最新の観てきた!クチコミ一覧

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棘

不思議少年

西鉄ホール(福岡県)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

はまりました。
19時回観劇。
舞台が中央で周りを6角形の形で取り囲むようなレイアウト。
2人の動きや表情がよく分かるし、2人の世界がホール中を支配していて心地よい雰囲気で舞台に引き込まれていました。

もっと超越した所へ。

もっと超越した所へ。

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★

初「ねも」
観劇のチャンスを得て、これまで触れずに居た「根本宗子」初観劇。ちゃんと話が書けている。芝居が作られている。真っ当な演劇集団と認識。スズナリの良さ・・ここは何でも出現させるのだな、と感心した一つの舞台になった。女性目線での男性描写が秀逸、これは演劇を使った「男性いじめ」に終わるかと思いきや妥協の産物とはいえ大団円。男女カップルの生態をサンプル化するが台詞じたいは生々しく、その「すれ違い」が説明的でない自然な話し言葉で描き出される。具体的な趣向はネタバレにて明かさぬが、その趣向を優先してのリアルは難易度高し。これをこなす役者は皆うまく、台詞連射して一度も噛まず。「作り事」っぽい展開(だとは後で分るが)にもかかわらず役のリアリティを貫徹、にして、エンタメ成立。客の反応が程よく、本当に楽しんでるのが判る反応というのは、良いものだな。
演劇としてのコンテンツの裏付けは、やはり男女のリアルなやり取り(特に破局へ向かうプロセス)のディテイルで、テンポよく進んでもそこをないがしろにしていない所。
二度三度足を運べば、楽しめるポイントは違って来るかも知れないが・・。

華やかな散歩

華やかな散歩

川崎郷土・市民劇上演実行委員会

川崎市多摩市民館(神奈川県)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

川崎多摩市民館で市民劇をみた。
昭和前期の作詞家・佐藤惣之助を描く2時間45分の舞台(途中休憩込み)。川崎の郷土史劇第5弾という事だが、詩人・作詞家の物語というより、真っ当に生きようとした一庶民の話という印象が残った。
治安維持法〜日中戦争の時代に、揺れ動いた惣之助がやがて迷いを脱して行く姿は、「異常な」の中で取り得る「正常な」態度・あり方の例証という風にみえる。一方に「時局」の要請に応える事こそ尊い使命だと任じる「情報部」の青年、一方には時代の犠牲となって行く人々、その狭間で苦しむ惣之助が、最終的には大衆・民衆に向かう事で真っ当さを保持し得た、という事になっている。歴史的トピックを不自然に入れ込んだような部分もあるが、惣之助の人生を通して貫くもの(一人の人間)を浮かび上がらせる事には成功していたと思う。
難点は、台詞の硬さ(脚本)、それゆえか、演技が一辺倒、というか心情の種類が一辺倒で、人間の複雑な心理描写はおよそ省かれている印象が強い(要は皆が善人)。俳優らは下手な訳ではないが、多摩市民館ホールの後部座席にも届かせるには、声量と発音との兼ね合いで微細なニュアンスを犠牲にせざるを得ない、という事であったかも知れぬ。
演技や台詞の引っかかり、上演時間が長いという事もあるが、それでも芝居としては通っており、共感できる台詞も散りばめられている(図らずも涙?)。描く視角が一定であるリアリズムのタッチで、「民」の視線が貫かれた劇。
舞台美術は上下二部屋にわたる簡潔でリアルな日本家屋の内部を表現し、部屋の上段を想念・抽象の世界として用いていた。
照明は美しく、舞台に与える効果の大きさを実感させた。

ネタバレBOX

内容について。舞台は、惣之助の作詞家としての苦節を幾つか書き出している。
一つは先妻である花枝の病。病身の妻のため本来の詩作を休んで偽名で歌謡曲の作詞をやっているのが冒頭の惣之助。だが詩人=惣之助に惚れ込んだ花枝は彼に詩を書いてほしいと念願し、それを遺言して死去する。実際の惣之助はその後作詞家として名を上げ、本名を名乗るようになるが、このエピソードは惣之助の「詩人」としての原点を印象づける(惣之助の詩集発行は大正5年以降。その18年後花枝死去、同年発表された歌が公式には初の作詞らしい。作詞期間は10年足らず)。
次の節目は、先妻を亡くして方向を見失う時期。この時、親しい萩原朔太郎の妹愛子が「アリラン」を口ずさみ、この歌に日本語作詞を付けた惣之助がかつて朝鮮で過ごした日、民謡の持つ力に心打たれた記憶を呼び覚ます。このとき生の歌と踊りが披露されるが、幻影のように浮かぶ色鮮やかなチョゴリと、静かな太鼓に乗って歌われる低音にハッと目が醒める(実演しているのは川崎のハルモニ達)。惣之助は一条の光を見出す。(これを契機に二人は結ばれる、となる)
そして最後は戦争協力との決別。その前段に「協力」がある。本人は戦意を鼓舞するのでも戦争を肯定するのでもないが、戦場を題材に書いた「上海だより」が大ヒットし、作者の思いをよそに歌は「一人歩き」する・・と、芝居では惣之助に言わせる。が、真偽の程は分らず、歌じたいは戦意高揚歌と言って間違いとは言えない。ただ歌の調子は悲壮感とは正反対にのどかで、歌詞も戦地の「日常」が綴られている。
当局の命で中国戦線にも渡り、「戦場の兵士と、内地の人々とをつなぐ」大義に抗えない惣之助が、決定的に「戦争協力」的な立ち位置と離れるのは、惣之助が懇意にする飲み屋のママの元で働き、皆に見守られ祝言をあげた女性の夫の戦死を知った時。二人には出来立ての「人生の並木路」(惣之助作詞)を歌って祝った。東北弁訛りの純情乙女は、夫を戦場で失った「軍国の母」として取材を受ける事になっていたが、「こんな気持ちではオラ、軍国の母の顔は出来ねえだ」と泣き崩れる。惣之助はその場で書きかけの原稿を破る。
最後の部分はフィクションと思われる。戦争協力とされる作詞の仕事の「自覚」の中身も、実際の所は知れない。芝居は彼を特殊人としてでなく、人間として人や事件、時代にぶつかり、その時なりに乗り越えて行った人間として描かれる。佐藤惣之助を素材に借り、時代を生きた一庶民を描いた格好である。「戦争責任」という文脈でみれば、歌謡曲が持つ影響力の大きさに見合う「責任」は免れず、きちんとした評価と分析が(日本ではおよそなされていないが)必要なのだろう。民主主義の時代を見る前に惣之助は51歳で他界した(1942)。
パレードを待ちながら

パレードを待ちながら

劇団新和座

シアターシャイン(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

まじめに取り組んでいるが
 シナリオは良いのに、戦争の何たるかが全然分かっていない殆どの女優達と演出で銃後は描けまい。

ネタバレBOX

 戦争とは何かを先ずは内在化することから始めたい。演じた女優の中で、唯一それなりに努力が形になっていたのは、ドイツ系カナダ人を演じたマルタ役、長谷川 奈美。
 戦争とは何かについてのヒントを一つだけ挙げるならば、混乱即ちカオスである。自らの内の、状況の、情報の、そして信じて来た”もの・こと”の崩壊・破戒の、自由意思の、命の。要は、総ての。銃後に居た女達が背負わされたものは、そのような破戒を日常的に想像力の総てに於いて強制されることであった。時に、現実に愛する者の死の知らせと共に。
舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

力はあるのだから、物語の理屈を良く考えて
 三つ巴というコンセプトのタイトルだったので、この劇団特有の曖昧模糊とした世界を二層、三層と積み重ねることによって、この鵺的社会のおぞましさを暴く作品になるのかと考えていたのだが、今作では寧ろ殺害そのものの凄惨をエスカレートさせることに重点が置かれ過ぎたように思う。

ネタバレBOX

 
 助役が村の掟に拘る姿は、村の掟通り慣習を貫こうとしてこれまで何度も手を汚して来た事を示す科白にくどいほど出てくるのだが、単にそれが、慣習を守るというにしては余りに徹底していることに、描かれていることだけでは納得がいかなかった。他に背景を描くなどして観客を納得させる内容にして欲しかったのも事実である。(例えば村長に惚れているとか、或いは、登場しないが、自分の子供をかつて村の掟の犠牲に供しているなど)
演劇は、基本的に論理である。従って、これでもか、という強い主張が、登場人物其々の背景に感じられなければ、観客は納得できないのではないか? まして、今作は、基本的に人殺しの話である。インパクトの強い内容なのだから、その内容をキチンと立体化してみせる因果律がなければなるまい。村の掟は、口べらしが基本であるが、そうである為の条件は、貧しさであろう。(新月の晩に新生児を持つ親が集まって、子を籠に入れたままかき回し、誰の子か分からぬようにしてから、調理して食べた話等を入れてもよし。そうすれば、村の貧しさが具体的に観客に伝わる)
残酷さの描き方についても、例えば鴎外の山椒大夫では、幼い子供に焼き印が押される。このような酷さを敢えて作中にキチンと入れることも必要であったろう。然し何件もの殺人を犯さざるを得ないようなエピソードは無く、漫然と村の口減らしが行われて来た状況を理解させるだけでは、作品そのものの深さが損なわれよう。
一方、貧しさ故にそのような事が常態化されている中で、権力の中枢に在る者だけは、掟から一定の自由を甘受しているが、この事実に対する権力者対民衆の構造を明確化して対立を際立たせるという作り方をしていないので、中間管理職としての助役が、自分の家族だけは、重労働や掟の為の犠牲となることも避けられるという支配・被支配の関係も心に突き刺さる強さに欠ける。村長の態度も不徹底だ。
更に、村の総ての矛盾が覆い被さるべき人物である、足の悪い姉に集中的にそれが被さる事態を克明に描いていない点にも弱さがある。
さかしまToro

さかしまToro

Cooch

萬劇場(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

演出面
面白いストーリーでしたが、もっと面白くできるのではないかと思いました。

ネタバレBOX

服役後別の家庭の養子となった彼の近所で新たな連続殺人が起き、さあ彼が犯人か否かは否でホッとしました。相手の幸せを考えているという言葉を聞いた主治医は過去の事件直後に彼が発した言葉と同じだと気にはなったものの、愛を知ったことで彼は更生したものと判断しましたが、直後彼は恋人を殺害してしまいましたという衝撃的で絶望的な話。

相手の好きなことをしてあげる、相手の好きな状態を維持させてあげるというのが彼の考え方でした。そしてそこに独特の幼さが加わった結果、相手が喜んでいるときに殺してしまうという行為を過去も今回も行いました。

主治医としては気づくべきだったと思います。恋人を殺害後、愛する人の死を認識して心から悔恨したのが人間性の回復としては救いでしたが、やるせない話です。

ところで、彼は勤務先の工場と家を往復しているだけのようでした。連続殺人事件に関わっているかのような疑問を抱かせる工夫はありませんでした。

そもそも、首を振りながらお調子者のように歩く小栗旬を意識したような主人公の様子や、背景が水色の壁に水玉模様で登場人物の服にも水玉模様が付いている軽いところなど、スタート時からストーリーの雰囲気とそぐわないように思えて仕方ありませんでした。
嵐が丘

嵐が丘

松竹

日生劇場(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

日生劇場ならでは
いつも日生劇場の舞台美術には関心があり、今回もとても素敵で動く絵画を見ているようでもありました。回想シーンなどステージ前側、後側に分けてのところが好きでした。もう少しドロドロな憎しみが観たかったかな。。。

谷間にカンパイ!

谷間にカンパイ!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2015/04/22 (水) ~ 2015/04/27 (月)公演終了

満足度★★★★

女性ならではの
ネタで、実際にいそうな聖女vs性悪女、の図式の中に波乱と笑いのある脚本!西秋さんのいつもの舞台に近いもので、マッチングとしては良かったのでしょうが、ズッキュン娘恒例のダンスシーンに唐突感があったり、本領発揮とまではいかなかったように感じました。ただ、いつも通りの女性ばかりの華やかなステージは楽しかったです!

音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」

音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」

ココロ・コーポレーション

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/13 (月)公演終了

満足度★★★★

面白い、唄も良かった!
ジュリーがすっかり役者になっていた。とても楽しそうに演じていて、こっちも楽しい気分になれた。とても7人で演じているとは思えない奥行きのある舞台。配役に落語家もいて山崎イサオさんが演じていたんだけど銭勘定で時そばバリに時を聞く勘定をして損したりと個人的にはツボでした。お芝居事態は 「子別れ」みたいなもので良かった。

ご来場ありがとうございました  ♪マザー・テレサ   愛のうた

ご来場ありがとうございました ♪マザー・テレサ   愛のうた

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2015/02/19 (木) ~ 2015/02/24 (火)公演終了

満足度★★★★

思わず涙。
主演はディズニー映画美女と野獣のベル役の吹き替えや歌唱を担当していた伊東えり(恵里)さん。劇団四季出身だけに歌唱力抜群、演技も流石です。岸田敏志(智史)、大谷美智浩、原田優一、青山明、高野絹也、水野貴以ら実力派が周りを固めていて凄い安定感があった。全39曲で歌い上げたテレサの生涯。思わず涙です。

『櫻の園 Japan mix』『父帰る2015』

『櫻の園 Japan mix』『父帰る2015』

J-Theater

「劇」小劇場(東京都)

2015/05/07 (木) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

感動!
伊藤洋三郎さんの飄々とした父親に、激しい感情を前面に出す長男の木下政治さん。この二人の確執を軸に次男、長女を巻き込んだ葛藤。その家族の心の動きを妻役の山本みどりさんが見事に表現していた。観客席から啜り泣きも聞こえてきました。私としては木下政治さんの熱い演技に拍手でした。

さかしまToro

さかしまToro

Cooch

萬劇場(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

重かったけど・・
凶悪事件を引き起こした少年の更正は現実の世界でも重い問題。1度失敗した人間が再出発する機会を得る権利があるのか?人は本当に更正しうるのか、愛は届きうるのか、希望は生まれうるのか。色々問いかけられました。演出のジュオス藤桑さんがこの世の最後の物語と謳っていますが、ラストは本当にこの世の最後の物語でした・・。そうさせてはいけないという観客の気持ちが「希望」なのかなと。

生者必滅デジタイズ

生者必滅デジタイズ

空想天象儀

明石スタジオ(東京都)

2015/05/02 (土) ~ 2015/05/05 (火)公演終了

満足度★★★

謳っているほどは
面白くは見れたし、ある意味、一つの未来を表してるかな。また、 あるキャラのバトル(動きか)はなかなかよかった。
が、人物の関係性の狭さが影響してるのか、チラシで謳ってた、SFで緻密な世界観は、そこまで感じなかったかな。
また、SEのズレや台詞の重なりはちょっと残念だったかな。やはり、最初にもう少しあのシステムの説明があった方がよかったかも。

シュレディンガーの猫たち

シュレディンガーの猫たち

激嬢ユニットバス

サンモールスタジオ(東京都)

2015/04/30 (木) ~ 2015/05/05 (火)公演終了

満足度★★★★

なぜこの8人なのか
展開からSFかなと思わせながら、中盤明らかになる事実。そんな状態になったら、そんな事があるかもねと思ってしまう。なぜこの8人だった理由をもう少し描いてもよかったなとか、消えるのちょっと呆気なさすぎ感もあったが、面白かった。

抱きたい君への陳情書

抱きたい君への陳情書

第27班

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/02/28 (土) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

グループB観劇
グループBのみ観劇。

ネタバレBOX

「ひーいず・のっとあ・でっどぼでぃ」
短編にしては状況が判明してくるのにちょっと時間掛けすぎかな。だからか前半、ただ単にドタバタしてるとしか見えない。また、状況がわかってきたとしても、危機感・恐怖感があまり感じられかったかな。

「どこまでも行けるのさ~僕の武蔵野線編~」
武蔵野線の恋愛物語。武蔵野線ネタを上手いこと恋愛に絡めながら、恋愛物語としてきっちり仕上がっており面白かった。ただ、武蔵野線をメインで使ってたりするとより面白かったかなと感じる部分はあったかな。
君が決めてよ明日のことは

君が決めてよ明日のことは

Moratorium Pants(モラパン)

渋谷の洋服屋 ARTON(アートン)(東京都)

2015/02/28 (土) ~ 2015/03/28 (土)公演終了

満足度★★★

場所にあってる
少し展開の繋がりがわかりにくいかなはあったが、場所に合った内容な感じであり、なかなか面白かった。

ネタバレBOX

撮影(劇団コンセプトなのはわかるが)やはりどうにも気になるので、本番中は撮影禁止にして欲しいかも。
出口なし

出口なし

獣の仕業

d-倉庫(東京都)

2015/05/10 (日) ~ 2015/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1481(15-169)
とりいそぎのメモ

19:00の回(曇)。18:00受付、18:30開場。
前半が「双身機関」で、後半20:16~21:15「獣の仕業」、2団体のトーク21:16~21:53。

「せかいでいちばんきれいなものに(2012/3@ディ・ブラッツ)」からで(たぶん)7作目、翌日(5/11)も観ています。

・ひとりひとりの声がまるで歌うように聴こえるセリフのハーモニー
・会場の大きさがあっているのか適度な響き
・暗めの照明が、白/黒の衣裳を取り囲むように感じる

今までと違うと感じるものの、何がどのようにとは言い表しにくい。太い骨格と
鍛えぬいた筋肉とが限界までその力を振り絞っているように感じる。


『冒した者』/『ウィンドミル・ベイビー』

『冒した者』/『ウィンドミル・ベイビー』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2015/05/07 (木) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ウィンドミル・ベイビー
かつて働いていた牧場を訪れたアボリジニの老女が語る回顧譚。
可愛らしいお婆ちゃんからエラそうな雇い主、さらには犬までという中村早香嬢の演じ分けが愉しい。
そして冒頭こそ広田さんがご覧になったという大方斐紗子さん版を想像するも、進むに従って「これを、大方さんが…どう演じたの?」になるほど個性が出ていたように思われる。
ところで彼女の訪問の目的は鎮魂? また、「ジャガイモ」とは彼女たち地震のこと?
あと、線香花火の「玉」が落ちるようなあの終わり方もイイな。

『いないかもしれない 静ver.』『いないかもしれない 動ver.』

『いないかもしれない 静ver.』『いないかもしれない 動ver.』

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/05/03 (日) ~ 2015/05/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

緊張感 静ver
昨日たまたま動verを見ることになって、すごく面白いと思ったので静verも見に行きました。両方のバージョンで役者が違うせいか、個々のキャラクターの雰囲気がかなり違っていて驚きました。(芝居が始まる第一声の雰囲気まで違うんですもの。)こっちの静バージョンは、なんていうかリアルな感じで、一つの夢を見ていたような動バージョンに比べると、ひしひしと迫る感じがありました。

ネタバレBOX

私はどちらかというと、動バージョンの方が好きです。キャラクターの内面の動きとか、佳奈の疎外感とかが動バージョンの方が強く表現されていて、途中数回ウルッと来ました。静バージョンも、謎の女が怖かったり、お酒をかけられた後の吉岡くんの表情がよかったりと見所が結構あるのですが、リアルなぶん生々しくて、感情がすごく自分に近い感じで、相対化できないっていうか、つまり怖かったです。怖いってことは成功してるってことだと思います、たぶん。目の前の出来事から距離を置いて泣くんじゃなくて、出来事が目の前すぎてなんかもう笑うしかないっていうか、そんな感じがしました。最後の、友ちゃんの「あっそ」のあと、佳奈と二人で笑いあうところは静バージョンの方が希望がある感じがしました。見に行ってよかったです。
大渋滞

大渋滞

山田ジャパン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/05/07 (木) ~ 2015/05/13 (水)公演終了

満足度★★★★

面白かった。女優・いとうあさこも見られて満足♪/約120分
渋滞にハマった人々の間に関わりが生まれ、さらに進んで大小さまざまな騒ぎが起きるトラフィックコメディ。

「ある一帯にこんだけワケありな人たちが固まるワケないだろ!」というくらい、登場人物はいわくありげな人たちばかり。

でもそれだけに話が弾んで、楽しい2時間でした。

楽しく観られたのはまた、とても緻密なのに、その巧さを意識させない嫌味のない脚本・演出の賜物でもあるはず。

感心させられました。

ほどよい詩情があるところや、主張がしつこすぎないところもいい。

ネタバレBOX

ある人物の犯行動機を深く掘り下げれば、もっと人間ドラマ寄りの劇にも出来たはず。
あえてそうせずコメディの枠に収めたところに、作者の喜劇愛を感じた。

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