいぐるみハンター
駅前劇場(東京都)
2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
饒舌な伝わらない言葉
歴史ファンタジーをやる劇団やこの劇団でもお馴染みの、「てゆーか」「言ってねーし」「聞いてねーし」を多用するこうしたタイプの台詞って、小声で早口、畳みかけるような受け答えで、テンポのいい掛け合い漫才を思い起こさせるが、もうほとんど様式化されていて、別に目新しいわけでもなく現代の若者を表現しているとは思えない。云わば、歌舞伎以上の様式化された表現で、といってそこに歌舞伎のような様式美があるわけでもない。当然ものすごく饒舌になるわけだけれど、「覚えるの大変だろうな~。」とは思うが、何かが伝わってくるわけでもない。こうした表現を重ねることによって伝わる何かがあって、それを受け取れない私が悪いのだろうとは思うけれど、せっかくの親の愛も何だか饒舌の中に埋もれてしまったような気がする。

ハムレット
京都芸術センター
あうるすぽっと(東京都)
2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★
わかりやすく、そして楽しい
初心者からしたら、飽きずに楽しめて有難かった。脚本は言葉遊びのようでもあり、声に出した時の耳触りの良さにこだわりを感じた。演出のちょっとしたくだけかたといい、ロビーのオブジェ?といい、ほどよい遊び心があって、サービス精神旺盛なかたなのだろう、と推察いたしました。

おせっかい母ちゃんリビングデッド
ぬいぐるみハンター
駅前劇場(東京都)
2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
めいぐるみの演劇は、少しずつ変化している。
派手さは無いけど、一つ一つの場面が丁寧に作られている。
神戸さんのパワーは、相変わらずだが、本作品ではだいぶ抑えているように感じた。この作品は、主演始め男性の役者陣の好演が光っていた。

朱の半宵 ―アケノハンショウ―
お茶の間ゴブリン
d-倉庫(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★
和風ファンタジー
祭、生け贄、神隠し、狐狸、あやかし、そんなキーワードの数々には思わずワクワクしてしまう。
日本人のDNAに響いてくるような和風ファンタジー。
ロビーで夏祭り的な出し物があったり、作中登場する踊りの振り付け講座があったりと、
作品以外でも色々と楽しませようとする気持ちが伝わってきました。
気になった点。
作品の世界観と外れるアドリブや、前作にもあった無茶振りのコーナー的なものは必要なのかな?と感じました。
2時間という長めの舞台なので、その息抜きとしては良いのかもしれませんが、
それなら90分くらいでぎゅっと詰め込んでくれた方が私は好みです。
今回過去2作より広めの劇場に変わり、ゆったりと観られたのが良かった。
ただ、客席を使った登場シーンの多用は正直見づらいです。。。

お盆に家族でバーへ行く 2014
BASEプロデュース
BAR BASE(東京都)
2014/08/04 (月) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい
あんまり多くの人に知られたくないからコメントしたくはないのですが、本当に良い劇団です。たくさんの感動をありがとう

ビー・ヒア・ナウ Be Here Now
文化庁・日本劇団協議会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
印象に残る作品
ドタバタでハチャメチャな展開なのだけど、最初と最後がしっかり締まっていて、
スッキリと爽やかな観劇後感を覚えました。
特にフィッツジェラルドの一節を引用した冒頭のシーンが好きです。
遠隔操作事件など最近のネタも織り交ぜてはいるものの、
作中のネタの数々はやや時代を感じさせるものが多かった。
友部役の津村知与支さんの演技が素晴らしく良かった。
ボヤッキー役の小沢道成さん、デスラー総統役の渡辺芳博さんも、はまり役で印象に残りました。

激嬢ユニットバス旗揚げ公演 『甘い足どり』
激嬢ユニットバス
APOCシアター(東京都)
2014/07/31 (木) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

激嬢ユニットバス旗揚げ公演 『甘い足どり』
激嬢ユニットバス
APOCシアター(東京都)
2014/07/31 (木) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

肥後系 新水色獅子
あやめ十八番
小劇場B1(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい!
旗揚げから観てるけど、進化のスピードが半端ない。今回の、よりエンターテイメントよりに振ってる感じも楽しかった。ストーリー、劇中劇、音楽どれも良かった。新戦力が加わった「あやめ十八番」期待も高まる。

マボロシ兄妹
悪い芝居
青山円形劇場(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

猫のサロン~家族のはなし~
猫の会
ひつじ座(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

猫のサロン~家族のはなし~
猫の会
ひつじ座(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

ダル
演劇組織KIMYO
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/08/08 (金) ~ 2014/08/11 (月)公演終了

ミュージカル「ミス・サイゴン」
東宝
帝国劇場(東京都)
2014/07/21 (月) ~ 2014/08/26 (火)公演終了
満足度★★★
今ひとつ・・・
駒田さん、知念さん、上野さん、岡さんの回。
ミスサイゴンは初観劇。
残念ながらエンジニアの存在が、今ひとつ私には伝わって来なかったなあ。
上演時間2時間45分。

シャッター通り商店街
演劇集団プラチナネクスト
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★
政治の貧困
の結果が全国に多発するシャッター通り商店街である、などという本質的なこともちらりと組み込んだシナリオで、基本的には、コメディータッチnエンタメながら、肝要な点は押さえたシナリオだ。残念だったのは、カム役者が何人か居たこと。同時に、キャラクターの一人に優秀な地方公務員なのだが、芝居大好きなキャラクター寅太が登場し、小劇場のみならず、総ての芝居を志す人々の想と夢見がちなその在り様を温かい目で観ながらも、ちょっと”ナ~ンチッテ”している点が気に入った。寅太を演じた高森 秀之さんの演技も秀逸。

ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

おせっかい母ちゃんリビングデッド
ぬいぐるみハンター
駅前劇場(東京都)
2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
電線のスズメ
まだ、昭和のある頃、ヘンテコな落ちのジョークが流行った。そのうちの一つが、電線にスズメが4羽とまっていました。誰かが空気銃でそのうちの1羽を撃ちました。確かに当たったのに、スズメは4羽とまったままです。なぜでしょう? というものであった。答えは

牛乳地獄act.12「冥土ダイバー×明日まで待てない」
牛乳地獄
千種文化小劇場(愛知県)
2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
大変充実した二本立て!!! 大満足です。
だいぶんツボにはまりました。
二本立てですが両作に共通した感想として・・・、集団というものをかなり効果的に使った 舞台ならではの演出はダイナミックでした。印象的だったのはモブで本来背景となるべき役者さん達の演技。非常に密度濃く生き生きとしていいて、話の渦中の主役たちの演技に集中できないほど(笑)、すんごい目移りして楽しかった!
■「冥土ダイバー」は全体としてかなりきれいに纏まった脚本で、良い意味でストレスなく観れました。さすが再演するだけのことはあります。もちろん笑いのツボもしっかり押さえられ、かなりの良作です。楽しい時間を過ごせました。
■一方「明日まで待てない」は一転サスペンスで、楽しさという意味では「冥土ダイバー」に遅れをとりますが、今時の漫喫風刺的な描写から一転非現実な漫画的(笑)展開になるのは意表をつかれました。ただ、主役達の感情・思考の流れに付いて行けるほどの描写がやや足りないと感じられ、個人的には感情移入するまでには至らなかったのが僅かの不満です。もしかしたら、これは周りの脇役達の存在感が強くて、相対的に主役の存在感が薄まっているからなのかもしれません。メリットがデメリットにもなる・・・バランスの問題なんですかね。
■ただ、充実した楽しい時間を過ごせたのは間違いありません。二作の間の繋ぎも工夫してあり、単に二作見る以上のまとまりを見せたのも好印象です。

盆がえり
演劇集団よろずや
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2014/08/08 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
それぞれの気持ち
本家であるが為、両親がなくなった為、家を出ている為、生き残った為、後ろめたさがある為。いろんな想いが交差して、本音を隠している。それが素直にいいた時が一番いいのだろうけど、人であるが故、そこは気を使ってしまう。生き残った罪悪感、跡取りをおしつけた後ろめたさ。なにも気にせず、自分らしく生きられるのがいいのだけれど。人への想いとはなかなか、難しい感情なり。

Golem &Treseses
kakakikaku
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2014/08/02 (土) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
kakakikaku「GOLEM&TRESESES」観ました
人体という高度なギミック。
手触りで確かめる自他。
連動する多数の身体と視線。
読経のような音楽や闇の多い照明と相まって、全体が秘教の神事のよう。
なんだか久しぶりに、これ以上言葉になりきらない。
えらい物を見てしまった気分。