
神様はじめました THE MUSICAL♪
株式会社アルテメイト
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2015/03/21 (土) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
キツネの尻尾が立派
賑やかで楽しいステージでしたが、わざわざミュージカルにする必要はあったのかなあ? 肝心のところは歌で表現してなかったし。キツネの衣装&メイクは超イカしてました。

EPITREPONTES
古代演劇クラブ
東京アポロシアター(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/26 (木)公演終了
満足度★★★★
今後もいろんな作品に挑戦して
不人気の学科なのに、ステージが成立するほど役者とスタッフがよく揃ったなあというのが第一印象。古代ギリシアの劇作品というと文字化されているものの講読が中心ですが、アカデミズムの世界でこれまでに最も無視されてたのが、最大の醍醐味は上演であるという事実! わかった単語はわずか数語のみだったが、言葉の響きもなかなか楽しいではないか(本当にあ〜だったのかどうかはわからないけど)。とにかくビックリ。長く続けて欲しいなあ。

『MOGURAYA』ーエピソード3ー
株式会社FPアドバンス
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

丹下左膳
新宿梁山泊
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
20年ぶりの観劇
子育てに阻まれ、そして遠くなり、20年ぶりの観劇です!なんというか随分と“垢抜けた”というか、随分と変わったなぁと(良い意味で!)感じました。
ネタ的には演劇業界、これでもか!という話ですが、今まで観たものとは突っ込みどころが違う!さすが金さん!なんとなく感じているけど口に出しづらい事を、スコンと舞台に乗せてしまった!そこでしか生きられない人たちの中に、紛れ込んだ者。彼に言ってはいけない事を仕込むように、本当を浮き上がらせる。そこを突っ込んじゃ駄目でしょという現実が、架空の世界にチラチラ見え隠れする。天国は地獄、薄皮一枚被って、内側は忘れた振りで生きていく。それしか行きようがないのだから。表向きには・・・でも実際は・・・それをどこまで我慢できるのか?痛いところガンガン攻めてくる話でした。出来ればまた観に行きたいと思います。

丹下左膳
新宿梁山泊
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★
原発は反対です!
太古の昔の天皇誕生秘話から物語が始まって、そんないざこざ(?)がその後の日本の暗い未来を暗示し、原発事故後のある地域に暮らす人間たちの葛藤を描きます。
政府、電力会社の国民を操作しようとするたくらみを、暴くのは丹下左善・・・いったい彼は何者・・・・。
太古の天皇から語る必要があったのか、天皇の存在がそこまで重いのか、ちょっと私には意図が理解できなかったです。
丹下左善はある意味、誰にでもある小さな良心なのでは・・・・と、私は思ったのですが、どうでしょう?でも、彼が悪人を切るときに叫んだ台詞の意図はわかりません。
役者さんたちには、とてもパワーを感じました。

After The Carnival
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
pit北/区域(東京都)
2015/03/17 (火) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
死なない方法
上演日前半と後半の二回、見て来た。別物だった!!
前半と後半が変わるのは興行としては良くないかもしれないが、わたしは両方見て良かった!
最初に見た時に、何かが引っかかってもう一度見に行った。
そして、死なない方法とは、夢見る力なのだとわかった。滅多に泣かないが泣いた。
最初に見た時より、出演者の力みが取れていて、芝居全体が調和していて、まるで夢の世界のようだった。
日本にも世界にも色々な理由で死んでしまう子供たちが沢山いる。
でも、その子供たちの抱いた夢は必ず残る。そして、時を超えて必ず誰かがその夢を知る、あるいはその夢を生きる。
それこそが不死という事なのだと。
絵空事ではない。本当にそう思えた。
この芝居を見る事が出来て良かった。

紅白旗合戦
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
学校が舞台
高校の卒業式の運営に関するシチュエーションコメディー。
会話の内容がどうしょうもなく青臭かったりするが、それがまたこの劇団の特徴か。中でも、沈の才女タイプの役と,淺越の理屈っぽい役柄が特に面白くテンポよくストーリーが流れていく。いやはや何とも楽しい2時間であり、とても楽しませてくれた。

After The Carnival
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
pit北/区域(東京都)
2015/03/17 (火) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
想像をかきたてられる作品
19日と21日、ダブルキャストなので両方観てきました。まず最初に、私は演劇に関しては全くの素人なので、専門的なことも作品や役者たちのレベルもわかりませんが。。
でも不可思議で幻想的で夢かまぼろしか、ユヅルやトキオは確かに日本名だけど、日本ではないどこか架空の場所に感じました。いくつかのそれぞれ違う形の生と死が作品に盛り込まれ、残された者が一生抱えなければならない苦しみと魂の叫び、それを乗り越えてなお前に進もうとする希望を感じることができました。
役者さんたちは皆さん達者だったのでは、と思います。
舞台の造りも立体的で動きがあり、さらに客席の一部を使って演ずるところも新鮮でした。
日疋氏の意図することすべてを理解したわけではないと思いますが、両バージョンを観劇し、さらに台本を購入して読み、観たときとはまた違う想いが出てくるところなどは、あえて観る人に想像の余地を残す作りにしているのでは、と思います。
そしてそういった作品は、観たあともあれこれ考え、それゆえいつまでも心に残るのでは、とも思っています。
まだまだ新しい感想が出てきそうな作品でした。

TOP HAT
宝塚歌劇団
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
新トップお披露目公演
新トップスターの朝夏 まなとさんが芝居に歌に大活躍。
難しいタップダンスを見事に表現されてました。
笑いも多く見所満載の楽しい公演でした。

『蝶ゲンボウ』(チョウゲンボウ)
ひげ太夫
テアトルBONBON(東京都)
2015/03/24 (火) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
うんうん
気になっていた劇団だったけど、初観劇。
なるほどねー。
いろいろ納得。
楽しめた。
なんかね、みんながプロって言う感じが良かったね。

After The Carnival
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
pit北/区域(東京都)
2015/03/17 (火) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
二人の少年の生と死を描いたファンタジー
生と死というテーマを、美しいセリフと展開で描く、アンチドラマ、メタ演劇でした。起承転結のハッキリした、分かりやすく、結論・メッセージを押しつけるウェルメイドな芝居より、ゴダールの映画やベケットの「ゴドーを待ちながら」のように、観客が自由に解釈できるパフォーマンスのほうが好きという方には、とても楽しめる舞台だったと思います。

鑪―たたら (残席僅か)
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

鑪―たたら (残席僅か)
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
役者。ウェルメイドを突き抜けて
ストレートプレイの見本のような芝居。役者のうまさ。皆青年座だったんだ。やっぱし、やるな。終幕で並んだ7人が少なく感じた。早船聡の本、伊藤雅子の舞台美術。リアリズムで感情表現がストレートでそこをエンジンにテンポ感を出すタイプ。感情の激する生身の身体ゆえか、若干の台詞間違いも、気づかせるが乗り切るに十分の情動が舞台に流れている。キーマンとなる職人役(山本龍二)が場の撹乱要因、これと旧知で自らの家族問題も進行中の不動産屋(山路和弘)が全ての人物と関係して全体をアンサンブルする。
終盤の台詞。作家の仕事に感服す。

スーサイド・イズ・ペインレス
(劇)ヤリナゲ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

現代能楽集 クイズ・ショウ
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
問いかける舞台
見応えがあった。見ているうちに、次第に、参加者になった気持ちに。自分は今、どこにいるのか、どういう社会に生きているのか、舞台から問われているような感覚に。実験的な攻めている芝居。新鮮な舞台体験で最後まで楽しめた。ラストに向かう流れは圧巻。

神様はじめました THE MUSICAL♪
株式会社アルテメイト
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2015/03/21 (土) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★
うーん・・
原作は知りません。
正直なところ、キャスト目当てで行きました。
歌が歌えないキャストばかりというのも知っていました。
分かってたけどやはりこれでミュージカルって呼ぶのはちょっと・・・
というクオリティでした。残念。
効果もイマイチ・・・・
ほんとに技が出てるのか、戦ってても、強そうに見えない。
話の内容はまぁまぁ面白かったです。
悪役?の妖怪の人たちと、アンサンブルの人たちの
レベルがメインキャストに比べて高かったのが
唯一楽しめたところでした。

せんてい2人芝居ver.
ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―
早稲田大学学生会館(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
階層を分けるもの
要するに主従を分けるもののことだ。それは、存在に対する自信に裏打ちされ、その結果は、意識と言葉によって社会化される。

『MOGURAYA』ーエピソード3ー
株式会社FPアドバンス
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

漂白
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
プロデューサーにも惜しみ無い拍手を
やっぱり「春にして君を離れ」でしたか。フライヤーの文面からなんとなく推察していましたが、これはオーダー元の勝利!蓬莱さんの筆が冴え渡っていました。挫折?を知らない人の傲慢さや救いのなさを、往年の「奥さん(お嫁さんだったかな)にしたい女優No.1」の市毛さんが演じることで、日本人の俗物さを皮肉る効果すら感じました。小林さんの個性も役にぴたり。
…蓬莱さん、また傑作書いてしまいましたね…‼

『山茶花』
演劇人*
d-倉庫(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
Wキャストで色が違う
登場人物の愛情のベクトルがわかりやすくて、
それゆえに傷ついてしまう関係などもあって切なかったです。
パンフレットによると、夏の話だったのを冬に変更したそうで。
暗転ならぬ明転で場面が切り替わる際の、
客席に走る青い光とキーンとした音が、山の静寂を感じさせてくれました。
それによって追加されたであろう「天花(=雪)」の使い方も見事で、
想いを積もる雪になぞらえたサンサカの言葉、
降る雪の中、つばきがつぶやく言葉などが心に響きました。
花チーム→山チーム→花チームの順で観ましたが、
Wキャストになっている方々は各々でキャラを作っているようで
「へぇ、こっちのチームの○○役はこういう言い方をするのか」と、
面白く感じ、個々の役者さんの熱気を感じられる公演でした。
当日のロビースタッフのこまめな声掛け、
誘導のスムーズさ、
稽古期間中の公式ツイッターでのキャスト紹介は
開演までのテンションを上げてくれましたし、、
パンフレットやブロマイドの内容&値段設定なども
お財布のひもが緩みやすいところで良かったです。