最新の観てきた!クチコミ一覧

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”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

劇団アメリカンコミックシアター

ワーサルシアター(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★

安っーい
バッドボーイや二丁拳銃のようなテレビに出てる人がこんな小さな劇場に出るんだなぁというのが一番強い印象です。出てる役者さんはみんな上手いんだと思います。でも劇場の大きさと演出が合ってないし、すっごい安っぽい空気で、、、違和感が最後までありました。話は破綻してて全然つながってないし。
プロのお笑いの方はやっぱり一番うまかったです。観てて恥ずかしくなる違和感がこの人たちだけなかった。

ネタバレBOX

ロシア女子、下手!笑わせる気がないのか、間が読めないのか!
ドクター二人はうまかったけど、エンジンかかるの遅いような。
ガチ野さん、嫌いじゃないけど、、悪ふざけ感が足りなかったかなぁ。なんなんだろうな。好きな芝居なんですけど。笑いじゃないんですよね。
”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

劇団アメリカンコミックシアター

ワーサルシアター(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

好みは別れると思いますが
ますもとさんのスペクタクルガーデン以来の長編。
演技でいえばまだまだな部分が多いですし
アメリカンコミックですから、大袈裟な仕草を言葉がベースに
馬鹿馬鹿しく、でも観てると段々と引き込まれる興奮。
最後の対決(ネタバレだから言えないけど)
あんな可愛らしい(ゆるい)姿の建造物でもドキドキします。
東京の地域的(東京ローカルと言えばいいのかな)なネタ
そこを突かれてしまうのが笑えますね、
お芝居じゃなくてエンタメなイベントと思って
東京の新旧建造物に思いをめぐらせる事が出来る作品です。
ポップンとか好きな人には悲しさを伴う感動はない
スコーンと馬鹿馬鹿しくハッピーエンドしかないけど合うんじゃないかな?
残り2編も楽しみです。

キズツクキカイ

キズツクキカイ

たすいち

ザムザ阿佐谷(東京都)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/14 (火)公演終了

満足度★★★

よいこのしばい
演出・脚本がなかなか良い。決して少なくはない登場人物をある種コミック的手法できれいに捌きながら、個々のキャラは立っており、流れる感情も瑞々しい。照明や音楽と合わさり、楽しい時間をすごしたと思う。才能がある作演出だと思った。

でも、純粋な人しか出てこない芝居だった。「痛み」の話なのに、ラノベのように純化され単純化され、きれいなところしか出てこない。傷ついた、可哀想で、純粋で、キラキラした人々。優しい人しかいない世界。それが気に食わなかった。ファンタジーでも感情はあくまでリアルに描かれていて、破綻もない。出色の出来と呼ぶ人もいるだろう。ただ、好みの問題だ。例えば私はキャラメルボックスは嫌いだ。そんな感じだ。

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

20歳の国

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

可愛らしく、時に残酷だけど感動的
まだ大人にはなり切れてない若者の群像劇
学生じゃないけど海を舞台に青春ポイたのしさ
POPなダンスとはしゃぐ登場人物。
最初は兄貴の暗い告白から始まるけど一気に夏へ
そして、豪雨の後には一気に空気が変わるけど
どことなく可愛らしく、前向きに生きてく主人公達。
親子、兄弟の葛藤とか予想外に泣きそうになる。
演出のお蔭で、時間も気にせず悲しいけど楽しく
拝見できた2時間15分でした。
チケ代考えると超お得だね

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

劇団アメリカンコミックシアター

ワーサルシアター(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★

アライブ編観劇です
何ともいえないチープさが妙に心に残る作品でした

まぁタイトル通りにアメリカン的とは言えましょうか(^^;)

結構自分的には楽しかったが、
芝居という完成度などを求める方には薦められないかな?って思ったデス

旅立つ家族

旅立つ家族

劇団文化座

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

藤原さんのパワーすごい
今までの文化座のお芝居とは違った雰囲気で、引き込まれてしまいました。
藤原さんの、役に体当たりの気持ちが観て居る私たちに感動を呼びました。

六悪党

六悪党

トライヲンズ

下高井戸 HTS(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

男くさい
実に男臭いお芝居で男臭い会場だった。

それはさておき

山崎さん含め、虚構のメンバーの時代劇(と言っても幕末だったけど)を見たのは初めてだったけど、とても良かった。皆さん基礎がしっかりしてるから、安心して観られた。

センターのステージもとても効果的で、本当に不思議な空間だった

ネタバレBOX

若干女子には刺激が強過ぎる場面もございます。
御ゑん祭

御ゑん祭

バンダ・ラ・コンチャン

青山円形劇場(東京都)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

各団体、個性丸出し
近藤さんを迎えても容赦なく我が道を行くナカゴーを筆頭にぬいぐるみハンター、青☆組とも個性的な作風丸出し(笑)。
唯一既製脚本であったMrs.fictionsは設定年齢に近い演者を得て初演とは異なった味わいがあり、謂わば「舞台作品の映画化」的な印象?これはこれでアリだな。
ところで、オールドのパートはきちんとした台本があるのかしら?(笑)

イエドロの落語 其の弐9月 目白 古民家ゆうど公演

イエドロの落語 其の弐9月 目白 古民家ゆうど公演

イエロー・ドロップス

ゆうど(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

愉しかったぁ♪
単独で上演したこともある「死神」を中心に複数の怪談噺をミックスする得意技に、落語ゆえの時代考証など半ば無視したくすぐり(アレやソレも出しますか!)加え、会場の雰囲気を借りるだけでなく、その構造を活かして出ハケ口を3つ設けるなどの演出もなかなか。
いやぁ、愉しかったぁ♪

福島真也×ブラジリィ―・アン・山田「酔いどれシューベルト」

福島真也×ブラジリィ―・アン・山田「酔いどれシューベルト」

劇団東京イボンヌ

ザ・ポケット(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/木曜の夜、中野で
[東京イボンヌ]の
【酔いどれシューベルト】を観てきました☆
面白かったです。
クラシック+演劇という、
他の劇団に真似の出来ない舞台☆
高尚なコメディと感動♪
クラシックファンは大喜び、
そうでない人はきっと、
クラシックが大好きになります♪
観劇日記をブログに書きました。

ブレス・オブ・ライフ~女の肖像~

ブレス・オブ・ライフ~女の肖像~

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

「女の肖像」
ある魅力的な男性を“シェア”していた大人の女性2人の闘い。めちゃくちゃ良かったです…アラフォーのアタイの心に沁み過ぎた…。まさに「女の肖像」。男性はどう受け止めるんだろう…感想が訊いてみたい。蓬莱竜太さんの演出は緻密で、戯曲の肝の部分を丁寧に、確実に伝えてくださったように思います。2時間25分、15分休憩含む。

ネタバレBOX

男は弁護士、妻は小説家、愛人は学者(たぶん)。知的な人たちの長年にわたる三角関係。しかし男は両方を捨てて若い女とアメリカへ。人間の寿命が延びて自由恋愛になったからこその悩みですよねぇ…。
ジャンヌ・ダルク~フランスの大地に聴け~

ジャンヌ・ダルク~フランスの大地に聴け~

劇団熱血天使

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

神の声を聞くことのできる者は・・・
 人は、何か目に見えない存在からの呼びかける声に従い、人生の転換をなすことがある。偉人や、聖人の多くは、彼らが人生のどこかで、神や、天使の声を聞き、その呼びかけに応え自らの使命を果たそうと立ち上がる。
 ジャンヌ・ダルクは、フランスで最も尊敬されている聖女でもある。
演劇というには、一言でくくれない、音楽と舞踏、演劇の組み合わせの、それぞれの表現技法の組み合わせの妙だけでは、ない。
 独りの少女の勇気が、国を救うという「物語」ではない。歴史の事実である。
信仰が、生活や善悪の判断の中心にあった時代に起きた奇跡である。
 神の声を聞き、その声に従って生きるには、強い信仰と、勇気と、選ばれしものの自覚と愛が必要であることを、改めて思わされた。

紅蓮、ふたたび

紅蓮、ふたたび

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

運営の難しさ
あらかじめお断りしておかなきゃいけないことがあって、こういうプロデュース公演ではいろんな人がそれぞれのお客さんを連れてくる(動員)と思うのですが、僕は完全にボクラ団義ファンとしての視点で書きます。

たびたび言ってるのは、こういう世界にリアリティを感じられる客層が相当限られるということ。脚本、演出からキャストまで強力に協力してるボクラ団義の「荒唐無稽な超常現象をむりやり受け容れさせてしまう」力量をもってしても。
だって専属歌手がいるようなBarにお酒飲みに行く習慣ある?これ前世紀末だったらVシネマという文化の中にあったものでしょう。

悩ましいことに、キャストとキャラクターはすごくいいんだよね〜。

さて。。。
まず、紅蓮が弱い!笑
前作だと圧倒的に強い、出てくるだけで場の空気が一変するような力を持ってたのに、柳生とチャラ雨より弱いのでは?前作の先代紅蓮ちーちゃんの方がせまい舞台でギリギリまで攻めてる感じがした。
あとジャワこと糸永徹氏に似てると思う。顔が。

次。
殺陣そのものを見せようとしすぎ。
ボクラ団義本体の作品では、殺陣だけでなく無声芝居やダンスと組み合わせた見せ方を追求している(多分)だけに、立ち回りの水準がどんなに高かろうがそれだけ見てると退屈に感じるようになってしまった。贅沢か。
いろんなキャラクターの斬り合いの場面が多すぎて結局どいつが強いんだかよくわからない。

平山空!
今回は髪型や衣装まで含めて、見目麗しく表情も生き生きとしている。彼女自身が衣装担当であれば選ばないような服装。
生歌もよし。
この人、本当は「かわいい」の引き出しをたくさん隠し持ってる。今後もっとかわいい役を積極的に演じてほしい。アクトレス!

さあ、ここまで読んできた人にだけ、おそらく相当に偏っているであろう私見をぶっちゃけていくぞ。
僕は梶研吾、ACRAFT、ボクラ団義の組み合わせはあまりマッチしていないと思うのです。ボクラ団義は梶研吾の原作を舞台化するには若すぎるし、ACRAFTの商業性とボクラ団義がこの数年で作り上げてきたPRからマネタイズの手法は明らかに方向性が違う。これは誰が悪いとかダメ、つまらないというのではなく、単純にシナジーを感じない。それぞれが培ってきた手法を追求するためには、袂を別つ方が三者にとって幸せにつながるのでは。いわんや観客をや。

さらに。
ACRAFT作品に多く関わっている朝倉紀行の音楽がどうも好きになれない。
昭和のアイドル歌謡のB面に入っているような曲、生音が扱えるようになった直後の世代のゲーム音楽、フリー素材に入ってるような曲のどれか。耳から入っても頭に残らない。

最後に。
なかなか言いづらいのだが、七海ななが思いのほか舞台映えしなかった…。

ネタバレBOX

中盤?柳生と村雨、なぜあのタイミングで「ほんとは英語が…」笑
ジャンヌ・ダルク~フランスの大地に聴け~

ジャンヌ・ダルク~フランスの大地に聴け~

劇団熱血天使

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

川崎市のアルテリオ小劇場で
観劇。小劇場というには天井が大劇場並みに高く、その分客席に高低差があり、すごく見やすい。舞台も広く、照明音響も素晴しく、こうしたコーラスやダンスを加えた演劇をやるには最適。この劇場の特性をうまく活かした、新しい演劇の可能性を秘めた公演だったと思います。ただ、いくつかというか、かなり疑問に思ったところもあった。まず、この規模の劇場でマイクを使うのはどうなんだろう、というのが一つ。役者さんが歌を歌うわけではないし、マイクなしでやってる人もいたし、中途半端な感じが残った。また、マイクを使っているのに台詞が聞き取りにくい役者さんもいて、これも???。それからコーラスはクラシックの発声なのでマイク無しでも十分に声が届くのでは。この劇のためのオリジナルの楽曲は素晴らしかったですが、生声と録音した声が混じっていたのかな?何だか違和感があった。衣装もダンサーのシルフィードみたいな美しい衣装やコーラスの方の頭髪まできっちりと色を統一したのは素晴らしかったですが、お芝居が始まってからの主人公たちの衣装は別の人のデザインなのかと思うぐらい、統一感が無い。どういうことだろう、と不思議に感じた。演出、ストーリーともに秀逸。ちょっとダンスシーンがくどいかな。

ネタバレBOX

何というか・・・・楽曲、ダンスなどは素晴らしかったですが、演技が全体に甘く、落差を感じた。殺陣のシーン、明らかに効果音と間を外したところなど。オルレアンの私生児、台詞が聞き取りにくい。動いていると、特に。重要な役どころなのに。この人が着ていた青系の衣装、似合っていなかったですね。最後の茶色の衣装などはよく映えてましたが。う~ん、と思ったのは村人の衣装。なんであんなごちゃごちゃ感を出したかったのだろう。カトリーヌのような、質素なアースカラーで統一したらさぞすっきりと品よく仕上がっただろうに。それにあの当時、柄なんて織物だけで、しかもものすごく高価なものだったと思う。王太子達の衣装はもっとわからなかった。何だかマンガチックで、出てきた途端に舞台全体が学芸会みたいな雰囲気に。また、戴冠式も同じ衣装なんてありえない。ジャンヌがこのために命をかけてきたのに。衣装方には予算もあるし、それぞれに狙いがあってこのように制作したのだろうと思いますが、気合の入ったダンサー、コーラス陣の衣装に較べて、肝心の役者陣の衣装が冴えない。何だかダンサー陣に食われてしまったみたいな感じでした。私は、こうした音楽劇は日本人がすごく好きなタイプの劇ではないかと感じています。ミュージカルほどうっとうしくないし、日本人の知性や感性に合っていると思う。現在公演中の「酔いどれシューベルト」なども大変な人気です。こうした音楽劇が大きく成長してほしくて、しつこく書いてしまいました。将来性に期待して、星ひとつおまけ。←めったにおまけなんてしません。
不謹慎な家

不謹慎な家

PANDA JOCKEY

シアター711(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっと贅沢
なぜなら櫻井ワールドと名嘉ワールドが同時に味わえらから。どちらかと言えば名嘉も櫻井同様脚本の人である。だから名嘉を演出のみで起用することに疑問があった。が、恐らく櫻井が演出するのよりも楽しめたような気がする。たぶんあて書きだろうが櫻井井は名嘉にも名嘉が演出しやすそうな人物(徳橋、有川)を造形したのかもしれない。というか元来櫻井と名嘉は類似点が多いのでそう感じてしまうだけなのかもしれないが・・・。櫻井は、少数派であっても意外とありがちな、異性に対して妙な姿勢を保つようなめんどくさい男女を描くのが相変わらず巧いし面白い。(これは私の名嘉脚本の評価と合致する。)ただ兄が残念だった。今回の設定では徳橋の家族なんてどうでもしいし徳橋(他の3人のでもいい)の元彼とか現在相方の兄弟とかの性的関係にあった人かそれに発展するかもしれない人(芝の役柄に似ているにしても)であってほしかった。今度名嘉脚本を誰かに演出させる企画をお願いします。

I LOVE YOU,YOU'RE PERFECT, NOW CHANGE

I LOVE YOU,YOU'RE PERFECT, NOW CHANGE

Score

d-倉庫(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

スペードを拝見
 オフブロードウェイで絶賛を博したという作品だが、如何にもアメリカ的だ。というのも、ありとあらゆるレベルで管理された社会だからだ。大分以前にも書いたことがあるが、通常、どんな時代のどんな社会体制でも支配層が全人口に占める割合は5%である。然し、アメリカに限ってはそうではない。2%が残り98%を支配下に置いているのである。(追記2014.10.11)

ネタバレBOX

 恐らく3S政策という言葉を聞いたことがあるという方は多かろう。日本を占領した米軍が、大衆の目を政治から逸らす為に用いた政策だと言われている。3つのSは、Screen,Sports,Sex其々の頭文字である。これらを解禁、流布させることによって、大衆は自らの意志で、それらを選んだと勘違いし本能の赴くままに身を任せる。結果? 明白であろう! まあ、このやり方に似たようなものだ。超管理社会であるアメリカは大衆にそのことを気付かせない方が良いと気を配る。当然だろう。2%では、98%に対抗することはできない。もし本気でマジョリティーが掛かってきたならば、負けるのはいかに権力があろうともマイノリティーである。問題は、マジョリティーに優れたリーダーが居らず、彼らを纏めることができないことだ。そのようにしておく必要がある。マイノリティーがマジョリティーを支配する為には。だから、幻想と快楽もしくは娯楽を与えて大衆の目が決して自分達、為政者の悪事に向かぬよう操っているのである。だが、如何に大衆が愚かであろうが、身体は、押しつけられた軋轢に素直に反応する。今作に評価すべき点があるのは、その視座であろう。即ち体制のイデオロギーを補完する挿話にブラックユーモアを加味しているのである。
作品の作り方としては、各プロットを男と女をテーマとし独立した小品として次々に呈示してゆく手法を採っているが、その根底に広がっているハズの“何故、このような作品が出て来たのか? 成立しているのか?”と言う必然性をフォローする視座が、弱い。演者、演出共に深く考えるべき点であろう。
それを考えた上ならば、男女が避けて通ることにできない性の問題を扱いながら、何故、健康的で、ノーマルなヘテロセクシュアルではなく、ゲイ、レスビアン、SMなど歪んだ性の形ばかりが描かれるのか? 自分なりの解釈ができるハズである。
宵闇に咲く雨

宵闇に咲く雨

GEKIIKE

シアター風姿花伝(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/14 (火)公演終了

見てきた
出演者は全員男性で、若い役者さん達がそれぞれのキャラクターを全面に押し出した時代劇。舞があり殺陣があり、狭い空間で上手いこと演じきっており2時間があっという間でした。
とても鮮やかな印象を受け、男女問わず楽しめる作品ではないでしょうか。

小指の思い出

小指の思い出

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/09/29 (月) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度

残念
素晴らしい役者、面白い本、話題の演出家・・・これらがそろっても噛み合わないとこうなるのかぁ。

ネタバレBOX

おそらく席が前でも後ろでもフラストレーションが残りそうな中途半端な印象。膨大なセリフ、シーンを回転しての再現、リアルタイムの映像効果など、しなくちゃいけないことを必死にしていてその力量はわかるんだけど、一向に伝わってこない不思議。
NO MOON,NO SUN

NO MOON,NO SUN

Trigger Line

劇場MOMO(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

実力派の役者さん達の競演!
素舞台に近い舞台でしたが、ストーリーと目まぐるしく変わっていく展開に引き込まれて、1時間45分、ずっと集中して見ていました。

登場人物それぞれが抱えているものが見えて、本当に面白かったです。

ONE LOOK TWO IN

ONE LOOK TWO IN

株式会社Legs&Loins

Geki地下Liberty(東京都)

2014/10/07 (火) ~ 2014/10/12 (日)公演終了

満足度★★★★

結構笑えた!
『Thank Irish Table, Yummy! 』を観劇。
“コメディ”と謳った芝居を観ても笑えないことが多々あるが、この芝居は結構笑えた!久々に声を出して笑えたので満足度は高い!

ただ、料理シーンでの笑いが思いのほか少なかったのが、期待していただけにチョット残念!

また、笑いをとりに来たシーンで笑えないときもあったのだが、
“笑いのツボ”は人それぞれ、年代や性別でも違うであろうから、万人を笑わせるというのはコメディの難しいところである。

しかし、演出や役者の演技力により笑いがとれないのも事実であろう。もっと笑える作品を期待したい!

ネタバレBOX

料理教室の、新入生徒の自己紹介のところであった、“鳶”と“大工”はまったく違う職種です。

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