最新の観てきた!クチコミ一覧

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神様の言うとおり2 βテスト

神様の言うとおり2 βテスト

NICE STALKER

王子スタジオ1(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度

場違いでした
ひとことで言うと、表題のとおりです。ガラケーユーザーで、そもそも携帯でネットをしない自分は、投票にもアンケートにも参加できませんでした。もちろん、この公演の特殊性は承知で観に行っているので、劇団さんの落ち度はありません。
この後が否定的な意見になってしまうので先に書きますが、劇団さんはとても感じがよく、今回試験版を試されていることからも、観客のことをよく考えてくれていると思います。その点、とても好印象でした。
お芝居そのものはというと・・・わたしには楽しめませんでした。わたしが演劇に求めているものと、この公演で提供されているものが、全く重ならなかった気がします。
仮に投票に参加できる環境にあったとしても、たぶん参加しないと思います。自分が選択したものを観たいのではなく、作り手が「これが最高だ!」と出してくるものを観たい。そんな感じです。
また、この形だと、周到に張り巡らされた伏線がラストで結集、大きな感動を生む・・・といったことをやりにくいのではないかと思います(不可能とは言いません)。すると、どうしてもゲームの楽しさに近くなっていくのではないかと。
この上演形態ならば、ネット上で映像を公開して、さて、この先はどちらのパターンを観たいですか?と投票して、多いほうを公開・・・というのと、あまり変わらないように思います。これをライブでやる楽しみは、ひょっとすると、出演者が「この選択で来たか!」と狼狽する様が垣間見えるとか、そういう面白さかもしれません。
演劇も映画も、参加型が増えており、「アトラクション風」の楽しみ方が広まっている気がします。その場に集まってのアトラクションに価値を求めるなら、お客さん相互が影響しあってもいいのかな、と思いました。ネット回線を介しない”場の交流”がストーリーに影響を与える形式が生まれたら面白いかも、と思いました。

ネタバレBOX

実はわたしの気持ちが離れたのは、投票云々ではなく、お話に興味が持てなかったためです。このストーリー展開ならどう転がっても自分には楽しめないと思ってしまいました。
これは好みの問題が大きいとは思いますが、ひとつ気になるのは、終演後のアンケートで、本公演に求めるものを「ストーリーに期待」に多数の票が入っていたことです。これは、今回のストーリーが良かったからという期待値なのか、ストーリーが弱いから改善してほしいという意見なのか?どちらにも取れる設問なので、内訳が知りたいなと思いました。
暗く暖かな日々

暗く暖かな日々

小松台東

OFF OFFシアター(東京都)

2015/02/03 (火) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

内容重視
何か目立つ仕掛けや音楽等無く、ただただ家族模様を描いてるだけだが、非常に濃密な内容になっている。
こういうの、大好物。f(^_^)

夏目漱石とねこ

夏目漱石とねこ

DULL-COLORED POP

座・高円寺1(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

夏目漱石に
人間的にも興味ができました。 舞台は最後まで暗いので少し目が疲れましが全体的には面白かったです。

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

さっぱり分からない。・・・が、面白い
小劇場ならではって感じのする冒険的な作品ですね。
前説の話によると、今回の内容をきちんと理解出来るのは日本に5人程度だそうです。
もちろん私も理解できませんでした(笑)

開始数分でもうちんぷんかんぷんな会話、数式が当然のように飛び交う。
分からないことを分からないままに「何か高レベルな話をしてるぞ!」という雰囲気を楽しめる作品でした。
基本的な用語すら一切の解説を行わずに最後まで突っ走ったのは良かったと思います。

役者さんたちがその難解な用語や数式を使って躊躇無く堂々と会話したり、
スラスラと板書できていたのは驚くばかり。
(間違っていたとしても分かりませんが 笑)
その演技があったからこそ成り立つ作品で、一番のキモだったと思います。
中でも岡さんのキャラクターがとても良かった。

知識階級の人たちの会話って普段こんな感じなのかしら?
なんて想像が出来て面白かったです。

物語としてはラストが少し唐突で、尻切れトンボ感がしたのが残念。
周りでも「あれ?終わったの?」という空気が流れていました。
大沢、森、片山の若者3人についてももう少し明確な結末が欲しかったかな。

ネタバレBOX






[memo]
ケンブリッジ大学の講義でワイルズがフェルマー予想を証明するのではとの噂が流れる。
噂を聞きつけた世界の数学者たちがその講義に集結。
教室が見渡せる小部屋?が舞台。

大沢は数学者の夢を諦め教師になるため日本へ帰国する。
片山は大沢を迎えにイギリスまでやってくる。日本に帰ったら別れるつもり。
森は大沢には数学を続けてもらいたい。

岡、伊原夫妻は東大の元同級生。
伊原の妻は数学的才能があったがあっさりと結婚。
息子は事故死。
岡は伊原の妻には数学を続けてもらいたかった。
数学が好きで辞めずに続けた。塾の講師からケンブリッジ大学の助教時に。
タケルのミコト!【アンケート即日公開】

タケルのミコト!【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★

ヤマトタケルの真実
迫力ある殺陣に加え、笑いどころも多々あり、大いに楽しませてもらった。

ネタバレBOX

物語としては出生前診断や中絶、身体的ハンデや介護の事まで取り上げられており、現代劇では中々テーマの重さゆえに難しかったかもしれないが、そこを日本神話を舞台にして表現した点に感心。重々し過ぎず、しかし深く考えさせられる内容になっていたと思う。
雲の脂

雲の脂

ホエイ

アトリエ春風舎(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/16 (月)公演終了

満足度★★★

ネタばれ
前作の山田百次の作品はかなり面白かったのだが.......。

ネタバレBOX

青年団リンク・ホエイの【雲の脂】を観劇。

日本海に面するとある神社の社務所内での顛末を描いている。

社務所内に出入りしている業者、身内、お客さんの話を面白おかしく描いている。
鳥居が倒れていながらほっといている神主、いらなくなった他の宗教の銅像などを買い取っている身内、理由なく仲の悪い兄弟、突然巨大化してしまう登場人物たち、唾液でお酒を作る巫女さんなどの色々な話が現れては消え、これが伏線になるかと思いきや全くならない展開には唖然とするのだが、これはこれでなかなか面白い。
作・演出の山田百次は、とりとめのない話しや展開のズレから見えない部分の物語を作っているようだが、今作に関しては観客にはほとんど理解されていないようだ。
同じ様な方法論で最高傑作を作った長塚圭史の【荒野に立つ】を超える事はしょせん無理なのである。

雲の脂とは頭皮の事である。
タケルのミコト!【アンケート即日公開】

タケルのミコト!【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1389(15-037)
13:00の回(雨)。12:05会場着、1Fエレベータ前で待つ(ここで整理番号券を受け取り、その番号順に入場)。12:15受付、12:30開場、最前列はミニ椅子。

こちらはしばらく観る機会(前回は「白夜王アムンゼン(2012/1@BIG TREE)」がなかったのですが、森山彩美さん(5作目)が出るので観に来ました(初めて観た「ノミの心臓(2013/5@711)」の再演が2/10から始まる)。

正面奥に段差をつけただけのシンプルな舞台(ということは動きやすいということかな)。

「古事記」を題材にしたものを観たことがありますが、本作は「いま/これから」についても語られ、面白い組み合わせだと思いました。当パンに相関図と鑑賞の手引き、終演後、受付で作品解説をいただきました。

本質的に、重くなるだろうテーマですが、そうならないよう、でも観客に考えてもらいたい「温度」に配慮されたのではないかと思いました。もっと知りたいときの参考図書は「作品解説」にありましたので。

森山さんは前回「石影さま、京都行くってよ(2014/5@B1)」の時に比べ、ずいぶん精悍な顔つきになっていました。

個人的には「3人(ひとでいいのか?)の魔女」というのが好みで(マクベスですね)、本作でもキャラクターの違いがよかったと思います。

結婚プレイ

結婚プレイ

シアタージャパンプロダクションズ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

満足度★★★

楽しめました
男女二人の朗読劇に、それにシンクロするようなパフォーマンスを行う男女二人組が加わって、なかなかに面白い構成。ストーリーの方は結婚22年目の自分にはちょっと身につまされるものでしたね。以前米米CLUBの武道館ライブでかなり後方から観ていたジェームス小野田さんを至近距離で観るのは感慨深かったです。

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1388(15-036)
13:00の回(曇)。12:35会場着、受付(整理番号付"42番")、12:45開場(チョークを使うのでマスクの用意あり)、長テーブルを横に2つ並べ、椅子は4つ。奥に黒板(緑色)、「三平方の定理」が描かれています。

12:59遅れているお客さん待ちでややおし。J.ジョプリンやQueenらしいBGM。
13:03前説(黒板の説明)、13:05暗転せず開演~14:35終演。

劇中語られるように、好奇心を十分に満たしてくれる内容でした。自然科学系の本を読めば(宇宙の誕生、深海の謎、進化の不思議など)いつも「科学と数字」が生き生きと描かれています。お芝居でそれを感じることができるとは思いもしませんでした。

劇中聴こえるのはワイルズの講義?それにしてもみなさん黒板への殴り書きが様になっています。

図書館で「数学史の小窓(中村滋著) 」を予約中。早く読みたくなりました。

舞台「真田十勇士」

舞台「真田十勇士」

TBS

梅田芸術劇場メインホール(大阪府)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

13時公演を観劇
約3時間のお芝居をたっぷり堪能しました。
佐助の出生の秘密は非常に面白いです。

ネタバレBOX

詳しくはこちら…。
http://ameblo.jp/sunpack/entry-11987343726.html
完熟リチャード三世

完熟リチャード三世

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/17 (火)公演終了

満足度★★★★

見事な舞台ですね
シンプルでスタイリッシュな見事な舞台ですね。セクシーな女優さんに惹きつけられます。ストーリーの方もスピーディーにテンポよく進んで、この演目観るのは初めてでしたが、比較的わかりやすかったです。

朗読『痴話』

朗読『痴話』

アンファンテリブル

下北沢ARENA(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

無題1387(15-035)
16:00の回(曇)。15:30会場着、4Fで受付、1ドリンク注文、ビルのテラスのような場所、ガラス等で囲われているのでそれほど寒くはない。室内ではDJがLPを回し、カウンターにはボトルが隙間なく並び、みるとMarshallアンプが置いてある。人工芝を貼ったところにテーブルと椅子、ここが朗読者用、囲むように椅子(お客さん30人強?)。

16:03神農さん、16:05前川さん(おふたりは「昆虫系(2011/7@雑遊)」で)、開演~17:35終演。「アンファンテリブル」は「かと万(2014/4@あくとれ)」を観ています。

開演前、アルコール、喫煙OK。実質屋外なので始まってもあまり雰囲気はでてこず、暗くなってからなんとなくいい感じになりました。冒頭、スクリーンに白黒ですが「現場の写真」が映りました。

「阿部定の事件調書」「拘置所にて」などの章に分かれ、時にはお二人が交互に朗読。鵺的「昭和十一年五月十八日の犯罪(2014/6@楽園)」を観ているのでおおよそのことは知っていました。

完熟リチャード三世

完熟リチャード三世

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/17 (火)公演終了

満足度★★★★

恨み
面白い。80分。

ネタバレBOX

障害を持ち醜く生まれ育ったリチャード(安藤聖)が、この世を呪い、王位をのっとるため騙して殺してをくり返し王位に就く。更に殺し続けるが、戦争を目前にして殺してきた人間の幻覚に惑わされ憔悴し、戦場にてクビをはねられる…。

実母(七味まゆ味)からも差別され世の中からも差別され、歪んだリチャードを安藤が好演。一見かわいい笑顔もとても不気味に見える。
戦争前日に、子供のときにリチャードだけご飯食べに連れてってもらえなかった恨みを実母へ放つ。幻覚に責められ、自分が好きでないと愛の欠乏した自分を嘆く。カーテンコール?も独りだけたたずんだり居場所なく存在する。そんなリチャード哀れな様にグッときた。

際どい衣装で綺麗な女優さんの舞台であるけど、不思議と女な色気は感じなかったのは逆に良かったかな。演技もみな良かったし。岡田あがさと葉丸あすかの暗殺者コンビはウケた。
大仰な演出はないけど、作品にあってたかなと。恨みのパワーみたいなのビンビンだったし、面白かった。
悪

メディアミックス・ジャパン

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★

愛と悪と人間。
医学的なベースの元はともかく、悪いって何が悪いのか。テーマが良かった。高校生も結構見に来ていたようで、性描写もあったが倫理的なものとして見せるのにも良いかもしれない。舞台美術はもっと力を入れて欲しかった感じがある。セットの配置などは面白い。
変なところで笑いもあったが、高岡蒼甫さんにあえてやってもらうことにも意義があったのかもしれない。自分のことを棚にあげる人、つまり傍観者かな。人としての哲学についてはとても考えさせられました。二時間くらいだったが、時間的なストレスはあまりなく観入ることが出来た。

Manhattan96 REVUE

Manhattan96 REVUE

Manhattan96

d-倉庫(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1386(15-034)
19:30の回(晴)。18:46会場着、受付、19:01開場、初日に続いて2回目です。19:28前説、1932開演~21:27終演。

マジックのなかで一つ確認したかったことがありました。やはり最初からマジックでした。

椿組の公演は「後ろの正面だあれ!(2013/2@雑遊)」「一本刀土俵入り(2014/10@雑遊)」を観ていてどちらにも今井さんは出ていらっしゃいました。で、よく調べてみると「THE BELL(2013/12@セッションハウス)」も観ていました(鳥越さんも)。それにしても、とても楽しい振付でした。

ネタバレBOX

「コーラ」と「トマトまるごとサラダ」の組み合わせは、最初、偶然(お客さんに選ばせているようなやり方だし)にしかみえず、帰り道ではずっと「ホントにそーか?」と思っていました。2回目も同じ組み合わせなので納得。「ビスコサンド」の即興もうまいことまとめていました。わざと「ダイエット中」と書いたのですが、あっさりと跳ね返されました...愉しかったです。

「百夜通い」は聞いたことがあり、Wikiると「世阿弥などの能作者たちが創作した小野小町の伝説」とあります。本作では少し変えてありますが、ラストで交わす二人の視線が何とも言えません。

ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】

ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2015/01/11 (日) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

初見
非常に有名な劇団なので一度は観てみたいと思っていた。劇中歌とか演奏があるとのことで、合わない可能性が高いかなと思っていたが…

ネタバレBOX

やっぱり合いませんでした(ーー;)

お話のテンポについていけないタイミングで、更に音楽と歌を被せられて完全に置いていかれてしまった。笑いの質も合わなかった。でも、大爆笑している方や終盤泣いていらっしゃる方もおり、好きな方には堪らないというものだと思います。合う合わないだけは仕方ないです。
「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★

観る順番が逆だったら…
『だいなし』が先でなくて良かった。
理由はネタバレで。

ネタバレBOX

『本日昔噺』
バリバリのエンターテイメント作品。真っ直ぐにエンタメをやっていて小劇場だとちょっとチープな感じが出てしまっていた。もう少し小劇場ならではのトンがった演出か、舞台美術や小道具をガッチリ作り込んでいれば更に良くなるイメージ。

野口オリジナルの型にはまった時の爆発力を感じた。技術がある役者が外連味なくエンタメやればキチンとしたものが出来るのだと感心。同様に鳴海由莉も素晴らしく良かった。分かりやすいキャラに分かりやすい演技をキッチリ乗せても嫌らしさが全くなく、キャラクターを受け入れさせる力量に感心。この2人と、好きな人には堪らないキャラクターであろう悠茉のヨタだけで、殆どの世界観を構成できているというエンタメ系ならではの割り切り。そこに、アクセントとしての風の噂役の前園あかりと、官兵衛役の津和野諒が効いていて、この2人が大好きな僕としては、これだけでほぼ満足。エンタメならではの雑なシナリオ展開とキャラを前面に推し出すのが嫌いな方には合わないだろうな。

『だいなし』
正直『だいなし』を『本日昔噺』の前に観てしまったら『本日昔噺』観ないで帰ってしまったかもしれない。好きな役者である前園あかりと津和野諒の名前がクレジット最上位にあって、無茶苦茶期待していただけにガッカリ度合いが尋常ではない。
シナリオや演出は「アリ」の部分もあるけど、計算してのものではない気がするし、仮に計算してのものであったとしたら、より観たくない気すらする。
終盤の海田眞佑の独白は胸に迫るものがあったので、完全否定はしないが、次があるのであれば確りした作りの作品を作って欲しい。
APOFES 2015

APOFES 2015

APOCシアター

APOCシアター(東京都)

2015/01/16 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

お二人拝見。
川島潤哉さん、大森茉利子さんを拝見。川島さんはとある方のオススメ&ご厚意で急遽観たのですが、観られて良かったです。

ネタバレBOX

川島さん。「こんなに緻密で素晴らしい役者さんがいるのか」と目を見張りました。弾丸のように繰り出されて鮮やかに色を変える言葉と演技。多分、男としてこの方を好きになったら私、絶対に騙されます(笑)

大森さん。彼女に合った素晴らしい役だったと思います。色気があるのに真っ直ぐで。純情で愛らしい。ただ、3回だけだったのがもったいないなと思いました。あと3~4回重ねればもっと熟した演技が観られそうだと感じました。驚いたのは、脚本の堀越涼さんの知識。沢山の古典や物語に触れてるんだなと思いました。奄美大島、行ってみたいです。
わたしを、褒めて

わたしを、褒めて

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★

追記あり『 世の中には、男と女以外に、女優という生き物が存在するのだ』
キャッチコピーを観て、ザックリと抉られるのを覚悟していたのですが、
想像していたよりもエンターテイメントに寄った作品でした。
ミステリーとしても面白かったです。
どこからがデフォルメ(フィクション)なのかな、と
考えながら観ていたのですが、高羽さん自身も女優でしたね。

そして、ダンスが格好良かったです!

ネタバレBOX

本編自体が芝居という設定で、尚且つ劇中劇が出てくるという入れ子構造。
実際のスタッフがそのまま出演していたのも面白かったです。

『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき』を観たことが無かったので、
観ていればもっと楽しめたかな・・・と思いました。

亡くなった女優は、劇中の物語のように楽屋にとどまっているのでしょうかね。
劇王 天下統一大会2015 東京予選

劇王 天下統一大会2015 東京予選

劇王東京実行委員会

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

Bブロックと東京予選決勝
6作品だけしか観ていないので個別の感想をネタバレで。

ネタバレBOX

アガリスクエンターテイメント『エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)淺越・塩原組』
着想の時点で作品の素晴らしさが確定しているような作品。短期間(中1日)で2度観たにもかかわらず、2度目でも大爆笑してしまった。アガリスクらしさというか、非常に計算されている構成と演出がツボにはまる。アガリスクの上手さは、物語の中で制限(ある種のルール)を設定して、そのルールとの関わりの中でシチュエーションコメディを計算ずくで展開していくところ。今作は、短編であるが故に笑いに特化している点が凄く好みで、笑い以外の要素を乗せたらこの作品が持っている純度が下がるのであろうと感じた。予選決勝では、逆にその点が観客票で評価されなかった、というか、少し「いい話」の方が会場の好みを刺激したようでとても残念だった。是非、鹿島・沈組の女優バージョンも観てみたい。継続的な再演に期待。

B.LET'S『革命とレコード』
意外と会場では受けていた印象だが、そこまで面白さを感じなかった。最後の講評でも話が出ていたが、情景が浮かばない。場面となる集会場の広さ、マンションの規模感などバックボーンが把握できないため、ギャップで笑いを取るようなこともできず、セリフの可笑しさだけで、勿体ないと感じた。


オレの劇団『ゆるやかな死』
この手の賞レースで、陰鬱で詩的な作品を持ってくる度胸には感心したが、短編で扱うにはちょっとテーマが難しすぎるのではないか。いじめや自殺を扱うのには20分は短すぎる。

プラズマダイバーズ『ミスター桃色袋小路。』
二人芝居で最後にドンデン返しを持ってくる構成が20分という短編の枠にハマって好印象。序盤の立ち上がりの分かりにくさの解消と、最後のドンデン返しにつなげる飛躍のためにもう少し理にかなった説明があれば、よりラストが際立つのではないかと感じた。

たすいち『平行三角関係』
ちょっとしたタイムパラドックスもの。3人全く違う俳優が時系列の一人の人物を演じている演出。男、女性、女子高生とギャップがありすぎて、受け入れきれない部分があった。あと、これは個人的な理由だが、タイムパラドックスにいついて、充分な説明がないのはNG。「(時間移動が偶々)出来てしまった」的なセリフには興醒めしてしまう。アガリスクエンターテイメントの『時をかける稽古場』がその辺りの処理が上手いこともありそういう雑な説明が流せない。

青春事情『3』
ルパン三世のオマージュとバックステージものと演劇を続けていくことに対する演劇人の悲哀のハイブリッドをバランス良く配合している。ラスト「いい話」でまとまっていたため、圧倒的な観客票を得て予選突破した。他意はないのだが、個人的には決勝の作品のなかでは、一番合わなかった。分かりやすい作りの方がいい場合もあるという賞レースの難しさみたいなものを痛感した。

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