満足度★★★★
ちょっと贅沢
なぜなら櫻井ワールドと名嘉ワールドが同時に味わえらから。どちらかと言えば名嘉も櫻井同様脚本の人である。だから名嘉を演出のみで起用することに疑問があった。が、恐らく櫻井が演出するのよりも楽しめたような気がする。たぶんあて書きだろうが櫻井井は名嘉にも名嘉が演出しやすそうな人物(徳橋、有川)を造形したのかもしれない。というか元来櫻井と名嘉は類似点が多いのでそう感じてしまうだけなのかもしれないが・・・。櫻井は、少数派であっても意外とありがちな、異性に対して妙な姿勢を保つようなめんどくさい男女を描くのが相変わらず巧いし面白い。(これは私の名嘉脚本の評価と合致する。)ただ兄が残念だった。今回の設定では徳橋の家族なんてどうでもしいし徳橋(他の3人のでもいい)の元彼とか現在相方の兄弟とかの性的関係にあった人かそれに発展するかもしれない人(芝の役柄に似ているにしても)であってほしかった。今度名嘉脚本を誰かに演出させる企画をお願いします。