男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
初日を拝見
元売れっ子役者、元ボクシング世界チャンピオンなどスターダムをのし上がり、頂点を極めた者が、そのまま引退することは極めて稀である。一方、下積みのまま消えてなくなる者は、星の数ほども居る。
ネタバレBOX
今作は煌びやかな世界の影で起き得る事を若い小説家が作品化しているというスタンスを取って進行するので、メタフィクションである。一方、そのメタフィクションに登場人物たちが影響を与えるという設定も施されているので、これをモデルが、シナリオライターに与える影響と取ることもできるし、作家が複眼的に観、表現しているのだと取ることも可能である。
但し、この作品構造が、露骨に見えるということではない。寧ろ、銀塩写真のように、一旦、ポジの世界をネガに反転し、更にネガからもう一度ポジに反転して世界を再現して見せるような不思議なテイストに包まれているのである。
初日を拝見したばかりだから、これ以上、物語の内容には立ち入らないが、このネガで描かれている社会の影の部分の根深さを感じさせることには成功している。
新春玉山福袋
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/17 (土)公演終了
満足度★★★★★
破格
玉山悟さんを主演に据えて、6団体の短編作、各作品に一人ゲストの役者が入り、二人芝居の体をなします。
団体も役者のかたも個性的で本当にお得だと思う。
各作品の前にそれぞれの職員のかたの映像が入るのですが、思った以上にこの作り手の顔が見えるの良かったと思う。
普段、あんまり作・演出のかたの顔分かんないですもんね。
1000円と破格なのでもし時間合うかたは17日(土)まで!
お賽銭もっと入れてきても良かったなぁ。
間違いなくオススメなんだけど、自分が奨めた人、下ネタは苦手って言ってたのがちょっと心配ですけどね。!
ヽ('ー`)ノ
上演台本集も良いもの。
玉山さんの俳優経歴付き500円!
短編の良いところは短くても無駄なところが無いから密度が濃いし、役者のかたの魅力がストレートに伝わってくるかなと。
あまりにもサクサク楽しめてしまったので、もっと観ていたかった、くらいが難点でした(笑)
上映100分程、途中休憩有り、なので一本ずつはショートショートの様な感じとなります。
ネタバレBOX
『バス停』
作・演出:池亀三太(ぬいぐるみハンター)
共演:榊菜津美
玉山さんに女子高生をやらせる、書くと出オチ臭が半端ないんですが、見た目で笑わせずするりとはじまったのがとんでもないと思った。
後から「あ、そういう設定(笑)」と笑えるんですよね。
榊さんのパワフルさも良かった。
戦国パンツはちょっと面白いと思ってしまったヽ('ー`)ノ
なんでこの状況になったのかには触れずで悔しい、だから面白いんだろうけど。!
『遺体よ、僕とキスをしてくれないか』
作・演出:裕本恭(劇団東京ペンギン)
共演:うでもげる
ちょっとこれ、素敵でしたよ。
紛れもなくラブロマンス。
うでもげるさんのキス良かったなぁ。
羨ましい。。じゃなかった(笑)
台詞も好きだった。
台本読んで改めて思ったけど、冒頭結構、長台詞なんですね。
短編とはいえ、6本全てに主演の玉山さんの台詞量ってかなりのものだよなぁ。
これぐらいは目じゃなかったりするんでしょうか。
『まねっこどうぶつ』
作・演出:つくにうらら(カミグセ)
共演:田中渚
ヒゲいじりすぎ(爆笑)!
というか、前半3作品は漏れなくいじっていましたが(笑)
玉山さんを構成するものとしてはヒゲ分は重要なのでしょう。
3作品目にしてはじめて帽子を脱いだのが効いていた。
他にも順番の妙があった様に思う。
こうして美容院で三つ編みをしてもらう事が特別、という事なのかなー。
お姉さんに対する淡いもの、というのもあるのかなと。
『白紙』
作・演出:佐々木琢(あたらしい数字)
共演:辻響平
ああ、これも良い話!
一方通行の会話が面白くもあった。
こんなのならば恥ずかしい部分を残したまま死んだとしても悪くないかも、と思ってみたり。
台本読んでて気がついたけど、息子が友達読んでタバコ吸ってたのくだりは最初無かったのですね。
作ってく中で増えたのだなぁ、普通の作品とそういうとこ変わらないのでしょうね、きっと。
『楽園の二人』
作・演出:モラル(犬と串)
共演:川本ナオト
問題作(笑)
川本ナオトさんも職員のかたなので、純粋に職員だけのチーム。
それがこれでいいのかと(笑)
明日観ると言っていた、自分が奨めた人がどう観るかだけ本当に心配なのですが、まあでも申し訳ない事に面白かったですわヽ('ー`)ノ
何でもあり、これが出きるならば確かになんでもNGなくできちゃいますよね。!
童貞の官能小説家、というだけでインパクトがあります。
真っ裸の観せかたがとても卑怯でした。
手慣れてるなー(爆)
自分が書くものを実際に体験する必要があるのか、ないのか。
意外にその辺り興味深いとこの話だったりもしました。
『じんましん』
作・演出:北川大輔(カムヰヤッセン)
共演:さとうみみ
ここまで皆さん、ここぞとばかりに玉山さんへの悪意が同居した様な愛に満ちた作品ばかりでした。
主旨は的にそれで良かったと思いますが(笑)
北川さんは一番玉山さんと付き合いが長い事からか、良い具合に気負いは無い作品になっていた様に思います。
こっ恥ずかしい事を聞いたら蕁麻疹が出る病気というの面白かった。
でもこれ、無さそうで実際にもありそうな病気ですね、どうなんだろう?
「愛してる」が武器になり得る夫婦というのはなかなか良いんじゃなかろうか。
愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
だんごむし
後半からの藤吉みわさんの演技(ダンスも含めて)が、凄くて引き込まれた。アフターイベントも楽しかった。
愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
だんごむし
後半からの藤吉みわさんの演技(ダンスも含めて)が、凄くて引き込まれた。アフターイベントも楽しかった。
アンチゴーヌ
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場内Cリハーサル室(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/15 (木)公演終了
満足度★★★★
熱演。
必死の形相が残像として瞼に映る。新国立劇場Cリハーサル室という場所での公演は、役者が間近で演技しても選良?の清潔感を失わず。『親の顔が見たい』でも主にアッパークラスな人達を素晴らしく判りやすく演じ分けていた彼らだが、今回はギリシャ悲劇を翻案したらしき作品である事から推測されるが、難易度高し。
しばし会場について少し。地上から階段を地下へ降りてさらに長い廊下を進む。新国立劇場はやはり広い。着いた会場は長方形、十字の通路で区切られた四つの客席エリア(それぞれ32席、計128席)は、長方形の長辺を背に向かい合う形で階段式。周囲は防音マットを貼り付けたクリーム色、天井はそこそこ高く照明がつってある。十字に渡した通路の先端は、ドン突きと左右に逃げる袖とも黒。観客もここを通って客席エリアに入り、座る。通路は白で、壁も白系、通路の先端が黒というのは奥行き感的に悪くない。十字の長い方の一つは先端に向けて下り坂、そこから衛兵や伝令などが出入りする。対する通路には王座が置かれている。私は最前列で座席より高い通路の上の演技を見上げ、王の横顔を見る位置だった。・・長い紹介をしたが、これは紀伊國屋演劇賞を受賞し立ての伊藤雅子の舞台装置だそう。人物の関係や出はけの整理にかなり貢献していた、と感じた。四方の客席エリアを向いた頭上のスピーカからは、開演後ヘリの旋回する音、以後も舞台の時代設定とはかけ離れた「音」が臨場感を醸して違和感がなかった。
さて芝居のほう、戯曲の「言葉」の多さは書かれた時代の「今」に呼応したもののようで、戯曲紹介のレベルに堕ちそうになりながら、若い俳優らの熱度によって最後まで目をこらして見ることが出来た。アンチゴーヌの「意志」の行方が、王の「真実」(恐らく)の告白によって揺らぐ終盤が話のミソではあるが、にもかかわらずアンチゴーヌは(謀反人とされた)兄を弔う意志を曲げず、現場を衛兵に目撃された事もあって本当は死罪を回避したい王も彼女の「協力」なくして放免も出来ず、ついに・・という展開。
ただ、もし王の語る「真実」が本当に真実ならその事を(可能性として)想定しなかったアンチゴーヌの察知力の無さ、もしくは「真実を覆おうとする何がしかの願望」の存在が問題化しそうなのだが、、「意志」一本で説明してしまった感が残るのは戯曲のせいか。王の言った事が真実であっても、「にもかかわらず」ある態度を貫く、ということをどう理解するかを考えるためには、「問い」を投げ置く演技でなきゃならん所、全体として、なにか物語は解決したかのように見える。王が真実を語っていない、という演技プランは本から浮かんで来そうだがその線だと話が判りやすすぎか。ただ、「厳しい時代をある意味で純粋に生き抜いた女性」、と美談に寄せてまとめちゃって良いのか?(戯曲的に)と少し思った。
ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
ダンスざんす
d倉庫初覗き。その関心とチラシのポップ感に惹かれ、不案内だが「踊り」を観に。もっと近場なら他の回も覗きたいのだが・・と前置きしながらおずおずと覗いた感想。「他の回もみたい!」。踊りにも色々・・とは思うが踊り手それぞれに「型」があってそれらは何らかの系統に属していそうだ。モデルとなっている師匠、先駆者としてある踊り手が思い浮かんだりした。身体から発する「動き」とは別に、これをどう「作品化」するか。音響、照明、それらと動きの組合せ、変化(バリエイション)、物語的な展開がどう構築されているか、あるいはどう意表をつくかといった要素が絡む。総じて言えた事は、言葉が無い分、これらの身体の動き、リズムが何を語っているのかと凝視し、思い巡らし、感知しようとエネルギーを使い、疲れた。この日は、快い疲れ。3組はソロ、1組が6名による群舞。評価の視点は多々あり得て、興味深いジャンルだ。客席はほぼ満席。
赤ずきんちゃん
トリコ・Aプロデュース
ウイングフィールド(大阪府)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
赤ずきんちゃんはどこへ・・・
ウイングフィールドには初めて行きました。
1列目の真ん中の席だったので、舞台が間近で、豊かな表情と迫力ある演技を楽しむことができて良かったです。
「赤ずきんちゃん」は誰もがよく知っているお話ですが、違った見方をするとまた家族との関わりや色んなものが見えてきて面白かったです。
赤ずきんちゃんのおばあさん(右近さん)は、オオカミに食べられそうにないがっちりした体格と力強さがありますが、素敵な歌声とチャーミングな表情や仕草がとても愛らしかったです。
ウミネコ楽団の心地良い生演奏もとても良かったです。
またトリコ・Aプロデュースの舞台があれば見てみたいです。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
林遊眠さんステキでした
池袋演劇祭の参加作品は5本くらい観ましたが、これは観てなかったので早々の再演ありがとうございます。
席に置いて有った、「置きパン」がすごくかわいかった。
林遊眠さん、一人芝居の熱量は、すごかったですよ。
その代わり、客席の空調が絞られてて、極寒で地獄でしたが・・・。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1359(15-007)
19:30の回(雨)。18:45会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。
昨年(2014/9)、2回観ているので3回目になります。
前説では120分+休憩10分。19:31開演の挨拶~20:28、休憩、20:37~21:48終演、アフタートーク(東京のみとのこと)21:50~22:02。
アフタートークでもありましたが、何ケ所か演出が変わっていました(気がついてよかった!)。照明、スモーク、S.E.、音楽、ポジション/声の切替、カラダの入替がテンポよく展開、変幻自在の林さんだからこそできる作品。大きなスクリーンで観るCG映像に引けを取ることのない大活劇(ファンタジー)。
次回は@あうるすぽっと、大きな会場は苦手なのですが行きますよ。
刻印
innocentsphere
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
中篇2本オムニバス
“刻 -キザム-”と“印 -シルシ-”、実在の事件・出来事をモチーフにした2編で構成。
同じモチーフを異なる描き方で、とか関連性または共通点のある題材を、とかに比べて印象が分散された憾みはあるが、前者の緊迫感、後者のメッセージはそれぞれに〇。
ネタバレBOX
約45分の“刻”は、連続猟奇殺人の標的となったらしい愛娘を案じた夫婦が、かつて似た事件を起こした男を訪ねるというサスペンス。
時間的な制限などの要素により手に汗を握る。
そのソリッド(硬質、鋭角的、直線的)な感覚にJACROW作品を連想。
“印”は、介護施設を去る女性の回顧。
各時期における周囲の反応や彼女の生い立ちなどかなり波瀾ではあるが本人の性格を明るいものにして緩和したのは妙案。
が、その一方で“いいハナシ”寄りになった感が無きにしも非ず。
で、「忘れてはいけない、語り継がねばならないこと」をこういう形で表現することに井上ひさし作品を連想。
根本宗子なりの新春公演ロフト2days
月刊「根本宗子」
Asagaya / Loft A(東京都)
2015/01/11 (日) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しい二日間でした。
予定が不安定だったのでそれぞれの1日券で参加。
初日は3演目をスクリーン上映+出演者の裏話
翌日はBAR公演のライブ3本+映像作品+歌謡ショー
根本さんは再演をあまりする方向ではないそうなので
見逃し舞台を観れる機会はありがたいです。
(席がキュウギュウで大変でしたが)
今後も機会をもうけてくれそうです。
中野の処女~は初演、再演のラストと差異を見せてくれて
そんな上映会ならでは、楽しみもありました。
BAR公演の日は合間でのインタビューと
大盛り上がりの歌謡ショーが凄い楽しくて、
会場が一体になった感じです。
制作の会沢さんが登場したのには驚きました!
楽しいお祭りでしたよー。(満点)
※夢も希望もなくはやっぱりイイですね~
大竹さんの演技が光ります。
コリッチ年間1位おめでとうございます。
私も1位に選んだにで嬉しい限りです。
過去公演のDVD化は購入者の声が沢山出れば実現するかも?
忙しいのでTBは後日
ざわざわ、ぞわり
無名劇団
ウイングフィールド(大阪府)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
第9が 狂気 歓喜 笑う 第9が流れる。
亡くなった先生の通夜 集まる卒業生 それぞれの想い 妬み 思い込み 生徒の自殺未遂 追い詰められた経験 今回は事故 原因はアレルギー 電話の相手 妻が 私が楽にしてあげた 流れる曲 第九 笑う泣く 妻の泣き笑いから大きな笑い声 狂気 歓喜 死んでも 私のそばにいる 笑う 歓喜 第9が流れる。 前回作品とは全く異なった作品でした 次も楽しみです。
ネタバレBOX
亡くなった先生の通夜 集まる卒業生 それぞれの想い 妬み 思い込み 生徒の自殺未遂 追い詰められた経験 今回は事故 原因はアレルギー 電話の相手 妻が 私が楽にしてあげた 流れる曲 第九 笑う泣く 妻の泣き笑いから大きな笑い声 狂気 歓喜 死んでも 私のそばにいる 笑う 歓喜 第9が流れる 前回作品とは全く異なった作品でした 次も楽しみです。
開場 お経流れる 舞台の上 奥 下の壁に青と白の幕 中央に受付のテーブル 下手に石灯籠
バイオリンとピアノのテンポ早い曲 香典のまとめで記帳する 男がニヤニャ復唱する 肩こった いつものやって ここでぇ?
マグロの一本プリ〓 元気出てきた 今日も忙しかった おにぎりの具を詰める たまき と ゆいは、同じ会社 のりこが結婚 まちこん ゆいと 寒かったでしょう 中へ あの人が演劇顧問の時の話 ダンスで膝の間接ずれた・・・ 俺 髪の長い人がたまきさん 故人32歳 奥様若い私より3歳上 お見送り 寂しい物ですな 交通事故 見通しの良い道 そんな所で事故 最後にメール 知らないアドレス もやもや残して 先生 蝋人形みたいやった のりこの結婚式 4年ぶり 大変だった生徒の自殺未遂 リストカット 行き過ぎた指導 実名報道 内部の人間にはめられたんだ // あんた 企画部飛ばされるで 企画書 首かも ゆいが怒鳴る 話を替える ゆかり何で先生の事詳しい 脚本書いてた あした早い ここ任して帰っていい? 見合 月20万 アントワネット 金と時間があったら出来るやん ばかにしている。 私にあるのは、家を継ぐ事だけ ゆかり戯曲賞おめでとう 知ってたん 先生喜んではったやろ うん さら まだ専門誌読んでるの うん 賞品は、東京公演 たまき やろう 先生いないと何も出来ない 現実 見いや
のりこが来た 忙しい平山家の挨拶 からむゆい うすいと付き合っている 似た者同士 喜ぶうすい 帰るわ 追ううすい 笑うのりこ ゆいの鼻をあかしたかった、先生にお別れして帰る // 先生が、昨日 メール送った相手 たまき あのアドレスたまきの 先生やり直したいって 私諦めへん 先生の遺言やと思っているから
みんなは、行きました。
何やろ この感じ あの時と同じ、あの何の縁かも 演劇やってはったやんですか 皆 辞めていって 先生とゆかりと私 あの事件 弱い先生なんか見たくないと 先生を追い詰めた。 仕事 女性はしんどい 3年、 頑張りましたなぁ 3年しかもたなかった 迷い出したら どんどん 頼みに行く 会うのが怖かった 先生は出てくれた 先生はメールをくれた返せなかった 揺らぐと思った 結婚式で会った 笑った メールをくれた 先生は来なかった 伝えたかった事なんやろ この気持ちどうしたら 何もかも うやむやにして先生は消えて行った。ならく 地獄8種 一番辛いのは1人 回りを見て 救いの手はいっぱいある 拒んではいけません 先生アレルギー持ってました そば 急なアレルギーで事故に繋がった // 花を 名前を聞いてきます // たまきさん 話したかった ここ(受付)残っている 私引き受けます 彼を見に行った こっそり 楽しそうだった その真ん中にあなたがいた 入る余地なかった その時から憎らしかった 彼 金まで出してた 私が何とか救ってあげた あの事件 あなたが マスコミに 追い詰めた
のはあなた 負けるな とか 戦え とか 何でそれを 愛してたんじゃ 愛してたわ 自分が好きなだけ それはあなた かわいそうなゆかりちゃん また彼を追い詰める 何度も現れる どんな手 どれだけ会った 連絡とった ねた。今度も救いだしたわ 何食べさせたの 殺したのはあなた 彼の笑顔も二度と見ることは出来ない 水に流してあげる 仲直り(手を差し出す)にげる // たまきさんは 何かありました? 私 そば 食べたかった 会わせたくなかっただけ あの女に ゆで汁が混ざった よかった 二度と合わせる事ない、 ご主人かわいそうです このままでは思い半ばで成仏出来ない
笑う泣く 死んでも 私のそばにいる 笑う 歓喜 第9が流れる 笑う 狂気 第9が流れる。
とけないまま、とけていく
100点un・チョイス!
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑って、感涙して♪
謎解きのサスペンスかと思いきや
いろんな伏線が最後へ向けて、きれいにまとめられていくストーリー!
ラストでのすわさんの楽曲がまたぴったりで
感涙でした♪
タコの娘
ハイブリッド渾沌
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
人生悲喜劇
かなり無理めのシュールな設定だけど、結構泣かせる人生悲喜劇ですね。いかにもゴールデン街にふさわしい話で、出演者さん達の雰囲気もいい。自分好みの内容でした。
うどん
KENプロデュース
シアターシャイン(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★
惜しい…かな?惜しくもないか…?
うどん屋一家の一代記。
親子と夫婦の秘められた想い。「生きる」ということとは?
という内容でしょうか。ま、ありきたりですけど。
より効果的な見せ方があったと思います。その意味では残念。
主人公からの目線、取り巻く人々から主人公を見た目線をもっと明確にするべきだったかと思います。
「出来事」を語るのではなく、それによってどう人々が感じるのかを掘り下げて欲しかったです。
出演者はもともっと、もっと訓練の必要があります。
今後、より頑張ってくださいませ。
ネタバレBOX
演出が甘いです。
①30年やってきた「うどん屋」の厨房道具はぴかぴかじゃ拙い
②うどんの作り方を勉強していない
という基本から拘るべきです。或いは、見せないよう工夫するか。
日々努力してきたと自負する主人公なのですから、新聞ばかり観ている姿は説得力に欠けますね。
もっとも許せないのが、奥さん役の役者の杜撰な演技力です。役者…違いますよね。一般の参加者ですか?ってレベル。
爪を見てみなさい!うどん屋の女房が爪キラキラさせてる筈がない!
本人も、演出家もそんな初歩的なことにも神経をはらえない!
情けないですよ。
あとAD役の子は役者訓練したのですか?噛まずに台詞が言えないやつを出すな!
あいさつで「たったの3,900円…」とおっしゃっていましたが、今のレベルだと500円くらいのレベルでしょ。
フラッシュバックのシーンで、主人公までその時代に戻ってしまう演出は個人的にはいただけません。
彼は現在に置いておくべきです。
ハニートラップのくだりも取って付けた感がありますね。
主人公の人生とは何の関係もないし、追い出しの為に仕掛ける会長は悪人という設定でもないじゃないですか。意味ないです。
もっと、一人の男の不器用な人生をきっちり描いて欲しかったですね。
エピソードに逃げすぎています。
そんな手法だと骨太な作品は作れませんよ。
うどん
KENプロデュース
シアターシャイン(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
【きつねチーム】観劇
シュール、普通の人々は幸不幸を経験しながら生きています。
ネタバレBOX
再開発話に巻き込まれた商店街のうどん屋の主人の話。
長男の鬱等家族に色々あったものの再開発に反対し頑固を貫いていた主人でしたが、結局は本人が脳梗塞で倒れ、もし売らなければ商店街全体が再開発計画から外れ、他のお店の人たちから恨まれたかもしれず、期限までに土地建物の売却が決断できて、まあ良かったかなという感じでした。
ラストで主人は、良い時も悪い時も含めて人それぞれの人生だなどと長男に向けて素晴らしい言葉を発していましたが、余りにも鬱に理解を示さず、ただ働け働けとしか言っていなかったのにいつ心変わりしたのでしょうか。自分が病気になって初めて気付いたのでしょうが、それにしても自分勝手な男だと思いました。
再開発に伴う有利な金額で売却資金を手に入れましたが、長男の鬱などはまだ解決していません。特段ハッピーエンドでもなく、これが普通の人々の生活だと思わせるシュールな内容でした。
役者さんたちはあまり表情に表さず丁寧に台詞をしゃべる、どちらかと言うと棒読み系でした。
ところで、長男が初めてスーツを着て初出社というときにセーラー服を着た妹は新しい年度が受験という関係の設定になっていました。大学4年と高校2年、高校3年と中学2年と考えると年齢差は最低でも4歳ほどありますが、子供の頃の作文の出来具合から判断するとそこまでの年齢差は感じられませんでした。
また、インターネット放送がある一方で、週休一日だったり、半ドンがあったりする会社員がいる状況に、いったいいつの話かと不自然さを覚えました。
月見草
劇団ヌカヅキ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★
ねじれ、が必要
愛をストレートに伝える作品。純文学のような空気感を意識して脚本が書かれている。ただ、それに演出と役者が乗っかり切れていなかったように思える。客の笑いや涙などの直接的な反応を求めてしまい、脚本の空気感を捻じ曲げてしまったように感じた(特に序盤)。観客の無反応を恐れず、全体的にもっともっと静かな空気でもよかったのでは。それこそ「悲劇的な『喜劇』」の喜劇の部分は消してしまえば…。いや、しかしそれをやったらただの悲劇になってしまう。あれは必要なねじれだったのだ。しかしそのねじれは如実に感じられた。語るべきところがたくさんある作品ではあると思う。
ネタバレBOX
「愛」をテーマにしているだけあって、この作品は「恋愛」に満ちている。それぞれの登場人物がそれぞれを思い焦がれている。しかしそのすべてが救いなく悲恋に終わる。別にその悲劇的な構成自体はいいのだが、登場人物ほぼ全員が自分の気持ちを誰にも打ち明けることなく勝手に悲観して絶望していく。いや、唯一打ち明けている相手は、観客だ。観客にだけやけに自分の心情をしっかりとした言葉で伝えてくる。9人と多い登場人物の半数ほどがそれを同じような演出でやっていくもんだから、何か単調な雰囲気を漂わせる。9人がもっといろいろ絡み合う群像劇を勝手に期待していたので、勝手に肩すかしを食らった。
くすみびと
劇団文明開化
池袋GEKIBA(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★
なるほど
「黒猫」「残り人生」を鑑賞。
うーん、役者はまあ、一応見られるレベルか。
特に脚本の構成に詰めが甘いところがいろいろと気になりました。
音響も音の入り切れが少し汚いかなぁ。照明も単調、入れたいとこだけ最低限入れたという感じ。ギャグの感じとかは嫌いじゃなかった。まだまだのびしろがたくさんあります。期待しております。
ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2015/01/11 (日) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★
今回は開場前の窓口が混乱しててチケット交換が遅れてました
2回目の観劇となりますが、やはり騒々しさと雑味は拭えずってゆう感想でした。
前回同様に高齢者の観劇が多いように見受けられましたが、
無駄に年食ってて観劇マナーが悪いのには閉口します(-_-;)
(帽子は取れ! 私語をするな!)
好みに合わなければ退出するか静かに寝ていて欲しいなぁって思いました。
え~前回同様に開演時間も遅れていた2時間強の舞台でありました。
今回のアフタートークは作:丸尾氏と出演者の美津乃あわ女史です
ネタバレBOX
舞台セットは下手側が10畳ほどの家屋内のつくりで、ちゃぶ台が似合う家屋風。上手側が倉庫という設定で、共に土台が稼動できて倉庫は屋根の上へのはしごやら回転させて内部をいろんな舞台風にも使うというユニークな設定でした。
話はオープニングの暗転から家屋内で倒れている人を探す二条の懐中電灯の光が一人の生存者を見つけると、舞台上手側にその該当生存者らしい羽根田三太(ハネダサンタ)が現れて自分の生い立ちなどを語りだして話が始まります。
その三太が覗く虫眼鏡から見た世界にいた→苔の森の中に居たハエの塊りがキーワードで、15年後の西暦2015年の父=羽根田大地の葬式を自身が主人公で蠅達スタッフで映画を撮ってるという設定で話が進行してゆきます。・・・けど、劇中では本当に葬式時間がリアルで進行して、珍しい冬の台風直撃と惨劇(=兄弟間で殺し合いが起きたらしい)が起こったというところで終劇となります。
そんで舞台出だしが羽根田家=家長の大地が土木業を商いしている家に大地の妹=洋子が東大出の文学小説家と死別して息子二人を引き連れて出戻り、男を作って兄である大地のトコに兄=五郎と弟=三太を置いて出て行ってしまいます。大地にも息子が二人いて、仲の良かった頃でもありネーミングが揃っていて。兄=四門(しもん)と弟=二生(ふたお)がおり。4人が仲の良い兄弟として育っていたのですが。父大地が妻=宇宙(そら)と死別したあたりから暴君と化し、五郎と出て行け・出てゆかん論争をするようになります。そして大地の死因も五郎と二人で屋根に上がっていた時に足を滑らせて屋根から落ちて亡くなったと、五郎の突き落とし疑惑が浮上しています。父の葬式ということで、東京で紅白歌合戦に出るまでは(設定高めだったと自省してましたが(^^)と帰宅してなかった四門が戻り。過去の再現=時間軸は順当に進みます。なんだかんだと紆余曲折があったものの4兄弟の絆は深まりロックの妄想演奏「ベルゼブブ兄弟」をするまでになったのですが、五郎の妻に惚れている羽根田土木の従業員=坂田が桃香の愚痴を真に受けて兄弟たちを包丁で次々と襲い惨劇を繰り広げることになっていしまい冒頭のシーンになります。結局(ひとり)助かった三太の語る羽根田家の結末って感じでしたね。
過去の再現時に出てくる兄弟たちの心の陰が擬人化して出てくるのですが(二生だけ出てこない(^^)、小柄な閣下そっくりの五郎の影=トシゴロウとか、四門の影=モンジョビとかは視覚的にも性格的にも面白かったですよ(^^)
台風の直撃表現で、家屋の天井柱から雨の表現として本当にシャワー状の水を散布する芸は細かくてよかったであります。(水をリアルに扱うのは大変だったでしょうが、本多劇場ではもっと凄い水の使い方した舞台あったですよ。)
右側(上手)の倉庫のセットを映画「ET」の満月バックのフライング自転車表現としたブラックライトの作り込みは凄くインパクトありました♪
羽根田大地=いつも白の作業着のカミナリ親父。癌に侵され会社の借金を労災でチャラにするため自殺するのだが、自殺だと労災とならない為に自ら屋根から落ちた。三太の妄想時では蘇っていろいろオチャラけてました。
羽根田宇宙(そら)=大地の妻。会社の事務と家事などの過労が元で死去。
羽根田洋子=大地の妹、平気で子供を捨てて新しい男の下で子供をもうけるアバズレさん。捨てた息子からはババァ呼ばわりされてますが、大地とは連絡をとっていたようで葬式に参列するはずが六車女史の自動車=ダイハツハイゼットだったかな(^^)に、はねられてしまいます。
羽根田五郎=長男として兄弟をまとめるも、大地といがみ合う毎日を送っていた。年の離れた女房=桃香との間に一子=イチロウがいるが、夫婦仲は冷え切っている。荒れてた時期にX(エックス)のコピーバンド=バツを結成しその時のグルーピーの一人が現女房です。影のトシゴロウも荒れてる時に初めて出てきたそうです。父譲りの文才あり。
羽根田四門(シモン)=いがみあう家庭に嫌気が差し東京に出てバンドをやっている、豹柄ロッカー=ギターケースを旅行鞄代わりに使用する熱きロック魂の男(^^;)兄五郎の影響でロックを始めた過去あり。
羽根田三太=いちおう主人公かな?喘息持ちで主治医の悦子先生が大好き。 子供の頃、庭木に縛り付けられていた時に縛っていたロープを切る時に指1本切り落としてしまい左手の指ひとつ欠けています(なので普段は左手のみ白い手袋しています)。影は現状からの脱出をはかることから脱出名人のサンタローン(シルベスタスタローンがモデルですが、女性です。)
羽根田二生(ふたお)=兄五郎の書いた小説を名前を自分の名で応募して新人賞を取るも、次作が書けない小説家=倉庫を書斎代わりにしています。
坂田正=羽根田土木従業員で月給10万・・・。惚れた桃香の為に羽根田兄弟や駐在さんまでも手にかけて殺してしまう殺人者となった。
六車奏=羽根田土木事務。愛車ダイハツハイゼットで羽根田洋子をハネてしまった方。大地の転落死を不審死と睨んでいた。
神林悦子=三太の主治医、自身も足に怪我とかするが。何とか洋子や兄弟の手当てをした気丈な方です。
いろいろと楽曲とかもパンフにあったりして、好きな人にはたまらんでしょうね。自分的には、やはり今ひとつな感が拭えなかったかなぁ・・・。
熱量的には初日などは、”場当たり”が当日に終えられず翌日に持ち越されて。”ゲネプロ”終了が本番の1時間前だったそうです・・・。役者さん達は1日で3ステージこなすような熱量だったそうで。何と言うか毎回そんな様子なので、初日観劇をと薦めてらっしゃいましたね。う~むこれでは開演時間厳守とか、開演前の座の温め的な前説とかは無理そうだなぁって思いました。
漫画「バックステージ」で、開場してからが「素敵な御芝居の時間」となるような事は期待できないかなぁって思えたですよ。 (監修に・・・ね・・・なのに)
愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
ズッキュン娘の真骨頂♪♪
Aを観劇。前回、前々回の公演を観て感じていたモヤモヤ感を、今回の公演では見事に打ち消して"一皮剥けたズッキュン娘”を観られたような気がした。
ズキュンと胸に突き刺さる舞台だった。
ネタバレBOX
初日ということもあってややバタバタした面もあったけど、芝居的にはその事が逆に功を奏して、良い具合に吹っ切れた演技が出来ていたと思う。特に次女を演じた"藤吉みわ"の終盤からラストにかけての演技は、”女性の情念の凄まじさ"を文字通り体現していて見事だった。
藤吉みわは本当に凄い女優だと思う。
音響さん、大変だと思うけど頑張って下さい。。。