ソノアトノシンデレラ
イマカラメガネ
OFF OFFシアター(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
この路線なら、負けない!
ほとんど、男性キャストの記憶がないくらい、中年・女...そんなテーマで満ちてます。あと、家族も感じます。マイナーな感じだけど、はてなさんはやはりイケるぜ!
もの2けの姫
ノーコンタクツ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
かなり濃い、麻見ワールドだ!
好きなものはスキ!って感じでしょうか?前田さんが、やはり効いてる。この方も『主役体質』かしら?って思いました。これはDVDも出るので、よろしかったら。
あの世界
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
スキです、桜井作品。
フライヤーに惹かれて、ついつい行ってしまいました。プロレスネタで、どんどん引っ張る!後ろは見ない感じでバリバリ突っ走って欲しいです。
堀さん、最近、売れっ子の様子でうれしいです!
AGAIN!
劇団PEOPLE PURPLE
HEP HALL(大阪府)
2014/12/17 (水) ~ 2014/12/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
笑いと涙の振り幅にやられました☆
笑いも涙も色んなことが盛り込まれて、とても楽しかったです♪
ファンタジーなところも、分かりやすくて子供さんもちらほら居てましたが大人も子供も楽しめる物語で歌もダンスも凄く良かったです♪
またミュージカルがある時は観に行きたいなぁと思います(*^^*)
弄ばれて
劇団競泳水着
スタジオ空洞(東京都)
2014/09/17 (水) ~ 2014/09/25 (木)公演終了
満足度★★★★★
案外、あっさりと...
そんなサッパリする内容ではないのですが、そこをスッキリ演出してしまうところが作・演の持ち味かも?作・演の言われる『エロサワ』の世界満点。楽しめました。
別れても好きな人 2014
劇団競泳水着
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
再演らしく...
いや、好みですね♪前回公演のDVD観直したくなりました。亀田梨紗のタレントがすばらしく思いました。この方はヤバい。
許して欲しいの
劇団競泳水着
高田馬場ラビネスト(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
A,B共に観ましたが...
作家ver.のほうがなぜか印象に残ってますね。先に観たせいかとも思うのですが、作家のほうが、やはり押し出しが強くて、役者としても通用する?そんな気がしました。
成れの果て
elePHANTMoon
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/02/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
ここでしか観れない世界だ!
川村さんの涙がキラリ!ってのが印象的でした。後藤さんの存在感も、今後要注目!と感じました。
『ろりえ』
ろりえ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/12/26 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了
満足度★★★★
ろりえ、終わっちゃうの?
そんな雰囲気ではじまっちゃったけど、新しい視点なのかしら?ろりえらしさもたっぷりだけど、座組の人間関係もちょっと分かった気がしました。
やみらみっちゃ
熱帯
駅前劇場(東京都)
2014/01/29 (水) ~ 2014/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★
四迷の人生に共感したり...
実力派の皆さんがそろっている感じ。ガンツさんが効いてました!四迷がなぜ文豪と呼ばれてるのかも、なんとなく...
それにしても、四迷、仕事変わりすぎ。
Identity Disorder だろうか?
Back Stage
TEAM空想笑年
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
ここにはデキル若者がそろっている!
今後も、追いかけよう、皆さん見てもらいたい!
ここにはデキル若者が集まっている!
そう思いましたし、思います。
レーザービーム!
はらぺこペンギン!
駅前劇場(東京都)
2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
強烈~!
レーザー光も強烈ですが、内容も!
けだまさんが断然の魅力を放っていました!
このあと、ラスカルズも観ました!
スズナリで、中野の処女がイクッ
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
根本宗子にしかできない世界...
メンバー選定に際し「なるべく輪を乱しそうなメンバーを選ぶ」という話をどこかで読んだ気がしますが、さすがのはねっかえりぶりが、むしろ心地よい。エンディングも、ええ~! これぞ、ねもしゅーか?
プロジェクト7
田上パル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
田上パルの【プロジェクト7】を観劇。
中国の結婚にまつわる話しで、フィアンセの家族の奥深い背景を描きながら、果たして貴女は彼を選ぶか?という話し。
面白そうな感じがしたのだが、結局のところ、よく分かりません!というのが正直な本音だ。
男女が出会い、そして相手を選び、結婚を意識しだしてから生じる最初の出来事を描いているようだが、途中、途中の展開が脱線が多すぎて、何処へ行こうとしているのかが分からずじまいだった。
男女の出会いから結婚、そして生活という壮大な生きざまをちょっぴり抒情詩っぽく攻めて行こうという狙いはうなずけた。
それも何故日本ではなくて、中国を選んだかという事も。
まぁ、続きがありそうな話しなので、次に期待かな?
は?
艶∞ポリス
OFF OFFシアター(東京都)
2015/01/07 (水) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
悪口は観るに限る
悪口まみれの世界を面白いストーリーに仕立て上げているのが巧みです。
ま、悪口もほどほどにしておかないと、最後は一網打尽にされちゃうってことですね。
演劇らくご「芝浜」
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/05/30 (金) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★
これは余興か?
演劇を舐めてはいけない。
「演劇と落語のコラボ、演劇らくご」ということらしいのだが……。
ネタバレBOX
「トイストーリーのようなもの」(なんだそれ・笑)と説明に初めから書いてある、おもちゃたちの演劇と合間に挟まる落語「芝浜」。
演劇はぐだぐだで、蛭子能収さんをいじることで笑いをとるのがもっぱら、の印象。テレビのバラエティ的に、ぐだぐだのところを笑わせるのが演出のつもりなのか。
落語も蛭子能収さんと立川志らくさんが一緒にやるところがあるのだが、やっぱり蛭子頼み。蛭子さんを立川志らくさんが突っ込んで笑いをとる。
演劇は単に役者が台詞を言い合ってストーリーを進めればいいというものではない。
演出の立川志らくさんは、落語で「演じる」ということはどういうものなのか、知っているはずなのに、この有様は酷い。
何かの余興ならばこれでもいいだろう。
しかし、きちんとした役者も揃えて、演劇の公演として打つにはレベルが低すぎる。
一度、脚本、演出から自分は離れて専門の人を加えてやってみるべきだろう。もし、今後もこれを続けるつもりながら。
ラストの立川志らくさんが談志さんを演じたのは、鬼気迫るものがあったが、全体としては、なんだかな〜の印象しかない。
立川志らくさんのファンならば、こういう余興でも十分なのかもしれないが。
つまり、のこのこと観に行った自分が馬鹿だったということか。
花の下にて
テトラクロマット
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2014/12/11 (木) ~ 2014/12/14 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっと期待しすぎたかも
投稿したしたつもりが、できていなかったようなので再掲
殺陣ではなく居合いということでかなり期待をしたのだが、大きすぎたせいか
あれれ、これだけ?というのが正直なところ
居合いそのものは、美しかったし速さもそこそこあったのだが・・・
襖を使った演出は毎年他の劇団で観ているが、裏が透けているというのは初めてで、うまいこと奥行きや時間といったものを感じさせていた
木偶というよりも傀儡といった印象が強いが、彼に絡む人々それぞれの人間模様と心理描写が、行間を感じさせて何ともいえない妖しさと怪しさをかもし出していた
悪霊
地点
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2014/03/10 (月) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
ドストエフスキーの『悪霊』を「地点」の解釈で見せていく
無限なる雪原。
終わりのない旅(ループ)。
先端のその先に見えたものは。
ネタバレBOX
地点は、2008年に『三人姉妹』を観たのが最初の出会いだ。
そのときは、「三人姉妹の台詞が、ゆるやかに立ち上がり、激しく昇り、またゆるやかになり静寂」する様に「音楽」を観た。
そして地点はとても好きな劇団となった。
今回の『悪霊』は、「肉体の動き」を意識してしまう作品に見えたが、やはり走る姿とその呼吸にはリズムを感じ、音楽を感じた。
劇場に入ると雪原が広がっていた。
劇場の長辺(20メートルぐらいか)を舞台の横に設定し、競技場のような楕円形の雪原がある。
明らかに客席よりも舞台のほうが広い。
そこに雪(細かい発泡スチロール?)が降り続く。
そこを安部聡子さんが台詞を発しながら、延々と走り続ける。
なんと過酷な演出!
ドストエフスキーの『悪霊』を、その台詞を中心に散りばめていく。
その手法は地点作品ではお馴染みのものだ。
バロウズのカットアップ手法のように、単に切り刻んでランダムにつなげたものではなく、意図的なものを感じる。
ある程度ストーリーも追える。
まあ、それを追うことにどれだけの意味があるのかはわからないが。
ロシア作家の小説、音楽、映画を読み、観るときには、「西欧」との関係と、「ロシア性」とを感じてしまう。
「西欧」とは、ロシアの時代によっては異なるが、先にある文化であったり、「自由」だったりする。それに対するロシアの作家たちの作品には、(ある種の)妬みや憧れと、ロシア(人)であることの自負と自我がない交ぜになった感覚が表れているように思える。
それだからこそ、ロシア(ソ連)の作家たちの作品の多くは、独自性があり、魅力的で、面倒臭い。
発泡スチロールの雪原をグルグルと走らせ続ける演出は、そうしたロシア的な鬱憤のようにも見え、足元を埋め、その歩み阻む「(作家の中にある)内なる何か」にも見えてくる。しかも、発泡スチロールの雪は終わることなく降り続き、堆積していく。
ループになった「雪原の競技場」は、極端から極端が実はつながっているともとらえることができるのではないか。
「悪」と「虚無」とは、「神」と「信仰」につながる道でもあるかもしれない、ということを感じざるを得ない。
「神の存在(気配)」が、ドストエフスキーの『悪霊』にもあるのではないだろうか。
自滅していくスタヴローギンは、「つながった」ことを感じて「ループ」から「抜け出した」のではないか。そんなことを感じた。
終わりのないループからの抜け出しには、「自殺」がスタヴローギンにはあった。
演出では、舞台から飛び降りることでそれを表現していた。
まさに「出口なし」の「ループ」から抜け出すことを見つけたのだ。
「悪行」に対する「自業自得ではない」、1つの答えがスタヴローギンにとってそれだったのではないか。極端と極端がつながっていて、「神」に触れた瞬間の、スタヴローギンの答え。
三浦基さんの演出はそれを見せたかったのではないかと思ったのだ。
つまり、ドストエフスキーが記したことを、100分で提示して見せてくれたと思うのだ。
延々と走り続け、台詞を発し続けた安部聡子さんは、やはり素晴らしい。
三浦基演出は、役者にいろいろと強いる。しかし、それは互いの技量を理解してのものだと思う。
それにしても過酷すぎる。
その過酷さからしか見えてこない作品があるのも、また事実であることを感じた舞台でもあった。
地点は活動を京都に移し、自らのスタジオで上演をしている。
京都に行くのは、なかなか大変なので、そうした作品が都内でも観られるといいな、と願う。
痕跡 〈あとあと〉
KAKUTA
青山円形劇場(東京都)
2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鳥肌モノの舞台
そして、「生(身)の人間」が舞台の上にいた。
ネタバレBOX
KAKUTAは具象的なセットを組んで、ガッツリ芝居を見せるという印象がある。
なので、円形劇場でどう見せるのかと思っていた。
不法投棄で汚れている川があるような気配と手すり、そして、机だけでシンプルにKAKUTAの芝居をガッツリ見せてくれた。
たいてい円形劇場や舞台の周囲を囲んで(コの字型も含め)見せる場合は、どちらかを、やや正面としていることが多いのだが、この舞台は違った。
机で向かい合うシーンも、いつの間にか机を回していて、角度を変えてみたりして、全方向に見せてくれるので、囲み型にありがちな観劇のストレスはない。
円形劇場でしか味わえない感覚を見事に演出していた。
その結果、さらにぐっと物語へ、登場人物たちへ集中できたのではないだろうか。
タイトルの『痕跡』は「こんせき」ではなく、「あとあと」と読ませる。
どちらも「あと」なのだが、その意味が少しだけ違う。
「痕」は「傷痕」の「あと」だし、「跡」は「遺跡」や「軌跡」のように、何かが起こった「あと」である。
まさにそういうストーリーだった。
ストーリーの展開で先に進むというところもあるのだが、それよりも「役者」で見せる舞台だったように思う。
「生(身)の人間」が舞台の上にいた。
何度も鳥肌が立ちそうになり、感情を揺さぶられるシーンがあった。
それは、つまり「“生(身)の人間”が舞台の上にいた」からではないか。
演出が巧みで、かかわりのなさそうないつくかのシーンが有機的につながっていくストーリーなのだが、そうしたつながりは当然役者さんたちは知っているのだが、そうとは感じさせない「その時間の中に生きている人」になり切っていたからだと思う。
そうした、彼らの姿は、単に今、眼前にいる「役」だけのものではなく、背景を観客に感じさせるから、「人」が見えてくるのだ。
母役の斉藤とも子さんが、とにかく素晴らしい。
何年も子どもを捜し回っているという姿が、痛々しいが、同時に強さも感じさせる。
だから、ラスト、自転車を放り投げるようにして駆けだしていく姿には涙を禁じ得なかった。
松村武さんの地に足が付いた感じの、泥臭さがある人間描写がさすがにうまい。
異儀田夏葉さんの、前半の、明るさと(観ている側は、何かがあるな、と勝手に想像するのだが、それを寄せ付けないような自然さがいい)、後半の決心の姿が素晴らしい。彼女の目にためる涙が(流さないところがうますぎる)、事態の衝撃と、それへ対処する強さを前半の明るさからラストまで一貫して見せてくれた。
韓国料理店の店長を演じた大神拓哉さんの、あとから恐くなる感もいい。
ほかの役者さんたちもみんなうまい。
無駄が一切ない。
この作品、再演したらまた絶対に観ると思う。
そのときに、円形劇場がないかもしれないと思うと、とても悲しい。
ロケット・マン
劇団鋼鉄村松
テアトルBONBON(東京都)
2014/11/06 (木) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
壮大なSF叙事詩
ある映画のビデオパッケージとブラッドベリの短編に想を得て20年前に書かれた作品の改訂2版にして光速に近い速度を目指す技術開発のテストパイロットを主人公に描く壮大なSF叙事詩。
いろんなSFや映画を知っているとモチーフになったものや、そうではない(=作者自身が知らない)が勝手に連想したものがあり二重に面白い。
前々回公演「ギャラクティカ・めんどくさい」が娯楽系SFであったのに対して、こちらは本格SFのオモムキか。
(以外ネタバレBOXへ)
ネタバレBOX
「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」的なロマンチックな(?)冒頭に導かれて展開するのは未来版「ライト・スタッフ」な技術開発物語。
が、ついに光速を超えて(だったかな?(爆))以降は特殊相対性理論から時間もの風を経て哲学的なところに到るのが壮大で「2001年 宇宙の旅」を想起させる。
その終盤は実は冒頭部分とも繋がっていたというのも巧いんだなぁ。