最新の観てきた!クチコミ一覧

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ハイリスクHighSchool 改訂版

ハイリスクHighSchool 改訂版

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事でした!
とても良かったです。面白いし笑えるし、でも大事な事が沢山詰まっていました。人間関係が希薄になる現代なので、色々と考えさせられました。そして、役者さん達は、キャラクターを魅力的に演じていました。イジリー岡田さん、存在感もあるし見事にハマり役だと思いました。途中入るアドリブは面白過ぎて、涙が出てきました。そして、ラストの応援は見事で、感動すら覚え、違う涙が出てきました!大満足の舞台でした!

振袖大火

振袖大火

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

相性
今回から「くりもん」と名前を変えて公演。
美術、ダンス、演出が素晴らしかった。
「よろきん」時代から拝見しているがラビット番長が演出するようになってからレベルが上がった。本と座組の相性がいいのだろう。
今後も期待しています。

阿弖流為

阿弖流為

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/07/05 (日) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

チケット代金が高くなったのは辛いが
新感線だったら絶対作ってるな、クマ子グッズw。
話は知っているので今回は上の階から見ました。2階から上の左側座席は花道見切れる部分が多いのでもう少し値段考えればいいのに。

ジュータスの流れないいのうえ歌舞伎でした。
多少の改訂はあったけど根底は不変で面白く、国創りとはこういうことー!とわかりやすい。出ずっぱり附け打ちさんの姿勢と音色の良さにも惚れ惚れ。阿弖流為と田村麻呂の花道越し名乗り掛け合いは鳥肌モンだった。いのうえ歌舞伎流の緩急つけた殺陣と蛮甲らのオーソドックス殺陣が如何にも歌舞伎らしい対比、パルコ歌舞伎以来のブレヒト幕や普段の歌舞伎では見ないバミリの多さとか。佐渡馬の屋敷幕だったか蛇の衣紋幕もデザインもいい。リストバンド発光の蝦夷の星空も綺麗。
最後のねぷたの集団、アテルイの時もあんな感じだったから特に気にならなかった。
阿弖流為と鈴鹿の並びは博多人形かっつーくらい美しかった。益々アスリートな身体になってるキレッキレの田村麻呂さん。稀継の場面だけ切り取ったら横山光輝の世界ぽい。スタァ歌舞伎俳優の見せ場が盛りだくさんでで目の保養になりましたw 久しぶりに見た新悟ちゃんもいい役者になってた。

再演またはシネマ歌舞伎化希望です。

ネタバレBOX

自分が観劇した日、帝の正体が明かされるシーンでは笑いが起こっていた。そんな場面でもないと思うんだが、いろんな見方があるんだなーと思った。
ヒッキー・カンクーントルネード

ヒッキー・カンクーントルネード

ハイバイ

大垣市スイトピアセンター(岐阜県)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

リアリティ
兄ちゃんの引きこもり演技は迫真で、単に病的なのではなく、葛藤する様にリアリティを感じる。一方で出張お兄さんのオチが絶妙でツボでした。色んな正解が混在する中、個人的には妹が兄を誘いながら去っていくときのセリフが印象に残りました。

ネタバレBOX

妹のセリフとは、未知と遭遇することに恐れる兄に「分からなくても、行って知ればいいでしょ~」 というとこ。 そんなに話は単純ではないかもしれないけど、やっぱり人にはそういう「鈍さ」が必要だと思うんだ。
劇玉Ⅲ

劇玉Ⅲ

オイスターズ

損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(愛知県)

2015/07/09 (木) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

最新作が一番のシアワセ
とりあえず「あの匂い」が断然良かった。最新作が一番良いと思える幸せ、。当面、見続けられるな、オイスターズ。

■【いきおいはない】 個人的には天野さんのナイスバディが全部持ってった感が強いwww 観るの2回目でジャンケン耐性がついてしまったせいでもあるのだがσ(^_^;) ただ、驚きを抑えて落ち着いて観れたことで、じゃんけんチャレンジャーズの演技をじっくり楽しめました。

■【続・トラックメロウ】 意外に不条理劇だったのか~という印象。一般人の思考・想像の裏をかきつづけるバイプレーヤー達が実は主役なのかなと思った。ガードマンズの奇行がツボでした。

■【お蔵入り】 話の筋よりは、役者のキャラでもっていた感あり。ボケとボケを掛けるとこうなるのか・・・っていう夫婦がほほえましい。

■【物知り野郎】 核心じゃない情報はとことん削ぎ落として良いのだなぁと感心した。いろいろ想像巡らせて楽しかった。

■【ゴドー氏の仕事】 本家、ベケットに比べると、あんまり不条理感が無いというか、すんなり観れてストレスがあんまり無い。それが良いのか悪いのかは微妙。欠けたピースがあるぐらいの方がタイトルから感じる期待に馴染む気はする。

■【あの匂い】 多重感、多層感のある構成はすごい好み。時空を越えた人の繋がりと変化が濃縮された感じで堪らない。これに票を入れたけど、案の定トップだったとのこと。ただ、匂いというキーワードがあまり印象に残らなくて、あれ?ってなった。

祝祭

祝祭

Trigger Line

小劇場B1(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

トリガーラインVOI.12公演:「祝祭」
 昨夜、下北沢小劇場でトリガーラインVOI.12公演:「祝祭」を観た。
昨日が初日の舞台。今月26日まで公演があるため、詳しい内容を書けないが、公開されている情報を記すと、「1996年12月17日にペルーの首都リマで起きたテロリストによる駐ペルー日本大使公邸襲撃及び占拠事件。翌1997年(平成九年)4月22日にペルー警察の突入によって事件が解決するまで、4ヶ月間以上かかった。在ペルー日本大使館公邸人質事件とも呼称される。」事件をモチーフにフィクションとノンフィクションを織り交ぜて紡ぐ舞台。

 モチーフとなった、この事件が起きた時、私は31歳。強行突入のニュースを聞いて真っ先に思ったのは、日本人を含め70人ほどの人質がいるにも拘らずなぜ強行突入したのかと言うこと。強行突入をすることにより、罪も関係もない日本人も含んだ人質にも死者が出るかもしれない可能性があるのに強行突入をし、日本政府もそれに同意をしたのかと言うことだった。

 その時、「正義」とは?命の重さとは?と言うことを改めて、考えたと共に、「国にとっての正義とは?国民の命の重さとは?」何なのだろうと憤りにも似た疑問と不信感をいだいた。

 それを踏まえつつこの舞台を観ると虚実を織り交ぜた物語で、この舞台がすべて事実ではないが、事の本質は恐らくこの舞台の上に現出したものであると当時感じ、舞台を観ながら自身の体の奥底から湧き上がる感覚とを照らし合わせても確信した。

 西岡野人さんの革命運動の指揮官ホセは、知性も教養も持ち合わせているにも拘らず、生まれた国の貧困と状況で、過激とも言える革命運動に傾倒してゆくが、知性と教養をもっていたが故に、人質に危害を加えることをせず、佐川和正さんの国家事案情報局局長で事件の交渉役カタオカや人質たちと話し、関わって行く中で変化するにつれ、観ている側にも、ホセの悲しみと苦しみと憤りにテロ行為自体は何があっても認めるものではないが、心情としては共感というか理解できるように変化してゆく。

 佐川和正さんのカタオカは、立場はホセとは相反するのものであるが、同じ悲しみを体と心に内包している故に、交渉を通し話してゆくうちに、奇妙なしかし当然とも思える共感と共鳴、しかしそれに引きずられることなく、互いに命を失うことなく最善の結末を求める姿を感じ、生まれた国、生まれた状況が違っただけで、立場が逆になっていたかもしれないのではと思った。つまり、ホセとカタオカは合わせ鏡なのではないかと。

 今西哲也さんのサンチェスは、革命メンバーの中で物語の中盤までは一番、頑なで、武力に訴えようとする直情型のテロリストのように見えるが、彼とて、食べ物より拳銃の数が多く、食べ物は入手出来ないが、拳銃は簡単に手にすることが出来てしまう国に生まれ、貧困にあえがなければ、そうはならなかったのではないだろうか。その頑なで、国だけでなく生きることにすら憤りを感じているサンチェスの頑なさを溶かしていったのは、久津佳奈さんの赤十字国際委員会の委員ソフィアの自分の命を顧みず、敵味方の別なく、人の命を尊重し尊守するために行動する姿であり、陣内義和さんの敵味方関係なく、美味しい料理を食べさせたい、料理で疲れた心と体を癒せればという誠実な温かさ。

 そして、日本人の本来持っていた美徳と人質たちとの4か月間という長い時間を共有する中で自分を見つめ、相手を見つめ気づき、知った人が本来持っている誠実さや温かさは、きっと武器よりも武力よりも強く人の心を動かし変えるのだ。

 「祝祭」とは祈りと祭り。「祝い」とは古くは、祈ること。「祭」とは、慰霊のため神仏や先祖をまつる行為であり、感謝と祈りである。

 「祝祭」は「宿祭」であり、宿命は変えられないと言うが、抗うことは出来る。抗おうとする行動、行為を起こすことで何かは確実に変化し、それが「宿命」を変えることになるのではないか。

 何のための正義、誰のための正義、国の正義とは?正義って何?人の命を犠牲にしてまで守るべき、行うべき正義とは何なのだろう?命の重さとはいったい?「祝祭」とは「宿祭」なのではないかそう感じ、考えた舞台だった。

                                        
                                        文:麻美 雪

阿弖流為

阿弖流為

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/07/05 (日) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

歌舞伎nextの【阿弖琉為】を観劇。

13年前に劇団・新感線がいのうえ歌舞伎と銘打った【アテルイ】を新たに歌舞伎に仕立てた直した作品。
前作は歌舞伎役者と小劇場俳優が混成して、ロック音楽と派手な照明、立ち回りを駆使した、新感線らしい
舞台だったが、今作は歌舞伎として作品を成すという事らしいが、そんな事は微塵もなく、何時もの新感線らしい作品になっていた。

国家統一を図ろうとする大和朝廷の帝人軍(みかどびと)とそれに反乱する北の民・蝦夷(えみし)との戦いの物語。
帝人軍の征夷大将軍・坂上田村麻呂と蝦夷の大将・阿弖琉為の国家の存亡をかけた戦いでもあるのだが、互いが求めるのは国家の平和であり、権力争いではないのだが、そこにまた悪の化身が存在するという荒唐無稽な物語になっている。
前作の【アテルイ】では、敵対する相手を認めながらも、理想の国造りが出来ない中での葛藤と友情を元に描いていたのだが、今作では、悪の化身が悪ではなく、己が信じている神様が最大の敵という複雑な展開になっている。
前作のこぎみよい展開を踏襲しつつも、主人公達の悩みは前作に増して最大であり、観客はその主人公達と共に悩まなければいけないという流れに導かれるのが、何時もの新感線とは違う見所である。
そしてその見所は、13年後に出した新感線の問いかけであり、その答えを歌舞伎を通して考える事が、今作の本当の面白さである。

チケット代金は高いが、お勧めである。
イヌジニ

イヌジニ

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

ポスターに
負けている。

ネタバレBOX

人間の身勝手さから処分されるペットたちの話。

犬の遠吠えはお隣の駅前劇場でもありました。同時期に犬を扱ったお芝居が隣同士であるとは珍しいことですね。

登場した動物たちは助かったようですが、登場しない動物たちはどうなるのでしょう。里親制度に注力している施設があったり、ブリーダーからの引取りは既に断っている施設があったのではないかと思ったり、今の現実そのものかどうかちょっと考えました。

ミナモザ『ファミリアー』が思い出されました。そして、2012年に動物愛護法改正が行われたことを知りました。
―ワタフェス―

―ワタフェス―

WATARoom

テアトルBONBON(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

適当な感じが良い!
トークもグダグダで、出演者の暇な感じが素晴らしかったです。

チャイルドボイス

チャイルドボイス

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

シアターサンモール(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

サービスが良かったです!
長時間だけど元気があって飽きませんでした!

しかし、おしぼりが出る芝居も滅多ないですな(*^o^*)

天麩羅男と茶舞屋女/FRIENDSHIP【ご来場ありがとうございました】

天麩羅男と茶舞屋女/FRIENDSHIP【ご来場ありがとうございました】

青春事情

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2015/07/16 (木) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

氷川丸を巡る2題。
アイデアは良かったのですが。

ネタバレBOX

もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡『天麩羅男と茶舞屋女』
1932年、横浜からロサンゼルスに向かう氷川丸の船内で、日米開戦派の軍人に恋をして、彼の指示に従ってチャップリンを毒殺しようとした女の話。

暗殺されそうになったことがきっかけで、映画「独裁者」の構想を得たというのがミソでした。チャップリンが平和を愛する人物だと知った女でしたが、やはり恋に生きて自決するのでしょうか。悩ましいところです。

ところで、対面舞台の反対側にしか文字を映さず、随分冷たい仕打ちだなと思いましたが、途中から見づらいながらも見えるようになり、手違いかと一応は納得しました。また、女の顔を水に浸け水責めに使用したタライをそのまま人参を洗う料理場のタライとして使ったのはあまりにも不衛生で配慮に欠けていました。気持ちが悪くなっておえっとなりそうでした。

青春事情『FRIENDSHIP』
2215年、火星から横浜に戻る宇宙船氷川丸の中における、男性クルーの成長物語。

先の話と同じ船長で同じ役者さん、と言っても時代が違うので秋吉七郎と秋吉百三七郎の違いはありましたが、ちょっと受けました。そして、先の話は全体がシリアスな話なのに船長だけが何か頼りなく浮いた感じがした原因も分かりましたが、先の話ではシリアスに徹した方が良かったのではないかと思いました。因みにこちらの船長は豚型ロボットでした。

頼りないクルーの成長物語でしたが、どこか焦点がぼやけているように感じました。『ロボと暮らせば』で青春事情を知り、そのときの藤吉みわさんが良くて注目するようになり、劇団ズッキュン娘を応援している私ですが、彼女と随分差がついてしまったように思いました。

ところで、寿退社する先輩女性クルーに憧れているクルーですが、婚約によって人間的に優しさが増した彼女だからこそ憧れたのであって、もし婚約していなかったら憧れてはいなかったかもしれないというようなセリフがありました。

えっ、これってまさに不倫を扱ったお芝居、結婚によって男に包容力が増し、人間的に一回り成長したそんな男に惚れたということであって、もし男が結婚していなかったら恋愛感情に陥ることはなかっただろうと断言した劇団ズッキュン娘『2番目でもいいの♡』そのものじゃないかと思いました。
へべれけ

へべれけ

Bobjack Theater

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

心がほっこり(^^)
笑って泣いて、温かい気持ちになりました(^^)
的場さんの兄、宝の演技がスゴい!見る側も受け止めるのが難しい役だけど、どんどん引き込まれて優しいお兄ちゃんに魅了されました。渡辺さん演じる弟の守もすごく優しくて、でも苦悩もあって、人間らしさに溢れて共感できました。
丸山さんの借金取りがめちゃ面白いんだけど、自分の立場は変えず、でもあーこの人いい人なんだなーと思わせるのが素敵でした。あー他にもいっぱいあるけど、書ききれない!

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/07/06 (月) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
7年振りに観劇しましたが、改めて名作だと思いました。心に沁みました。

ネタバレBOX

広島の図書館で司書をしている福吉美津江が図書館に通い始めた木下という原爆の資料を収集している大学の助手の男にふとときめいたことから、逆に普段から肝に銘じている自分は幸せになってはいけないという思いが強まり、それが原因で父竹造の妄想を見るようになり始めてから数日経った1948年7月27日(土用の丑の日・火)から7月30日(金)までの四日の間に、父親との会話を通して幸せになってはいけない病が癒され、木下との結婚を決意し、もうこれで父親の妄想を見なくなると自覚するまでを描いた話。

広島の昔話が取り入れられるなど細かいところにも気配りがされていましたが、全てが伏線として繋がっていました。子供たちに昔話を読み聞かせをするのが彼女の楽しみですが、なぜ司書の職に就いたかというと福村という同級生と民話の研究会を作ったことがきっかけでした。福村は原爆で死んで、美津江はたまたま福村への手紙を落として拾おうとしゃがんだことで灯篭の陰になって助かったのですが、福村の母親に会ったときになぜ自分の子が死んであんたが生きているんやと言われたことから幸せになってはいけない病にかかったかのように思えました。

しかし、違っていました。出がけにB29の飛来を竹造に伝えたのが美津江で、竹造はまともに原爆が爆発する瞬間を見てしまい、しかも家の下敷きになって助けることができず、火が近付くに伴い父親を見殺しにして逃げてしまったことによる自責の念にかられたことが本当の原因でした。真相を知って驚いた父親から、次の世代、さらに次の世代へと命を繋ぐことを願った納得づくの死であったことを聞かされ癒されました。

木下のために風呂を炊きに下手に下がる竹造と、それを見送り、トラックの音にうきうきする美津江の姿から、父親との別れを自覚し、木下との結婚を決意したことが窺えました。
グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーハホリー☆
(^^)/土曜日の夜、新宿で
[無頼組合]の、
【グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー】を観てきました☆
面白かったです。
待ちに待ったシリーズ第六弾☆
ハードボイルド&スピーディー&コメディの
「ナイトシリーズ」♪
予想以上の面白さとストーリー展開でした☆
観劇日記をブログに書きました。

チャイルドボイス

チャイルドボイス

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

シアターサンモール(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

仮面と裸形 どっちが人間?
あどけなさと子供達のしっかりとした観察眼に裏打ちされた本音とのWシンクを通して下降弁証法に至り、終には餓鬼の誕生迄、実際に舞台を観ている子供達にもちゃんと分かるように視覚化して表現している点で、先ず評価できる。

ネタバレBOX


 物語は、関東一帯を纏めた伝説の暴走族、関東血みどろ愚連隊の元初代総長、丈一郎が、保育園経営の父が倒れた為、40歳代になって初めて臨時園長代理として赴任したことから始まる。赴任早々、丈一郎には、普通の大人には聞こえない、子供達の本音の声が聞こえた。敏感な子供達は、彼が自分達の本音を聞き取れる事を直ぐに悟る。だからと言って、子供達の態度がそのことを梃子に変わるという程、彼らのエネルギーは柔なものではない。同時に丈一郎も子供達も本質的に敵対している訳ではない。優しさの根競べをしていると言った方が寧ろ近いのである。丈一郎に子供達の本音が聞こえるのは、無論、彼が、バイアスを掛けないものの見方が出来るからである。元々、質の良い不良というのは、ペーパーテストの成績だけが良く、人間味もなければ、感受性にも乏しい人間失格秀才等には及びもつかない鋭敏な感性と大人や自分より力のある者達を観察して遣り込めることのできる観察力と理論構築力を具えているものである。無論、教師と馬が合いさえすれば、成績だってトップクラスには直ぐなる。教育ママとやらいう怪物に飼いならされた愚物とは大本から違うのである。
 丈一郎は、世間的には不良で、それも関東一円の問題児の総大将であるから中味の無い気取った阿保な大人からは顰蹙を買う。然し、幼稚園ではなく保育園に通う、家庭的に複雑で社会的問題を抱えていることの多い子供達は、表向き、所謂良い子であることが多いのだ。彼らが抱えている深刻な問題に気付かない、感受性の鈍いというより麻痺したボンクラばかりが蔓延る社会が常態化している現在の日本では、丈一郎や、保育園児のような正常な人間が却ってつまはじきに遭うのである。結果、複雑な社会の犠牲となって子供達を虐待するに至る親や社会に対して、丈一郎と子供達が、狎れ合い押し流されてゆくセンチな世界をこの劇団は描いていない。あくまで真摯に己をぶつけ合い、互いに傷つけ合い乍らも、理解を深め、庇うべきは庇える側がそれを担い、のたうつ者は、思い切りぶつかってゆく。その嘘のないぶつかり合いにこそ、人の温かさ優しさがあるのであり、この劇団は、そのことを表現している。丈一郎役の夢麻呂さんは、舞台を下りると意外と小さい。だが、演じている時の貫目といったら、伝説の暴走族リーダー、丈一郎そのものである。良い役者だ。園児役では、ひまわり組でいつも折り紙を折ってばかりいる根本スズ役の福田 らんさんが良い演技をしている。感受性の鋭い、どちらかというと内向的な女優さんである分、今後とも芸域の拡大が見込めそうだ。
(revival of the)HOTEL,

(revival of the)HOTEL,

劇団「劇団」

スペース・イサン(京都府)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/13 (月)公演終了

ホテルを舞台にドタバタ劇
この劇団さんの役者さんは、いつも、とっても楽しそうに演技をされます.
ホテルを舞台にドタバタ劇.
本当に楽しそうです.

少しとってつけたような設定もありますが、コメディと思えば、全然気になりません.
観てる側も楽しかったです♪

ネタバレBOX

女優・杏野チサは生き別れた父を捜すために、トップ女優にまで登り詰めたが、未だ父とは巡り会えず.
今まで清純派として隠してきた自分の(父と生き別れ、母も倒れ、孤児院で育った)過去をマスコミにリークし、父を捜すことに.

世間を騒がすため、山里離れたホテルに身を隠すことにするが….

このホテル、実は倒産寸前、従業員は全員辞めてしまい、支配人はチサをもてなすために、ホテル関係者とおぼしき人物に招待状を送り、無料で宿泊して貰う代わりに、チサへのおもてなしを手伝って貰おうとしたが….

ホテルに来たのは、料理人の筈が(料理を使った手品をしていた)マジシャン、接客の達人の筈が(○○ホテルというツンデレメイド喫茶の)メイド、ホテル運営者の筈が(イベントに参加し運営者から招待状を譲り受けた)忍者.
おもてなしは無理だと帰ろうとするマジシャンとメイドと忍者だが、相手がチサと知り、大ファンの3人はチサへのおもてなしを快諾する.

が…、所詮は素人、ホテルを縦横無尽にドタバタ劇.

そこへ、チサの居場所を突き止めたマスコミが殺到!
クライマックスへ、という展開なのですが….

「チサの実の父親は、やばい人と付き合いして、ヘマをして殺された」という設定が明かされる…、が…、いかにも、とってつけたような設定…、もう少し考えて欲しかったというのが正直な感想.

ですが、コメディと思えば、全然OK.
全てが明かされるクライマックス、上記設定以外は、結構良かったです♪


追伸、終演後、役者さんと面会者が出口を塞いで出れない状態….
ほんの数十秒程度でしたが、結局出口を開けて貰えず、待たされて…、そのせいで、後10mの所で電車に乗り遅れ…、その後、乗り継ぎが悪く….
公演自体は面白かったですが、後味が悪い.
天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)

天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)

Bunkamura

東急シアターオーブ(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しくて、ノリノリになれる舞台
森くみさん主演での日本人キャストの公演がとても楽しかったので、期待して、来日公演に伺いました。

キャストの歌唱力は、どなたも素晴らしく、歌を聴いているだけで、ワクワクしました。

シスター達のノリノリのダンスにも、大いに元気を頂きました。

でも、演出や、場面転換の鮮やかさは、日本版の、山田演出舞台の方が勝っていたようにも感じます。

今度は、蘭寿とむさんや、石川禅さんなど、新たなキャストも加わっての再演があるようですので、こちらも、また楽しみです。

ネタバレBOX

主役のデロリス役の女優さんを始め、シスター役のキャストの歌唱力が抜群で、客席から、何度も喝采が聞こえました。

映画でも、舞台でも、シスター達のパフォーマンスの素晴らしさは、圧巻です。

最近、ニュースを観る度、虫唾が走る思いでいるので、本当に、精神を浄化されたように感じて、一瞬ですが、現実の憂さ晴らしができました。

叶うことなら、毎日でも観に行きたい素晴らしいエンタメ作品です。
ハイリスクHighSchool 改訂版

ハイリスクHighSchool 改訂版

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★

若手もベテランも 良い感じ
次代のこの国を背負って立つ若者達に活力を与えようと文科省も絡んでプロジェクトが決行された。

ネタバレBOX

無論、最初はモデル校を選定にそこに、地域からランダムに選ばれた活性化因子を送り込んで様子を観るのである。選ばれたのは都立赤山高校2年B組。活性化因子は、何とオジサン3人。一人は八百屋、一人はタクシードライバー、そしてドン尻に控えるは、ゲイバーで働くオカマである。
 当然のことながら、高校生はドン引き! 然しオッサン達はめげない。期待されたコミュニュケーション能力を活かし、徐々に生徒達を取り込んでゆく。きっかけになったのは、長期欠席を繰り返していた女子とオカマが話すようになったことと、八百屋が実は東大出であることが知れたことであった。
 文科省の偉いサンは、このプロジェクトに否定的だ。で、官僚らしくイギタない手を使ってくるが、どっこいそうは問屋がおろさない、というオチが最後にはついてくる。
ミュージカル『サンセット大通り』

ミュージカル『サンセット大通り』

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/07/04 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

5年後あたりに再演を!
初演を安蘭さんで観たので、今回は、濱田さんのノーマを観たくて、伺いました。

宝塚時代から、美しいコンビの娘役さんとして、注目していた夢咲さんが、素敵な佇まいで、ベティ役を好演され、退団後初の役柄を魅力的に勤めれて、今後のご活躍が楽しみになりました。

柿澤さんのジョーは、屈折した売れない脚本家の心情吐露は、お見事でしたが、ノーマを虜にする、セックスアピールは、やや乏しかったような気もします。

歌唱力の点では、皆さんに、文句なし!

濱田さんは、カテコのご挨拶で、ご自身が語られていたように、第一線から退いた大女優の、長年の淋しさや情念を表出するには、まだ引き出しが少し足りなかったようにも感じます。

安蘭さん共々、後5年後ぐらいに、また再演して頂けたら、お二人とも、ノーマの境地を更に色濃く演じられるのではと、楽しみです。

ネタバレBOX

初演時より、ジョーが、ノーマと出会うまでが、スピードアップされていたように、感じました。
その分、ノーマとジョーの関係性に重点が置かれた舞台になっていたような印象を受けました。

柿澤さんの、ジョーの心の葛藤表現をもう少し、丁寧に演じて頂けたら、更に深みが増すストーリー展開になるのではと思います。

初見のノーマとジョーの組み合わせを拝見して、むしろ、初演時に拝見した、安蘭さんと田代さんの演技が、優れていたことを思い知った観劇となりました。

でも、鈴木裕美さんの演出は、更に緻密になり、ジョーの死体が、プールに浮いていた様子や、ジョーを殺したノーマの逮捕に至るまでの、女優魂を見せるラストシーンの、恍惚とした、美しさや哀しみは、大変印象深い余韻を残して、秀逸でした。ノーマの最初の夫だったマックスの彼女への愛の深さが、如実に示されるラストに胸熱くなりました。
ハイリスクHighSchool 改訂版

ハイリスクHighSchool 改訂版

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

おふざけと心あたたまる話
おふざけとちょっと心あたたまる話が絶妙なバランスで混ざり合う面白ステージ。セリフのミスも無理矢理笑いに変えちゃう強引さもグー。

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