最新の観てきた!クチコミ一覧

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空飛ぶコーポレーション

空飛ぶコーポレーション

HiRunder

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/01/13 (火) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★

“高みを目指す”舞台
〔Aチーム〕を観劇。
面白いストーリーだが、もう一捻り二捻りほしいところ。
また、笑いをとるシーンでは、そこに至るまでのプロセス(前振り)が甘く、笑いがとれていなかったように感じた。

公演初日ということもあり、役者(特に若い役者)の演技にも固いところや、台詞を噛んでしまうところが見受けられたが、回を重ねるごとに良くなっていくだろう。

曲調・バランス共にBGMの使い方はGood。

総体的には、“高みを目指す劇団”の舞台と感じた。

満足度の★は3.5です

汚泥河童

汚泥河童

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★

一途な想い
吉原万灯の次に観劇。
吉原万灯よりコメディ色は強いが、色々な一途な想いは負けず劣らずに貫かれてた。ただ、吉原万灯を観てから見ると、ある一途な想いが切なくなってしまう。面白かったし切なかった。
繋がりはあるが、話的にはわりと独立した感じの作品だったかな。

吉原万灯

吉原万灯

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★

火消し衆
吉原万灯は火消し衆中心の話。中盤まではいつもよりコメディ色が強いとは感じたが、火消し衆や花魁達それぞれの想いには引き込まれ、面白かった。

プルートゥ PLUTO

プルートゥ PLUTO

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2015/01/09 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高の出来映え
光と音の使い方と、ストーリーと、役者が最高

ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】

ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2015/01/11 (日) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

エネルギッシュ
地味かと思いきや、演出は豪快です。
楽器演奏に、連携した表現、天候の変化の演出、見応えがありました。
ただ、混乱させる場面展開に頭がついていきませんでした。

「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

本日昔噺
ざっつ・えんたーていめんと、でぃす・いず・正月公演。
「国盗りの陰謀をヒーローが阻止」という王道娯楽時代劇をオールスター的なキャストが演ずる個性豊かなキャラクターたちで彩り、歌やダンス、殺陣まであるという。日本映画全盛期の正月映画の如し。
序盤での早口の台詞回しと単語の前や後に短いポーズを挟むスタイルに初期の柿喰う客を、その後、全体的な感じに X-QUEST を想起。
あと1つ「この既視感、何だっけ?」だったのが劇団☆新感線(帰路で思い当たった)のおポンチ路線と、好きなパターンだらけ。
さらに、所属している団体ではなかなか見ることができない面を見せて下さる出演者…そんなこんなでかなり楽しめた感じ。
ところで劇中でガンガン歌うのはヴィクセンズシアターのお家芸?(笑)

タコの娘

タコの娘

ハイブリッド渾沌

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★

ゴールデン街のイメージにっぴったり
チケットプレゼント ありがとうございます!まず意外な観点から。 
痩せてる方と 太めな方と 不思議と極端なラインナップでした。
ストリップということで 新宿ゴールデン街の劇場がよくマッチしていましたね。
そして ほかの方仰ってるように 手作り感満載 それもまた味わいでした。
続きはネタバレにて。

ネタバレBOX

タコだけに 88分ということですが、
お父さんと出会う場面や 話の設定を知らせるシーンが ちょっと長く。
88分にこだわらないほうがよかったと感じました。
そのほうが 看板に掲げてらっしゃる『渾沌感』も より効果的に見える気がします。


個人的に お気に入りは 中島みゆきさんの『ファイト』と、最後の『ダンス』 あれはなかなかよかったです。(要は最後の30分がよかった)。
よくある シャッキリしたダンスではなく ゆるいダンス・・・劇団のスタンスでしたよね?
ただ ファイトは音程が低く 演者さんの声が出づらそうだったので 
キーを上げてあげては?と 思いました。


これもほかの方書かれてますが、
ラストの『父親は本当にタコだったのか』は 考えさせられました。
確かに 生物学的にそんなはずはないですよね しかし物語の設定がそうである以上
(タコが身を売り 人間一家を養うというストーリー)
そこまでは ファンタジ-として見れたけど
そこから 現実に頭を戻すとなると ちょっと違和感がありました。


ハイブリッド渾沌さんの スタンス自体は 私はとても好きなのです。
見せ場は ちょっと評価高いです。
不思議なダンスには 惹きつけられましたしね。
ただ 無駄なところを省き 大事なところをより磨いていく・・・ 
を繰り返されたら より深みのある作品になるのかなって思いました。


・・・って『洗練された作品を求めてる方は』みたいな注意書きがありましたか。
ここまでできるなら より上を目指したらいいのに、と思いました。
毒花ーDOKKA-

毒花ーDOKKA-

危婦人

駅前劇場(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/13 (火)公演終了

満足度★★★★

しんみりしたシーンが欲しかったなぁ
12日昼、東京・下北沢駅前劇場で上演された(千秋楽は13日)、劇団危婦人の公演『毒花ーDOKKAー』を観てきた。これは、自分がよく立ち寄る新宿ゴールデン街の店で出会った役者・田中淳之が出演している関係からであるが、誘われた時に主演が小野真弓であることを知ったのも行きたくなった理由の一端であった。

粗筋は、おおよそ下記の通り。
ルポライターの浅宮の元に、大学時代の友人・波々伯部(ホホカベ)了から、家族を助けてほしいとメールが届く。了の実家は代々続く老舗ホテルで、この数年で家族や従業員が次々と変死しているというのだ。
了の実家のホテルに赴いた浅宮は、現地の刑事達やおば3姉妹とのやりとりなどから、了の父親・達樹(既に死亡)の後妻で今はホテルの女将である雅と料理長の桐生寛太が実の兄妹であり、両親を死に追いやった波々伯部家の人々への復讐劇という事件の真相を暴く。

もちろん、ミステリーにありがちな老舗ホテルの相続を狙っていて殺人動機を持ち合わせている様々な人達、まぁ今回の場合は愛人関係だったり不倫だったりとなかなか変化に富んだ面々が多数登場。そのキャラクターと役者の個性がバッチリ決まっていてなかなか楽しい人間模様を垣間見ることが出来た。

個人的にカンが働くというか職業柄というか、配役や舞台に最初に登場するときの行動などから犯人が雅と料理長であることには薄々(苦笑)わかってしまった。となると、その2人の関係がどういうもので動機は何だったのか、その解明過程をどう見せてくれるかに興味があったのだが、笑える部分は多かったのだがしんみり或いは泣かせられる場面が少なかったのにはちょっと残念感。それは、雅と料理長が兄妹だと知る過程や、ラストシーンでの2人からの真相告白に、殺人対象への恨み感というか殺人に至る衝動感というものをジーンと観客に訴えかける何かが欠けている、いや不足していたからだろう。もっとジンと来ていたら、最後に雅が自殺するシーンで泣けたはずである。

そこのところが唯一残念というか不満ではあったが、それは脚本というか原作の問題。
役者の演技という点では、発声練習不足なのか風邪なのかは不明だが声を枯らせて熱演した小野真弓、明るく理知的に役をこなしたウチクリ内倉、どこか陰を感じさせる味な演技を魅せた山﨑雅志という主要メンバーだけでなく、おば3姉妹を演じた丹野晶子や元G☆Girlsのリーダー・椎名歩美、イケメンプレーボーイをスッキリ演じた田中淳之など、達者な演技には楽しませてもらった。
基本六角形の舞台を上手く使った演出にも拍手を贈りたい。

朗読劇『リア王』

朗読劇『リア王』

劇団AUN

浅草アミューズミュージアム6階イベントホール(東京都)

2015/01/13 (火) ~ 2015/01/13 (火)公演終了

満足度★★★

朗読慣れ/不慣れがモロに出てしまったかと…
前半、声優という職業としょっぱなから感情をのせられる「リア王」役ゆえか
大塚さん1人の上手さが突出、他の演者さんのほとんどは
「昔言葉」と感情的に平静の場面ゆえか
上手く気持ちをのせきれず台詞を「読んでる」感が強かったかと。

そのまま休憩まで、ここでは
・ リア王と3人の娘
・ ある貴族と2人の息子
以上の物語の動きを理解出来ず。


これなら無理に昔言葉を使わず現代風の台詞にした方が
各演者上手く演じられたんじゃないかなあ。
(聴くこちらの理解しやすさも含めて。)


しかし後半そうそう各役それぞれテンションの高まる場面では
見事に全演者、気持ちを込めて来たかと
(やはり感情をのせる演技の方が「役者」としての良さが出しやすい?)。

ただしその後も役の心情が落ちる場面では
どうしても演技というより「読んでる」感が強まり、
全体としては波の激しい群読だったかと。


朗読上手とそうでない人の「差」が強く感じられる場面多々。
この練度なら普通にお芝居してもらった方が理解しやすさ、
求心力とも上がったかと…

昼前後半、夕方前後半、とこなしていく中で、
演者さんも何か掴みかけているような気はしましたし、
(自分が聞く限りでは前半より後半の方が「ノリ」が良くなっている感じ)
今後に期待ですね( ´ー`)


1/15(木)追記.聞いていて何に混乱したか

脚本ゆえか役作りゆえか、
とにかく各役が上手に演じ分けられていない。

自分は朗読は基本目を閉じて聴くのですが、
「今の台詞は誰(役)が発したものか?」が判別出来ず、
実際目を開けて確認しなければ誰(役)の
台詞だったのかが分かりませんでした。

それもあり、「リア王」の物語の理解にかなり難航してしまいました。

実際舞台上に演者自身がその姿を晒し、
身体表現を使って演じるお芝居と違い、

発せられる声だけがその全てとなる朗読(群読)では、
もう少し各役それぞれの台詞の発し方に
個性を持たせた方が良かったのでは?

「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★

俺がやらなきゃ誰がやる
『本日昔噺』→『だいなし』の順で観劇しました。
『本日昔噺』だけでしたら、ちょっと中途半端で物足りないと感じる部分もありながらも、ドエンタメであんまり難しく考えずに楽しめばいい感じなんだなと思いましたが、『だいなし』の方も観ると、なんだか印象が変わりました。

2本合わせて、劇団ウミダによる『俺がやらなきゃ誰がやる企画』という公演、だったのではないでしょうか。
作品それぞれの内容というよりも、そういう作りになっているというところで、面白いものを観た、と思いました。

ただ、これはもう二度と出来ない作品でしょう。
この公演を経て、第二回公演以降、どのような作品をつくり上げるのかが気になります。それによって、今回の公演の印象も変わるのではないでしょうか。
次回に期待しています。

Hiroshige Blue(ヒロシゲブルー)

Hiroshige Blue(ヒロシゲブルー)

ミヤタユーヤ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/01/02 (金) ~ 2015/01/04 (日)公演終了

満足度★★★★

移ろうもの移ろわぬもの
 木組みで作られた舞台美術は、火の見櫓に見立てられたり、様々な家屋に見立てられたりと話の内容に応じて様々に変容するが、開演前から流されていたBGMとのコラボレーションで見ると、竹林とも感じられ、面白い表現であった。

ネタバレBOX


 ヒロシゲの母が三味線の名手であったことが語られ、ミヤタのダンスは、三味を弾く動作の模写から音楽そのものを表現する形に変わってゆくが、この転位が、今作の中心を為すダンスの主題だと考えられる。
また、今作では、葛飾 北斎が、仇でもあるように悪し態に語られてゆくが、これは、其々の芸術家が、何を定規としたかによって変わってこよう。何れにせよ、観察することは、唯、対象を注意深く観ることではなく、事物の関係性を見定める点にあることや、表現の本質が、あらゆる偏見を廃し、真っ直ぐ見つめることに在る点等、本質的なことに踏み込んだ上で、どんな理念に従って定規を作るか。そこから先は、各表現者総ての価値観の根拠が、これに掛かる。力の優劣で、定規の基準が変わる大衆レベルではない。我々は心せねばなるまい、評判だけが評価を構築するのではないことを! 
根本宗子なりの新春公演ロフト2days

根本宗子なりの新春公演ロフト2days

月刊「根本宗子」

Asagaya / Loft A(東京都)

2015/01/11 (日) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

過去公演に触れられるの大歓迎です
2日間通しで。

芝居ってどうしても刹那的なものですが、こうやってレパートリーが増えてきたものを再度楽しんでしまおうという形、自分は賛成です。
面白いもの良いものは再演とか何でも引っ張り出してくれば良い。

ところで、芝居は生で観るべきもの、全く異論はありませんが自分について言えば、割りと映像も楽しめちゃう方です。
映画は殆ど観ないのに。
で、その場合は定点カメラで良い。
役者の表情とか追っちゃう様なのは一人芝居中ならば兎も角、おーい、今話してない人も観たいんだってと歯痒くなるという。

こちらは映像を販売してはいないので、記録用な感じで自分には良かったんだと思う。
販売用のDVDにはしてないけれど、こういうところで使うのはうまいなぁ。


やはりLIVE系の方が強いものですね。
2日目の方が生の芝居だったので楽しかったと思う。
休憩が小まめにあったのも良かった。

ネタバレBOX

・1日目(本公演上映&トーク)

『私の嫌いな女の名前、全部貴女に教えてあげる。』

昨年末に観た犬と串『うぶ』で主演されていた石澤希代子さん、そういえば出演されていたんだなと。
自分は役者さんの名前、顔覚えが悪いので後からそうだった!
と繋がる事が多いです。
一回繋がると次も気にし始めるんですけどね。

なので少し脱線するんですが、役者のかたは自分の名前が検索された時に過去演じた作品タイトル、出来れば役名まで分かるような仕掛けを用意しておいたほうが良いと思っています。
たまたま以前どこかで観ていた、が分かると俄然興味がわいてくるんじゃないかな、と。


『夢も希望もなく。』

わー、夢も希望もない話だった。
まあでも評判が良いのも分かる。
女性の話だから涙ぐんで観ているのは女性、という話が出ていましたが、自分もちょっとうるっと来ていましたよ。!

クズイ男の方がモテるのは世の真理ですかねヽ('ー`)ノ
しかし、こういう話で夢破れていく人たちってそれでも自分より年下とかだったり同年代だったりする様になってきたな。
ちょっとー、まだ自分は新しい事に挑戦しようとしてるってばさー!


『スズナリで、中野の処女がイクッ』

何故か何度も観ている気分ですが、ページェント公演でのハイパー高速バージョンを観ているからだな(笑)

初演時のラスト、石澤希代子さん版も観れたのが良かった。
身長的な違いも有り、ちょっとやり方が違っていて。
あら可愛らしいキスだこと。!


・2日目(バー公演再演)

先ずはご祈祷イベント?
自分はアイドルとか全く知らないので、主旨はよく分からなかったりするのですが生歌パフォーマンス、先ずは根本さんが楽しそうだったのが良いなぁと。
本家を知らない曲を楽しめるという状況が自分は好きだったり。


『ひかる君ママの復讐』

バー公演ってくだらない話しかしてないんですよ、とよく聞くのですが、と言いつつちゃんと芝居してるじゃんと、思っていたりしたのですが、いや、くだらない、なるほど(笑)
『ひかる君ママの復讐』という芝居の楽屋裏話、という形であんまりタイトル関係ないというヽ('ー`)ノ

お客は舞台で観た役者のイメージをそのまま引き摺りますよね。
特に役者そのものの名前で出演とかされると。
流石にあ、デフォルメか、と分かる程でしたが(笑)
所属を退団されたばかりの猪股和磨さんのネタはまあそうなりますよね(謎)

最後、くねくねしながら踊りはじめてその時の皆さんの顔がツボ。
なんだこれ(笑)


『はなちゃん』

これもなかなかのくだらなさだったヽ('ー`)ノ
虚構の劇団の小野川晶さん、ここで投入とか。
修学旅行の女子たちの話。
ただしハブられ組。
「おっぱい」連呼してたヽ('ー`)ノ
なんだこれ(笑)


『頑張ってるところ、涙もろいところ、あと全部』

これも(略)
OLと劇団員の話。
根本宗子さんと梨木智香さんの二人芝居という。
いい歳した劇団員のせつなさとかよく描かれる事があるけれど、若干、いい歳して何かのファンでいるせつなさとかも乗っているのがちょっと珍しいと思った。
結構、くだらないだけじゃなかったなと自分は。


ちなみに間で
「今、アイドルさんに会いに行きます。
~公開イマドル!お客さん 100人VS根本宗子」
というお客さんがアンケートに書いた事に答えるトークイベントが前後半で2回ありました。

1日目の解説もそうですが、芝居に比重を置いて話してるのは自分は好き。
まあ関係無い話もあったと思うけれど!


「新春歌謡ショー」

本日の出演者のかたがたによるモノマネ歌合戦的なヽ('ー`)ノ
面白かった。
『私の嫌いな~』のラストで締めたのが良かった。
石澤希代子さんのダンスのキレは何度観ても目を引く。


『震える』
根本宗子さん、梨木智香さん出演の短編映画。
あーギャグだギャグ、知ってるともう笑うしかない。
でも知らないと真面目に観てしまうのちょっと分かるかも?


「新春歌謡ショー」アンコール

同じものしか出来ないし、衣装を着ない私服で良ければ。。
とはじまりました。
間に一度映画を挟んでるから何かちょっとおかしいヽ('ー`)ノ

いや、これはかなり良いLIVEだったかと!
意地でも同じ風にはやらないのね、この人たちやっぱり凄い。
本人登場までやるとはなー。
タコの娘

タコの娘

ハイブリッド渾沌

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

聖史劇

 男に振られた祖母は、やけ酒を喰らって浜辺で寝てしまった。然し、満潮の海で溺れてしまった。それを助けたのがおじいちゃんであった。二人は恋に落ち、母を産んで育てた。

ネタバレBOX



 物語は、この母子の思い出として語られる。異種婚姻譚という不合理や、蛸の擬態が、単に体色を変えたり、海底の地形に合わせて体型を変えるに留まらず、人間に擬態するという非科学性もオープニングの時点で指摘して、科学的には好い加減であることを明かすことによって物語に引き込んでいるシナリオも良い。
 さて、話は、タコとのハーフだと、母が子供時代に苛められたことや、孫娘のアイデンティティー問題等様々なエピソードを孕みつつ展開してゆくのだが、祖父は、余り器用とは言えない営業マンとして家計を支えながら、緊急の出費や家計の危機には、自らの足を切り売りして凌いでいた。彼の足は、最高級食材として極めて高価だったのである。だが、祖母が、母を産んだ時、マイホーム購入、娘の学費等々で祖父の足はどんどん少なくなっていった。それでも祖父は常に笑いを絶やさず、生きていりゃ何とかなる、というのを母がモットーにする程に優しく逞しい生き方を貫いていた。
 母は、海へ帰りたいであろう父を慕いながら、生きて来て、矢張り、海外から出稼ぎに来ていた人と結婚した。彼は家族の為に、腎臓を1つ売って暮らしの足しにしていたのだが、それでも間に合わず、日本に出稼ぎに来ていたのである。祖父は、結婚費用と孫の出産費用の為にも、また足の数を減らしてしまった。だが、孫娘が3歳になった時、出稼ぎに来ていた父は、故郷の借金で首が回らず、夜逃げしてしまった。
 以降、母は、足が1本になって、殆ど寝た切りの父と幼い孫娘を抱えてストリッパーに転身した。全国を旅して回りながら、裸を晒すことと、全生命の故郷である海との連関に気付き、性を梃子に俗と聖を繋ぐ自らの在り様に意味を見出しつつあった母は、寂しい男たちに人気を博すようになってゆく。大した金はないけれど、それなりに幸せな生活を送っていた彼らに大きな試練が訪れた。孫が、大病に罹ったのである。多少、人気のあるストリッパーの稼ぎで足りる額ではない。ストリッパー仲間も手を貸そうとするが、とても手に負える額では無かった。祖父が、最後の一本を売ったのは、そんな経緯を知ったからである。その1本で殆ど何でもこなし、存在の誇りを守る最後の砦となっていた1本を祖父は孫娘の為に売って命を閉じた。
 成長した孫と母は、最後に残った祖父の頭部を海に戻す。
 キャストが格好良過ぎない点がグー。普通の人が、普通の生活をする為に、どれだけの苦労をし、その生活を支える為に、どれだけの者が、自らを犠牲にして、それらを支えているかを示しているからである。物語の中で、祖父が足を売る時、母もまた、愛娘のオペの為に、自分の腎臓を1つ売る覚悟をしている。それを実現せずに済んだのは、祖父がいち早く、自らの最後の足を売って金を作ってくれたからである。
 先にも少し触れておいたが、ストリッパーになった母は、秘所を晒して見せることで、胎児が其処で漂う子宮と羊水、海水の類似性を指摘して性・俗と聖性を同一視して見せた。無論、聖俗の一致は、今迄にも多くの知識人が指摘してきたことではあり、珍しくは無いかも知れない。然し、このように小さな劇場で、このような聖史劇が演じられることにこそ、意味があるのである。このような意味で、良く寝られたシナリオにマッチした演出、演技であった。中島 みゆきの“ファイト”が、実に効果的に使われていた点もグー。
根本宗子なりの新春公演ロフト2days

根本宗子なりの新春公演ロフト2days

月刊「根本宗子」

Asagaya / Loft A(東京都)

2015/01/11 (日) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

2日目
都合で1日目は観られてません。

個人的には目的のミニバー公演の過去作品が観られて、とても満足です。
でも、空間的には、いつものバー夢とはちょっと違う感じなので、ショート演劇っぽい感じではありましたが。

また、イベントとしては内容が盛りだくさんで、本当にファン感謝祭っぽい感じでした。
物販は、もっと記念碑的なもの?(舞台小道具とか?)もあっても良かったかなぁと思いました。

尾崎桃子さんの似顔絵は、とても良い企画だと思います。
でも、真正面で見つめられると、目のやり場に困りますが。。。

キャパ的にも、あれ以上大きな会場になると、一体感もちょっと薄れるだろうし、逆に狭かったからテンションが広まって良かったのかとも思いました。

演劇だけ期待して観に行くと違う感想になるかもしれませんが、個人的にはとても楽しめて満足です。

出来れば、大きな劇団になるまでは、年一回くらいは継続してやってほしいかな。

ただ、内輪受け企画っぽくなると、ただの飲み会になってしまうので、そこら辺の塩梅は難しいかも

汚泥河童

汚泥河童

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

じんわり
泣かせにいってる内容・構成ではなかったので号泣というのは無かったけれど、ポイントポイントでじんわりとこみあげてくる場面が散りばめられていた。単体でももちろん素晴らしいけれど、各作品からの演者の往来もある同時公演の二作「猫忠臣蔵」「吉原万灯」も併せて観ると、より腑に落ちて、感動が深まる作品だった。

親族代表 THE BEST LIVE『親族旅行記』

親族代表 THE BEST LIVE『親族旅行記』

親族代表

西鉄ホール(福岡県)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★

*
観劇はじめ。
面白い事には面白かったんだけど
期待しすぎたせいかちょっと物足りなさを感じた。

『カケル』

『カケル』

太田プロダクション

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度

ロングコント
ショートストーリーロングコントとなっているが、実際ステージの上にあったのは“ロングコント”としか思えないものだった。しかも上演時間90分前後という事だったが、終わってみれば二時間半近く!いかに作品として練り上げが足りないかわかる状態。役者陣が気の毒に思えた。

やめらんねぇ

やめらんねぇ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

これぞコメディ
結構前になりますが、観て来ました。
舞台を観てあんな笑ったのは初めてでした。
役者個々のキャラクターがどれも面白かった。
これぞTEAM BUZZといった笑いがふんだんに盛り込まれた作品でした。
文句無しの星5つ!!

ビリーバーズイントウキョウ

ビリーバーズイントウキョウ

ぷぐあんず企画

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

☆☆★
2年後の東京進出へ向けての「トライアル」的な作品。大阪での公演を観たことがないので、本来どういった作風なのかはよくわからないけれど、今回観た限りでは比較的ありがちな印象を受けました。大阪と東京の役者・スタッフが集まっての公演ということで、なかなか制作面で難しい部分もあったと思うけど、もっと突き抜ける「何か」が欲しかったかなぁ。


上演時間:50分

「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★

「だいなし」観ました
正直言って、トホホ・・・。本気なのか、時間切れの苦肉の策なのか、これやっちゃうとはね。満を持しての第一回公演ではないのかな。まあこの手は一回きりしか使えないので、次回公演期待します。

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