最新の観てきた!クチコミ一覧

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レティクル座の女の平和

レティクル座の女の平和

レティクル座

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/29 (水)公演終了

満足度★★★★

チーム大胆
原典と性別を逆転させることによりナンセンスコメディ色に染めて愉快。
元ネタの発表当時の受け止められ方もこんなだったのではないか?
また、そうすることで変にエロティックになることも回避しているか?
まぁしかし、品がないっちゃないので好みによるだろうが艶笑ものとして◎。
なお、「女優系」のゴウアーさんには奥側に陣取ることを推奨。(爆)

ドラゴンタクシー第9支部

ドラゴンタクシー第9支部

Fantasy Pocket

RAFT(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★

旗揚げ公演
漫画的な分かり易い物語や人物設定に旗揚げ公演ならではの若々しい勢いと未熟さを感じる作品でした。

ドラゴンが実在する架空の国が舞台で、営業実績が芳しくない支店にポジティヴで無鉄砲な新入社員がやって来ることによって、支店の閉鎖を免れるという物語で、敵対関係が解消されて行き、希望を持たせる終わり方が爽やかでした。

展開も場面転換の入れ方もオーソドックスだったので、どこかに意外性のある趣向を盛り込んで欲しかったです。
ヒロインのがむしゃらな性格付けの為に同じようなやりとりを何度も繰り返していましたが、くどく感じられてあまり良い印象を持てませんでした。
前半ではもったいぶった短い沈黙が多く、誰かが言う台詞に一言突っ込みを入れるパターンが全編に渡って多用されていて、漫画的に感じられました。会話のやりとりに起伏のある流れが感じられず、単調に感じました。

少額投資家制を取っていて、他の劇場でチラシの折り込みをせず、チケットは完全予約制で、当日パンフレットや他劇団のチラシ折り込みも無く、終演後は出演者が名札を下げて観客とコミュニケーションを取るといった試みをしていましたが、あまりそれが上手く行っているようには思えず、閉鎖性を感じました。

Endless SHOCK

Endless SHOCK

東宝

博多座(福岡県)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/31 (金)公演終了

満足度★★★★

やっぱりいいなぁ~
内容はいつも同じようだけど、キャスティングが変わるみたいね。
今回は森公美子さんが目立ってた~ やっぱりベテランが入るとピシッと
決まるような気がする。ヒロインの子も線は細いけどなかなか頑張っていたと思う。
フライングと階段落ちはわかっていてもはらはらどきどき。
決して手を抜かない光一くんに感動しました。

ネタバレBOX

けっこうアドリブっぽいやりとりがあったのに驚いた。
緊張感はあるけど、いい雰囲気のカンパニーかな~
パンフレットはビニール張りで見本もなかったので確認してから買いたかったなぁ \2500
月面の少年アリス

月面の少年アリス

あなピグモ捕獲団

博多リバレインホール by Active Hakata(福岡県)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/25 (土)公演終了

満足度★★★

オムニバス
短編はかなり印象が強くないと、あとで題だけ見てもさっぱり思い出せないものがある。覚えておく必要はないのかもしれないけど。。。ボケ防止にいいかなと。
大好きな役者さんたちが目の前で動いてしゃべるのを観るのは楽しい♪
劇団の歴史をちょっとづつ紹介してもらったのも良かった。
群唱って好きだな~~

東京23区

東京23区

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

選りすぐり
とても面白かったのですが、選りすぐりの6本だったからなのかは気になるところです。

ネタバレBOX

『列島均衡』、『ゴニンシバイヤシ』、『矛盾』、『肉猿、』『交換日記』、『全国女子校生選手権』のショートコントが6本。

2VS2は男性四人のグループと思っていたので、登場した男性が三人だったことに何か事情があるのかと気になり、終演後の舞台挨拶でさらに一人は客演と聞き、益々気になりましたが、メンバーの内二人は総合演出と制作・広報ということを豪華なパンフレットで知り、ひとまず安心しました。

良く練られた作品群でした。『列島均衡』では沖縄を本土に近づけるための仕切り線が何とも気が利いていました。『ゴニンシバイヤシ』の場面転換における横になったり起き上がったりするところは体力的にも大変で見ものでした。『矛盾』では、お尻を触る男と触らせたくなる尻を持つ女、そこに絶対捕まえる刑事が加わったところが絶妙でした。根深いストーカーの恐怖を表した『交換日記』や、『全国女子校生選手権』の一歩引いたように見せかけて最後に涙で勝負する女子高生の心理作戦も良かったです。

今回は東京初進出ということで選りすぐりを投入して、結果的には大成功だったと思います。下ネタの作品に数多くの自信作があるようなことをおっしゃっていましたが、そっち系ではない他の作品や新作がどうなのか気になりました。

560万円くらいの借金になったようですが、2016年に再び東京へ来られることを願っています。
【全日程終了】葉桜/ぶらんこ 【ご来場ありがとうございました】

【全日程終了】葉桜/ぶらんこ 【ご来場ありがとうございました】

7度

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

豆腐はどう切っても豆腐
岸田國士の短編2編。
前半の「葉桜」は、見せ方はコンテンポラリーながら台詞回しは正統派。
従って瞑目すれば極めてオーソドックスな感覚。
そして視覚と聴覚のギャップに「カサブランカ」など往年の白黒名作映画に着色したものやモンローの肖像を加工したウォーホルのポップアートなどを想起。
休憩を挟んでの「ぶらんこ」は夫婦の会話劇を3人の女優が演ずる趣向。
役を固定せず各女優が夫を演じたり妻を演じたりするだけでなく、同じ台詞を2人の女優が片や普通に片や節を付けて同時に発したりもする変化球ぶり。
が、アレンジの「基礎編」たる葉桜を経て「応用編」的なぶらんこということで、さほど違和を感じない。
むしろこんなアレンジを施しても岸田は岸田…みたいな。
少し前に観たオクムラ宅の「さくらんぼ畑 四幕の喜劇」が、ああいう見せ方によって逆に元の戯曲の構造を露にしたように、7度の「葉桜/ぶらんこ」はコンテンポラリーなアレンジを加えることで岸田の岸田らしさを抽出したのではないか?
「豆腐はどう切っても豆腐」ってコトですかね。

神ノ谷㐧二隧道

神ノ谷㐧二隧道

烏丸ストロークロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/10/25 (土) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★

真摯な姿勢
「神ノ谷㐧二隧道」に繋がる、前々作、前作と観ていないので、本作だけの観劇になるが、過去・現在が入組む巧みな演出で、おおよそのストーリーは解った。

そして、その演出故、細胞が少なくなってしまった脳をフル稼動させ、ちょっと疲れたか感もあったが、

劇団の、演劇に対する真摯な姿勢を感じられたとても良い舞台だった。

ネタバレBOX

単管パイプと足場板を組上げたセットは、上演前からイマジネーションを刺激し、
上演中は、シーンの場景を想像させた。

ループマシンを使ったアコギがとても効果的であったが、
音量が大きく、台詞が聞き取りにくくなってしまうシーンがあったのが残念。
耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

お見事な構成
ボクラ団義版、坂本龍馬暗殺の真相物語。歴史上いろいろな証言あり、それぞれに矛盾があるが、その矛盾をクライマックスで一気に解決(ボクラ団義的だが)する脚本構成はお見事であった。
幕末と言うことでもう少し殺陣を見たかった感はあったが、龍馬を想う気持ちは伝わって来て、暗殺シーンはウルッとしてしまった。面白かった。

VOGUE

VOGUE

東京パノラマシアター

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ良い展開
もう少し物語を見たいと感じた部分はあったが、テンポ良い展開に随所に散りばめられるダンス(ダンス自身も動きを含め素晴らしかった)が物語に華を添えていた。
2時間ぐらいのボリュームを感じたが、90分ぐらいだったのには驚かされた。面白かった。

未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★

怒れる12+1名の会議劇
カムヰヤッセンさんの「未開の議場」千秋楽を観劇。舞台は休憩はあるが、観客は休憩できない。会議卓には、いい匂いの料理はあるのに、結局食ずしまいとなる。怒れる男女12+1名の法廷劇ならぬ、外国人さん問題を巡り、脱線しそうな議論を何とか決着に漕ぎ着ける楽しい群像会議劇でした。

ほのぼの村のなかよしマーチ

ほのぼの村のなかよしマーチ

シベリア少女鉄道

シアターブラッツ(東京都)

2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

やはり今回も期待通りに卑怯だ
シベリア少女鉄道は2回目の観劇。

2回目にして卑怯さ(誉め言葉)を王道のように思えてきた。
王道の卑怯さだ。
王道と卑怯は相反するように見えるが、堂々と卑怯なので王道なのだ。

内容について語ることはできない。
あの舞台を観ていなければ、語っても語られても意味がないのだ。
語られるのを待たずにまずは観て欲しい。

ただし、合う合わないはあなたしだいです。

未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★

なんでだろう・・・?
脚本もいいし、役者の演技もいい。
客席からも度々笑いが!

しかし、全く笑えない私・・・

なんでだろう・・・?

きっと、笑いのツボが違うんでしょうね~(汗;)

違う作品ではどうだろうか・・・







霊感少女ヒドミ

霊感少女ヒドミ

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/10/18 (土) ~ 2014/10/28 (火)公演終了

満足度★★★★

「視」激的な舞台でした。
マッピング映像と身体の動きがとてもいい具合に思考感覚を合わせ、ヨシヒロさんの行動には見ていて多少引いたり苦笑いする場面はあるものの、好きな人を切なく想う気持ちや、男子女子の埋められない距離間隔にどこか共感したりして。あの場面で流れるキリンジのエイリアンズが良い‼︎
ヒドミちゃんの衣装も可愛かった。約60分。

カサブタかきむしれっ!

カサブタかきむしれっ!

演劇ユニット3LDK

ザ・ポケット(東京都)

2014/10/21 (火) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

(山)の回、観劇
初見の劇団。
なので、チラシ裏面のキャストプロフ写真と劇中人物の表情の違いに一部キャストの顔が一致するのに時間がかかってしまった。
客演者に惹かれたことと、震災から3年経過し、それまで自分の中で直球で震災を扱う題材を見ることはあえて拒絶していたのだけど、気持ち的にそろそろちゃんと向き合うべきか、と踏ん切りをつける為に。
実際見てみれば農業高校を舞台にした、恋愛や進路、思春期等々、各世代の人間関係と対峙したウエルメイドプレイだった。
ただ、音響設備が良いのか、冒頭から会話のほとんどが声を張り上げてるように聞こえ、台詞の節回しがうるさく聞こえたのは残念。また、副担任の行動に嫌悪感まではいかないが、終始違和感が伴う事もあったが、客席の反応は大きかったので男女の考えの違いからくるものなのかな、と思ったり。
約2時間。

ネタバレBOX

福島県の農業高校の職員室が舞台。
畜産課授業実習で、牛の出産が今にも始まりそうな為、それに控えている生徒と担当教師と獣医、校内で宿直している教師や学校関係者のJA職員、その中で隠密行動で取り上げられてたスマホを取り返したい女子生徒。保護者よりもPTA会長である母の立場とか入り組んで、テンション高めに会話が進んでいく。
それぞれの人間性が上手い事出てわかりやすい。が、前半、各人物のエピソードを盛り込んでいる為か中盤まで長く感じた。

気になったのが副担任の園部さんへの対応(この子もどうかと思う性格だったが)。妊娠の疑いがある生徒に対し、成り行きとはいえパニくりまくり。動転し力任せな態度に、教育者の前に同性として母体を気遣うセリフ位あっても良かったのではないか、と違和感付き纏った。

その土地に住んで居なくても、震災をきっかけに状況や感情が一変した人は多いと思う。心に受けた傷の大きさも様々。手当して時が経てば、いつしかその傷もカサブタが出来、元の姿に戻る事もある。ここに暮らしている人達のカサブタが戻るのはまだまだ長い月日がかかるだろうが、特に生徒達の未来に立ち向かう姿勢につい頑張れ、と応援したくなる終わり方だった。

端の座席で見ており、職員室と台所部屋の仕切りで、砂利のような音が出入りの度聞かれたが、あれは玉暖簾の音だったのかな?
また劇中舞台のいわき市?小名浜?の位置関係を把握していないので、原発風評被害の程度をよく理解していない。無知ですみません。
近未来能 天鼓

近未来能 天鼓

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ものすご~く面白かった(^^)
まったく眠気も起こらず突っ走って観れた2時間でありました!

星の数なんぞ6つでも8つでも好きなだけ持ってゆけいっ!て感じました♪

ネタバレBOX

ちょっと作品の時間進行が、やや行き来したりするんですが。
細かな伏線も見事に回収し、
役者さんのセリフ噛みまでもミスリードと見える作品仕上げには敬服しました(^^)上手やなぁ・・・・・
割と出尽くした感のある作品世界の見せ方も巧みであり、
登場人物達が生きてるなぁって思える世界観は優秀でありんした。

針師と姉妹が楽しかった~(^^)
近未来能 天鼓

近未来能 天鼓

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★

テンコ病
 国家による高度な情報操作の行き着く先にある人民の有様は...という近未来的なそしてミステリー色もある一種の寓話劇と呼べる作品。ストーリー構成にやや無理がかかったかなという感はありましたが、開帳場のシンプルな舞台上で、能の所作や様式などの要素を随所に取り入れながらもスリリングな物語が展開する、伝統的な面と斬新的な面を併せ持った(美術衣装の点でも)とてもcoolな舞台作品になっていたと思います。

ネタバレBOX

 上演時間は休憩無しの約2時間。
 近未来能ということで、区切りのときに舞台前方の床面に序、破、急の文字が投影されているようにみえたのですが、照明がちかちかしすぎてどうもはっきりしませんでした。
 サザンシアターでの一つ前の劇団民藝の公演「コラボレーション」も舞台は開帳場のシンプルな舞台だったことをふと思い出しました。
 ホールの方では青年座の「地の乳房」がちょうど上演中で、今ならホールとサザンシアターで老舗劇団のまったくタイプの異なる舞台作品を観ることが出来ます。

出演者総勢27名!地の乳房

出演者総勢27名!地の乳房

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★

メッセージ性の強い作品
現代社会への強い問いかけ。

過去から繋がり現在にまで至っている地方(農村)の問題を、うまく描き出している。

ネタバレBOX

多様な含みもあるが、広い意味では一義的メッセージに帰していく作品だと思った。(それが原作によるものか、今回の演出的解釈によるものかは私には判断できない。)

メッセージが強いと言っても、
1984年の初演時のように、原発はイケイケで、反原発が向かい風だった時の上演と、今のように反原発が一般レベルでは追い風の状況ではその意味は大きく違うと思う。
(政治レベルでは、いまだに原発推進ではあるが)

私はここで語られている話の内容には強く共感するものの、
メッセージ性の強い作品が好きではないし、
それも追い風の中でそのメッセージが発せられる場合は、
尚更興味を惹かれない。

むしろ、血の繋がりのない親子の関係の方が面白かった。
奴婢訓

奴婢訓

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

空洞の魅力
 寺山修司の演出と多田淳之介の演出の共通点と相違点が面白かった。
 寺山修司は作品の半分は観客が作るものだと言った。半世界という言い方もした。多田淳之介の演出もその点が似ている。だが、その在り方が対称的なのだ。
寺山修司の演出と多田淳之介の演出の共通点と相違点が面白かった。
 寺山修司は作品の半分は観客が作るものだと言った。半世界という言い方もした。多田淳之介の演出もその点が似ている。だが、その在り方が対称的なのだ。
 寺山修司を足し算的、多田淳之介を引き算的ということもできるだろう。寺山はイメージをぶつけ合わせ、観客の意識を攪乱する。多義的でイメージ豊かな幻想の中で、観客はイメージに振り回され、その混乱の中で自分自身の問題と向き合うこととなる。それに対して、多田の演出は空白的だ。イメージの装飾を剥ぎ取った簡素なものの中にぽっかり浮かんだ空洞。その空洞に観客は自身が日々抱える日常的問題を投影しながら舞台を観ることとなる。この点において観客が演劇に介入する在り方が決定的に違う。
 だが、共に、劇は作家が提示する問いに対して、観客が回答することで成り立つという点では同じであり、見る者の数だけ、その劇世界が創出される。

 その為、ここから先は、その観客数分の1の私自身の体験を記述する。そういう記述方法でしかこの作品を批評することができないからだ。

ネタバレBOX

 ぽっかり浮かんだ空洞。退屈と紙一重の処で成り立っている世界。ヌーベルバーグのようなまどろみ。その隣には、私自身の手垢にまみれた日常が顔を覗かせている。それが劇世界の中に流れ込んでゆく。日々抱えている些事。とるに足らない欲望。「あれをやらなければならない」「これがほしい」「それをしたい」。だが、それらのことは、私自身のすべきこと、欲望でありながら、本当に自分が望んでいるのかわからない。『奴婢訓』のテーマである「主人の不在」。私は私自身の主人なのだろうか。私は私の主人ではなく、誰かに何かに、動かされているのではないか。では私を動かしているのは誰なのか。その顔は見えない。では、この社会を動かしているのは誰なのか。その顔も見えない。
不在の主人で満たされた空間で、私は私の主人を探しながら旅をする。「幸福とは幸福を探すことである」(ジュール・ルナアル)ならば、主人を見つけることが目的なのではなく、主人を探すことの中にその本質があるのかもしれない。
ラストシーンで浮かび上がる寺山修司の言葉。
「世界は、たった一人の主人の不在によって充たされているのである」。
御処河原家の瞬間(ごしょがわらけのまたたき)

御処河原家の瞬間(ごしょがわらけのまたたき)

ビニヰルテアタア

3331 Arts Chiyoda B104(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

演劇通好みの公演かも
ほぼ素舞台。衣装は黒を基調とし、場内は周囲を暗幕で囲い、さらに照明度はおとし薄暗い。場内全体が幻想的な雰囲気を醸し出していた。音響は神楽…舞はそれに合わせたような動きである。具象的な思考・動作から抽象的な表現へ徐々に変化していくようだが、観方によっては難解だと思う。自分は、4姉妹とそれに絡む男性の妖しげな動作、また姉妹の性格、生い立ち、父親との関係について、セリフの応酬で明らかになる過程が面白かった。その濃密な会話劇と挙措の美しさが印象的である。
しかし、ラストはインパクトが弱く、流れてしまったようで少し残念だ。もっと愛憎を強調した形で結んでほしかった。
今後の公演も期待しております。

愛の翼~Aras Del Amore~

愛の翼~Aras Del Amore~

OSK日本歌劇団

越前市文化センター(福井県)

2014/10/03 (金) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

武生だけの公演では勿体ない!!
2014年10月25日(土)のAM10時の回を拝見させて頂きました。

トップの皆さんが不参加の公演ですが、非常にレベルの高い公演でした。
「登場人物が皆よい人ばかりで、ストーリーが分かりやすい!」
と言う所は、本格的なお芝居をご覧になる機会が中々ないであろう皆さんにとっては、受け入れて貰いやすいかと思います。

勿論、自分の心にも響きました!!

この演目ですが、武生だけで独占して良い内容ではないと思っています。
是非、全国で公演しましょうよ!
OSKの皆さん!!

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