最新の観てきた!クチコミ一覧

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UNKNOWN HOSPITAL

UNKNOWN HOSPITAL

壱劇屋

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/02 (火)公演終了

満足度★★★★

内容とパフォーマンスの奇妙でグーな融合
 壱劇屋という劇団、普段は関西(大阪と京都の中間辺りの枚方)で活動している若手劇団ということであるが、今回、23回目の本公演ということは、かなりの間、演劇の世界に足を突っ込んでいるということだろう。

ネタバレBOX

 奇妙な病院の奇妙な手術や治療と俺らが為されている訳を紐解いてゆく推理的な側面が在る一方、ロボトミー手術と絡んだパフォーマンスが、ロボトミー手術が齎す結果を描いているようで不気味である。実際、ある時期まで、精神科治療の一環としてロボトミー手術は行われてきたが、その結果の悲惨故に、現在は禁じられているのである。この手術の問題性を描いたのが、映画「カッコーの巣の上で」だ。自分は若い頃、この映画を観ていたし好きな映画でもあったので、今作でロボトミー(作品中では、ロボットとミー、の駄洒落にもなっており、これが、作品の種明かしの一部にもなっているのだが。)手術が繰り返されることに矢張り、異様な恐怖を感じたのも事実である。
 さて、更に詳しいネタバレに進もうか。或る病院に黄色いバスが向かっており、このバスには、精神病患者と世界的な外科医であり、最近では催眠療法なども手掛けている竹村院長、女医の西分医師らが乗っていたが、病院に突っ込んでバスは大破、乗員の殆どが重傷を負った。然し、そこは、流石に外科の世界的権威、自らの傷ついた体のパーツを、精神病患者の体から調達し、自らオペをして傷を癒した後、病院内に閉じ籠り、未だ、命のある者にはロボトミー手術をして、本人の主体的意志を奪い、自らのロボット兼、催眠療法による治験の参加者として利用することを思いついた。患者達には、罠を掛けて、時には、医師に、ある時には患者に仕立て上げながら、互いにオペをさせては、自らのロボットとして操れるように仕組んだのだった。だが、時々、バグが起こる。そして、バグった時には、ロボトミー手術の成果が現れずに患者は、正常な人間のように振る舞うので、血だらけの人物を登場させて、それが、見えたり対話ができるのは、患者だけだという嘘を、周りの者皆で言って、再度、オペを受けさせる。こんなことを繰り返すうちに、さしもの患者達も、自分達は医師なのか患者なのかと自問を始めるのだが。オペを受けさせられた人間の中に、予め脳内に再生プログラムを仕込んだ西分だけは、正常な状態に復帰することができ、まじないにあった人間からロボットへ、ロボットから人間へを他の患者達にも広めてゆくことができ、院長の企みも暴くに至ったのだ。
【無事終幕】「真 ハッピー・タイム 有&無」【次回は7月末】

【無事終幕】「真 ハッピー・タイム 有&無」【次回は7月末】

JOHNNY TIME

エビス駅前バー(東京都)

2014/05/17 (土) ~ 2014/05/27 (火)公演終了

満足度★★★★

両バージョン
両バージョン観劇。

ネタバレBOX

無バージョン
いつものハッピー・タイムの雰囲気ながら、いつもより本編に笑い要素を入れてたかな。面白かったが、前説の雰囲気を引きずったままな感があり、ちょっと乗り切れなかったかな。うん、前説は大切だ(笑)

有バージョン
確かに無のあれに繋がってる物語。見る順番は有→無かなと感じたが、間があいてたらどちらでもいいと感じたかも(笑)後半はハッピータイムぽくなったが、途中まではいつもより雰囲気違うなあと感じながら見てた。
婆VS女子高生

婆VS女子高生

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

あっという間
なるほど、そう言うVSですか。いやーある意味くだらねー(笑)。座席位置によってはカウンターに置いてある時計が目に入ってしまうのはちょっとマイナスだったが、面白く、40分があっという間でした。

昼下がりにみた夢は…

昼下がりにみた夢は…

NO-STyLe-GArden

劇場MOMO(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★

すこしドタバタし過ぎかな
今回まさかのSF?チックな展開を交えた物語であったが、いつもながらホッコリする物語で面白かったです。ただ、ちょっとドタバタし過ぎかなあと感じる部分あったり、もう少し二人のシーンがあってもよかったかな。

メビウスローズ-MEBIUS LAWS-

メビウスローズ-MEBIUS LAWS-

劇団C2

萬劇場(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★

前半見れなかった
仕事が長引いてちょっと前半見れなかったが、その状態でも面白いと感じただけに、前半見れなかったのが悔やまれる。「メモリーリリィ」のキャラが出てきていたが、どう繋がってたのか非常に気になるー。

どん底

どん底

「クリスマス特別企画」

MOVE FACTORY(大阪府)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

めっさ面白かった!
自然な会話のやりとりだけで十分な情報が伝わり余計なことを考えずすごくすごく集中して観れました。これ、これっ!めっさ面白かったです!小さい空間での上演という手助けもあったかもしれませんが、4人の役者さんが充分にに程よい感じで発してた熱量具合がすごく良かったです。脚本、演出、役者全部揃ってたってことかな。ぜひ次公演も関西で上演してほしいです。

廃墟地獄

廃墟地獄

廃墟文藝部

G/Pit(愛知県)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

廃墟地獄
廃墟地獄の千秋楽を観劇。前回のMOONは苦しさと冷たさを感じたが、今回は希望と体温を感じた気がする。50歳を過ぎた自分にとって4本ともに思い当たる所が多くありドキドキしながら見ていた。沁みたのは『問答』。役者の姿に心を揺さぶられた。そしてあの結末、何故かほっとした。

つかこうへいダブルス 2014「新・幕末純情伝」「広島に原爆を落とす日」

つかこうへいダブルス 2014「新・幕末純情伝」「広島に原爆を落とす日」

RUP

シアタートラム(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★

新幕末純情伝
はちゃめちゃな始まりなのに、途中から目が離せなくなり、そして気づいたら、めちゃめちゃな台詞に涙が止まらなくなっている。
目指したのは、デモクラシー。
ラストの坂本先生の言葉に、美しい日本が目の前にひろがった。

ロボ・ロボ

ロボ・ロボ

キティエンターテインメント

サンシャイン劇場(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了

満足度★★★

ロボットたちの哀しい物語
少しの仕草でも鳴るロボット音がとにかく、すごかった。今誰が動いて、この音が鳴っている。っていうのが分かる。
ストーリーはちょうど良い長さ。これ以上長くてもダラダラしてしまうだろうに、ちょうど良いところ。

ネタバレBOX

最後、「最初からこのつもりだったのか」の、最初からとはいったいどこからなんだろう。
ドクターの手を手に入れ、自分に植え込んだのも、最初からなのだろうか。そう考えると、ちょっと怖くもあり悲しくもある。
本当に最初から、そのつもりだったのなら、全員で島を脱出するなんて不可能だと思っていたという事だよな。
キスミー・イエローママ

キスミー・イエローママ

ゲンパビ

OFF OFFシアター(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

心動かされた
淡々と進む物語の中で描かれる「もどかしさ」に心動かされた。混ざり合わない人の価値観や思いの差が切なくて、いい意味での居心地の悪さ、バツの悪さが良かった。この手の作品でありがちな難しさがない。場転が巧妙で自然にシーンを重ねる演出も好みだ。

ネタバレBOX

泉政宏演じるケイの中のある種の純度の高さとオープニングで提示される工具の機能美の相関関係が物語を貫いていて、ストーリーが進むにつれ彼の純度が高まっていき、最終的にその機能が必要ではなくなってのあのラスト。というのが痺れた。

三澤さき演じるハナも良かった。劇中には語られない彼女の過去の闇のようなものが透けて見える演出や幸せに慣れていない彼女がはにかんで話す様が非常に魅力的だった。ラストの泣き笑いはホント複雑で印象的。三澤さきのちょっと言い淀むセリフ回し好きだ。
神と遊べば

神と遊べば

コロブチカ

小劇場B1(東京都)

2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★

真っ直ぐ分かり易い
特に難しい筋はなく、真っ直ぐ分かり易いエンターテイメント。出演者それぞれに見せ場があって周囲がドッと盛り上げて行く感じ。狭い空間の群舞が秀逸。笑いも勢い重視なので笑えたり笑えなかったりなのが残念ではあった。コロが殆ど出てこないのが更に残念。

ネタバレBOX

今人初めて板の上で観た。演技よりもやはりダンスで目を引くことが多かった、動きのキレとバランスの良さが素人目にも分かるぐらいなので、相当凄いんだろうなと…あと、ニンフ4人集のハモりは劇中思わず拍手するほどの完成度。あれは観ていて楽しかった。

前園あかりも相変わらず良かった。金髪短髪バッチリメイクが凛として可愛い。流れ的に異様と思われる見せ場が何回かあり、それをパワフルにこなしているのが印象的。何故か群舞でヲタ芸打ってるのだが、キレが尋常じゃなくて存在感凄かった。
うみがめくれる

うみがめくれる

fragment edge

プロト・シアター(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★

拘りみたいなものは感じる
創り手の拘りみたいなものは感じるが、まだまだ伝わらない。特に場転が分かりにくく時間経過が把握し辛い。傍編と本編の相関関係も理解できなかった。分からないカオスの心地良さもないので、正直ちょっと困った。結果、演者眺める状態に。

ネタバレBOX

柳瀬晴日は端整な顔立ちの上にメイクもバッチリ決まってて美しさが印象的だった。更に声に独特な雰囲気があって、これからもっと人気出そう。事前にツイキャス聴いてなかったから、前説流れてきた際に声聴いてホントに吃驚した。

青海アキは当たり前だがレティクル東京座と全く違う姿を観せてくれた(同じだったら逆に怖い)。ただ、眼力というか、視線の力強さは、メイクにかかわらず伝わってくるのは魅力的。演出の違いで印象がガラッと変わるのが好印象。

シミズアスナの劇中の存在感はある種異常だった。今作へのハマり方が尋常ではない。オーディションで選ばれた学生さんらしいが、こういう巡り合わせは大切なのでもう少し役者続けてもらえると観る側としては楽しみな存在。
おせっかい母ちゃんリビングデッド

おせっかい母ちゃんリビングデッド

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

物足りない
良くも悪くもいい話。心打たれるものはあるが、もっと分かりにくくて、バラバラな方向に突出していて、重い話でも爆笑してしまうようなまとまりの無さが個人的にぬいぐるみハンターの魅力と感じているので、物足りない。

ネタバレBOX

神戸アキコが、素晴らしいコメディエンヌである事に疑いの余地はない。今作でも存分に楽しめたし。ただ、この処の依存度の高まりや方向性の統一感が「まとまり」を生んでしまっているのではないだろうか。力量あり過ぎるもの問題?

森崎健吾の痛覚ない設定に基づく演出は良かった。思い切りはたかれて無反応で演技続けるのは相当難しいと思う。総じてボケの部分は面白いので、もっと尖ったツッコミが入ればテンポが出て観ている方も乗っていけるのだが…
YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

空間製作社

萬劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

『ウォーター ボーイズ』の「爽やか」を取り戻す





「このことを避けて通るわけにはいかない。子役の「チア」。
大人俳優完敗の「一流」だ。また、ミュージカルも、小劇場の歌唱では ないだろう。何もかもが実力派なのだ。
さすが指導者にレッスンを受けた「チア」だけあった。俳優が、(舞台安全上、アクロバットを披露するのではなく)“チアする喜び”を統一された動きでショーした。物足りないが 競技じみている。1979年に出生していた観客はビデオカセットが希少家電だった当時を憂愁の目でリンクしていく。そして、この昭和「黄金期」を経た「チア」の原動力が観客の「世代熱」を喚起し、俳優たちの
「ショー」と驚くべき大花火を形成する。
劇場は「熱狂」にあった。幻の
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だ」






ネタバレBOX






「チアリーディング」が どうして日本に普及しないか。この問いは「バレエ」に等しい。

「バレエ教室」が沖縄県から北海道まで数千校単位の運営を可能とする経済学は「親の欲」にある。では、そうした「裾野」が国民に親しまれる「バレエ文化」に貢献してきたかといえば嘘だ。
「一般公開」だというバレエ教室の発表会にインターネット経由で申し込んだら「受付で身分証を」の返信が。閉鎖的だ。東京シティバレエ団、谷桃子バレエ団がプロフェッショナルの第一人者であるが、「バレエ教室」は その「裾野」ではない。数が合わない。下部のローム層は親が娘(こ)に「女の子らしく」を導くためのアイテムだからだろう。

翻って「チアリーディング」は どうか。高校野球甲子園大会のスタンドに応援する君らがいた。各大学にサークルがある。全米チアリーディング強豪校の青春をミュージカル化した舞台が東急シアター・オーブにて開催されたばかりだ。いまや「国民文化」に寄与するスポーツかもしれない。
しかし、チアリーディングは「ビクトリー」の文化だ。東京都写真美術館の展示に この集団を「兵」にディフォルト化した映像作品が あった。連盟組織には申し訳ないが「ピュア・スポーツ」ではない。かといってテレビ番組の演出用の「娯楽」でもない。君は自由だ。ステージ上で羽ばたく。観客が手を叩く。そんな日が来てもいいと私は思っている。










ヒューマンエラー

ヒューマンエラー

青年団若手自主企画田上企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

熊本弁じゃないのね
田上パル公演の最後にスカ―ッと突き抜けるような爽快感が大好きな私ですが今回は青年団公演ということでやや作風が違っておりましたね。せりふも熊本弁じゃないんだ・・・と少しネガティブな方へ心が傾きました。といっても
物語にぐいぐい引き込んでいく力はさすが・・・です!

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

シットアウト感想
私も絵を描くので、とても興味深い内容でした。
御三方の掛け合いが、とても素晴らしかったので、
時間を忘れて見入ってしまいました。
嫉妬というと、どろどろしてて見ている側も苦しくなりますが、
そうはさせないバランスと表現がうまいなと思いました。
好きなことは、続けていきたいですね。
見終えたあと、ほっこりしました。

浄罪、もしくは余りに強欲な寄生木

浄罪、もしくは余りに強欲な寄生木

salty rock

遊空間がざびぃ(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★

変形舞台でよかった
脚本・演出共に、あまり演劇でやる意義を感じませんでした。
主に台詞を聞かせるつくりだったと思います。でも目は見るものを探してしまうので、変形舞台―役者が特に動かなくても、立ち位置を追うだけで視点が変わる―のは、ありがたかったです。

全体に強い言葉(あまりにも、とか、狂いそうな程、とか)が多いのですが、言葉に役者が足りていない感じが気になりました。
その中で、ヤドリギ役の山田佳奈さんの言葉には、中身が伴っているように感じ好感を持ちました。

わたしの星

わたしの星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

柴ワールドで号泣
みずみずしく光輝く世代の高校生たちがまぶしいばかりの演技を見せてくれました。この世代の子たちにしか出来ない切れのある会話やはつらつとした動きを最初は「わ~いいなぁ」とほほえましく見ておりましたら・・最後はとんでもなく感動させられほぼ号泣・・・。一緒に見ていた大学生の娘も隣でボロ泣きしておりました。今後も・・・それこそこの地球が本当に滅亡しそうになるその時までいろんな高校生によって上演されたらいいな。

戦争で死ねなかったお父さんのために

戦争で死ねなかったお父さんのために

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/01 (月)公演終了

満足度★★★

舞台装置が面白い
相変わらずシアター300はあつかったですが、舞台装置が面白かったです。
夫婦で楽しく観劇させて頂きました。
つかこうへいさんの脚本だから仕方がないのですが、早口の長台詞が多くて、一部、聞き取りにくいなど、ストーリー展開に取り残される場面がいくつかあって、少し残念でした。

妥協点P

妥協点P

劇団うりんこ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが
さすが柴さん!!誰もが日々、妥協と葛藤の中に生きる中で万人がなるほどと思うテーマを面白おかしく、テンポ良く見せ、最後は上手~いことまとめ上げるセンスの良さに感服。最近ダラダラと長い劇が多いなかでサクッと65分も超好感!!これも力量のなせる技ですね。

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