近未来能 天鼓 公演情報 文学座「近未来能 天鼓」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    テンコ病
     国家による高度な情報操作の行き着く先にある人民の有様は...という近未来的なそしてミステリー色もある一種の寓話劇と呼べる作品。ストーリー構成にやや無理がかかったかなという感はありましたが、開帳場のシンプルな舞台上で、能の所作や様式などの要素を随所に取り入れながらもスリリングな物語が展開する、伝統的な面と斬新的な面を併せ持った(美術衣装の点でも)とてもcoolな舞台作品になっていたと思います。

    ネタバレBOX

     上演時間は休憩無しの約2時間。
     近未来能ということで、区切りのときに舞台前方の床面に序、破、急の文字が投影されているようにみえたのですが、照明がちかちかしすぎてどうもはっきりしませんでした。
     サザンシアターでの一つ前の劇団民藝の公演「コラボレーション」も舞台は開帳場のシンプルな舞台だったことをふと思い出しました。
     ホールの方では青年座の「地の乳房」がちょうど上演中で、今ならホールとサザンシアターで老舗劇団のまったくタイプの異なる舞台作品を観ることが出来ます。

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    2014/10/27 23:05

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