
アンサータン・ストーリーズ
演劇ユニット「クロ・クロ」
劇場MOMO(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
消えつつある心象バイアス劇、復活!!!
体力がある…
演出家は「存在を信じる」ことの大切さを説ている。いわゆる唯心論だ。
白昼夢をペンに_そんな能力を盾に、3本の連載を抱えている売れっ子ライト・ノベル作家・島津。彼の数日間を、様々なハサミで紋切りした設定だと思われる。
観客は、例えば それを紹介するシーンにおいても「白昼夢」の疑惑を抱かざるをえない。
作家の心にあたる「白昼夢」と役者が紡ぐ「現実」の物語。その色はパープルである。
・私が非常にカルチャー・ショックを受けた映画に『ミスター・ノバティ』がある。ハリウッドの金を湯水のように使った大作だが日本においてミニ・シアターでしか上映されなかった「公開お蔵入り作品」だ。アメリカの映画評論家もボロクソだった 。「全米は泣かなかった」のである。
「白昼夢」に陥った老人が過去の少年時代から回想。だが、その「夢」が人生(現実)の選択肢ともなり、バイク事故死、放浪者、科学者等、何と次々に現実化。サイエンス・ファンタジーである。
「唯心論」の世界に観客を導くも、視覚的には一応の「現実」となっており、やっぱり この点、『クロ・クロ』舞台はカルチャー・ショックの再来だった。

flat plat fesdesu Vol.3
Crackersboat
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/21 (火)公演終了
満足度★★★★
野鳩がヒキョーでした(笑)。<Cプロ>
Cプログラムは演劇枠で登場の野鳩による短編劇からスタート。ちなみに野鳩は初見だったが、ナカゴーと仲良しという話から期待した通りの、見事なまでのバカ演劇を披露してくれた。
内容は『ナルシスと泉』のパロディで、とってもヒキョーなやり口で初手から大爆発を獲得。ただ、ツカミが強烈すぎたせいでそれ以降が霞んで見えたのは残念至極。
続いて登場したのは女性ダンサーの菅尾なぎささん。あえて多くは語らないが、素晴らしい“緩急の芸”を見せてもらった(笑)。
都市レコードの歌を挟んで登場した東京ELECTROC STAIRSはKENTARO!!さんと女性三名で、寸劇的なやり取りを挟み込んだ自由度の高いダンスパフォーマンスを展開。四人がハイテンポな音楽に合わせて統制の取れた群舞を繰り広げる冒頭のダンスが一番キた。

flat plat fesdesu Vol.3
Crackersboat
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/21 (火)公演終了
満足度★★★★
高橋萌登さんがピカイチでした!<Bプロ>
Bプログラムはダンス四演目で前半を固め、後半は歌と演劇という構成。
先陣を切った激弾F本は女四人+男一人で物語性を色濃く帯びたダンスパフォーマンスを展開。だが、何を物語っているのかよく分からない上、ダンスも技術レベルに差があって動きが揃っておらず、靴の着脱に手こずってもたつく場面さえあって、正直、褒められた出来ではなかった。次はもっとハイレベルな作品を見せてほしい。
高橋萌登さんは『きぼうがどうとか』というタイトルのもと、小柄な体躯を生かした軽やかにしてキレのあるダンスを披露。タイトルとどう呼応しているのか、そこら辺りはよく分からなかったが、軽やかなダンスを笑顔を封じて真顔で踊る姿からは得も言われぬ切実味が感じられて、否でも応でも引きつけられた。特に、スピードと躍動感が増してゆく後半は激しめの音楽との相乗効果がハンパなく、吸引力絶大! 欲を言うなら、もっと女性らしい格好で踊ってほしかったところ。
お次は工藤響子さん。四つのダンス演目のうち、最もテーマ性が高かったのがこの人のパフォーマンス。「進化」をテーマに、下等動物が人類へと行き着き、やがて滅びるまでを重厚な交響曲に合わせてドラマチックに演じていて、圧倒された。動きのバリエーションがより豊富だとなお良かったか?
これはあくまで私感だが、続いて登場の横山彰乃さんは、もっと趣向の違うダンスのほうが合うのでは?と感じた。今フェスではチョコマカした動きを取り入れた可愛い系のダンスを踊っていたが、横山さんは可愛いと言うより美人系。しかも萌登さんらに比べると大柄なので、愛嬌を打ち出すダンスはあまりしっくりこない。もっと華々しさや艶やかさを心がけて創作に取り組んだほうが良いのではないだろうか?
タカユキ・カトーさんの演奏を挟んで演劇枠で登場したバストリオが上演したのは、『ガール・プロブレム/あなたの葬式でわたしが言うべきこと』と題された、女一名+男一名の弔問客が葬式に事寄せてそれぞれの死生論を語るパフォーミングアート的な作品。上演時間は30分くらいか? やや取っつきづらいこの種の作品も、これくらいの長さならば楽しめる。
なお、バストリオは初見でした。
Bプログラムでは高橋萌登さんのパフォーマンスがダントツでしたね。

我愛你 ~War I Need~
劇団往来
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★
不発は人かも
何処までがドール 不発?人がいた? もう一つは 将軍のそば、 ドールばかり スイッチを切っても記憶が飛ばない 看護婦ドールが繰り返す 人との共存 戦いを終らすためか 既に人類は、ほぼ滅亡、人を探している 人の心を伝えてるのか 面白物語でした。

暴走ジュリエット/迷走クレオパトラ
柿喰う客
あうるすぽっと(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
なるほど!これが、
“柿食う客/中屋敷法仁さん”の目指す演劇なのですね。
すなわち、
「演劇の虚構性を重視」、「圧倒的なフィクション」、
「虚構性の高い発話法/演技法」、「反・現代口語演劇」。
〔“暴走ジュリエット”を観劇〕
“柿食う客”の舞台は初見です。
その特異な芝居は好き嫌いがハッキリするでしょう。
好きな人にとってはたまらない、嫌いな人は二度と観たくない、と。
私自身は、しばらくは唖然としていましたが、知らず知らずのうち引き込まれていく自分が・・・、もしかして好きかも・・・。
アフタートークにて、“暴走ジュリエット”とは違う手法で“迷走クレオパトラ”を上演していると聞き、“迷走”も観てみたいと思ったが、たぶんスケジュール的に無理だろう、残念!
本作は、14人の出演者のうち3人が“柿食う客”のメンバーで、女性だけでの公演。
男性陣を含む“柿食う客”フルメンバー出演の作品も観てみたい!

家電
ねこまんまLABO
小劇場PICO(愛知県)
2014/10/11 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★
見応えはあったが、両パートの繋がりが不明瞭で惜しい
家電パートと人間パートの繋がりが、有りそで無さそでハッキリしない印象です。何かの暗示であったり、共通点があってテーマーが強調されたりしてそうなものですが、何か伝わってきませんでした。人間パート単独では、歯車が狂っていく人生模様が切なく描かれていて見応えあったので、ちょっと惜しいな~という印象です。

パンチDEデート
劇団ExcitingDrive
名古屋市北文化小劇場(愛知県)
2014/10/11 (土) ~ 2014/10/12 (日)公演終了
満足度★★★
破天荒なキャラ命
正直、脚本にはあまり魅力が感じられませんでしたが、マンモス西と宝船寿のキャラが破天荒で際立っていたため、結構楽しめましたね~。

next BLUE
7contents
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/20 (月)公演終了

みわたすかぎりのセカイ
Cooch
劇場HOPE(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】
鬼の居ぬ間に
「劇」小劇場(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

二人の夜
榎木ふく×勝部順子
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2014/10/19 (日) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1278(14-327)
18:00の回(やや曇)。17:30(もう暗いです)受付、開場。BGMでかかっていたのはD.ボウイでしょうか?
18:04前説、18:07開演~19:21終演。出演のお二人とも初めてです。舞踏という領域ですと、一番多く観ているのは「開座」で、先日、ようやく「大駱駝艦」を観ました。
薄暗い中、始まると下手からスタッフの方...と思ったら大きなビニール袋(どうみてもゴミ袋)を引いています...ひとつ中央に置いて、もうひとつ。
中身はお二人。丸くなっていて、長い間動きません、無音、息を潜めて観ていると少しずつ動き始め、羽化するかのように袋を破り外へ、立ち上がるまでにも長い時間、立ち上がってからもほとんど動きません。
指先で何かを探っているようにもみえ、中性的な表情が植物的なイメージに繋がります。
這う、立つ。お二人はそれぞれの空間を持っている。
終盤になるとBGMも加わり、舞台を走り回りました。
最後はゴミ袋をまき散らしていましたが、なぜか増殖しているようにみえました。
最前列ではカメラマンの方が多く、客席もほとんど埋まっていました。コンテンポラリーダンスのような華やかさはありませんが、光と闇との間を行き交う密やかな舞はかなり刺激的でした。

紅蓮、ふたたび
ACRAFT
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
台風にも負けず
9月にチケット予約したら、当日はまさかの台風接近中。帰りの電車が動いているか心配しながら笹塚に行きましたが、観劇中は台風のことなど忘れて紅蓮の世界に入り込んでいました。前作『紅蓮、還る』は観ていませんが、それでも十二分に楽しめました!
アフタートークイベントでは前作で紅蓮を演じたちーちゃん、原作者の梶さんをゲストに迎えていろいろなエピソードを聞かせていただきました!

クロウ
office「未塾」
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2014/10/18 (土) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかったです!!!
期待どおり、期待以上でした。
図々しく2度拝見しましたが本当に感動、感激しました。
ありがとうございました。 m(__)m

百鬼繚乱
ファントマ
ABCホール (大阪府)
2014/10/10 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
満足度★★★
☆★豪華な役者さんの競演★☆
維新戦国の時代。
人と魔のそれぞれの存亡を賭けた戦い!
いつもの大型スクリーンに映し出す
オープンニング映像はクオリティが高いですね!
混乱の幕末の時代と絡めて配役も歴史上の人物が登場!
役者さんもいつもの出演者と客演人の豪華な面々で安定感のある演技
笑いの小ネタをちょこちょこ挟んだ展開もえん魔さんならでは!
戦いの殺陣のシーンなども盛り込まていて楽しめる部分もありましたが
話がゴチャゴチャして私には分かりにくく
ちょっと物足りなさが残ったかなぁ…
終演後のえん魔さん直々お見送りの温かい言葉
いつも丁寧な対応がお客さんへの感謝の気持ちが伝わってきます♪

Jupiter【ジュピター】
アブラクサス
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★
話の展開が唐突だった
1964年の東京オリンピック前後のキャバレーを舞台にした話。そして、このキャバレーに突然現れた義理の妹との顛末が、後半のストーリーを牽引する。しかし、その展開は唐突・強引という印象である。
時代背景・状況の説明不足もあったが、なにより公演で何を伝えたかったのか、その点が不明確だったようだ。
描きたい内容が二分(前半は斜陽したキャバレーの風俗ドラマ、後半は医療行政や社会批判を通した人間ドラマ)したようで、その関連性を上手く処理出来たら面白かったと思う。公演全体を通して大きく又は強く訴求するものがあると魅力的だったと思う。
また、個人的には潰れる寸前と繁栄時期のキャバレーの対比を描き、その落差を観せることで、印象付けて欲しかった。
次回公演にも期待しております。

みわたすかぎりのセカイ
Cooch
劇場HOPE(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
フライヤー…
デザインと説明文に上手く誘導され、望外の喜びを得ることが出来た。この説明からすると悲惨な出来事、愛憎劇を連想した。もちろん書かれていることは、ほぼその通りであるが…。
脚本は、終盤までその事実を包み込み展開させ、なるほどと感心した。また演出は結末を面白く、また効果的にする伏線を張り巡らせている。全体的にポップ調ではあるが、描きたい内容は伝わった。

変則短編集 組曲『空想』
企画演劇集団Kapitel
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/10/18 (土) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
素敵なストーリー
レストランを訪れる男女のストーリーで、短編と思いきや全てが繋がっていて、良く出来ている脚本だと思いました。付き合い始めの頃から別れまで、男女には色々な事があり、分かり合えない所もあり、優しさもあり・・考えさせられました。切なくも素敵なお話でした。

赤い鳥の居る風景
世田谷シルク
座・高円寺1(東京都)
2014/10/13 (月) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
世田谷シルクver.2?
プロローグ後の第一場はモロに別役実の世界で、ある意味意外ながら「あー、これこれ!別役芝居ってこうだよね♪」とニヤニヤ。
が、続く第二場で世田谷シルク節全開…というか会場サイズもあってか以前よりパワフルで高度、いわば「世田谷シルク・シーズン2」みたいな。
オドリコたちが(動きを止めた時に肩で息を切らせるほど)ダイナミックな動きをする中、主要人物たちがSTOMPあるいはNANTAのようなトリッキーなパフォーマンスを見せ、オドリコによる群読とアクターのマイム(?)…という回想場面は「進化したシルク」なオモムキ?
そこでグッと引き込まれ、さらに最初は素舞台同然だったところに持ち込まれた大小各種沢山の「アレ」で形作られる装置と、影の使い方も含めた照明効果で彩られる舞台に釘付け。
決して娯楽性の高い物語ではないが、演者のパフォーマンスと舞台の美しさで存分に楽しめた。

『ANTITHESE』アンチテーゼ
anarchy film
pit北/区域(東京都)
2014/10/10 (金) ~ 2014/10/20 (月)公演終了
満足度★★★
イメージ
なんというか、物凄い違和感。
今どきの若い子が(若い子ばかりではないが)?十年前のアングラみたいな芝居している。この手合い、昔は泥臭く、垢抜けなかったけど、こちらはベージュにグレー・黒、物言わぬ系の色の衣装は各々違っていて、個性的。またあの狭い中にたっぷりの美しい映像。ともにセンスがイイ。しかし、その映像の為なのか、そういう演出なのか、薄暗がり過ぎて、出演者の表情が良く見えない。場合によっては誰が声を出しているのか、わからない。最終的にイメージとして映像のほうが残ってしまうような気がした。

みわたすかぎりのセカイ
Cooch
劇場HOPE(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
私も“ヤラレタ!”
“?”となる部分が、あっちこっちにこぼれてて、なんだかなぁ?絶対変でしょ?と訝しがっていたら・・・後半の種明かしで“そう来たか!ヤラレタ”と私も思いました。確かに“これ”なら話は納得できる。それは考えなかったなぁ・・・。良い騙され方しました!