うどん 公演情報 KENプロデュース「うどん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    【きつねチーム】観劇
    シュール、普通の人々は幸不幸を経験しながら生きています。

    ネタバレBOX

    再開発話に巻き込まれた商店街のうどん屋の主人の話。

    長男の鬱等家族に色々あったものの再開発に反対し頑固を貫いていた主人でしたが、結局は本人が脳梗塞で倒れ、もし売らなければ商店街全体が再開発計画から外れ、他のお店の人たちから恨まれたかもしれず、期限までに土地建物の売却が決断できて、まあ良かったかなという感じでした。

    ラストで主人は、良い時も悪い時も含めて人それぞれの人生だなどと長男に向けて素晴らしい言葉を発していましたが、余りにも鬱に理解を示さず、ただ働け働けとしか言っていなかったのにいつ心変わりしたのでしょうか。自分が病気になって初めて気付いたのでしょうが、それにしても自分勝手な男だと思いました。

    再開発に伴う有利な金額で売却資金を手に入れましたが、長男の鬱などはまだ解決していません。特段ハッピーエンドでもなく、これが普通の人々の生活だと思わせるシュールな内容でした。

    役者さんたちはあまり表情に表さず丁寧に台詞をしゃべる、どちらかと言うと棒読み系でした。

    ところで、長男が初めてスーツを着て初出社というときにセーラー服を着た妹は新しい年度が受験という関係の設定になっていました。大学4年と高校2年、高校3年と中学2年と考えると年齢差は最低でも4歳ほどありますが、子供の頃の作文の出来具合から判断するとそこまでの年齢差は感じられませんでした。

    また、インターネット放送がある一方で、週休一日だったり、半ドンがあったりする会社員がいる状況に、いったいいつの話かと不自然さを覚えました。

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    2015/01/15 10:38

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